JP2002051625A - 豆類引抜収穫機 - Google Patents

豆類引抜収穫機

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JP2002051625A
JP2002051625A JP2000243912A JP2000243912A JP2002051625A JP 2002051625 A JP2002051625 A JP 2002051625A JP 2000243912 A JP2000243912 A JP 2000243912A JP 2000243912 A JP2000243912 A JP 2000243912A JP 2002051625 A JP2002051625 A JP 2002051625A
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JP
Japan
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legume
extractor
harvester
harvester according
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Application number
JP2000243912A
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English (en)
Inventor
Mikio Matsui
幹夫 松井
Akito Watanabe
章人 渡邉
Shigenori Shimada
重徳 嶋田
Yoshiaki Yamamoto
義昭 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
  • Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 収穫した豆類を整然と機体側方に放出できる
ようにする。 【解決手段】 前低後高平面内で後方に無端回動する搬
送体で圃場に条植えされている豆類の茎幹を挟んで引き
抜くとともに、後上方に搬送する豆類引抜収穫機におい
て、搬送体終端で茎幹を搬送体の後側方に回り込ませて
放出口まで導く茎幹誘導装置を設けたことを特徴とする
豆類引抜収穫機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枝豆等の豆類を茎
幹に付けたままで引き抜いて収穫する豆類引抜収穫機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、一対の挟持ベルトで
圃場に条植えされた豆類の茎幹を挟んで豆類を茎幹に付
けたままで引き抜くとともに、後上方へ搬送する豆類引
抜収穫機を提案している(特願平11−289509
号)。ところで、収穫された茎幹は適宜機体から放出さ
れなければならないが、挟持ベルトは機体の中央に前後
方向に向けて設けられており、その後方にはエンジンを
始めとする機体設備が設けられているから、挟持ベルト
を外れた茎幹をそのまま後方に放出したのでは、これら
に引っ掛かって放出が妨げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、弾性ベルト
の終端において、茎幹の搬送の向きを側方に変え、機体
側方に放出するようにしている。この向きを変更するの
が茎幹誘導装置であり、先の提案のものにもこの装置は
設けられている。本発明は、この茎幹誘導装置をより精
度の高いものにして茎幹を確実に、しかも、整然と放出
できるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、前低後高平面内で後方に無端回動する搬送体で圃場
に条植えされている豆類の茎幹を挟んで引き抜くととも
に、後上方に搬送する豆類引抜収穫機において、搬送体
終端で茎幹を搬送体の後側方に回り込ませて放出口まで
導く茎幹誘導装置を設けたことを特徴とする豆類引抜収
穫機を提供したものである。則ち、本発明では、搬送体
終端で茎幹を搬送体の後側方に回り込ませて放出口まで
導く茎幹誘導装置を設けたものであるから、茎幹の放出
口までの移送が確実になり、放出も整然と行われること
になる。
【0005】この場合の茎幹誘導装置は、茎幹を搬送体
に沿ってその後側方まで回り込ませるものであればその
構造は問わないが、例えば、搬送体を対向側が共に後方
に無端回動する一対の弾性ベルトで構成し、この弾性ベ
ルトの挟持面に連通して二つの誘導体で形成される誘導
路を一方の弾性ベルトの回動軌跡に沿って形成したもの
であり、加えて、この誘導路に後方に回動する突起片を
突入させたものにすれば、茎幹は誘導路内に集中させら
れ、しかも、突起片によって強制的に後方へ移送させら
れるから、弾性ベルトによる搬送が終了する寸前から突
起片による搬送が加わるので、搬送の乱れが生ぜず、確
実に回り込む。このとき、突起片の回動速度が弾性ベル
トの回動速度に同期するものであれば、茎幹の移送に乱
れが起こらないし、突起片が上下に多段に設けられてお
れば、茎幹の姿勢が安定する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一例を示す豆類引
抜収穫機の側面図、図2は正面図、図4は豆類引抜収穫
機における引抜搬送装置の要部側面図、図5は平面図で
あるが、本例における豆類引抜収穫機(以下、収穫機と
いう)は、左右に車輪1を取り付けた機体2にエンジン
3を載せ、後部に操縦用のハンドル4を設けた歩行型作
業機を構成している。尚、走行装置は車輪1に代えてク
ローラであってもよいし、機体構造は作業者が乗る乗用
型であってもよい。
【0007】豆類5は、圃場に畝6を形成して条植えさ
れているが、これを連続的に収穫するには、その茎幹5
aを掻き込みながら上方に扱き上げる掻込装置7と、掻
込装置7で掻き込んだ茎幹5aを引き抜いて搬送する引
抜搬送装置8とが備わっていることが条件である。又、
引抜きをより確実に行うには、掻込装置7の前方に分割
装置9が備わっているのが好ましいし、根毛5cに付い
た土を土除去装置11によって払い落とすのが適する。
更に、引抜搬送装置8で搬送された茎幹5aを円滑に機
体2から放出するのは、茎幹5aを引抜搬送装置8の終
端側方に設けられる放出口60まで誘導する茎幹誘導装
置61と、茎幹5aを一定量溜め置く収集装置10が設
けられているのが適する。
【0008】本例の収穫機は、これらすべての装置を備
えており、以下、各装置を説明する。まず、分割装置9
は、機体2の最前に設けられるフロントウェイトを兼ね
るゲート体12から二つの角体13を前方に突出させた
ものである。角体13は、バインダーやコンバインのデ
バイダと同じく、収穫する茎幹5aとそうでない茎幹5
aとを分け、後続の掻込装置7で掻き込み易くするもの
である。
【0009】掻込装置7は、ゲート体12の後下方に設
けられるものであり、対向側が共に後上方に平面回動す
る一対のタイン14を接近させて設けたものであり、茎
幹5aをこのタイン14でその対向側突き合わせ面に掻
き込むものである。この掻込装置7は、収穫する茎幹5
aだけを上方に扱き上げ、後の引抜搬送装置8による挟
持を確実にする。
【0010】引抜搬送装置8は、掻込装置7の後下方に
設けられるものであり、前低後高平面内で後方に無端回
動する搬送体15を有している。本例では、この搬送体
15を対向側が共に後方に無端回動する一対の弾性ベル
ト15で構成し、この弾性ベルト15の対向面を互いに
押圧させ、掻込装置7で掻き込んだ茎幹5aを対向面の
間で挟持して引き抜き、その姿勢のままで後上方へ搬送
するものである。このため、引抜搬送装置8の始端は、
掻込装置7と同じく、畝6(地表)すれすれまで下げて
いる。又、弾性ベルト15の表面は、軟らかいスポンジ
等で構成して挟持した茎幹5aに付いている豆類の鞘5
bを傷付けないようにしてある。
【0011】茎幹誘導装置61は、誘導体62によって
弾性ベルト15の挟持面に連通する誘導路63を形成
し、この誘導路63を一方の弾性ベルト15を張り掛け
る上方プーリ17の回動軌跡に沿って円形に回り込ませ
たものであり、これにおいて、その誘導路63内に後方
回動する突起片18を突入させたものである。図3は茎
幹誘導装置61の要部平面図であるが、本例の誘導路6
3は内外二つの部材からなっており、このうち、回り込
み内側部材は、当該側の弾性ベルト15の上面に貼設さ
れるカバー64に固定されて弾性ベルト15の挟持面に
沿って起立しており、上方プーリ軸65に固着されて突
起片18を突出させるドラム66を周回して弾性ベルト
15の外方に外れて収集装置10の上方まで延びる誘導
壁67で構成している。
【0012】この場合の突起片18は、ゴムや軟質樹脂
といった軟質弾性材で構成されるのが、鞘5bに作用し
たときにこれを傷付けず、かつ、茎幹5aからもぎ取ら
ないので好ましい。又、突起片18については、ドラム
66に植え付けたものでもよいし、突起部を有するベル
ト状のものをドラム66の外周に巻き付けたものであっ
てもよい。
【0013】一方、外側部材は、反対側のカバー64の
上面から起立して誘導壁67と一定間隔を保って周回す
る誘導棒19で構成されている。この誘導棒19は、少
なくとも、弾性ベルト15の後方から側方にかけて(本
例では後方から見て左側)延長しており、これが途切れ
た辺りが放出口60となる。尚、本例では、誘導棒19
はドラム66の比較的上方に一本のみ設けられている
が、複数本設けられるものであってもよい。本例の突起
片18は、弾性ベルト15の下方に一段、上方に上下二
段に設けられており、それぞれが誘導路63内に導かれ
た茎幹5aを押している。従って、突起片18は茎幹5
aの丈に沿って数多く作用し、誘導姿勢が安定するが、
中でも、最下段の突起片18は幅の厚い強固なもので構
成されており、抵抗の強い茎幹5aの根部分についても
十分な移送力を発揮する。
【0014】この場合、誘導壁67はドラム66に接近
して設けられており、突起片18が作用する個所にはこ
れの突出を許容する窓68が形成されている。又、突起
片18は誘導棒19と上下に重合するまで突出してお
り、誘導路63はこの突起片18で仕切られる状態にな
っている。尚、この突起片18の段数も一例であって、
これに限定されるものではない。
【0015】収集装置10は、放出口60の下方に設け
られるものであり、前記した茎幹誘導装置61で向きを
変えられて放出される茎幹5aを寝かせた姿勢で受け止
める収集板16を有するものである。この収集板16
は、茎幹5aの丈にほぼ等しい長さを有する所要の面積
を有する板体又は箱体で構成されており、内方に設けら
れた取付軸20の回りを回動できるようになっている。
従って、収集板16が不要な場合には、取付軸20を中
心に上方回動しておけば折り畳んで収納できることにな
る。収集板16に茎幹5aが所定量溜まると、これを地
上に放出する。この放出は、操縦者或いは補助者が収穫
機を移動させながら又は停止して人力で行ってもよい
が、溜まった量が一定になると、自動又は手動操作で収
集板16を取付軸20回りに下方回動させれば、茎幹5
aは一塊になって放出され、後の収集作業が楽になる。
【0016】土除去装置11は、引抜搬送装置8の下方
に設けられ、搬送中の根毛5cに付いた土を除去するも
のである。根毛5cに付いた土は収拾の後に落とさなけ
ればならないから、これを収穫中にしてしまうものであ
る。本例の土除去装置11は、土崩し装置21と土落し
装置22とで構成される。このうちの土崩し装置21
は、左右に対向して配置されて回転する縦軸23に取り
付けられたドラム24の外周に互いの軌跡内に入り込む
脱穀機の扱歯のような突起歯25を取り付けたものであ
る。尚、この突起歯25は、茎幹5aを後方に送る方向
に回転させられるのが通常である。
【0017】これに対して、土落し装置22は、土崩し
装置21の後方に設けられるもので、水平回転するディ
スク26に何個かのピン27を垂下し、ピン27にフリ
ー回転する土叩き板28を取り付けたものと、土叩き板
28の左右どちらかの側方に前後方向に延設されるゴム
板等の根当て板29を配置したものとで構成される(2
8aは土叩き板28の回動範囲を決めるストッパ)。こ
の場合の根当て板29は、土叩き板28の作用範囲内か
わずか離れた位置に設定される。更に、ディスク26
も、茎幹5aを後方に送る方向に回転させられる。
【0018】以上により、搬送中の茎幹5aの下部や根
毛5cは、まず、突起歯25に触れ、これで土が崩され
るとともに、そのほとんどは叩き落とされる。次いで、
茎幹5aや根毛5cは、土叩き板28に接触し、土叩き
板28と根当て板29の作用を受けて残った土は叩き落
とされるが、このとき、茎機5aや根毛5cは土叩き板
28と根当て板29とで挟まれるようになるから、土落
しは完全になる。
【0019】ところで、以上の縦軸23やディスク26
は、共に強制回転させられるが、それには、エンジン3
の動力のうちの作業系動力を利用する。この作業系動力
は、引抜搬送装置8の上方プーリ17に伝えられて弾性
ベルト15を駆動するが、下方プーリ30のプーリ軸3
1に伝えられた動力は、引抜搬送装置8の途中に設けら
れた中間伝動軸32にチェン・スプロケット機構33で
伝達され、この中間伝動軸32に伝えられた動力は、自
在継手機構34によって掻込装置7の上方プーリ35に
伝えられてこれを駆動するようになっている。そこで、
チェン・スプロケット機構33に動力連結される駆動軸
36を収容するハウジング37をブラケット46等でフ
レーム2に固定し、このハウジング37の下端を垂直に
降ろしてこの部分に縦軸23を収容し、駆動軸36と縦
軸23とをベベルギア機構38で連結している。
【0020】これに対して土落し装置22のディスク2
6への動力伝達は、ディスク26を突設するハウジング
39を引抜搬送装置8の下方に設けられる取付体40に
取り付け、ハウジング39に収容されてディスク26と
ベベルギア機構(図示省略)で連結される横駆動軸41
を自在継手機構42を介して作業系動力によって駆動す
るようにしている。この場合、取付体40には前後に長
孔43が形成されており、ハウジング39はこの長孔4
3内を上下(前後)に移動できるようになっている。
【0021】従って、ハウジング39にワイヤ44等を
結び、ワイヤ44の他端をハンドル4側に設けたノブ4
5まで延ばしておけば、ノブ45の位置を前後に調整す
ることで、土落し装置22の前後位置の調整ができ、よ
り完全な土落しが可能になる。又、根当て板29の取付
けは、フレーム2からブラケット47を介して固定して
いる。尚、左右の突起歯25の中心は、茎5aの搬送ラ
インLに設定されているが、土叩き板28と根当て板2
9のセットは、このラインLから左右に所定距離オフセ
ットされている。これにより、茎幹5aがより強く土叩
き板28に当たることになり、土落し効果が増す。
【0022】この他、前述したゲート体12は、フロン
トウェイトを兼ねるものであるが、引き抜いた茎5aを
くぐらせる必要があるから、その形状は、正面視、逆U
字形をしている。このゲート体12は、機体レイアウト
の関係上、前部が軽くなりすぎて操縦がし難いのを是正
するためのものである。この収穫機の基本形態は、玉葱
収穫機に依ったものであり、それに具備される縦回し引
起し装置に代えてこのゲート体12を取り付けたもので
ある。このようにして機体2の共用化を図り、製作費を
抑制しているものである。尚、このゲート体12にはラ
イト等の照明器具(図示省略)を取り付けることもで
き、そうすると、夜間でも作業ができる。この場合の照
明器具は、前方の状列を照らすものと、収集装置10側
を照らすものとがあるのが好ましい。
【0023】更に、フレーム2の前部には、ゲージホイ
ル48がフレーム2の一側方に張り出して設けられてい
る。このゲージホイル48は、車輪1のうちの、後述す
る側方進退不能側の車輪1と同じ走路を踏走するように
設けられている。ゲージホイル48は、フレーム2の高
さを調整して特に掻込装置7や引起搬送装置8の作用高
さを決めるものであるから、その高さは調整できるもの
でなければならない。本例のゲージホイル48の高さ調
整は、その支持筒49にネジ機構を有する(図示省略)
取付軸50が組み込まれており、取付軸50の上端に設
けられたハンドル51を操作して行う。このハンドル5
1は、茎5aが引抜搬送装置8から収集装置10へ移さ
れるのを阻害しないように設けられている。
【0024】エンジン3には、ミッションケース52が
付設されており、エンジン3の駆動力をこのミッション
ケース52内で減速又は変速して車輪1と前述した各装
置に伝動する。この動力分配について概説しておくと、
動力の伝動はいずれも、駆動軸やギア(ベベルギア)或
いはチェーンやスプロケット又はベルトやプーリによっ
て行なわれるものであり、このうち、走行系は、ミッシ
ョンケース52→ファイナルケース53→車軸54へと
伝えられる。これに対して作業系は、ミッションケース
52→サブミッションケース55へ伝えられ、一部は、
前述したように、引抜搬送装置8→掻込装置7→土崩し
装置21、その他は、土落し装置22へと伝えられる。
尚、土落し装置22の駆動は、別個に設けた減速機モー
タ等であってもよく、これによると、動力伝達系が簡素
になる。
【0025】次に、以上の収穫機によって豆類を収穫す
る場合について説明すると、収穫しようとする茎幹5a
を分割装置9で分けるとともに、掻込装置7で扱き上
げ、引抜搬送装置8で挟持して引き抜き、その姿勢を保
って(勿論、鞘5bを付けた状態で)後上方へ搬送す
る。この間、土崩し装置21や土落し装置22でその根
毛5cに付いた土が払い落とされる。
【0026】引抜搬送装置8を構成する弾性ベルト15
によってその終端まで搬送された茎幹5aは、弾性ベル
ト15の挟持面に連通する誘導路63内に引き継がれ、
誘導壁67と誘導棒19とで構成される誘導路63に規
制されて後方から見て左側方に回り込まされるが、この
間、突起片18によって強制的に放出口60まで移送さ
れる。放出口60の下方には収集装置10の収集板16
が設けられているから、放出口60に至った茎幹5aは
収集板16の上に落下するが、このとき、弾性ベルト1
5は前低後高に設けられているから、その上方プーリ軸
65に設けられる突起片18は上方のものほど前方に存
在することになり(図1参照)、これに伴って茎幹5a
は前倒しに回り込まされることになり、収集板16には
先端が前方に寝た姿勢で落下する。又、誘導壁67は収
集板16の上方に重合しており、放出口60から放出さ
れる茎幹5aは確実に収集板16の上に落下する。
【0027】茎幹5aが収集板16上に一定量溜まる
と、収集板16は自動又は手動装置によって取付軸20
の回りを下方回動して一塊の状態で地上に放出される。
地上に放出された茎幹5aは、後で収拾されるが、これ
を出荷するときには、茎幹5aの不要部分や葉を取り除
いて一定量を束にしたり、鞘5bだけを扱き落して集め
たりされる。尚、収集板16からの放出に代えて作業者
又は補助者が適宜に取り出したり、伴走する運搬車に積
み替えたりすることもある。
【0028】ところで、地域或いは豆類の種類によって
は畝6の幅も異なることがあるから、車輪1の一方(本
例では、進行方向から見て左側)を側方進退可能にして
これに対処している。具体的には、こちら側の駆動筒5
6に組み込まれる駆動構造をスプライン等による伸縮可
能構造にしておくとともに、フレーム2とファイナルケ
ース53との間に伸縮シリンダ等による伸縮機構57を
設け、伸縮機構57を作動させて車輪1を出し入れして
いる。勿論、この操作もハンドル4に設けられた図外の
適宜な操作具による遠隔操作式に構成されている。
【0029】
【発明の効果】以上、本発明は、引抜搬送装置を構成す
る搬送体終端で茎幹を搬送体の後側方に回り込ませて放
出口まで誘導する茎幹誘導装置を設けたものであるか
ら、茎幹の誘導が確実になり、放出も整然と行われるこ
とになる。このとき、搬送体の挟持面に連通して二つの
誘導体で形成される誘導路を搬送体に沿って回り込ま
せ、かつ、この誘導路に後方回動する突起片を突入させ
たものにすれば、茎幹は誘導路内に集積され、しかも、
突起片によって強制的に後方へ移送させられるから、回
り込みが確実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す豆類引抜収穫機の側面図で
ある。
【図2】本発明の一例を示す豆類引抜収穫機の正面図で
ある。
【図3】本発明の一例を示す茎幹誘導装置の要部平面図
である。
【図4】本発明の一例を示す引抜搬送装置の側面図であ
る。
【図5】本発明の一例を示す引抜搬送装置の平面図であ
る。
【符号の説明】
2 機体 5 豆類 5a 豆類の茎 5b 豆類の鞘 5c 根 15 搬送体(弾性ベルト) 16 収集板 18 突起片 19 誘導棒 60 放出口 61 茎幹誘導装置 62 誘導体 63 誘導路 67 誘導壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嶋田 重徳 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工業 株式会社内 (72)発明者 山本 義昭 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工業 株式会社内 Fターム(参考) 2B075 AA10 FA04 FA05 2B081 AA07 BB16 CC01 EE03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前低後高平面内で後方に無端回動する搬
    送体で圃場に条植えされている豆類の茎幹を挟んで引き
    抜くとともに、後上方に搬送する豆類引抜収穫機におい
    て、搬送体終端で茎幹を搬送体の後側方に回り込ませて
    放出口まで導く茎幹誘導装置を設けたことを特徴とする
    豆類引抜収穫機。
  2. 【請求項2】 搬送体が対向側が共に後方に無端回動す
    る一対の弾性ベルトで構成される請求項1の豆類引抜収
    穫機。
  3. 【請求項3】 茎幹誘導装置が弾性ベルトの挟持面に連
    通して誘導体で形成される誘導路を一方の搬送体の回動
    軌跡に沿って形成したものである請求項2の豆類引抜収
    穫機。
  4. 【請求項4】 誘導路が二つの誘導体の間に画成される
    請求項3の豆類引抜収穫機。
  5. 【請求項5】 二つの誘導体が回り込み内側は誘導壁で
    あり、外側は誘導棒である請求項4の豆類引抜収穫機。
  6. 【請求項6】 誘導路内に後方回動する突起片が突入さ
    れる請求項3〜5いずれかの豆類引抜収穫機。
  7. 【請求項7】 突起片が弾性材で構成される請求項6の
    豆類引抜収穫機。
  8. 【請求項8】 突起片の回動速度が搬送体の回動速度に
    同期する請求項6又は7の豆類引抜収穫機。
  9. 【請求項9】 突起片が搬送体に連動して駆動される請
    求項5〜8いずれかの豆類引抜収穫機。
  10. 【請求項10】 突起片が上下に多段に設けられる請求
    項5〜9いずれかの豆類引抜収穫機。
  11. 【請求項11】 放出口下方に、放出される茎幹を寝か
    せて受け止める収集板を有する収集装置が設けられる請
    求項1〜10いずれかの豆類引抜収穫機。
  12. 【請求項12】 収集板が折り畳み可能である請求項1
    1の豆類引抜収穫機。
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