JP2002050839A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2002050839A
JP2002050839A JP2000238548A JP2000238548A JP2002050839A JP 2002050839 A JP2002050839 A JP 2002050839A JP 2000238548 A JP2000238548 A JP 2000238548A JP 2000238548 A JP2000238548 A JP 2000238548A JP 2002050839 A JP2002050839 A JP 2002050839A
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adhesive layer
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JP2000238548A
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Sumuto Honda
澄人 本田
Rai Se
磊 施
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フレキシブルプリント基板が、バリ等の突起部
が形成される可能性のある導電部材に接触するような位
置に配置される場合でも、低コストでショートの危険性
を減少させる電子機器を提供することである。 【解決手段】この電子機器は、配線パターン23、2
3′及び27、27′を有する両面フレキシブルプリン
ト基板20を搭載すると共に、金属ビス33によって土
台32に金属板31を固定している。そして、上記フレ
キシブルプリント基板20が金属ビス33と接触する位
置近傍に、ダミーパターン27aを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子機器に関し、
より詳細には、フレキシブルプリント基板を搭載した電
子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器に於いては、様々なフレ
キシブルプリント基板が使用されている。
【0003】図7は、片面フレキシブルプリント基板の
一例を示す断面図である。
【0004】図7に於いて、ベース材1上に接着剤層2
が設けられている。そして、この接着剤層2上には、複
数の配線パターン3が形成されると共に、該配線パター
ン3を覆うように接着剤層4が設けられている。更に、
この接着剤層4上には、カバーレイフィルム5が設けら
れている。
【0005】また、図8は、両面フレキシブルプリント
基板の一例を示す断面図である。
【0006】図8に於いて、ベース材1の一方の面上に
は、図7の片面フレキシブルプリント基板と同様に、接
着剤層2、配線パターン3、接着剤層4、カバーレイフ
ィルム5が設けられている。更に、ベース材1の他方の
面上には、上記一方の面側と同様に、接着剤層6、複数
の配線パターン7、接着剤層8、カバーレイフィルム9
が設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、電子
機器に於いては、図9(a)及び(b)に示されるよう
に、フレキシブルプリント基板の下にビスが配置される
構造がとられることが多い。
【0008】図9(a)は、こうした金属板上に載置さ
れるフレキシブルプリント基板を上方より見た図、図9
(b)は同図(a)のA−A′線に沿った断面図であ
る。
【0009】片面フレキシブルプリント基板10aに
は、複数の細い配線パターン3aと、該配線パターン3
aよりも太い配線パターン3a′が形成されている。一
方、フレキシブルプリント基板10aの下方には、GN
D(グラウンド)に接地されている金属板14及び土台
15が設けられている。そして、これらの金属板14と
土台15は、金属ビス16によって互いに固定されてい
る。
【0010】しかしながら、図9(b)に示されるよう
に、金属ビス16の頭部にバリ16aが形成されている
と、このバリ16aが、片面フレキシブルプリント基板
10a内のベース材1、接着剤層2を貫通し、配線パタ
ーン3aにまで到達して、配線パターン3aと金属ビス
16がショートして不具合が起こることがあった。
【0011】図10は第2の従来例を示したもので、
(a)はフレキシブルプリント基板の上面図、(b)は
同図(a)のB−B′線に沿った断面図である。
【0012】すなわち、図10(a)及び(b)に示さ
れるように、この機器には、配線パターン3b、3b′
が形成された片面フレキシブルプリント基板10bの基
板外形に、金属ビス16の頭部を避けるように、開口部
17が形成されている。
【0013】図11は第3の従来例を示したもので、
(a)はフレキシブルプリント基板の上面図、(b)は
同図(a)のC−C′線に沿った断面図である。
【0014】すなわち、図11(a)及び(b)に示さ
れるように、この機器では、金属ビス16の頭部が対応
する部分を避けるように、配線パターン3c、3c′が
形成されている。これにより、金属ビス16の頭部に形
成されるバリ16aによるショートの危険を回避してい
る。
【0015】また、両面フレキシブルプリント基板を用
いた機器の場合は、図12に示されるようになってい
る。
【0016】図12(a)は従来の両面フレキシブルプ
リント基板の表面側を示す上面図、(b)は同図(a)
の両面フレキシブルプリント基板の裏面側を表面側より
示す透視図、(c)は同図(a)及び(b)のD−D′
線に沿った断面図である。
【0017】この両面フレキシブルプリント基板11a
は、表面側に複数の配線パターン3d及び3d′が形成
され、裏面側に金属ビス16の頭部が対応する部分を避
けるように、複数の配線パターン7a及び7a′が形成
されている。
【0018】この場合は、配線領域を確保するために、
図12(a)に示されるように、金属ビス16の頭部に
直接接触しない側の配線パターンは避けないで、図12
(b)に示されるように、金属ビス16の頭部に直接接
触する側の配線パターンのみ避けるようにしている。
【0019】ところが、図12(c)に示されるよう
に、金属ビス16のバリ16aの大きさによっては、カ
バーレイフィルム9、接着剤層8、接着剤層6、ベース
材1、接着剤層2を貫通して、配線パターン3dとショ
ートする危険性は残っていた。
【0020】更に、2枚の片面フレキシブルプリント基
板を重ねて金属板上に配置する場合は、次のように構成
されている。
【0021】図13は従来の2枚の片面フレキシブルプ
リント基板を重ねて金属板上に配置する例を示したもの
で、(a)は上側の片面フレキシブルプリント基板の表
面側を示す上面図、(b)は下側の片面フレキシブルプ
リント基板の表面側を示す上面図、(c)は同図(a)
及び(b)のE−E′線に沿った断面図である。
【0022】上側のフレキシブルプリント基板10d1
は、ベース材11 、接着剤層21 、複数の配線パターン
3e1 及び3e1 ′、接着剤層41 、カバーレイフィル
ム5 1 から構成される。同様に、下側のフレキシブルプ
リント基板10d2 は、ベース材12 、接着剤層22
複数の配線パターン3e2 及び3e2 ′、接着剤層
2 、カバーレイフィルム52 から構成される。
【0023】そして、配線領域を確保するために、金属
ビス16の頭部に直接接触しない片面フレキシブルプリ
ント基板10d1 の配線パターンは3e1 及び3e1
は避けず、金属ビス16の頭部に直接接触する片面フレ
キシブルプリント基板10d 2 の配線パターン3e2
び3e2 ′のみ避けるようにしている。
【0024】しかしながら、このような場合でも、図1
3(c)に示されるように、バリ16aの大きさによっ
ては、下側の片面フレキシブルプリント基板10d2
貫通し、上側のフレキシブルプリント基板10d1 のベ
ース材11 、接着剤層21 を貫通して、配線パターン3
1 及び3e1 ′とショートする危険性は残っていた。
【0025】したがってこの発明は、上記実状に鑑みて
なされたものであり、フレキシブルプリント基板が、バ
リ等の突起部が形成される可能性のある導電部材に接触
するような位置に配置される場合でも、低コストでショ
ートの危険性を減少させる電子機器を提供することを目
的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、少
なくとも1本以上の配線パターンを有するフレキシブル
プリント基板を搭載した電子機器に於いて、該電子機器
内部を構成する導電部材を具備し、上記フレキシブルプ
リント基板が上記導電部材と接触する位置近傍に、該フ
レキシブルプリント基板の配線パターンを保護するダミ
ーパターンを設けたことを特徴とする。
【0027】この発明の電子機器にあっては、少なくと
も1本以上の配線パターンを有するフレキシブルプリン
ト基板を搭載し、該電子機器内部を構成する導電部材を
有している。そして、上記フレキシブルプリント基板が
上記導電部材と接触する位置近傍に、該フレキシブルプ
リント基板の配線パターンを保護するダミーパターンが
設けられる。
【0028】これにより、低コストで、且つフレキシブ
ルプリント基板の配線パターンと導電部材とのショート
の危険性を減少させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。
【0030】図1はこの発明の第1の実施の形態に係る
電子機器の構成を示したもので、(a)は両面フレキシ
ブルプリント基板の表面側を示す上面図、(b)は同図
(a)の両面フレキシブルプリント基板の裏面側を表面
側より示す透視図、(c)は同図(a)及び(b)のF
−F′線に沿った断面図である。
【0031】この両面フレキシブルプリント基板20
は、以下のようにして構成されている。すなわち、ベー
ス材21の一方の面上には接着剤層22が設けられお
り、この接着剤層22上には、所定間隔をおいて複数の
配線パターン23と、該配線パターン23よりも太い配
線パターン23′が形成される。また、上記接着剤層2
2上には、上記配線パターン23及び23′を覆うよう
に接着剤層24が設けられている。更に、この接着剤層
24上には、カバーレイフィルム25が設けられてい
る。
【0032】また、ベース材21の他方の面上には、上
記一方の面側と同様に、接着剤層26が設けられてい
る。そして、この接着剤層26上には、このフレキシブ
ルプリント基板20が後述する金属ビス33の頭部と接
触する位置に対応する部分に、ダミー配線パターン27
aが形成されている。このダミー配線パターン27a
は、他の配線パターン27、27′とは電気的に独立し
て設けられた短絡防止用のパターンである。
【0033】更に、上記接着剤層26上には、上記ダミ
ー配線パターン27aを避けるように、所定間隔をおい
て複数の配線パターン27及び該配線パターン27より
も太い配線パターン27′が形成されている。また、上
記接着剤層26上には、上記配線パターン27、27′
及びダミー配線パターン27aを覆うように、接着剤層
28が設けられている。更に、この接着剤層28上に
は、カバーレイフィルム29が設けられている。
【0034】このような構成のフレキシブルプリント基
板20の下方には、GND(グラウンド)に接地されて
いる金属板31及び土台32が設けられている。そし
て、これらの金属板31及び土台32は、金属ビス33
によって互いに固定されている。
【0035】このように、金属板31上にフレキシブル
プリント基板20が配置された電子機器に於いて、金属
ビス33の頭部にバリ33aが形成されているとする。
すると、このバリ33aは、フレキシブルプリント基板
20a内のカバーレイフィルム29、接着剤層28を貫
通して、配線パターンとショートする危険性が生じる。
【0036】ここで、上記金属ビス33の頭部と接触す
る位置と対応する部分には、ダミー配線パターン27a
が形成されている。したがって、カバーフィルム29、
接着剤層29を貫通したバリ33aは、ダミー配線パタ
ーン27aに到達することになる。しかしながら、ダミ
ー配線パターン27aは短絡防止用に電気的に独立した
パターンであるため、金属ビス33とショートして不具
合が起こることはない。
【0037】また、フレキシブルプリント基板20に於
いて、金属ビス33の頭部が接触する部分にダミー配線
パターン27aが形成されることにより、表面側の配線
パターン23と金属ビス33のバリ33aとの距離が離
れるため、バリ33aによるショートの危険性を減少さ
せる効果がある。
【0038】更にダミー配線パターン27aの金属層が
入ることで、フレキシブルプリント基板20自体の硬度
も増す。加えて、基板の製造上は、通常のパターン形成
方法と同様の工程で行えるので、特別なコストが発生せ
ず、安価に実現することが可能である。
【0039】次に、この発明の第2の実施の形態を説明
する。
【0040】この第2の実施の形態では、片面フレキシ
ブルプリント基板を重ねて配置する例を示している。
【0041】図2(a)は上側の片面フレキシブルプリ
ント基板の表面側を示す上面図、(b)は下側の片面フ
レキシブルプリント基板の表面側を示す上面図、(c)
は同図(a)及び(b)のG−G′線に沿った断面図で
ある。
【0042】上側の片面フレキシブルプリント基板35
は、ベース材211 と、このベース材211 上に設けら
れた接着剤層221 と、この接着剤層221 上に所定間
隔をおいて形成された複数の配線パターン231 及び該
配線パターン231 よりも太い配線パターン231
と、配線パターン231 及び配線パターン231 ′を覆
うように設けられた接着剤層241 と、この接着剤層2
1 上に設けられたカバーレイフィルム251 とにより
構成される。
【0043】一方、下側の片面フレキシブルプリント基
板36は、ベース材212 と、このベース材212 上に
設けられた接着剤層222 と、この接着剤層222 上に
所定間隔をおいて形成された複数の配線パターン2
2 、配線パターン232 ′及びダミー配線パターン2
3aと、配線パターン232 、配線パターン232 ′及
びダミー配線パターン23aを覆うように設けられた接
着剤層242 と、この接着剤層242 上に設けられたカ
バーレイフィルム252 とにより構成される。
【0044】上記ダミー配線パターン23aは、他の配
線パターン232 、232 ′とは電気的に独立して設け
られた短絡防止用のパターンであり、フレキシブルプリ
ント基板36が金属ビス33の頭部と接触する位置に対
応する部分に形成される。加えて、配線パターン2
2 、232 ′は、ダミー配線パターン23aを避ける
ようにして配置されている。
【0045】このように、金属ビス33に直接接触しな
い上側の片面フレキシブルプリント基板35では、配線
パターン231 及び231 ′は金属ビス33を避けない
ようにし、金属ビス33に直接接触する下側の片面フレ
キシブルプリント基板36では、ダミー配線パターン2
3aが形成されている。
【0046】金属ビス33に直接接触する下側の片面フ
レキシブルプリント基板36にダミー配線パターン23
aを形成することにより、上側の片面フレキシブルプリ
ント基板35の配線パターン231 及び231 ′と金属
ビス33のバリ33aとの距離が離れるので、バリ33
aによるショートの危険性を減少させる効果がある。
【0047】更に、ダミー配線パターン23aの金属層
が形成されることで、フレキシブルプリント基板36の
硬度も増す。また、製造上は、通常のパターン形成方法
と同様の工程で行えるために、特別なコストは発生せ
ず、安価に実現することができる。
【0048】次に、この発明の第3の実施の形態を説明
する。
【0049】この第3の実施の形態は、両面フレキシブ
ルプリント基板のダミー配線パターンがGND(グラウ
ンド)ラインを兼用している例である。
【0050】図3(a)は両面フレキシブルプリント基
板の表面側を示す上面図、(b)は同図(a)の両面フ
レキシブルプリント基板の裏面側を表面側より示す透視
図、(c)は同図(a)及び(b)のH−H′線に沿っ
た断面図である。
【0051】両面フレキシブルプリント基板38は、ベ
ース材21と、接着剤層22と、複数の配線パターン2
3及び配線パターン23′と、接着剤層24と、カバー
レイフィルム25と、接着剤層26と、複数の配線パタ
ーン27及び配線パターン27bと、GNDラインパタ
ーン27cと、接着剤層28と、カバーレイフィルム2
9とにより構成される。
【0052】この第3の実施の形態に於いては、表面側
の複数の配線パターン23は、上述した第1の実施の形
態と同様に、所定間隔をおいて形成されている。これに
対し、裏面側の配線パターンは、以下のように形成され
ている。
【0053】すなわち、GNDラインパターン27c
は、該フレキシブルプリント基板38が金属ビス33の
頭部と接触する位置に対応する部分を含めて形成され
る。そして、このGNDラインパターン27cを避ける
ようにして、所定間隔をおいて複数の配線パターン27
及び該配線パターン27よりも太い配線パターン27b
が形成される。
【0054】金属板31上にこのような構成のフレキシ
ブルプリント基板38が配置された電子機器に於いて、
金属ビス33の頭部にバリ33aが形成されているとす
る。すると、このバリ33aは、フレキシブルプリント
基板38a内のカバーレイフィルム29、接着剤層28
を貫通して、配線パターンとショートする危険性が生じ
る。
【0055】しかしながら、上記バリ33aと接触する
配線パターンは、GNDラインパターン27cである。
このため、金属ビス33によって固定されている金属板
31がグラウンドに接地されているので、電気回路上は
問題にならない。
【0056】このように、金属ビス33が接触する部分
に、GNDラインパターン27cを形成することによ
り、表面側の配線パターン23と金属ビス33のバリ3
3aとの距離が離れ、更にGNDラインパターン27c
の金属層が形成されることでフレキシブルプリント基板
38自体の硬度も増すため、バリ33aによるショート
の危険性を減少させる効果がある。
【0057】こうすることで、ダミーパターンを配線パ
ターンとして利用でき、その他の配線パターン領域を確
保しやすくなる。
【0058】尚、上述した実施の形態では、フレキシブ
ルプリント基板と金属ビスとが接触する場合について述
べているが、フレキシブルプリント基板が、その他の導
電部材でバリのような突起部が発生する可能性のある部
材に接触するような位置に配置される場合にも、応用可
能である。
【0059】次に、この発明の応用例について説明す
る。
【0060】図4は金属板に打ち抜きの孔が形成された
状態を示したもので、(a)は斜視図、(b)は同図
(a)のI−I′線に沿った断面図である。
【0061】金属板40に孔41が形成された際に、バ
リが生じることを示している。このため、この金属板4
0上にフレキシブルプリント基板を配置する場合に、上
述したようなダミー配線パターンを形成するようにす
る。
【0062】図5は2つの金属板の係合状態を示したも
ので、(a)は斜視図、(b)は同図(a)のJ−J′
線に沿った断面図である。
【0063】一方の金属板43の所定箇所に2つの孔4
4が形成されている。そして、他方の金属板45の2つ
の突起部が、それぞれ上記孔44内に差込まれて折り曲
げられることによって固定されている。
【0064】この場合、金属板45の突起部の先端にバ
リが生じるので、この金属板45の突起部上にフレキシ
ブルプリント基板を配置する場合に、上述したようなダ
ミー配線パターンを形成するようにする。
【0065】図6は、プリント基板にリードタイプの電
気部品が実装された状態を示した図である。
【0066】プリント基板48に形成された孔49に電
気部品50のリードが挿入され、半田52により該電気
部品50がプリント基板48に固着されている。そし
て、半田付けされた電気部品50のリード51が、カッ
ト時に先端部53が鋭利な形状になっている。
【0067】この場合、カットされたリード51の先端
部53がバリと同じ状態であるので、この先端部上にフ
レキシブルプリント基板を配置する場合に、上述したよ
うなダミー配線パターンを形成するようにする。
【0068】尚、この発明の上記実施の形態によれば、
以下の如き構成を得ることができる。
【0069】すなわち、 (1) 少なくとも1本以上の配線パターンを持つフレ
キシブルプリント基板を搭載した電子機器に於いて、上
記電子機器内部を構成している導電部材と、上記フレキ
シブルプリント基板が上記導電部材に接触する位置に配
置される場合に、上記フレキシブルプリント基板の配線
パターンを保護する位置にダミーパターンを入れること
を特徴とする電子機器。
【0070】(2) 上記導電部材は、金属ビスである
ことを特徴とする上記(1)に記載の電子機器。
【0071】(3) 上記ダミーパターンは、グラウン
ドラインになっていることを特徴とする上記1に記載の
電子機器。
【0072】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、導電部
材とフレキシブルプリント基板が接触する部分にダミー
パターンを形成することにより、配線パターンと導電部
材との距離が離れ、ダミーパターンの金属層が入ること
でフレキシブルプリント基板の硬度も増すため、バリ等
によるショートの危険を減少させる効果がある。
【0073】また、ダミーパターンがグラウンドパター
ンラインを兼用することでダミーパターンを配線パター
ンとして利用でき、その他の配線パターン領域を確保し
やすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る電子機器の
構成を示したもので、(a)は両面フレキシブルプリン
ト基板の表面側を示す上面図、(b)は(a)の両面フ
レキシブルプリント基板の裏面側を表面側より示す透視
図、(c)は(a)及び(b)のF−F′線に沿った断
面図である。
【図2】この発明の第2の実施の形態に係る電子機器の
構成を示したもので、(a)は上側の片面フレキシブル
プリント基板の表面側を示す上面図、(b)は下側の片
面フレキシブルプリント基板の表面側を示す上面図、
(c)は(a)及び(b)のG−G′線に沿った断面図
である。
【図3】この発明の第3の実施の形態に係る電子機器の
構成を示したもので、(a)は両面フレキシブルプリン
ト基板の表面側を示す上面図、(b)は(a)の両面フ
レキシブルプリント基板の裏面側を表面側より示す透視
図、(c)は(a)及び(b)のH−H′線に沿った断
面図である。
【図4】この発明の第1の応用例であって、金属板に打
ち抜きの孔が形成された状態を示したもので、(a)は
斜視図、(b)は(a)のI−I′線に沿った断面図で
ある。
【図5】この発明の第2の応用例であって、2つの金属
板の係合状態を示したもので、(a)は斜視図、(b)
は(a)のJ−J′線に沿った断面図である。
【図6】この発明の第3の応用例であって、プリント基
板にリードタイプの電気部品が実装された状態を示した
図である。
【図7】従来の片面フレキシブルプリント基板の一例を
示す断面図である。
【図8】従来の両面フレキシブルプリント基板の一例を
示す断面図である。
【図9】(a)は金属板上に載置されるフレキシブルプ
リント基板を上方より見た図、図9(b)は(a)のA
−A′線に沿った断面図である。
【図10】第2の従来例を示したもので、(a)はフレ
キシブルプリント基板の上面図、(b)は(a)のB−
B′線に沿った断面図である。
【図11】第3の従来例を示したもので、(a)はフレ
キシブルプリント基板の上面図、(b)は(a)のC−
C′線に沿った断面図である。
【図12】(a)は従来の両面フレキシブルプリント基
板の表面側を示す上面図、(b)は(a)の両面フレキ
シブルプリント基板の裏面側を表面側より示す透視図、
(c)は(a)及び(b)のD−D′線に沿った断面図
である。
【図13】従来の2枚の片面フレキシブルプリント基板
を重ねて金属板上に配置する例を示したもので、(a)
は上側の片面フレキシブルプリント基板の表面側を示す
上面図、(b)は下側の片面フレキシブルプリント基板
の表面側を示す上面図、(c)は(a)及び(b)のE
−E′線に沿った断面図である。
【符号の説明】
20 両面フレキシブルプリント基板、 21、211 、212 ベース材、 22、221 、222 、24、241 、242 、26、
28 接着剤層、 23、231 、232 、23′231 ′、232 ′、2
7、27′ 配線パターン、 25、251 、252 、29 カバーレイフィルム、 23a、27a ダミー配線パターン、 31 金属板、 32 土台、 33 金属ビス、 33a バリ、 35、36 片面フレキシブルプリント基板。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1本以上の配線パターンを有
    するフレキシブルプリント基板を搭載した電子機器に於
    いて、 該電子機器内部を構成する導電部材を具備し、 上記フレキシブルプリント基板が上記導電部材と接触す
    る位置近傍に、該フレキシブルプリント基板の配線パタ
    ーンを保護するダミーパターンを設けたことを特徴とす
    る電子機器。
  2. 【請求項2】 上記導電部材は、金属ビスであることを
    特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 上記ダミーパターンはグラウンドライン
    になっていることを特徴とする請求項1に記載の電子機
    器。
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