JP2002043246A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JP2002043246A
JP2002043246A JP2000227702A JP2000227702A JP2002043246A JP 2002043246 A JP2002043246 A JP 2002043246A JP 2000227702 A JP2000227702 A JP 2000227702A JP 2000227702 A JP2000227702 A JP 2000227702A JP 2002043246 A JP2002043246 A JP 2002043246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
etching
gas
cleaning
stage
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000227702A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Saito
和美 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2000227702A priority Critical patent/JP2002043246A/ja
Publication of JP2002043246A publication Critical patent/JP2002043246A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Element Separation (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】目的形状を有した所望の深さの所定のトレンチ
を容易に成する製造方法を提供する。 【解決手段】所望の深さの1/3程度でSiエッチグの
中断して第1段階のトレンチ105aを形成し、バイア
スパワーの印加のもとにArによりトレンチ105a底
部に乗っているパーティクル123a,付着した異状堆
積物124aを除去する。その後、Siエッチングを再
開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特に、異方性エッチングによる開口部の形成
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造方法では、各種材料を
異方性エッチングによりパターニングするフォトリソグ
ラフィ工程が多用されている。異方性エッチングが同一
の材料のみに対して(比較的長時間)行なわれて、得ら
れたパターンが所望の深さを有した所定の開口部からな
る場合、(所望の深さに達しない)途中段階の開口部の
側面に側壁保護膜を形成しながら行なわれる。この場合
の異方性エッチングは、テーパーエッチングになる。所
定の開口部の代表的な例としては、シリコン基板表面に
形成される(素子分離領域用の)トレンチと、シリコン
基板表面もしくは表面上に設けられた配線層に達するコ
ンタクト孔とがある。
【0003】シリコン基板の表面へのトレンチの形成で
は、以下のとおりになっている。シリコン基板の表面上
に窒化シリコン膜が形成され、この窒化シリコン膜がフ
ォトレジスト膜をマスクにした異方性エッチングにより
パターニングされる。このフォトレジスト膜が除去され
た後、この窒化シリコン膜をハードマスクにして、シリ
コン基板がハロゲン元素を含んだエッチングガスにより
異方性エッチングされて、所望の深さを有した所定のト
レンチが形成される。このときのエッチングガスとして
は、例えば、Cl2 ,HBrあるいはCl2 +HBrが
用いられる。さらにテーパー角をより大きくする場合に
は、これらのエッチングガスに添加ガスとして例えばO
2 を加えて、異方性エッチングが行なわれる。
【0004】上記開口部がコンタクト孔の場合、多層配
線構造のランダム・ロジックからなる半導体装置におけ
る最上層配線から最下層の配線荘に達するコンタクト孔
を例にすると、このコンタクト孔は複数層の層間絶縁膜
(それぞれ酸化シリコン系絶縁膜からなる)を貫通する
ことになる。その結果、このコンタクト孔のアスペクト
比は高い値になる。このようなコンタクト孔において最
上層配線と最下層の配線層との間に良好な接続抵抗を得
るためには、テーパーエッチングによる異方性エッチン
グによりコンタクト孔を形成することが必須になる。
【0005】通常、上記コンタクト孔等のコンタクト孔
の形成のためのためのフォトリソグラフィには、エッチ
ングマスクとしてはフォトレジスト膜が用いら、エッチ
ングガスとしてはフルオロカーボン系のガスが用いられ
ている。テーパーエッチングを行なうためには、カーボ
ンリッチなフルオロカーボンガスを用いることが好まし
く、例えば、CF4 ,CH22 ,CHF3 ,C2
6 ,C48 ,C46あるいはC58 等が用いられ
ている。さらにテーパー角を大きくするためには、これ
らのフルオロカーボン系ガスに、O2 およびCOの少な
くとも一方を添加ガスとして加えることが好ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】所望の深さとテーパー
とを有した所定の開口部を形成する際には、途中段階で
の開口部の側面に側壁保護膜を形成しながら異方性エッ
チングが行なわれる。この側壁保護膜は、エッチングガ
スと(エッチングマスクを含んだ)被エッチング材料と
の間での反応生成物により形成される。しかしながらこ
の反応生成物は、途中段階での開口部の側面のみに付着
するのではなく、その一部はこの途中段階での開口部の
底面にも「異状堆積物」として付着する。異状堆積物の
一部は異方性エッチングにより除去されるが、異状堆積
物の全体が異方性エッチングにより除去されることはな
い。また、この途中段階での開口部の底面には、エッチ
ングチャンバ内を浮遊するパーティクルが(付着ではな
く)乗ることも多々ある。
【0007】テーパー角を大きくするための添加ガスが
加えられた異方性エッチングでは、添加ガスが加えられ
ないときの異方性エッチングより、途中段階での開口部
の底面への「異状堆積物」の付着が顕著になる。また、
窒化シリコン膜のようなハードマスクをエッチングマス
クにしたトレンチの形成に比べて、フォトレジスト膜を
エッチングマスクにしたコンタクト孔等の形成の方が、
途中段階での開口部の底面への異状堆積物の付着が顕著
になる。
【0008】途中段階での開口部の底面に、異状堆積物
が付着したりパーティクルが乗っている場合、以降の異
方性エッチングがこれら異状堆積物,パーティクルが
「エッチングマスク」として機能することになる。トレ
ンチの形成では、目的の形状を有した上記所定の開口部
の形成が困難になる。その結果、良好な素子分離領域の
形成が困難になる。また、コンタクト孔の形成では、途
中段階の開口部の底面のほぼ全面が異状堆積物,パーテ
ィクルにより覆われて、それ以上異方性エッチングが進
行せずに、そこでエッチングが停止して、目的とする所
定のコンタクト孔の形成が不可能になることがある。
【0009】したがって本発明の目的は、目的形状を有
した所定の開口部の形成が容易になる半導体装置の製造
方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の特
徴は、ハードマスクをマスクにして、エッチングチャン
バ内で、ハロゲン元素を含んでなるエッチングガスによ
り、半導体基板に設けられた同一の材料を異方性エッチ
ングして、この材料に所望の深を有した所定の開口部を
形成する半導体装置の製造方法であって、上記異方性エ
ッチングが上記所望の深さに達する前に、この異方性エ
ッチングを中断し、上記半導体基板にバイアスパワーを
加えながら、窒素ガスおよび不活性ガスの少なくとも一
方を含んだクリーニングガスにより、途中段階の開口部
の底面を清浄にする清浄化工程を少なくとも1回有する
ことにある。
【0011】本発明の半導体装置の製造方法において、
好ましくは、上記清浄化工程が第1段階および第2段階
からなり、上記第1段階において、上記バイアスパワー
を加えられずに行なれて、上記エッチングチャンバ内が
パージングされるとともに上記ハードマスク表面を含め
て上記途中段階の開口部の表面に乗ったパーティクルが
上記クリーニングガスにより除去され、上記第2段階に
おいて、上記バイアスパワーが加えられた状態で上記ク
リーニングガスにより清浄化が行なわれる。さらに、上
記第1段階での上記クリーニングガスのガス流量が、上
記第2段階でのこのクリーニングガスのガス流量より多
くなっている。
【0012】さらに好ましくは、上記エッチングチャン
バ内において、フォトレジスト膜をマスクにした異方性
エッチングにより上記ハードマスクを形成し、さらに、
このフォトレジスト膜をアッシングする工程を有するこ
とと、上記材料に上記所定の開口部を形成するための上
記異方性エッチングに先だって、上記アッシングにより
生じたパーティクルを、上記クリーニングガスにより除
去する工程を有することとを併せて特徴とする。
【0013】本発明の半導体装置の製造方法の好ましい
第1の態様は、上記材料がシリコン基板からなり、上記
開口部がトレンチからなり、上記エッチングガスがCl
2 およびHBrの少なくとも一方を含んでなる。本第1
の態様において、好ましくは、上記エッチングガスに、
添加ガスとしてO2 が加えらてれている。
【0014】本発明の半導体装置の製造方法の好ましい
第2の態様は、上記材料が半導体基板の表面上に形成さ
れた酸化シリコン系絶縁膜からなり、上記開口部がこの
酸化シリコン系絶縁膜を貫通してこの半導体基板の表面
もしくは表面上に形成られた配線層に達するコンタクト
孔からなり、上記エッチングガスがフルオロカーボン系
のガスからなる。本第2の態様において、好ましくは、
上記エッチングガスが、CF4 ,CH22 ,CHF
3 ,C26 ,C48 ,C46 あるいはC58
らなる。さらに好ましくは、上記エッチングガスに、添
加ガスとしてO2およびCOの少なくとも一方が加えら
てれている。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態はトレ
ンチの形成方法に関するものであり、本発明の第2の実
施の形態はコンタクト孔の形成方法に関するものであ
る。本発明では、第2の実施の形態においても、ハード
マスクがエッチングマスクとして用いられている。
【0016】次に、本発明について図面を参照して説明
する。
【0017】図1は本発明の第1の実施の形態の第1の
実施例の製造工程の断面模式図である。図2(a)は本
第1の実施例の第1および第2の製造方法におけるSi
エッチングガスおよびクリーニングガスのガス流量の時
間変化を説明するための模式図である。図2(b)は本
第1の実施例の第1および第3の製造方法におけるバイ
アスパワーの時間変化を説明するための模式図である。
図2(c)は本第1の実施例の第2の製造方法における
バイアスパワーの時間変化を説明するための模式図であ
る。図3は本第1の実施例の第3の製造方法におけるS
iエッチングガスおよびクリーニングガスのガス流量の
時間変化を説明するための模式図である。
【0018】図1,図2(a)および図2(b)を参照
すると、本発明の第1の実施の形態の第1の実施例の第
1の製造方法は、以下のとおりになっている。
【0019】まず、シリコン基板101aの表面上に
は、例えば200nm程度の膜厚の窒化シリコン膜10
3aが形成される。窒化シリコン膜103aの表面上に
は、所要の開口パターンを有したフォトレジスト膜13
1が形成される。シリコン基板101aが第1のエッチ
ングチャンバに挿入される。フォトレジスト膜131を
マスクにして窒化シリコン膜103aが選択的に異方性
エッチグされ、窒化シリコン膜103aに開口部104
aが形成される〔図1(a)〕。
【0020】次に、第1のエッチングチャンバから取り
出されたシリコン基板101aが第2のエッチングチャ
ンバに挿入され、O2 プラズマによるアッシングにより
フォトレジスト膜131が除去される。シリコン基板1
01aが洗浄された後、再度上記第1のエッチングチャ
ンバに挿入される。
【0021】続いて、時間t11〜t14の間、例えば3P
a〜30Pa程度の圧力のもとでバイアスパワーが印加
され、Siエッチングガスが流されて、第1段階のSi
の異方性エッチングによるトレンチの形成が行なわれる
(すなわち、t11でSiエッチングが立ち上げられて、
14でSiエッチングが中断する)。Siエッチングガ
スは例えばCl2 +HBrである。時間t12(〉t11
〜t13(〈t14)の間のSiエッチングガスのガス流量
は例えば120sccm程度であり、この間のバイアス
パアーは例えば200W〜350W程度である。t14
は、シリコン基板101aの表面に(途中段階である)
第1段階でのトレンチ105aが形成される。このと
き、ハードマスクである窒化シリコン膜103aに形成
された開口部104aの側面と、トレンチ105aの側
面とには側壁保護膜121aが形成されている。トレン
チ105aの深さは例えば100nm程度である。さら
に、窒化シリコン膜103aの上面並びにトレンチ10
5aの底面には、それぞれパーティクル123aが乗っ
ており,異状堆積物124aが付着している〔図1
(b),図2(a),図2(b)〕。
【0022】Siの異方性エッチングに際して、異方性
エッチングにより異状堆積物自体もその一部がエッチン
グ除去される。すなわち、異状堆積物は生成とこの異方
性エッチングによる消滅とが同時に進行することにな
る。異状堆積物124aは、t 12〜t13の間での異方性
エッチングの累積結果である。長時間連続してこの異方
性エッチングが施されるならば、トレンチの底面が異状
堆積物124aにより覆われる比率が増大する。図に明
示はしないが、この段階でも、異状堆積物124aの位
置を反映して、トレンチ105aの底面には微細な高さ
の凹凸が形成されている。一方、パーティクル123a
は単にトレンチ105aの底面に乗っているために、パ
ーティクル123aの密度が高くないかぎりトレンチ1
05aの底面上で移動し易くなっている。このため、パ
ーティクル123aを反映してのトレンチ105aの底
面での凹凸は形成されにくい。
【0023】なお、Siエッチングガスは上記Cl2
HBrに限定されるものではなく、Cl2 のみもしくは
HBrのみでもよい。
【0024】引き続いて、時間t21(〉t14)〜t24
間、例えば0.5Pa〜1Pa程度の圧力のもとでバイ
アスパワーが印加され、クリーニングガスが流されて、
第1段階の清浄化工程が実施される(すなわち、t21
第1段階の清浄化工程が立ち上げられて、t24で第1段
階の清浄化工程が終了する)。クリーニングガスは例え
ばArである。時間t22(〉t21)〜t23(〈t24)の
間のバイアスパワーは例えば500W程度であり、この
間のクリーニングガスのガス流量は例えば少なくとも1
50sccm程度である。これにより、窒化シリコン膜
103aの上面並びにトレンチ105aの底面からパー
ティクル123aおよび異状堆積物124aが除去され
て、トレンチ105aの底面等が清浄化される〔図1
(c),図2(a),図2(b)〕。
【0025】この清浄化工程では、バイアスパワーが印
加されているため、上記異状堆積物124aがArによ
りスパッタエッチングによりエッチング除去される。さ
らにこのスパッタエッチングが異方性エッチング的に行
なわれることから、側壁保護膜121aはほとんどエッ
チングされずに残置される。なお、クリーニングガスと
しては上記Arに限定されるものではなく、N2 、Ar
以外の不活性ガス、あるいは、(Arを含めた)不活性
ガスとN2 との混合ガスでもよい。
【0026】その後、再度、時間t31(〉t24)〜t34
の間、例えば3Pa〜30Pa程度の圧力のもとでバイ
アスパワーが印加され、Siエッチングガスが流され
て、第2段階のSiの異方性エッチングによるトレンチ
の形成が行なわれる(すなわち、t31でSiエッチング
が立ち上げられて、t34でSiエッチングが中断す
る)。Siエッチングガスは例えばCl2 +HBrであ
る。時間t32(〉t31)〜t 33(〈t34)の間のSiエ
ッチングガスのガス流量は例えば120sccm程度で
あり、この間のバイアスパアーは例えば200W〜35
0W程度である〔図2(a),図2(b)〕。
【0027】この第2段階のSiエッチングの初期にお
いて、トレンチ105aの底面に形成されていた微細の
凹凸はほぼ消滅して、この底面の修復(スムージング)
が行なわれる。これはこのトレンチ形成のエッチングが
異方性エッチングであっても、Si表面での突起部分の
方がエッチングされやすいためである。
【0028】本発明者の実験結果によると、上記第1の
清浄化工程を施さずにトレンチの深さが例えば220n
m程度前後になるまでSiの異方性エッチングを上記条
件のもとに連続して行ない、その後に第1の清浄化工程
を施しても、このトレンチの底面に形成された凹凸(は
微細ではなくなることから)のスムージングは不可能に
なる。さらに、本発明者の実験結果によると、(上記2
00nmの)2/3の深さの段階で第1の清浄化工程を
施すならば、トレンチ底面の上記微細な凹凸の修復が可
能である。したがって本第1の実施例では、このような
現象の発生するトレンチの深さに比べて、(上記200
nmの)1/2未満の深さの段階で第1の清浄化工程を
施している。
【0029】(図示は省略するが)t34では、シリコン
基板101aの表面に(途中段階である)第2段階での
(例えば200nmの深さを有した)トレンチが形成さ
れる。このとき、第1段階でのトレンチが形成された後
と同様に、窒化シリコン膜103aの上面並びに第2段
階のトレンチの底面には、それぞれパーティクルが再度
乗り,それぞれ異状堆積物が再度付着している。
【0030】続いて、再度、時間t41(〉t34)〜t44
の間、例えば0.5Pa〜1Pa程度の圧力のもとでバ
イアスパワーが印加され、クリーニングガスが流され
て、第2段階の清浄化工程が実施される(すなわち、t
41で第2段階の清浄化工程が立ち上げられて、t44で第
2段階の清浄化工程が終了する)。クリーニングガスは
例えばArである。時間t42(〉t41)〜t
43(〈t44)の間のバイアスパワーは例えば500W程
度であり、この間のクリーニングガスのガス流量は例え
ば少なくとも150sccm程度である。これにより、
窒化シリコン膜103aの上面並びに第2段階のトレン
チの底面からパーティクルおよび異状堆積物が除去され
て、このトレンチの底面等が清浄化される〔図2
(a),図2(b)〕。
【0031】引き続いて、再々度、時間t51(〉t44
〜t54の間、例えば3Pa〜30Pa程度の圧力のもと
でバイアスパワーが印加され、Siエッチングガスが流
されて、最終段階のSiの異方性エッチングにより、所
望の深さである例えば300nm程度の深さを有した所
定のトレンチ105aaが形成される(すなわち、t 51
でSiエッチングが立ち上げられて、t54でSiエッチ
ングが終了する)。Siエッチングガスは例えばCl2
+HBrである。時間t52(〉t51)〜t53(〈t54
の間のSiエッチングガスのガス流量は例えば120s
ccm程度であり、この間のバイアスパアーは例えば2
00W〜350W程度である。窒化シリコン膜103a
の開口部104aの側面並びにトレンチ105aaの側
面は、それぞれ側壁保護膜121aaにより覆われてい
る〔図1(d),図2(a),図2(b)〕。図示は省
略するが、このトレンチ105aaの底面(並びに窒化
シリコン膜103aの上面)にも、上記トレンチ105
aの底面と同様に、パーティクルが再々度乗り,それぞ
れ異状堆積物が再々度付着し、微細な高さの凹凸が形成
されている。しかしながら、この凹凸は、素子分離領域
の形成には支障にならない程度のものであり、本発明の
目的を満たすトレンチが得られる。
【0032】図2(a),(c)(および図1)を参照
すると、本第1の実施例の第2の製造方法は、(ガス流
量の時間変化は本第1の実施例の上記第1の製造方法と
同様であり)バイアスパワーの時間変化が本第1の実施
例の上記第1の製造方法と次のように相違している。
【0033】上記第1の製造方法では、第1段階のSi
エッチング,第1段階の清浄化工程,第2段階のSiエ
ッチング,第2段階の清浄化工程および第3段階(最終
段階)のSiエッチングと間に、それぞれバイアスパワ
ーをオフにしてある。これに対して、本第1の実施例の
第2の製造方法では、これらの間でバイアスパワーをオ
フにしていない。すなわち、t12〜t21,t24〜t41
44〜t53の間では、それぞれ例えば200W〜350
W程度のバイアスパワーが印加されている。
【0034】本第1の実施例の第2の製造方法は、本第
1の実施例の上記第1の製造方法の有した効果を有して
いる。
【0035】図3,図2(b)(および図1)を参照す
ると、本第1の実施例の第3の製造方法は、ガス流量の
時間変化は本第1の実施例の上記第1の製造方法と相違
するが、バイアスパワーの時間変化は本第1の実施例の
上記第1の製造方法と同様である。
【0036】本第1の実施例の第3の製造方法では、ク
リーニングガスをt11から流し初めて、t56でこれを停
止している。t12〜t21,t24〜t41およびt44〜t55
の間でのクリーニングガスのガス流量は、Siエッチン
グガスのガス流量(および清浄化工程中のガス流量)に
比べて少なく、例えば5sccm〜20sccm程度で
ある。
【0037】本第1の実施例の第3の製造方法も、本第
1の実施例の上記第1の製造方法の有した効果を有して
いる。
【0038】本第1の実施例では、上記Siエッチング
ガスに、CF4 ,SF6 等の弗素含有のSiエッチング
ガスを微小量加えて、Siのエッチングレートを高くす
ることも可能である。
【0039】なお、本第1の実施例では、Siエッチン
グ並びに清浄化工程が第1のエッチングチャンバ内で行
なっているが、本第1の実施例はこれに限定されるもの
ではない。これら一連のSiエッチング並びに清浄化工
程を、第3のエッチングチャンバ内で行なってもよい。
【0040】さらになお、Siエッチングが3回に分け
て行なわれ、清浄化工程が(第1,第2の清浄化工程か
らなる)2度行なわれているが、これに限定されるもの
ではない。例えば、上述したように、上記エッチング条
件のもとに220nm程度前後になるまでSiの異方性
エッチングを連続して行ったときに不具合が発生するこ
とから、所定のトレンチの所望の深さが例えば300n
m程度であるならば、(例えば150nmの深さの途中
段階のトレンチを形成した後に)1回の清浄化工程を施
すことでも、本発明の目的を達成することができる。S
iエッチングの分割の回数の設定は、生産性とトレンチ
形状との兼合により決定される。また、本第1の実施例
では、ガス流量,圧力,バイアスパワー,所望の深さ等
は上述記載の数値に限定されるものではない。
【0041】本発明の本第1の実施の形態の上記第1の
実施例では、バイアスパワーを印加した状態でのクリー
ニングガスにより、異状堆積物並びにパーティクルの除
去を行なっているが、本第1の実施の形態は上記第1の
実施例に限定されるものではない。本第1の実施の形態
の第2の実施例では、例えばO2 が添加された状態でS
iエッチングガスが行なわれており、清浄化工程がパー
ティクルのパージングを行なう前段部と異状堆積物の除
去を行なう後段部との2つの部分からなる。本第2の実
施例の清浄化工程の前段部では、バイアスパワーを印加
しない状態で、クリーニングガスによりパーティクルの
パージングを行なっている。
【0042】図4は本発明の第1の実施の形態の第2の
実施例の製造工程の断面模式図である。図5(a)は本
第2の実施例の第1の製造方法における(O2 を含んで
なる)Siエッチングガスおよびクリーニングガスのガ
ス流量の時間変化を説明するための模式図である。図5
(b)は本第2の実施例の第1,第2の製造方法におけ
るバイアスパワーの時間変化を説明するための模式図で
ある。図6は本第2の実施例の第2の製造方法における
(O2 を含んでなる)Siエッチングガスおよびクリー
ニングガスのガス流量の時間変化を説明するための模式
図である。
【0043】図4,図5(a)および図5(b)を参照
すると、本第2の実施例の第1の製造方法は、以下のと
おりになっている。
【0044】まず、上記第1の実施例と同様に、シリコ
ン基板101bの表面上に窒化シリコン膜103bが形
成される。窒化シリコン膜103bの表面上に形成され
たフォトレジスト膜(図示せず)をマスクにして、第1
のエッチングチャンバ内で異方性エッチングが行なわれ
て、窒化シリコン膜103bには開口部104bが形成
される。第2のエッチングチャンバ内で上記フォトレジ
スト膜がアッシングされる。シリコン基板101bが第
2のエッチングチャンバから取り出されて洗浄された
後、シリコン基板101bは再度上記第1のエッチング
チャンバに挿入される。
【0045】続いて、時間t11〜t14の間、例えば3P
a〜30Pa程度の圧力のもとでバイアスパワーが印加
され、O2 を含んでなるSiエッチングガスが流され
て、第1段階のSiの異方性エッチングによるトレンチ
の形成が行なわれる(すなわち、t11でSiエッチング
が立ち上げられて、t14でSiエッチングが中断す
る)。O2 を含んでなるSiエッチングガスは、例えば
Cl2 +HBr+O2 である。時間t12(〉t11)〜t
13(〈t14)の間のO2 のガス流量は例えば5sccm
〜10sccm程度であり、Cl2 +HBrのガス流量
は例えば110sccm〜115sccm程度である。
この間のバイアスパアーは例えば200W〜350W程
度である。t14では、シリコン基板101aの表面に
(途中段階である)第1段階でのトレンチ105bが形
成される。このとき、ハードマスクである窒化シリコン
膜103bに形成された開口部104bの側面と、トレ
ンチ105bの側面とには側壁保護膜121bが形成さ
れている。トレンチ105bの深さは例えば100nm
程度である。さらに、窒化シリコン膜103bの上面並
びにトレンチ105bの底面には、それぞれパーティク
ル123bが乗っており,異状堆積物124bが付着し
ている。トレンチ105bのテーパー角はトレンチ10
5aのテーパー角より大きく、パーティクル123b,
異状堆積物124bは、上記第1の実施例より多めに存
在する。(図示は省略するが)本第2の実施例において
も、上記第1の実施例と同様に、トレンチ105bの表
面には微細な高さの凹凸が形成されている〔図4
(a),図5(a),図5(b)〕。
【0046】なお、O2 を含んでなるSiエッチングガ
スは上記Cl2 +HBr+O2 に限定されるものではな
く、Cl2 +O2 あるいはHBr+O2 でもよい。さら
に上記第1の実施例と同様に、O2 を含んでなるSiエ
ッチングガスに、CF4 ,SF6 等の弗素含有のSiエ
ッチングガスを微小量加えて、Siのエッチングレート
を高くすることも可能である。
【0047】次に、時間t21(〉t14)〜t26の間、例
えば0.5Pa〜1Pa程度の圧力のもとでクリーニン
グガスが流されて、第1段階の清浄化工程が実施される
(すなわち、t21で第1段階の清浄化工程が立ち上げら
れて、t26で第1段階の清浄化工程が終了する)。クリ
ーニングガスは例えばArであり、この間のクリーニン
グガスのガス流量は例えば少なくとも150sccm程
度である。この第1段階の清浄化工程は、前段部と後段
部の2つの部分からなる。
【0048】第1段階の清浄化工程の前段部は、時間t
21〜t23の間であり、この間はバイアスパワーの印加が
行なわれない。ノンバイアスでクリーニングガスを流す
ことにより、窒化シリコン膜103b上面並びにトレン
チ105bの底面を含めて、第1のエッチングチャンバ
内からパーティクル123bは概ねパージングされる
〔図4(b),図5(a),図5(b)〕。
【0049】第1段階の清浄化工程の後段部は、時間t
23〜t26の間であり、時間t24(〉t23)〜t25(〈t
26)の間のバイアスパワーは例えば500W程度であ
る。これにより、窒化シリコン膜103bの上面並びに
トレンチ105bの底面から、(残存する微小量のパー
ティクル123bを含めて)異状堆積物124bが除去
されて、トレンチ105bの底面等が清浄化される〔図
4(c),図5(a),図5(b)〕。
【0050】なお、クリーニングガスとしては上記Ar
に限定されるものではなく、N2 、Ar以外の不活性ガ
ス、あるいは、(Arを含めた)不活性ガスとN2 との
混合ガスでもよい。
【0051】その後、再度、時間t31(〉t26)〜t34
の間、例えば3Pa〜30Pa程度の圧力のもとでバイ
アスパワーが印加され、O2 を含んでなるSiエッチン
グガスが流されて、第2段階のSiの異方性エッチング
によるトレンチの形成が行なわれる(すなわち、t31
Siエッチングが立ち上げられて、t34でSiエッチン
グが中断する)。O2 を含んでなるSiエッチングガス
は例えばCl2 +HBr+O2 である。時間t32(〉t
31)〜t33(〈t34)の間のO2 を含んでなるSiエッ
チングガスのガス流量は例えば120sccm程度であ
り、この間のバイアスパアーは例えば200W〜350
W程度である〔図5(a),図5(b)〕。
【0052】この第2段階のSiエッチングの初期にお
いて、トレンチ105bの底面に形成されていた微細の
凹凸はほぼ消滅して、この底面の修復(スムージング)
が行なわれる。これはこのトレンチ形成のエッチングが
異方性エッチングであっても、Si表面での突起部分の
方がエッチングされやすいためである。
【0053】本発明者の実験結果によると、O2 を含ん
でなるSiエッチングガスを採用した場合、上記第1の
清浄化工程を施さずにトレンチの深さが例えば170n
m程度前後になるまでSiの異方性エッチングを上記条
件のもとに連続して行ない、その後に第1の清浄化工程
を施しても、このトレンチの底面に形成された凹凸(は
微細ではなくなることから)のスムージングは不可能に
なる。さらに、本発明者の実験結果によると、(上記1
70nmの)2/3の深さの段階で第1の清浄化工程を
施すならば、トレンチ底面の上記微細な凹凸の修復が可
能である。したがって本第2の実施例では、このような
現象の発生するトレンチの深さに比べて、(上記170
nmの)2/3未満の深さの段階で第1の清浄化工程を
施している。
【0054】(図示は省略するが上記第1の実施例と同
様に)t34では、シリコン基板101bの表面に(途中
段階である)第2段階での(例えば200nmの深さを
有した)トレンチが形成される。このとき、第1段階で
のトレンチが形成された後と同様に、窒化シリコン膜1
03bの上面並びに第2段階のトレンチの底面には、そ
れぞれパーティクルが再度乗り,それぞれ異状堆積物が
再度付着している。
【0055】続いて、再度、時間t41(〉t34)〜t
46の間、例えば0.5Pa〜1Pa程度の圧力のもと
でクリーニングガスが流されて、第2段階の清浄化工程
が実施される(すなわち、t41で第2段階の清浄化工程
が立ち上げられて、t46で第2段階の清浄化工程が終了
する)。クリーニングガスは例えばArであり、この間
のクリーニングガスのガス流量は例えば少なくとも15
0sccm程度である。この第2段階の清浄化工程も、
前段部と後段部の2つの部分からなる。
【0056】第2段階の清浄化工程の前段部は、時間t
41〜t43の間であり、この間はバイアスパワーの印加が
行なわれない。ノンバイアスでクリーニングガスを流す
ことにより、窒化シリコン膜103b上面並びに上記第
2段階のトレンチの底面を含めて、第1のエッチングチ
ャンバ内からパーティクルは概ねパージングされる〔図
5(a),図5(b)〕。
【0057】第2段階の清浄化工程の後段部は、時間t
43〜t46の間であり、時間t44(〉t43)〜t45(〈t
46)の間のバイアスパワーは例えば500W程度であ
る。これにより、窒化シリコン膜103bの上面並びに
上記第2段階のトレンチの底面から、(残存する微小量
のパーティクルを含めて)異状堆積物が除去されて、第
2段階のトレンチの底面等が清浄化される〔図5
(a),図5(b)〕。
【0058】引き続いて、再々度、時間t51(〉t46
〜t54の間、例えば3Pa〜30Pa程度の圧力のもと
でバイアスパワーが印加され、O2 を含んでなるSiエ
ッチングガスが流されて、最終段階のSiの異方性エッ
チングにより、所望の深さである例えば300nm程度
の深さを有した所定のトレンチ105baが形成される
(すなわち、t51でSiエッチングが立ち上げられて、
54でSiエッチングが終了する)。このエッチングガ
スは例えばCl2 +HBr+O2 である。時間t52(〉
51)〜t53(〈t54)の間のこのエッチングガスのガ
ス流量は例えば120sccm程度であり、この間のバ
イアスパアーは例えば200W〜350W程度である。
窒化シリコン膜103bの開口部104bの側面並びに
トレンチ105baの側面は、それぞれ側壁保護膜12
1baにより覆われている〔図4(d),図5(a),
図5(b)〕。図示は省略するが、このトレンチ105
baの底面(並びに窒化シリコン膜103bの上面)に
も、上記トレンチ105bの底面と同様に、パーティク
ルが再々度乗り,それぞれ異状堆積物が再々度付着し、
微細な高さの凹凸が形成されている。しかしながら、こ
の凹凸は、素子分離領域の形成には支障にならない程度
のものであり、本第1の実施例の上記第1の実施例と同
様に、本発明の目的とるす形状を有したトレンチが形成
される。
【0059】図6,図5(b)(および図4)を参照す
ると、本第2の実施例の第2の製造方法は、第1,第2
の清浄化工程のそれぞれの前段階(t22〜t23,t42
t42)におけるクリーニングガスのガス流量が、それ
ぞれの後段階のクリーニングガスのガス流量(例えば少
なくとも150sccm程度)より多く、例えば200
sccm程度になっている。
【0060】本第2の実施例の第2の製造方法は、本第
2の実施例の上記第1の製造方法の有した効果を有して
いる。さらに、本第2の実施例の第2の製造方法は、本
第2の実施例の上記第1の製造方法より、パーティクル
のパージングがより確実に行なわれる。
【0061】なお、本第2の実施例でも、Siエッチン
グ並びに清浄化工程が第1のエッチングチャンバ内で行
なっているが、本第2の実施例もこれに限定されるもの
ではない。これら一連のSiエッチング並びに清浄化工
程を、第3のエッチングチャンバ内で行なってもよい。
【0062】さらに、本第2の実施例では、Siエッチ
ングが3回に分けて行なわれ、清浄化工程が(第1,第
2の清浄化工程からなる)2度行なわれているが、これ
に限定されるものではなく、Siエッチングが3回以
上,清浄化工程が2回以上であればよい。Siエッチン
グの分割の回数の設定は、生産性とトレンチ形状との兼
合により決定される。また、本第2の実施例でも、ガス
流量,圧力,バイアスパワー,所望の深さ等は上述記載
の数値に限定されるものではない。
【0063】さらになお、本第2の実施例に適用した時
間変化のガス流量並びにバイアスパワーは、上記第1の
実施例に適用することも可能である。
【0064】本発明者の実験によれば、本発明の上記第
1の実施の形態では、トレンチ底面の回復不能な形状不
良は、トレンチ深さがある深さに達すると急激に発生す
るということはなかった。これに対して、コンタクト孔
のエッチング停止という現象は、(途中段階の)コンタ
クト開口部のの深さがある深さに達すると、急減に発生
する。このエッチング停止という現象は、異状堆積物
(およびパーティクル)によってコンタクト底面がほぼ
全面覆われたときに発生するものと考えられる。コンタ
クト孔の形成の場合、途中段階でのコンタクト開口部の
底面が全面覆われない限りは、トレンチ形成と相違し
て、(そのメカニズムは不明ではあるが)エッチングは
進行する。
【0065】どのような深さのコンタクト開口部でエッ
チングが停止されるかは一義的ではなく、コンタクト開
口部の開口径が小さく(アスペクト比が高く),コンタ
クト開口部の密集度が低いほど発生しやすい(さらに、
エッチングマスクの構成材料を含めて、エッチング条件
もに依存する)。例えば、DRAMのメモリセルにおけ
るノード・コンタクト孔,ビット・コンタクト孔に比べ
て、ランダム・ロジックのコンタクト孔の方が、エッチ
ング停止を生じ易い。
【0066】半導体装置の製造工程の断面模式図である
図7を参照すると、本発明の第2の実施の形態の第1の
実施例は、開口径が0.2μm□程度,アスンペクト比
が6程度で5μm以内に隣接するコンタクト孔が存在し
ないランダム・ロジックにおける孤立状態のコンタクト
孔に適用したものであり、以下のとおりになっている。
【0067】まず、所要導電型のシリコン基板201a
の表面に、逆導電型の拡散層211aが形成される。拡
散層211aを含めてシリコン基板201aの表面を覆
う例えば1.2μm程度の膜厚の層間絶縁膜212aが
形成される。層間絶縁膜212aは酸化シリコン系絶縁
膜からなる。層間絶縁膜212aの表面上には、タング
ステン膜213aが形成される。タングステン膜213
aはハードマスク用の材料であり、コンタクト孔の形成
後、このタングステン膜213aは配線材料として利用
できる。タングステン膜213aの代りに、他の高融点
金属膜,n+ 型の多結晶シリコン膜,高融点金属シリサ
イド膜あるいは高融点金属ポリサイド膜を採用してもよ
い。
【0068】次に、所要の開口部を有したフォトレジス
ト膜(図示せず)がタングステン膜213aの表面上に
形成される。シリコン基板201aが第1のエッチング
チャンバに挿入された後、上記フォトレジスト膜をエッ
チングマスクにしたタングステン膜213aの異方性エ
ッチングが行なわれ、タングステン膜213aには開口
部214aが形成される。シリコン基板201aが第1
のエッチングチャンバから取り出されて第2のエッチン
グチャンバに挿入され、上記フォトレジスト膜がアッシ
ング除去される。
【0069】シリコン基板201aが第2のエッチング
チャンバから取り出さてれ洗浄されな後、再度上記第1
のエッチングチャンバに挿入される。タングステン膜2
13aをエッチングマスクとして、エッチングガスが例
えば500sccm〜800sccm程度のC58
圧力が例えば5Pa〜7Pa程度,バイアスパワーが例
えば700W程度のエッチング条件で第1段階のコンタ
ントエッチングが行なわれる。層間絶縁膜212aに
は、例えば400nm程度の深さのコンタクト開口部2
15aが形成される。このとき、タングステン膜213
aの開口部214aの側面並びにコンタクト開口部21
5aの側面には側壁保護膜221aが形成され、タング
ステン膜213aの上面並びにコンタクト開口部215
aの底面には、それぞれパーティクル223aが乗り,
異状堆積物224aが付着している〔図7(a)〕。
【0070】本第2の実施の形態の本第1の実施例で
は、エッチグガスとしては、上記C58 に限定される
ものではなく、例えばCF4 ,CH22 ,CHF3
2 6 ,C48 あるいはC46 等のカーボンリッ
チなガスを採用してもよい。
【0071】本発明者の実験によると、上記ハードマス
クを用い,上記エッチング条件のもとにエッチングの中
断を行なわずに上記ランダム・ロジックのコンタクト孔
を形成する場合、600nm(0.6μm)前後程度の
深さに達した段階でエッチング停止が発生する。また、
フォトレジスト膜をエッチングマスクに用いるならば、
800nm(0.8μm)前後程度の深さに達した段階
でエッチング停止が発生する。コンタクト孔形成の場合
には、エッチング停止に至る深さの3/4程度の深さで
エッチング中断し、清浄化工程を設けるならば、不具合
の回避は十分に可能になる。なお、DRAMのメモリセ
ル用のビットコンタクト孔(あるいはノードコンタクト
孔)では、開口径が0.2μm□程度でも、密集してい
るため2μm程度の深さにエッチングが達してもエッチ
ング停止は発生しない。
【0072】上記エッチングガス,バイアスパワーがオ
フになった後、第1段階の清浄化工程が施される。この
第1段階の清浄化工程は、クリーニングガスが例えば2
00sccm程度のAr,圧力が例えば0.5Pa〜1
Pa程度,バイアスパワーが例えば500W程度の条件
で行なわれる。これにより、側壁保護膜221aが残置
した状態で、タングステン膜213aの上面並びにコン
タクト開口部215aの底面から、パーティクル223
a,異状堆積物224aが除去される〔図7(b)〕。
【0073】本第2の実施の形態の本第1の実施例にお
いて、コンタクト孔のエッチングマスクにハードマスク
を採用した目的は、次の2点にある。第1点は、上記清
浄化工程におけるスパッタエッチグに対するエッチング
耐性が、フォトレジスト膜より高い点にある。第2点
は、上述したようにコンタクトエッチングのエッチング
停止に至る深さが、フォトレジスト膜より大きいためで
ある。
【0074】上記第1段階の清浄化工程において、クレ
ーニングガスとしては上記Arに限定されるものではな
く、N2 、Ar以外の不活性ガス、あるいは、(Arを
含めた)不活性ガスとN2 との混合ガスでもよい。ま
た、本第2の実施の形態の本第1の実施例では、上記第
1の実施の形態の上記第1の実施例の上記第2の製造方
法と同様に、第1段階のコンタクトエッチと第1段階の
清浄化工程との間にバイアスパワーをオフにしなくても
よい。さらに、上記第1の実施の形態の上記第1の実施
例の上記第3の製造方法と同様に、クリーニングガスの
オフを行なわずに第1段階のコンタクトエッチおいて微
量のクリーニングガスを流しておいてもよい。さらにま
た、上記第1の実施の形態の上記第2の実施例と同様
に、清浄化工程がノンバイアスで行なわれる前段階とバ
イアスパワーの印加のもとに行なわれる後段階との2つ
の部分から構成されていてもよい。
【0075】その後、上記第1段階のコンタクトエッチ
と同一の条件のもとに第2段階のコンタクトエッチが施
されて、深さが800nm程度の第2段階のコンタクト
開口部(図示せず)が形成される。続いて、上記第1段
階の清浄化工程と同一の条件のもとに、第2段階(最終
段階)の清浄化工程が施される。引き続いて、上記第1
段階のコンタクトエッチと同一の条件のもとに第3段階
(最終段階)のコンタクトエッチが施されて、拡散層2
11aに達する深さが1200nm程度のコンタクト孔
215aaが完成する。このとき、開口部214a並び
にコンタクト孔215aaの側面は側壁保護膜221a
aにより覆われており、(図示はしないが)タングステ
ン膜213aの上面並びに(コンタクト孔215aaの
底面をなす)拡散層211aの露出面にはそれぞれパー
ティクルが乗り,異状堆積物が付着している〔図7
(c)〕。
【0076】本第2の実施の形態の本第1の実施例によ
れば、エッチング停止を引き起さずに、コンタクト孔2
15aaの形成ができる。
【0077】なお、本第2の実施の形態の本第1の実施
例では一連のコンタクトエッチ並びに清浄化工程が第1
のエッチングチャンバ内で行なっているが、本第2の実
施の形態の本第1の実施例もこれに限定されるものでは
ない。これら一連のSiエッチング並びに清浄化工程
を、第3のエッチングチャンバ内で行なってもよい。
【0078】さらに、本第2の実施の形態の本第1の実
施例では、コンタクトエッチが3回に分けて行なわれ、
清浄化工程が(第1,第2の清浄化工程からなる)2度
行なわれているが、これに限定されるものではない。コ
ンタクトエッチの分割の回数の設定は、生産性とトレン
チ形状との兼合により決定される。また、本第2の実施
の形態の本第1の実施例では、コンタクト孔の開口径お
よびアスクペクト比,コンタクト孔の孤立性の度合,ガ
ス流量,圧力,バイアスパワー等は、上述記載の数値に
限定されるものではない。
【0079】半導体装置の製造工程の断面模式図である
図8および図9と、コンタクトエッチ並びに清浄化工程
におけるエッチングガス,クリーニングガスの時間変化
を声明するための模式図である図10とを参照すると、
本第2の実施の形態の第2の実施例も開口径が0.2μ
m□程度,アスンペクト比が6程度で5μm以内に隣接
するコンタクト孔が存在しないランダム・ロジックにお
ける孤立状態のコンタクト孔に適用したものであり、以
下のとおりになっている。
【0080】まず、所要導電型のシリコン基板201b
の表面に、逆導電型の拡散層211bが形成される。拡
散層211bを含めてシリコン基板201bの表面を覆
う例えば1.2μm程度の膜厚の層間絶縁膜212bが
形成される。層間絶縁膜212bは酸化シリコン系絶縁
膜からなる。層間絶縁膜212bの表面上には、タング
ステン膜213bが形成される。タングステン膜213
bはハードマスク用の材料であり、コンタクト孔の形成
後、このタングステン膜213bは配線材料として利用
できる。タングステン膜213bの代りに、他の高融点
金属膜,n+ 型の多結晶シリコン膜,高融点金属シリサ
イド膜あるいは高融点金属ポリサイド膜を採用してもよ
い。
【0081】次に、所要の開口部を有したフォトレジス
ト膜231がタングステン膜213bの表面上に形成さ
れる。シリコン基板201bがエッチングチャンバに挿
入された後、フォトレジスト膜231をエッチングマス
クにしたタングステン膜213bの異方性エッチングが
行なわれ、タングステン膜213bには開口部214b
が形成される〔図8(a)〕。
【0082】続いて、同一のエッチングチャンバ内でア
ッシングが行なわれて、フォトレジスト膜231が除去
される。このとき、タングステン膜213bの上面並び
に開口部214bの底面には、それぞれパーティクル2
22が乗っている〔図8(b)〕。
【0083】次に、時間t01〜t04の間、同一のエッチ
ングチャンバ内で第1段階の清浄化工程が施されて、パ
ーティクル222がパージングされる。クリーニングガ
スには例えばAr(N2 、Ar以外の不活性ガス、ある
いは、(Arを含めた)不活性ガスとN2 との混合ガス
でもよい)が用いられる。時間t02(〉t01)〜t
03(〈t04)の間の第1段階の清浄化工程は、ノンバイ
アス,クリーニングガスのガス流量が例えば100sc
cm程度,圧力が例えば0.5Pa〜1Pa程度のもと
に行なわれる〔図8(c),図10(a),図10
(b)〕。
【0084】その後、同一エッチングチャンバ内で、時
間t11〜t14の間、例えば5Pa〜7Pa程度の圧力の
もとで、バイアスパワーが印加されて、第1段階のコン
タントエッチが行なわれて、深さが例えば400nm程
度の第1段階のコンタクト開口部215bが形成され
る。時間t12(〉t11)〜t13(〈t14)の間でのエッ
チング条件は、バイアスパワーが例えば700W,エッ
チングガスのガス流量が例えば500sccm〜800
sccm程度である。エッチングガスは例えばC 58
+COである。C58 の代りに、例えばCF4 ,CH
22 ,CHF3,C26 ,C48 あるいはC46
等のカーボンリッチなガスを採用してもよい。COは
テーパー角を大きくするための添加ガスであり、添加ガ
スはエッチングガス中に例えば数%程度含まれている。
添加ガスとしては、COの他に、O 2 あるいはCO+O
2 が好ましい。t14の段階で、タングステン膜213b
の開口部214bの側面並びにコンタクト開口部215
bの側面には側壁保護膜221bが形成され、タングス
テン膜213bの上面並びにコンタクト開口部215b
の底面にはそれぞれパーティクル223bが乗り,異状
堆積物224bが付着している〔図9(b),図10
(a),図10(b)〕。
【0085】CO等を添加してコンタクトエッチを行な
うとき、上記第1の実施の形態の相違して、CO等を添
加しないで行なうコンタクトエッチより、エッチンク停
止となるコンタクト開口部の深さが深くなる。上記条件
の場合、本第2の実施例のようにハードマスクを用いる
ならば、800nm(0.8μm)前後程度の深さに達
した段階でエッチング停止が発生する。また、フォトレ
ジスト膜をエッチングマスクに用いるならば、1000
nm(1.0μm)前後程度の深さに達した段階でエッ
チング停止が発生する。コンタクト孔形成の場合には、
エッチング停止に至る深さの3/4程度の深さでエッチ
ング中断し、清浄化工程を設けるならば、不具合の回避
は十分に可能になる。
【0086】続いて、時間t21(〉t14)〜t26の間、
例えば0.5Pa〜1Pa程度の圧力のもとでクリーニ
ングガスが流されて、第2段階の清浄化工程が実施され
る(すなわち、t21で第2段階の清浄化工程が立ち上げ
られて、t26で第2段階の清浄化工程が終了する)。こ
の第2段階の清浄化工程は、前段部と後段部の2つの部
分からなる。
【0087】第2段階の清浄化工程の前段部は、時間t
21〜t23の間であり、この間はノンバイアス,クリーニ
ングガスのガス流量が例えば200sccmのもとで行
なわれる。ノンバイアスでクリーニングガスを流すこと
により、タングステン膜213b上面並びにコンタクト
開口部215bの底面を含めて、エッチングチャンバ内
からパーティクル223bは概ねパージングされる〔図
8(b),図10(a),図10(b)〕。
【0088】第2段階の清浄化工程の後段部は、時間t
23〜t26の間であり、時間t24(〉t23)〜t25(〈t
26)の間のバイアスパワーは例えば500W程度,クリ
ーニングガスのガス流量が例えば150sccmのもと
で行なわれる。これにより、タングステン膜213bの
上面並びにコンタクト開口部215bの底面から、(残
存する微小量のパーティクル223bを含めて)異状堆
積物224bが除去されて、コンタクト開口部215b
の底面等が清浄化される〔図8(c),図10(a),
図10(b)〕。
【0089】次に、同一エッチングチャンバ内で、時間
31〜t34の間、例えば5Pa〜7Pa程度の圧力のも
とで、バイアスパワーが印加されて、第2段階のコンタ
ントエッチが行なわれて、深さが例えば800nm程度
の第2段階のコンタクト開口部(図示せず)が形成され
る。時間t32(〉t31)〜t33(〈t34)の間でのエッ
チング条件は、バイアスパワーが例えば700W,エッ
チングガスのガス流量が例えば500sccm〜800
sccm程度である。エッチングガスは例えばC58
+COである。t34の段階で、タングステン膜213b
の開口部214bの側面並びに第2段階のコンタクト開
口部の側面には側壁保護膜(図示せず)が形成され、タ
ングステン膜213bの上面並びに第2段階のコンタク
ト開口部の底面にはそれぞれパーティクル(図示せず)
が乗り,異状堆積物(図示せず)が付着している〔図1
0(a),図10(b)〕。
【0090】続いて、時間t41(〉t34)〜t46の間、
例えば0.5Pa〜1Pa程度の圧力のもとでクリーニ
ングガスが流されて、第3段階(最終段階)の清浄化工
程が実施される(すなわち、t41で第3段階の清浄化工
程が立ち上げられて、t46で第3段階の清浄化工程が終
了する)。この第3段階の清浄化工程も、前段部と後段
部の2つの部分からなる。
【0091】第3段階の清浄化工程の前段部は、時間t
42〜t43の間であり、この間はノンバイアス,クリーニ
ングガスのガス流量が例えば200sccmのもとで行
なわれる。ノンバイアスでクリーニングガスを流すこと
により、タングステン膜213b上面並びに第2段階の
コンタクト開口部の底面を含めて、エッチングチャンバ
内からパーティクルは概ねパージングされる〔図10
(a),図10(b)〕。
【0092】第3段階の清浄化工程の後段部は、時間t
43〜t46の間であり、時間t44(〉t43)〜t45(〈t
46)の間のバイアスパワーは例えば500W程度,クリ
ーニングガスのガス流量が例えば150sccmのもと
で行なわれる。タングステン膜213bの上面並びに第
2段階のコンタクト開口部の底面から、(残存する微小
量のパーティクルを含めて)異状堆積物が除去されて、
第2段階のコンタクト開口部の底面等が清浄化される
〔図10(a),図10(b)〕。
【0093】次に、同一エッチングチャンバ内で、時間
51〜t54の間、例えば5Pa〜7Pa程度の圧力のも
とで、バイアスパワーが印加されて、第3段階(最終段
階)のコンタントエッチが行なわれて、拡散層211b
に達する(深さが例えば1.2nm(1200nm)程
度の)所定のコンタクト開口部215baが完成する。
時間t52(〉t51)〜t53(〈t54)の間でのエッチン
グ条件は、バイアスパワーが例えば700W,エッチン
グガスのガス流量が例えば500sccm〜800sc
cm程度である。エッチングガスは例えばC58 +C
Oである。t54の段階で、タングステン膜213bの開
口部214bの側面並びにコンタクト孔215baの側
面には側壁保護膜221baが形成され、タングステン
膜213bの上面並びにコンタクト孔215baの底面
にはそれぞれパーティクル(図示せず)が乗り,異状堆
積物(図示せず)が付着している〔図9(c),図10
(a),図10(b)〕。
【0094】本第2の実施の形態の本第2の実施例は、
本第2の実施の形態の上記第1の実施例の有した効果を
有している。
【0095】なお、本第2の実施の形態の本第2の実施
例でも、コンタクトエッチが3回に分けて行なわれ、清
浄化工程が(第1,第2の清浄化工程からなる)2度行
なわれているが、これに限定されるものではない。コン
タクトエッチの分割の回数の設定は、生産性とトレンチ
形状との兼合により決定される。また、本第2の実施の
形態の本第2の実施例でも、コンタクト孔の開口径およ
びアスクペクト比,コンタクト孔の孤立性の度合,ガス
流量,圧力,バイアスパワー等は、上述記載の数値に限
定されるものではない。
【0096】上記第1の実施の形態の上記第1,第2の
実施例、および、本第2の実施の形態の上記第1の実施
例に、本第2の実施の形態の本第2の実施例を適用する
ことは可能である。すなわち、これらの上記実施例にお
いて、所定の開口部形成のために行なう一連のエッチン
グ並びに清浄化工程を行なうエッチングチャンバ内で、
ハードマスク形成のための異方性エッチングとフォトレ
ジスト膜のアッシングとを行なうこともできる。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体装置
の製造方法によれば、同一材料をエッチングして所望の
深さを有した所定の開口部を形成するに際して、所望の
深さを複数に分割するようにエッチングの複数回に分け
て、その間にN2 および不活性ガスの少なくとも一方を
含んでなるクリーニングガスによる清浄化工程を施して
途中段階の開口部の底面から異状堆積物の除去を行なっ
ている。
【0098】その結果、開口部の形状不良を回避し、目
的の深さに達する以前にエッチング停止が発生するのを
回避して、目的形状を有した所定の開口部の形成が容易
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施と形態の第1の実施例の製
造工程の断面模式図である。
【図2】上記第1の実施の形態の上記第1の実施例のエ
ッチング条件の時間変化を説明するための模式図であ
る。
【図3】上記第1の実施の形態の上記第1の実施例のエ
ッチング条件の時間変化を説明するための模式図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態の第2の実施例の製
造工程の断面模式図である。
【図5】上記第1の実施の形態の上記第2の実施例のエ
ッチング条件の時間変化を説明するための模式図であ
る。
【図6】上記第1の実施の形態の上記第2の実施例のエ
ッチング条件の時間変化を説明するための模式図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施の形態の第1の実施例の製
造工程の断面模式図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の第2の実施例の製
造工程の断面模式図である。
【図9】上記第2の実施の形態の上記第2の実施例の製
造工程の断面模式図である。
【図10】上記第2の実施の形態の上記第2の実施例の
エッチング条件の時間変化を説明するための模式図であ
る。
【符号の説明】
101a,101b,201a,201b シリコン
基板 103a,103b 窒化シリコン膜 104a,104b,214a,214b 開口部 105a,105aa,105b,105ba トレ
ンチ 121a,121aa,121b,121ba,221
a,221ab,221b,221ba 側壁保護膜 123a,123b,222,223a,223b
パーティクル 124a,124b,224a,224b 異状堆積
物 131,131 フォトレジスト膜 211a,211b 拡散層 212a,212b 層間絶縁膜 213a,213b タングステン膜 215a,215b コンタクト開口部 215aa,215ba コンタクト孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 CC01 DD08 DD12 DD16 HH14 5F004 AA09 AA14 BD01 DA00 DA01 DA02 DA04 DA15 DA16 DA22 DA23 DA25 DA26 DB01 DB03 DB26 EA05 EA28 EB01 EB04 EB05 5F032 AA34 AA67 DA23 DA25 DA78 5F033 KK01 QQ13 QQ15 QQ16 QQ21 QQ27 QQ37 RR04 SS11 WW10 XX03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハードマスクをマスクにして、エッチン
    グチャンバ内で、ハロゲン元素を含んでなるエッチング
    ガスにより、半導体基板に設けられた同一の材料を異方
    性エッチングして、該材料に所望の深を有した所定の開
    口部を形成する半導体装置の製造方法であって、 前記異方性エッチングが前記所望の深さに達する前に、
    該異方性エッチングを中断し、前記半導体基板にバイア
    スパワーを加えながら、窒素ガスおよび不活性ガスの少
    なくとも一方を含んだクリーニングガスにより、途中段
    階の開口部の底面を清浄にする清浄化工程を少なくとも
    1回有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記清浄化工程が第1段階および第2段
    階からなり、 前記第1段階において、前記バイアスパワーを加えられ
    ずに行なれて、前記エッチングチャンバ内がパージング
    されるとともに前記ハードマスク表面を含めて前記途中
    段階の開口部の表面に乗ったパーティクルが前記クリー
    ニングガスにより除去され、 前記第2段階において、前記バイアスパワーが加えられ
    た状態で前記クリーニングガスにより清浄化が行なわれ
    る請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1段階での前記クリーニングガス
    のガス流量が、前記第2段階での該クリーニングガスの
    ガス流量より多い請求項2記載の半導体装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記エッチングチャンバ内において、フ
    ォトレジスト膜をマスクにした異方性エッチングにより
    前記ハードマスクを形成し、さらに、該フォトレジスト
    膜をアンシングする工程を有することと、 前記材料に前記所定の開口部を形成するための前記異方
    性エッチングに先だって、前記アッシングにより生じた
    パーティクルを、前記クリーニングガスにより除去する
    工程を有することとを併せて特徴とする請求項1,請求
    項2あるいは請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記材料がシリコン基板からなり、前記
    開口部がトレンチからなり、前記エッチングガスがCl
    2 およびHBrの少なくとも一方を含んでなる請求項
    1,請求項2,請求項3あるいは請求項4記載の半導体
    装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記エッチングガスに、添加ガスとして
    2 が加えらてれている請求項5記載の半導体装置の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 前記材料が半導体基板の表面上に形成さ
    れた酸化シリコン系絶縁膜からなり、前記開口部が該酸
    化シリコン系絶縁膜を貫通して該半導体基板の表面もし
    くは表面上に形成られた配線層に達するコンタクト孔か
    らなり、前記エッチングガスがフルオロカーボン系のガ
    スからなる請求項1,請求項2,請求項3あるいは請求
    項4記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記エッチングガスが、CF4 ,CH2
    2 ,CHF3 ,C 26 ,C48 ,C46 あるい
    はC58 からなる請求項7記載の半導体装置の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記エッチングガスに、添加ガスとして
    2 およびCOの少なくとも一方が加えらてれている請
    求項8記載の半導体装置の製造方法。
JP2000227702A 2000-07-27 2000-07-27 半導体装置の製造方法 Pending JP2002043246A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000227702A JP2002043246A (ja) 2000-07-27 2000-07-27 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000227702A JP2002043246A (ja) 2000-07-27 2000-07-27 半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002043246A true JP2002043246A (ja) 2002-02-08

Family

ID=18721112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000227702A Pending JP2002043246A (ja) 2000-07-27 2000-07-27 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002043246A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005129932A (ja) * 2003-10-21 2005-05-19 Sharp Corp 半導体デバイス製造方法および半導体デバイス
JP2005276931A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Toshiba Corp 半導体装置およびその製造方法
JP2006237182A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Hitachi High-Technologies Corp 半導体の製造方法
JP2007134530A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Hitachi High-Technologies Corp エッチング処理装置およびエッチング処理方法,半導体デバイス
JP2008258265A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Fujitsu Microelectronics Ltd 半導体装置及び半導体装置の製造方法
CN102751245A (zh) * 2011-02-17 2012-10-24 海力士半导体有限公司 制造非易失性存储器件的方法
JP2014116567A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Tokyo Electron Ltd プラズマエッチング方法及びプラズマエッチング装置
JP2018098359A (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 東京エレクトロン株式会社 エッチング方法及び基板処理システム
KR20200012003A (ko) * 2017-05-18 2020-02-04 타이완 세미콘덕터 매뉴팩쳐링 컴퍼니 리미티드 도전성 피쳐의 에칭 후 처리
JP2020141103A (ja) * 2019-03-01 2020-09-03 東京エレクトロン株式会社 基板処理方法及び基板処理装置
JP2021108340A (ja) * 2019-12-27 2021-07-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 プラズマ処理方法および素子チップの製造方法
US11380691B1 (en) * 2021-04-14 2022-07-05 Applied Materials, Inc. CMOS over array of 3-D DRAM device
CN111640663B (zh) * 2019-03-01 2024-07-05 东京毅力科创株式会社 基片处理方法

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005129932A (ja) * 2003-10-21 2005-05-19 Sharp Corp 半導体デバイス製造方法および半導体デバイス
JP2005276931A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Toshiba Corp 半導体装置およびその製造方法
JP2006237182A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Hitachi High-Technologies Corp 半導体の製造方法
JP2007134530A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Hitachi High-Technologies Corp エッチング処理装置およびエッチング処理方法,半導体デバイス
JP2008258265A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Fujitsu Microelectronics Ltd 半導体装置及び半導体装置の製造方法
CN102751245A (zh) * 2011-02-17 2012-10-24 海力士半导体有限公司 制造非易失性存储器件的方法
JP2014116567A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Tokyo Electron Ltd プラズマエッチング方法及びプラズマエッチング装置
JP2018098359A (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 東京エレクトロン株式会社 エッチング方法及び基板処理システム
KR102225188B1 (ko) * 2017-05-18 2021-03-10 타이완 세미콘덕터 매뉴팩쳐링 컴퍼니 리미티드 도전성 피쳐의 에칭 후 처리
KR20200012003A (ko) * 2017-05-18 2020-02-04 타이완 세미콘덕터 매뉴팩쳐링 컴퍼니 리미티드 도전성 피쳐의 에칭 후 처리
US10566232B2 (en) 2017-05-18 2020-02-18 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Post-etch treatment of an electrically conductive feature
US11335593B2 (en) 2017-05-18 2022-05-17 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Interconnect structure of semiconductor device including barrier layer located entirely in via
JP2020141103A (ja) * 2019-03-01 2020-09-03 東京エレクトロン株式会社 基板処理方法及び基板処理装置
CN111640663A (zh) * 2019-03-01 2020-09-08 东京毅力科创株式会社 基片处理方法和基片处理装置
JP7190940B2 (ja) 2019-03-01 2022-12-16 東京エレクトロン株式会社 基板処理方法及び基板処理装置
CN111640663B (zh) * 2019-03-01 2024-07-05 东京毅力科创株式会社 基片处理方法
JP2021108340A (ja) * 2019-12-27 2021-07-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 プラズマ処理方法および素子チップの製造方法
JP7382578B2 (ja) 2019-12-27 2023-11-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 プラズマ処理方法および素子チップの製造方法
US11380691B1 (en) * 2021-04-14 2022-07-05 Applied Materials, Inc. CMOS over array of 3-D DRAM device
US20220336470A1 (en) * 2021-04-14 2022-10-20 Applied Materials, Inc. Cmos over array of 3-d dram device
US11980021B2 (en) 2021-04-14 2024-05-07 Applied Materials, Inc. CMOS over array of 3-D DRAM device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5786272A (en) Metallization over tungsten plugs
KR100530242B1 (ko) 집적회로제조시감소된측벽축적을갖는금속에칭방법
US6559049B2 (en) All dual damascene oxide etch process steps in one confined plasma chamber
JP2002043246A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0629253A (ja) 半導体基板上のデバイスの製造中に平行板反応器内で耐火性金属層をエッチングする方法
CN100423208C (zh) 等离子体蚀刻方法和蚀刻工具以及蚀刻构件的方法
GB2238024A (en) Etch back process for tungsten contact/via filling
JP2006013190A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH02284419A (ja) テーパー付き貫通孔をエッチング形成する方法
JPH09104991A (ja) 等方性シリコンエッチング方法
US20040219796A1 (en) Plasma etching process
JP2006310752A (ja) 半導体素子の製造方法
US5994229A (en) Achievement of top rounding in shallow trench etch
JPH10247641A (ja) ゲートスタックのエッチング方法
JP2830658B2 (ja) 微細金属配線形成方法
US6653228B2 (en) Method for preparing semiconductor including formation of contact hole using difluoromethane gas
TW201715645A (zh) 間隔件輪廓之修整方法
US6500727B1 (en) Silicon shallow trench etching with round top corner by photoresist-free process
JP2004289155A (ja) 選択性エッチング化学薬品及びcd制御のための高重合性ガスを含むbarcエッチング
US20060134921A1 (en) Plasma etching process
JPH0766185A (ja) 半導体装置の製造方法
US5939241A (en) Method of preventing photoresist residue on metal lines
JPH10189594A (ja) 半導体素子の金属配線形成方法
Louis et al. Improved post etch cleaning for low-k and copper integration for 0.18 μm technology
JP2002016136A (ja) 半導体装置の製造方法