JP2002051943A - 脱臭アタッチメント及びそれを有する電気掃除機 - Google Patents

脱臭アタッチメント及びそれを有する電気掃除機

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JP2002051943A
JP2002051943A JP2000243937A JP2000243937A JP2002051943A JP 2002051943 A JP2002051943 A JP 2002051943A JP 2000243937 A JP2000243937 A JP 2000243937A JP 2000243937 A JP2000243937 A JP 2000243937A JP 2002051943 A JP2002051943 A JP 2002051943A
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ozone
exhaust air
vacuum cleaner
dust
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Yoshihiro Tsuchiya
善弘 土屋
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電動送風機がオゾンの影響を受けることなく、
しかも通常の掃除に際してはオゾン分解触媒が風路抵抗
とならずに、集塵室に捕集される塵埃からの悪臭等を良
好に消臭できる脱臭アタッチメント及びそれを有する電
気掃除機を提供すること。 【解決手段】電気掃除機の電動送風機5の排気風を集塵
室2aの流入側に戻す排気風路8,14,13に接続さ
せる脱臭用排気風路45が設けられた脱臭ケース31
と、脱臭ケース31に設けられ且つ脱臭用排気風路45
に脱臭又は両方の効果のあるオゾン等の化学物質発生器
であるオゾン発生器39と、脱臭用排気風路45のオゾ
ン等化学物質供給部より下流側に設けられたオゾン等化
学物質分解触媒46を備える脱臭アタッチメント30及
びそれを備える電気掃除機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、集塵室から発生
する臭気を脱臭(消臭)させる脱臭アタッチメント及び
それを有する電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】家庭用の電気掃除機は、掃除機本体の前
部に集塵室が設けられ、この集塵室に吸い込み負圧を作
用させる電動送風機が掃除機本体の後部に設けられてい
ると共に、集塵室内に紙パックフィルタ等の集塵袋が装
着されるのが普通である。
【0003】この様な電気掃除機においては、吸込口体
から吸い込まれる塵埃が延長管や集塵ホースを介して集
塵室の集塵袋内に捕集されるようになっている。
【0004】ところで、この集塵袋に捕集された塵埃に
は、ダニ,カビ,細菌などの生物が含まれている。この
様な生物は衛生上好ましくないので駆除するのが望まし
い。この要望に沿う電気掃除機としては、例えば実開昭
61−150025号公報,実開平1−118750号
公報,特開平7−124077号公報に開示されたよう
なものがある。
【0005】この実開昭61−150025号公報の電
気掃除機では、集塵袋と電動ファンとの間にオゾン発生
装置を配設し、電動ファンと掃除機本体の排気口との間
にオゾン分解触媒を配設している。この構成により集塵
袋を透過する微細なゴミの殺菌を行った後に、残存する
オゾンをオゾン分解触媒により分解して排気するように
なっている。
【0006】また、実開平1−118750号公報の電
気掃除機では、集塵室への塵埃吸込口にオゾン発生手段
を設けて、発生したオゾンを集塵室の集塵袋内に吸い込
ませることにより、集塵袋内で発生する悪臭をオゾンで
消臭すると共に、集塵袋内の殺菌や殺虫を行うようにし
ている。
【0007】更に、特開平7−124077号公報の電
気掃除機では、集塵室への塵埃吸込口にオゾン発生手段
を設けて、発生したオゾンを集塵室の集塵袋内に吸い込
ませることにより、このオゾンで集塵袋内で発生する悪
臭を消臭し且つ集塵袋内の殺菌や殺虫を行うようにする
と共に、集塵袋と電動送風機との間のフィルタにオゾン
分解触媒を設けて、集塵袋からのオゾンを分解する様に
している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
61−150025号公報や実開平1−118750号
公報の電気掃除機ではオゾンが電動送風機の周囲を流れ
るので、電動送風機がオゾンにより腐食する虞があっ
た。
【0009】また、実開昭61−150025号公報で
は、排気風路の途中に残存するオゾンをオゾン分解触媒
により分解して排気する様にしているので、通常の掃除
に際してオゾン分解触媒が風路抵抗となり、電動送風機
の吸込能力を向上させる上で好ましいものではなかっ
た。更に、特開平7−124077号公報の電気掃除機
でも、集塵袋と電動送風機との間のフィルタにオゾン分
解触媒を設けているので、風路抵抗となり、電動送風機
の吸込能力を向上させる上で好ましいものではなかっ
た。
【0010】そこで、この発明の第1の目的は、電動送
風機がオゾンの影響を受けることなく、しかも通常の掃
除に際してはオゾン分解触媒が風路抵抗とならずに、集
塵室に捕集される塵埃からの悪臭等を良好に消臭できる
脱臭アタッチメントを提供することにある。
【0011】また、この発明の第2の目的は、この様な
脱臭アタッチメントを有する電気掃除機を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この第1の目的を達成す
るため、請求項1の発明の脱臭アタッチメントは、電気
掃除機の電動送風機の排気風を集塵室の流入側に戻す排
気風路に接続させる脱臭用排気風路が設けられた脱臭ケ
ースと、前記脱臭ケースに設けられ且つ前記脱臭用排気
風路に脱臭又は両方の効果のあるオゾン等の化学物質発
生器と、前記脱臭用排気風路の前記オゾン等化学物質供
給部より下流側に設けられたオゾン等化学物質分解触媒
を備えることを特徴とする。
【0013】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記脱臭ケースが前記集塵室の流入側である接続口
に着脱可能であることを特徴とする。
【0014】請求項3の発明は、請求項2において、前
記接続口に接続され且つ前記排気風路が設けられた集塵
ホース又は延長管の先端に前記脱臭ケースが着脱可能で
あることを特徴とする。
【0015】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
か一つにおいて、前記排気風路に連通するリーク風路に
前記オゾン発生器のオゾン発生電極が配設されているこ
とを特徴とする。
【0016】また、上記第2の目的を達成するため、請
求項5の発明の電気掃除機は、請求項1〜4のいずれか
一つに記載の電気掃除機用脱臭アタッチメントが設けら
れていることを特徴とする。
【0017】請求項6の発明の電気掃除機は、請求項5
において、 前記脱臭ケースが電気掃除機に取り付けら
れたときに前記電動送風機をONさせる脱臭モードが設
けられていることを特徴とする。
【0018】請求項7の発明の電気掃除機は、請求項6
において、前記脱臭モードの電動送風機の送風量は掃除
モードの前記送風量よりも少なく設定されていることを
特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 [構成]図1(a)は循環式の電気掃除機を示したもの
で、この電気掃除機は掃除機本体1を有する。この掃除
機本体1は、図2に示したように、集塵ケース2が前部
に設けられ、ファンケース3が後部に設けられている。
しかも、集塵ケース2内には集塵室2aが形成され、フ
ァンケース3には集塵室2aに連通する送風機室3aが
形成されている。そして、集塵室2a内には紙パックフ
ィルタ等の集塵袋4が着脱可能に配設されている。
【0020】また、送風機室3a内には電動送風機5が
配設されている。この電動送風機5は、遠心ファン6
と、この遠心ファン6を駆動する駆動モータ7を有す
る。そして、電動送風機5は、遠心ファン6に吸込口6
aが集塵室2aに連通していて、作動時に集塵室2aに
吸気負圧(吸込負圧)を作用させる様になっている。ま
た、電動送風機5は、遠心ファン6の吸込口6aから吸
い込んだエアを駆動モータ7内に冷却風として導入して
内部を冷却した後、冷却風を排気風として排気口7aか
ら送風機室3a内の後部側に排気する様になっている。
この送風機室3aを形成するファンケース3の外周には
環状(筒状)の排気風路8が形成され、ファンケース3
の後壁3bには排気風路8に連通する連通孔9が形成さ
れている。
【0021】また、集塵ケース2の前端にはホース接続
用の接続筒10が取り付けられている。この接続筒10
は内筒11と外筒12から内外二重に形成され、内筒1
0内の接続口11aは集塵袋4を介して集塵室2aに連
通している。12aは外筒1の接続口である。この内筒
11と外筒12との間には環状の排気風路13が形成さ
れ、この排気風路13には排気風路8が排気風路14を
介して連通している。
【0022】15は集塵ホースで、可撓性ホース16
と、この可撓性ホース16の一端部に設けられた接続筒
17と、可撓性ホース16の他端部に設けられた手元操
作パイプ18を有する。この可撓性ホース16は内ホー
ス16aと外ホース16bを有し、接続筒17は内ホー
ス16aに接続固定された内筒17a及び外ホース16
bに接続固定された外筒17bを有する。
【0023】この内筒17a及び外筒17bは集塵ケー
ス2側の接続筒10の接続口11a,12aに着脱可能
に接続されている。また、内ホース16a及び内筒17
a内には吸込風路18が形成され、ホース16a,16
b及び内筒17a,外筒17b間には排気風路19が形
成されている。更に、手元操作パイプ18には延長管2
0,20を介して吸込口体21が接続されている。しか
も、この延長管20,20には、吸込風路18に連通す
る吸込風路22と排気風路19に連通する排気風路23
が形成されている。18aは手元操作パイプ18に設け
た手元操作パネルである。
【0024】この手元操作パネル18aは、通常の掃除
モードのためのスイッチすなわち吸込風量が強のスイッ
チS1,中のスイッチS2,弱のスイッチS3等を有す
る。また、手元操作パネル18aには、脱臭モードで電
動送風機5を作動させるスイッチS4が設けられてい
る。このスイッチS1〜S4からの操作信号は、図1
(b)の制御回路1aに入力される。
【0025】そして、制御回路1aは、スイッチS1,
S2,S3を操作することにより、電源のON・OFF
及び吸込風量の強・中・弱の切り換えを制御を行う。ま
た、制御回路1aは、スイッチS4をONさせると、電
動送風機5を作動制御して、電動送風機5の吸込風量を
通常の掃除モードの吸込風量よりも充分少ない脱臭モー
ドの風量となるようにする。
【0026】これにより、電動送風機5を作動させる
と、電動送風機5の吸込負圧が集塵室2a,吸込風路1
8,22を介して吸込口体21に作用し、吸込口体21
が清掃面の塵埃をエアと共に吸引する様になっている。
この吸引された塵埃は、エアと共に吸込風路22,18
を介して集塵袋4内に吸い込まれて、集塵袋4に捕集さ
れる。一方、集塵袋4を透過したエアは、電動送風機5
の遠心ファン6に吸い込まれた後、駆動モータ7内を冷
却して排気口7aから送風機室3aの後部内に排気風と
して排気される。そして、この循環された排気風は、排
気風路8,14,13,19,23を介して吸込口体2
1に戻(循環)され、吸込口体21の前側から清掃面に
向けて後ろ斜め下方に噴射されて、清掃面の塵埃を吹き
上げる。しかも、この吹き上げられた塵埃がエアと共に
吸込風路22,18を介して集塵袋4内に吸い込まれ
て、上述した作用を繰り返すことになる。<脱臭アタッ
チメント>この集塵袋4に捕集された塵埃からは悪臭
(臭気)が発生する。図3において30は、この悪臭を
消臭する脱臭アタッチメント30の概略断面を示したも
のである。
【0027】この脱臭アタッチメント30は脱臭ケース
31を有する。この脱臭ケース31は、対向する端壁3
2a,32bを有する円筒状のケース本体32と、ケー
ス本体32の端壁32aに一体に設けられた接続筒部3
3を有する。このケース本体31内には、断面L字状の
隔壁33で区画された回路収納室34及びオゾン発生室
35が化学物質発生室として形成されている。このオゾ
ン発生室(リーク風路)35は、隔壁33とケース本体
32の周壁32cとの間に形成された電極配設空間36
と、隔壁33と端壁32aとの間に形成されたオゾン均
質化用空間(化学物質均質化空間)37から断面L字状
に形成されている。また、端壁32aの中央にはオゾン
供給口38が形成され、端壁32bには電極配設空間3
6に開口する微小なリーク孔32dが形成されている。
【0028】そして、ケース本体32内には、無声放電
式のオゾン発生器39が脱臭又は滅菌若しくは脱臭及び
滅菌に効果のある化学物質発生器として内蔵されてい
る。尚、本実施例では、脱臭又は滅菌若しくは脱臭及び
滅菌に効果のある化学物質発生器としてオゾン発生器3
9を用いているが、必ずしもこれに限定されるものでは
ない。例えば、一般に市販されている消臭剤や滅菌剤等
をスプレーするスプレー手段或いは噴霧手段を単独で化
学物質発生器として用いることもできるし、消臭剤や滅
菌剤等を組み合わせたスプレー手段或いは噴霧手段を単
独で化学物質発生器として用いることもできる。
【0029】オゾン発生器39は、隔壁33から電極配
設空間36内に突出する電極保持板(電極保持部材)4
0と、電極保持板40の先端部に取り付けられたオゾン
発生部41を有する。このオゾン発生部41は、微小間
隔をおいて配設された一対のオゾン発生用電極(詳細図
示略)を有する。また、オゾン発生器39は、回路収納
室34内に配設されてオゾン発生部41の図示しない一
対の電極にオゾン発生用の交流電圧(高電圧)を印加す
る電圧制御回路(交流電圧印加回路)42を有する。こ
の電圧制御回路42によりオゾン発生部40の一対のオ
ゾン発生電極に交流を印加すると、印加電圧の半周期毎
に、一対のオゾン発生電極間に微細な放電がパルス的に
発生し、オゾンが発生させられる。42aは電圧制御回
路42に接続された電源コードである。
【0030】また、接続筒部33は、端壁32aに一体
に形成された外筒43と、外筒43内に同心に配設され
且つ一端(内端)が端壁32aから離間させられた内筒
44を有する。この内筒44は、他端部が外筒43から
突出させられていると共に、図示しないリブで外筒43
に一体に設けられている。そして、この外筒43及び内
筒44は、電気掃除機の接続口11a,12aに着脱可
能に嵌合接続可能である。また、外筒43及び内筒44
は、手元操作パイプ18の先端部において吸込風路18
及び排気風路19に着脱可能に接続可能である。更に、
外筒43及び内筒44は、延長管20の先端部において
吸込風路22及び排気風路23に接続可能である。
【0031】しかも、接続筒部33内には脱臭用排気通
路45が形成されている。この脱臭用排気通路45は、
外筒36と内筒37との間に形成された排気風路45a
と、内筒44の一端と端壁32aとの間に形成された排
気通路(オゾン供給部)45bと、内筒44内に形成さ
れた排気通路45cを有する。そして、端壁32a形成
されたオゾン供給口38は、排気通路38b及び内筒3
8a内の排気通路38cに臨んでいる。
【0032】更に、排気通路45cの下流、すなわち、
オゾン供給部である排気通路45bより下流側には、オ
ゾン分解触媒46が設けられている。このオゾン分解触
媒46には、例えばゼオライトや活性アルミナ,シリカ
ゲルなどの無機担体に遷移金属酸化物や貴金属類を担持
させたもの、或いは二酸化マンガン、酸化チタン等が用
いられる。このようなオゾン分解触媒46は、数度〜数
十度の低温でオゾンを分解する。 [作用]次に、この様な構成の電気掃除機及び脱臭アタッ
チメント30の作用を説明する。
【0033】手元操作パネル18aのスイッチS1,S
2,S3を操作することにより、電源のON・OFF及
び吸込風量の強・中・弱の切り換えを制御を行って電動
送風機5を作動させると、電動送風機5の吸込負圧が集
塵室2a,吸込風路18,22を介して吸込口体21に
作用し、吸込口体21が清掃面の塵埃をエアと共に吸引
する様になっている。この吸引された塵埃は、エアと共
に吸込風路22,18を介して集塵袋4内に吸い込まれ
て、集塵袋4に捕集される。一方、集塵袋4を透過した
エアは、電動送風機5の遠心ファン6に吸い込まれた
後、駆動モータ7内を冷却して排気口7aから送風機室
3aの後部内に排気風として排気される。そして、この
循環された排気風は、排気風路8,14,13,19,
23を介して吸込口体21に戻(循環)され、吸込口体
21の前側から清掃面に向けて後ろ斜め下方に噴射され
て、清掃面の塵埃を吹き上げる。しかも、この吹き上げ
られた塵埃がエアと共に吸込風路22,18を介して集
塵袋4内に吸い込まれて、上述した作用を繰り返すこと
になる。
【0034】この様にして集塵袋4に捕集された塵埃か
らは悪臭(臭気)が発生する。この悪臭を消臭する場合
には、図4に示したように脱臭アタッチメント30を掃
除機本体1に取り付ける。すなわち、図4に示したよう
に、脱臭アタッチメント30の外筒43及び内筒44を
電気掃除機の接続口11a,12aに着脱可能に嵌合接
続して、排気風路45aを掃除機本体1の排気風路13
に接続すると共に、排気風路45cを集塵室2a内の集
塵袋4内に連通させる。
【0035】この状態で、手元操作パネル18aのスイ
ッチS4を操作することにより、電気掃除機の電源をO
Nさせ、電動送風機5を脱臭モードで作動させる。これ
により、電動送風機5の吸込負圧は、集塵室2a,集塵
袋4,排気風路45c,排気風路45b,オゾン供給口
38を介してオゾン発生室35に作用すると共に、排気
風路45aに作用する。これにより、オゾン発生室35
及び排気風路45aのエアは、排気風路45b,45
c、集塵袋4及び集塵室4を介して遠心ファン6に吸い
込まれる。尚、この際、オゾン発生室35にはリーク孔
32dを介して大気が僅かに吸い込まれる。
【0036】また、遠心ファン6に吸い込まれたエア
は、駆動モータ7内を冷却して排気口7aから送風機室
3aの後部内に排気風として排気された後、排気風路
8,14,13を介して脱臭アタッチメント30の排気
風路45aに流入した後、排気風路45bでオゾン発生
室35からのエアと混合された後、排気風路45c及び
オゾン分解触媒46を介して集塵袋4内に戻される。
【0037】この様にして、集塵袋4、電動送風機5及
び脱臭アタッチメント30間でエアが循環される。尚、
この際、電動送風機5脱臭モードで作動させられている
ので、循環風量は通常の掃除モードよりも少なく、循環
風の流速は通常の掃除モードよりも遅くなる。
【0038】この様に集塵袋4からのエアが循環してい
る状態で、脱臭アタッチメント30の電源コード42a
を用いて電圧制御回路42を図示しない電源に接続する
ことにより、電圧制御回路42を作動させる。これによ
り電圧制御回路42は、オゾン発生部41の図示しない
一対のオゾン発生電極に交流電圧を印加して、印加電圧
の半周期毎に、一対のオゾン発生電極間に微細な放電を
パルス的に発生させ、オゾンを発生させる。このオゾン
は、オゾン発生室35のオゾン均質化空間35bに流れ
ながら均質化した後、オゾン供給口38から排気風路4
5bに吸引供給されて、排気風路45aから排気風路4
5bに流れる悪臭を含むエアと混合されて、排気風路4
5c内に流れる。この際、オゾンは、エアに含まれる悪
臭を酸化して脱臭する。
【0039】尚、悪臭の多くは、−SH,=S,−NH
2,=NH,N,−OH,−COH等の基を持つ化合物
である。しかし、オゾンは一般に−SH,=S,−NH
2,=NH,N,−OH,−COH等の基を持つ化合物
との反応性が大きい。従って、集塵袋4に捕集される塵
埃中の悪臭がこれらの基を持つ化合物である場合には、
排気風路45b,45cに流れるエアに集塵袋4からの
悪臭が含まれる場合には、この悪臭がオゾンにより脱臭
される。例えば、アンモニアの場合には、オゾンO
は、 CHSH+O→CHSOH CHSH+O→CHOH+SO 2CHSH+O→(CH)S+HO の様な反応をする。この様なオゾンOによる酸化によ
る生成物は無臭になる。
【0040】また、排気風路45cを流れるエア中の脱
臭に用いられないで残存するオゾンは、オゾン分解触媒
46を透過する際に分解される。この様にしてオゾンに
より脱臭され且つオゾンが分解されたエアは、上述のよ
うに集塵袋4に戻される。
【0041】この様なエアの循環及び脱臭のサイクルは
所定時間行われる。そして、脱臭後のエア中に含まれる
オゾンは分解されるので、脱臭後のエアが電動送風機5
内を再度循環しても、電動送風機5内の金属がオゾンに
より腐食するよなことは回避される。
【0042】また、脱臭アタッチメント30の外筒43
及び内筒44は、手元操作パイプ18の先端部において
吸込風路18及び排気風路19に着脱可能に接続可能で
ある。更に、外筒43及び内筒44は、延長管20の先
端部において吸込風路22及び排気風路23に接続可能
である。従って、例えば図6,図7に示したように、脱
臭アタッチメント30の外筒43及び内筒44を、延長
管20の先端部において吸込風路22及び排気風路23
に接続して、上述と同様にエアを脱臭アタッチメント3
0と集塵袋4及び電動送風機5との間で循環させなが
ら、脱臭アタッチメント30内でオゾンを発生させるこ
とにより集塵袋4から発生する悪臭を脱臭(消臭)でき
る。
【0043】また、脱臭アタッチメント30を掃除機本
体1や手元操作パイプ18或いは延長管20等に接続し
たときに、脱臭アタッチメント30が電動送風機5をO
Nさせるスイッチ(検出手段)を掃除機本体1や手元操
作パイプ18或いは延長管20等に設けておいて、脱臭
アタッチメント30を掃除機本体1や手元操作パイプ1
8或いは延長管20等に接続されたときに、電動送風機
5を脱臭モードで作動させるようにしても良い。尚、脱
臭アタッチメント30を掃除機本体1や手元操作パイプ
18或いは延長管20等に接続したときに、スイッチ以
外のセンサ(検出手段)で脱臭アタッチメント30の接
続を検出して、電動送風機5を脱臭モードで作動させる
ようにしても良い。
【0044】更に、脱臭アタッチメント30を掃除機本
体1や手元操作パイプ18或いは延長管20等に接続し
たときに、脱臭アタッチメント30の電圧制御回路42
を掃除機本体1内の制御回路1aの電源に接続できるよ
うにして、脱臭モード用のスイッチS4をオン操作した
ときに電圧制御回路42が作動するようにできる。
【0045】尚、脱臭アタッチメント30の構成は掃除
機本体1内に組み込むこともできる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
脱臭アタッチメントは、 電気掃除機の電動送風機の排
気風を集塵室の流入側に戻す排気風路に接続させる脱臭
用排気風路が設けられた脱臭ケースと、前記脱臭ケース
に設けられ且つ前記脱臭用排気風路に脱臭又は両方の効
果のあるオゾン等の化学物質発生器と、前記脱臭用排気
風路の前記オゾン等化学物質供給部より下流側に設けら
れたオゾン等化学物質分解触媒を備える構成としたの
で、電気掃除機に装着して使用した場合に、電動送風機
がオゾン等化学物質の影響を受けることなく、しかも通
常の掃除に際してはオゾン等化学物質分解触媒が風路抵
抗とならずに、集塵室に捕集される塵埃からの悪臭等を
良好に脱臭(消臭)できる。
【0047】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記脱臭ケースが前記集塵室の流入側である接続口
に着脱可能である構成としたので、脱臭アタッチメント
を簡易に掃除機本体に装着して、集塵室に捕集される塵
埃からの悪臭等を良好に脱臭(消臭)できる。
【0048】請求項3の発明は、請求項2において、前
記接続口に接続され且つ前記排気風路が設けられた集塵
ホース又は延長管の先端に前記脱臭ケースが着脱可能で
ある構成としたので、脱臭アタッチメントを簡易に集塵
ホース又は延長管に装着して、集塵室に捕集される塵埃
からの悪臭等を良好に脱臭(消臭)できる。また、集塵
ホースや延長管を取り外すことなく脱臭できる。
【0049】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
か一つにおいて、前記排気風路に連通するリーク風路に
前記オゾン発生器のオゾン発生電極が配設されている構
成としたので、オゾン発生電極に排気風が接触すること
ない。この結果、電動送風機等から発生する微細な塵埃
が排気風と共に脱臭排気風路に送風されても、この塵埃
がオゾン発生電極に付着することがないので、オゾン発
生電極がショートしたり或いはその能力が低下するのを
未然に防止できる。
【0050】また、上記第2の目的を達成するため、請
求項5の発明の電気掃除機は、請求項1〜4のいずれか
一つに記載の電気掃除機用脱臭アタッチメントが設けら
れている構成としたので、電動送風機がオゾンの影響を
受けることなく、しかも通常の掃除に際してはオゾン分
解触媒が風路抵抗とならずに、集塵室に捕集される塵埃
からの悪臭等を良好に脱臭(消臭)できる。
【0051】請求項6の発明の電気掃除機は、請求項5
において、前記脱臭ケースが電気掃除機に取り付けられ
たときに前記電動送風機をONさせる脱臭モードを設け
た構成としたので、脱臭操作が容易となる。
【0052】請求項7の発明の電気掃除機は、請求項6
において、前記脱臭モードの電動送風機の送風量は掃除
モードの前記送風量よりも少なく設定されている構成と
したので、オゾンによる脱臭を効果的に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明に係る脱臭アタッチメントを
適用する循環式の電気掃除機の概略斜視図、(b)は
(a)の制御回路図である。
【図2】図1(a)に示した掃除機本体と集塵ホースと
の関係を示す要部断面図である。
【図3】図1(a)の電気掃除機に用いる脱臭アタッチ
メントの概略断面図である。
【図4】図3の脱臭アタッチメントを図1(a)の掃除
機本体に装着したときの概略斜視図である。
【図5】図4の要部を概略的に示した断面図である。
【図6】図3の脱臭アタッチメントを掃除機本体の延長
管に装着した例を示す概略斜視図である。
【図7】図6の要部を段面して示した説明図である。
【符号の説明】
1・・・掃除機本体 2・・・集塵ケース 2a・・・集塵室 4・・・集塵袋 5・・・電動送風機 8・・・排気風路 11a,12a・・・接続口 13,14・・・排気風路 15・・・集塵ホース 20・・・延長管 30・・・脱臭アタッチメント 31・・・脱臭ケース 35・・・オゾン発生室(リーク風路) 39・・・オゾン発生器(化学物質発生器) 45・・・脱臭用排気風路 45b・・・排気風路45b(オゾン等化学物質供給部) 46・・・オゾン分解触媒(化学物質分解触媒) S4・・・スイッチ(脱臭モード用)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気掃除機の電動送風機の排気風を集塵室
    の流入側に戻す排気風路に接続させる脱臭用排気風路が
    設けられた脱臭ケースと、前記脱臭ケースに設けられ且
    つ前記脱臭用排気風路に脱臭又は両方の効果のあるオゾ
    ン等の化学物質発生器と、前記脱臭用排気風路の前記オ
    ゾン等化学物質供給部より下流側に設けられたオゾン等
    化学物質分解触媒を備えることを特徴とする脱臭アタッ
    チメント。
  2. 【請求項2】前記脱臭ケースが前記集塵室の流入側であ
    る接続口に着脱可能であることを特徴とする請求1に記
    載の脱臭アタッチメント。
  3. 【請求項3】前記接続口に接続され且つ前記排気風路が
    設けられた集塵ホース又は延長管の先端に前記脱臭ケー
    スが着脱可能であることを特徴とする請求項2に記載の
    脱臭アタッチメント。
  4. 【請求項4】前記排気風路に連通するリーク風路に前記
    オゾン発生器のオゾン発生電極が配設されていることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の脱臭ア
    タッチメント。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか一つに記載の電気
    掃除機用脱臭アタッチメントが設けられた電気掃除機。
  6. 【請求項6】前記脱臭ケースが電気掃除機に取り付けら
    れたときに前記電動送風機をONさせる脱臭モードが設
    けられてることを特徴とする請求項5に記載の電気掃除
    機。
  7. 【請求項7】前記脱臭モードの電動送風機の送風量は掃
    除モードの前記送風量よりも少なく設定されていること
    を特徴とする請求項6に記載の電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006108320A1 (en) * 2005-04-11 2006-10-19 Rht Limited Surface deodorizer with vacuum cleaning capability
JP2011167447A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Mitsubishi Electric Corp 電気掃除機
EP3296455A4 (en) * 2015-05-13 2018-12-19 Aqua Co., Ltd Clothing treatment apparatus

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