JP2002051211A - 画像読取装置における撮像素子及び光源むらの補正装置及び補正方法 - Google Patents

画像読取装置における撮像素子及び光源むらの補正装置及び補正方法

Info

Publication number
JP2002051211A
JP2002051211A JP2000234278A JP2000234278A JP2002051211A JP 2002051211 A JP2002051211 A JP 2002051211A JP 2000234278 A JP2000234278 A JP 2000234278A JP 2000234278 A JP2000234278 A JP 2000234278A JP 2002051211 A JP2002051211 A JP 2002051211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
light source
correction
unevenness
correcting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000234278A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Detachi
祥一 出立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritsu Koki Co Ltd filed Critical Noritsu Koki Co Ltd
Priority to JP2000234278A priority Critical patent/JP2002051211A/ja
Publication of JP2002051211A publication Critical patent/JP2002051211A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
  • Image Input (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CCD撮像素子毎の感度むらと光源の照度む
らを容易に補正する。 【解決手段】 光源312から原画像に光を照射して作
られた光像を複数の撮像素子330…で構成される撮像
部33で読み取り、画像データとして出力する画像読取
装置1における撮像素子330…及び光源むらの補正装
置であって、均一濃度の基準画像の画像データを高周波
成分と低周波成分とに分解する周波数分解手段704
と、高周波成分から撮像素子330…間の感度むらを補
正するための撮像素子補正係数を各撮像素子330…に
対応させて設定する第1の設定手段708と、低周波成
分から光源むらを補正するための光源補正係数を各撮像
素子330…に対応させて設定する第2の設定手段70
6とを備え、該第1、第2の設定手段708、706で
設定された各撮像素子330…に対応する両補正係数を
用いて、撮像素子330…で読み取った画像データのレ
ベルに補正を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルム画像等を
光学的に撮像する画像撮像素子を有する画像読取装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CCD撮像素子をライン状に形成
し、光源とCCD撮像素子間にフィルムを通してコマ画
像を撮像することにより画像データを光学的に取り込ん
だ画像データを写真処理装置に導いて写真を作成してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4はライ
ン状CCD撮像素子で基準となる均一画像を読み取った
画像データを示す一例であるが、同図に示すように、帯
の幅がCCD撮像素子毎の感度むらであり、帯全体のう
ねりが光源の照度むらであり、両者が併存していること
がわかる。
【0004】これは、CCD撮像素子を構成するエレメ
ントの加工誤差、原料、組成のばらつきのために、CC
D撮像素子毎の感度にむらが生じることがあり、また、
光源もライン方向にあるいは単球光源では角度方向に照
度むらが生じることがあり、これらのむらのために図4
のような出力となっているものである。従来、この出力
を均一にするようにそれぞれに対して、個別に補正を行
っていた。
【0005】また、光軸上に介設されたレンズの倍率を
変更すると、CCD撮像素子に照射される光源の照度分
布を変わるため、それぞれに対する個別補正では十分な
対応が困難な状況にあった。
【0006】従って、本発明は、CCD撮像素子毎の感
度むらと光源の照度むらとを容易に補正することができ
る画像読取装置を提供することを目的とする。
【0007】さらに、レンズ倍率の変更にも、容易に補
正対応することができる画像読取装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、光源から原画像に光を照射
して作られた光像を複数の撮像素子で構成される撮像部
で読み取り、画像データとして出力する画像読取装置に
おける撮像素子及び光源むらの補正装置であって、均一
濃度の基準画像の画像データを高周波成分と低周波成分
とに分解する周波数分解手段と、高周波成分から撮像素
子間の感度むらを補正するための撮像素子補正係数を各
撮像素子に対応させて設定する第1の設定手段と、低周
波成分から光源むらを補正するための光源補正係数を各
撮像素子に対応させて設定する第2の設定手段とを備
え、該第1、第2の設定手段で設定された各撮像素子に
対応する両補正係数を用いて、撮像素子で読み取った画
像データのレベルに補正を施す補正処理手段を備えたと
を特徴とする。
【0009】上記構成によれば、光源から原画像に光を
照射して作られた光像が複数の撮像素子で構成される撮
像部で読み取られ、画像データとして出力されるのであ
り、周波数分解手段により均一濃度の基準画像の画像デ
ータが高周波成分と低周波成分とに分解される。そし
て、第1の設定手段で高周波成分から撮像素子間の感度
むらを補正するための撮像素子補正係数が各撮像素子に
対応させて設定され、第2の設定手段で低周波成分から
光源むらを補正するための光源補正係数が各撮像素子に
対応させて設定され、補正処理手段により、これら第
1、第2の設定手段で設定された各撮像素子に対応する
両補正係数を用いて、撮像素子で読み取った画像データ
のレベルに補正が施されるものである。
【0010】請求項2記載の発明は、ズームレンズを光
源と原画像との間に備え、ズームレンズのズーム比率と
撮像部との関係で相対的に変化する光源のむらを補正す
るものである。
【0011】上記構成によれば、ズームレンズを光源と
原画像との間に備えた場合には、ズームレンズのズーム
比率に応じて補正される。
【0012】請求項3記載の発明によれば、前記補正は
撮像素子毎に行うので、撮像素子毎に読み取った画像デ
ータのレベルに補正が施される。
【0013】請求項4記載の発明によれば、前記撮像素
子はライン状に形成されており、前記原画像と撮像素子
を相対的に移動させることにより、原画像を読み取り画
像データを出力するものである。
【0014】上記構成によれば、原画像と撮像素子が相
対的に移動されると原画像が読み取られ、画像データが
出力される。
【0015】請求項5記載の発明は、前記光源むらの補
正係数はライン状撮像素子に対して、近似式を用いて設
定されるものである。
【0016】上記構成によれば、光源むらの補正係数
は、素子毎ではなくて、ライン状撮像素子に対して、近
似式を用いて設定されるので、メモリの記憶容量が小さ
いもので可能であり、補正のための演算処理が容易にな
る。
【0017】請求項6記載の発明は、光源から原画像に
光を照射して作られた光像を複数の撮像素子で構成され
る撮像部で読み取り、画像データとして出力する画像読
取装置における撮像素子及び光源むらの補正装置であっ
て、均一濃度の基準画像の画像データを高周波成分と低
周波成分とに分解し、高周波成分から撮像素子間の感度
むらを補正するための撮像素子補正係数を各撮像素子に
対応させて設定し、低周波成分から光源むらを補正する
ための光源補正係数を各撮像素子に対応させて設定し、
両補正係数を用いて、撮像素子で読み取った画像データ
のレベルに補正を施す補正処理を行うことを特徴とす
る。
【0018】上記構成によれば、光源から原画像に光を
照射して作られた光像が複数の撮像素子で構成される撮
像部で読み取られ、画像データとして出力される。均一
濃度の基準画像の画像データが高周波成分と低周波成分
とに分解される。そして、高周波成分から撮像素子間の
感度むらを補正するための撮像素子補正係数が各撮像素
子に対応させて設定され、低周波成分から光源むらを補
正するための光源補正係数が各撮像素子に対応させて設
定され、これら各撮像素子に対応する両補正係数を用い
て、撮像素子で読み取った画像データのレベルに補正が
施される。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図面
を参照しながら解説する。
【0020】図1は本発明の画像読取装置の概略を示す
図である。
【0021】この画像読取装置1は、操作台100とそ
の下部に形成されたキャビネット200からなる画像読
取装置本体1aと、ネガフィルムまたはポジフィルムの
各コマに形成されている画像情報を読み取るフィルム読
取手段3と、該フィルム読取手段3で読み取られた画像
情報を受け取って、後述する写真処理装置2で写真処理
を行うための画像データに加工する機能を備えたコント
ローラ7とからなる。
【0022】フィルム読取手段3は、主に照明光学系3
1、撮像光学系32、主走査方向(紙面直角方向)に延
びたライン状のCCD撮像素子(以下、単にCCD撮像
素子という)を用いた光電変換部33、写真フィルム
(原画像)10に対する光の照射範囲を決定するととも
に写真フイルム10をCCD撮像素子による画像読取の
ために矢符Aで示す副走査方向に搬送するフィルム搬送
ユニット34より構成されている。
【0023】照明光学系31では、筐体としてのランプ
ハウス310内のハロゲンランプ(光源として機能して
いる。)312からの白色光が、必要に応じて調光フィ
ルタ314、ミラートンネル316によって光ビームの
色分布や強度分布を整えられた上で、フィルム搬送ユニ
ット34内に支持された写真フィルム10に照射され
る。なお、前記調光フィルタ314はポジ(リバーサ
ル)フィルム用のフィルタ314a、ネガフィルム用の
フィルタ314b及び後述する補正用基準画像としての
フィルタ314cからなる。
【0024】撮像光学系32は、写真フィルム10を透
過して得られた透過光を後述する光電変換部33に導く
ズームレンズ320と装置スペースの関係上、投射光の
方向を変えるミラー322とから構成されている。
【0025】撮像光学系32によって導かれた光ビーム
を受けて光電変換する光電変換部(撮像部として機能し
ている。)33は、RGBの各色を検出するために割り
当てられた3つのCCDセンサ330,332,334
(複数の光電変換素子として機能している)を備えてお
り、本実施形態において各CCDセンサは複数(例えば
4096個)のCCD素子が主走査方向に、つまり写真
フイルム10の幅方向と平行に配列されるラインセンサ
ーである。
【0026】赤色用CCDセンサ330の撮像面には写
真フィルム10を透過した光の赤色成分のみを通過させ
るカラーフィルタ(図示していない)が、緑色用CCD
センサ332の撮像面には緑色成分のみを通過させるカ
ラーフィルタ(図示していない)が、青色用CCDセン
サ334の撮像面には青色成分のみを通過させるカラー
フィルタ(図示していない)が設けられている。
【0027】CCDセンサ330,332,334から
出力される各画素信号はサンプルホールドされて所定の
ビット数(例えば12ビット)のデジタル信号に変換さ
れる。
【0028】図1に示されるように、フィルム読取手段
3の構成要素の内、ランプハウス310は操作台100
の上に配設されているが、撮像光学系32と光電変換部
33等は、操作台100の下部に配設されたキャビネッ
ト200内に収納されている。
【0029】フィルム搬送ユニット34は、内部にフィ
ルム搬送装置が構成されてなると共にその右側に第1フ
イルム挿通口34cが、左側には第2フイルム挿通口3
4dが設けられている。通常、先ず写真フイルム10を
第1フイルム挿通口34cから挿入して左側に搬送しな
がら補正処理用データを得るためのプレスキャンを行
い、次に、プレスキャンから引き続き右側に搬送しなが
ら、或いは、第2フィルム押通口34dから挿入し直し
て右側に搬送しながら本スキャンが実施される。
【0030】コントローラ7は、フィルム読取手段3内
のフイルム搬送機構342を制御してフィルム10を搬
送させ、スキャナ制御部71、フィルム読取手段3によ
って読み取った撮影画像エリアの画像データに対してホ
ワイトバランスやネガポジ反転や輪郭強調などの画像処
理を施してプリントのための画像データを生成する撮影
画像処理機能を備えた画像処理部72、画像処理部72
によって処理された画像データをモニター80に表示す
るためのビデオ信号を生成するビデオ処理部73などか
らなる。
【0031】尚、操作台100上には、フィルム読取手
段3で読み取られた画像情報を一旦視覚化することで、
前記撮影画像処理機能を助ける等の役割を持つモニター
80や、オペレータがモニター80を見ながら前記撮影
画像処理機能を行うためのキーボード82等が設けられ
ている。
【0032】また、キャビネット200には、フロッピ
ー(登録商標)ディスク(FD)、CD−ROM,MO
等、フィルム10以外の記録媒体(図示していない)に
記録された画像情報を入力するための外部入力部90が
配設されており、これらの記録媒体に保存されている画
像情報も、フィルム10と同様に処理して前記写真処理
装置2を介して印画紙(図示していない)等に出力する
ことができる。
【0033】このようにして入手された画像データは写
真処理装置2へ出力され、ここで印画紙(図示していな
い)に露光され、さらに、現像、定着及び乾燥処理等が
施されて最終製品としての写真シートが得られる。
【0034】図2は光源むら、CCD素子の感度むらを
補正するためのブロック図である。
【0035】補正装置700が光源むら、CCD素子の
感度むらを補正するための装置である。
【0036】光源312、ズームレンズ320、CCD
センサ330、332、334は図1に示したものと同
じであり、説明は省略する。
【0037】コントローラ7は画像データのレベルに補
正を施す補正処理手段701を備えている。この補正処
理手段701は光源むら、CCD素子の感度むらの補正
を行った後に、読み取った画像データのレベルに補正を
施すものである。補正処理手段701は主たる制御を行
うための補正用制御部702を備えている。なお、以降
1つのCCDセンサ330で説明を行う。
【0038】補正用制御部702はCCDセンサ330
で読み取られた補正用基準画像102の出力値を低周波
成分と高周波成分とに分解する周波数分解手段として機
能している周波数分解フィルタ704と、低周波成分か
ら光源むらの補正を行うための補正係数を設定する第1
の設定手段708と、高周波成分からCCD素子の感度
むらの補正を行うための補正係数を設定する第2の設定
手段706と、該第1の設定手段708、第2の設定手
段706で設定された補正係数をそれぞれ記憶するメモ
リ710、712と、該メモリ710、712に記憶さ
れているCCD素子補正係数及び光源むら補正係数を演
算(乗算)して光源及びCCD素子補正係数を求める演
算手段714と、該演算手段714で演算された光源補
正係数とCCD素子補正係数とを掛け合わせた補正係数
として記憶する光源及びCCD素子用補正テーブル71
6と、さらにズームレンズ320の倍率に応じた補正
(変換)係数を記憶するズームレンズ用倍率テーブル7
18とを具備している。
【0039】前記ズームレンズ用倍率テーブル718に
は、ズームレンズ用倍率補正係数が記憶されている。と
いうのも、ズームレンズ320使用時において、光源3
12自体のむらが変化するのではないが、ズームレンズ
320の倍率(ズーム比率)に応じて光源312と各C
CD素子との関係で相対的にむらが変化するため、倍率
に応じた光源むらを実際に測定して求める。そして、ズ
ームレンズ320の倍率に応じて相対変化する光源むら
を補正させるためのズームレンズ用倍率補正係数を、ズ
ームレンズ用倍率テーブル718に記憶させる。つい
で、ズームレンズ320の倍率に応じてこのズームレン
ズ用倍率補正係数を前記光源及びCCD素子補正係数に
乗じて補正するものである。さらに詳述すると、ズーム
レンズ320の最大倍率時のズームレンズ用倍率補正係
数を基準として、この基準値に対し各倍率時の係数を計
測し、ズームレンズ用倍率テーブル718に記憶させて
いる。
【0040】前記メモリ710、712に記憶されてい
るCCD素子補正係数、光源むら補正係数を演算手段7
14により、乗算することにより光源及びCCD素子用
補正テーブル716に光源とCCD素子補正係数を掛け
合わせた補正係数として記憶させている。これは、1日
に1度画像読取装置1本体の使用開始時に実行してお
り、その後は、ズームレンズ320の倍率に応じてこの
ズームレンズ用倍率補正係数を前記光源及びCCD素子
補正係数に乗じて、全体としてのCCDセンサ332の
出力値を補正するものである。このようにすれば、1日
に1度補正係数を演算して光源及びCCD素子用補正テ
ーブル716に記憶させた後のズームレンズ320の倍
率に応じた補正が極めて簡単でかつ容易となる。
【0041】図3は本発明における光源むら、CCD素
子の感度むらを補正するための手順を示すフローチャー
トである。
【0042】まず、前記補正用基準画像102として機
能するフィルタ314cを光源312とミラートンネル
316との間に介装する。
【0043】次いで、光源312から光を照射し、ズー
ムレンズ320を介してCCDセンサ330、332、
334でRGB毎にフィルタ314c基準画像を読み取
ることで基準画像を読み取る(ステップ#2)。なお、
以下、説明の便宜上、CCDセンサ330で読み取る場
合を代表例にして説明する。
【0044】読み取った各CCD素子の出力値を周波数
分解手段として機能する周波数分解フィルタ704に所
定の読み出し速度で導き、周波数の分解を行う(ステッ
プ#4)。周波数分解が施されると、第1の設定手段7
08で高周波成分からCCD素子用補正係数を各CCD
素子毎に作成し(ステップ#6)、メモリ712にこれ
らを保存する(ステップ#8)。ついで、低周波成分か
ら第2の設定手段706で光源用補正係数を作成し(ス
テップ#10)、メモリ710に保存する(ステップ#
12)。
【0045】ついで、メモリ710、712に記憶され
ているCCD素子用補正係数及び光源用補正係数を演算
手段714で演算(乗算)して(ステップ#14)、光
源用及びCCD素子用補正テーブル716に保存する
(ステップ#16)。
【0046】さらに、光源312自体のむらが変化する
のではないが、ズームレンズ320の倍率(ズーム比
率)に応じて光源と各CCD素子との関係で相対的にむ
らが変化するため、倍率に応じた光源むらを実際に測定
して求めておき、しかる後ズームレンズの倍率に応じて
相対変化する光源むらの補正させるためのズームレンズ
用倍率補正係数を作成し(ステップ#18)、ズームレ
ンズ用倍率テーブル718に保存する(ステップ#2
0)。
【0047】ズームレンズ320の倍率変更を行う際に
は、ズームレンズ320の倍率(ズーム比率)が判明し
ているので、ズーム比率に応じて、ズームレンズ320
の補正係数をズームレンズ用倍率テーブル718から読
み出して(ステップ#22)、前記光源用及びCCD素
子用補正テーブル716から、前記光源用及びCCD素
子用補正係数を各CCD素子毎に読み出して、演算(乗
算)した補正係数をトータルする(ステップ#24)。
【0048】そして、実際にフィルム10の画像をCC
D素子毎に読み取って得た出力値に、前記トータルの補
正係数を乗算して全ての補正を完了する。
【0049】ところで、各CCD素子間の感度むらは基
本的に製造時に発生するものであって、経時変化は実質
的にはほとんど発生しないので、画像読取装置本体1の
設置時に、上記した本補正処理を行い、以後は月に1度
程度で十分であると考えられる。これに対し、光源むら
は製造時に発生するとともに、経時変化の度合いも高い
と考えられるので、毎日使用前、例えば電源投入後の一
定時間内に補正を行うことが好ましい。
【0050】従って、毎日の補正については、前記図3
に示すフローチャートにおいて、ステップ#4で補正用
基準画像102を読み取った値を周波数分解フィルタ7
04で周波数分解した後に、ステップ#6〜8を行わず
にステップ#10に進んで低周波成分から第2の設定手
段706で光源用補正係数を作成することも可能であ
り、このようにすれば、補正に要する作業を短縮するこ
とができる。
【0051】以上の実施形態においては、CCDセンサ
330の複数の素子に関して、感度むらの補正を行った
もののみ説明したが、実際においては、CCDセンサ3
30、332、334の全ての素子に関して、感度むら
の補正を行うものである。
【0052】以上、本発明の実施形態について詳述した
が、以下に示すごとく変更することができる。 (1)上記実施形態においては、補正用基準画像102
として、フィルタ314cを光源312及びミラートン
ネル316の間に介装させたものを例示したが、これに
代えて、基準画像の形成されたフィルムとすることも可
能である。また、何も無くても可能である。 (2)上記実施形態においては、撮像素子として、CC
D素子を適用したが、これに代えて、他のラインセンサ
を適用することも可能である。このようにすれば、撮像
素子の適用範囲が広がる。 (3)上記実施形態においては、周波数分解手段として
周波数分解フィルタ704を適用したが、これに代えて
FFT(高速フーリエ変換)を行って周波数分解するこ
とも可能である。このようにすれば、周波数分解手段の
適用範囲が広がる。 (4)上記実施形態においては、補正用基準画像102
の1ラインをCCD素子で読み取って補正を行った例示
をしているが、例えば、1000ラインをCCD素子で
読み取って、平均することも可能である。このようにす
れば、平均化することで、ノイズを除去することができ
るとともに、補正の精度を上昇させることができる。 (5)上記実施形態においては、メモリ710、712
に記憶されているCCD素子用補正係数及び光源用補正
係数を演算手段714で乗算して光源用及びCCD素子
用補正テーブル716に保存しているが、演算手段71
4と光源用及びCCD素子用補正テーブル716を備え
る必要はなく、補正の都度、CCD素子用補正係数、及
び光源用補正係数をメモリ710、712から取り出し
て、ズームレンズ320のズーム比率に応じて、ズーム
レンズ用倍率テーブル718からズームレンズ320の
補正係数を読み出してこれらをまとめて演算させること
も可能である。このようにすれば、演算手段714、光
源用及びCCD素子用補正テーブル716が不要にな
り、構成が簡単になる。 (6)上記実施形態においては、光源むらの補正はCC
Dセンサの複数の素子毎に行ったが、これに代えて、ラ
イン方向に近似式(高次式)を設定し、この近似式に基
づいて、各素子毎に補正を行うことも可能である。この
ようにすれば、メモリの容量を小さくすることができ
る。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、本体画像読取
装置本体の設置時等は、両者のむらに基づいて補正し、
通常は光源むらの補正のみを行うので、通常時の補正処
理が極めて容易になる。そして、撮像素子で読み取った
画像データのレベルに補正が施され、画像通りの読み取
ることが可能になる。
【0054】請求項2の発明によれば、ズームレンズを
光源と原画像との間に備えた場合においても、ズームレ
ンズのズーム比率に応じて補正を行うことができる。
【0055】請求項3の発明によれば、撮像素子毎に読
み取った画像データのレベルに補正が施されるので、画
像読取精度を向上させることができる。
【0056】請求項4の発明によれば、原画像と撮像素
子を相対的に移動させて画像を読み取ることができる。
【0057】請求項5の発明によれば、光源むらの補正
係数は、素子毎ではなくて、ライン状撮像素子に対し
て、近似式を用いて設定されるので、メモリの記憶容量
が小さいもので可能であり、補正のための演算処理を容
易に行うことができる。
【0058】請求項6記載の発明によれば、本体画像読
取装置本体の設置時等は、両者のむらに基づいて補正
し、通常は光源むらの補正のみを行うので、通常時の補
正処理が極めて容易になる。そして、撮像素子で読み取
った画像データのレベルに補正が施され、画像通りの読
み取ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像露光装置が適用される写真処
理装置の概略構成図である。
【図2】本発明における光源むら、CCD素子の感度む
らを補正するためのブロック図である。
【図3】本発明における光源むら、CCD素子の感度む
らを補正するための手順を示すフローチャートである。
【図4】ライン状CCD撮像素子で基準画像を読み取っ
た画像データを示す図である。
【符号の説明】
1 画像読取装置 10 フィルム(原画像) 33 光電変換部(撮像部) 312 ハロゲンランプ(光源) 322 ズームレンズ 330、332、334 CCDセンサ(撮像素子) 700 補正装置 701 補正処理手段 704 周波数分解フィルタ(周波数分解手段) 706 第2の設定手段 708 第1の設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/19 H04N 1/04 103E Fターム(参考) 2H110 AC14 BA13 CD02 CD06 5B047 AA05 AB02 BB02 BC05 CB04 CB22 DA04 5C062 AB00 AB03 AB17 AB42 AC21 5C072 AA01 BA15 DA02 EA05 UA02 VA03 XA01 5C077 LL04 MM03 MM27 PP01 PP06 PP49 SS01 SS03 TT09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から原画像に光を照射して作られた
    光像を複数の撮像素子で構成される撮像部で読み取り、
    画像データとして出力する画像読取装置における撮像素
    子及び光源むらの補正装置であって、均一濃度の基準画
    像の画像データを高周波成分と低周波成分とに分解する
    周波数分解手段と、高周波成分から撮像素子間の感度む
    らを補正するための撮像素子補正係数を各撮像素子に対
    応させて設定する第1の設定手段と、低周波成分から光
    源むらを補正するための光源補正係数を各撮像素子に対
    応させて設定する第2の設定手段とを備え、該第1、第
    2の設定手段で設定された各撮像素子に対応する両補正
    係数を用いて、撮像素子で読み取った画像データのレベ
    ルに補正を施す補正処理手段を備えたことを特徴とする
    画像読取装置における撮像素子及び光源むらの補正装
    置。
  2. 【請求項2】 ズームレンズを光源と原画像との間に備
    え、ズームレンズのズーム比率と撮像部との関係で相対
    的に変化する光源むらを補正することを特徴とする請求
    項1記載の画像読取装置における撮像素子及び光源むら
    の補正装置。
  3. 【請求項3】 前記補正は撮像素子毎に行うことを特徴
    とする請求項1または2記載の画像読取装置における撮
    像素子及び光源むらの補正装置。
  4. 【請求項4】 前記撮像素子はライン状に形成されてお
    り、前記原画像と撮像素子を相対的に移動させることに
    より、原画像を読み取り画像データを出力することを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像読取装置
    における撮像素子及び光源むらの補正装置。
  5. 【請求項5】 前記光源むらの補正係数はライン状撮像
    素子に対して、近似式を用いて設定されることを特徴と
    する請求項4記載の画像読取装置における撮像素子及び
    光源むらの補正装置。
  6. 【請求項6】 光源から原画像に光を照射して作られた
    光像を複数の撮像素子で構成される撮像部で読み取り、
    画像データとして出力する画像読取装置における撮像素
    子及び光源むらの補正装置であって、均一濃度の基準画
    像の画像データを高周波成分と低周波成分とに分解し、
    高周波成分から撮像素子間の感度むらを補正するための
    撮像素子補正係数を各撮像素子に対応させて設定し、低
    周波成分から光源むらを補正するための光源補正係数を
    各撮像素子に対応させて設定し、両補正係数を用いて、
    撮像素子で読み取った画像データのレベルに補正を施す
    補正処理を行うことを特徴とする画像読取装置における
    撮像素子及び光源むらの補正方法。
JP2000234278A 2000-08-02 2000-08-02 画像読取装置における撮像素子及び光源むらの補正装置及び補正方法 Pending JP2002051211A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000234278A JP2002051211A (ja) 2000-08-02 2000-08-02 画像読取装置における撮像素子及び光源むらの補正装置及び補正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000234278A JP2002051211A (ja) 2000-08-02 2000-08-02 画像読取装置における撮像素子及び光源むらの補正装置及び補正方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002051211A true JP2002051211A (ja) 2002-02-15

Family

ID=18726669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000234278A Pending JP2002051211A (ja) 2000-08-02 2000-08-02 画像読取装置における撮像素子及び光源むらの補正装置及び補正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002051211A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009206636A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Sharp Corp 原稿読取装置
US7627476B2 (en) 2005-12-16 2009-12-01 International Business Machines Corporation Call flow modification based on user situation
JP2012070993A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Fujifilm Corp 内視鏡システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7627476B2 (en) 2005-12-16 2009-12-01 International Business Machines Corporation Call flow modification based on user situation
JP2009206636A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Sharp Corp 原稿読取装置
JP2012070993A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Fujifilm Corp 内視鏡システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11261821A (ja) 画像処理方法
US7113619B1 (en) Image reading method, image reading apparatus and method of discriminating defect of image data
JPH04275771A (ja) 画像記録装置用画像読み取り装置 
JPH08137028A (ja) 写真焼付け装置における露光補正方法、および写真焼付け装置
JP2002051211A (ja) 画像読取装置における撮像素子及び光源むらの補正装置及び補正方法
JP3501960B2 (ja) 画像表示制御装置及び方法
JP3667929B2 (ja) 画像読取装置
JP2000209396A (ja) 画像読取方法および装置
JP3262609B2 (ja) 画像読取装置
JP3625370B2 (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JPH11308415A (ja) 画像読取方法および画像読取装置
JP2002300400A (ja) 画像読み取り装置、画像形成装置及び読み取り画像データ処理方法
US7342680B2 (en) Image reading apparatus
JP3184684B2 (ja) 画像読み取り装置
JP2000307870A (ja) 画像処理装置
JP3352112B2 (ja) 画像情報処理装置
JPH10247997A (ja) フイルム画像入力方法
JPH04180340A (ja) 画像入力装置
JP3719455B2 (ja) 画像データ処理回路
JP2006246199A (ja) 画像読取装置
JP2001069354A (ja) 画像読取装置
JP2786324B2 (ja) 画像読取装置
JP2002044440A (ja) シェーディング補正方法およびこれを用いる画像処理装置
JPH1198373A (ja) 画像読取方法及び装置
JPH10210282A (ja) 画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090303