JP4064066B2 - 容量可変型斜板式圧縮機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容量可変型斜板式圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ピストンシリンダの吐出側からクランク室内に連通する吐出圧力供給通路に介設した弁体をピストンシリンダの吸入圧により制御し、クランク室内からオリフィスを介してピストンシリンダの吸入側に至る圧力逃がし通路を設けた容量可変型斜板式圧縮機が特公平5−83751号に開示されている。
特公平5−83751号の容量可変型斜板式圧縮機においては下記の容量制御運転が行われる。すなわち、車載空調回路の負荷が小さくピストンシリンダの吸入圧が所定値以下であると、弁体が吐出圧力供給通路を開き、ピストンシリンダの吐出側からクランク室ヘ冷媒ガスを供給してクランク室の内圧を上昇させる。この結果、ピストンに加わる圧縮反力により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を増加させるモーメントと、クランク室の内圧により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を減少させるモーメントとの差が減少し、斜板の駆動軸に対する傾角が減少して圧縮機の吐出容量が減少する。車載空調回路の負荷が大きくピストンシリンダの吸入圧が所定値を超えると、弁体が吐出圧力供給通路を閉じ、ピストンシリンダの吐出側からクランク室ヘの冷媒ガスの供給を停止する。クランク室の内圧とピストンシリンダの吸入圧との差圧により、クランク室内の冷媒ガスが圧力逃がし通路を通ってピストンシリンダの吸入側ヘ流出し、クランク室の内圧が低下する。この結果、ピストンに加わる圧縮反力により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を増加させるモーメントと、クランク室の内圧により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を減少させるモーメントとの差が増加し、斜板の駆動軸に対する傾角が増加して圧縮機の吐出容量が増加する。
特公平5−83751号の容量可変型斜板式圧縮機においては、圧力逃がし通路にオリフィスを配設することにより、クランク室からピストンシリンダの吸入側へ流出する冷媒ガスの流量が過大になるのを防止してクランク室の内圧の急激な低下を抑制し、車載空調回路の負荷の増加に応じて吐出容量を増加制御する際の吐出容量の急激な増加を抑制し、車載空調装置の吹出温度の急激な低下を抑制している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
容量可変型斜板式圧縮機の起動直後は、吐出圧力供給通路に介設した弁体は当該通路を閉じており、また吐出容量は最小になっている。圧縮機の起動により、ピストンシリンダの吸入側から吐出側へ冷媒ガスが流れ、ピストンシリンダの吸入圧が低下し、クランク室の内圧とピストンシリンダの吸入圧との間に差圧が生じ、クランク室内の冷媒ガスがピストンシリンダの吸入側へ流出する。冷媒ガスの流出によりクランク室の内圧が低下し、ピストンに加わる圧縮反力により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を増加させるモーメントと、クランク室の内圧により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を減少させるモーメントとの差が増加し、斜板の駆動軸に対する傾角が増加して吐出容量が増加し、必要流量の冷媒ガスが車載空調回路に供給される。
起動直後は、吐出容量が最小になっているのでピストンシリンダの吐出圧は低く、ピストンに加わる圧縮反力により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を増加させるモーメントは小さい。従って、ピストンに加わる圧縮反力により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を増加させるモーメントと、クランク室の内圧により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を減少させるモーメントとの差も小さい。起動直後は、吐出容量が最小になっているのでピストンシリンダの吸入圧の低下量が少なく、クランク室の内圧とピストンシリンダの吸入圧との差圧は小さい。従って、圧力逃がし通路にオリフィスを配設すると、オリフィスの流動抵抗によりクランク室からピストンシリンダの吸入側へ流出する冷媒ガスの流量が微小になってクランク室の内圧の低下速度が微小になり、クランク室の内圧により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を減少させるモーメントの低下速度が微小になり、ピストンに加わる圧縮反力により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を増加させるモーメントと、クランク室の内圧により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を減少させるモーメントとの差の増加速度が微小になって、両者の差が小さい状態が維持され、吐出容量の速やかな増加が阻害されて必要流量の冷媒ガスが車載空調回路に供給されないという問題を生ずる。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、ピストンシリンダの吐出側からクランク室内に連通する吐出圧供給通路に介設した弁体をピストンシリンダの吸入圧により制御し、クランク室内からオリフィスを介してピストンシリンダの吸入側に至る圧力逃がし通路を設けた容量可変型斜板式圧縮機であって、起動後に吐出容量が速やかに増加するが、容量制御運転時に車載空調回路の負荷の増加に応じて吐出容量を増加制御する際には吐出容量の急激な増加が抑制された可変型斜板式圧縮機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明においては、ピストンシリンダの吐出側からクランク室内に連通する吐出圧供給通路に介設した弁体をピストンシリンダの吸入圧により制御し、クランク室内からオリフィスを介してピストンシリンダの吸入側に至る圧力逃がし通路を設けた容量可変型斜板式圧縮機であって、起動時のオリフィス断面積が容量制御運転時のオリフィス断面積よりも大きくなるようにオリフィス断面積を可変制御する可変制御手段を備え、可変制御装置は、圧力逃がし通路を流れる冷媒ガス流に関して上流側の大径部と下流側の小径部とを有するオリフィス孔と、オリフィス孔内に配設された球状の弁体と、弁体を前記冷媒ガス流に関して上流方向へ付勢するバネとを有していることを特徴とする容量可変型斜板式圧縮機を提供する。
【0005】
本発明に係る容量可変型斜板式圧縮機においては、起動時のオリフィス断面積が容量制御運転時のオリフィス断面積よりも大きくなるようにオリフィス断面積が可変制御されるので、起動時には、クランク室の内圧が速やかに低下し、クランク室の内圧により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を減少させるモーメントが速やかに低下する。この結果、ピストンに加わる圧縮反力により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を増加させるモーメントと、クランク室の内圧により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を減少させるモーメントとの差が速やかに増加し、斜板の駆動軸に対する傾角が速やかに増加して吐出容量が速やかに増加する。他方容量制御運転時のオリフィス断面積は起動時に比べて小さいので、車載空調回路の負荷の増加に応じて吐出容量を増加制御する際には、クランク室の内圧の急激な低下が防止されてクランク室の内圧により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を減少させるモーメントの急激な低下が防止される。この結果、ピストンに加わる圧縮反力により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を増加させるモーメントと、クランク室の内圧により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を減少させるモーメントとの差の急激な増加が抑制されて吐出容量の急激な増加が抑制され、車載空調装置の吹出温度の急激な低下が抑制される。容量制御運転時のオリフィス断面積は小さいので、容量制御の為に吐出室からクランク室を経由して吸入室へ戻される冷媒ガス量は少ない。従って、容量制御運転時の圧縮動力損失は小さい。
容量可変型斜板式圧縮機の起動時には、容量制御運転時に比べてクランク室の内圧とピストンシリンダの吸入圧との差圧が小さいので、当該差圧が所定値以下の時のオリフィス断面積が、前記差圧が所定値を超える時のオリフィス断面積よりも大きくなるようにオリフィス断面積を可変制御することにより、起動時のオリフィス断面積が容量制御運転時のオリフィス断面積よりも大きくなるようにオリフィス断面積を可変制御することができる。
本発明に係る容量可変型斜板式圧縮機においては、バネの付勢力を適正値に設定することにより、クランク室の内圧とピストンシリンダの吸入圧との差圧が所定値以下の時に弁体をオリフィス孔の大径部内に滞留させ、前記差圧が所定値を超える時に弁体をオリフィス孔の小径部内に滞留させることができ、ひいては、クランク室の内圧とピストンシリンダの吸入圧との差圧が所定値以下の時のオリフィス断面積が、前記差圧が所定値を超える時のオリフィス断面積よりも大きくなるようにオリフィス断面積を可変制御することができる。
【0006】
本発明においては、ピストンシリンダの吐出側からクランク室内に連通する吐出圧供給通路に介設した弁体をピストンシリンダの吸入圧により制御し、クランク室内からオリフィスを介してピストンシリンダの吸入側に至る圧力逃がし通路を設けた容量可変型斜板式圧縮機であって、起動時のオリフィス断面積が容量制御運転時のオリフィス断面積よりも大きくなるようにオリフィス断面積を可変制御する可変制御手段を備え、可変制御手段は、二つのオリフィス孔と、クランク室の内圧とピストンシリンダの吸入圧との差圧が所定値以下の時に一方のオリフィス孔を開き、前記差圧が前記所定値を超える時に前記一方のオリフィス孔を閉じる弁体とを有していることを特徴とする容量可変型斜板式圧縮機を提供する。
【0007】
二つのオリフィス孔を配設し、クランク室の内圧とピストンシリンダの吸入圧との差圧が所定値以下の時に一方のオリフィス孔を開き、前記差圧が前記所定値を超える時に前記一方のオリフィス孔を閉じることにより、クランク室の内圧とピストンシリンダの吸入圧との差圧が所定値以下の時のオリフィス断面積が、前記差圧が所定値を超える時のオリフィス断面積よりも大きくなるようにオリフィス断面積を可変制御することができる。
【0008】
本発明の好ましい態様においては、可変制御手段を圧力逃がし通路上の所定位置に固定する固定手段が可変制御手段と一体形成されている。
可変制御手段を圧力逃がし通路上の所定位置に固定する必要があるが、可変制御手段を圧力逃がし通路上の所定位置に固定する固定手段を可変制御手段と一体形成することにより、両者を別体とする場合に比べて、部品点数が減少し、圧縮機の製造コストが低減する。
【0009】
本発明の好ましい態様においては、固定手段に、工具係合用の穴が形成されている。
工具係合用の穴に工具を係合させて、可変制御手段を圧力逃がし通路上の所定位置に容易に設置し、或いは所定位置から容易に離脱させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施例に係る容量可変型斜板式圧縮機は、図1に示すように、周方向に互いに間隔を隔てて配設された複数のシリンダボア1とセンターボア2とが形成されたシリンダブロック3と、シリンダブロック3の一方の端面に取り付けられクランク室4を形成するフロントハウジング5と、弁板6を介してシリンダブロック3の他方の端面に取り付けられ、吸入室7と吐出室8とを形成するシリンダヘッド9とを備えている。
【0011】
容量可変型斜板式圧縮機は更に、クランク室4内でシリンダボア1の延在方向に平行に延在し、一端がフロントハウジング5を貫通して外部へ延び、他端がセンターボア2に挿入され、フロントハウジング5とシリンダブロック3とにより回転可能に支持された駆動軸10を備えている。フロントハウジング5に回転可能に支持されたプーリー11が駆動軸10に連結されている。プーリー11と図示しない車載エンジンのクランク軸との間に図示しない無端ベルトが掛け渡されている。
クランク室4内に配設されたロータ12が、駆動軸10に固定されている。ロータ12はフロントハウジング5により、駆動軸10の延在方向に支持されている。ロータ12に長孔12aが形成されている。
【0012】
斜板13が、駆動軸10に軸方向に摺動可能に且つ駆動軸10に対して傾角変動可能に取り付けられている。斜板13は、ロータ12ヘ向けて延びる耳部13aを有している。耳部13aに固定されたピン14がロータ12の長孔12aに挿通されている。斜板13は、駆動軸10に外嵌合するコイルスプリング15を介してロータ12に連結されている。
【0013】
斜板13の周縁部に、斜板13を挟んで片側に球面を有する一対のスライディングシュー16が摺動可能に当接している。複数の一対のスライディングシュー16が、周方向に互いに間隔を隔てて配設されている。各一対のスライディングシュー16は、それぞれピストンロッド17により、摺動可能に挟持されている。各ピストンロッド17はシリンダブロック3へ向けて延び、対応するシリンダボア1に摺動可能に挿通されたピストン18を形成している。
【0014】
各シリンダボア1に対峙して、弁板6に吸入孔19と吐出孔20とが形成されている。弁板6のシリンダボア1に対峙する端面に、吸入室7から吸入穴19を通ってシリンダボア1へ流入する冷媒ガスの流れを制御するための吸入弁21が取り付けられ、弁板6の吐出室8に対峙する端面に、シリンダボア1から吐出孔20を通って吐出室8へ流出する冷媒ガスの流れを制御するための吐出弁22が取り付けられている。
吸入室7は吸入ポート23に連通し、吐出室8は図示しない吐出ポートに連通している。
【0015】
クランク室4と吐出室8とを連通させる吐出圧供給通路24が、シリンダブロック3と弁板6とシリンダヘッド9の内壁とを通って形成されている。吐出圧供給通路24を開閉する制御弁25が配設されている。
【0016】
センターボア2に可変オリフィス26が嵌挿されている。可変オリフィス26は、図2に示すように、オリフィス本体26aを有している。オリフィス本体26aに、オリフィス孔26bが形成されている。オリフィス孔26bは、クランク室4に近接する側の大径部26b1 と、クランク室4から離隔する側の小径部26b2 と、両者を接続する漏斗状の中間部26b3 とを有している。
オリフィス孔26b内に鋼球27が配設されている。鋼球27の直径はオリフィス孔26bの小径部26b2 の直径よりも小さな値に設定されている。
オリフィス孔26bに対峙して、オリフィス本体26aのクランク室4に近接する側の端面に蓋28が圧入されている。蓋28にはオリフィス孔26bの大径部26b1 に連通する孔が形成されている。オリフィス本体26aのクランク室4から離隔する側の端面に蓋29が圧入されている。蓋29にはオリフィス孔26bの小径部26b2 に連通する孔が形成されている。
オリフィス孔26b内にバネ30が配設されている。バネ30の一端は鋼球27に固定され、他端は蓋29に固定されている。
オリフィス孔26bの周壁と鋼球27との間に形成される環状隙間がオリフィス31を形成している。オリフィス31はセンターボア2を介してクランク室4に連通し、シリンダブロック3と弁板6とシリンダヘッド9の内壁とを通って形成された通路32を介して吸入室7に連通している。センターボア2とオリフィス31と通路32とにより、圧力逃がし通路33が形成されている。
【0017】
上記容量可変型斜板式圧縮機の運転時には、吸入室7の内圧Psが低下するのでクランク室4の内圧Pcと吸入室7の内圧Psとの間に差圧が生ずる。この結果、クランク室4内の冷媒ガスが圧力逃がし通路33を通って吸入室7へ流れる。圧力逃がし通路33の途上に配設された可変オリフィス26のオリフィス孔26bを流れる冷媒ガスは、鋼球27を冷媒ガスの流れに関して下流方向へ付勢する。バネ30は、鋼球27を冷媒ガスの流れに関して上流方向へ付勢する。
クランク室4の内圧Pcと吸入室7の内圧Psとの差圧△P(△P=Pc−Ps)が増加すると、冷媒ガスから鋼球27に印加する付勢力が増加し、鋼球27はバネ30の付勢力に抗して、冷媒ガスの流れに関して下流方向へ移動する。差圧△Pが△P1以下の時には鋼球27の中心はオリフィス孔26bの大径部26b1 内にあり、差圧△Pが△P1を超えて△P2以下の時には鋼球27の中心はオリフィス孔26bの中間部26b3 内にあり、差圧△Pが△P2を超える時には鋼球27の中心はオリフィス孔26bの小径部26b2 内にある。この結果、鋼球27とオリフィス孔26bの内壁との間に形成される環状のオリフィス31の断面積Sは、差圧△Pが△P1以下の時に最大値S1となり、差圧△Pが△P1を超えると差圧△Pの増加に伴ってS1から減少し、差圧△Pが△P2を超えると最小値S2となる。
バネ30のバネ定数を変えることにより、△P1、△P2を変えることができる。
【0018】
吸入ポート23は図示しない車載空調回路の低圧側に接続され、図示しない吐出ポートは前記空調回路の高圧側に接続されている。
【0019】
上記容量可変型斜板式圧縮機の作動を説明する。
図示しない車載エンジンが始動するとプーリー11を介して駆動軸10が回転駆動されて圧縮機が起動する。駆動軸10の回転に伴ってロータ12が回転し、更に斜板13が回転する。斜板13の回転に伴ってスライディングシュー16が斜板13の周縁上を摺動しつつ駆動軸10の延在方向に往復運動し、スライディングシュー16を挟持するピストンロッド17が駆動軸10の延在方向に往復運動し、ピストンロッド17の一端に形成されたピストン18が、シリンダボア1内を駆動軸10の延在方向に往復運動する。ピストン18の往復運動に伴い、吸入ポート23を通って吸入室7へ流入した冷媒ガスが吸入孔19を通ってシリンダボア1内ヘ吸入され、シリンダボア1内で圧縮され、吐出孔20を通って吐出室8ヘ吐出され、図示しない吐出ポートを通って車載空調回路ヘ流出する。
【0020】
上記容量可変型斜板式圧縮機においては、圧縮工程中に、ピストン18に加わる圧縮反力により、斜板13をピン14回りに、図1において時計方向ヘ回動させて斜板13の駆動軸10に対する傾角θを増加させるモーメントM1が生ずる。コイルスプリング15により、斜板13をピン14回りに、図1において反時計方向ヘ回動させて斜板13の駆動軸10に対する傾角θを減少させるモーメントM2が生ずる。クランク室4の内圧Pcにより、斜板13をピン14回りに、図1において反時計方向ヘ回動させて斜板13の駆動軸10に対する傾角θを減少させるモーメントM3が生ずる。
【0021】
外気温度に応じて自動的に或いは手動により車載空調装置の設定吐出温度が調節され、車載空調回路の負荷が変動する。
車載空調回路の負荷が減少して吸入室7の内圧Psが所定値Ps1以下になると、制御弁25が吐出圧供給通路24を開き、吐出室8内の冷媒ガスが吐出圧供給通路24を介してクランク室4ヘ流入する。この結果クランク室4の内圧Pcが増加しM3が増加して斜板13の駆動軸10に対する傾角θが減少し、ピストン18のストロークが減少して圧縮機の吐出容量が減少する。
車載空調回路の負荷が増加して吸入室7の内圧Psが所定値Ps1を超えると、制御弁25が吐出圧供給通路24を閉じ、吐出室8内の冷媒ガスが吐出圧供給通路24を介してクランク室4ヘ流入するのを阻止する。クランク室4の内圧Pcと吸入室7の内圧Psとの差圧△Pにより、クランク室4内の冷媒ガスが圧力逃がし通路33を通って吸入室7へ流出する。この結果クランク室4の内圧Pcが低下してM3が減少して斜板13の駆動軸10に対する傾角θが増加し、ピストン18のストロークが増加して圧縮機の吐出容量が増加する。
【0022】
上記容量可変型斜板式圧縮機の起動時には、吸入室7の内圧PsはPs1を超えており、制御弁25は吐出圧供給通路24を閉じている。また、吸入室7の内圧Psとクランク室4の内圧Pcと吐出室8の内圧とは略同一になっているので、M1とM3とが略同一になっている。この結果、M2により斜板13の駆動軸10に対する傾角θは最小になっており、圧縮機の吐出容量は最小になっている。
圧縮機が起動すると、吸入室7内の冷媒ガスがシリンダボア1内ヘ吸引されるので吸入室7の内圧Psが低下する。しかし圧縮機の吐出容量は最小になっているので、吸入室7からシリンダボア1内ヘ吸引される冷媒ガスの流量は少なく、Psの低下量は少ない。従って、起動直後は、クランク室4の内圧Pcと吸入室7の内圧Psとの差圧△Pは△P1以下であり、オリフィス31の断面積Sは最大値S1である。この結果、差圧△Pは小さいがオリフィス31の断面積Sが大きいので、クランク室4から圧力逃がし通路33通って吸入室7ヘ冷媒ガスが速やかに流出してクランク室4の内圧Pcが速やかに低下し、M3が速やかに減少して斜板13の駆動軸10に対する傾角θが速やかに増加し、吐出容量が速やかに増加する。
吐出容量の増加に伴って、吸入室7からシリンダボア1内ヘ吸引される冷媒ガスの流量が増加し、Psの低下量が増加する。この結果、クランク室4の内圧Pcと吸入室7の内圧Psとの差圧△Pが増加して△P1を超え、オリフィス31の断面積Sが最大値S1から最小値S2へ向けて減少する。差圧△Pが△P2を超え、オリフィス31の断面積Sが最小値S2になった時には、吐出容量は必要量まで増加しており、必要流量の冷媒ガスが車載空調回路に供給される。
【0023】
起動直後の過渡期を経過して、吸入室7の内圧PsがPs1近傍まで低下した時には、差圧△Pが△P2を超えオリフィス31の断面積Sは最小値S2になっている。この状態で、圧縮機の容量制御運転が行われる。すなわち、吸入室7の内圧Psに応じて制御弁25が開閉制御され、空調回路の負荷変動に応じた吐出容量制御が行われる。容量制御運転時には、オリフィス31の断面積Sが最小値S2になっているので、クランク室4から圧力逃がし通路33を通って吸入室7へ流出する冷媒ガスの流量は少ない。この結果、吐出容量を増加制御する際のクランク室4の内圧Pcの急激な低下が防止されてM3の急激な低下が防止され、斜板13の駆動軸10に対する傾角θの急激な増加が抑制されて吐出容量の急激な増加が抑制され、車載空調装置の吹出温度の急激な低下が抑制される。
容量制御運転時のオリフィス31の断面積Sは最小値S2なので、容量制御の為に吐出室8からクランク室4を経由して吸入室7へ戻される冷媒ガス量は少ない。従って、容量制御運転時の圧縮動力損失は小さい。
【0024】
本発明の第2実施例に係る容量可変型斜板式圧縮機においては、可変オリフィス26に代えて図3に示す可変オリフィス126が使用されている。可変オリフィス126は、オリフィス本体126aを有している。オリフィス本体126aに、オリフィス孔126b、126cが形成されている。オリフィス孔126bは、クランク室4に近接する側の大径部126b′と、クランク室4から離隔する側の小径部126b″とを有している。
大径部126b′内に鋼球127が配設されている。大径部126b′の周壁と鋼球127との間の環状隙間の面積は、小径部126b″の断面積よりも大きな値に設定されている。
大径部126b′のクランク室4側の端部に、複数の小孔128aが形成された蓋128が圧入されている。複数の小孔128aの断面積の和は、小径部126b″の断面積よりも大きな値に設定されている。
大径部126b′内にバネ129が配設されている。バネ129の一端は鋼球127に固定され、他端は小径部126b″側の大径部126b′の端面に固定されている。
オリフィス孔126cとオリフィス孔126bの小径部126b″とにより、オリフィス130が形成されている。
【0025】
クランク室4の内圧Pcと吸入室7の内圧Psとの差圧△Pが△P1以下の時は、鋼球127はオリフィス孔126bの小径部126b″から十分に離れており、オリフィス130の断面積はオリフィス孔126cの断面積とオリフィス孔126bの小径部126b″の断面積の和である。差圧△Pが△P1を超えると鋼球127がオリフィス孔126bの小径部126b″に接近して、オリフィス130の断面積が漸減する。差圧△Pが△P2を超えると鋼球127がオリフィス孔126bの小径部126b″を塞ぎ、オリフィス130の断面積は最小になり、オリフィス孔126bの小径部126b″の断面積と同一値になる。従って、可変オリフィス126を使用することにより、クランク室の内圧とピストンシリンダの吸入圧との差圧が所定値以下の時のオリフィス断面積が、前記差圧が所定値を超える時のオリフィス断面積よりも大きくなるようにオリフィス断面積を可変制御することができる。
【0026】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されない。
第1実施例に係る容量可変型斜板式圧縮機においては、可変オリフィス26は、オリフィス本体26aの一端をセンターボア2に形成された段部に当接させ、他端をセンターボア2に形成された図示しない環状溝に係合する図示しないスナップリングに当接させて、圧力逃がし通路33上の所定位置に固定されているが、図4、5に示すように、オリフィス本体26aの他端に、互いに隙間を隔てて複数の脚26cをオリフィス本体26aと一体形成し、脚26cを弁板6に当接させて、可変オリフィス26を圧力逃がし通路33上の所定位置に固定しても良い。スナップリングが不要になり、部品点数が減少して、圧縮機の製造コストが低減する。また、孔が形成された蓋29に代えて、オリフィス本体26に直接オリフィス孔26bの小径部26b2 に連通する孔26dを形成しても良い。部品点数が減少して、圧縮機の製造コストが低減する。
図6に示すように、複数の脚26cに代えて、環状の脚26eをオリフィス本体26と一体形成し、脚26eに孔26fを形成しても良い。環状の脚26eを弁板6に当接させて、可変オリフィス26を圧力逃がし通路33上の所定位置に固定する。孔26fを介して、オリフィス31が通路32に連通する。
【0027】
オリフィス本体26aの他端に、互いに隙間を隔てて複数の脚26cを形成し、或いは環状の脚26eを形成する場合には、図4〜6に示すように、センターボア2周壁の脚26c、26eに対峙する部位に、環状の切欠溝2aを形成し、或いは脚26c、26eの外周に切欠溝26c′、26e′を形成して、脚26c、26eの外側に、通路32に連通する通路32′を形成するのが望ましい。オリフィス31と通路32とが確実に連通する。
【0028】
脚26cに、治具係合用の穴26c″を形成しても良い。工具係合用の穴26c″に工具を係合させて、可変オリフィス26を、センターボア2内に容易に設置し、或いはセンターボア2から容易に離脱させることができる。
【0029】
図3の可変オリフィス126の鋼球127に代えて、図7に示すように、オリフィス孔126bの小径部126b″に進入可能な突起127a′が形成された円板状の弁体127′を配設しても良い。この場合には、蓋128の小孔128aが弁体127′で塞がれるのを防止するために、蓋128に、弁体127′へ向かう突起128bを形成するのが望ましい。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したごとく、本発明に係る容量可変型斜板式圧縮機にあっては、起動時のオリフィス断面積が容量制御運転時のオリフィス断面積よりも大きくなるようにオリフィス断面積が可変制御されるので、起動時には、クランク室の内圧が速やかに低下し、クランク室の内圧により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を減少させるモーメントが速やかに低下する。この結果、ピストンに加わる圧縮反力により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を増加させるモーメントと、クランク室の内圧により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を減少させるモーメントとの差が速やかに増加し、斜板の駆動軸に対する傾角が速やかに増加して吐出容量が速やかに増加する。他方容量制御運転時のオリフィス断面積は起動時に比べて小さいので、車載空調回路の負荷の増加に応じて吐出容量を増加制御する際には、クランク室の内圧の急激な低下が防止されてクランク室の内圧により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を減少させるモーメントの急激な低下が防止される。この結果、ピストンに加わる圧縮反力により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を増加させるモーメントと、クランク室の内圧により生ずる斜板の駆動軸に対する傾角を減少させるモーメントとの差の急激な増加が抑制されて吐出容量の急激な増加が抑制される。容量制御運転時のオリフィス断面積が小さいので、容量制御の為に吐出室からクランク室を経由して吸入室へ戻される冷媒ガス量は少ない。従って、容量制御運転時の圧縮動力損失は小さい。
容量可変型斜板式圧縮機の起動時には、容量制御運転時に比べてクランク室の内圧とピストンシリンダの吸入圧との差圧が小さいので、当該差圧が所定値以下の時のオリフィス断面積が、前記差圧が所定値を超える時のオリフィス断面積よりも大きくなるようにオリフィス断面積を可変制御することにより、起動時のオリフィス断面積が容量制御運転時のオリフィス断面積よりも大きくなるようにオリフィス断面積を可変制御することができる。
本発明に係る容量可変型斜板式圧縮機においては、バネの付勢力を適正値に設定することにより、クランク室の内圧とピストンシリンダの吸入圧との差圧が所定値以下の時に弁体をオリフィス孔の大径部内に滞留させ、前記差圧が所定値を超える時に弁体をオリフィス孔の小径部内に滞留させることができ、ひいては、クランク室の内圧とピストンシリンダの吸入圧との差圧が所定値以下の時のオリフィス断面積が、前記差圧が所定値を超える時のオリフィス断面積よりも大きくなるようにオリフィス断面積を可変制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る容量可変型斜板式圧縮機の縦断面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る容量可変型斜板式圧縮機が備える可変オリフィスの断面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る容量可変型斜板式圧縮機の縦断面図である。
【図5】図4の部分拡大図である。(a)は縦断面図であり、(b)は(a)のb−b矢視図である。
【図6】図5の変形例を示す図である。(a)は縦断面図であり、(b)は(a)のb−b矢視図である。
【図7】図3の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 シリンダボア
2 センターボア
3 シリンダブロック
4 クランク室
5 フロントハウジング
7 吸入室
8 吐出室
9 シリンダヘッド
10 駆動軸
13 斜板
18 ピストン
24 吐出圧供給通路
25 制御弁
26、126 可変オリフィス
26b、126b、126c オリフィス孔
26c、26e 脚
26c″ 工具係合用の穴
27、127 鋼球
30 バネ
31、130 オリフィス
32、32′ 通路
33 圧力逃がし通路

Claims (4)

  1. ピストンシリンダの吐出側からクランク室内に連通する吐出圧供給通路に介設した弁体をピストンシリンダの吸入圧により制御し、クランク室内からオリフィスを介してピストンシリンダの吸入側に至る圧力逃がし通路を設けた容量可変型斜板式圧縮機であって、起動時のオリフィス断面積が容量制御運転時のオリフィス断面積よりも大きくなるようにオリフィス断面積を可変制御する可変制御手段を備え、可変制御装置は、圧力逃がし通路を流れる冷媒ガス流に関して上流側の大径部と下流側の小径部とを有するオリフィス孔と、オリフィス孔内に配設された球状の弁体と、弁体を前記冷媒ガス流に関して上流方向へ付勢するバネとを有していることを特徴とする容量可変型斜板式圧縮機。
  2. ピストンシリンダの吐出側からクランク室内に連通する吐出圧供給通路に介設した弁体をピストンシリンダの吸入圧により制御し、クランク室内からオリフィスを介してピストンシリンダの吸入側に至る圧力逃がし通路を設けた容量可変型斜板式圧縮機であって、起動時のオリフィス断面積が容量制御運転時のオリフィス断面積よりも大きくなるようにオリフィス断面積を可変制御する可変制御手段を備え、可変制御手段は、二つのオリフィス孔と、クランク室の内圧とピストンシリンダの吸入圧との差圧が所定値以下の時に一方のオリフィス孔を開き、前記差圧が前記所定値を超える時に前記一方のオリフィス孔を閉じる弁体とを有していることを特徴とする容量可変型斜板式圧縮機。
  3. 可変制御手段を圧力逃がし通路上の所定位置に固定する固定手段が可変制御手段と一体形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の容量可変型斜板式圧縮機。
  4. 固定手段に、工具係合用の穴が形成されていることを特徴とする請求項に記載の容量可変型斜板式圧縮機。
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