JP3618685B2 - 土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法及び装置 - Google Patents

土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダイオキシン類などの有害有機塩素化合物に汚染された土壌や固形物、廃棄物処理装置から排出される飛灰(以下、単に「飛灰」という)等から有機塩素化合物を除去する処理方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、ダイオキシン類を分解する方法としては、熱分解法、超臨界水酸化分解法、化学的処理法等が挙げられる。これらの処理方法のうち、熱分解法と超臨界水酸化分解法は、高温又は高圧を必要とし、装置コスト及びランニングコストが高くなる傾向にある。一方、化学的処理方法のうち、ジメチルスルフォキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の極性有機溶剤中に水酸化ナトリウム等のアルカリを添加してダイオキシン類を分解する方法は、比較的低い温度で処理が可能であり、処理コストを抑えることが可能である。
【0003】
また、特開平11−5099号公報には、汚泥中のダイオキシン類をアセトン、アセトニトリル、ベンゼン、DMSO等の有機溶剤に抽出させ、ダイオキシン類を含んだ有機溶剤を分離濃縮、水洗、脱水操作によって汚泥から分離して、ダイオキシン類をほとんど含まない脱水汚泥を得るとともに、ダイオキシン類を含んだ有機溶剤をオゾン・紫外線処理してダイオキシン類を分解除去するという技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、極性有機溶剤中にアルカリを添加してダイオキシン類を分解する方法を用いても、処理対象物をそのまま極性有機溶剤中に投入し処理することは、大量の処理物を加熱する必要があり、コストの増大を招く。また、処理後の対象物に未反応アルカリや極性有機溶剤などが残り、除去のために水洗が必要となり、洗浄水処理のための設備が必要となる。また、ダイオキシン類の極性有機溶剤への抽出が律速になり、処理時間が長くなる傾向にある。さらに、使用した有機溶剤やアルカリの未反応物を分離回収できないので、新たな薬剤をたくさん添加する必要があり、薬剤使用量が増加することになる。
【0005】
本発明は上記の諸点に鑑みなされたもので、本発明の目的は、処理対象物である汚染土壌や汚染固形物や飛灰に、ダイオキシン類等の有機塩素化合物を抽出し易く、かつ沸点の低い有機溶剤を混合して有機塩素化合物を抽出し、この有機塩素化合物を含んだ有機溶剤を脱水・濃縮して極性有機溶剤及びアルカリとともに反応槽に投入し有機塩素化合物を分解することにより、処理対象物を直接極性有機溶剤に投入する場合と比較して、加熱などのランニングコストを大幅に抑えるとともに、処理後の土壌や固形物や飛灰への反応残渣や未反応アルカリの混入を防ぐことができ、かつ、有機塩素化合物の抽出が容易で処理時間が短くなり、土壌や固形物や飛灰からの有機溶剤の除去が容易で二次公害の発生が抑制でき、しかも、有機塩素化合物が濃縮されるので反応槽等を小さくすることができる土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法及び装置を提供することにある。
【0006】
また、本発明の目的は、分解反応中に発生するコンデンスより抽出に用いた有機溶剤を回収し、反応後の溶液の一部を塩類回収工程に回し、その他の溶液は循環して再利用することにより、抽出用の有機溶剤を回収して系内で再利用することができ、反応用の極性有機溶剤やアルカリの一部も系内で循環させて再利用することができ、これによって新たな薬剤の添加を最小限に抑えることができる土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法及び装置を提供することにある。
また、本発明の目的は、反応槽で発生するコンデンスより抽出に用いた有機溶剤を回収した後、反応後の溶液の一部を循環して再利用するとともに、その他の溶液を抜き出して有機溶剤中に含まれるアルカリ中の塩化物をエタノール等のアルコールへの溶解度の違いにより分離し、アルカリを回収することにより、抽出用の有機溶剤及び反応用の極性有機溶剤やアルカリを効率的に回収してそれぞれ系内で再利用でき、塩化ナトリウム等の塩化物も溶剤類を含まない状態で回収できるため、最終処分が容易となる土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法及び装置を提供することにある。
【0007】
また、本発明の目的は、ダイオキシン類を分解する方法として、極性有機溶剤中でアルカリと反応させる方法だけでなく、プラズマにより分解する方法、濃縮した溶剤を活性炭に通し有機塩素化合物を一旦吸着除去し、有機塩素化合物を吸着した活性炭を加熱して分解する方法、直接濃縮した溶剤を加熱した活性炭中に通し分解する方法を採用することにより、反応用の極性有機溶剤やアルカリといった薬剤を使用することなく、簡単な構成でダイオキシン類を分解することができる土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法及び装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法は、有機塩素化合物に汚染された土壌、固形物又は/及び飛灰を有機塩素化合物抽出用の有機溶剤と混合して有機溶剤に有機塩素化合物を抽出する抽出工程と、土壌、固形物又は/及び飛灰と有機塩素化合物を含有する有機溶剤とを固液分離した後、分離した土壌、固形物又は/及び飛灰を加熱乾燥又は/及び減圧することにより土壌、固形物又は/及び飛灰から残留有機溶剤を除去する分離・除去工程と、固液分離で得られた有機塩素化合物抽出後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により脱水処理し、脱水処理後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により濃縮する脱水・濃縮工程と、有機塩素化合物が濃縮された有機溶剤を有機塩素化合物分解用の極性有機溶剤中でアルカリと反応させて有機塩素化合物を分解する分解工程と、分解反応中の反応液から得られるコンデンス(凝縮物)より抽出用有機溶剤及び極性有機溶剤を回収し、コンデンスを回収した後の反応終了溶液を循環して再び前記分解工程に導入する循環工程とを包含し、抽出用有機溶剤、極性有機溶剤及びアルカリを系内で再使用するように構成されている(図1、図2、図3参照)。
【0009】
上記の方法において、分解反応後の反応液の一部を抜き出して抽出用有機溶剤及び極性有機溶剤から反応生成物である塩化物及びアルカリからなる使用済み塩類を除去・回収し、分離した抽出用有機溶剤及び極性有機溶剤を循環工程に導入することが好ましい(図2参照)。
また、上記の方法において、分解反応後の反応液の一部を抜き出して固液分離し、液側の抽出用有機溶剤及び極性有機溶剤を回収して循環工程に導入し、固液分離した固体側をアルコール(一例として、エタノール)に溶解させて残留有機溶剤中に含まれるアルカリ及び反応生成物である塩化物をアルコールへの溶解度の違いにより分離し、塩化物及びアルカリを加熱乾燥又は/及び減圧によりアルコールを分離してそれぞれ回収し、回収したアルカリを分解工程に導入するとともに、分離したアルコールを循環使用することが好ましい(図3参照)。
【0010】
また、これらの方法において、分解反応中の反応液から得られるコンデンスより回収した抽出用有機溶剤及び極性有機溶剤を、脱水・濃縮工程における脱水処理の前段に返送することが好ましい(図1、図2、図3参照)。
また、これらの方法において、有機塩素化合物が濃縮された有機溶剤を有機塩素化合物分解用の極性有機溶剤及びアルカリとともに分解反応に供する前に、分解反応後の反応液の熱を利用して加温することが好ましい(図1、図2、図3参照)。
また、これらの方法において、土壌、固形物又は/及び飛灰中に含まれる水分は抽出工程及びその後の脱水・濃縮工程で除去し、分解工程での分解反応は無水状態で行うことができる。
【0011】
また、本発明の方法は、有機塩素化合物に汚染された土壌、固形物又は/及び飛灰を有機塩素化合物抽出用の有機溶剤と混合して有機溶剤に有機塩素化合物を抽出する抽出工程と、土壌、固形物又は/及び飛灰と有機塩素化合物を含有する有機溶剤とを固液分離した後、分離した土壌、固形物又は/及び飛灰を加熱乾燥又は/及び減圧することにより土壌、固形物又は/及び飛灰から残留有機溶剤を除去する分離・除去工程と、固液分離で得られた有機塩素化合物抽出後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により脱水処理し、脱水処理後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により濃縮する脱水・濃縮工程と、有機塩素化合物が濃縮された有機溶剤をプラズマにより熱分解する熱分解工程とを包含することを特徴としている(図4参照)。
【0012】
また、本発明の方法は、有機塩素化合物に汚染された土壌、固形物又は/及び飛灰を有機塩素化合物抽出用の有機溶剤と混合して有機溶剤に有機塩素化合物を抽出する抽出工程と、土壌、固形物又は/及び飛灰と有機塩素化合物を含有する有機溶剤とを固液分離した後、分離した土壌、固形物又は/及び飛灰を加熱乾燥又は/及び減圧することにより土壌、固形物又は/及び飛灰から残留有機溶剤を除去する分離・除去工程と、固液分離で得られた有機塩素化合物抽出後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により脱水処理し、脱水処理後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により濃縮する脱水・濃縮工程と、有機塩素化合物が濃縮された有機溶剤を活性炭に通して有機塩素化合物を吸着除去し、使用済み活性炭を加熱して吸着した有機塩素化合物を熱分解する吸着・熱分解工程とを包含することを特徴としている(図5参照)。
【0013】
また、本発明の方法は、有機塩素化合物に汚染された土壌、固形物又は/及び飛灰を有機塩素化合物抽出用の有機溶剤と混合して有機溶剤に有機塩素化合物を抽出する抽出工程と、土壌、固形物又は/及び飛灰と有機塩素化合物を含有する有機溶剤とを固液分離した後、分離した土壌、固形物又は/及び飛灰を加熱乾燥又は/及び減圧することにより土壌、固形物又は/及び飛灰から残留有機溶剤を除去する分離・除去工程と、固液分離で得られた有機塩素化合物抽出後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により脱水処理し、脱水処理後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により濃縮する脱水・濃縮工程と、有機塩素化合物が濃縮された有機溶剤を加熱した活性炭に通して有機塩素化合物を直接熱分解する熱分解工程とを包含することを特徴としている(図6、図7参照)。
【0014】
これらの方法において、有機塩素化合物を熱分解又は吸着により除去した後の抽出用有機溶剤を、脱水・濃縮工程における脱水処理の前段に返送することが好ましい(図5、図6参照)。
また、これらの方法において、脱水処理する前の有機溶剤を、加熱による濃縮操作で得られた蒸留有機溶剤の熱を利用して加温することが好ましい(図1〜図7参照)。
また、これらの方法において、土壌、固形物又は/及び飛灰を有機塩素化合物抽出用の有機溶剤と混合して有機溶剤に有機塩素化合物を抽出させ、土壌、固形物又は/及び飛灰と有機塩素化合物を含有する有機溶剤とを分離する工程を少なくとも2回繰り返し、最終的に分離した土壌、固形物又は/及び飛灰を加熱乾燥又は/及び減圧することにより土壌、固形物又は/及び飛灰から残留有機溶剤を除去することが好ましい(図1〜図7参照)。
【0015】
また、これらの本発明の方法において、有機塩素化合物抽出用の有機溶剤としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、プロピルベンゼン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、モルホリン及びメチルモルホリンからなる群より選ばれる1種以上を用いることができる。
また、アルカリと反応させる場合における有機塩素化合物分解用の極性有機溶剤としては、スルフォラン、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、テトラメチレンスルフォラン、ジメチルポリアルキレングリコール、テトラメチル尿素及びN−メチルピロリドンからなる群より選ばれる1種以上を用いることができる。
土壌、固形物又は/及び飛灰に含まれる有機塩素化合物としては、一例として、ダイオキシン類が挙げられ、本発明の方法では土壌・固形物・飛灰中のダイオキシン類を処理することができる。
【0016】
本発明の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理装置は、有機塩素化合物に汚染された土壌、固形物又は/及び飛灰を有機塩素化合物抽出用の有機溶剤と混合して有機溶剤に有機塩素化合物を抽出する抽出手段と、土壌、固形物又は/及び飛灰と有機塩素化合物を含有する有機溶剤とを固液分離し、分離した土壌、固形物又は/及び飛灰を加熱乾燥又は/及び減圧することにより土壌、固形物又は/及び飛灰から残留有機溶剤を除去する分離手段と、固液分離で得られた有機塩素化合物抽出後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により脱水処理する脱水手段と、脱水処理後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により濃縮する濃縮手段と、有機塩素化合物が濃縮された有機溶剤を有機塩素化合物分解用の極性有機溶剤中でアルカリと反応させて有機塩素化合物を分解する反応手段と、反応手段で発生するガス状の抽出用有機溶剤を凝縮させて回収する凝縮手段と、反応手段からの反応終了液を循環させて抽出用有機溶剤、極性有機溶剤及びアルカリを再利用する循環手段とを包含してなり、抽出用有機溶剤、極性有機溶剤及びアルカリが系内で再使用できるようにしたことを特徴としている(図1、図2、図3参照)。
【0017】
上記の装置において、抽出手段は攪拌混合槽と洗浄槽とからなり、分離手段はろ過機又は遠心分離機と乾燥機とからなり、脱水手段及び濃縮手段は蒸留塔からなり、反応手段はスラリー調整槽と反応槽とからなる構成とすることができる(図1、図2、図3参照)。
また、この場合、スラリー調整槽と反応槽とを接続する配管に熱交換器を設けて、反応槽に供給される調整スラリーが分解反応後の反応液と熱交換して加温される構成とすることが好ましい(図1、図2、図3参照)。
【0018】
また、上記の装置においては、反応手段からの反応終了液の一部を抜き出して抽出用有機溶剤及び極性有機溶剤から反応生成物である塩化物及びアルカリからなる使用済み塩類を除去・回収し、分離した抽出用有機溶剤及び極性有機溶剤を循環手段に導入する塩類回収手段を備えた構成とすることが好ましい。この場合、塩類回収手段はろ過機と乾燥機とからなる構成とすることができる(図2参照)。
また、上記の装置においては、反応手段からの反応終了液の一部を抜き出し固液分離して液側の抽出用有機溶剤及び極性有機溶剤を回収する固液分離手段と、固液分離した固体側をアルコールに溶解させて残留有機溶剤中に含まれるアルカリ及び反応生成物である塩化物をアルコールへの溶解度の違いにより分離し、塩化物及びアルカリを加熱乾燥又は/及び減圧によりアルコールを分離してそれぞれ回収し、回収したアルカリを循環使用する分離・回収手段とを備えた構成とすることが好ましい。この場合、固液分離手段はろ過機からなり、分離・回収手段は溶解槽とろ過機と乾燥機とからなる構成とすることができる(図3参照)。
【0019】
また、本発明の装置は、有機塩素化合物に汚染された土壌、固形物又は/及び飛灰を有機塩素化合物抽出用の有機溶剤と混合して有機溶剤に有機塩素化合物を抽出する抽出手段と、土壌、固形物又は/及び飛灰と有機塩素化合物を含有する有機溶剤とを固液分離し、分離した土壌、固形物又は/及び飛灰を加熱乾燥又は/及び減圧することにより土壌、固形物又は/及び飛灰から残留有機溶剤を除去する分離手段と、固液分離で得られた有機塩素化合物抽出後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により脱水処理する脱水手段と、脱水処理後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により濃縮する濃縮手段と、有機塩素化合物が濃縮された有機溶剤をプラズマにより熱分解する熱分解処理手段とを包含してなることを特徴としている(図4参照)。
上記の装置において、抽出手段は攪拌混合槽と洗浄槽とからなり、分離手段はろ過機又は遠心分離機と乾燥機とからなり、脱水手段及び濃縮手段は蒸留塔からなり、熱分解処理手段はプラズマ発生器と反応容器と不活性ガス(例えば、アルゴンガス)タンクと中和剤(例えば、水酸化ナトリウム)タンクと酸化剤(例えば、酸素)タンクとからなる構成とすることができる(図4参照)。
【0020】
また、本発明の装置は、有機塩素化合物に汚染された土壌、固形物又は/及び飛灰を有機塩素化合物抽出用の有機溶剤と混合して有機溶剤に有機塩素化合物を抽出する抽出手段と、土壌、固形物又は/及び飛灰と有機塩素化合物を含有する有機溶剤とを固液分離し、分離した土壌、固形物又は/及び飛灰を加熱乾燥又は/及び減圧することにより土壌、固形物又は/及び飛灰から残留有機溶剤を除去する分離手段と、固液分離で得られた有機塩素化合物抽出後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により脱水処理する脱水手段と、脱水処理後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により濃縮する濃縮手段と、有機塩素化合物が濃縮された有機溶剤を活性炭に通して有機塩素化合物を吸着除去し、使用済み活性炭を加熱して吸着した有機塩素化合物を熱分解する吸着・熱分解手段とを包含してなることを特徴としている(図5参照)。
上記の装置において、抽出手段は攪拌混合槽と洗浄槽とからなり、分離手段はろ過機又は遠心分離機と乾燥機とからなり、脱水手段及び濃縮手段は蒸留塔からなり、吸着・熱分解手段は活性炭吸着塔と加熱反応器とからなる構成とすることができる(図5参照)。
【0021】
また、本発明の装置は、有機塩素化合物に汚染された土壌、固形物又は/及び飛灰を有機塩素化合物抽出用の有機溶剤と混合して有機溶剤に有機塩素化合物を抽出する抽出手段と、土壌、固形物又は/及び飛灰と有機塩素化合物を含有する有機溶剤とを固液分離し、分離した土壌、固形物又は/及び飛灰を加熱乾燥又は/及び減圧することにより土壌、固形物又は/及び飛灰から残留有機溶剤を除去する分離手段と、固液分離で得られた有機塩素化合物抽出後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により脱水処理する脱水手段と、脱水処理後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により濃縮する濃縮手段と、有機塩素化合物が濃縮された有機溶剤を加熱した活性炭に通して有機塩素化合物を直接熱分解する熱分解手段とを包含してなることを特徴としている(図6、図7参照)。
上記の装置において、抽出手段は攪拌混合槽と洗浄槽とからなり、分離手段はろ過機又は遠心分離機と乾燥機とからなり、脱水手段及び濃縮手段は蒸留塔からなり、熱分解手段は活性炭反応容器からなる構成とすることができる(図6、図7参照)。
【0022】
また、これらの装置においては、脱水手段の前段に熱交換器を設けて、脱水手段に導入される有機溶剤が濃縮手段からの蒸留有機溶剤と熱交換して加温される構成とすることが好ましい(図1〜図7参照)。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明するが、本発明は下記の実施の形態に何ら限定されるものではなく、適宜変更して実施することができるものである。図1は、本発明の実施の第1形態による土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法を実施する装置の概略構成を示している。本実施の形態は、一例として、ダイオキシン類に汚染された土壌を処理する場合である。図1に示すように、汚染土壌はコンベヤ等の搬送機器により供給ホッパ1に受け入れ、必要量を攪拌混合手段を備えた抽出槽4へ投入する。抽出槽4へは溶剤タンク2、3より必要量の溶剤を投入し、混合することにより、汚染土壌からダイオキシン類を抽出する。ダイオキシン類を抽出する有機溶剤としては、ダイオキシン類を抽出し易く、かつ沸点の低い溶剤、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、プロピルベンゼン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、モルホリン、メチルモルホリン等が用いられる。これらの有機溶剤は、常温付近での抽出操作が可能であるが、抽出槽4を加熱して抽出操作を行うことが望ましい。さらに望ましくは、溶剤の沸点以下で、かつ水の沸点以上の温度で抽出することが、抽出効率を上昇させる。
【0024】
抽出槽4を出た抽出スラリは一旦抽出スラリタンク5に貯槽し、ろ過機6へ導き固液を分離する。なお、ろ過機6の代わりに遠心分離機を用いてもよく、さらに、他の固液分離手段として、例えば、加圧式、真空式、ベルトフィルター、フィルタープレス、スクリュープレス、ロータリープレスなどを用いることも可能である。固体ケーキは洗浄槽7に導き、溶剤タンク2、3からの溶剤で洗浄し、洗浄スラリタンク8を経て再度ろ過機6へ導き固液分離する。これを複数回繰り返した後、最終的に分離した固体ケーキを切替弁の操作等により乾燥機9へ導き、加熱又は/及び減圧により残留溶剤を除去して処理済み土壌を回収する。上述したように、有機溶剤の沸点が低いので、少しの加熱や減圧により容易に土壌から有機溶剤を取り除くことができる。したがって、得られる処理済み土壌に、ダイオキシン類が含まれないことは勿論、有機溶剤は残留しておらず、二次公害の発生も抑えることが可能である。
【0025】
ろ過機6にて分離されたダイオキシン類を含む溶剤は、抽出液タンク12に受け入れた後、熱交換器13にて後述する蒸留塔15からの蒸留溶剤と熱交換して加熱される。抽出液タンク12へは後段で回収した溶剤も一括して受け入れる。予熱した抽出溶剤は脱水処理のための蒸留塔14に導いて脱水を行い、ついで、乾燥機9で分離除去した溶剤をコンデンサ10にて凝縮させコンデンスタンク11に受けたものとともに、脱水した溶剤を濃縮を行うための蒸留塔15に導き、例えば、温度100〜144℃、圧力102〜105Pa(抽出用溶剤がモルホリンの場合)にて溶剤に含まれるダイオキシン類を濃縮する。蒸留塔15では溶剤中のダイオキシン類を濃縮することが主目的であるが、蒸発した清浄な溶剤は熱交換器13での熱利用の後に回収して溶剤タンク3へ返送し再度利用する。また、蒸留塔14、15での蒸留により分離回収した低分子有機物等を含む生成ガスは活性炭吸着等のガス処理工程に送り、蒸留塔14での蒸留により分離回収した水分は水処理工程に送る。このように、土壌中に水分が含まれる場合でも、水分は蒸留塔14で除去され、次の反応工程は無水状態で実施することができる。
【0026】
蒸留塔15で濃縮したダイオキシン類を含む溶剤は濃縮液タンク16を経て、スラリ調整タンク17へ送入する。スラリ調整タンク17へは、NaOHタンク19から粒子状又は粉末状のNaOHと、DMIタンク18からDMI(1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン)の必要量をそれぞれ送入し、混合してスラリを生成させる。スラリ調整タンク17からの調整スラリは、熱交換器20にて後述する反応槽21からの反応後の循環スラリと熱交換して加熱された後、反応槽21に導入される。なお、NaOHの代わりに他のアルカリを用いることも可能である。また、DMI以外の極性有機溶剤、例えば、スルフォラン、ジメチルスルホキシド、テトラメチレンスルフォラン、ジメチルポリアルキレングリコール、テトラメチル尿素、N−メチルピロリドン等をダイオキシン分解用の極性有機溶剤として使用することも可能である。
反応槽21では、例えば、150〜220℃程度の温度で加熱しながら攪拌することでダイオキシン類の脱塩素反応を行い無害化させる。
【0027】
反応後のスラリには、抽出用溶剤、DMI、未反応のNaOH、反応生成物であるNaCl等と、他の反応生成物(ダイオキシン類の分解物)などが含まれている。反応槽21からはガス状で抽出用溶剤や低分子有機物等の反応生成物が排出されるので、コンデンサ23にて凝縮させてコンデンスタンク24に受け、抽出液タンク12へ返送する。反応終了液(スラリ)は反応液タンク22に受け入れ、熱交換器20での熱利用を経てスラリ調整タンク17に循環される。反応終了液から反応残渣(NaCl、NaOH等)を除去したり、反応終了液からアルカリであるNaOHを回収して再利用したりする構成については、つぎの実施の第2、第3形態で説明する。
【0028】
図2は、本発明の実施の第2形態による土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法を実施する装置の概略構成を示している。図2に示すように、反応槽21から反応液タンク22に受け入れた反応終了液は、再度スラリ調整タンク17へ返送して循環させるが、一部は抜き出してろ過機25へ導く。なお、ろ過機としては、一例として、遠心分離、ベルトフィルター、ろ葉ろ過機、フィルタープレス等が用いられる。ろ過機25の主目的は抽出用溶剤とDMIから不溶のNaOH及びNaClをろ過分離することにある。ろ過機25でろ別した反応残渣である使用済塩類(NaCl及びNaOHの混合物)は乾燥機26で乾燥させて回収し、蒸発した成分(抽出用溶剤及びDMI)はコンデンサ27で液体として、ろ過機25からのろ液(抽出用溶剤及びDMI)と混合し、反応液タンク22を経て、全てスラリ調整タンク17に返送して再利用する。
他の構成及び作用等は、実施の第1形態の場合と同様である。
【0029】
図3は、本発明の実施の第3形態による土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法を実施する装置の概略構成を示している。図3に示すように、反応槽21から反応液タンク22に受け入れた反応終了液は、再度スラリ調整タンク17へ返送して循環させるが、一部は抜き出してろ過機28へ導く。ろ過機28からのろ液(抽出用溶剤及びDMI)は、反応液タンク22を経て、全てスラリ調整タンク17に返送して再利用する。ろ過機28でろ別した反応残渣は溶解槽29へ送り込み、エタノールタンク35より導いたエタノールで溶解させ、そのスラリをろ過機30で固液分離する。反応生成物であるNaClはエタノールへの溶解度が小さく、NaOHはエタノールへの溶解度が大きいので、この溶解度の違いにより両者を分離することができる。すなわち、固体側に反応生成物であるNaClが含まれており、これを乾燥機33で乾燥することでNaClを分離することができる。一方、液体側にはエタノールとNaOH及び残留溶剤が含まれており、乾燥機31にてエタノールと他のものに分離する。乾燥機31、33からそれぞれ蒸発したエタノールを回収してコンデンサ32、34で液体にし、エタノールタンク35に返送して再利用する。乾燥機31でエタノールを分離したNaOH(少量の溶剤を含む)はスラリ調整タンク17へ返送し、再度利用する。なお、エタノール以外の物質を用いて、NaOH等のアルカリと反応生成物であるNaCl等とを溶解度の違いにより分離することも可能である。
他の構成及び作用等は、実施の第1形態の場合と同様である。
【0030】
図4は、本発明の実施の第4形態による土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法を実施する装置の概略構成を示している。図4に示すように、蒸留塔15で濃縮したダイオキシン類を含む溶剤は濃縮液タンク16を経て、プラズマ発生器36から反応容器38に導入される。プラズマ発生器36にはアルゴンタンク37よりアルゴンガスが供給され、アルゴンガス雰囲気下でアーク放電により超高温(例えば、10000℃以上)を発生させる。プラズマ発生器36では超高温プラズマによってダイオキシン類が瞬時に原子やイオンレベルに熱分解される。反応容器38には中和剤タンク39より中和剤(一例として、NaOH)、酸素タンク40より酸素がそれぞれ供給され、プラズマ発生器36で熱分解したこれら原子等は環境基準に対応した水、二酸化炭素、塩化ナトリウムなどの低分子物質に変換される。そして、排出された廃液はコンデンサ41にて水分及び塩化ナトリウムが除去される。
他の構成及び作用等は、実施の第1形態の場合と同様である。
【0031】
図5は、本発明の実施の第5形態による土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法を実施する装置の概略構成を示している。図5に示すように、蒸留塔15で濃縮したダイオキシン類を含む溶剤は濃縮液タンク16を経て、活性炭吸着塔42に導入される。なお、活性炭吸着塔42に充填する活性炭としては、市販の活性炭の他、廃棄物や汚泥等を炭化・賦活して製造した活性炭化物などを用いることができる。活性炭吸着塔42では、溶剤中に含まれるダイオキシン類が活性炭に吸着除去され、清浄な溶剤が排出される。この溶剤は抽出液タンク12に循環して再利用することができる。図示を省略しているが、ダイオキシン類を吸着した活性炭は活性炭吸着塔42から抜き出して熱分解処理する。使用済み活性炭の熱分解処理としては、一例として、Na、K、Mg、Ca、Ba、Zn、Ni、Pb、Ti、Cu、Fe、Al、Pt、V、W、Mo、RhもしくはCr又はそれらの酸化物もしくは塩を触媒として、酸素欠乏状態で200〜550℃で加熱する方法等が用いられる。
他の構成及び作用等は、実施の第1形態の場合と同様である。
【0032】
図6、図7は、本発明の実施の第6形態による土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法を実施する装置の概略構成を示している。図6に示すように、蒸留塔15で濃縮したダイオキシン類を含む溶剤は濃縮液タンク16を経て、活性炭反応容器43に導入される。活性炭反応容器43に充填する活性炭としては、市販の活性炭の他、廃棄物や汚泥等を炭化・賦活して製造した活性炭化物などを用いることができる。活性炭反応容器43では、例えば、電気炉等により無酸素状態の活性炭が600℃前後に加熱されており、溶剤中に含まれるダイオキシン類はこの活性炭により還元分解される。活性炭反応容器43から排出される処理後の溶剤はコンデンサ44で凝縮されて抽出液タンク12に循環され再利用される。また、図7に示すように、活性炭反応容器43から排出される処理後の溶剤をコンデンサ44にて溶剤と反応残渣に分離し、ワンスルー処理とすることも可能である。
他の構成及び作用等は、実施の第1形態の場合と同様である。
【0033】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成されているので、つぎのような効果を奏する。
(1) 本発明では、ダイオキシン類等の有機塩素化合物で汚染した土壌や固形物、飛灰に抽出用の溶剤を混合して有機塩素化合物を抽出し、この有機塩素化合物を含んだ溶剤を脱水・濃縮して極性有機溶媒中でアルカリと反応させて有機塩素化合物を分解するので、有機塩素化合物の含有量を極めて低減させることができ、かつ、処理済み土壌や処理済み固形物、処理済み飛灰中に溶剤類を残存させない状態で回収が行え、土壌の場合は、回収した処理済み土壌を通常の一般土壌として再利用することが可能となる。
(2) 分解反応中に発生するコンデンスを回収した後、反応後の溶液の一部を塩類回収工程に回し、その他の溶液は循環して再利用することにより、より簡単な構成で、抽出用の有機溶剤を回収して系内で再利用することができ、残りの抽出用有機溶剤及びDMI等の反応用極性有機溶剤やアルカリ(NaOH等)の一部も系内で循環させて再利用することができる。
(3) 反応槽で発生するコンデンスより抽出に用いた有機溶剤を回収した後、反応後の溶液の一部を循環して再利用するとともに、その他の溶液を抜き出して有機溶剤中に含まれるアルカリ(NaOH等)中の塩化物(NaCl等)をエタノール等のアルコールへの溶解度の違いにより分離し、NaOH等のアルカリを回収する構成とすることにより、抽出に使用した有機溶剤及び反応時に使用するDMI等の極性有機溶剤やNaOH等のアルカリの未反応物を全て分離回収することが可能となり、それぞれ系内で再利用することができるので、使用薬剤量を節約できる。また、反応生成物である塩化物(NaCl等)は固形物として回収でき、他の反応生成物は蒸留により容易に分離回収でき水処理系あるいはガス処理系で容易に全量処理できる。
【0034】
(4) 土壌(又は固形物や飛灰)中に含まれる水分は抽出工程及びその後の脱水・濃縮工程で除去し、反応工程は無水状態で実施できるので、水分を含む土壌(又は固形物や飛灰)の処理にも対応することができる。
(5) 本発明では、土壌や固形物、飛灰を直接極性有機溶剤に投入する場合と比較して、加熱などのランニングコストを大幅に抑えるとともに、処理後の土壌、固形物又は飛灰への反応残渣や未反応アルカリ等の混入を防ぐことができる。したがって、処理後の土壌、固形物又は飛灰を水洗する必要がなく、洗浄水の処理のための設備等が不要になる。
(6) ダイオキシン類等の有機塩素化合物を抽出し易く、かつ、沸点の低い有機溶剤を用いることにより、有機塩素化合物の抽出が低い温度で容易に行えるので、処理時間が短くなり、熱的にも有利である。また、有機溶剤の沸点が低いので、少しの加熱や減圧により容易に土壌や固形物、飛灰から取り除くことができ、二次公害の発生も抑えることができる。
(7) ダイオキシン類を分解する方法として、プラズマにより分解する方法、濃縮した溶剤を活性炭に通し有機塩素化合物を一旦吸着除去し、有機塩素化合物を吸着した活性炭を加熱して分解する方法、直接濃縮した溶剤を加熱した活性炭中に通し分解する方法を採用することにより、反応用の極性有機溶剤やアルカリといった薬剤を使用することなく、簡単な構成でダイオキシン類を分解することができる。
(8) 有機塩素化合物を抽出した溶剤の脱水・濃縮工程や、有機塩素化合物が濃縮された溶剤を極性有機溶媒中でアルカリと反応させる分解工程において、有効に熱利用が行えるので、エネルギー消費量を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法を実施する装置を示す系統的概略構成説明図である。
【図2】本発明の実施の第2形態による土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法を実施する装置を示す系統的概略構成説明図である。
【図3】本発明の実施の第3形態による土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法を実施する装置を示す系統的概略構成説明図である。
【図4】本発明の実施の第4形態による土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法を実施する装置を示す系統的概略構成説明図である。
【図5】本発明の実施の第5形態による土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法を実施する装置を示す系統的概略構成説明図である。
【図6】本発明の実施の第6形態による土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法を実施する装置の一例を示す系統的概略構成説明図である。
【図7】本発明の実施の第6形態による土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法を実施する装置の他の例を示す系統的概略構成説明図である。
【符号の説明】
1 供給ホッパ
2 溶剤タンク(新規)
3 溶剤タンク(再生)
4 抽出槽
5 抽出スラリタンク
6、25、28、30 ろ過機
7 洗浄槽
8 洗浄スラリタンク
9、26、31、33 乾燥機
10、23、27、32、34、41、44 コンデンサ
11、24 コンデンスタンク
12 抽出液タンク
13、20 熱交換器
14、15 蒸留塔
16 濃縮液タンク
17 スラリ調整タンク
18 DMIタンク
19 NaOHタンク
21 反応槽
22 反応液タンク
29 溶解槽
35 エタノールタンク
36 プラズマ発生器
37 アルゴンタンク
38 反応容器
39 中和剤タンク
40 酸素タンク
42 活性炭吸着塔
43 活性炭反応容器

Claims (29)

  1. 有機塩素化合物に汚染された土壌、固形物又は/及び廃棄物処理装置から排出される飛灰を有機塩素化合物抽出用の有機溶剤と混合して有機溶剤に有機塩素化合物を抽出する抽出工程と、土壌、固形物又は/及び飛灰と有機塩素化合物を含有する有機溶剤とを固液分離した後、分離した土壌、固形物又は/及び飛灰を加熱乾燥又は/及び減圧することにより土壌、固形物又は/及び飛灰から残留有機溶剤を除去する分離・除去工程と、固液分離で得られた有機塩素化合物抽出後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により脱水処理し、脱水処理後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により濃縮する脱水・濃縮工程と、有機塩素化合物が濃縮された有機溶剤を有機塩素化合物分解用の極性有機溶剤中でアルカリと反応させて有機塩素化合物を分解する分解工程と、分解反応中の反応液から得られるコンデンスより抽出用有機溶剤及び極性有機溶剤を回収し、コンデンスを回収した後の反応終了溶液を循環して再び前記分解工程に導入する循環工程とを包含し、抽出用有機溶剤、極性有機溶剤及びアルカリを系内で再使用することを特徴とする土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法。
  2. 分解反応後の反応液の一部を抜き出して抽出用有機溶剤及び極性有機溶剤から反応生成物である塩化物及びアルカリからなる使用済み塩類を除去・回収し、分離した抽出用有機溶剤及び極性有機溶剤を循環工程に導入する請求項1記載の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法。
  3. 分解反応後の反応液の一部を抜き出して固液分離し、液側の抽出用有機溶剤及び極性有機溶剤を回収して循環工程に導入し、固液分離した固体側をアルコールに溶解させて残留有機溶剤中に含まれるアルカリ及び反応生成物である塩化物をアルコールへの溶解度の違いにより分離し、塩化物及びアルカリを加熱乾燥又は/及び減圧によりアルコールを分離してそれぞれ回収し、回収したアルカリを分解工程に導入するとともに、分離したアルコールを循環使用する請求項1記載の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法。
  4. 分解反応中の反応液から得られるコンデンスより回収した抽出用有機溶剤及び極性有機溶剤を、脱水・濃縮工程における脱水処理の前段に返送する請求項1、2又は3記載の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法。
  5. 有機塩素化合物が濃縮された有機溶剤を有機塩素化合物分解用の極性有機溶剤及びアルカリとともに分解反応に供する前に、分解反応後の反応液の熱を利用して加温する請求項1〜4のいずれかに記載の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法。
  6. 土壌、固形物又は/及び飛灰中に含まれる水分は抽出工程及びその後の脱水・濃縮工程で除去し、分解工程での分解反応は無水状態で行う請求項1〜5のいずれかに記載の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法。
  7. 有機塩素化合物に汚染された土壌、固形物又は/及び廃棄物処理装置から排出される飛灰を有機塩素化合物抽出用の有機溶剤と混合して有機溶剤に有機塩素化合物を抽出する抽出工程と、土壌、固形物又は/及び飛灰と有機塩素化合物を含有する有機溶剤とを固液分離した後、分離した土壌、固形物又は/及び飛灰を加熱乾燥又は/及び減圧することにより土壌、固形物又は/及び飛灰から残留有機溶剤を除去する分離・除去工程と、固液分離で得られた有機塩素化合物抽出後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により脱水処理し、脱水処理後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により濃縮する脱水・濃縮工程と、有機塩素化合物が濃縮された有機溶剤をプラズマにより熱分解する熱分解工程とを包含することを特徴とする土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法。
  8. 有機塩素化合物に汚染された土壌、固形物又は/及び廃棄物処理装置から排出される飛灰を有機塩素化合物抽出用の有機溶剤と混合して有機溶剤に有機塩素化合物を抽出する抽出工程と、土壌、固形物又は/及び飛灰と有機塩素化合物を含有する有機溶剤とを固液分離した後、分離した土壌、固形物又は/及び飛灰を加熱乾燥又は/及び減圧することにより土壌、固形物又は/及び飛灰から残留有機溶剤を除去する分離・除去工程と、固液分離で得られた有機塩素化合物抽出後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により脱水処理し、脱水処理後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により濃縮する脱水・濃縮工程と、有機塩素化合物が濃縮された有機溶剤を活性炭に通して有機塩素化合物を吸着除去し、使用済み活性炭を加熱して吸着した有機塩素化合物を熱分解する吸着・熱分解工程とを包含することを特徴とする土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法。
  9. 有機塩素化合物に汚染された土壌、固形物又は/及び廃棄物処理装置から排出される飛灰を有機塩素化合物抽出用の有機溶剤と混合して有機溶剤に有機塩素化合物を抽出する抽出工程と、土壌、固形物又は/及び飛灰と有機塩素化合物を含有する有機溶剤とを固液分離した後、分離した土壌、固形物又は/及び飛灰を加熱乾燥又は/及び減圧することにより土壌、固形物又は/及び飛灰から残留有機溶剤を除去する分離・除去工程と、固液分離で得られた有機塩素化合物抽出後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により脱水処理し、脱水処理後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により濃縮する脱水・濃縮工程と、有機塩素化合物が濃縮された有機溶剤を加熱した活性炭に通して有機塩素化合物を直接熱分解する熱分解工程とを包含することを特徴とする土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法。
  10. 有機塩素化合物を熱分解又は吸着により除去した後の抽出用有機溶剤を、脱水・濃縮工程における脱水処理の前段に返送する請求項8又は9記載の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法。
  11. 脱水・濃縮工程において、脱水処理する前の有機溶剤を、加熱による濃縮操作で得られた蒸留有機溶剤の熱を利用して加温する請求項1〜10のいずれかに記載の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法。
  12. 土壌、固形物又は/及び飛灰を有機塩素化合物抽出用の有機溶剤と混合して有機溶剤に有機塩素化合物を抽出させ、土壌、固形物又は/及び飛灰と有機塩素化合物を含有する有機溶剤とを分離する工程を少なくとも2回繰り返し、最終的に分離した土壌、固形物又は/及び飛灰を加熱乾燥又は/及び減圧することにより土壌、固形物又は/及び飛灰から残留有機溶剤を除去する請求項1〜11のいずれかに記載の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法。
  13. 有機塩素化合物抽出用の有機溶剤として、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、プロピルベンゼン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、モルホリン及びメチルモルホリンからなる群より選ばれる1種以上を用いる請求項1〜12のいずれかに記載の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法。
  14. 有機塩素化合物分解用の極性有機溶剤として、スルフォラン、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、テトラメチレンスルフォラン、ジメチルポリアルキレングリコール、テトラメチル尿素及びN−メチルピロリドンからなる群より選ばれる1種以上を用いる請求項1〜6のいずれかに記載の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法。
  15. 土壌、固形物又は/及び飛灰に含まれる有機塩素化合物が主としてダイオキシン類である請求項1〜14のいずれかに記載の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理方法。
  16. 有機塩素化合物に汚染された土壌、固形物又は/及び廃棄物処理装置から排出される飛灰を有機塩素化合物抽出用の有機溶剤と混合して有機溶剤に有機塩素化合物を抽出する抽出手段と、土壌、固形物又は/及び飛灰と有機塩素化合物を含有する有機溶剤とを固液分離し、分離した土壌、固形物又は/及び飛灰を加熱乾燥又は/及び減圧することにより土壌、固形物又は/及び飛灰から残留有機溶剤を除去する分離手段と、固液分離で得られた有機塩素化合物抽出後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により脱水処理する脱水手段と、脱水処理後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により濃縮する濃縮手段と、有機塩素化合物が濃縮された有機溶剤を有機塩素化合物分解用の極性有機溶剤中でアルカリと反応させて有機塩素化合物を分解する反応手段と、反応手段で発生するガス状の抽出用有機溶剤及び極性有機溶剤を凝縮させて回収する凝縮手段と、反応手段からの反応終了液を循環させて抽出用有機溶剤、極性有機溶剤及びアルカリを再利用する循環手段とを包含してなり、抽出用有機溶剤、極性有機溶剤及びアルカリが系内で再使用できるようにしたことを特徴とする土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理装置。
  17. 抽出手段が攪拌混合槽と洗浄槽とからなり、分離手段がろ過機又は遠心分離機と乾燥機とからなり、脱水手段及び濃縮手段が蒸留塔からなり、反応手段がスラリー調整槽と反応槽とからなる請求項16記載の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理装置。
  18. スラリー調整槽と反応槽とを接続する配管に熱交換器を設け、反応槽に供給される調整スラリーが分解反応後の反応液と熱交換して加温されるようにした請求項17記載の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理装置。
  19. 反応手段からの反応終了液の一部を抜き出して抽出用有機溶剤及び極性有機溶剤から反応生成物である塩化物及びアルカリからなる使用済み塩類を除去・回収し、分離した抽出用有機溶剤及び極性有機溶剤を循環手段に導入する塩類回収手段を備えた請求項16、17又は18記載の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理装置。
  20. 塩類回収手段がろ過機と乾燥機とからなる請求項19記載の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理装置。
  21. 反応手段からの反応終了液の一部を抜き出し固液分離して液側の抽出用有機溶剤及び極性有機溶剤を回収する固液分離手段と、固液分離した固体側をアルコールに溶解させて残留有機溶剤中に含まれるアルカリ及び反応生成物である塩化物をアルコールへの溶解度の違いにより分離し、塩化物及びアルカリを加熱乾燥又は/及び減圧によりアルコールを分離してそれぞれ回収し、回収したアルカリを循環使用する分離・回収手段とを備えた請求項16、17又は18記載の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理装置。
  22. 固液分離手段がろ過機からなり、分離・回収手段が溶解槽とろ過機と乾燥機とからなる請求項21記載の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理装置。
  23. 有機塩素化合物に汚染された土壌、固形物又は/及び廃棄物処理装置から排出される飛灰を有機塩素化合物抽出用の有機溶剤と混合して有機溶剤に有機塩素化合物を抽出する抽出手段と、土壌、固形物又は/及び飛灰と有機塩素化合物を含有する有機溶剤とを固液分離し、分離した土壌、固形物又は/及び飛灰を加熱乾燥又は/及び減圧することにより土壌、固形物又は/及び飛灰から残留有機溶剤を除去する分離手段と、固液分離で得られた有機塩素化合物抽出後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により脱水処理する脱水手段と、脱水処理後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により濃縮する濃縮手段と、有機塩素化合物が濃縮された有機溶剤をプラズマにより熱分解する熱分解処理手段とを包含してなることを特徴とする土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理装置。
  24. 抽出手段が攪拌混合槽と洗浄槽とからなり、分離手段がろ過機又は遠心分離機と乾燥機とからなり、脱水手段及び濃縮手段が蒸留塔からなり、熱分解処理手段がプラズマ発生器と反応容器と不活性ガスタンクと中和剤タンクと酸化剤タンクとからなる請求項23記載の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理装置。
  25. 有機塩素化合物に汚染された土壌、固形物又は/及び廃棄物処理装置から排出される飛灰を有機塩素化合物抽出用の有機溶剤と混合して有機溶剤に有機塩素化合物を抽出する抽出手段と、土壌、固形物又は/及び飛灰と有機塩素化合物を含有する有機溶剤とを固液分離し、分離した土壌、固形物又は/及び飛灰を加熱乾燥又は/及び減圧することにより土壌、固形物又は/及び飛灰から残留有機溶剤を除去する分離手段と、固液分離で得られた有機塩素化合物抽出後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により脱水処理する脱水手段と、脱水処理後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により濃縮する濃縮手段と、有機塩素化合物が濃縮された有機溶剤を活性炭に通して有機塩素化合物を吸着除去し、使用済み活性炭を加熱して吸着した有機塩素化合物を熱分解する吸着・熱分解手段とを包含してなることを特徴とする土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理装置。
  26. 抽出手段が攪拌混合槽と洗浄槽とからなり、分離手段がろ過機又は遠心分離機と乾燥機とからなり、脱水手段及び濃縮手段が蒸留塔からなり、吸着・熱分解手段が活性炭吸着塔と加熱反応器とからなる請求項25記載の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理装置。
  27. 有機塩素化合物に汚染された土壌、固形物又は/及び廃棄物処理装置から排出される飛灰を有機塩素化合物抽出用の有機溶剤と混合して有機溶剤に有機塩素化合物を抽出する抽出手段と、土壌、固形物又は/及び飛灰と有機塩素化合物を含有する有機溶剤とを固液分離し、分離した土壌、固形物又は/及び飛灰を加熱乾燥又は/及び減圧することにより土壌、固形物又は/及び飛灰から残留有機溶剤を除去する分離手段と、固液分離で得られた有機塩素化合物抽出後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により脱水処理する脱水手段と、脱水処理後の有機溶剤を加熱又は/及び減圧により濃縮する濃縮手段と、有機塩素化合物が濃縮された有機溶剤を加熱した活性炭に通して有機塩素化合物を直接熱分解する熱分解手段とを包含してなることを特徴とする土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理装置。
  28. 抽出手段が攪拌混合槽と洗浄槽とからなり、分離手段がろ過機又は遠心分離機と乾燥機とからなり、脱水手段及び濃縮手段が蒸留塔からなり、熱分解手段が活性炭反応容器からなる請求項27記載の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理装置。
  29. 脱水手段の前段に熱交換器を設け、脱水手段に導入される有機溶剤が濃縮手段からの蒸留有機溶剤と熱交換して加温されるようにした請求項16〜28のいずれかに記載の土壌・固形物・飛灰中の有機塩素化合物の処理装置。
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