JP2008132243A - 電気掃除機 - Google Patents

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Masataka Inui
乾  誠貴
Kazuo Saito
和雄 斉藤
Koichi Nakai
康一 中井
Sadamoto Kodera
定基 小寺
Akihiro Fukumoto
明広 福本
Shinichi Akiyama
真一 秋山
Chizuyo Matsumoto
千寿代 松本
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Abstract

【課題】排気臭を効果的に消臭することができ、その消臭性能を長期間維持することができる電気掃除機1が求められていた。
【解決手段】筐体4内に電動送風機19を有する電気掃除機1において、空気流路57内にオゾン発生ユニット7および活性炭フィルタ36を設ける。そして、電動送風機19の運転が停止された清掃運転終了後も、所定時間オゾン発生ユニット7へ通電し、空気流路57内にオゾンを発生させるための事後消臭制御を行う。
【効果】事後消臭制御により、活性炭フィルタ36をオゾン発生ユニット7が発生するオゾンによりリフレッシュすることができ、活性炭フィルタ36による脱臭効果を良好に維持することができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、電気掃除機に関する。
電気掃除機には、一般に、電動送風機および集塵容器が備えられており、電動送風機を動作させることで空気とともに塵挨が吸い込まれ、塵挨は集塵容器に溜められる。また、塵挨が除かれた空気は機外に排気される。ここで、機外に排気される空気は、粉塵の臭いを伴う場合があり、この臭いが排気臭としてユーザに不快感を与えるおそれがある。
そのため、排気臭を脱臭し、また、集塵容器内を除菌するための脱臭除菌装置を備える電気掃除機が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。なお、本明細書では、脱臭および消臭を同義のものとして取り扱う。
たとえば、オゾンには、消臭・除菌効果があるため、上述した脱臭除菌装置としてオゾン発生装置を用いることが、特許文献1のみならず特許文献2においても提案されている。
また、活性炭には、臭いを吸着する効果があるので、排気臭の消臭に、活性炭を用いた消臭フィルタを適用することもできる。
特開2004−113469号公報 特開2003−325404号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2の電気掃除機では、集塵室(集塵容器に相当)に脱臭除菌装置が配置されているため、集塵室内の塵挨が脱臭除菌装置に付着することで、脱臭除菌装置の脱臭・除菌性能が低下するおそれがある。また、活性炭を用いた消臭フィルタにおいても、集塵室に設けられると、塵挨が消臭フィルタに付着し、消臭フィルタの消臭性能が低下するおそれがある。
また、オゾン発生装置を用いる場合、安全上、オゾンの管理が必要である。
この発明は、かかる背景のもとになされたもので、排気臭を効果的に消臭することができ、その消臭性能を長期間維持することができる電気掃除機を提供することを主たる目的とする。
また、この発明は、排気臭を消臭するためにオゾンを利用したとき、そのオゾンを安全に管理することができる電気掃除機を提供することを他の目的とする。
さらにこの発明は、電気掃除機内において、臭いや雑菌等が発生することを抑止できる清潔な電気掃除機を提供することを他の目的とする。
さらにまた、この発明は、オプション部材として静電ブラシを有する電気掃除機において、静電ブラシの清掃を自動的に行える電気掃除機を提供することを目的とする。
さらに、この発明は、電気掃除機を空気清浄機としても機能させることができる、多機能な電気掃除機を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、吸気口および排気口を有する筐体と、前記筐体内に設けられ、前記吸気口および排気口をつなぐ空気流路と、前記空気流路内に設けられ、塵挨を溜めるための集塵容器と、前記空気流路内に設けられ、前記吸気口から空気とともに塵挨を吸い込み、吸い込まれた塵挨は前記集塵容器に溜め、吸い込んだ空気を前記排気口から排気するための電動送風機と、前記空気流路内にオゾンを発生させるためのオゾン発生ユニットと、前記排気口から排気される前に空気が通過することにより、排気される空気に含まれる臭気を除去するための活性炭フィルタと、前記電動送風機の運転が停止された清掃運転終了後も、所定時間前記オゾン発生ユニットへ通電し、前記空気流路内にオゾンを発生させるための事後消臭制御手段と、を含むことを特徴とする、電気掃除機である。
請求項2記載の発明は、吸気口および排気口を有する筐体と、前記筐体内に設けられ、前記吸気口および排気口をつなぐ空気流路と、前記空気流路内に設けられ、塵挨を溜めるための集塵容器と、前記空気流路内に設けられ、前記吸気口から空気とともに塵挨を吸い込み、吸い込まれた塵挨は前記集塵容器に溜め、吸い込んだ空気を前記排気口から排気するための電動送風機と、前記空気流路内にオゾンを発生するためのオゾン発生ユニットと、前記オゾン発生ユニットへの通電が可能な状態になったことに応答して、前記空気流路および集塵容器内が予め定める濃度のオゾンで満たされるように、所定時間、前記オゾン発生ユニットへ通電してオゾンを発生させるための事前消臭制御手段と、を含むことを特徴とする、電気掃除機である。
請求項3記載の発明は、吸気口および排気口を有する筐体と、前記筐体内に設けられ、前記吸気口および排気口をつなぐ空気流路と、前記空気流路内に設けられ、塵挨を溜めるための集塵容器と、前記空気流路内に設けられ、前記吸気口から空気とともに塵挨を吸い込み、吸い込まれた塵挨は前記集塵容器に溜め、吸い込んだ空気を前記排気口から排気するための電動送風機と、前記空気流路内にオゾンを発生するためのオゾン発生ユニットと、前記集塵容器に溜まっている塵挨の量を検知するための塵挨量検知手段と、前記塵挨量検知手段の検知出力に基づき、塵挨量の増加に応じて発生するオゾン量が増加するように、前記オゾン発生ユニットへの通電を制御するためのオゾン発生量制御手段と、を含むことを特徴とする、電気掃除機である。
請求項4記載の発明は、吸気口および排気口を有する筐体と、前記筐体内に設けられ、前記吸気口および排気口をつなぐ空気流路と、前記空気流路内に設けられ、塵挨を溜めるための集塵容器と、前記空気流路内に設けられ、前記吸気口から空気とともに塵挨を吸い込み、吸い込まれた塵挨は前記集塵容器に溜め、吸い込んだ空気を前記排気口から排気するための電動送風機と、前記空気流路内にオゾンを発生するためのオゾン発生ユニットと、前記電動送風機の動作態様を設定するための設定手段と、前記設定手段で設定された電動送風機の動作態様に応じて、前記オゾン発生ユニットへの通電を制御するためのオゾン発生量制御手段と、を含むことを特徴とする、電気掃除機である。
請求項5記載の発明は、前記オゾン発生量制御手段は、前記電動送風機によって発生される前記空気流路内の通過風量が相対的に多いときは、前記空気流路内に発生するオゾンの量が相対的に少なく、前記空気流路内の通過風量が相対的に少ないときは、前記空気流路内に発生するオゾンの量が相対的に多くなるように制御することを特徴とする、請求項4記載の電気掃除機である。
請求項6記載の発明は、吸気口および排気口を有する筐体と、前記筐体内に設けられ、前記吸気口および排気口をつなぐ空気流路と、前記空気流路内に設けられ、塵挨を溜めるための集塵容器と、前記空気流路内に設けられ、前記吸気口から空気とともに塵挨を吸い込み、吸い込まれた塵挨は前記集塵容器に溜め、吸い込んだ空気を前記排気口から排気するための電動送風機と、前記空気流路内にオゾンを発生するためのオゾン発生ユニットと、前記排気口から排気される前に空気が通過することにより、排気される空気に含まれる臭気を除去するための活性炭フィルタと、前記活性炭フィルタを通過する前の前の空気が通過され、排気される空気に含まれる微細な塵挨を捕獲するための微細孔フィルタと、オプション部材としての静電ブラシを収納するための静電ブラシ収納室と、前記静電ブラシ収納室と前記空気流路とをつなぐ連通路と、前記連通路を通って前記静電ブラシ収納室の空気が前記空気流路へ吸い込まれるか、前記吸気口からの空気が吸い込まれるかを切り換えるための切り換え手段と、を含むことを特徴とする、電気掃除機である。
請求項7記載の発明は、前記切り換え手段は、前記静電ブラシ収納室に静電ブラシが収納されたことを検知する検知手段と、前記検知手段の検知出力に応答して、前記静電ブラシ収納室の空気が前記空気流路へ吸い込まれるようにし、前記電動送風機を一定時間駆動させることを特徴とする、請求項6記載の電気掃除機である。
請求項8記載の発明は、吸気口および排気口を有する筐体と、前記筐体内に設けられ、前記吸気口および排気口をつなぐ空気流路と、前記空気流路内に設けられ、塵挨を溜めるための集塵容器と、前記空気流路内に設けられ、前記吸気口から空気とともに塵挨を吸い込み、吸い込まれた塵挨は前記集塵容器に溜め、吸い込んだ空気を前記排気口から排気するための電動送風機と、前記空気流路内にオゾンを発生するためのオゾン発生ユニットと、前記排気口から排気される前に空気が通過することにより、排気される空気に含まれる臭気を除去するための活性炭フィルタと、前記活性炭フィルタを通過する前の前の空気が通過され、排気される空気に含まれる微細な塵挨を捕獲するための微細孔フィルタと、前記空気流路に吸い込まれた空気が前記集塵容器を通過しないようにするバイパス状態設定手段と、前記バイパス状態設定手段によりバイパス状態が設定されているときに、前記電動送風機およびオゾン発生ユニットを動作させ、空気清浄運転を行わせる空気清浄運転実行手段と、を含むことを特徴とする、電気掃除機である。
請求項9記載の発明は、前記空気清浄運転実行手段は、一定時間空気清浄運転を行わせた後に前記電動送風機およびオゾン発生ユニットを停止させることを特徴とする、請求項8記載の電気掃除機である。
請求項1記載の発明によれば、活性炭フィルタは、排気口から排気される空気が、排気の直前に通過するように配置されている。このため、排気される空気に含まれる臭気は活性炭フィルタにより除去され、電気掃除機からの排気が粉塵の臭い等を伴うことがない。 事後消臭制御手段は、電気掃除機の清掃運転終了後も、所定時間オゾン発生ユニットへ通電し、空気流路内にオゾンを発生させる。このオゾンは、排気口の直前に設けられた活性炭フィルタをリフレッシュさせる。すなわち、活性炭フィルタには、多量の臭気分子が吸着されているが、これら吸着されている臭気分子は、オゾンにより分解され、活性炭フィルタが再び臭気分子を良好に吸着できる状態にする。よって、活性炭フィルタによる脱臭効果を良好に維持することができる。
さらに、オゾン発生ユニットは、清掃運転中も通電されることによって、オゾンを発生し、空気流路内を流れる空気の臭気を分解することができる。
請求項2記載の発明によれば、電気掃除機の電源プラグをコンセントに接続することにより、掃除機内部の消臭が開始される。すなわち、電気掃除機の動作が開始される前に、オゾン発生ユニットへの通電が行われてオゾンが発生し、空気流路および集塵容器内が予め定める濃度のオゾンで満たされる。このオゾンは、電気掃除機内の臭気を分解し、消臭を実現する。
発生させるオゾン濃度は、たとえば次の式により算出することができる。
(1)オゾン量=単位時間当たりのオゾン発生量×発生時間(秒)
(2)掃除機内部のオゾン濃度(ppm)
=オゾン量/掃除機内部の体積(mm3
ところで、オゾン発生ユニットの単位時間当たりのオゾン発生量、および掃除機内部の体積は既知の値であるから、オゾン発生ユニットへの通電時間を制御することによって、所望の濃度のオゾンを掃除機内部に満たすことが可能であり、効率的に、かつ必要量以上のオゾンが発生しないようにして安全に、電気掃除機の運転前に、掃除機内部の消臭を行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、掃除機内に生じるオゾンの濃度を所望の濃度に制御することができ、掃除機内に発生したオゾンが排気空気に混じって排出される場合でも、排出されるオゾン濃度を規定値以下に制御することが可能である。
より具体的には、吸い込んだ塵挨の量が少なく、集塵容器に溜まっている塵挨の量が少ない場合には、塵挨が生じる臭いを脱臭するのに必要なオゾン量は少なくてよい。一方、吸い込んだ塵挨量が増え、集塵容器内に溜まっている塵挨量が増えると、塵挨が生じる臭いも増加し、その臭いを脱臭するのに必要なオゾン量も多く必要である。つまり、掃除機内に発生するオゾン量は、集塵容器に溜まった塵挨量に比例させ、塵挨量が少ないときはオゾン量を少なく、塵挨量が増えるとオゾン量を増やすことにより、オゾンを効率的に脱臭に利用できる。
そこで、請求項3記載の発明では、オゾン発生ユニットへの通電量をたとえばデューティー制御し、集塵容器に溜まっている塵挨が少ない場合には、たとえばデューティー10%で通電し、溜まっている塵挨量が増加するに従い、オゾン発生ユニットへの通電量がデューティー100%になるように制御して、オゾン発生ユニットが発生するオゾンの量が最適に保たれるようにした。これにより、吸い込まれた塵挨量に応じて自動的にオゾンの発生量が制御され、常に最適な脱臭効果を実現できると共に、機外へ排出されるオゾン量を規定値以下に制御できる。
請求項4および5記載の発明によれば、電動送風機の動作態様に応じて、排気風量が異なるが、排気される空気中に含まれるオゾンの量、すなわち掃除機外に排出されるオゾンの量を調整することができ、掃除機外に規定値以上のオゾンが放出されるのを防止できる。
電気掃除機では、たとえば吸引力切り換えスイッチを操作することにより、電動送風機を、強、中、弱等の状態に運転切り換えすることができる。電動送風機の動作態様、すなわち運転状態が変化したにもかかわらず、オゾン発生ユニットから発生されるオゾンが一定量であれば、排気風量が多いほど、掃除機内で発生したオゾンは、消臭のために消費されずに、機外へ排出される可能性がある。
そこで、請求項4および5記載の発明では、オゾン発生ユニットへの通電を、たとえばデューティー制御することとし、電動送風機が強運転のときは、オゾン発生ユニットへの通電をたとえばデューティー30%、電動送風機が中運転のときは、オゾン発生ユニットへの通電をたとえばデューティー50%、電動送風機が弱運転のときはオゾン発生ユニットへの通電をたとえばデューティー100%と変化させ、掃除機外に排出されるオゾン量が規定値未満になるように制御する。これにより、掃除機内の脱臭を効果的に行うことができ、しかも、掃除機外にオゾンが規定値以上に排出されるおそれはない。
請求項6および7記載の発明によれば、オプション部材としての静電ブラシの清掃を、自動的に行うことができ、利便性が向上する。
電気掃除機に、家具の上や細かな部分など、電気掃除機自体では掃除しにくい場所を掃除するために、静電ブラシがオプションとして付属されている場合がある。従来、静電ブラシは、静電吸着により細かな塵挨を吸着しているが、静電ブラシに吸着された細かな塵挨は、ユーザが手作業によって取り除かなければならない。
請求項6および7記載の発明では、静電ブラシを収納する筒(収納室)を電気掃除機本体に設けて、静電ブラシが収納室に収納されることに応じて、自動的に、静電ブラシの塵挨が除去されるようにした。すなわち、一定時間の吸引運転により行われる。静電ブラシに吸着された細かな塵挨は、電気掃除機本体により捕獲され、また、臭いも脱臭される。 請求項8および9記載の発明によれば、電気掃除機を、空気清浄機としても活用することができる。電気掃除機に吸い込まれた空気中の微細な塵挨は、微細孔フィルタで捕獲されるとともに、空気中に含まれる臭気は、オゾンにより消臭され、また、活性炭フィルタにより捕獲されて脱臭される。より具体的には、電気掃除機が清掃運転を行わない場合に、たとえば集塵容器を取り外し、集塵容器を通過しないように空気を吸い込み、その空気をオゾンにより消臭し、空気中の微細な塵挨は捕獲し、さらに活性炭フィルタで臭い成分も捕獲することにより、浄化された空気を排出することができる。
この場合において、通常は、電動送風機を弱運転させて、運転音を低減させ、空気が緩やかに電気掃除機内を流れて、浄化されるようにするのが好ましい。
また、室内に生じた煙草の煙や臭いを迅速に浄化したい場合には、電動送風機を強運転させ、短時間で煙や臭いを除去するようにしてもよい。このように、電気掃除機を空気清浄機としても使用することができ、電気掃除機の多機能化によって、快適な生活をサポートすることが可能となる。
図1は、この発明の一実施形態に係る電気掃除機1の右側面図である。図2は、図1に示した電気掃除機1の右側断面図である。図3は、図1に示した電気掃除機1の後側断面図である。図4は、微細孔フィルタ35の側断面図である。なお、方向について言及する場合には、各図に示した方向矢印を参照する。
電気掃除機1には、図1に示すように、電気掃除機本体2と、電気掃除機本体2に一端が接続されるホース3と、ホース3の他端に一端が接続されるパイプ(図示せず)および吸引具(図示せず)とが備えられている。
電気掃除機本体2は、たとえば側面視が略台形状に形成されており、図2に示すように、その外殻をなす筐体4と、筐体4内に収容される集塵ユニット5、送風ユニット6、オゾン発生ユニット7、消臭用ユニット8およびコード収容部10(図3参照)とを備えている。
(1)筐体
筐体4は、中空の略ボックス状に形成され、上筐体4aと下筐体4bとに分かれる上下2分割構造となっている。上筐体4aと下筐体4bとの間(接合部分)には、耐オゾン性を有するパッキン30が介挿されており(図3参照)、この接合部分における気密性が保たれている。
上筐体4aは、側面視略台形状、つまり前側面が傾斜する略直方体形状に形成されている。上筐体4aの左右側面および背面には、上筐体4aの内部を外部に連通させる平面視略U字状に連続する排気口11が形成されている(図1参照)。また、上筐体4aの底面は、上筐体4aの下端縁よりも上側に奥まった位置にあり、この底面には、上筐体4aの内部を外部に連通させる平面視略矩形状の連通穴31(図3も併せて参照)が形成されている。なお、上筐体4aの前側面(上述した傾斜部分)は、カバー4cとして機能する。具体的には、カバー4cは、ヒンジなどによって、上筐体4aに対して揺動自在に支持されており、カバー4cが揺動されて閉位置にあるときは、上筐体4aを含む筐体4内部が密閉される一方で、カバー4cが開位置まで揺動されると、筐体4内部が外部に露出され、筐体4内部の集塵ユニット5の取り外しが可能となる。
下筐体4bは、上筐体4aとは異なり、側面視略矩形状の略直方体形状に形成されている。下筐体4bの前側面には、下筐体4bの内部を外部に連通させる正面視略円形状の吸気口12が形成されている。吸気口12には、ホース3の一端が接続される。また、後述する空気清浄運転を行わせる際には、吸気口12にホース3は接続されず、吸気口12自体から空気が吸い込まれる。
また、下筐体4bの左右側面および底面には、キャスター13がそれぞれ配置されており、これらのキャスター13により、電気掃除機本体2の移動が容易なものとなっている。
(2)集塵ユニット
集塵ユニット5は、上筐体4aおよび下筐体4bで形成される内部空間の前側に収容されている。集塵ユニット5は、外殻をなす集塵容器14と集塵フィルタ15、17とを備えている。
集塵容器14は、樹脂等によって中空の略直方体形状に形成されており、その内部は、吸気口12を介してホース3に連通する。集塵フィルタ15は、上下方向に延びる薄板状に形成されており、集塵容器14の内部後方に配置されている。集塵フィルタ15の前側の旋回室16となっており、集塵フィルタ15の後側には、蛇腹状フィルタ17が設けられている。
旋回室16には、前後方向に延びる中心軸回りに旋回する旋回流路が形成されており、吸気口12から旋回室16内に流入した空気は、この旋回流路で旋回される。このとき、空気に含まれる異物、たとえば塵埃には遠心力が働くので、塵埃は、効果的に空気から分離され、集塵フィルタ15に捕獲されて旋回室16内に溜められる。集塵フィルタ15を通過した空気は、さらに、蛇腹状フィルタ17によって、細かな塵挨が除去される。
このように、集塵ユニット5は、いわゆるサイクロン方式で集塵を行うタイプであるが、これに限らず、たとえば、旋回流路を有しない使い捨ての紙パックを集塵容器とする構成であってもよい。
(3)送風ユニット
送風ユニット6は、下筐体4b内部において集塵容器14の後側に隣接配置されている。送風ユニット6は、その外殻をなす送風機ケース18と、送風機ケース18内に収容される電動送風機19およびファン22とを備えている。
送風機ケース18は、中心軸が前後方向に延びる略中空円筒状に形成されており、上下2つに分割可能である。そして、送風機ケース18には、前側に吸込口20が形成され、後側下面に吐出口21が形成されている。また、送風機ケース18の背面には、前側へ窪む凹部23が形成されている。さらに、送風機ケース18の背面には、凹部23の下側部分、たとえば下半分部分を覆うように遮蔽壁41が設けられている。
吸込口20は、集塵容器14に連通している。そのため、集塵容器14内の空気は、吸込口20から送風機ケース18内に漏れなく流入する。
電動送風機19は、前後方向に延びる回転軸を有するモータであり、ファン22は、電動送風機19の回転軸に取り付けられている。ここで、電動送風機19が駆動されると、ファン22が回転される。これにより、ファン22より前側の空気、つまり、吸込口20側の空気がファン22によって吸い込まれ、この空気は、ファン22より後側へ吐出される。そして、吐出された空気は、吐出口21から下向きに流れて送風機ケース18の外へ流出する。なお、吐出口21を介して送風機ケース18内に異物が流入するのを防止するために、吐出口21は、電動送風機19の駆動時のみ開かれてもよい。
(4)オゾン発生ユニット
オゾン発生ユニット7は、下筐体4b内部の後側であって、内ケース25内に設けられている。
内ケース25は、送風機ケース18よりも大きい略ボックス形状に形成されており、オゾン発生ユニット7と共に送風ユニット6も収容している。また、内ケース25の前側には、受け皿形状の集塵ユニット配置部27が形成されており、この集塵ユニット配置部27に集塵ユニット5が配置される。また、内ケース25は、上側部分28と、集塵ユニット配置部27を含む下側部分29とに分かれる上下2分割構造となっている(図3参照)。上側部分28と下側部分29との間(接合部分)には、耐オゾン性を有するパッキン34(シール部材)が介挿されており(図3参照)、この接合部分における気密性が保たれている。また、内ケース25の天面は、下筐体4bの天面も兼ねており、内ケース25の内部を外部に連通させる内ケース連通穴55が形成されている。内ケース連通穴55と上筐体4aの連通穴31とは上下方向に対向して互いに連通している。また、内ケース25において、送風機ケース18の吐出口21と対向する部分には、スポンジやフェルト等の消音部材42が設けられており、消音部材42によって、吐出口21から下向きに流れる空気が内ケース25に与える衝撃が緩和されるので、電気掃除機1における消音性能の向上を図ることができる。
オゾン発生ユニット7は、いわゆる無声放電によってオゾンを発生する装置であって、放電素子回路(図示せず)および電極24を有している。オゾン発生ユニット7は、内ケース25に収容された送風機ケース18の凹部23に、埋設されるように収容されている。この状態において、オゾン発生ユニット7の背面における、たとえば下半分部分は、送風機ケース18の背面の遮蔽壁41によって覆われている。また、電極24には、実際に放電を行う放電面33が設けられており、オゾン発生ユニット7が凹部23に収容された状態において、放電面33は、凹部23の最深部(正面側)に面している。
オゾン発生ユニット7は、後述するように、制御部の制御の下に通電され、電極24が放電面33において周囲の空気に対して放電(たとえば、沿面放電、無声放電など)を行うことにより、オゾンが生成される。具体的には、放電によって周囲の酸素分子に電子を衝突させることで、酸素分子を酸素原子に解離させ、解離した酸素原子と、酸素分子とが結合することでオゾンが生成される。なお、このとき、オゾンとともに、マイナスイオンも発生する。
(5)消臭用ユニット
消臭用ユニット8は、上筐体4a内に収容されており、フィルタケーシング32と、フィルタケーシング32内に収容される微細孔フィルタ35および静電気フィルタ40と、活性炭フィルタ36とを備えている。
フィルタケーシング32は、上筐体4a内において、連通穴31を囲むように上筐体4aの底壁から上方に延びる中空の略直方体形状に形成されている。フィルタケーシング32は、その内部が、フィルタ収容室37と空気通過室38とに上下に区画されている。フィルタ収容室37の上側に空気通過室38が位置し、フィルタ収容室37と空気通過室38とは互いに連通している。フィルタケーシング32において空気通過室38に対応する位置には、空気通過室38内部をフィルタケーシング32の外部に連通させるケーシング連通穴39が形成されている。
微細孔フィルタ35には、HEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)またはULPAフィルタ(Ultra Low Penetration Air Filter)が用いられる。微細孔フィルタ35は、プリーツ状(図4参照)かつ、連通穴31とほぼ同じ大きさの平面略視矩形状に形成されており、その下側面が連通穴31から内ケース連通穴55に向けて露出されるように、フィルタ収容室37内に収容されている。図4を参照して、微細孔フィルタ35は、断面で見ると、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)製の濾材44と、濾材44の全面を被覆する不織布45とで構成されている。ここで、説明の便宜上、図4において、濾材44の下側面を被覆する不織布45を下側不織布45aとし、濾材44の上側面を被覆する不織布45を上側不織布45bとする。PTFEは、衛生的であり、耐薬品性を有するが、単体での剛性が弱いため、その剛性は、不織布45によって補強および保護されている。図示破線矢印で示すように流れる空気は、下側不織布45a、濾材44、上側不織布45bの順番で、微細孔フィルタ35を通過する。そして、空気と共に流れる塵埃は、濾材44に捕獲され、その通過が阻止される。
再び図2に戻り、静電気フィルタ40は、繊維によってプリーツ状に構成され、微細孔フィルタ35とほぼ同寸法で形成されており、フィルタ収容室37内において、微細孔フィルタ35の上側に配置されている。静電気フィルタ40は、繊維に予め電界をかけることで、繊維の内部がプラスとマイナスとに分極した状態で帯電されている。
活性炭フィルタ36は、活性炭が所定の厚みの帯状に構成され、フィルタケーシング32を囲むように、かつ排気口11を塞ぐように、平面視略U字状に形成されている。ここで、活性炭には、臭いを吸着する消臭効果と、オゾンを分解する効果とがある。なお、活性炭フィルタ36の外周面には、外的衝撃から活性炭フィルタ36を保護するためのネット60が設けられている(図1参照)。
(6)コード収容部
コード収容部10は、図3に示すように、下筐体4b内部において、内ケース25の左側に配置されている。コード収容部10は、コード53と、コード53を巻き取るためのリール54とを備えている。
コード53は、一端にプラグ(図示せず)が取り付けられ、他端は、電動送風機19等の電気部品に接続されており、プラグ(図示せず)を外部のコンセント(図示せず)に差し込むことで、電気部品に電力を供給することができる。
リール54は、左右方向に延びる回転軸回りに回転可能に設けられており、一方向に回転させると、コード53をリール54に巻きつけることができ、逆方向に回転させると、コード53をリール54から巻き出すことができる。
コード収容部10は、ケーシング連通穴39を介して、図示破線矢印で示すように、空気通過室38の内部と連通しており、ケーシング連通穴39を通過した空気の一部がコード収容部10に導き込まれることによって、コード53の発熱を抑制することができる。(7)電気掃除機による塵埃の吸い込み
この電気掃除機1では、電動送風機19を駆動させると、上述したように、ファン22が吸引力を発生する。そのため、図2に示す破線矢印に沿って、吸引具(図示せず)→ホース3→吸気口12→集塵容器14→吸込口20の順で外部の空気が吸引される。吸引時に、吸引具(図示せず)の吸込口(図示せず)が床面上の塵埃に対向すると、これらの塵埃は、空気とともに集塵容器14へ吸引される。集塵容器14に吸引されたほとんどの塵埃は、上述したように、集塵容器14の旋回室16内に溜められる。そして、集塵フィルタ15、17を通過した空気は、吸込口20から送風機ケース18内まで吸引された後は、ファン22によって吐出口21側に吐出され、吐出口21を介して内ケース25内に流入する。内ケース25内においては、オゾン発生ユニット7が発生したオゾンが充満しており、内ケース25内に流入した空気は、このオゾンによって消臭・除菌される。臭い成分として、たとえば、ホルムアルデヒドが挙げられ、オゾンは、以下の化学式に示すようにホルムアルデヒドを分解することで、上述した消臭効果を発揮する。
3CH2O+2O3→3CO2+3H2O
また、上述したように、オゾン発生ユニット7では、オゾンと共にマイナスイオンも発生する。ここで、集塵フィルタ15、17で捕獲されずに空気と一緒に流れてきた微小な塵埃はマイナスイオンに引き寄せられる。塵埃は、一般的に、プラスに帯電しているので、マイナスイオンに引き寄せられることで凝集され、内ケース25の内周面や、微細孔フィルタ35において内ケース25内部に露出された部分に付着する。
オゾンによって消臭・除菌された空気は、内ケース連通穴55および連通穴31を通過して、消臭用ユニット8のフィルタケーシング32内に流入する。フィルタケーシング32内に流入した空気は、先ず、フィルタ収容室37内の微細孔フィルタ35を通過し、このとき、上述した凝集された塵埃が捕獲される。そして、微細孔フィルタ35を通過した空気は、引き続き、静電気フィルタ40を通過する。ここで、微細孔フィルタ35でも捕獲しきれなかったさらに微小な塵埃が、静電気フィルタ40の静電気によって捕獲される。上述したように、塵埃は、プラスに帯電しているので、静電気フィルタ40においてマイナスに帯電されている部分に吸い付く。その後、この空気は、活性炭フィルタ36においてさらに消臭され、かつ、空気中のオゾンが活性炭フィルタ36の活性炭で分解されてから排気口11を介して機外へ排気される。ここで、排気口11における排気流速は、たとえば、1m/秒以下であり、排気が周囲の塵埃を巻き上げることが防止される。
このように、電気掃除機本体2内部には、ホース3からの空気が流れる空気流路57(図示破線参照)が形成されている。具体的には、空気流路57は、吸気口12と排気口11とをつなぎ、その途中に、集塵容器14、電動送風機19、内ケース25、微細孔フィルタ35、静電気フィルタ40および活性炭フィルタ36が配置されている。もちろん、電動送風機19を収容する送風機ケース18の内部は、空気流路57に連通している。
そして、オゾン発生ユニット7は、内ケース25内、つまり空気流路57内に配置されているので、オゾン発生ユニット7が発生するオゾンによって、空気流路57内を流れて排気される空気を消臭することができる。
また、オゾン発生ユニット7は、内ケース25および筐体4に収容されているので、オゾン発生ユニット7によって発生されたオゾンは、内ケース25および筐体4によって2重に囲まれる。また、内ケース25および筐体4の接合部分は、耐オゾン性を有するパッキン34およびパッキン30でそれぞれシールされている。そのため、オゾンが排気口11以外から機外へ漏れ出すことを確実に防止できる。
(8)制御の構成および内容
図5は、電気掃除機1における制御回路の構成を示すブロック図である。電気掃除機1には、制御基板70が備えられており、制御基板70内には、電源部71および制御部72が含まれている。制御部72は、制御中枢としてのたとえばCPU73、CPU73により制御される本体モータ制御回路74、ブラシモータ制御回路75、およびオゾン発生ユニット制御回路76を有している。また、集塵容器14に溜まった塵挨の量を検知するための電流センサ77が備えられており、電流センサ77の検知信号はCPU73へ与えられる。
電源部71にはコード53(図3参照)が接続されており、コード53の先端に備えられた電源プラグ78が商用交流電源のAC100Vに接続されることにより、電源部71へ電源電力が供給される。
また、筐体4に接続されたホース3の先端部に備えられた操作部(図示せず)には手元運転スイッチ79が備えられており、手元運転スイッチ79により、電気掃除機1をオン/オフしたり、電動送風機19の風量を切り換えたりすることができる。手元スイッチ79は、そのために、CPU73へ信号を与える。
本体モータ制御回路74は、電動送風機19の回転を制御する。ブラシモータ制御回路75は、図示しない吸引具に内蔵されたブラシを回転させるためのブラシモータ80の回転を制御する。オゾン発生ユニット制御回路76は、オゾン発生ユニット7の通電を制御して、オゾンの発生量を調整する。
図6は、図5の制御基板70、特にCPU73により実行される制御動作の一例を示すフローチャートである。図6のフローチャートは、請求項1に対応する具体的な制御動作の例を表わしている。
図6を参照して説明すると、電源プラグ78が商用電源に差し込まれた後、たとえば手元運転スイッチ79が操作されることにより、電気掃除機1の清掃運転が開始される(ステップS1)。清掃運転では、本体モータ制御回路74により電動送風機19が回転され、また必要に応じて、ブラシモータ制御回路75によって吸い込み具のブラシモータ80が回転され、ブラシが駆動されて塵挨が効率良く吸い込まれる。
また、オゾン発生ユニット制御回路76によりオゾン発生ユニット7に通電がされ(ステップS2)、筐体4内、より具体的には筐体4内の内ケース25内にオゾンが発生され、内ケース25内の空気流路を通る空気にオゾンが混合されるため、排気される空気はオゾンにより除菌・消臭されるとともに、オゾンにより活性炭フィルタ36に捕獲された臭い成分等が分解される。
その後、清掃運転が終了し、電気掃除機1の運転を停止するために、たとえば手元運転スイッチ79が操作されると、その信号がCPU73へ与えられて、CPU73は清掃運転の停止を判別する(ステップS3でYES)。
その結果、CPU73により、本体モータ制御回路74およびブラシモータ制御回路75に信号が与えられ、電動送風機19およびブラシモータ80の回転が停止されて、電気掃除機1の清掃運転が停止される(ステップS4)。
なお、ステップS4 では、電気掃除機1の運転停止により、電動送風機19およびブラシモータ8の回転は停止されるが、この時点では、オゾン発生ユニット7への通電は禁止されず、オゾン発生ユニット7はオゾン発生動作を続行する。これが、この実施形態の特徴の1つである。
そして、オゾン発生ユニット7の運転停止は、次に説明するように、タイマにより一定時間の計時が行われた後に停止される。
電気掃除機1の清掃運転停止に応じて、CPU73内部のタイマがカウントを開始する(ステップS5)。そして、このタイマが、一定時間を計時したとき、すなわち電気掃除機1の清掃運転停止後、一定時間が経過したときには、ステップS6の判断が肯定されて、オゾン発生ユニット制御回路76を介して行われていたオゾン発生ユニット7への通電が停止されて、オゾンの発生が止められる(ステップS7)。
このようにすることにより、電気掃除機1の運転停止後も、オゾン発生ユニット7からオゾンを発生させ続け、筐体4内にオゾンを満たし、そのオゾンが排気口11の手前側に設けられている活性炭フィルタ36に作用して、活性炭フィルタ36に捕獲されている臭気成分を分解し、活性炭フィルタ36のリフレッシュを図ることができる。
よって、活性炭フィルタ36は次の使用時にも、良好に空気中の臭気成分を捕獲できる。
図7は、図5に示す制御部72により行われる制御動作の他の例を表わすフローチャートであり、請求項2に対応する具体的な制御動作の例を示している。すなわち、図7のフローチャートは、電源プラグ78が商用電源に接続されたことにより実行され、電気掃除機1が清掃動作を行う前に、筐体4内に一定濃度のオゾンを充満させるための制御フローである。
図7を参照して、電源プラグ78が商用電源に接続されると、CPU73は、オゾン発生ユニット制御回路76を制御して、オゾン発生ユニット7の運転(通電)を開始し、オゾンを発生させる(ステップS11)。そして、オゾン発生時間の計時を開始し(ステップS12)、設定濃度に対するオゾン発生時間を算出して(ステップS13)、筐体4内のオゾン濃度が設定濃度に達するまでオゾン発生ユニット7の通電を行う。
より具体的には、オゾン発生算出時間とオゾン発生ユニット7に通電している時間とを比較し(ステップS14)、後者が前者に達するまでオゾン発生ユニット7の運転を継続させ(ステップS15)、その時間に達したときには、オゾン発生ユニット7の運転を停止させる(ステップS16)。
これにより、電気掃除機1は電源プラグ78が商用電源に接続されたときに、筐体4内に所定濃度のオゾンが充満されるように制御され、電気掃除機1が清掃運転を開始する当初から、吸い込まれる塵挨や空気が、オゾンにより効率良く除菌・消臭される。
図8は、図5に示す制御部72により実行されるさらに他の制御動作を示すフローチャートである。図8に示すフローチャートは、請求項3に対応する具体的な制御動作の例、すなわち、集塵容器14に溜まった塵挨量に応じて、オゾン発生量を制御する制御の仕方の一例を表わしている。
図8を参照して、電気掃除機1が清掃運転されているか否かが判別され(ステップS21)、清掃運転中には、電流センサ77により集塵容器14に溜まった塵挨量が検出される(ステップS22)。
たとえば、集塵容器14内に塵挨が蓄まると、溜まった塵挨は空気流路を流れる空気の抵抗として作用するので、電気掃除機本体2内の真空度が低下し、電動送風機19に流れる電流値が減少する。つまり、電流センサ77によって、電動送風機19に流れる電流値を監視することにより、集塵容器14に溜まった塵挨の量を検出することができる。あるいは、集塵容器14内に圧力センサを設ける。すると、溜まった塵挨により圧力センサが受ける圧力が変化するから、その圧力変化を監視することによって、集塵容器14に溜まった塵挨の量を検出することができる。かかる集塵容器14内の塵挨量を検出するための構成は、既に公知である。
この実施形態では、電流センサ77により、塵挨量を、たとえば10段階で検出できる構成となっており、塵挨量が少ない場合から多い場合へと、たとえばレベル1、レベル2、レベル3…レベル10と変化するようになっている。
そして、CPU73では、たとえばレベル1のとき、つまり塵挨量がほとんどないか極めて少ない場合には、オゾン発生ユニット制御回路76により、オゾン発生ユニット7へ通電する電流量をデューティー10%に設定し(ステップS24)、設定された通電デューティーで、オゾン発生ユニット7への通電を行い、オゾン発生ユニット7を運転する(ステップS25)。
このステップS21〜S25の処理ルーチンは、電気掃除機1が清掃運転を行っている間行われる。よって、塵挨量が、レベル1からレベル2になったときには、デューティーを10%増加させオゾン発生ユニット7への通電量を増やし、発生するオゾン量を増加させる。
そして、集塵容器24に溜まった塵挨量が最も多いレベル10の場合は、オゾン発生ユニット7はデューティー100%で通電され、最も多くオゾンを発生させる。
このようにすることにより、集塵容器14内に溜まった塵挨の量に比例して、オゾンの発生量を増加させ、塵挨から生じる臭気を良好に脱臭できる。
ステップS21で、電気掃除機1の清掃運転が停止された場合は、オゾン発生ユニット7への通電は停止される(ステップS26)。
図9は、図5に示す制御部72により行われるさらに他の制御動作の例を示すフローチャートである。図9の制御動作は、請求項4および5に対応するものであり、電気掃除機1から排気される空気中に含まれるオゾン量が、規定値以上にならないようにするための制御例を示している。
図9を参照して、制御が開始され、たとえば手元運転スイッチ79が操作されて、強運転する旨の信号がCPU73に与えられた場合には、CPU73はそれを判別し(ステップS31)、電動送風機19を強運転するとともに(ステップS32)、オゾン発生ユニット7への通電は、たとえばデューティー30%で制御する(ステップS33)。
電動送風機19が強運転状態では、電気掃除機1内の空気流路を流れる空気の流速が速く、オゾン発生ユニット7で発生するオゾンは筐体4内で留まる時間が少なく、オゾンのまま機外へ排出される比率が高い。そこで、オゾン発生ユニット7が発生するオゾン量を低く抑え、排気される空気に含まれるオゾンの量を抑制する。
また、手元運転スイッチ79が操作されて電動送風機19を中運転する旨の信号が与えられ、CPU73がそれを判別した場合には(ステップS34)、電動送風機19が中運転に制御され(ステップS35)、オゾン発生ユニット7への通電はデューティー50%とされる(ステップS36)。
さらに、手元運転スイッチ79が操作されて、弱運転の信号が与えられたときには、CPU73がそれを判別し(ステップS37)、電動送風機19を弱運転させ(ステップS38)、同時に、オゾン発生ユニット7への通電はデューティー100%とする(ステップS39)。弱運転の場合は、筐体4内を流れる空気の流速が遅く、オゾン発生ユニット7で発生されるオゾンが筐体4内に留まっている時間が長く、オゾンは臭い成分を酸化して分解したり、活性炭フィルタに付着した臭気成分を酸化して分解したりし、消費されるオゾンが多くなる。よって、弱運転状態では、オゾン発生ユニット7から発生されるオゾン量が多くても、そのオゾンは筐体4内で消費され、機外へ排出されるオゾン量は少なくなる。
さらに、CPUは、運転停止を判別した場合は、電動送風機19の運転を停止させ(ステップS40)、オゾン発生ユニット7への通電も停止させる(ステップS41)。
図10は、ブラシユニット9を適用した電気掃除機1の右側要部断面図である。
ブラシユニット9は、たとえば筐体4の上部に配置されており、収納ケース46と静電ブラシ47とを備えている。
収納ケース46は、ナイロン等の樹脂製であり、前後方向に長手の筒状に形成されており、その後端部には、縮径されたくびれ部分48が形成されている。
静電ブラシ47は、柄49と、柄49に植立されたブラシ束50とを有している。ブラシ束50は、収納ケース46よりもマイナスに帯電しやすい材料(たとえば、アクリルなど)で構成されている。静電ブラシ47は、収納ケース46に収納可能であり、静電ブラシ47が収納ケース46に収納された状態では、ブラシ束50は、収納ケース46内において、くびれ部分48よりも前側に位置している。
静電ブラシ47は、上述した吸引具(図示せず)が届かないような比較的高所にある塵埃や、取り扱いに注意を要する壊れ易いものに付着した塵埃を捕獲するためのものである。具体的には、柄49を掴んで静電ブラシ47を収納ケース46から引き抜く。このとき、ブラシ束50が、収納ケース46のくびれ部分48において撓むことで、収納ケース46の内周面に摺接する。ブラシ束50が収納ケース46の内周面に摺接すると、上述した収納ケース46とブラシ束50との帯電極性の差によって、ブラシ束50はマイナスに帯電する。つまり、ブラシ束50には、マイナスの静電気が発生する。ここで、塵埃は、一般的にはプラスに帯電しているので、ブラシ束50を塵埃に近付けると、塵埃がブラシ束50に吸い付く。このように、静電ブラシ47を収納ケース46から引き抜くといった簡単な動作で、静電ブラシ47のブラシ束50を簡単に帯電させることができる。
なお、このような構成で塵埃を捕獲するので、ブラシ束50にはマイナスに帯電しやすい物質を選択し、収納ケース46にはプラスに帯電しやすい物質を選択するのに加えて、帯電列において、互いの物質が離れていると、ブラシ束50を効果的にマイナスに帯電させることができる。なお、マイナスに帯電しやすい物質から順に列挙すると、塩化ビニール、アクリル、ポリプロピレン、鉛、レーヨン、ナイロン、ウール、ガラス、毛皮が挙げられる。
ブラシ束50に吸着された塵埃は、以下に説明するように、電動送風機19に吸引させることで除去する。
そのために、収納ケース46は、連通路80によりホース3に連通されている。ここで、収納ケース46とホース3との連通部分には、吸気弁52が設けられており、通常時においては、吸気弁52が閉じることによって、収納ケース46とホース3との間は遮断されている。また、収納ケース46において、柄49に近い部分には、吸気弁52を開き、かつ、電動送風機19を駆動させるための静電ブラシ収納スイッチ51が設けられている。そして、静電ブラシ47を収納ケース46に収納すると、自動的にスイッチ51が切り換わり、吸気弁52が開かれて収納ケース46とホース3との間が連通される。
図11は、図10に示す電気掃除機1を制御するための制御回路の構成例を示すブロック図である。制御基板70には、電源部71および制御部72が備えられており、この構成は、基本的には図5で説明した構成と同様である。そして、電源部71にはコード53を介して電源プラグ78が接続されている。制御部72に含まれるCPU73には、手元運転スイッチ79からの信号および静電ブラシ収納スイッチ51からの信号が与えられる。CPU73は、本体モータ制御回路74を介して電動送風機19を制御する。また、吸気切り換え弁制御回路80を介して吸気弁52を切り換える。
図12は、図11に示す制御回路が実行する制御動作の例を表わすフローチャートであり、請求項6および7に対応する具体的な制御例を表わしている。
図12を参照して、静電ブラシ47が収納ケース46に収納されると、静電ブラシ収納スイッチ51がたとえばオフからオンに切り換わり、その信号をCPU73へ与える。CPU73では、ステップS51で、静電ブラシ収納スイッチ51がオンか否かの判別をし、かつ、ステップS52で、静電ブラシ収納スイッチ51が、オフからオンに切り換わったか否か(つまり、以前からオンだったのではなく、切り換わった瞬間か否か)の判別をする。
いずれの判別も肯定されると、ステップS53において、吸気切り換え弁制御回路80により、吸気弁52を収納筒側(収納ケース46側)が開くように切り換える(ステップS53)。そしてその状態で、電動送風機19を弱運転させる(ステップS54)。
これにより、収納ケース46に収納された静電ブラシ47に、吸引力が作用し、ブラシ束50に帯電しているごく細かな塵挨が電気掃除機1内へ吸い込まれ、ブラシ束50の浄化が行われる。
ステップS52において、静電ブラシ収納スイッチ51がオフからオンに切り換わった後、オンを維持している場合には、ステップS55において、その状態が一定時間継続したか否かが判別され、一定時間継続するまで、電動送風機19の弱運転が継続される(ステップS56)。
そして、ステップS55において、弱運転が一定時間経過したことが判別されると、吸気切り換え弁52はホース3側が開くように切り換えられ(ステップS57)、通常の清掃運転状態となって、制御を終える(ステップS58)。
このように、この実施形態によれば、静電ブラシ47を収納ケース46に収納することに応答して、自動的に電気掃除機1を弱運転をし、静電ブラシ47のブラシ束50に付着している細かな塵挨が電気掃除機1内に吸い込まれるように動作する。よって、静電ブラシ47をユーザが清掃する手間が省け、静電ブラシ47の使い勝手が向上する。
(9)空気清浄機としての制御
図13は、図2に示す電気掃除機1において、集塵容器14を取り外し、パイプ3も取り外した状態の内部構成および吸い込まれる空気の流れを示す図解的右側面図である。
図14は、図13に示す状態の電気掃除機1により実行されるさらに他の制御動作の一例を表わすフローチャートである。この制御動作は、請求項8および9に対応する具体的な制御例を表わしている。この制御動作を行う制御回路のブロック図は、たとえば図5に示すものと同じである。
CPU73は、電気掃除機1に備えられたスイッチが操作され、空気清浄運転である旨の信号が与えられたか否かの判別をする(ステップP1)。その信号が与えられず、たとえば手元運転スイッチ79が操作されて、通常の清掃運転信号が与えられたときには、通常運転の制御を行う(ステップP12)。
ステップP1で、CPU73が、空気清浄運転である旨を判別した場合には、CPU73は、集塵容器14が取り外されているか否かの判別をする。この判別は、たとえば、集塵ユニット5に備えられた、集塵容器14の装着検出スイッチの出力に基づいて行うことができる。そして、集塵容器14が取り外されていない場合には(ステップP2でNO)、ユーザに対し、集塵容器14を取り外すように、たとえば筐体4の表面に備えられた表示器に表示したり、音声でその旨を出力する(ステップP3)。
集塵容器14が取り外されている場合には、タイマをスタートさせ(ステップP4)、電動送風機19を弱運転し(ステップP5)、オゾン発生ユニット7を運転して、オゾンを発生させる(ステップP6)。このため、電気掃除機1は、吸い込み口20から空気を吸い込む。吸い込んだ空気には、塵挨はほとんど含まれておらず、吸い込んだ空気は風路内を通過し、オゾンを浴びせられて、空気中の臭気成分が分解される。また、活性炭フィルタ36でも臭気成分が捕獲され、浄化された空気は排気口11から排気される。
また、空気中に細かな塵挨が含まれていても、それら塵挨は、ごく微細な塵挨を捕獲できる微細孔フィルタ35により捕獲され、空気の浄化が図れる。
このように、電気掃除機1の構成部材を利用して、空気を浄化する空気清浄運転を行わせることができる。
なお、この実施形態では、集塵容器14が取り外されている場合において、空気清浄運転を行うようにしたのは、ユーザに対し、清浄感を与えることができるためである。仮に、集塵容器14が装着された状態で、空気清浄運転ができる構成としても、排気される空気は浄化されたものであり、排気がきたないというものではない。
空気清浄運転を開始後、筐体に備えられたスイッチが操作されて、強運転入力がなければ、電動送風機19は弱運転のまま、タイマにより一定時間が計時されるまで空気清浄運転が行われて(ステップS8)、一定時間が経過すれば、電動送風機19およびオゾン発生ユニット7の運転が停止されて、空気清浄運転は終了する。
ステップP7において、強運転入力が指示された場合には、電動送風機19を強運転する(ステップP9)。そしてその状態で、弱運転入力があったときには、弱運転に切り換え(ステップP10)、停止入力があったときには運転を停止する(ステップP11;P13)。強運転は、たとえばユーザが、部屋内に漂う煙草の煙や臭いを迅速に除去したい場合や、電気掃除機1のそばでユーザが煙草を吸いたい場合等で、手動で操作することにより切り換え可能である。
空気清浄運転を行う場合に、掃除機1の駆動音が大きいと、ユーザの耳に騒音として聞こえ、好ましくない。一般に、空気清浄運転はより静かに行われるのが好ましい。そこで、空気清浄運転では、通常は、電動送風機19を弱運転して、小さな駆動音で実行されるようにしている。
但し、ユーザが、上述した煙草の煙や臭い等を迅速に浄化したいと判断して、手動により強運転を指示した場合には、それに合わせて、電動送風機19を強運転する。
この発明は、以上説明した各種の実施形態に限定されるものではない。特に、この発明に係る電気掃除機1の機械的構造は、実施形態で説明した構造に限定されるものではない。
この発明は、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能であり、実施例は、発明の理解のための具体的な構成態様の一例としてのみ記載されたものである。
この発明の一実施形態に係る電気掃除機1の右側面図である。 この発明の一実施形態に係る電気掃除機1の右側断面図である。 この発明の一実施形態に係る電気掃除機1の後側断面図である。 微細孔フィルタ35の側断面図である。 この発明の一実施形態に係る電気掃除機1における制御回路の構成を示すブロック図である。 請求項1に対応する具体的な制御動作の例を表わすフローチャートである。 請求項2に対応する具体的な制御動作の例を表わすフローチャートである。 請求項3に対応する具体的な制御動作の例を表わすフローチャートである。 請求項4および5に対応する具体的な制御動作の例を表わすフローチャートである。 ブラシユニットを適用したこの発明の一実施形態に係る電気掃除機1の右側要部断面図である。 図10に示す電気掃除機1を制御するための制御回路の構成例を示すブロック図である。 請求項6および7に対応する具体的な制御例を表わすフローチャートである。 この発明の一実施形態に係る電気掃除機1を空気清浄機として用いる場合の構成を説明するための図解的右側面図である。 請求項8および9に対応する具体的な制御例を表わすフローチャートである。
符号の説明
1 電気掃除機
4 筐体
7 オゾン発生ユニット
11 排気口
12 吸気口
14 集塵容器
15、17 集塵フィルタ
19 電動送風機
35 微細孔フィルタ
36 活性炭フィルタ
57 空気流路
72 制御部
73 CPU
77 電流センサ
78 電源プラグ

Claims (9)

  1. 吸気口および排気口を有する筐体と、
    前記筐体内に設けられ、前記吸気口および排気口をつなぐ空気流路と、
    前記空気流路内に設けられ、塵挨を溜めるための集塵容器と、
    前記空気流路内に設けられ、前記吸気口から空気とともに塵挨を吸い込み、吸い込まれた塵挨は前記集塵容器に溜め、吸い込んだ空気を前記排気口から排気するための電動送風機と、
    前記空気流路内にオゾンを発生させるためのオゾン発生ユニットと、
    前記排気口から排気される前に空気が通過することにより、排気される空気に含まれる臭気を除去するための活性炭フィルタと、
    前記電動送風機の運転が停止された清掃運転終了後も、所定時間前記オゾン発生ユニットへ通電し、前記空気流路内にオゾンを発生させるための事後消臭制御手段と、
    を含むことを特徴とする、電気掃除機。
  2. 吸気口および排気口を有する筐体と、
    前記筐体内に設けられ、前記吸気口および排気口をつなぐ空気流路と、
    前記空気流路内に設けられ、塵挨を溜めるための集塵容器と、
    前記空気流路内に設けられ、前記吸気口から空気とともに塵挨を吸い込み、吸い込まれた塵挨は前記集塵容器に溜め、吸い込んだ空気を前記排気口から排気するための電動送風機と、
    前記空気流路内にオゾンを発生するためのオゾン発生ユニットと、
    前記オゾン発生ユニットへの通電が可能な状態になったことに応答して、前記空気流路および集塵容器内が予め定める濃度のオゾンで満たされるように、所定時間、前記オゾン発生ユニットへ通電してオゾンを発生させるための事前消臭制御手段と、
    を含むことを特徴とする、電気掃除機。
  3. 吸気口および排気口を有する筐体と、
    前記筐体内に設けられ、前記吸気口および排気口をつなぐ空気流路と、
    前記空気流路内に設けられ、塵挨を溜めるための集塵容器と、
    前記空気流路内に設けられ、前記吸気口から空気とともに塵挨を吸い込み、吸い込まれた塵挨は前記集塵容器に溜め、吸い込んだ空気を前記排気口から排気するための電動送風機と、
    前記空気流路内にオゾンを発生するためのオゾン発生ユニットと、
    前記集塵容器に溜まっている塵挨の量を検知するための塵挨量検知手段と、
    前記塵挨量検知手段の検知出力に基づき、塵挨量の増加に応じて発生するオゾン量が増加するように、前記オゾン発生ユニットへの通電を制御するためのオゾン発生量制御手段と、
    を含むことを特徴とする、電気掃除機。
  4. 吸気口および排気口を有する筐体と、
    前記筐体内に設けられ、前記吸気口および排気口をつなぐ空気流路と、
    前記空気流路内に設けられ、塵挨を溜めるための集塵容器と、
    前記空気流路内に設けられ、前記吸気口から空気とともに塵挨を吸い込み、吸い込まれた塵挨は前記集塵容器に溜め、吸い込んだ空気を前記排気口から排気するための電動送風機と、
    前記空気流路内にオゾンを発生するためのオゾン発生ユニットと、
    前記電動送風機の動作態様を設定するための設定手段と、
    前記設定手段で設定された電動送風機の動作態様に応じて、前記オゾン発生ユニットへの通電を制御するためのオゾン発生量制御手段と、
    を含むことを特徴とする、電気掃除機。
  5. 前記オゾン発生量制御手段は、前記電動送風機によって発生される前記空気流路内の通過風量が相対的に多いときは、前記空気流路内に発生するオゾンの量が相対的に少なく、前記空気流路内の通過風量が相対的に少ないときは、前記空気流路内に発生するオゾンの量が相対的に多くなるように制御することを特徴とする、請求項4記載の電気掃除機。
  6. 吸気口および排気口を有する筐体と、
    前記筐体内に設けられ、前記吸気口および排気口をつなぐ空気流路と、
    前記空気流路内に設けられ、塵挨を溜めるための集塵容器と、
    前記空気流路内に設けられ、前記吸気口から空気とともに塵挨を吸い込み、吸い込まれた塵挨は前記集塵容器に溜め、吸い込んだ空気を前記排気口から排気するための電動送風機と、
    前記空気流路内にオゾンを発生するためのオゾン発生ユニットと、
    前記排気口から排気される前に空気が通過することにより、排気される空気に含まれる臭気を除去するための活性炭フィルタと、
    前記活性炭フィルタを通過する前の前の空気が通過され、排気される空気に含まれる微細な塵挨を捕獲するための微細孔フィルタと、
    オプション部材としての静電ブラシを収納するための静電ブラシ収納室と、
    前記静電ブラシ収納室と前記空気流路とをつなぐ連通路と、
    前記連通路を通って前記静電ブラシ収納室の空気が前記空気流路へ吸い込まれるか、前記吸気口からの空気が吸い込まれるかを切り換えるための切り換え手段と、
    を含むことを特徴とする、電気掃除機。
  7. 前記切り換え手段は、前記静電ブラシ収納室に静電ブラシが収納されたことを検知する検知手段と、
    前記検知手段の検知出力に応答して、前記静電ブラシ収納室の空気が前記空気流路へ吸い込まれるようにし、前記電動送風機を一定時間駆動させることを特徴とする、請求項6記載の電気掃除機。
  8. 吸気口および排気口を有する筐体と、
    前記筐体内に設けられ、前記吸気口および排気口をつなぐ空気流路と、
    前記空気流路内に設けられ、塵挨を溜めるための集塵容器と、
    前記空気流路内に設けられ、前記吸気口から空気とともに塵挨を吸い込み、吸い込まれた塵挨は前記集塵容器に溜め、吸い込んだ空気を前記排気口から排気するための電動送風機と、
    前記空気流路内にオゾンを発生するためのオゾン発生ユニットと、
    前記排気口から排気される前に空気が通過することにより、排気される空気に含まれる臭気を除去するための活性炭フィルタと、
    前記活性炭フィルタを通過する前の前の空気が通過され、排気される空気に含まれる微細な塵挨を捕獲するための微細孔フィルタと、
    前記空気流路に吸い込まれた空気が前記集塵容器を通過しないようにするバイパス状態設定手段と、
    前記バイパス状態設定手段によりバイパス状態が設定されているときに、前記電動送風機およびオゾン発生ユニットを動作させ、空気清浄運転を行わせる空気清浄運転実行手段と、
    を含むことを特徴とする、電気掃除機。
  9. 前記空気清浄運転実行手段は、一定時間空気清浄運転を行わせた後に前記電動送風機およびオゾン発生ユニットを停止させることを特徴とする、請求項8記載の電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012005575A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Mitsubishi Electric Corp 電気掃除機
JP2020014800A (ja) * 2018-07-27 2020-01-30 シャープ株式会社 集塵装置およびそれを備えた掃除機

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