JP2002048059A - 容量可変型斜板式圧縮機 - Google Patents

容量可変型斜板式圧縮機

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JP2002048059A JP2001040458A JP2001040458A JP2002048059A JP 2002048059 A JP2002048059 A JP 2002048059A JP 2001040458 A JP2001040458 A JP 2001040458A JP 2001040458 A JP2001040458 A JP 2001040458A JP 2002048059 A JP2002048059 A JP 2002048059A
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和彦 高井
Makoto Tamura
誠 田村
Masaru Tabei
賢 田部井
Masaaki Fujita
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストンシリンダの吐出側からクランク室内
に連通する吐出圧供給通路に介設した弁体をピストンシ
リンダの吸入圧により制御し、クランク室内からオリフ
ィスを介してピストンシリンダの吸入側に至る圧力逃が
し通路を設けた容量可変型斜板式圧縮機であって、起動
後に吐出容量が速やかに増加するが、容量制御運転時に
車載空調回路の負荷の増加に応じて吐出容量を増加制御
する際には吐出容量の急激な増加が抑制された可変型斜
板式圧縮機を提供する。 【解決手段】 ピストンシリンダの吐出側からクランク
室内に連通する吐出圧供給通路に介設した弁体をピスト
ンシリンダの吸入圧により制御し、クランク室内からオ
リフィスを介してピストンシリンダの吸入側に至る圧力
逃がし通路を設けた容量可変型斜板式圧縮機であって、
起動時のオリフィス断面積が容量制御運転時のオリフィ
ス断面積よりも大きくなるようにオリフィス断面積を可
変制御する可変制御手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容量可変型斜板式
圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ピストンシリンダの吐出側からクランク
室内に連通する吐出圧力供給通路に介設した弁体をピス
トンシリンダの吸入圧により制御し、クランク室内から
オリフィスを介してピストンシリンダの吸入側に至る圧
力逃がし通路を設けた容量可変型斜板式圧縮機が特公平
5−83751号に開示されている。特公平5−837
51号の容量可変型斜板式圧縮機においては下記の容量
制御運転が行われる。すなわち、車載空調回路の負荷が
小さくピストンシリンダの吸入圧が所定値以下である
と、弁体が吐出圧力供給通路を開き、ピストンシリンダ
の吐出側からクランク室ヘ冷媒ガスを供給してクランク
室の内圧を上昇させる。この結果、ピストンに加わる圧
縮反力により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を増加さ
せるモーメントと、クランク室の内圧により生ずる斜板
の駆動軸に対する傾角を減少させるモーメントとの差が
減少し、斜板の駆動軸に対する傾角が減少して圧縮機の
吐出容量が減少する。車載空調回路の負荷が大きくピス
トンシリンダの吸入圧が所定値を超えると、弁体が吐出
圧力供給通路を閉じ、ピストンシリンダの吐出側からク
ランク室ヘの冷媒ガスの供給を停止する。クランク室の
内圧とピストンシリンダの吸入圧との差圧により、クラ
ンク室内の冷媒ガスが圧力逃がし通路を通ってピストン
シリンダの吸入側ヘ流出し、クランク室の内圧が低下す
る。この結果、ピストンに加わる圧縮反力により生ずる
斜板の駆動軸に対する傾角を増加させるモーメントと、
クランク室の内圧により生ずる斜板の駆動軸に対する傾
角を減少させるモーメントとの差が増加し、斜板の駆動
軸に対する傾角が増加して圧縮機の吐出容量が増加す
る。特公平5−83751号の容量可変型斜板式圧縮機
においては、圧力逃がし通路にオリフィスを配設するこ
とにより、クランク室からピストンシリンダの吸入側へ
流出する冷媒ガスの流量が過大になるのを防止してクラ
ンク室の内圧の急激な低下を抑制し、車載空調回路の負
荷の増加に応じて吐出容量を増加制御する際の吐出容量
の急激な増加を抑制し、車載空調装置の吹出温度の急激
な低下を抑制している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】容量可変型斜板式圧縮
機の起動直後は、吐出圧力供給通路に介設した弁体は当
該通路を閉じており、また吐出容量は最小になってい
る。圧縮機の起動により、ピストンシリンダの吸入側か
ら吐出側へ冷媒ガスが流れ、ピストンシリンダの吸入圧
が低下し、クランク室の内圧とピストンシリンダの吸入
圧との間に差圧が生じ、クランク室内の冷媒ガスがピス
トンシリンダの吸入側へ流出する。冷媒ガスの流出によ
りクランク室の内圧が低下し、ピストンに加わる圧縮反
力により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を増加させる
モーメントと、クランク室の内圧により生ずる斜板の駆
動軸に対する傾角を減少させるモーメントとの差が増加
し、斜板の駆動軸に対する傾角が増加して吐出容量が増
加し、必要流量の冷媒ガスが車載空調回路に供給され
る。起動直後は、吐出容量が最小になっているのでピス
トンシリンダの吐出圧は低く、ピストンに加わる圧縮反
力により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を増加させる
モーメントは小さい。従って、ピストンに加わる圧縮反
力により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を増加させる
モーメントと、クランク室の内圧により生ずる斜板の駆
動軸に対する傾角を減少させるモーメントとの差も小さ
い。起動直後は、吐出容量が最小になっているのでピス
トンシリンダの吸入圧の低下量が少なく、クランク室の
内圧とピストンシリンダの吸入圧との差圧は小さい。従
って、圧力逃がし通路にオリフィスを配設すると、オリ
フィスの流動抵抗によりクランク室からピストンシリン
ダの吸入側へ流出する冷媒ガスの流量が微小になってク
ランク室の内圧の低下速度が微小になり、クランク室の
内圧により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を減少させ
るモーメントの低下速度が微小になり、ピストンに加わ
る圧縮反力により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を増
加させるモーメントと、クランク室の内圧により生ずる
斜板の駆動軸に対する傾角を減少させるモーメントとの
差の増加速度が微小になって、両者の差が小さい状態が
維持され、吐出容量の速やかな増加が阻害されて必要流
量の冷媒ガスが車載空調回路に供給されないという問題
を生ずる。本発明は上記問題に鑑みてなされたものであ
り、ピストンシリンダの吐出側からクランク室内に連通
する吐出圧供給通路に介設した弁体をピストンシリンダ
の吸入圧により制御し、クランク室内からオリフィスを
介してピストンシリンダの吸入側に至る圧力逃がし通路
を設けた容量可変型斜板式圧縮機であって、起動後に吐
出容量が速やかに増加するが、容量制御運転時に車載空
調回路の負荷の増加に応じて吐出容量を増加制御する際
には吐出容量の急激な増加が抑制された可変型斜板式圧
縮機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、ピストンシリンダの吐出側から
クランク室内に連通する吐出圧供給通路に介設した弁体
をピストンシリンダの吸入圧により制御し、クランク室
内からオリフィスを介してピストンシリンダの吸入側に
至る圧力逃がし通路を設けた容量可変型斜板式圧縮機で
あって、起動時のオリフィス断面積が容量制御運転時の
オリフィス断面積よりも大きくなるようにオリフィス断
面積を可変制御する可変制御手段を備えることを特徴と
する容量可変型斜板式圧縮機を提供する。本発明に係る
容量可変型斜板式圧縮機においては、起動時のオリフィ
ス断面積が容量制御運転時のオリフィス断面積よりも大
きくなるようにオリフィス断面積が可変制御されるの
で、起動時には、クランク室の内圧が速やかに低下し、
クランク室の内圧により生ずる斜板の駆動軸に対する傾
角を減少させるモーメントが速やかに低下する。この結
果、ピストンに加わる圧縮反力により生ずる斜板の駆動
軸に対する傾角を増加させるモーメントと、クランク室
の内圧により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を減少さ
せるモーメントとの差が速やかに増加し、斜板の駆動軸
に対する傾角が速やかに増加して吐出容量が速やかに増
加する。他方容量制御運転時のオリフィス断面積は起動
時に比べて小さいので、車載空調回路の負荷の増加に応
じて吐出容量を増加制御する際には、クランク室の内圧
の急激な低下が防止されてクランク室の内圧により生ず
る斜板の駆動軸に対する傾角を減少させるモーメントの
急激な低下が防止される。この結果、ピストンに加わる
圧縮反力により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を増加
させるモーメントと、クランク室の内圧により生ずる斜
板の駆動軸に対する傾角を減少させるモーメントとの差
の急激な増加が抑制されて吐出容量の急激な増加が抑制
され、車載空調装置の吹出温度の急激な低下が抑制され
る。容量制御運転時のオリフィス断面積は小さいので、
容量制御の為に吐出室からクランク室を経由して吸入室
へ戻される冷媒ガス量は少ない。従って、容量制御運転
時の圧縮動力損失は小さい。
【0005】本発明の好ましい態様においては、可変制
御手段は、クランク室の内圧とピストンシリンダの吸入
圧との差圧が所定値以下の時のオリフィス断面積が、前
記差圧が所定値を超える時のオリフィス断面積よりも大
きくなるようにオリフィス断面積を可変制御する。容量
可変型斜板式圧縮機の起動時には、容量制御運転時に比
べてクランク室の内圧とピストンシリンダの吸入圧との
差圧が小さいので、当該差圧が所定値以下の時のオリフ
ィス断面積が、前記差圧が所定値を超える時のオリフィ
ス断面積よりも大きくなるようにオリフィス断面積を可
変制御することにより、起動時のオリフィス断面積が容
量制御運転時のオリフィス断面積よりも大きくなるよう
にオリフィス断面積を可変制御することができる。
【0006】本発明の好ましい態様においては、可変制
御手段は、圧力逃がし通路を流れる冷媒ガス流に関して
上流側の大径部と下流側の小径部とを有するオリフィス
孔と、オリフィス孔内に配設された球状の弁体と、弁体
を前記冷媒ガス流に関して上流方向へ付勢するバネとを
有している。バネの付勢力を適正値に設定することによ
り、クランク室の内圧とピストンシリンダの吸入圧との
差圧が所定値以下の時に弁体をオリフィス孔の大径部内
に滞留させ、前記差圧が所定値を超える時に弁体をオリ
フィス孔の小径部内に滞留させることができ、ひいて
は、クランク室の内圧とピストンシリンダの吸入圧との
差圧が所定値以下の時のオリフィス断面積が、前記差圧
が所定値を超える時のオリフィス断面積よりも大きくな
るようにオリフィス断面積を可変制御することができ
る。
【0007】本発明の好ましい態様においては、可変制
御手段は、二つのオリフィス孔と、クランク室の内圧と
ピストンシリンダの吸入圧との差圧が所定値以下の時に
一方のオリフィス孔を開き、前記差圧が前記所定値を超
える時に前記一方のオリフィス孔を閉じる弁体とを有し
ている。二つのオリフィス孔を配設し、クランク室の内
圧とピストンシリンダの吸入圧との差圧が所定値以下の
時に一方のオリフィス孔を開き、前記差圧が前記所定値
を超える時に前記一方のオリフィス孔を閉じることによ
り、クランク室の内圧とピストンシリンダの吸入圧との
差圧が所定値以下の時のオリフィス断面積が、前記差圧
が所定値を超える時のオリフィス断面積よりも大きくな
るようにオリフィス断面積を可変制御することができ
る。
【0008】本発明の好ましい態様においては、可変制
御手段を圧力逃がし通路上の所定位置に固定する固定手
段が可変制御手段と一体形成されている。可変制御手段
を圧力逃がし通路上の所定位置に固定する必要がある
が、可変制御手段を圧力逃がし通路上の所定位置に固定
する固定手段を可変制御手段と一体形成することによ
り、両者を別体とする場合に比べて、部品点数が減少
し、圧縮機の製造コストが低減する。
【0009】本発明の好ましい態様においては、固定手
段に、工具係合用の穴が形成されている。工具係合用の
穴に工具を係合させて、可変制御手段を圧力逃がし通路
上の所定位置に容易に設置し、或いは所定位置から容易
に離脱させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例に係る容量可
変型斜板式圧縮機は、図1に示すように、周方向に互い
に間隔を隔てて配設された複数のシリンダボア1とセン
ターボア2とが形成されたシリンダブロック3と、シリ
ンダブロック3の一方の端面に取り付けられクランク室
4を形成するフロントハウジング5と、弁板6を介して
シリンダブロック3の他方の端面に取り付けられ、吸入
室7と吐出室8とを形成するシリンダヘッド9とを備え
ている。
【0011】容量可変型斜板式圧縮機は更に、クランク
室4内でシリンダボア1の延在方向に平行に延在し、一
端がフロントハウジング5を貫通して外部へ延び、他端
がセンターボア2に挿入され、フロントハウジング5と
シリンダブロック3とにより回転可能に支持された駆動
軸10を備えている。フロントハウジング5に回転可能
に支持されたプーリー11が駆動軸10に連結されてい
る。プーリー11と図示しない車載エンジンのクランク
軸との間に図示しない無端ベルトが掛け渡されている。
クランク室4内に配設されたロータ12が、駆動軸10
に固定されている。ロータ12はフロントハウジング5
により、駆動軸10の延在方向に支持されている。ロー
タ12に長孔12aが形成されている。
【0012】斜板13が、駆動軸10に軸方向に摺動可
能に且つ駆動軸10に対して傾角変動可能に取り付けら
れている。斜板13は、ロータ12ヘ向けて延びる耳部
13aを有している。耳部13aに固定されたピン14
がロータ12の長孔12aに挿通されている。斜板13
は、駆動軸10に外嵌合するコイルスプリング15を介
してロータ12に連結されている。
【0013】斜板13の周縁部に、斜板13を挟んで片
側に球面を有する一対のスライディングシュー16が摺
動可能に当接している。複数の一対のスライディングシ
ュー16が、周方向に互いに間隔を隔てて配設されてい
る。各一対のスライディングシュー16は、それぞれピ
ストンロッド17により、摺動可能に挟持されている。
各ピストンロッド17はシリンダブロック3へ向けて延
び、対応するシリンダボア1に摺動可能に挿通されたピ
ストン18を形成している。
【0014】各シリンダボア1に対峙して、弁板6に吸
入孔19と吐出孔20とが形成されている。弁板6のシ
リンダボア1に対峙する端面に、吸入室7から吸入穴1
9を通ってシリンダボア1へ流入する冷媒ガスの流れを
制御するための吸入弁21が取り付けられ、弁板6の吐
出室8に対峙する端面に、シリンダボア1から吐出孔2
0を通って吐出室8へ流出する冷媒ガスの流れを制御す
るための吐出弁22が取り付けられている。吸入室7は
吸入ポート23に連通し、吐出室8は図示しない吐出ポ
ートに連通している。
【0015】クランク室4と吐出室8とを連通させる吐
出圧供給通路24が、シリンダブロック3と弁板6とシ
リンダヘッド9の内壁とを通って形成されている。吐出
圧供給通路24を開閉する制御弁25が配設されてい
る。
【0016】センターボア2に可変オリフィス26が嵌
挿されている。可変オリフィス26は、図2に示すよう
に、オリフィス本体26aを有している。オリフィス本
体26aに、オリフィス孔26bが形成されている。オ
リフィス孔26bは、クランク室4に近接する側の大径
部26b1 と、クランク室4から離隔する側の小径部2
6b2 と、両者を接続する漏斗状の中間部26b3 とを
有している。オリフィス孔26b内に鋼球27が配設さ
れている。鋼球27の直径はオリフィス孔26bの小径
部26b2 の直径よりも小さな値に設定されている。オ
リフィス孔26bに対峙して、オリフィス本体26aの
クランク室4に近接する側の端面に蓋28が圧入されて
いる。蓋28にはオリフィス孔26bの大径部26b1
に連通する孔が形成されている。オリフィス本体26a
のクランク室4から離隔する側の端面に蓋29が圧入さ
れている。蓋29にはオリフィス孔26bの小径部26
b2 に連通する孔が形成されている。オリフィス孔26
b内にバネ30が配設されている。バネ30の一端は鋼
球27に固定され、他端は蓋29に固定されている。オ
リフィス孔26bの周壁と鋼球27との間に形成される
環状隙間がオリフィス31を形成している。オリフィス
31はセンターボア2を介してクランク室4に連通し、
シリンダブロック3と弁板6とシリンダヘッド9の内壁
とを通って形成された通路32を介して吸入室7に連通
している。センターボア2とオリフィス31と通路32
とにより、圧力逃がし通路33が形成されている。
【0017】上記容量可変型斜板式圧縮機の運転時に
は、吸入室7の内圧Psが低下するのでクランク室4の
内圧Pcと吸入室7の内圧Psとの間に差圧が生ずる。
この結果、クランク室4内の冷媒ガスが圧力逃がし通路
33を通って吸入室7へ流れる。圧力逃がし通路33の
途上に配設された可変オリフィス26のオリフィス孔2
6bを流れる冷媒ガスは、鋼球27を冷媒ガスの流れに
関して下流方向へ付勢する。バネ30は、鋼球27を冷
媒ガスの流れに関して上流方向へ付勢する。クランク室
4の内圧Pcと吸入室7の内圧Psとの差圧△P(△P
=Pc−Ps)が増加すると、冷媒ガスから鋼球27に
印加する付勢力が増加し、鋼球27はバネ30の付勢力
に抗して、冷媒ガスの流れに関して下流方向へ移動す
る。差圧△Pが△P1以下の時には鋼球27の中心はオ
リフィス孔26bの大径部26b1 内にあり、差圧△P
が△P1を超えて△P2以下の時には鋼球27の中心は
オリフィス孔26bの中間部26b3 内にあり、差圧△
Pが△P2を超える時には鋼球27の中心はオリフィス
孔26bの小径部26b2 内にある。この結果、鋼球2
7とオリフィス孔26bの内壁との間に形成される環状
のオリフィス31の断面積Sは、差圧△Pが△P1以下
の時に最大値S1となり、差圧△Pが△P1を超えると
差圧△Pの増加に伴ってS1から減少し、差圧△Pが△
P2を超えると最小値S2となる。バネ30のバネ定数
を変えることにより、△P1、△P2を変えることがで
きる。
【0018】吸入ポート23は図示しない車載空調回路
の低圧側に接続され、図示しない吐出ポートは前記空調
回路の高圧側に接続されている。
【0019】上記容量可変型斜板式圧縮機の作動を説明
する。図示しない車載エンジンが始動するとプーリー1
1を介して駆動軸10が回転駆動されて圧縮機が起動す
る。駆動軸10の回転に伴ってロータ12が回転し、更
に斜板13が回転する。斜板13の回転に伴ってスライ
ディングシュー16が斜板13の周縁上を摺動しつつ駆
動軸10の延在方向に往復運動し、スライディングシュ
ー16を挟持するピストンロッド17が駆動軸10の延
在方向に往復運動し、ピストンロッド17の一端に形成
されたピストン18が、シリンダボア1内を駆動軸10
の延在方向に往復運動する。ピストン18の往復運動に
伴い、吸入ポート23を通って吸入室7へ流入した冷媒
ガスが吸入孔19を通ってシリンダボア1内ヘ吸入さ
れ、シリンダボア1内で圧縮され、吐出孔20を通って
吐出室8ヘ吐出され、図示しない吐出ポートを通って車
載空調回路ヘ流出する。
【0020】上記容量可変型斜板式圧縮機においては、
圧縮工程中に、ピストン18に加わる圧縮反力により、
斜板13をピン14回りに、図1において時計方向ヘ回
動させて斜板13の駆動軸10に対する傾角θを増加さ
せるモーメントM1が生ずる。コイルスプリング15に
より、斜板13をピン14回りに、図1において反時計
方向ヘ回動させて斜板13の駆動軸10に対する傾角θ
を減少させるモーメントM2が生ずる。クランク室4の
内圧Pcにより、斜板13をピン14回りに、図1にお
いて反時計方向ヘ回動させて斜板13の駆動軸10に対
する傾角θを減少させるモーメントM3が生ずる。
【0021】外気温度に応じて自動的に或いは手動によ
り車載空調装置の設定吐出温度が調節され、車載空調回
路の負荷が変動する。車載空調回路の負荷が減少して吸
入室7の内圧Psが所定値Ps1以下になると、制御弁
25が吐出圧供給通路24を開き、吐出室8内の冷媒ガ
スが吐出圧供給通路24を介してクランク室4ヘ流入す
る。この結果クランク室4の内圧Pcが増加しM3が増
加して斜板13の駆動軸10に対する傾角θが減少し、
ピストン18のストロークが減少して圧縮機の吐出容量
が減少する。車載空調回路の負荷が増加して吸入室7の
内圧Psが所定値Ps1を超えると、制御弁25が吐出
圧供給通路24を閉じ、吐出室8内の冷媒ガスが吐出圧
供給通路24を介してクランク室4ヘ流入するのを阻止
する。クランク室4の内圧Pcと吸入室7の内圧Psと
の差圧△Pにより、クランク室4内の冷媒ガスが圧力逃
がし通路33を通って吸入室7へ流出する。この結果ク
ランク室4の内圧Pcが低下してM3が減少して斜板1
3の駆動軸10に対する傾角θが増加し、ピストン18
のストロークが増加して圧縮機の吐出容量が増加する。
【0022】上記容量可変型斜板式圧縮機の起動時に
は、吸入室7の内圧PsはPs1を超えており、制御弁
25は吐出圧供給通路24を閉じている。また、吸入室
7の内圧Psとクランク室4の内圧Pcと吐出室8の内
圧とは略同一になっているので、M1とM3とが略同一
になっている。この結果、M2により斜板13の駆動軸
10に対する傾角θは最小になっており、圧縮機の吐出
容量は最小になっている。圧縮機が起動すると、吸入室
7内の冷媒ガスがシリンダボア1内ヘ吸引されるので吸
入室7の内圧Psが低下する。しかし圧縮機の吐出容量
は最小になっているので、吸入室7からシリンダボア1
内ヘ吸引される冷媒ガスの流量は少なく、Psの低下量
は少ない。従って、起動直後は、クランク室4の内圧P
cと吸入室7の内圧Psとの差圧△Pは△P1以下であ
り、オリフィス31の断面積Sは最大値S1である。こ
の結果、差圧△Pは小さいがオリフィス31の断面積S
が大きいので、クランク室4から圧力逃がし通路33通
って吸入室7ヘ冷媒ガスが速やかに流出してクランク室
4の内圧Pcが速やかに低下し、M3が速やかに減少し
て斜板13の駆動軸10に対する傾角θが速やかに増加
し、吐出容量が速やかに増加する。吐出容量の増加に伴
って、吸入室7からシリンダボア1内ヘ吸引される冷媒
ガスの流量が増加し、Psの低下量が増加する。この結
果、クランク室4の内圧Pcと吸入室7の内圧Psとの
差圧△Pが増加して△P1を超え、オリフィス31の断
面積Sが最大値S1から最小値S2へ向けて減少する。
差圧△Pが△P2を超え、オリフィス31の断面積Sが
最小値S2になった時には、吐出容量は必要量まで増加
しており、必要流量の冷媒ガスが車載空調回路に供給さ
れる。
【0023】起動直後の過渡期を経過して、吸入室7の
内圧PsがPs1近傍まで低下した時には、差圧△Pが
△P2を超えオリフィス31の断面積Sは最小値S2に
なっている。この状態で、圧縮機の容量制御運転が行わ
れる。すなわち、吸入室7の内圧Psに応じて制御弁2
5が開閉制御され、空調回路の負荷変動に応じた吐出容
量制御が行われる。容量制御運転時には、オリフィス3
1の断面積Sが最小値S2になっているので、クランク
室4から圧力逃がし通路33を通って吸入室7へ流出す
る冷媒ガスの流量は少ない。この結果、吐出容量を増加
制御する際のクランク室4の内圧Pcの急激な低下が防
止されてM3の急激な低下が防止され、斜板13の駆動
軸10に対する傾角θの急激な増加が抑制されて吐出容
量の急激な増加が抑制され、車載空調装置の吹出温度の
急激な低下が抑制される。容量制御運転時のオリフィス
31の断面積Sは最小値S2なので、容量制御の為に吐
出室8からクランク室4を経由して吸入室7へ戻される
冷媒ガス量は少ない。従って、容量制御運転時の圧縮動
力損失は小さい。
【0024】本発明の第2実施例に係る容量可変型斜板
式圧縮機においては、可変オリフィス26に代えて図3
に示す可変オリフィス126が使用されている。可変オ
リフィス126は、オリフィス本体126aを有してい
る。オリフィス本体126aに、オリフィス孔126
b、126cが形成されている。オリフィス孔126b
は、クランク室4に近接する側の大径部126b′と、
クランク室4から離隔する側の小径部126b″とを有
している。大径部126b′内に鋼球127が配設され
ている。大径部126b′の周壁と鋼球127との間の
環状隙間の面積は、小径部126b″の断面積よりも大
きな値に設定されている。大径部126b′のクランク
室4側の端部に、複数の小孔128aが形成された蓋1
28が圧入されている。複数の小孔128aの断面積の
和は、小径部126b″の断面積よりも大きな値に設定
されている。大径部126b′内にバネ129が配設さ
れている。バネ129の一端は鋼球127に固定され、
他端は小径部126b″側の大径部126b′の端面に
固定されている。オリフィス孔126cとオリフィス孔
126bの小径部126b″とにより、オリフィス13
0が形成されている。
【0025】クランク室4の内圧Pcと吸入室7の内圧
Psとの差圧△Pが△P1以下の時は、鋼球127はオ
リフィス孔126bの小径部126b″から十分に離れ
ており、オリフィス130の断面積はオリフィス孔12
6cの断面積とオリフィス孔126bの小径部126
b″の断面積の和である。差圧△Pが△P1を超えると
鋼球127がオリフィス孔126bの小径部126b″
に接近して、オリフィス130の断面積が漸減する。差
圧△Pが△P2を超えると鋼球127がオリフィス孔1
26bの小径部126b″を塞ぎ、オリフィス130の
断面積は最小になり、オリフィス孔126bの小径部1
26b″の断面積と同一値になる。従って、可変オリフ
ィス126を使用することにより、クランク室の内圧と
ピストンシリンダの吸入圧との差圧が所定値以下の時の
オリフィス断面積が、前記差圧が所定値を超える時のオ
リフィス断面積よりも大きくなるようにオリフィス断面
積を可変制御することができる。
【0026】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されない。第1実施例に係る容量
可変型斜板式圧縮機においては、可変オリフィス26
は、オリフィス本体26aの一端をセンターボア2に形
成された段部に当接させ、他端をセンターボア2に形成
された図示しない環状溝に係合する図示しないスナップ
リングに当接させて、圧力逃がし通路33上の所定位置
に固定されているが、図4、5に示すように、オリフィ
ス本体26aの他端に、互いに隙間を隔てて複数の脚2
6cをオリフィス本体26aと一体形成し、脚26cを
弁板6に当接させて、可変オリフィス26を圧力逃がし
通路33上の所定位置に固定しても良い。スナップリン
グが不要になり、部品点数が減少して、圧縮機の製造コ
ストが低減する。また、孔が形成された蓋29に代え
て、オリフィス本体26に直接オリフィス孔26bの小
径部26b2 に連通する孔26dを形成しても良い。部
品点数が減少して、圧縮機の製造コストが低減する。図
6に示すように、複数の脚26cに代えて、環状の脚2
6eをオリフィス本体26と一体形成し、脚26eに孔
26fを形成しても良い。環状の脚26eを弁板6に当
接させて、可変オリフィス26を圧力逃がし通路33上
の所定位置に固定する。孔26fを介して、オリフィス
31が通路32に連通する。
【0027】オリフィス本体26aの他端に、互いに隙
間を隔てて複数の脚26cを形成し、或いは環状の脚2
6eを形成する場合には、図4〜6に示すように、セン
ターボア2周壁の脚26c、26eに対峙する部位に、
環状の切欠溝2aを形成し、或いは脚26c、26eの
外周に切欠溝26c′、26e′を形成して、脚26
c、26eの外側に、通路32に連通する通路32′を
形成するのが望ましい。オリフィス31と通路32とが
確実に連通する。
【0028】脚26cに、治具係合用の穴26c″を形
成しても良い。工具係合用の穴26c″に工具を係合さ
せて、可変オリフィス26を、センターボア2内に容易
に設置し、或いはセンターボア2から容易に離脱させる
ことができる。
【0029】図3の可変オリフィス126の鋼球127
に代えて、図7に示すように、オリフィス孔126bの
小径部126b″に進入可能な突起127a′が形成さ
れた円板状の弁体127′を配設しても良い。この場合
には、蓋128の小孔128aが弁体127′で塞がれ
るのを防止するために、蓋128に、弁体127′へ向
かう突起128bを形成するのが望ましい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係る容量
可変型斜板式圧縮機にあっては、起動時のオリフィス断
面積が容量制御運転時のオリフィス断面積よりも大きく
なるようにオリフィス断面積が可変制御されるので、起
動時には、クランク室の内圧が速やかに低下し、クラン
ク室の内圧により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を減
少させるモーメントが速やかに低下する。この結果、ピ
ストンに加わる圧縮反力により生ずる斜板の駆動軸に対
する傾角を増加させるモーメントと、クランク室の内圧
により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を減少させるモ
ーメントとの差が速やかに増加し、斜板の駆動軸に対す
る傾角が速やかに増加して吐出容量が速やかに増加す
る。他方容量制御運転時のオリフィス断面積は起動時に
比べて小さいので、車載空調回路の負荷の増加に応じて
吐出容量を増加制御する際には、クランク室の内圧の急
激な低下が防止されてクランク室の内圧により生ずる斜
板の駆動軸に対する傾角を減少させるモーメントの急激
な低下が防止される。この結果、ピストンに加わる圧縮
反力により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を増加させ
るモーメントと、クランク室の内圧により生ずる斜板の
駆動軸に対する傾角を減少させるモーメントとの差の急
激な増加が抑制されて吐出容量の急激な増加が抑制され
る。容量制御運転時のオリフィス断面積が小さいので、
容量制御の為に吐出室からクランク室を経由して吸入室
へ戻される冷媒ガス量は少ない。従って、容量制御運転
時の圧縮動力損失は小さい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る容量可変型斜板式圧
縮機の縦断面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る容量可変型斜板式圧
縮機が備える可変オリフィスの断面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る容量可変型斜板式圧
縮機の縦断面図である。
【図5】図4の部分拡大図である。(a)は縦断面図で
あり、(b)は(a)のb−b矢視図である。
【図6】図5の変形例を示す図である。(a)は縦断面
図であり、(b)は(a)のb−b矢視図である。
【図7】図3の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 シリンダボア 2 センターボア 3 シリンダブロック 4 クランク室 5 フロントハウジング 7 吸入室 8 吐出室 9 シリンダヘッド 10 駆動軸 13 斜板 18 ピストン 24 吐出圧供給通路 25 制御弁 26、126 可変オリフィス 26b、126b、126c オリフィス孔 26c、26e 脚 26c″ 工具係合用の穴 27、127 鋼球 30 バネ 31、130 オリフィス 32、32′ 通路 33 圧力逃がし通路
フロントページの続き (72)発明者 田部井 賢 群馬県伊勢崎市寿町20番地 サンデン株式 会社内 (72)発明者 藤田 正章 群馬県伊勢崎市寿町20番地 サンデン株式 会社内 Fターム(参考) 3H076 AA06 BB33 BB34 BB36 CC12 CC20 CC41 CC94 CC95

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンシリンダの吐出側からクランク
    室内に連通する吐出圧供給通路に介設した弁体をピスト
    ンシリンダの吸入圧により制御し、クランク室内からオ
    リフィスを介してピストンシリンダの吸入側に至る圧力
    逃がし通路を設けた容量可変型斜板式圧縮機であって、
    起動時のオリフィス断面積が容量制御運転時のオリフィ
    ス断面積よりも大きくなるようにオリフィス断面積を可
    変制御する可変制御手段を備えることを特徴とする容量
    可変型斜板式圧縮機。
  2. 【請求項2】 可変制御手段は、クランク室の内圧とピ
    ストンシリンダの吸入圧との差圧が所定値以下の時のオ
    リフィス断面積が、前記差圧が前記所定値を超える時の
    オリフィス断面積よりも大きくなるようにオリフィス断
    面積を可変制御することを特徴とする請求項1に記載の
    容量可変型斜板式圧縮機。
  3. 【請求項3】 可変制御手段は、圧力逃がし通路を流れ
    る冷媒ガス流に関して上流側の大径部と下流側の小径部
    とを有するオリフィス孔と、オリフィス孔内に配設され
    た球状の弁体と、弁体を前記冷媒ガス流に関して上流方
    向へ付勢するバネとを有していることを特徴とする請求
    項1に記載の容量可変型斜板式圧縮機。
  4. 【請求項4】 可変制御手段は、二つのオリフィス孔
    と、クランク室の内圧とピストンシリンダの吸入圧との
    差圧が所定値以下の時に一方のオリフィス孔を開き、前
    記差圧が前記所定値を超える時に前記一方のオリフィス
    孔を閉じる弁体とを有していることを特徴とする請求項
    1に記載の容量可変型斜板式圧縮機。
  5. 【請求項5】 可変制御手段を圧力逃がし通路上の所定
    位置に固定する固定手段が可変制御手段と一体形成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に
    記載の容量可変型斜板式圧縮機。
  6. 【請求項6】 固定手段に、工具係合用の穴が形成され
    ていることを特徴とする請求項5に記載の容量可変型斜
    板式圧縮機。
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