JP2002050616A - プラズマ処理方法及び装置 - Google Patents
プラズマ処理方法及び装置Info
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- H01J37/32431—Constructional details of the reactor
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Abstract
くいプラズマ処理方法及び装置を提供する。 【解決手段】 真空容器1内に、ガス供給装置2から所
定のガスを導入しつつ、排気装置としてのポンプ3によ
り排気を行い、真空容器1内を所定の圧力に保ちなが
ら、アンテナ用高周波電源4により100MHzの高周
波電力を真空容器1内に突出して設けられたアンテナ5
に供給することにより、真空容器1内にプラズマが発生
し、基板電極6上に載置された基板7に対してプラズマ
処理を行うことができる。ガスは、真空容器の側壁面の
一部を構成する金属リング16に設けられた誘電体ブッ
シュ17に設けられたガス供給穴から、真空容器1内へ
導入されるため、ガス供給穴での高周波電界が効果的に
弱められ、ホローカソード放電が極めて起きにくいプラ
ズマ処理を実現できた。
Description
デバイスやマイクロマシンの製造に利用されるプラズマ
処理方法及び装置に関するものである。
ンの製造において、近年プラズマ処理による薄膜加工技
術の重要性はますます高まっている。
て、誘導結合プラズマ源を用いたプラズマ処理につい
て、図8を参照して説明する。図8において、真空容器
1内に、ガス供給装置2から所定のガスを導入しつつ、
排気装置としてのポンプ3により排気を行い、真空容器
1内を所定の圧力に保ちながら、コイル用高周波電源4
により13.56MHzの高周波電力をコイル23に供
給することにより、真空容器1内にプラズマが発生し、
基板電極6上に載置された基板7に対してプラズマ処理
を行うことができる。また、基板電極6に高周波電力を
供給するための基板電極用高周波電源8が設けられてお
り、基板7に到達するイオンエネルギーを制御すること
ができるようになっている。なお、コイル23は、誘電
窓24上に配置されている。また、ガスは、真空容器の
側壁面の一部を構成する金属リング16に設けられた複
数のガス供給穴25から、真空容器内へ導入される。
工性の向上や、処理面積の大型化を実現するため、処理
に用いられるガス流量の増大と、低い圧力での処理が必
要とされるようになってきており、従来のプラズマ処理
においては、ガス供給穴でのホローカソード放電という
異常放電が起きやすいという問題点がある。
うなものである。一般に、プラズマに接している固体表
面は、電子とイオンの熱運動速度の違いに起因して負に
帯電するため、固体表面には電子を固体表面から追い返
す直流電界が生じる。従来例で示したガス供給穴25の
内部のように、固体表面によって囲まれた空間では、電
子がこの直流電界の存在により、固体表面に衝突する確
率が低下するため、電子の寿命が長くなり、その結果、
ガス供給穴25の内部で高密度のプラズマが生成され
る。このような放電を、ホローカソード放電という。
は、ガス供給穴の劣化(穴の大きさが経時変化を起こ
し、徐々に直径が拡大してしまう)や、ガス供給穴を構
成する金属物質による基板の汚染の原因となる。
スの流速が大きいほど、また、ガス供給穴近傍での圧力
勾配が大きいほど起きやすいことが経験的にわかってお
り、ガス流量が大きいほど、また、真空容器内の圧力が
低いほど、ホローカソード放電は起きやすくなる。した
がって、微細加工性の向上や、処理面積の大型化を実現
するため、処理に用いられるガス流量の増大と、低い圧
力での処理が必要とされるようになり、ガス供給穴での
ホローカソード放電の問題は、より顕著な問題点として
浮上してきている。
供給穴でのホローカソード放電が起きにくいプラズマ処
理方法及び装置を提供することを目的としている。
マ処理方法は、真空容器内にガスを供給しつつ真空容器
内を排気し、真空容器内を所定の圧力に制御しながら、
真空容器内の基板電極に載置された基板に対向して設け
られたアンテナに、周波数100kHz乃至3GHzの
高周波電力を印加することにより、真空容器内にプラズ
マを発生させ、基板を処理するプラズマ処理方法であっ
て、金属体に埋め込まれた誘電体ブッシュに設けられた
穴から真空容器内にガスを供給することを特徴とする。
ンテナと真空容器の間に誘電板が挟まれており、アンテ
ナ及び誘電板が真空容器内に突出した構造をなす場合に
も有効な方法である。
付近に設けられた貫通穴を介してアンテナに高周波電圧
を給電し、誘電板の中心とも周辺とも異なる一部位に設
けられ、かつ、アンテナの中心に対してほぼ等配置され
ている貫通穴を介して、アンテナと真空容器とをショー
トピンによって短絡することが望ましい。
間に設けられた環状でかつ溝状のプラズマトラップによ
って、基板上のプラズマ分布が制御された状態で基板を
処理することが望ましい。
属体が、真空容器の側壁面の一部を構成するリングであ
る場合にも有効な方法である。
マトラップを構成するよう配置されたリングである場合
にも有効な方法である。
空容器内にガスを供給しつつ真空容器内を排気し、真空
容器内を所定の圧力に制御しながら、真空容器内の基板
電極または基板電極に対向して設けられた対向電極に、
周波数100kHz乃至3GHzの高周波電力を印加す
ることにより、真空容器内にプラズマを発生させ、基板
電極に載置された基板を処理するプラズマ処理方法であ
って、対向電極に埋め込まれた誘電体ブッシュに設けら
れた穴から真空容器内にガスを供給することを特徴とす
る。
方法において、好適には、誘電体ブッシュが、金属体ま
たは対向電極に設けられたタップにねじ込まれたボルト
であることが望ましい。
器内壁面側に、誘電体ブッシュを回転させて金属板また
は対向電極にねじ込むためのドライバーまたはレンチ用
座グリが設けられていることが望ましい。
体または対向電極の表面から0.5乃至20mm突出し
ていることが望ましい。
属体または対向電極の表面から1乃至10mm突出して
いることが望ましい。
向電極の表面から突出している場合においては、誘電体
ブッシュが、金属体または対向電極に設けられた穴の端
部を覆うように取り付けられていることが望ましい。
れた穴の大きさが、直径0.2乃至2mmであることが
望ましい。
られた穴の大きさが、直径0.4乃至0.8mmである
ことが望ましい。
れた穴1個当たりのガス供給量が、200sccm以下
であることが望ましい。
られた穴1個当たりのガス供給量が、50sccm以下
であることが望ましい。
方法は、ガスが、アルゴンガスを主体とする混合ガスで
ある場合に、とくに有効な方法である。
である場合に、とくに有効な方法である。
である場合に、とくに有効な方法である。
に印加する高周波電力の周波数が、50MHz乃至3G
Hzである場合に、とくに有効な方法である。
空容器と、真空容器内にガスを供給するためのガス供給
装置と、真空容器内を排気するための排気装置と、真空
容器内に基板を載置するための基板電極と、基板電極に
対向して設けられたアンテナと、アンテナに周波数10
0kHz乃至3GHzの高周波電力を供給することので
きる高周波電源とを備えたプラズマ処理装置であって、
金属体に埋め込まれた誘電体ブッシュに設けられた穴か
ら真空容器内にガスを供給することを特徴とする。
ンテナと真空容器の間に誘電板が挟まれており、アンテ
ナ及び誘電板が真空容器内に突出した構造をなす場合に
も有効な装置である。
付近に設けられた貫通穴を介してアンテナに高周波電圧
を給電し、誘電板の中心とも周辺とも異なる一部位に設
けられ、かつ、アンテナの中心に対してほぼ等配置され
ている貫通穴を介して、アンテナと真空容器とをショー
トピンによって短絡することが望ましい。
間に設けられた環状でかつ溝状のプラズマトラップによ
って、基板上のプラズマ分布が制御された状態で基板を
処理することが望ましい。
属体が、真空容器の側壁面の一部を構成するリングであ
る場合にも有効な装置である。
マトラップを構成するよう配置されたリングである場合
にも有効な装置である。
空容器と、真空容器内にガスを供給するためのガス供給
装置と、真空容器内を排気するための排気装置と、真空
容器内に基板を載置するための基板電極と、基板電極に
対向して設けられた対向電極と、基板電極または対向電
極に周波数100kHz乃至3GHzの高周波電力を供
給することのできる高周波電源とを備えたプラズマ処理
装置であって、対向電極に埋め込まれた誘電体ブッシュ
に設けられた穴から真空容器内にガスを供給することを
特徴とする。
装置において、好適には、誘電体ブッシュが、金属体ま
たは対向電極に設けられたタップにねじ込まれたボルト
であることが望ましい。
器内壁面側に、誘電体ブッシュを回転させて金属板また
は対向電極にねじ込むためのドライバーまたはレンチ用
座グリが設けられていることが望ましい。
体または対向電極の表面から0.5乃至20mm突出し
ていることが望ましい。
属体または対向電極の表面から1乃至10mm突出して
いることが望ましい。
向電極の表面から突出している場合においては、誘電体
ブッシュが、金属体または対向電極に設けられた穴の端
部を覆うように取り付けられていることが望ましい。
れた穴の大きさが、直径0.2乃至2mmであることが
望ましい。
られた穴の大きさが、直径0.4乃至0.8mmである
ことが望ましい。
装置は、アンテナ、基板電極または対向電極に印加する
高周波電力の周波数が、50MHz乃至3GHzである
場合に、とくに有効なプラズマ処理装置である。
いて、図1乃至図3を参照して説明する。
いたプラズマ処理装置の断面図を示す。図1において、
真空容器1内に、ガス供給装置2から所定のガスを導入
しつつ、排気装置としてのポンプ3により排気を行い、
真空容器1内を所定の圧力に保ちながら、アンテナ用高
周波電源4により100MHzの高周波電力を真空容器
1内に突出して設けられたアンテナ5に供給することに
より、真空容器1内にプラズマが発生し、基板電極6上
に載置された基板7に対してプラズマ処理を行うことが
できる。また、基板電極6に高周波電力を供給するため
の基板電極用高周波電源8が設けられており、基板7に
到達するイオンエネルギーを制御することができるよう
になっている。アンテナ5へ供給される高周波電圧は、
給電棒9により、アンテナ5の中心付近へ給電される。
また、アンテナ5の中心とも周辺とも異なる複数の部位
と真空容器1の基板7に対向する面1’とが、ショート
ピン10により短絡されている。アンテナ5と真空容器
1との間に誘電板11が挟まれ、給電棒9及びショート
ピン10は、誘電板11に設けられた貫通穴を介してそ
れぞれアンテナ5とアンテナ用高周波電源4、アンテナ
5と真空容器1’とを接続している。また、アンテナ5
の表面は、カバー12により覆われている。また、誘電
板11と誘電板11の周辺部に設けられた誘電体リング
13との間の溝状の空間と、アンテナ5とアンテナ5の
周辺部に設けられた導体リング14との間の溝状の空間
からなるプラズマトラップ15が設けられている。ガス
は、真空容器の側壁面の一部を構成する金属リング16
に設けられた誘電体ブッシュ17に設けられたガス供給
穴(図示しない)から、真空容器1内へ導入される。
を示す。誘電体ブッシュ17の真空容器内壁面側に、誘
電体ブッシュ17を回転させて金属リング16にねじ込
むためのドライバー用座グリ19が設けられている。そ
して、金属リング16には、誘電体ブッシュ17をねじ
込むためのタップ20が設けられている。誘電体ブッシ
ュ17は、ボルト状である。また、誘電体ブッシュ17
は、金属リング16の表面から5mm突出している。誘
電体ブッシュ17は、金属リング16に設けられた穴の
端部21を覆うように取り付けられている。誘電体ブッ
シュ17に設けられたガス供給穴18の大きさは、直径
0.5mmである。また、誘電体ブッシュ17は、金属
リング16に合計8個設けられており、ほぼ等方的にガ
スを真空容器1内に噴出できるようになっている。アン
テナ5の平面図を図3に示す。図3において、ショート
ピン10は3ヶ所に設けられており、それぞれのショー
トピン10がアンテナ5の中心に対して等配置されてい
る。
いて、イリジウム膜付き基板をエッチングした。エッチ
ング条件は、アルゴン/塩素=260/20sccm、
圧力=0.3Pa、アンテナ電力=1500W、基板電
極電力=400Wである。ガスの総流量が260+20
=280sccmで、ガス供給穴の数が8であるから、
ガス供給穴1個当たりのガス供給量は、280/8=3
5sccmである。このような条件でエッチング処理し
たところ、ガス供給穴18でのホローカソード放電は発
生せず、良好な放電状態を得ることができた。
きた理由は、ガス供給穴18における高周波電界が従来
例に比べて弱まったためであると考えられる。ホローカ
ソード放電の起き易さは、ガスの流速や圧力勾配にも大
きく影響を受けるが、ガス供給穴に到達する高周波電界
の影響も大きいものと考えられる。ガス供給穴18の周
辺を誘電体としたことと、誘電体ブッシュ17を金属リ
ング16の表面から5mm突出させたことにより、ガス
供給穴18の出口における高周波電界が弱められ、ホロ
ーカソード放電を抑制できたものと考えられる。
は、本発明の適用範囲のうち、真空容器の形状、アンテ
ナの形状及び配置等に関して様々なバリエーションのう
ちの一部を例示したに過ぎない。本発明の適用にあた
り、ここで例示した以外にも様々なバリエーションが考
えられることは、いうまでもない。
は、誘電板の中心付近に設けられた貫通穴を介してアン
テナに高周波電圧を給電し、誘電板の中心とも周辺とも
異なる一部位に設けられ、かつ、アンテナの中心に対し
てほぼ等配置されている貫通穴を介して、アンテナと真
空容器とをショートピンによって短絡する場合について
説明したが、このような構成とすることでプラズマの等
方性をより高めることができる。基板が小さい場合など
は、ショートピンを用いなくても、十分に高い面内均一
性が得られることは、いうまでもない。
おいて、アンテナと真空容器との間に設けられた環状で
かつ溝状のプラズマトラップによって、基板上のプラズ
マ分布が制御された状態で基板を処理する場合について
説明したが、このような構成とすることでプラズマの均
一性をより高めることができる。基板が小さい場合など
は、プラズマトラップを用いなくても、十分に高い面内
均一性が得られることは、いうまでもない。
た誘導結合プラズマ源におけるコイル23や、図4に示
す表面波プラズマ源における電磁波放射アンテナ26な
どを用いる場合にも、本発明は有効である。
おいて、誘電体ブッシュが埋め込まれた金属体が、真空
容器の側壁面の一部を構成するリングである場合につい
て説明したが、図5に示すように、誘電体ブッシュが埋
め込まれた金属体が、アンテナとの間にプラズマトラッ
プを構成するよう配置された導体リング14である場合
にも有効な方法である。
6乃至図7を参照して説明する。
いたプラズマ処理装置の断面図を示す。図6において、
真空容器1内に、ガス供給装置2から所定のガスを導入
しつつ、排気装置としてのポンプ3により排気を行い、
真空容器1内を所定の圧力に保ちながら、基板電極用高
周波電源8により13.56MHzの高周波電力を、基
板電極6に供給することにより、真空容器1内にプラズ
マが発生し、基板電極6上に載置された基板7に対して
プラズマ処理を行うことができる。基板電極6に対向し
て対向電極22が設けられており、ガスは、対向電極2
2に設けられた誘電体ブッシュ17に設けられたガス供
給穴(図示しない)から、真空容器1内へ導入される。
を示す。誘電体ブッシュ17の真空容器内壁面側に、誘
電体ブッシュ17を回転させて対向電極22にねじ込む
ためのドライバー用座グリ19が設けられている。そし
て、対向電極22には、誘電体ブッシュ17をねじ込む
ためのタップ20が設けられている。誘電体ブッシュ1
7は、ボルト状である。また、誘電体ブッシュ17は、
対向電極22の表面から5mm突出している。誘電体ブ
ッシュ17は、対向電極22に設けられた穴の端部21
を覆うように取り付けられている。誘電体ブッシュ17
に設けられたガス供給穴18の大きさは、直径0.5m
mである。また、誘電体ブッシュ17は、対向電極22
に合計80個設けられており、基板に向かってガスを真
空容器1内に噴出できるようになっている。
いて、アルミニウム膜付き基板をエッチングした。エッ
チング条件は、塩素/三塩化ホウ素/アルゴン=200
/600/800sccm、圧力=5Pa、基板電極電
力=4kWである。ガスの総流量が200+600+8
00=1600sccmで、ガス供給穴の数が80であ
るから、ガス供給穴1個当たりのガス供給量は、160
0/80=20sccmである。このような条件でエッ
チング処理したところ、ガス供給穴18でのホローカソ
ード放電は発生せず、良好な放電状態を得ることができ
た。
きた理由は、ガス供給穴18における高周波電界が従来
例に比べて弱まったためであると考えられる。ホローカ
ソード放電の起き易さは、ガスの流速や圧力勾配にも大
きく影響を受けるが、ガス供給穴に到達する高周波電界
の影響も大きいものと考えられる。ガス供給穴18の周
辺を誘電体としたことと、誘電体ブッシュ17を対向電
極22の表面から5mm突出させたことにより、ガス供
給穴18の出口における高周波電界が弱められ、ホロー
カソード放電を抑制できたものと考えられる。
誘電体ブッシュが、金属体または対向電極に設けられた
タップにねじ込まれたボルトである場合について説明し
たが、誘電体ブッシュは必ずしもボルト状である必要は
なく、くさび状に金属体または対向電極に埋め込まれた
ものであってもよい。しかし、誘電体ブッシュがボルト
である場合には、消耗部品としての誘電体ブッシュの交
換が容易であるという利点がある。
に、誘電体ブッシュを回転させて金属板または対向電極
にねじ込むためのドライバー用座グリが設けられている
場合について説明したが、ドライバー用座グリに限ら
ず、レンチ等様々な工具にあった形状を工夫することが
できる。また、誘電体ブッシュがくさび状である場合に
は、座グリは無くてもよいことは、いうまでもない。
向電極の表面から5mm突出している場合について説明
したが、我々は、概ね0.5mm以上突出していること
が望ましいという実験結果を得ているので、突出長がこ
の範囲にあることが望ましい。しかし、あまり突出しす
ぎていると、誘電体ブッシュの欠けが生じる恐れがある
ので、概ね20mm以下の突出にとどめた方がよい。確
実にホローカソード放電を抑制し、かつ、誘電体ブッシ
ュの欠けを防止できる突出長として、1乃至10mm程
度が最適であると考えられる。
向電極に設けられた穴の端部を覆うように取り付けられ
ている場合について説明したが、このような構成とする
ことにより、金属体または対向電極に設けられた穴の端
部がプラズマに長時間曝されることによって劣化するこ
とを、効果的に防止することができる点において、好ま
しい。
きさが、直径0.5mmである場合について説明した
が、我々は、穴の大きさが小さいほどホローカソード放
電が起きにくいという実験結果を得ているので、穴の大
きさは概ね2mm以下であることが望ましい。しかし、
あまり小さすぎるものは加工が困難であるので、穴の直
径は概ね0.2mm以上とした方がよい。確実にホロー
カソード放電を抑制し、かつ、加工が容易である穴直径
として、0.4乃至0.8mm程度が最適であると考え
られる。
当たりのガス供給量が、35sccmである場合、20
sccmである場合について説明したが、穴1個当たり
のガス供給量は小さいほどホローカソード放電は起きに
くいので、穴1個当たりのガス供給量は、概ね200s
ccm以下であることが望ましい。より確実にホローカ
ソード放電を抑制するには、誘電体ブッシュに設けられ
た穴1個当たりのガス供給量は、50sccm以下であ
ることが望ましい。こうした条件を満たすためには、プ
ラズマ処理におけるガス流量を減らすことの他に、ガス
供給穴の数を増す方法があることはいうまでもない。
混合ガスである場合について説明したが、我々は、ガス
の種類によってホローカソード放電の起き易さが異なっ
ており、アルゴンガスの場合これが非常に起きやすいこ
とを経験的に確かめており、本発明はとくに、ガスが、
アルゴンガスを主体とする混合ガスである場合に有効な
方法である。しかし、他のガスを用いる場合であって
も、本発明はホローカソード放電の抑制に極めて有効な
方法である。
ある場合、5Paである場合について説明したが、真空
容器内の圧力が低いほどホローカソード放電は起き易い
ので、本発明は、真空容器内の圧力が10Pa以下であ
る場合に、有効な方法である。さらに、真空容器内の圧
力が、1Pa以下である場合に、とくに有効な方法であ
る。
に印加する高周波電力の周波数が、100MHzまたは
13.56MHzである場合について説明したが、低圧
力化でのプラズマ処理には、100kHz乃至3GHz
の高周波電力を用いることができ、そのすべての領域に
おいて本発明は有効である。しかし、高周波電力の周波
数が高いほど、電磁波が広い範囲に拡がっていく傾向が
あるので、ガス供給穴における高周波電界も大きくなり
やすい。したがって、本発明は、高周波電力の周波数が
高い場合、とくに、50MHz乃至3GHzである場合
に、有効な方法である。
第1発明のプラズマ処理方法によれば、真空容器内にガ
スを供給しつつ真空容器内を排気し、真空容器内を所定
の圧力に制御しながら、真空容器内の基板電極に載置さ
れた基板に対向して設けられたアンテナに、周波数10
0kHz乃至3GHzの高周波電力を印加することによ
り、真空容器内にプラズマを発生させ、基板を処理する
プラズマ処理方法であって、金属体に埋め込まれた誘電
体ブッシュに設けられた穴から真空容器内にガスを供給
するため、ガス供給穴でのホローカソード放電が起きに
くいプラズマ処理を実現できる。
によれば、真空容器内にガスを供給しつつ真空容器内を
排気し、真空容器内を所定の圧力に制御しながら、真空
容器内の基板電極または基板電極に対向して設けられた
対向電極に、周波数100kHz乃至3GHzの高周波
電力を印加することにより、真空容器内にプラズマを発
生させ、基板電極に載置された基板を処理するプラズマ
処理方法であって、対向電極に埋め込まれた誘電体ブッ
シュに設けられた穴から真空容器内にガスを供給するた
め、ガス供給穴でのホローカソード放電が起きにくいプ
ラズマ処理を実現できる。
によれば、真空容器と、真空容器内にガスを供給するた
めのガス供給装置と、真空容器内を排気するための排気
装置と、真空容器内に基板を載置するための基板電極
と、基板電極に対向して設けられたアンテナと、アンテ
ナに周波数100kHz乃至3GHzの高周波電力を供
給することのできる高周波電源とを備えたプラズマ処理
装置であって、金属体に埋め込まれた誘電体ブッシュに
設けられた穴から真空容器内にガスを供給するため、ガ
ス供給穴でのホローカソード放電が起きにくいプラズマ
処理を実現できる。
によれば、真空容器と、真空容器内にガスを供給するた
めのガス供給装置と、真空容器内を排気するための排気
装置と、真空容器内に基板を載置するための基板電極
と、基板電極に対向して設けられた対向電極と、基板電
極または対向電極に周波数100kHz乃至3GHzの
高周波電力を供給することのできる高周波電源とを備え
たプラズマ処理装置であって、対向電極に埋め込まれた
誘電体ブッシュに設けられた穴から真空容器内にガスを
供給するため、ガス供給穴でのホローカソード放電が起
きにくいプラズマ処理を実現できる。
置の構成を示す断面図
近傍の詳細図
図
置に適用した場合の構成を示す断面図
処理装置の構成を示す断面図
置の構成を示す断面図
近傍の詳細図
断面図
Claims (35)
- 【請求項1】 真空容器内にガスを供給しつつ真空容器
内を排気し、真空容器内を所定の圧力に制御しながら、
真空容器内の基板電極に載置された基板に対向して設け
られたアンテナに、周波数100kHz乃至3GHzの
高周波電力を印加することにより、真空容器内にプラズ
マを発生させ、基板を処理するプラズマ処理方法であっ
て、金属体に埋め込まれた誘電体ブッシュに設けられた
穴から真空容器内にガスを供給することを特徴とするプ
ラズマ処理方法。 - 【請求項2】 アンテナと真空容器の間に誘電板が挟ま
れており、アンテナ及び誘電板が真空容器内に突出した
構造をなすことを特徴とする、請求項1記載のプラズマ
処理方法。 - 【請求項3】 誘電板の中心付近に設けられた貫通穴を
介してアンテナに高周波電圧を給電し、誘電板の中心と
も周辺とも異なる一部位に設けられ、かつ、アンテナの
中心に対してほぼ等配置されている貫通穴を介して、ア
ンテナと真空容器とをショートピンによって短絡するこ
とを特徴とする、請求項2記載のプラズマ処理方法。 - 【請求項4】 アンテナと真空容器との間に設けられた
環状でかつ溝状のプラズマトラップによって、基板上の
プラズマ分布が制御された状態で基板を処理することを
特徴とする、請求項2記載のプラズマ処理方法。 - 【請求項5】 金属体が、真空容器の側壁面の一部を構
成するリングであることを特徴とする、請求項1記載の
プラズマ処理方法。 - 【請求項6】 金属体が、アンテナとの間にプラズマト
ラップを構成するよう配置されたリングであることを特
徴とする、請求項4記載のプラズマ処理方法。 - 【請求項7】 真空容器内にガスを供給しつつ真空容器
内を排気し、真空容器内を所定の圧力に制御しながら、
真空容器内の基板電極または基板電極に対向して設けら
れた対向電極に、周波数100kHz乃至3GHzの高
周波電力を印加することにより、真空容器内にプラズマ
を発生させ、基板電極に載置された基板を処理するプラ
ズマ処理方法であって、対向電極に埋め込まれた誘電体
ブッシュに設けられた穴から真空容器内にガスを供給す
ることを特徴とするプラズマ処理方法。 - 【請求項8】 誘電体ブッシュが、金属体または対向電
極に設けられたタップにねじ込まれたボルトであること
を特徴とする、請求項1または7記載のプラズマ処理方
法。 - 【請求項9】 誘電体ブッシュの真空容器内壁面側に、
誘電体ブッシュを回転させて金属板または対向電極にね
じ込むためのドライバーまたはレンチ用座グリが設けら
れていることを特徴とする、請求項1または7記載のプ
ラズマ処理方法。 - 【請求項10】 誘電体ブッシュが、金属体または対向
電極の表面から0.5乃至20mm突出していることを
特徴とする、請求項1または7記載のプラズマ処理方
法。 - 【請求項11】 誘電体ブッシュが、金属体または対向
電極の表面から1乃至10mm突出していることを特徴
とする、請求項1または7記載のプラズマ処理方法。 - 【請求項12】 誘電体ブッシュが、金属体または対向
電極に設けられた穴の端部を覆うように取り付けられて
いることを特徴とする、請求項10または11記載のプ
ラズマ処理方法。 - 【請求項13】 誘電体ブッシュに設けられた穴の大き
さが、直径0.2乃至2mmであることを特徴とする、
請求項1または7記載のプラズマ処理方法。 - 【請求項14】 誘電体ブッシュに設けられた穴の大き
さが、直径0.4乃至0.8mmであることを特徴とす
る、請求項1または7記載のプラズマ処理方法。 - 【請求項15】 誘電体ブッシュに設けられた穴1個当
たりのガス供給量が、200sccm以下であることを
特徴とする、請求項1または7記載のプラズマ処理方
法。 - 【請求項16】 誘電体ブッシュに設けられた穴1個当
たりのガス供給量が、50sccm以下であることを特
徴とする、請求項1または7記載のプラズマ処理方法。 - 【請求項17】 ガスが、アルゴンガスを主体とする混
合ガスであることを特徴とする、請求項1または7記載
のプラズマ処理方法。 - 【請求項18】 真空容器内の圧力が、10Pa以下で
あることを特徴とする、請求項1または7記載のプラズ
マ処理方法。 - 【請求項19】 真空容器内の圧力が、1Pa以下であ
ることを特徴とする、請求項1または7記載のプラズマ
処理方法。 - 【請求項20】 アンテナ、基板電極または対向電極に
印加する高周波電力の周波数が、50MHz乃至3GH
zであることを特徴とする、請求項1または7記載のプ
ラズマ処理方法。 - 【請求項21】 真空容器と、真空容器内にガスを供給
するためのガス供給装置と、真空容器内を排気するため
の排気装置と、真空容器内に基板を載置するための基板
電極と、基板電極に対向して設けられたアンテナと、ア
ンテナに周波数100kHz乃至3GHzの高周波電力
を供給することのできる高周波電源とを備えたプラズマ
処理装置であって、金属体に埋め込まれた誘電体ブッシ
ュに設けられた穴から真空容器内にガスを供給する手段
を備えていることを特徴とするプラズマ処理装置。 - 【請求項22】 アンテナと真空容器の間に誘電板が挟
まれており、アンテナ及び誘電板が真空容器内に突出し
た構造をなすことを特徴とする、請求項21記載のプラ
ズマ処理装置。 - 【請求項23】 誘電板の中心付近に設けられた貫通穴
を介してアンテナに高周波電圧を給電し、誘電板の中心
とも周辺とも異なる一部位に設けられ、かつ、アンテナ
の中心に対してほぼ等配置されている貫通穴を介して、
アンテナと真空容器とをショートピンによって短絡する
ことを特徴とする、請求項22記載のプラズマ処理装
置。 - 【請求項24】 アンテナと真空容器との間に設けられ
た環状でかつ溝状のプラズマトラップによって、基板上
のプラズマ分布が制御された状態で基板を処理すること
を特徴とする、請求項22記載のプラズマ処理装置。 - 【請求項25】 金属体が、真空容器の側壁面の一部を
構成するリングであることを特徴とする、請求項21記
載のプラズマ処理装置。 - 【請求項26】 金属体が、アンテナとの間にプラズマ
トラップを構成するよう配置されたリングであることを
特徴とする、請求項24記載のプラズマ処理装置。 - 【請求項27】 真空容器と、真空容器内にガスを供給
するためのガス供給装置と、真空容器内を排気するため
の排気装置と、真空容器内に基板を載置するための基板
電極と、基板電極に対向して設けられた対向電極と、基
板電極または対向電極に周波数100kHz乃至3GH
zの高周波電力を供給することのできる高周波電源とを
備えたプラズマ処理装置であって、対向電極に埋め込ま
れた誘電体ブッシュに設けられた穴から真空容器内にガ
スを供給する手段を備えていることを特徴とするプラズ
マ処理装置。 - 【請求項28】 誘電体ブッシュが、金属体または対向
電極に設けられたタップにねじ込まれたボルトであるこ
とを特徴とする、請求項21または27記載のプラズマ
処理装置。 - 【請求項29】 誘電体ブッシュの真空容器内壁面側
に、誘電体ブッシュを回転させて金属板または対向電極
にねじ込むためのドライバーまたはレンチ用座グリが設
けられていることを特徴とする、請求項21または27
記載のプラズマ処理装置。 - 【請求項30】 誘電体ブッシュが、金属体または対向
電極の表面から0.5乃至20mm突出していることを
特徴とする、請求項21または27記載のプラズマ処理
装置。 - 【請求項31】 誘電体ブッシュが、金属体または対向
電極の表面から1乃至10mm突出していることを特徴
とする、請求項21または27記載のプラズマ処理装
置。 - 【請求項32】 誘電体ブッシュが、金属体または対向
電極に設けられた穴の端部を覆うように取り付けられて
いることを特徴とする、請求項30または31記載のプ
ラズマ処理装置。 - 【請求項33】 誘電体ブッシュに設けられた穴の大き
さが、直径0.2乃至2mmであることを特徴とする、
請求項21または27記載のプラズマ処理装置。 - 【請求項34】 誘電体ブッシュに設けられた穴の大き
さが、直径0.4乃至0.8mmであることを特徴とす
る、請求項21または27記載のプラズマ処理装置。 - 【請求項35】 アンテナ、基板電極または対向電極に
印加する高周波電力の周波数が、50MHz乃至3GH
zであることを特徴とする、請求項21または27記載
のプラズマ処理装置。
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