JP2002045825A - Pcbが充填された電気機器または容器のpcb除染分解装置 - Google Patents

Pcbが充填された電気機器または容器のpcb除染分解装置

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JP2002045825A JP2000314492A JP2000314492A JP2002045825A JP 2002045825 A JP2002045825 A JP 2002045825A JP 2000314492 A JP2000314492 A JP 2000314492A JP 2000314492 A JP2000314492 A JP 2000314492A JP 2002045825 A JP2002045825 A JP 2002045825A
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washing
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  • Transformer Cooling (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PCBが充填されたトランス、コンデンサ等
の電気機器または容器からPCBを安全かつ効率的に除
染し分解する装置を提供する。 【解決手段】 PCBが充填された電気機器または容器
から、PCBを抜き取るPCB抜取手段1と、PCBが
抜取られた電気機器または容器を有機溶媒で洗浄しPC
Bを回収する第1の洗浄手段2と、洗浄された電気機器
または容器を解体し金属部材および磁器部材とその他の
部材に分別する解体分別手段3と、分別された金属部材
および磁器部材を再度有機溶媒で洗浄しPCBを回収す
る第2の洗浄手段4と、前記PCB抜取手段、第1の洗
浄手段、第2の洗浄手段より回収されたPCBを超臨界
水酸化分解する超臨界水酸化分解手段6を有することを
特徴とするPCBが充填された電気機器または容器のP
CB除染分解装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリ塩化ビフェニ
ル(以下、「PCB」と略称する)が充填されたトラン
ス、コンデンサ等の電気機器または容器からPCBを除
染し分解する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PCBは、耐熱性、化学的安定性および
絶縁性に優れているため、以前はコンデンサー、トラン
ス等の電気機器の絶縁材料として広く用いられていた。
しかしながら、PCBは毒性が強いため、我が国では1
972年に製造、輸入および使用が原則として禁止され
た。
【0003】トランス等の電気機器から抜き出したPC
Bや、PCBにより汚染された紙や木材等のPCB汚染
物を処理する方法としては、米国内では環境庁(EP
A)の認可を受けた焼却炉で焼却する方法が採用されて
いる。しかし、焼却時にダイオキシン等の有害物質が発
生する恐れがあるため、日本国内ではPCBおよびPC
B汚染物を焼却処分することは行なわれていない。
【0004】従って、現在の日本では、PCBが充填さ
れたトランス、コンデンサ等の電気機器は、そのまま特
別管理の産業廃棄物として厳重に保管するだけであり、
さらにPCBの無害化の処理はほとんど行なわれていな
いのが現状である。しかし、保管が必ずしも厳密に行な
われているとはいえず、保管されたPCBによる環境汚
染が懸念されるため、早急にPCBが充填されたトラン
ス、コンデンサ等の電気機器を対象とした安全で効率的
なPCBの無害化処理が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した現状に鑑み、
本発明が解決しようとする課題は、PCBが充填された
トランス、コンデンサ等の電気機器または容器からPC
Bを安全かつ効率的に除染し分解する装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1に記載した本発明は、PCBが充填された電
気機器または容器から、PCBを抜き取るPCB抜取手
段と、PCBが抜取られた電気機器または容器を有機溶
媒で洗浄しPCBを回収する第1の洗浄手段と、洗浄さ
れた電気機器または容器を解体し金属部材および磁器部
材とその他の部材に分別する解体分別手段と、分別され
た金属部材および磁器部材を再度有機溶媒で洗浄しPC
Bを回収する第2の洗浄手段と、前記PCB抜取手段、
第1の洗浄手段、第2の洗浄手段より回収されたPCB
を超臨界水酸化分解する超臨界水酸化分解手段を有する
ことを特徴とするPCBが充填された電気機器または容
器のPCB除染分解装置に関するものである。
【0007】上記課題を解決するための請求項2に記載
した本発明は、前記第1の洗浄手段および第2の洗浄手
段から得られるPCBを含む有機溶媒を回収するための
蒸留手段を設けたことを特徴とするものである。
【0008】上記課題を解決するための請求項3に記載
した本発明は、PCBが充填された電気機器または容器
から、PCBを抜き取るPCB抜取手段と、PCBが抜
取られた電気機器または容器を有機溶媒で洗浄しPCB
を回収する第1の洗浄手段と、洗浄された電気機器また
は容器を解体し金属部材および磁器部材とその他の部材
に分別する解体分別手段と、分別された金属部材および
磁器部材を再度有機溶媒で洗浄しPCBを回収する第2
の洗浄手段と、解体分別手段から回収されたその他の部
材を微細化する微細化手段と、前記PCB抜取手段、第
1の洗浄手段および第2の洗浄手段により回収されたP
CBと微細化されたその他の部材を超臨界水酸化分解す
る超臨界水酸化分解手段を有することを特徴とするPC
Bが充填された電気機器または容器のPCB除染分解装
置に関するものである。
【0009】上記課題を解決するための請求項4に記載
した本発明は、前記第1の洗浄手段および第2の洗浄手
段から得られるPCBを含む有機溶媒を回収するための
蒸留手段を設けたことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の処理対象となるPCBが
充填された電気機器または容器とは、絶縁性材料として
PCBを使用したコンデンサ、トランス等の電気機器や
PCBが充填されたドラム缶等の容器をいう。
【0011】請求項1におけるPCB抜取手段とは、P
CBが充填された電気機器または容器からPCBを抜取
ることができる手段であれば特に限定されないが、例え
ばトランスからPCBを抜取る場合、予め準備してある
傾斜架台に、ブロー弁がついている方を下側にしてトラ
ンスを設置し、ブロー弁を開放して自然流下により抜取
る手段、あるいはトランスの上方から抜取ホースを挿入
し、バキュームを利用して吸引する手段がある。
【0012】なお、PCB抜取手段により抜取られたP
CBは、後述する超臨界水酸化手段により、超臨界水酸
化分解処理される。
【0013】PCBが抜取られた電気機器または容器
は、内部にPCBが残留しているため、第1の洗浄手段
により、電気機器または容器の内部を洗浄する。洗浄手
段に用いられる有機溶媒は特に限定されないが、PCB
の溶解度が大きい点、沸点温度がPCBと比較して著し
く低いので、PCBと溶媒を沸点温度の差で分離しやす
い点でトリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等の
塩素系有機溶媒が好ましい。
【0014】洗浄手段としては、例えばトランスを例に
すると、PCBを抜取ったトランスに溶剤を充填して静
置し(約1時間)、あるいは配管、ポンプを用いて溶剤
を循環し、次いでPCBを含む溶剤をタンクに回収する
手段を挙げることができる。また溶剤が除かれたトラン
スに熱水を充填し、トランス内部に残留する溶剤を蒸発
させる。なお蒸発させた溶剤は凝縮させて再利用する。
次いで熱水を抜き出し、タンクに貯留するとともに、熱
水を抜き出した後のトランスにブロワーから空気を供給
して内部を乾燥させる。なお、貯留した熱水は、冷却し
て水分と溶剤とに分離し、それぞれ再使用する。
【0015】第1の洗浄手段により得られる洗浄液に
は、PCBが含有されているので、このまま後述の超臨
界水酸化分解手段により超臨界水酸化分解処理してもよ
いが、蒸留手段により有機溶媒を回収して洗浄手段に戻
し、PCBを含む蒸留残渣は後述の超臨界水酸化分解手
段により超臨界水酸化分解処理してもよい。
【0016】第1の洗浄手段により洗浄された電気機器
または容器は、解体分別手段により解体し、材質毎に分
別する。解体分別手段としては、例えばトランスを例に
すると、ボルトをゆるめ、上蓋を取り外し、ホイスト等
を使用してトランス内部のコイルおよび鉄芯等を取出
す。また鉄芯締付金具のボルトをゆるめ、締付用具を取
り外す。さらにコイルから鉄芯を抜き出し、鉄製部材
(上蓋、本体、鉄芯、ボルト等)、銅製部材(コイル
等)、磁器部材、プラスチック部材、紙・木材等に分別
する。
【0017】解体分別手段により、電気機器または容器
は解体および分別され、金属部材および磁器部材と紙・
木材等のその他の部材が回収される。回収された紙・木
材等のその他の部材には微量のPCBが含浸されている
ので、真空加熱手段で処理しPCBを回収して後述の超
臨界水酸化分解手段で分解処理するか、回収されたその
他の部材を、PCBで汚染された手袋・防護服などと共
に微細化し、微細化されたその他の部材を超臨界水酸化
分解手段で分解処理してもよい。
【0018】上記微細化手段としては、紙または木材等
をカッターミル等で数ミリに切断、微細化する。微細化
されたものをグラインダー等でさらに1ミリ以内の微細
粒子にし、抜取ったPCBと混合して、後述するように
超臨界水酸化分解を行なう。
【0019】解体分別手段により回収された金属部材お
よび磁器部材は、第2の洗浄手段により洗浄される。第
2の洗浄手段は、第1の洗浄手段と同様の手段でよい。
【0020】上記PCB抜取手段、第1の洗浄手段、第
2の洗浄手段および真空加熱手段より回収されたPCB
は、超臨界水酸化分解手段により超臨界水酸化分解す
る。PCBは超臨界水酸化分解により、二酸化炭素、
水、塩素へと完全に分解され、無害化される。
【0021】超臨界水酸化分解手段は、公知のものを採
用すればよい。超臨界水酸化分解手段としては、超臨界
状態の水と酸化剤の存在下に有機物の酸化分解を行う反
応器を備えた超臨界水酸化分解装置を挙げることができ
る。反応器において行なわれる超臨界水酸化分解反応
は、水を超臨界状態とする温度、圧力条件であれば特に
限定されるものではないが、例えば、温度374℃以
上、好ましくは550〜650℃、かつ圧力22MPa
以上、好ましくは22〜25MPaの条件とすればよ
い。酸化剤としては、例えば空気、純酸素、過酸化水
素、液体酸素を挙げることができ、これらの酸化剤は化
学量論要求量以上用いればよい。超臨界水酸化分解を行
う反応器は、パイプ(管状)型、ベッセル型のいずれで
もよい。PCBを超臨界水酸化分解するに際して、必要
に応じてイソプロピルアルコール等の補助燃料を用いて
もよい。回収されたPCB、水(純水)および酸化剤を
コンプレッサー等で所定圧力まで昇圧して、反応器に送
り込み、超臨界水酸化分解反応を行なえばよい。
【0022】水は、超臨界状態では、良好な溶媒となる
ため、反応器内では超臨界水、有機物および酸化剤は均
一相を形成し、超臨界水酸化反応が進行し、極めて短時
間のうちにPCBは酸化分解される。
【0023】超臨界水酸化分解反応により、PCBは完
全に分解され、塩素イオンが生成するため、水酸化ナト
リウム等のアルカリを添加して、処理流体中の塩素イオ
ンを塩化ナトリウム等の塩化物とすることが好ましい。
【0024】以下図面により本発明の実施形態を説明す
る。
【0025】実施形態1 図1は、本発明の第1の実施形態を示すフロー図であ
る。
【0026】PCBが充填されたトランス等の電気機器
や容器は、PCB抜取手段1により内部に充填されてい
るPCBが抜取られる。抜取られたPCBは、パイプ等
の経路を介して超臨界水酸化分解手段6へ送られる。P
CBが抜取られた電気機器や容器は第1の洗浄手段2へ
送り、トリクロロエチレン等の塩素系有機溶媒により洗
浄される。PCBを含む洗浄液は、パイプ等の経路を介
して超臨界水酸化分解手段6へ送られる。洗浄された電
気機器等は、解体分別手段3で分解され、金属部材およ
び磁器部材とその他の部材に分別される。分別された金
属部材および磁器部材は第2の洗浄手段4で再度洗浄さ
れる。洗浄された金属部材および磁器部材は、再利用も
しくは廃棄処分することができる。第2洗浄手段4から
得られる、PCBを含む洗浄液は、パイプ等の経路を経
て、超臨界水酸化分解手段6へ送られる。
【0027】一方、解体分別手段3で分別されたその他
の部材は、真空加熱手段5へ送られ、真空下に加熱さ
れ、PCBが蒸発除去され、紙・木材は炭化され、次い
で炭化物は埋立等によって適宜処理される。真空加熱手
段により除去されたPCBは、スクラビング(不図示)
や凝縮器(不図示)等により回収され、パイプ等の経路
を介して、超臨界水酸化分解手段6へ送られる。
【0028】上記のPCB抜取手段1、第1の洗浄手段
2、第2の洗浄手段4および真空加熱手段5により回収
されたPCBは、超臨界水酸化分解手段6により超臨界
水酸化分解される。回収されたPCBに、純水および酸
化剤を加え、必要により補助燃料を加え、水の超臨界条
件となる圧力、温度下に、超臨界水酸化分解反応を行な
えばよい。超臨界水酸化分解により、PCBは速やか
に、水、二酸化炭素、塩素イオンに分解され、塩素イオ
ンはアルカリにより中和され、塩化物となる。超臨界水
酸化分解後の処理流体は、不図示の冷却器により冷却さ
れ、気液分離する。
【0029】実施形態2 図2は、本発明の第2の実施形態を示すフロー図であ
る。
【0030】主要な構成要素は図1に示した実施形態1
と同様であり、同一の構成要素には同一の番号を付し、
説明を省略する。
【0031】実施形態1と異なる点は、第1の洗浄手段
2および第2の洗浄手段4から得られる洗浄液を蒸留
し、有機溶媒を回収するための蒸留手段7を設けた点で
ある。
【0032】すなわち、第1の洗浄手段2および第2の
洗浄手段4から得られるPCBを含む洗浄液を蒸留手段
7によって、蒸留する。PCBは高沸点の化合物である
ため、洗浄に用いた有機溶媒は蒸留により単離される。
単離された有機溶媒は、経路を介して、第1の洗浄手段
2および第2の洗浄手段4に返送され、洗浄用溶媒とし
て再使用される。洗浄液に含まれるPCBは、蒸留残渣
として回収されるので、経路を介して超臨界水酸化分解
手段6に送り、超臨界水酸化分解処理する。
【0033】本実施形態により、洗浄に用いた有機溶媒
を有効に再利用できるため、PCBの除染・分解に要す
るコストを低減することができる。
【0034】実施形態3 図3は、本発明の第3の実施形態を示すフロー図であ
る。
【0035】主要な構成要素は図2に示した実施形態2
と同様であり、同一の構成要素には同一の番号を付し、
説明を省略する。
【0036】実施形態2と異なる点は、真空加熱手段5
の代わりに微細化手段8を設けた点である。
【0037】すなわち、解体分別手段3により分別され
たその他の部材を、微細化手段8により微細化する。微
細化したその他の部材は、超臨界水酸化分解手段6へ送
り、超臨界水酸化分解処理する。
【0038】なお、本実施形態において、前記実施形態
1と同様に、蒸留手段7を設けず、第1の洗浄手段2と
第2の洗浄手段4から得られる洗浄液を回収せずに、超
臨界水酸化分解手段6で分解処理してもよい。
【0039】
【発明の効果】請求項1および3に記載の本発明によ
り、PCBが充填された電気機器または容器からPCB
を除染し分解するので、PCBを無害化(水、二酸化炭
素、塩化物)できる。
【0040】請求項1および3に記載の本発明は、ダイ
オキシン等の副生成物の発生がなく、処理により電気機
器または容器の金属・磁器部材はPCBが除染されて回
収されるためリサイクルが可能である。従って、本発明
は環境に与える負荷が極めて小さい。
【0041】請求項2および4に記載の本発明は、上記
効果に加えて、洗浄に使用した有機溶媒を回収使用する
ので、処理コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、一実施形態を示すフロー図。
【図2】本発明の、一実施形態を示すフロー図。
【図3】本発明の、一実施形態を示すフロー図。
【符号の説明】 1 PCB抜取手段 2 第1の洗浄手段 3 解体分別手段 4 第2の洗浄手段 5 真空加熱手段 6 超臨界水酸化分解手段 7 蒸留手段 8 微細化手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 25/18 B09B 3/00 304Z H01F 27/14 5/00 ZABZ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PCBが充填された電気機器または容器
    から、PCBを抜き取るPCB抜取手段と、PCBが抜
    取られた電気機器または容器を有機溶媒で洗浄しPCB
    を回収する第1の洗浄手段と、洗浄された電気機器また
    は容器を解体し金属部材および磁器部材とその他の部材
    に分別する解体分別手段と、分別された金属部材および
    磁器部材を再度有機溶媒で洗浄しPCBを回収する第2
    の洗浄手段と、前記PCB抜取手段、第1の洗浄手段、
    第2の洗浄手段より回収されたPCBを超臨界水酸化分
    解する超臨界水酸化分解手段を有することを特徴とする
    PCBが充填された電気機器または容器のPCB除染分
    解装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の洗浄手段および第2の洗浄手
    段で回収されたPCBを含む有機溶媒を蒸留する蒸留手
    段と、該蒸留手段より留出する有機溶媒を前記第1の洗
    浄手段および第2の洗浄手段に返送する経路と、該蒸留
    手段により得られるPCBを含む蒸留残渣を前記超臨界
    水酸化分解手段に送る経路を設けたことを特徴とする請
    求項1に記載されたPCBが充填された電気機器または
    容器のPCB除染分解装置。
  3. 【請求項3】 PCBが充填された電気機器または容器
    から、PCBを抜き取るPCB抜取手段と、PCBが抜
    取られた電気機器または容器を有機溶媒で洗浄しPCB
    を回収する第1の洗浄手段と、洗浄された電気機器また
    は容器を解体し金属部材および磁器部材とその他の部材
    に分別する解体分別手段と、分別された金属部材および
    磁器部材を再度有機溶媒で洗浄しPCBを回収する第2
    の洗浄手段と、解体分別手段から回収されたその他の部
    材を微細化する微細化手段と、前記PCB抜取手段、第
    1の洗浄手段および第2の洗浄手段により回収されたP
    CBと微細化されたその他の部材を超臨界水酸化分解す
    る超臨界水酸化分解手段を有することを特徴とするPC
    Bが充填された電気機器または容器のPCB除染分解装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1の洗浄手段および第2の洗浄手
    段で回収されたPCBを含む有機溶媒を蒸留する蒸留手
    段と、該蒸留手段より留出する有機溶媒を前記第1の洗
    浄手段および第2の洗浄手段に返送する経路と、該蒸留
    手段により得られるPCBを含む蒸留残渣を前記超臨界
    水酸化分解手段に送る経路を設けたことを特徴とする請
    求項3に記載されたPCBが充填された電気機器または
    容器のPCB除染分解装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003094013A (ja) * 2001-07-18 2003-04-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 蛍光灯安定器用コンデンサの無害化処理方法及びそのシステム
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