JP2974666B1 - ロータリーベーン舵取機の補修方法 - Google Patents

ロータリーベーン舵取機の補修方法

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JP2974666B1 JP24644198A JP24644198A JP2974666B1 JP 2974666 B1 JP2974666 B1 JP 2974666B1 JP 24644198 A JP24644198 A JP 24644198A JP 24644198 A JP24644198 A JP 24644198A JP 2974666 B1 JP2974666 B1 JP 2974666B1
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Abstract

【要約】 【課題】 ドックにおける作業や、海上での船外作業を
必要とせず、船内作業によって舵軸および舵板の荷重を
仮受支持することができ、ローターを取り出して行なう
各種の作業を容易に行なうことができるロータリーベー
ン舵取機用舵軸を提供する。 【解決手段】 舵軸33は、ロータリーベーン舵取機3
0と設置フロア31との間において露出する部位に、径
方向に突出して環状に形成した係合部34を有し、係合
部34において舵軸33および舵板の荷重を支持する補
助具35に係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶の舵取機の技
術に係り、ロータリーベーン舵取機の補修方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のロータリーベーン舵取機は、例え
ば図4〜図5に示すようなものである。図4〜図5にお
いて、ハウジング1はその内部にローター2を収納し、
ローター2の軸部2a、2bをハウジング1の底部に設
けたボス部1aと、ハウジング1の上部開口に配置する
環状のカバー3とにより軸受部材4a、4bを介して回
転自在に保持している。
【0003】ローター2は軸心方向にテーパー状の貫通
孔2cを有しており、この貫通孔2cにおいて舵軸(図
示省略)に油圧締付により嵌合固定する。ローター2は
外周面の周方向に沿った等間隔の位置に複数のベーン5
を切削加工により一体成形しており、ベーン5は縁部に
形成したスリット5a、5bにハウジング1およびカバ
ー3の内側面に摺接するシール材5c、5dを保持して
いる。
【0004】ハウジング1は内周面の周方向に沿った等
間隔の位置に複数のセグメント6をボルト7で固定して
設けており、セグメント6とセグメント6の間にロータ
ー2のベーン5が位置している。セグメント6は縁部に
形成したスリット6aにローター2の外周面に摺接する
シール材6bを保持している。
【0005】ハウジング1およびカバー3は、ローター
2の端面に対向する部位に形成した環状の各スリット1
b、3aにリングシール材8a、8bを保持しており、
リングシール材8a、8bはベーン5のシール材5dお
よび固定ベーン6のシール材6bに縁部を重ねて配置し
ている。
【0006】ハウジング1とローター2の間には、ベー
ン5とセグメント6によって区画する複数の油室9a、
9b、9c、9dが存在し、ローター2の回転軸を介し
て対称の位置にある油室9aと油室9c、および油室9
bと油室9dはローター2に設けたバランス孔10a、
10bにより連通しており、さらにローター2には上下
の端面間を連通するバランス孔11aを有し、カバー3
には軸受部材4bに対して潤滑油を充填するための給油
口11bをバランス孔11aに連通可能な位置に設けて
いる。ハウジング1には、各油室9a、9b、9c、9
dを油圧ユニット(図示省略)に接続するためのポート
12a、12b、12c、12dを設けている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の構成においては、舵軸および舵板の荷重を支持する
ためのにラダーキャリヤーを独立した別途の部材として
設けておらず、油圧締付によって舵軸に固着したロータ
ー2の下面をハウジング1が軸受部材4bを介して支持
することにより、ラダーキャリヤーの機能を果たしてい
る。つまり、ローター2がラダーキャリヤーを兼ねてい
る。
【0008】この構造により、ロータリーベーン舵取機
の点検、特にローター2の下面に対向して配置するリン
グシール材8a、軸受部材4b、シール材5dの点検、
取り替え作業に際して、ローター2をハウジング1から
取り出す必要が生じた場合に、ローター2を舵軸から分
離すると舵軸が脱落することになる。
【0009】このために、ローター2と舵軸を分離する
場合に、大型および中型船ではドックにおいて舵軸およ
び舵板を下方から固定支持し、小型船では船外作業によ
って舵板にアイプレート等の支持部を溶接し、支持部に
係合したワイヤーを船上で固定保持していた。
【0010】しかし、上述した作業は多くの作業時間と
費用を要し、ロータリーベーン舵取機の欠点とされてい
た。本発明は上記した課題を解決するものであり、ドッ
クにおける作業や、海上での船外作業を必要とせず、船
内作業によって舵軸および舵板の荷重を仮受支持するこ
とができ、ローターを取り出して行なう各種の作業を容
易に行なうことができるロータリーベーン舵取機用舵軸
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のロータリーベーン舵取機の補修方法は、
置フロア上に据付架台を介してハウジングを固定支持
し、ハウジング内に舵軸に嵌合装着するローターを収納
し、ローターにより舵軸および舵板の荷重を支持するロ
ータリーベーン舵取機において、ロータリーベーン舵取
機と設置フロアとの間において露出する舵軸に、係合部
を径方向に突出して環状に形成し、着脱自在な補助具を
前記係合部に係合して配置し、補助具で舵軸および舵板
の荷重を支持し、この状態でローターから舵軸を離脱さ
せるものである。
【0012】上記した構成により、ロータリーベーン舵
取機は、操舵時にローターにおいて舵軸および舵板の荷
重を支持し、ローターの回転により舵軸にトルクを与え
て舵角を制御する。
【0013】ロータリーベーン舵取機の点検等におい
て、ローターを舵軸から抜き出す場合には、舵軸の係合
部に係合させて補助具を設置する。この状態で、舵軸か
らローターを分離し、舵軸および舵板の荷重を、係合部
および補助具を介して設置フロアもしくは据付架台で支
持する。
【0014】したがって、舵軸の脱落を防止する作業を
船内において行なうことができ、しかも予め舵軸に設け
た係合部に補助具を装着するだけの簡単な作業で済み、
作業時間の短縮を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本実施の形態におけるはロータリ
ーベーン舵取機は、先に図4〜図5において説明したも
のと基本的に同様であり、同様の作用を行なう部材につ
いては同一番号を付して説明を省略する。
【0016】図1〜図3において、ロータリーベーン舵
取機30は、設置フロア31に設けた据付架台32によ
りハウジング1を支持して固定配置している。ローター
2は、貫通孔2cに舵軸33を油圧締付により嵌合装着
して舵軸33を支持し、舵軸33および舵板(図示省
略)の荷重をローター2の下面に摺接する軸受部材4b
を介してハウジング1で支持している。
【0017】舵軸33は、ロータリーベーン舵取機30
と設置フロア31との間において露出する部位に、径方
向に突出する環状の係合部34を形成している。後述す
るロータリーベーン舵取機30の点検等においてロータ
ー2を取り出す場合には、係合部34と設置フロア31
の間に、係合部34に係合して舵軸33および舵板の荷
重を支持する補助具35を着脱自在に配置する。
【0018】この補助具35は、舵軸33を介して対称
の位置に一対を配置するもので、舵軸33の軸心方向に
おいて係合部34に係合する受部35aと、設置フロア
31にスペーサー35bを介して接合する座部35c
と、受部35aと座部35cを連結する脚部35dとか
らなる。補助具35は、ワイヤー等で代替することもで
き、ワイヤーを舵軸33に巻回し、係合部34において
抜け止めし、ワイヤーを据付架台32等の船体側の固定
部材に緊縛することで、舵軸33および舵板の荷重を支
持する。
【0019】以下、上記した構成における作用を説明す
る。ロータリーベーン舵取機30の運用時において、補
助具35は取り外した状態にあり、ロータリーベーン舵
取機30は、操舵時にローター2において舵軸33およ
び舵板の荷重を支持し、ローター2の回転により舵軸3
3にトルクを与えて舵角を制御する。
【0020】ロータリーベーン舵取機30の点検等にお
いて、特にローター2の下面に対向して配置するリング
シール材8a、軸受部材4b、シール材5dの点検、取
り替え作業に際して、ローター2をハウジング1から取
り出す必要が生じた場合には、補助具35を舵軸33の
係合部34に係合させて設置する。
【0021】この状態で、カバー3等の部材をハウジン
グ1から取り外し、ローター2による舵軸33の支持状
態を解除し、舵軸および舵板の荷重を係合部34を介し
て補助具35で受け止め、補助具35を介して舵軸33
を設置フロア31で支持し、、ローター2をハウジング
1から取り出し、リングシール材8a、軸受部材4b、
シール材5dの点検、取り替え作業等を行なう。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、舵
軸の脱落を防止する作業を船内において行なうことがで
き、しかも予め舵軸に設けた係合部に補助具を装着する
だけの簡単な作業で済み、作業時間の短縮を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるロータリーベーン
舵取機を示す全体構成図である。
【図2】同実施の形態における据付架台を示す断面図で
ある。
【図3】同実施の形態におけるローターを取り外した状
態を示す説明図である。
【図4】従来のロータリーベーン式舵取機の縦断面図で
あり、左側においてベーンの断面を示し、右側において
セグメントの断面図を示す。
【図5】従来のロータリーベーン式舵取機の平断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 ローター 2a、2b 軸部 2c 貫通孔 8a、8b リングシール材 30 ロータリーベーン舵取機 31 設置フロア 32 据付架台 33 舵軸 34 係合部 35 補助具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−15199(JP,A) 特開 平7−96895(JP,A) 実開 平5−89200(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B63H 25/30 B63H 25/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設置フロア上に据付架台を介してハウジ
    ングを固定支持し、ハウジング内に舵軸に嵌合装着する
    ローターを収納し、ローターにより舵軸および舵板の荷
    重を支持するロータリーベーン舵取機において、 ロータリーベーン舵取機と設置フロアとの間において露
    出する舵軸に、係合部を径方向に突出して環状に形成
    し、着脱自在な補助具を前記係合部に係合して配置し、
    補助具で舵軸および舵板の荷重を支持し、この状態でロ
    ーターから舵軸を離脱させることを特徴とするロータリ
    ーベーン舵取機の補修方法。
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