JP2011167447A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】集塵部のメンテナンス性を損なったり、オゾン発生手段と本体の導通不良を起こしたりすることなく、オゾンを直接、集塵室に導くことを可能ならしめるようにする。
【解決手段】吸気口1と吸引動力部12と排気口を順に設けた掃除機本体5と、掃除機本体の吸気口と吸引動力部の間に着脱可能に配置された集塵部30と、集塵部にオゾンを導入するためのオゾン発生ユニット20とを有し、集塵部が設置された状態で吸気口から吸引動力部を通過して排気口に至る通風路が形成されるものにおいて、オゾン発生ユニットを掃除機本体側に配置し、集塵部の掃除機本体への装着時に、オゾン発生ユニットの少なくとも一部が集塵部に内包されてこの集塵部とオゾン発生ユニットとが連通するように構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、掃除機内の脱臭及び除菌を実行し、掃除機内部をクリーンに保つ機能を有する電気掃除機、特にオゾンを活用することにより脱臭効率及び除菌効率を向上させた電気掃除機に関するものである。
近年、衛生上の観点から、掃除機内部をクリーン(清潔)に維持することが電気掃除機に求められている。一般的に、電気掃除機を複数回使用してから、集塵部に蓄積された塵埃等のゴミを廃棄することが多い。したがって、集塵部にゴミが長期間蓄積されることになる。そのために、ゴミに含まれている臭気成分及び雑菌が掃除機内部で繁殖し、掃除機内の衛生性が損なわれることになってしまう。また、電気掃除機の起動時に、電気掃除機内部の臭気成分及び雑菌が排気流とともに室内等に排出されることになり、ユーザーに不快感を与えることになってしまう。
このようなことを低減するために、電気掃除機にオゾン発生手段を設け、簡単な操作でオゾンを発生させることにより、脱臭機能及び除菌機能等の技術を備えるようにした電気掃除機が提案されている。オゾン(O3 )は、非常に不安定で、酸素原子の一つを他の物質に与え、安定した酸素分子(O2 )になろうとする特性を有している。つまり、オゾンは、強い酸化力を有しているのである。しかし、その酸化力ゆえに、脱臭対象物に到達するまでにオゾンが消失してしまう。つまり、オゾンの消失を抑えるために、可能な限り、脱臭対象物となるゴミの近傍にオゾン発生ユニットを設置する必要がある。そこで、集塵部の内部にオゾン発生ユニットを設置することで、捕集されるゴミに直接オゾンを接触させ、オゾンによる掃除機内部の脱臭及び殺菌効果を高めるようにしたものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−113469号公報(図2)
しかしながら、一般的な電気掃除機は、集塵部が本体から取外し可能に構成されており、集塵部の内部にオゾン発生ユニットを設置したものにあっても例外ではない。したがって、集塵部を取り外す際には、オゾン発生ユニットも一緒に取り外されることとなる。この場合、オゾン発生ユニットが集塵部の内部にあることで、ゴミ捨ての際にオゾン発生ユニットにゴミが引っ掛かるという難点があった、また、電気漏洩を防止するために水洗いができない等、メンテナンス性が損なわれる問題があった。
本発明の技術的課題は、集塵部のメンテナンス性を損なったり、オゾン発生手段と本体の導通不良を起こしたりすることなく、オゾンを直接、集塵室に導くことを可能ならしめるようにすることにある。
本発明に係る電気掃除機は、下記の構成からなるものである。すなわち、吸気口と吸引動力部と排気口を順に設けた掃除機本体と、掃除機本体の吸気口と吸引動力部の間に着脱可能に配置された集塵部と、集塵部にオゾンを導入するためのオゾン発生ユニットとを有し、集塵部が設置された状態で吸気口から吸引動力部を通過して排気口に至る通風路が形成される電気掃除機において、オゾン発生ユニットを掃除機本体側に配置し、集塵部の掃除機本体への装着時に、オゾン発生ユニットの少なくとも一部が集塵部に内包されてこの集塵部とオゾン発生ユニットとが連通するように構成したものである。
本発明の電気掃除機においては、オゾン発生ユニットを掃除機本体側に配置し、集塵部の掃除機本体への装着時に、オゾン発生ユニットの少なくとも一部が集塵部に内包されてこの集塵部とオゾン発生ユニットとが連通するように、つまり集塵部が掃除機本体から外された時には、オゾン発生ユニットが集塵部と分離されるように構成しているので、集塵部のメンテナンスの際に、集塵室のメンテナンス性を損なったり、オゾン発生手段と掃除機本体の導通不良を起こしたりすることなくオゾンを直接、集塵室に導くことが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の掃除機本体部における空気の流れを示す側面断面図である。 図2のa部の拡大詳細図である。 本発明の実施の形態1に係る電気掃除機のオゾン生成部の構成図である。 本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の掃除機本体に搭載される制御回路を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の集塵部を掃除機本体へ装着する前の状態を示す図3相当の要部詳細図である。 本発明の実施の形態2に係る電気掃除機の集塵部を掃除機本体へ装着する前の状態を示す図6相当の要部詳細図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の外観を示す斜視図、図2はその掃除機本体部における空気の流れを示す側面断面図、図3は図2のa部の拡大詳細図、図4はそのオゾン生成部の構成図、図5はその掃除機本体に搭載される制御回路を示すブロック図、図6は集塵部を掃除機本体へ装着する前の状態を示す図3相当の要部詳細図である。
本実施の形態の電気掃除機は、図1のように吸込口1と、延長パイプ2と、接続パイプ3と、ホース4と、サイクロン式の掃除機本体5と、電源コード6とから構成されている。吸込口1は、床面上の塵埃および含塵空気を吸い込むもので、その出口側には真直な円筒状の延長パイプ2の一端が接続されている。延長パイプ2の他端には、接続パイプ3の一端が接続されている。接続パイプ3は、中途にて若干折れ曲がった形状を呈し、電気掃除機100の運転を制御する動作スイッチ2aが設置された取手2bが設けられている。接続パイプ3の他端には、可撓性を有する蛇腹状のホース4の一端が接続されている。さらに、ホース4の他端が、掃除機本体5に接続されている。掃除機本体5には、電源コード6が接続されており、電源コード6が外部電源に接続されることで、通電し、動作を行うようになっている。吸込口1、延長パイプ2、接続パイプ3およびホース4は、含塵空気を掃除機本体5の外から内部に流入させるための流通路の一部を構成している。
掃除機本体5には、図2のようにホース接続部7と、吸引風路8と、吸引風路8上部に接続されるオゾン発生ユニット20と、サイクロン集塵部30と、連結口9と、連結風路10と、フィルタ部11と、吸引動力部12とが、設けられている。その他、掃除機本体5には、図示しない制御基板、表示部、コードリール部、車輪、排気口などが設けられている。
したがって、掃除機本体5の外から流入した空気は、ホース接続部7と、吸引風路8とを通過し、サイクロン集塵部30にて濾過され、濾過された空気は連結風路10と、フィルタ部11と、吸引動力部12と、図示していない排気口を順に経て、掃除機本体5の外に排出される。
これを更に詳述すると、サイクロン集塵部30は、図2及び図3のように集塵室31と旋回部32と集塵部蓋体33で構成される。旋回部32で吸引風路8と連結口9と接続され、掃除機本体5から取外しが可能なように構成されている。吸引風路8を通過した空気に含まれるゴミは、旋回部32で遠心分離され、集塵室31に捕集される。集塵部蓋体33には、先端面から凹陥する円筒型の凹部34が設置されている。凹部34の底部となる円形の平面部は、旋回部32と集塵室31の連結口35の開口面に対して、平行に位置している。
次に、オゾン発生ユニット20とサイクロン集塵部30の連結部分について説明する。サイクロン集塵部30は、図2及び図3のように掃除機本体5に接続される。オゾン発生ユニット20は、オゾン発生口21とオゾン生成部22とオゾン発生口21を開閉するオゾン発生ユニット蓋体23で構成され、掃除機本体側に配置されている。また、サイクロン集塵部30の掃除機本体5への装着時に、オゾン発生ユニット20の少なくともオゾン発生口21を含む一部が、集塵部蓋体33の凹部34に内包されて、これらサイクロン集塵部30とオゾン発生ユニット20が連通接続されるように構成されている。
すなわち、凹部34の側面には、オゾン発生口連結部36が設置されているとともに、凹部34の内部で集塵室32の外面に当たる部分に、連結部蓋体37とこれを常時、閉塞方向に付勢するばね37aが設置されている。図3に示すようにオゾン発生ユニット20とサイクロン集塵部30は一体とはなっておらず、別のパーツとして形成されている。サイクロン集塵部30は、掃除機本体5から容易に着脱が可能で、これによりユーザーが保守、管理可能となっているが、オゾン発生ユニット20は掃除機本体5と一体化されている。
図3のようにサイクロン集塵部30が掃除機本体5に設置された状態では、オゾン発生ユニット蓋体23は開放される。また、オゾン発生口連結部36を開閉する連結部蓋体37もサイクロン集塵部30が掃除機本体5に設置された状態では、開放されている。そのため、オゾン発生ユニット20のオゾン発生口21は、集塵部蓋体33の凹部34の側面のオゾン発生口連結部36と連通することができる。
次に、オゾン生成部22について説明する。オゾン生成部22は、図4のように放電電極22aと接地電極22bにて構成される。針状の放電電極22aに高電圧が印加されることでコロナ放電が発生する構造となっている。放電を用いたオゾン生成手法、中でもコロナ放電は、オゾンの発生量が安定しており、小型で簡易な形状でも十分に高いオゾン濃度を発生させることが可能であるため、発生するオゾン濃度が調整し易く、例えば保持しているゴミの量に合わせてオゾン濃度を変更するといったことができるため、電気掃除機に用いるのに適している。なお、オゾン生成部22はこの形状に限定するものではなく、沿面放電やバリア放電を用いたものでも良い。また、オゾンの生成方法としては、他に紫外線ランプ等を用いた放電以外の方法もあり、それを用いても良い。
次に、フィルタ部11について説明する。フィルタ部11は、オゾンを除去する性能を有しているとよい。フィルタ部11がオゾン除去性能を有していることにより、吸引動力部12の動作時に空気が排気される前に、空気に含まれるオゾンを除去することができ、より高濃度のオゾンを発生させても、掃除機本体5の外の空間にオゾンを漏洩させることが無くなり、ユーザーにオゾン臭を感じさせたりせずに、ゴミの脱臭や殺菌の効果を高めることが可能となる。
さらに、フィルタ部11は、オゾン除去性能と共に脱臭性能や捕菌性能を有していると良い。フィルタ部11そのものでの脱臭・除菌の機能は元より、フィルタ部11がオゾンを除去する際に、フィルタ部11上に捕集されている臭気や菌をオゾンと衝突させることができ、オゾンがフィルタ部11の再生を行うため、さらにゴミの脱臭や殺菌の効果を高めることができる。
次に、本実施の形態に係る電気掃除機の制御回路の構成の説明と併せてオゾン発生動作を図5に基づき説明する。
制御回路50は、図5のブロック図に示されているように、動作スイッチ2aと、吸引動力部12と、サイクロン集塵部接続確認センサ13とからの信号を受信し動作する信号処理部51と、信号処理部51から命令を受けて動作し、外部の表示部14とオゾン生成部22に入力するオゾン生成部制御手段52とで構成される。つまり、動作スイッチ2aからのON/OFF信号と、吸引動力部12からの駆動信号と、サイクロン集塵部接続確認センサ13からの接続/開放信号とにより、信号処理部51が、オゾン生成部制御手段52に所定の命令を送り、オゾン生成部22の動作を制御する。
基本的にはオゾン生成部22の動作は動作スイッチ2aと吸引動力部12の信号によって制御される。吸引動力部12が動作停止直後、あるいはユーザーが動作スイッチ2aによりOFF操作した際に、信号処理部51が信号を受信し、オゾン生成部制御手段52に信号を送信する。オゾン生成部制御手段52は信号処理部51からの信号を受信し、オゾン生成部22に所定の時間のみ電気を供給し、所定の時間だけオゾン生成部22からオゾンを発生させる。また、このとき同時に、オゾン生成部制御手段52は表示部14にも信号を送る。表示部14はこの信号を受け、オゾンが発生している所定の時間の間、オゾンが発生していることを表示し続ける。
オゾン生成部22が動作している最中に動作スイッチ2aが押され、信号処理部51がON信号を受信した場合は、信号処理部51からオゾン生成部制御手段52に信号が送られ、オゾン生成部22の動作が中断される。また、オゾン生成部制御手段52から表示部14にも信号が送信され、表示部14がユーザーにオゾンの発生が中断されたことを知らせる。
信号処理部51に対しサイクロン集塵部接続確認センサ13からの開放信号が送られ、サイクロン集塵部30が取り外されたことを検知した際は、信号処理部51からオゾン生成部制御手段52に信号が送られ、サイクロン集塵部30が取り付けられたことを知らせる接続信号がサイクロン集塵部接続確認センサ13から信号処理部51に送られるまでは、オゾン生成部22が動作しないように制御される。また、オゾン生成部22が動作していても、中断される。中断の際はオゾン生成部制御手段52から表示部14にも信号が送信され、表示部14がユーザーにオゾンの発生が中断されたことを知らせる。
ここで、表示部14は、ユーザーにオゾンの発生を知らせるためのものであればよく、その手段を限定するものではない。例えば、視覚でユーザーがオゾンの発生の確認を行えるLEDや液晶パネルであっても、聴覚で確認を行えるスピーカーであっても、触覚で確認を行えるバイブレーション機能であっても良い。
以上の構成を有する本実施の形態の電気掃除機において、発生させるオゾン濃度は、例えば次式により算出することができる。
オゾン量=単位時間当たりのオゾン発生量×発生時間(秒)‥‥‥‥‥‥‥‥(1)
掃除機内部のオゾン濃度(ppm)=オゾン量/掃除機内部の体積(mm3)‥‥(2)
前記(1),(2)式によると、オゾン発生ユニット20の単位時間当たりのオゾン発生量、および掃除機内部の体積は既知であるから、オゾン発生ユニットへの通電時間を制御することによって、所望の濃度のオゾンを掃除機内部に満たすことが可能である。したがって、効率的に、かつ必要以上にオゾンを発生しないようにして、安全に掃除機内部の脱臭、殺菌を行うことができる。
しかし、オゾンを発生させる場所とオゾンを反応させる対象の距離が離れていて、オゾンの移動距離が長い場合、導かれる風路において、風路の構成部材等とオゾンが反応を起こし、消失する。サイクロン方式の電気掃除機では、オゾンによって脱臭、殺菌を行なうゴミは集塵部に蓄えられており、オゾン発生部と、オゾンを導く対象となる集塵部の距離が離れている。そのため、前記(2)式を下記のように考える必要がある。
オゾン消失量=単位時間あたりの部材とオゾンの反応量×オゾンを導く場所に到達するまでにかかる時間(秒)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(3)
(i)オゾン量−オゾン消失量>0のとき
オゾンを導く場所のオゾン濃度(ppm)=(オゾン量−オゾン消失量)/掃除機内部の体積(mm3)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(4−1)
(ii)オゾン量−オゾン消失量≦0のとき
オゾンを導く場所のオゾン濃度(ppm)=0‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(4−2)
このように、オゾンを発生させる場所とオゾンを反応させる対象、つまりオゾン発生ユニット20とゴミが近接しているほど、効率よくオゾンを反応させることができる。
つまり、オゾン発生ユニット20をサイクロン集塵部30に内包するのが最も効率良い方法である。しかし、短時間で高濃度のオゾンを生成するには放電現象や紫外光が必要であり、オゾン生成部電気の供給が必要不可欠となる。本実施の形態の電気掃除機は、掃除機本体5からサイクロン集塵部30を取り外し、集塵室31内のゴミを捨てる。そのため、例えば集塵室31とオゾン発生ユニット20が一体となっていると、既述したようにオゾン生成部22が電気部品であるが故に、漏電や錆の防止のため、水洗いを禁止する等、メンテナンスに制限を加えることが必要となり、メンテナンス性が低下する。
これらのことから、本実施の形態に示すように、サイクロン集塵部30が掃除機本体5に設置されている状態では、オゾン発生ユニット20、特にその中のオゾン生成部22はサイクロン集塵部30の集塵室31に内包された状態となり、サイクロン集塵部30が取り外された際には、オゾン発生ユニット20は掃除機本体側に残り、サイクロン集塵部30と分離される構造とするのが良い。
サイクロン集塵部30が掃除機本体5に接続された状態では、図3のように集塵室31とオゾン発生ユニット20が連通した状態であり、オゾンのサイクロン集塵部30への流入を妨げるものは無い。しかし、そのままの状態ではサイクロン集塵部30を取り外した際に、集塵室31のオゾン発生口連結部36からゴミが零れ、メンテナンス性を阻害する恐れがある。また、オゾン発生ユニット20のオゾン発生口21から残存したオゾンが漏洩し、オゾン臭によってユーザーが不快に感じる恐れがある。
そこで、本実施の形態においては、サイクロン集塵部30を掃除機本体5から取り外した際には、図6のように連結部蓋体37とオゾン発生ユニット蓋体23が、バネの復帰力により上下動し、自動的にオゾン発生口連結部36とオゾン発生口21が閉じられるように構成している。これにより、ユーザーはゴミの零れやオゾン漏洩を気にすることなく掃除機本体5からサイクロン集塵部30を着脱できるようになり、メンテナンス性が更に向上する。
既述したようにオゾン発生ユニット20は、少なくともオゾン発生口21を含む一部が、サイクロン集塵部30が掃除機本体5に装着されたときの当該サイクロン集塵部30の底部、つまり先端面から凹陥する円筒型の凹部34に内方されるように配置されている。このように、着脱式のサイクロン集塵部30であっても、オゾン発生口21がサイクロン集塵部30の底部に位置するため、サイクロン集塵部30内に溜まった塵埃に対して近距離でオゾンを発生させることができ、効率よくオゾンを反応させることができる。
凹部34の位置及び形状は、本実施の形態のようにサイクロン集塵部30の底部に限定されるものではないが、図2のように連結口35の対面に設置することにより、サイクロン集塵部30の動作を妨げることなく集塵室31に捕集されるゴミの再飛散を抑制する効果が得られる。
また、凹部34を既述したように円筒形としているので、凹部34へのゴミの引っ掛かりを防止でき、オゾン発生口連結部36へのゴミ付着によるオゾン発生量低下を抑制することができる。
更に、オゾン発生口連結部36が連結口35の対面に設置されていると、オゾン発生口連結部36に直接ゴミが流入し、オゾン発生ユニット20の内部へゴミを侵入させる可能性があるが、本実施の形態のようにオゾン発生口連結部36を凹部34の側面に配置することで、オゾン発生ユニット20の内部へのゴミ侵入を防止することができる。
次に、オゾンを発生するタイミングについて説明する。
本実施の形態のように、掃除機動作時にオゾンを発生させると、ゴミが集塵室内を舞っているため、オゾンを確実にゴミに接触させることができない可能性がある。また、掃除機動作時にオゾンを発生させると、排気からオゾンが漏洩し、ユーザーがオゾン臭により不快となる可能性がある。本実施の形態のように、オゾンの発生を吸引動力部12が停止している間に行わせる、つまりオゾン発生を行う際は掃除機の動作を停止させる、或いは掃除機が動作している間はオゾンが発生しないようにすることで、オゾンを確実にゴミに接触させることができ、かつ排気からのオゾンの漏洩を防止することができる。
また、集塵室31にゴミが溜まりすぎると、ゴミ全体に対してオゾンの効果を与えることができなくなる。従って、掃除毎に、或いは掃除機動作停止時に毎回、オゾンを発生させるのが望ましい。
しかし、吸引動力部12が停止している間にオゾンを発生させると、ユーザーが、オゾンが発生しているのに気が付かず、間違ってサイクロン集塵部30を取り外すことが考えられる。そのため、オゾンを発生させている間は、オゾンが発生していることを表示部14に表示し続け、ユーザーにオゾンが発生していることを知らせるようにしている。
また、サイクロン集塵部30の着脱を検知するサイクロン集塵部接続確認センサ13を設けることで、サイクロン集塵部30が取り外されたのを検知して、制御回路50により速やかにオゾン生成部22の動作を停止させるようにしている。
また、サイクロン集塵部30が取り外されると、オゾン発生ユニット蓋体23がばね23aの復帰力によってオゾン発生口21を閉じるように構成している。このため、オゾン生成部22がオゾンを発生し続けた場合は、オゾン発生ユニット内部のオゾンが高濃度になり、オゾン発生ユニット20の構成部材の劣化を促進させ、オゾン生成部22の寿命も短くなる。しかし、既述したように、サイクロン集塵部30が取り外された場合は、速やかにオゾン生成部22の動作が停止させられるので、オゾン発生ユニット蓋体23によってオゾン発生口21が閉じられても、オゾン発生ユニット内部のオゾンが高濃度になることはなく、オゾン発生ユニット20の構成部材の劣化が促進させられるようなことはない。
実施の形態2.
図7は本発明の実施の形態2に係る電気掃除機の集塵部を掃除機本体へ装着する前の状態を示す前述の図6相当の要部詳細図であり、図中、前述の実施の形態1のものと同一機能部分には同一符号を付して説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、説明にあたっては前述の図2を参照するものとする。
本実施の形態の電気掃除機は、図7に示すように、オゾン発生ユニット20における集塵室31との接合部の先端の角を取り除いて調心機能を持たせるとともに、その角を取り除いた部分にオゾン発生口21を設けたものである。
本実施の形態の電気掃除機によれば、サイクロン集塵部30の掃除機本体5への装着時に引っ掛かかりがなく、サイクロン集塵部30の着脱を容易に行うことができる。
ただし、前述のように斜面部にオゾン発生口21を設けたものにあっては、図7の如く、オゾン発生ユニット蓋体23Aをオゾン発生ユニット20の内部に設置せざるを得ない。従って、オゾン発生ユニット20とオゾン発生口21の間に空間が発生する。このため、オゾン発生ユニット20を構成する部材は、オゾンの損失が少ない素材を用いる必要がある。このような素材として、例えば酸化皮膜を有するステンレス等の金属や、樹脂材料等、採用可能である。
1 吸込口、2 延長パイプ、2a 動作スイッチ、2b 取手、3 接続パイプ、4 ホース、5 掃除機本体、6 電源コード、7 ホース接続部、8 吸引風路、9 連結口、10 連結風路、11 フィルタ部、12 吸引動力部、13 サイクロン集塵部接続確認センサ、14 表示部、20 オゾン発生ユニット、21 オゾン発生口、22 オゾン生成部、22a 放電電極、22b 接地電極、23,23A オゾン発生ユニット蓋体、23a,37a ばね、30 サイクロン集塵部(集塵部)、31 集塵室、32 旋回部、33 集塵部蓋体、34 凹部、35 連結口、36 オゾン発生口連結部、37 連結部蓋体、50 制御回路、51 信号処理部、52 オゾン生成部制御手段、100 電気掃除機。

Claims (5)

  1. 吸気口と吸引動力部と排気口を順に設けた掃除機本体と、該掃除機本体の前記吸気口と前記吸引動力部の間に着脱可能に配置された集塵部と、該集塵部にオゾンを導入するためのオゾン発生ユニットとを有し、該集塵部が設置された状態で前記吸気口から前記吸引動力部を通過して前記排気口に至る通風路が形成される電気掃除機において、
    前記オゾン発生ユニットを前記掃除機本体側に配置し、前記集塵部の前記掃除機本体への装着時に、前記オゾン発生ユニットの少なくとも一部が前記集塵部に内包されて該集塵部とオゾン発生ユニットとが連通するように構成したことを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記集塵部を前記掃除機本体に装着した際に、前記オゾン発生ユニットの前記集塵部との連通口が開口するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記集塵部の前記掃除機本体への装着時に、前記オゾン発生ユニットと前記集塵部の互いの連通口が開口するように構成したことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
  4. 前記オゾン発生ユニットがONする時は、前記吸引動力部を停止させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電気掃除機。
  5. 前記オゾン発生ユニットを、前記集塵部が前記掃除機本体に装着されたときの該集塵部の底部に位置するように配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電気掃除機。
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