JP2002046691A - 舵取機据付方法およびロータリーベーン式舵取機 - Google Patents

舵取機据付方法およびロータリーベーン式舵取機

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JP2002046691A JP2000239245A JP2000239245A JP2002046691A JP 2002046691 A JP2002046691 A JP 2002046691A JP 2000239245 A JP2000239245 A JP 2000239245A JP 2000239245 A JP2000239245 A JP 2000239245A JP 2002046691 A JP2002046691 A JP 2002046691A
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deck
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昌一 藤井
Takayuki Wakabayashi
喬之 若林
Takashi Morimoto
孝 森本
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    • B63B3/14Hull parts
    • B63B3/70Reinforcements for carrying localised loads, e.g. propulsion plant, guns

Abstract

(57)【要約】 【課題】 艤装設計と艤装工事の工数低減、艤装コスト
の低減、艤装期間の短縮、艤装精度の向上を達成でき、
洋上において舵取機と舵軸を分離して舵取機を開放点検
できる舵取機据付方法およびロータリーベーン式舵取機
を提供する。 【解決手段】 舵取機甲板11の嵌め込み穴55に遊嵌
する取付ベース板54と舵取機据付台51と舵取機1と
を予め一体の結合体に組み立てるとともに、取付ベース
板54に舵軸10に水密に摺接するデッキシール材57
を装着し、この結合体を取付ベース板54が舵取機甲板
11の嵌め込み穴55に遊嵌する状態に吊り下げて舵軸
10を舵取機1に接合し、鉛直方向および水平方向にお
いて舵軸10を適正位置に位置決めし、取付ベース板5
4の周縁部と舵取機甲板11の嵌め込み穴55の周縁部
とを溶接して舵取機1を舵取機甲板11に装着し、その
後に舵軸10の下端部に舵板18を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶の舵取機の技
術に係り、舵取機据付方法およびロータリーベーン式舵
取機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図7〜図8に示すようなロ
ータリーベーン式舵取機1においては、ハウジング2の
内部にローター3を収納しており、ローター3の下部軸
部3aをハウジング2の内底部に設けたボス部2aに挿
通し、上部軸部3bをハウジング2の上部開口に配置す
る環状のカバー4の貫通孔に挿通し、下部軸部3aをラ
ジアル軸受部材5aとスラスト軸受部材5bで回転自在
に保持し、上部軸部3bをラジアル軸受部材5cで回転
自在に保持している。このことにより、ローター3は半
径方向および軸方向に荷重のかかった状態で回動自在と
なる。
【0003】ハウジング2は、その外周面下部に環状の
据付フランジ2bを径方向に突設しており、この据付フ
ランジ2bを介して舵取機据付台16に取付ける。ロー
ター3にはその外周面の周方向に沿った等間隔の位置に
ベーン6を径方向に突設し、ハウジング2にはその内周
面の周方向に沿った等間隔の位置に上記ベーンと同数の
セグメント7を径方向に突設しており、このベーン6お
よびセグメント7の各縁部にはシール材8を設けてい
る。この構成により、各ベーン6と各セグメント7との
間に油密の油室9が形成され、各油室9へ油圧ポンプで
送油することにより、ローター3はハウジング2の内部
で回転する。
【0004】ローター3はその中心に内部貫通孔3cを
有しており、この内部貫通孔に舵軸10の頂端部10a
を嵌合固定する。舵取機甲板11における舵軸10の貫
通部11aは船の吃水線以下にあるので、この貫通部1
1aの水密を保つための水封装置12を舵取機甲板11
に直接取付けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の構成においては、舵取機1と舵取機据付台16と水
封装置12がそれぞれ独立して別個に設けられているた
めに、造船所の艤装現場でロータリーベーン式舵取機1
および舵軸10を以下に述べる手数のかかる方法で船体
に取り付ける必要があった。
【0006】即ち、図9〜図10に示すように、舵軸1
0を挿入する前に予め、船尾船殻13の貫通部に舵軸1
0のラジアル荷重を支承するネックベアリング14を含
むネックボス15を固着するとともに、舵取機甲板11
の所定の位置に舵取機据付台16を固着しておく。
【0007】その際、舵取機据付台16の軸心とネック
ベアリング14の軸心とが一致するようにボーリング加
工を行っておくとともに、舵取機据付台16の上面が軸
心に対して直角になるように直角度加工を行っておく。
また、水封装置12を、その軸心が舵軸10の軸心と一
致するように予め心出し作業を行っておき、舵取機甲板
11に直接取付けられるようにしておく。
【0008】次に、舵取機1を舵取機据付台16の上に
置き、舵軸10をネックベアリング14の下から通して
舵取機1まで吊り上げ、舵軸10の頂端部10aを舵取
機ローター3の内部貫通孔3cに挿入する。このとき、
舵軸頂端部10aのテーパー部と舵取機ローター内部貫
通孔3cのテーパー部との密着状態において舵取機の全
重量が支えられた状態にする。ネックベアリング14の
上端または下端部における舵軸10との間隙が前後左右
方向で均一となるように、舵軸10を垂直に立てる。こ
の状態において、舵軸10の頂端に油圧締付ナット17
を装着する。
【0009】舵軸頂端部10aには舵取機ローター3の
内部貫通孔3cの内径寸法を油圧により拡張させるため
の油路10bが設けてあり、油圧締付ナット17には内
部貫通孔3cの拡張分だけ舵軸の頂端10aをローター
3の内部貫通孔3cに挿入するための油圧ジャッキ10
cが内蔵してある。この構成により、ローター3の内部
貫通孔3cを油圧により押し広げるとともに、油圧ジャ
ッキ10cで舵軸の頂端部10aを内部貫通孔3cに挿
入し、しかる後に油圧を解放してローター3の内部貫通
孔3cを縮径し、舵軸の頂端部10aをローター3に固
着する。
【0010】この舵軸10と舵取機1とを結合した結合
体に対して、上下前後左右方向の位置決めと軸心調整を
行い、その究極位置を定める。その状態において、舵取
機のハウジング2の据付フランジ2bと舵取機据付台1
6との間に調整ライナーを挿入する。
【0011】次に、図7に示すように、舵取機のハウジ
ング2の据付フランジ2bと舵取機据付台16を貫通し
て複数のリーマー孔16aを穿孔し、このリーマー孔1
6aにリーマーボルト16bを通して、舵取機1と舵軸
10の結合体が前後左右上下方向でのずれや軸心方向で
のずれがない状態に固定する。しかる後に残りの据付ボ
ルトを締め付けて舵取機1と舵軸10の据付を完了す
る。
【0012】この後に、水封装置12を舵取機甲板11
上に直接、舵軸10の貫通部に装着するとともに、図1
0に示すように、舵軸10の下端に舵板18を固着して
艤装を終了する。
【0013】これらの作業は、造船所における艤装設計
と艤装工事において多大な工数を生ぜしめ、艤装コスト
が増大するという問題があり、さらに、艤装現場におけ
るかかる作業において計測が不正確であると調整据付に
誤りが生じ、重大な事故も発生しうるという問題があっ
た。さらに、艤装工事の簡素化、艤装期間の短縮化を図
ることが大きな命題とされている。
【0014】さらに、ロータリーベーン式舵取機におい
ては、舵軸と舵板の全重量がローターを介して舵取機の
スラスト軸受部材により支持されるので、別置きのラダ
ーキャリアを必要としない利点がある。しかし、反面に
おいて舵取機の開放点検補修のために舵軸からローター
を抜き出すことは、別途手段で舵軸を支持することなし
には行うことができず、また舵軸からローターを取り外
して修理点検を行う間に、舵板すなわち舵軸が外力によ
り回されるのを妨げる手段がないという欠点がある。こ
のため、洋上においては舵取機のローターを抜き出すこ
とはできず、舵取機の開放点検補修は船を入渠して作業
を行わねばならず、そのため多大な時間の損失、工数、
費用がかかるという問題があった。
【0015】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、造船所における艤装設計と艤装工事の工数低減、艤
装コストの低減、艤装期間の短縮、艤装精度の向上を達
成でき、かつ、舵軸を舵取機据付台で支承できるように
して、洋上においても舵取機ローターを舵軸から抜き出
して舵取機を開放点検できるようにした舵取機据付方法
およびロータリーベーン式舵取機を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る本発明の舵取機据付方法は、舵取機
甲板に所定径の嵌め込み穴を形成し、舵取機甲板の嵌め
込み穴に遊嵌する取付ベース板と、取付ベース板の上部
に配置する舵取機据付台と、舵取機据付台の上部に配置
する舵取機とを予め一体の結合体に組み立てるととも
に、取付ベース板に形成した中心穴の周縁部に舵軸に水
密に摺接するデッキシール材を装着し、この結合体を取
付ベース板が舵取機甲板の嵌め込み穴に遊嵌する状態に
吊り下げ、船尾船殻の貫通部から取付ベース板の中心穴
を挿通して舵軸を配置し、この舵軸の頂端部を舵取機に
接合し、舵取機と舵取機据付台と取付ベース板とデッキ
シール材および舵軸の集合体を吊り下げた状態で鉛直方
向および水平方向において舵軸を適正位置に位置決め
し、取付ベース板の周縁部と舵取機甲板の嵌め込み穴の
周縁部とを溶接して舵取機を舵取機甲板に装着し、その
後に舵軸の下端部に舵板を取り付けるものである。
【0017】上記した構成において、統計的かつ経験的
解析から導く値として、舵取機甲板の嵌め込み穴は取付
ベース板の直径より約10mm大きく形成し、舵取機甲
板の板厚が例えば12〜15mmであるに対して取付ベ
ース板の板厚を40〜60mmとすることにより、舵取
機、舵取機据付台、デッキシール材および舵軸からなる
集合体の位置調整と軸心調整が可能であり、かつそれら
の調整にもかかわらず取付ベース板を舵取機甲板の嵌め
込み穴に溶接できる。
【0018】上記の取付ベース板の板厚であれば強度的
にも十分であり、デッキシール材の内蔵が可能であり、
溶接による歪みは局所的なものに止まって、舵取機、舵
取機据付台、デッキシール材および舵軸の集合体の最終
位置および軸心に影響を及ぼさない。
【0019】したがって、舵取機、舵取機据付台、デッ
キシール材および舵軸を一体の集合体として位置調整と
軸心調整を行なうことにより、従来においては各部材毎
に位置決め作業を行なうことに由来して生じていた艤装
工事の多大な工数および艤装コストを削減することがで
き、艤装工事の簡素化、艤装期間の短縮化を図ることが
できる。
【0020】請求項2に係る本発明の舵取機据付方法
は、舵取機甲板に所定径の嵌め込み穴を形成し、舵取機
甲板の嵌め込み穴に遊嵌する取付ベース板と取付ベース
板の上部に配置する舵取機据付台と舵取機据付台の上部
に配置する舵取機とを予め一体の結合体に組み立てると
ともに、取付ベース板に形成した中心穴の周縁部に舵軸
に水密に摺接するデッキシール材を装着し、この結合体
を取付ベース板が舵取機甲板の嵌め込み穴に遊嵌する状
態に吊り下げ、この状態で舵取機の軸心が鉛直方向およ
び水平方向において適正となる位置に結合体を位置決め
し、取付ベース板の周縁部と舵取機甲板の嵌め込み穴の
周縁部とを溶接して舵取機を舵取機甲板に装着し、その
後に船尾船殻の貫通部から取付ベース板の中心穴を挿通
して舵軸を配置し、この舵軸の頂端部を舵取機に接合
し、舵軸の下端部に舵板を取り付けるものである。
【0021】請求項3に係る本発明のロータリーベーン
式舵取機は、舵軸を装着する舵取機と、舵取機を支持し
て舵取機の下部に配置する舵取機据付台と、舵取機据付
台の下部に配置し、舵取機甲板に形成した所定径の嵌め
込み穴に遊嵌する取付ベース板と、取付ベース板に形成
した中心穴の周縁部に装着し、舵軸に水密に摺接するデ
ッキシール材とを艤装工程の前に予め一体の結合体に組
み立たものであり、舵取機は、舵軸に嵌合装着するロー
ターと、ローターを収納してローターの周囲に油室用空
間を形成するハウジングと、ハウジングの上部開口に配
置する環状のカバーとを有し、ローターの外周面の周方
向に沿った等間隔の位置に複数のベーンを配置し、ハウ
ジングの内周面の周方向に沿った等間隔の位置に複数の
セグメントを配置し、ベーンとセグメントによって前記
油室用空間を複数の油室に区画し、ローターの下部軸部
をラジアル軸受部材と舵軸にかかる軸心方向全荷重を支
承しうるスラスト軸受部材を介してハウジングの内底部
のボス部にて回動自在に支承し、ローターの上部軸部を
ラジアル軸受部材を介して環状のカバーにて回動自在に
支承し、ハウジングの外周面下部に据付フランジを突設
してなり、舵取機据付台は、舵取機の据付フランジに接
合し、舵軸を挿入する中心穴を形成した据付プレート
と、据付プレートの底面に接合した下方に伸びる支持板
とを有してなり、取付ベース板は、支持板の下端に接合
し、周縁部において舵取機甲板の嵌め込み穴の周縁部に
溶接するものである。
【0022】上記した構成により、製造工場において予
め舵取機と舵取機据付台を一体に結合しておく。このこ
とで従来の調整ライナーは必要性がなくなる。造船所の
艤装現場においては、この舵取機と舵取機据付台の結合
体、またはこれに舵軸を装着した集合体を、船尾船殻の
貫通穴において舵軸を支持するネックベアリングに対し
て上下、前後、左右方向の位置決めと軸心調整を行って
後に、取付ベース板を舵取機甲板の嵌め込み穴に溶接固
定するだけの単工程の作業によって舵取機を舵取機甲板
の適正位置に艤装することができる。
【0023】このため、従来において造船所で行なって
いた舵取機据付台の設計製作および艤装現場で行なって
いた舵取機据付台の設置、舵取機と舵取機据付台との間
の調整ライナーによる上下、前後、左右の位置調整と軸
心調整とリーマー加工および舵取機据付台の上面の直角
度加工が不要になる。この結果、造船所での舵取機据付
台の設計製作設置が不要となるほか艤装工事の工数低
減、艤装コストの低減、艤装期間の短縮、艤装精度の向
上が可能となる。
【0024】請求項4に係る本発明のロータリーベーン
式舵取機は、取付ベース板の上面に中心穴と同心に環状
リセスを設け、環状リセスに中心穴と舵軸との間の間隙
を水封する弾性材料からなる環状のデッキシール材を装
着固定したもので、デッキシール材は、底面および外側
面が環状リセスの底面および側面にそれぞれ当接し、頂
部に舵軸に水密に摺接するリップ部を形成したものであ
る。
【0025】上記した構成により、デッキシール材は予
め製造工場において取付ベース板の正確な位置に装着す
ることができる。このため、造船所の艤装現場において
は、従来のように水封装置の心出し作業を行なってから
舵取機甲板に取り付けるという作業の必要がない。
【0026】請求項5に係る本発明のロータリーベーン
式舵取機は、舵軸の外周の一部に穿ったインデントに挿
入して配置するカラープレートと、取付ベース板上に着
脱自在に装着する舵軸支持板と、舵軸支持板とカラープ
レートとを連結固定するステー板とからなる舵軸固定金
物を有するものである。
【0027】上記した構成により、舵軸固定金物を装着
することによって、舵軸に作用する全重量を舵軸固定金
物を介して取付ベース板で支承でき、かつ外力による舵
板すなわち舵軸の自由回転を阻止できるので、舵取機の
ローターを舵軸から取り外し舵取機を開放して行なう点
検補修工事、および舵板および舵軸を固定した上で行う
調整補修工事を船を入渠させることなく洋上においても
行なうことが可能になる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。先に図7〜図10において説明し
た構成と基本的に同様の作用を行う部材については同一
番号を付して説明を省略する。
【0029】図1〜図2において、ロータリーベーン式
舵取機1の据付フランジ2bの底面に対向して舵取機据
付台51を設ける。舵取機据付台51は、舵軸10を挿
入する中心穴52aを形成した据付プレート52と、据
付プレート52の底面に溶着した下方に伸びる支持板5
3とを有し、支持板53の下端に取付ベース板54を溶
着しており、取付ベース板54は舵軸10が貫通する中
心穴54aを有し、外周を所定寸法の円形に形成してい
る。
【0030】舵取機1は据付フランジ2bにおいて舵取
機据付台51の据付プレート52に当接し、舵取機1と
取機据付台51とを締結手段、例えばリーマーボルト1
6bによって固定する。この締結手段は、舵取機1およ
び舵軸10に作用する上下、前後、左右および軸心回り
の全ての力を舵取機据付台51に伝達できるものであれ
ば良い。舵取機据付台51は、取付ベース板54を舵取
機甲板11に開けた嵌め合み穴55に遊嵌して配置し、
取付ベース板54の周縁部を舵取機甲板11の嵌め込み
穴55の周縁部に溶接することによって舵取機甲板11
に取付ける。
【0031】舵取機据付台51の取付ベース板54の上
面には中心穴54aと同心に環状リセス56を設け、環
状リセス56に環状のデッキシール材57を装着してお
り、デッキシール材57は中心穴54aと舵軸10との
間の間隙を水封する弾性材料からなる。このデッキシー
ル材57は、外周円環部57aの底面および外側面が環
状リセス56の底面および側面にそれぞれ当接し、環状
リップ部57bで舵軸10の外周に摺接しており、環状
リップ部57bは外周円環部57aの頂部から径方向内
側に突出した後に下方に屈曲する形状を有している。デ
ッキシール材57は、その頂面を押さえる円環板58を
舵取機据付台51の取付ベース板54にボルト58aで
取り付けることで、取付ベース板54に装着固定する。
なお、舵取機据付台51の支持板53には、舵取機甲板
11においてデッキシール材57の点検保守を行うため
の作業穴59を設ける。
【0032】以下、上記した構成における作用を説明す
る。舵取機の製造工場において、舵取機1と舵取機据付
台51と取付ベース板54を、その相対的な位置を決定
してリーマーボルトなどにより予め一体の結合体に構成
し、取付ベース板54にデッキシール材57を装着す
る。このため、従来のような調整ライナーを使用する必
要性がなくなる。
【0033】造船所の艤装現場においては、図3に示す
ごとく、舵取機1と舵取機据付台51と取付ベース板5
4の結合体を、取付ベース板54が舵取機甲板11の嵌
め込み穴55に遊嵌する状態にして吊り下げる。
【0034】次に、舵軸10を船尾船殻13の下方から
ネックベアリング14、取付ベース板54の中心穴54
aおよびデッキシール材57に挿通し、その頂端部10
aが舵取機1のローター3の内部貫通穴3c内に嵌まり
込むまで吊り上げる。
【0035】舵軸頂端部10aに油圧締付ナット17を
装着し、従来の技術と同様に油圧等によって舵軸10の
頂端を舵取機ローター3に結合する。この舵取機1、舵
取機据付台51、取付ベース板54、デッキシール材5
7および舵軸10の集合体を吊り下げた状態において、
ネックベアリング14の貫通部における舵軸10の上下
方向(鉛直方向)の相対位置を定め、ネックベアリング
14の内面と舵軸10との間の間隙が前後、左右方向
(水平方向)で等しくなるように舵軸10の軸心位置を
定める。
【0036】この状態において、取付ベース板54の周
縁部と舵取機甲板11の嵌め込み穴55の周縁部との間
を溶接する。最後に舵軸10の下端部に舵板18を取り
付けて現場艤装を終了する。
【0037】上記の構成において、統計的かつ経験的解
析によれば、舵取機甲板11の嵌め込み穴55を取付ベ
ース板54の直径より約10mm大きくし、舵取機甲板
11の板厚12〜15mmに対して取付ベース板54の
板厚を40〜60mmにしておけば、舵取機1、舵取機
据付台51、取付ベース板54、デッキシール材57お
よび舵軸10の集合体の位置調整と軸心調整が可能であ
り、それらの調整にもかかわらず取付ベース板54の周
縁部を舵取機甲板11の嵌め込み穴55の周縁部に溶接
できる。また、取付ベース板54は上記の板厚であれば
強度的にも十分であり、デッキシール材57の内蔵が可
能であり、溶接による歪みが局所的なものに止まって舵
取機1、舵取機据付台51、取付ベース板54、デッキ
シール材57および舵軸10の集合体の最終位置および
軸心に影響を及ぼさない。
【0038】なお、上記したように、舵取機1、舵取機
据付台51、取付ベース板54、デッキシール材57の
結合体に舵軸10を結合した集合体について位置調整と
軸心調整を行う代わりに、舵軸10を結合する前に、舵
取機1、舵取機据付台51、取付ベース板54、デッキ
シール材57の結合体について位置調整と軸心調整を行
うこともできる。
【0039】つまり、舵取機1、舵取機据付台51、取
付ベース板54、デッキシール材57の結合体を吊り下
げた状態で、舵取機1の軸心がネックベアリング14の
軸心と一致するように計測調整を行い、この軸心が一致
する位置において取付ベース板54の周縁部を舵取機甲
板11の嵌め込み穴55の周縁部に溶接する。
【0040】この後に舵軸10を船尾船殻13の下方か
らネックベアリング14を通して吊り上げ、上述した手
順と同じようにして舵軸10の頂端を舵取機ローター3
に結合し、舵軸10の下端部に舵板18を取り付ける。
【0041】図4〜図5は、本発明の他の実施の形態を
示すものであり、先の実施の形態の構成に付加的構成を
与えたものであり、先の実施の形態において説明したも
のと同様の作用を行なう部材は同一番号を付して説明を
省略する。
【0042】取付ベース板54には複数の舵軸固定金物
60をボルトで着脱自在に装着しており、各舵軸固定金
物60は、取付ベース板54に取り付ける舵軸支持板6
0aと、舵取機据付台51の内部において舵軸10の外
周の一部に穿ったインデント61に挿入して舵軸10を
支えるカラープレート60bと、カラープレート60b
と舵軸支持板60aとを連結固定するステー板60cと
からなる。
【0043】各舵軸固定金物60は、舵取機据付台51
の作業穴59を通して取り付け、取り外し作業を行い、
舵軸10を介して対極の位置にそれぞれ一対を配置する
ものであり、各舵軸固定金物60には舵取機据付台51
の内部に搬入した後に結合するためのフランジ60dを
設けている。舵軸10のインデント61は、カラープレ
ート60bを挿入して固定した状態において舵板18が
中立位置になる位置に穿ってある。
【0044】以下、上記した構成における作用を説明す
る。舵取機1を開放点検する必要性が生じたときには、
舵取機据付台51の内部に各舵軸固定金物60を搬入
し、カラープレート60bを舵軸10のインデント61
に挿入した状態で、舵軸支持板60aを取付ベース板5
4の上にボルトで固定するとともに、各舵軸支持板60
aをフランジ60dにおいて結合する。
【0045】この状態において、舵軸10の頂端部の油
圧締付ナット17に油圧をかけて舵取機ローター3の内
部貫通孔3cを拡径し、舵軸10と舵取機ローター3と
の結合を解放する。
【0046】このとき、舵軸10は各舵軸固定金物60
を介して取付ベース板54でその重量が支承されるとと
もに、舵板18に作用する外力に由来して自由回転する
ことが妨げられ、中立位置に固定される。したがって、
たとえ洋上であっても、舵軸10を上述のように支承お
よび固定することで、舵取機1からローター3を吊り上
げて舵取機1を開放し、内部を点検することができる。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、艤装
工事の前に予め製造工場において、舵取機と舵取機据付
台と取付ベース板を一体の結合体として構成するととも
に、デッキシール材を組み込むことにより、造船所の艤
装現場においては、舵取機・舵取機据付台・取付ベース
板の結合体、またはこれに舵軸を結合した集合体の上
下、前後、左右方向の位置調整と軸心調整を行い、取付
ベース板を舵取機甲板の嵌め込み穴に溶接するだけで艤
装工事を終わることができ、造船所およびその艤装現場
において従来必要であった舵取機据付台の設計製作と設
置、舵取機据付台上面の直角度加工、舵取機と据付台と
の間の位置調整、軸心調整およびリーマー加工、さら
に、水封装置の心出しを行って舵取機甲板に取り付ける
という作業がなくなり、造船所における艤装設計と艤装
工事の工数低減、艤装コストの低減、艤装期間の短縮、
艤装精度の向上という卓越した効果を発揮できる。さら
に、舵軸固定金物により舵軸を取付ベース板上に固定し
て支承することで、洋上においてもロータリーベーン式
舵取機の開放点検ができ、従来において舵取機開放点検
のためには不可避であった船の入渠が不要となり、その
ための多大な時間の損失、工数、費用の発生がなくなる
という大きな効果も発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるロータリーベーン
式舵取機を示す全体縦部分断面図である。
【図2】図1におけるm−m矢視断面図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるロータリーベーン
式舵取機・舵取機据付台・取付ベース板の結合体、舵軸
および舵板の取付け作業手順を示す説明図である。
【図4】本発明の他の実施の形態におけるロータリーベ
ーン式舵取機を示す全体縦部分断面図である。
【図5】図4におけるn−n矢視断面図である。
【図6】同ロータリーベーン式舵取機のデッキシール材
および舵軸固定金物の詳細を示す縦断面拡大図である。
【図7】従来のロータリーベーン式舵取機とその据付台
を示す全体縦部分断面図である。
【図8】同ロータリーベーン式舵取機の全体水平断面図
である。
【図9】同ロータリーベーン式舵取機の油圧締付ナット
の構成を示す縦断面図である。
【図10】同ロータリーベーン式舵取機、据付台、舵軸
および舵板の取付け作業手順を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ロータリーベーン式舵取機 2 ハウジング 2a ボス部 2b 据付フランジ 3 ローター 3a 下部軸部 3b 上部軸部 3c 内部貫通孔 4 カバー 5a ラジアル軸受部材(下部) 5b スラスト軸受部材 5c ラジアル軸受部材(上部) 6 ベーン 7 セグメント 8 シール材 9 油室 10 舵軸 10a 頂端部 10b 油路 10c 油圧ジャッキ 11 舵取機甲板 11a 貫通部 12 水封装置 13 船尾船殻 14 ネックベアリング 15 ネックボス 16 舵取機据付台 16a リーマー孔 16b リーマーボルト 17 油圧締付ナット 18 舵板 51 舵取機据付台 52 据付プレート 52a 中心穴 53 支持板 54 取付ベース板 54a 中心穴 55 嵌め込み穴 56 環状リセス 57 デッキシール材 57a 外周円環部 57b 環状リップ部 58 円環板 58a ボルト 59 作業穴 60 舵軸固定金物 60a 舵軸支持板 60b カラープレート 60c ステー板 60d フランジ 61 インデント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若林 喬之 大阪府大阪市城東区鴫野西1丁目15番1号 パーク沢瀉 ジャパン・ハムワージ株式会 社内 (72)発明者 森本 孝 大阪府大阪市城東区鴫野西1丁目15番1号 パーク沢瀉 ジャパン・ハムワージ株式会 社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舵取機甲板に所定径の嵌め込み穴を形成
    し、舵取機甲板の嵌め込み穴に遊嵌する取付ベース板
    と、取付ベース板の上部に配置する舵取機据付台と、舵
    取機据付台の上部に配置する舵取機とを予め一体の結合
    体に組み立てるとともに、取付ベース板に形成した中心
    穴の周縁部に舵軸に水密に摺接するデッキシール材を装
    着し、この結合体を取付ベース板が舵取機甲板の嵌め込
    み穴に遊嵌する状態に吊り下げ、船尾船殻の貫通部から
    取付ベース板の中心穴を挿通して舵軸を配置し、この舵
    軸の頂端部を舵取機に接合し、舵取機と舵取機据付台と
    取付ベース板とデッキシール材および舵軸の集合体を吊
    り下げた状態で鉛直方向および水平方向において舵軸を
    適正位置に位置決めし、取付ベース板の周縁部と舵取機
    甲板の嵌め込み穴の周縁部とを溶接して舵取機を舵取機
    甲板に装着し、その後に舵軸の下端部に舵板を取り付け
    ることを特徴とする舵取機据付方法。
  2. 【請求項2】 舵取機甲板に所定径の嵌め込み穴を形成
    し、舵取機甲板の嵌め込み穴に遊嵌する取付ベース板と
    取付ベース板の上部に配置する舵取機据付台と舵取機据
    付台の上部に配置する舵取機とを予め一体の結合体に組
    み立てるとともに、取付ベース板に形成した中心穴の周
    縁部に舵軸に水密に摺接するデッキシール材を装着し、
    この結合体を取付ベース板が舵取機甲板の嵌め込み穴に
    遊嵌する状態に吊り下げ、この状態で舵取機の軸心が鉛
    直方向および水平方向において適正となる位置に結合体
    を位置決めし、取付ベース板の周縁部と舵取機甲板の嵌
    め込み穴の周縁部とを溶接して舵取機を舵取機甲板に装
    着し、その後に船尾船殻の貫通部から取付ベース板の中
    心穴を挿通して舵軸を配置し、この舵軸の頂端部を舵取
    機に接合し、舵軸の下端部に舵板を取り付けることを特
    徴とする舵取機据付方法。
  3. 【請求項3】 舵軸を装着する舵取機と、舵取機を支持
    して舵取機の下部に配置する舵取機据付台と、舵取機据
    付台の下部に配置し、舵取機甲板に形成した所定径の嵌
    め込み穴に遊嵌する取付ベース板と、取付ベース板に形
    成した中心穴の周縁部に装着し、舵軸に水密に摺接する
    デッキシール材とを艤装工程の前に予め一体の結合体に
    組み立たものであり、 舵取機は、舵軸に嵌合装着するローターと、ローターを
    収納してローターの周囲に油室用空間を形成するハウジ
    ングと、ハウジングの上部開口に配置する環状のカバー
    とを有し、ローターの外周面の周方向に沿った等間隔の
    位置に複数のベーンを配置し、ハウジングの内周面の周
    方向に沿った等間隔の位置に複数のセグメントを配置
    し、ベーンとセグメントによって前記油室用空間を複数
    の油室に区画し、ローターの下部軸部をラジアル軸受部
    材と舵軸にかかる軸心方向全荷重を支承しうるスラスト
    軸受部材を介してハウジングの内底部のボス部にて回動
    自在に支承し、ローターの上部軸部をラジアル軸受部材
    を介して環状のカバーにて回動自在に支承し、ハウジン
    グの外周面下部に据付フランジを突設してなり、舵取機
    据付台は、舵取機の据付フランジに接合し、舵軸を挿入
    する中心穴を形成した据付プレートと、据付プレートの
    底面に接合した下方に伸びる支持板とを有してなり、取
    付ベース板は、支持板の下端に接合し、周縁部において
    舵取機甲板の嵌め込み穴の周縁部に溶接することを特徴
    とするロータリーベーン式舵取機。
  4. 【請求項4】 取付ベース板の上面に中心穴と同心に環
    状リセスを設け、環状リセスに中心穴と舵軸との間の間
    隙を水封する弾性材料からなる環状のデッキシール材を
    装着固定したもので、デッキシール材は、底面および外
    側面が環状リセスの底面および側面にそれぞれ当接し、
    頂部に舵軸に水密に摺接するリップ部を形成したことを
    特徴とする請求項3に記載するロータリーベーン式舵取
    機。
  5. 【請求項5】 舵軸の外周の一部に穿ったインデントに
    挿入して配置するカラープレートと、取付ベース板上に
    着脱自在に装着する舵軸支持板と、舵軸支持板とカラー
    プレートとを連結固定するステー板とからなる舵軸固定
    金物を有することを特徴とする請求項3又は4に記載す
    るロータリーベーン式舵取機。
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