JP2002040780A - トナーシール及びトナー収納容器及び現像カートリッジ及びプロセスカートリッジ - Google Patents

トナーシール及びトナー収納容器及び現像カートリッジ及びプロセスカートリッジ

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JP2002040780A
JP2002040780A JP2000227660A JP2000227660A JP2002040780A JP 2002040780 A JP2002040780 A JP 2002040780A JP 2000227660 A JP2000227660 A JP 2000227660A JP 2000227660 A JP2000227660 A JP 2000227660A JP 2002040780 A JP2002040780 A JP 2002040780A
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toner seal
seal
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浩海 森永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来から稼動している生産ラインにおいて最
小限の仕様追加に留め、かつ物流上の衝撃によってトナ
ーシールの更なる切りこみ(裂け)が発生してトナーが
洩れることがないようなトナー容器または現像装置及び
これを用いたプロセスカートリッジを提供する。 【解決手段】トナーを収納する容器本体にトナーを排出
するための排出口を形成すると共に、前記排出口の長手
寸法よりも長いトナーシール13で封止して該排出口を
密閉し、前記トナーシール13を折り返して引き出し開
封するようにしたトナー収納容器11において、該トナ
ーシール13を開封するときの最初の切り出し部分に二
次元形状の貫通穴H1又はH2を開けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静電式複写機、プリ
ンタ等の電子写真画像形成装置の現像装置にトナー(現
像剤)を供給するために用いられるトナー収納容器また
は現像カートリッジ及びプロセスカートリッジに関し、
特にトナー収納容器のトナー排出口を封止するためのト
ナーシールの操作性に関するものである。
【0002】ここで、電子写真画像形成装置とは、電子
写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成する物
である。そして、電子写真画像形成装置の例としては、
例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレー
ザービームプリンタ、LEDプリンタ等)ファクシミリ
装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
【0003】また、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体
ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリッ
ジを画像形成装置本体に対して着脱可能とする物であ
る。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少な
くとも1つと電子写真感光体ドラムとを一体的にカート
リッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするもので
ある。更に、少くとも現像手段と電子写真感光体ドラム
とを一体的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能と
するものをいう。なお、本発明は少くとも現像手段を有
するプロセスカートリッジに適用される。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電
子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカート
リッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に
着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されて
いる。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置の
メンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で
行うことができるので、格段に操作性を向上させること
ができた。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、画
像形成装置において広く用いられている。
【0005】このようなプロセスカートリッジ及び現像
カートリッジ及び現像手段を内蔵する電子写真画像形成
装置(以下、画像形成装置という)に現像剤(ここでは
トナーという)を供給するためのトナー収納容器には感
光体ドラムに形成された静電潜像にトナーを付与するた
めの現像部材に供給するトナーを収納するトナー収納部
を有するトナー収納容器を有する。
【0006】ここで、このトナーは画像形成プロセスの
進行に伴って消費されるため、適時に補給を行う必要が
ある。なお、このトナー補給にはトナー収納容器(以下
トナー容器という)が用いられているが、このトナー容
器には、複写機等にトナーを一度に補給するトナー容器
のほかに、コンピュータ、ファクシミリ、CAD等の情
報機器端末装置のプリンタに使用される、プロセスカー
トリッジのトナー容器としても用いられている。また、
多色画像形成装置の現像カートリッジのトナー容器とし
ても用いられている。
【0007】ここで、プロセスカートリッジのトナー容
器を一例としてあげると、主にプロセスカートリッジを
シールし、装置本体へトナーを排出する際には、該トナ
ーシールを外部から引き抜き除去して開封する操作を行
うことにより、トナー容器内に収納されているトナー
を、開封された容器開口部から現像担持体側へ排出させ
て補給するために、一般的にトナーシールフィルム(以
下トナーシールという)と呼ばれる。トナー排出口をシ
ールする部材が用いられている。
【0008】このようなトナーシールとしては、延伸発
泡ポリプロピレン(PP)にシーラント層をラミネート
したフィルム、ポリエステル・延伸ナイロン・低密度ポ
エチレンにシーラント層をラミネートしたフィルムなど
が一般的に用いられ、シーラント層としてはエチレン=
酢酸ビニル共重合体系のものが用いられている。このト
ナーシールの固着方法としては、主に熱溶着や両面テー
プなどに代表される粘着材を用いた接着がその手段とし
て取り入れられている。
【0009】また、最近ではこのトナーシールを直線的
に安定的に開封するための補助手段として予め『ハーフ
カット』と呼ばれる(トナーシールを貫通しない)切り
こみ線を加工し、この切りこみ線に沿って開封されるト
ナーシールも用いられている(以降、『トナーシールを
貫通しない切り込み線』をハーフカットと称して述べ
る)。
【0010】このようなトナーシールを開封する場合、
懸念事項と挙げられる点は『通常は開封後、トナー容器
上にそのまま残存する、トナーシールの残存部の剥が
れ』である。この現象は主にトナーシールをトナー容器
上に固着する工程において、溶着条件上あるいは接着工
程上の不具合などの固着不良でトナーシールの固着が弱
い状態のときに発生する場合がある。このような不具合
が発生すると、剥がれたトナーシール残存部も外に引き
出され、その結果として開封操作にかかる力が上昇し、
ユーザーとしては不快感をもたらす一因となりやすい。
【0011】この対応策としては、『トナーシールの切
り出し部を予め(トナーシールを)貫通した切りこみ加
工を施しておく』ことでとりあえず回避でき、以上の懸
念事項も予防できるようになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のような
対応策を執る場合、以下に示すような不具合が新たに発
生する。 従来から稼動している生産ラインにおいて、トナーシ
ール切り出し部に『貫通切り込み加工』をするための工
程追加、自動機加工対応(※)が必要となる。(=追加
スペースが無い、コストアップ等)。(※)少なくとも
自動機対応としてはトナーシールの機械的押さえ手段
と、トナーシール自体に入っている『ハーフカット』の
あるものに対しては、それに一致して『貫通切りこみ加
工』できる位置精度が要求される装置が必要となる。
【0013】あるいは、単に新たな人手が必要となり、
コストアップにつながってしまう。 トナーシール切り出し部に予め『貫通切りこみ』を加
工したトナー容器及びプロセスカートリッジを出荷後、
物流上で落下・衝突などの激しい衝撃が製品にかかった
場合、『貫通切りこみ加工』部に物流上の衝撃が加わる
ことによってさらにトナーシールが裂けて、トナーが洩
れる場合があった。
【0014】よって本発明の目的は(上記に対応さ
せて述べると)、 従来から稼動している生産ラインにおいて、以上のよ
うな『貫通切りこみ加工』工程追加、自動機加工対応を
不要とする。(できない場合は、より簡単かつ費用のか
からない工程追加、自動機加工対応に留める。) 少なくとも、物流上の衝撃によって、更なるトナーシ
ールの切りこみが進行することなくかつ、上記『貫通切
りこみ加工』に替わる手段にて、『トナーシールの残存
部の剥がれが、トナーシールの固着不良によって発生す
る場合がある』懸念事項を解消する。ということであ
る。
【0015】そこで本発明の目的をまとめると、従来か
ら稼動している生産ラインにおいて最小限の仕様追加に
留め、かつ物流上の衝撃によってトナーシールの更なる
切りこみ(裂け)が発生してトナーが洩れることがない
ようなトナーシール及びトナー収納容器及び現像カート
リッジ及びプロセスカートリッジを提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】主要な本発明は請求項と
対応する番号を付して示せば以下のとおりである。
【0017】本出願に係る第1の発明は、トナーを収納
するトナー収納部と、トナー収納部のトナーを排出する
ための排出口を有するトナー収納容器の前記排出口の長
手寸法よりも長いトナーシール部材で封止して該排出口
を密閉し、前記トナーシールを折り返して引き出し、前
記排出口に沿ってトナーシール部材を引き裂いて開封す
るようにしたトナーシールにおいて、該トナーシールを
開封するときの最初の切り出し部分で、トナーシールの
内側に貫通穴を開けたことを特徴とするトナーシールで
ある。
【0018】本出願に係る第7の発明は、トナーを収納
する容器本体にトナーを排出するための排出口を形成す
ると共に、前記排出口の長手寸法よりも長いトナーシー
ル部材で封止して該排出口を密閉し、前記トナーシール
を折り返して引き出し、前記排出口に沿ってトナーシー
ル部材を引き裂いて開封するようにしたトナー収納容器
において、該トナーシールを開封するときの最初の切り
出し部分で、トナーシールの内側に二次元形状の貫通穴
を開けたことを特徴とするトナー収納容器である。
【0019】本出願に係る第13の発明は、画像形成装
置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電
子写真感光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラムに形
成された静電潜像をトナーを用いて現像する現像部材
と、トナーを収納する容器本体にトナーを前記現像部材
に向って排出するための排出口を形成すると共に、前記
排出口の長手寸法よりも長いトナーシール部材で封止し
て該排出口を密閉し、前記トナーシールを折り返して引
き出し、前記排出口に沿ってトナーシール部材を引き裂
いて開封するようにしたトナー収納容器であって、該ト
ナーシールを開封するときの最初の切り出し部分で、ト
ナーシールの内側に二次元形状の貫通穴を開けたトナー
収納容器と、を有することを特徴とするプロセスカート
リッジである。
【0020】本出願に係る第19の発明は、画像形成装
置本体に着脱可能な現像カートリッジにおいて、電子写
真感光体ドラムに形成された静電潜像をトナーを用いて
現像する現像部材と、トナーを収納する容器本体にトナ
ーを前記現像部材に向って排出するための排出口を形成
すると共に、前記排出口の長手寸法よりも長いトナーシ
ール部材で封止して該排出口を密閉し、前記トナーシー
ルを折り返して引き出し、前記排出口に沿ってトナーシ
ール部材を引き裂いて開封するようにした収納容器にで
あって、該トナーシールを開封するときの最初の切り出
し部分で、トナーシールの内側に二次元形状の貫通穴を
開けたトナー収納容器と、を有することを特徴とする現
像カートリッジである。
【0021】
【作用】本発明は、トナーシールを開封するときの最初
の切り出し部分で、トナーシールの内側に貫通穴を開け
たことにより、特に前記トナーシールの固着が弱い状態
であっても確実にそこで切れてスムーズな開封を行うこ
とができる。
【0022】また本発明は、前記貫通穴の形状におい
て、前記貫通穴の開封方向と直角な幅寸法が前記切り出
し部近傍により引き裂き方向側の方が狭くなっているこ
とにより、少なくとも直線で形成した四角穴等よりも応
力が集中しやすく、切り始め部から前記貫通穴までの間
のトナーシール部分が破断しやすく、よりスムーズな開
封ができる。即ち、穴の上流側では、より破断し易く
し、下流側ではよりスムーズな開封になる。
【0023】また本発明は、前記貫通穴の形状が少なく
とも角状部を有しており、少なくとも前記貫通穴の一辺
が前記トナーシールの切り出し部の稜線とほぼ並行にあ
って、前記角状部がトナーシールの開封方向にあること
により、少なくとも円形の貫通穴よりは開封方向へ応力
が集中しやすくなってよりスムーズな開封ができる。
【0024】また本発明は、前記角状部の少なくとも一
角の位置が、前記トナーシールの直線的な開封を補助す
る『ハーフカット』上に配置したことにより、少なくと
も円形の貫通穴よりは開封方向へ応力が集中しやすくな
ってよりスムーズな開封ができる。
【0025】また本発明は、前記トナーシール開封方向
において、前記トナーシールの切り出し部から前記穴ま
でのトナーシール上の距離が0.2mm以上3mm以下
であることにより、従来のトナーシールと開封操作にか
かる力において、殆ど違和感なく開封することができ、
裂け性の向上を図ることができる。
【0026】また本発明は、前記トナーシールの材質及
び層構成において、外観方向から見た表層が2軸延伸ポ
リエステルであり、その次の層がハーフカットを入れる
ためのもので、炭酸ガスレーザー照射を貫通させないた
めのアルミの反射層であり、その次の層が前記ハーフカ
ットがはいる2軸延伸ポリエステルであり、その次の層
がトナーシールを熱溶着等で前記トナー容器に固着する
ためのエチレン=酢酸ビニル共重合体(EVA)層であ
って、これらの層構成によってトナーシールを形成して
いることにより、トナーシールの開封操作がより容易か
つ安定的なものにすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施の形態に
ついて説明する。以下の説明において、プロセスカート
リッジBの短手方向とは、プロセスカートリッジBを装
置本体A1へ着脱する方向であり、記録媒体の搬送方向
と一致している。またプロセスカートリッジBの長手方
向とは、プロセスカートリッジBを装置本体A1へ着脱
する方向と交差する方向(略直交する方向)であり、記
録媒体の搬送方向と交差(略直交)している。
【0028】以下、本発明に係る好適な実施の形態とし
て、トナー容器及びプロセスカートリッジ及びプロセス
カートリッジ着脱式の電子写真画像形成装置を添付図面
に示して説明する。
【0029】なお、本実施の形態は、電子写真方式の画
像形成プロセスを用いて電子写真感光体に画像を形成す
る電子写真画像形成装置及びこれに取り外し可能に装着
されるプロセスカートリッジを例示している。
【0030】まず、図1及び図2は本実施の形態に適用
した電子写真画像形成装置の外観斜視図、及びプロセス
カートリッジ装着時の内部構成の略図である。本実施の
形態にあっては、電子写真画像形成装置Aとしてレーザ
ービームプリンタを例示している。
【0031】(電子写真画像形成装置A及びプロセスカ
ートリッジB)まず、図1及び図2を用いて、本発明の
実施の形態を適用する電子写真画像形成装置としてのレ
ーザービームプリンタAについて説明する。また図4に
プロセスカートリッジBの側断面図を示す。
【0032】このレーザービームプリンタAは、図2に
示すように、電子写真画像形成プロセスによって記録媒
体(例えば、記録紙、OHPシート、布等)に画像を形
成するものである。そしてドラム形状の電子写真感光体
(以下、感光体ドラムと称す)にトナー像を形成する。
詳しくは、帯電手段によって感光体ドラムに帯電を行
い、次いでこの感光体ドラムに光学手段から画像情報に
応じたレーザ光を照射して前記感光体ドラムに画像情報
に応じた潜像を形成する。そしてこの潜像を現像手段に
よって現像してトナー像を形成する。そして前記トナー
像の形成と同期して、カセット3aにセットした記録媒
体2をピックアップローラ3b、搬送ローラ対3c,3
d及びレジストローラ対3eで反転搬送する。次いで、
プロセスカートリッジBの有する前記感光体ドラムに形
成したトナー像を転写手段としての転写ローラ4に電圧
を印加することによって記録媒体2に転写する。その後
トナー像の転写を受けた記録媒体2を搬送ガイド3fで
定着手段5へと搬送する。この定着手段5は駆動ローラ
5c及びヒータ5aを内蔵する定着ローラ5bを有す
る。そして通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加して
転写されたトナー像を定着する。そしてこの記録媒体2
を排出ローラ対3g,3h,3iで搬送し、反転経路3
jを通して排出トレイ6へと排出する。この排出トレイ
6は画像形成装置Aの装置本体A1の上面に設けられて
いる。
【0033】さらに、本実施の形態に適用したプロセス
カートリッジBはカートリッジカバー(開閉部材)A2
を開閉することによって、電子写真画像形成装置Aに取
り外し可能に装着できる。
【0034】次に、本実施の形態に適用したプロセスカ
ートリッジについて簡単に説明する。図3及び図4は本
発明の実施の形態に係るプロセスカートリッジの外観斜
視図及び側面の略断面図である。
【0035】前記プロセスカートリッジBは、現像ユニ
ットU1とクリーニングユニットU2とが回転可能に結
合されてハウジングを構成している。そしてこのハウジ
ングが装置本体A1に取り外し可能に装着される。そし
て現像ユニットU1は、トナー収納部の外郭としてのト
ナー枠体11と、現像手段9及び現像手段9を支持する
現像枠体12とを有する。また、クリーニングユニット
U2は、感光体ドラム7と、帯電手段8と、クリーニン
グ手段10及びクリーニング枠体16と、ドラムシャッ
タ部材18とを有する。
【0036】前記プロセスカートリッジBは、図4に示
すように、感光層を有する感光体ドラム7を回転し、そ
の表面を帯電手段である帯電ローラ8への電圧印加によ
って一様に帯電する。次いで光学系1からの画像情報に
応じたレーザービーム光を露光開口部1eを介して感光
体ドラム7へ照射して潜像を形成する。そしてこの潜像
をトナーを用いて現像手段9によって現像する。すなわ
ち、帯電ローラ8は感光体ドラム7に接触して設けられ
ており、感光体ドラム7に帯電を行う。なおこの帯電ロ
ーラ8は、感光体ドラム7に従動回転する。また、現像
手段9は、感光体ドラム7の現像領域へトナーを供給し
て、感光体ドラム7に形成された潜像を現像する。
【0037】ここで、前記現像手段9は、内部がトナー
容器(トナー収納部)11Aとなっているトナー収納容
器であるトナー枠体11内のトナーをトナー送り部材9
bの回転によって、現像ローラ9cへ送り出す。そし
て、固定磁石を内蔵した現像ローラ9cを回転させると
共に、現像ブレード9dによって摩擦帯電電荷を付与し
たトナー層を現像ローラ9cの表面に形成し、そのトナ
ーを感光体ドラム7の現像領域へ供給する。そして、そ
のトナーを前記潜像に応じて感光体ドラム7へ転移させ
ることによってトナー像を形成して可視像化する。ここ
で現像ブレード9dは、現像ローラ9cの周面のトナー
量を規定するものである。
【0038】そして転写ローラ4に前記トナー像と逆極
勢の電圧を印加して、感光体ドラム7に形成されたトナ
ー像を記録媒体2に転写した後に、クリーニング手段1
0によって感光体ドラム7上の残留トナーを除去する。
ここでクリーニング手段10は、感光体ドラム7に当接
して設けられた弾性クリーニングブレード10aによっ
て感光体ドラム7に残留したトナーを掻き落として、除
去トナー溜め10bへ集める。
【0039】尚、プロセスカートリッジBは、トナーを
収納するトナー容器(トナー収納部)11Aを有するト
ナー枠体11と現像ローラ9c等の現像手段9を保持す
る現像枠体12とを結合する。そしてこれに感光体ドラ
ム7、クリーニングブレード10a等のクリーニング手
段10及び、帯電ローラ8を取付けたクリーニング枠体
16を結合して構成している。そしてこのプロセスカー
トリッジBは、操作者によって装置本体A1に着脱可能
である。
【0040】このプロセスカートリッジBは図3に示す
ように長手方向の両端面のほぼ同一平面上に円筒形ガイ
ド23a、短手ガイド23b、長手ガイド12cを有す
る。円筒形ガイド23aは感光体ドラム7の中心線上そ
の中心を有する。長手ガイド12aはプロセスカートリ
ッジBの画像形成装置本体A1への装着方向Xとほぼ平
行な方向に長く、円筒形ガイド23aに続いている。短
手ガイド23bは円筒形ガイド13aの上方に離れて位
置する。
【0041】プロセスカートリッジBを画像形成装置本
体A1に装着するにはカートリッジカバーA2が開かれ
た状態で装置本体A1の左右の内壁に前下がりの夫々2
条のガイドレールが見える。この上側のガイドレールに
短手ガイド23b、下側のガイドレールに円筒形ガイド
23a及び長手ガイド12aを嵌合して斜め下方へプロ
セスカートリッジBを移動すると、プロセスカートリッ
ジBは図2に示す位置で円筒形ガイド23aがガイドレ
ールの終端に設けた不図示の位置決め溝に嵌合して位置
が定まる。プロセスカートリッジBの姿勢はクリーニン
グ枠体16の上面が装置本体A1の不図示の固設部材に
当接して定まる。
【0042】プロセスカートリッジBの装置本体A1か
らの取り外しは上記作用と逆である。
【0043】ここで、前記現像ユニットU1について、
図4ないし図7を用いて詳細を説明する。図5はプロセ
スカートリッジBの現像ユニットU1とクリーニングユ
ニットU2を分離させた状態をあらわす外観斜視図であ
り、図5(a)は現像ユニットU1の外観斜視図、図5
(b)はクリーニングユニットU2の外観斜視図であ
る。図6は前記現像ユニットU1を構成する現像枠体1
2の外観斜視図である。図7は同じく現像ユニットU1
を構成するトナー枠体11の外観斜視図である。
【0044】現像ユニットU1は、図4、図6、図7に
示すように前記現像枠体12の長手方向、ほぼ平行に1
本ずつ存在する溶着リブ12aが、相対向するトナー枠
体11のフランジ11a(図8参照)に一体的に溶着さ
れる。また前記現像枠体12の長手方向両端部には図6
に示すように端部シール(1)14と端部シール(2)
15が両面テープで固定されている。
【0045】続いて図7、図8、図20を用いて説明す
る。
【0046】図8に示すトナー排出口11cの周囲に
は、図7に示すようにトナー排出口11cを密閉するた
めのトナーシール13が溶着される。本実施の形態にお
いてはこのトナーシール13を熱溶着パターンPの表面
形状を成す熱溶着治具(不図示)にて固着した(参考ま
で、この熱溶着パターンPの全体形状は図20に表わし
ている)。
【0047】続いてトナーシール13について、図9、
図10から図19、図27及び図28を用いて説明す
る。図9は前記トナー枠体11のトナーシール13を固
着した状態を表わす図である。
【0048】図9に示すように、トナーシール13はト
ナー枠体11のトナー排出口11cの周縁に貼り付けら
れるカバーシール部13dとこれにより幅のせまい折り
重ね部13bを有している。カバーシール13dと折り
重ね部13bの境に切り始め部Cを有しその形状はトナ
ーシール13の長手方向の外側の縁からほぼ直角な端縁
部13d1と、端縁部13d1に対して斜めになった稜
線13d2がつづいている。この稜線13d2を切って
引き裂きガイド13Cが配されている。
【0049】ここで、図9について詳細を述べる。図9
(a)、図10、図11は本発明の実施の形態1に係
る、トナーシール13に円形の貫通穴H1を加工した状
態を表わす図であり、図9(b)、図12から図15は
本発明の実施の形態2に係る、トナーシール13に略三
角形状の貫通穴H2を加工した状態を表わす図である。
【0050】トナーシール13には、図9に示すように
炭酸ガスレーザーR(図27、図28も参照)の照射に
よって、『ハーフカット』に沿って開封する部分Lxの
全長にわたって並行して2ケ所施した引き裂きガイド1
3c(31c1)があり、この引き裂きガイド13cに
そってトナーシール13が直線的に開封されるようにな
っている(以降、『引き裂きガイド』についても『ハー
フカット』と称して述べる)。
【0051】本発明の実施の形態において図12〜図1
5参照を交えて説明を続けると、これらの貫通穴H1、
H2はいずれもハーフカット上に配置したものであり、
詳しくは切り始め位置C1から開封方向に0.2〜3m
mの範囲内の位置に貫通穴H1、H2の端部(ハーフカ
ット上での端部)C2,C3が配置されるように加工し
た。なお、切り始め位置C1から貫通穴H1、H2の端
部C2までの距離L1は前述の通り0.2〜3mmが望
ましく、本発明の実施の形態においては0.5mmとし
た。
【0052】図9(b)に示すように貫通穴H2は稜線
13d2とほぼ平行な一辺H21を有し、その一辺H2
1の対角H22は引き裂きガイド(切り込み線)13c
上にある。また、この貫通穴H2の開封方向と直角な幅
は切り出し部近傍よりも引き裂き方向下流側の方が狭く
なっている。
【0053】図9(a)に示す、円形の貫通穴H1の大
きさとしては特に限定事項はないが、穴あけ装置の耐久
性や製作の容易さ等の観点から最小でΦ1mm以上あっ
て、最大ではトナーシール13によってトナー枠体11
の中に内包、封止されたトナーが洩れない程度の大きさ
であり、さらに熱容器パターンの外側にあれば良い。本
実施の形態1においては、この貫通穴H1の大きさをΦ
2mmとした。
【0054】図9(b)に示す、略三角形状の貫通穴H
2の大きさとしては特に限定事項はないが、穴あけ装置
の耐久性や製作の容易さ等の観点から最小でΦ1mmの
円形と同等以上の断面積(0.8mm2以上)であっ
て、最大ではトナーシール13によってトナー枠体11
の中に内包、封止されたトナーが洩れない程度の大きさ
であれば良い。本実施の形態2においてはこの貫通穴の
面積を1.07mm2とした。
【0055】尚、本実施の形態1及び2に用いた貫通穴
H1、H2の寸法や、位置関係を示す寸法は以下の通り
である(図9、図10から図15参照)。
【0056】〔共通寸法〕切り始め部C1〜貫通穴の端
部C2の距離 L1:ハーフカット上で0.5mm トナーシールの肩部13fの稜線(ここでは肩部13f
の縁に沿う線をいう)に対する、 切り出し部C(13d2)の相対角度θ:45° 切り出し部Cに斜辺部が設けられた部分;図10、図1
2の加工寸法;C1(*) (*)切り出し部Cが直角隅部である図11、図16は
上記斜辺部は設けていない。
【0057】 〔第1実施例〕H1 貫通穴の直径 d:2mm 貫通穴の面積(符号なし) :0.8mm2 〔第2実施例〕H2 ー1.切り出し部Cに斜辺を設けた場合 貫通穴端部(切り始め側)C2〜 開封方向側の三角形の一角頂点C4までの距離:L2:2mm 略三角形の一辺の長さ L3:2.0mm 同上 L4:2.8mm 同上 L5:1.47mm 各隅部(3ケ所)のトリミング r:R0.3mm 貫通穴の面積(符号なし) :1.07mm2 ー2.切り出し部Cが直角隅部の場合(図16参照) 貫通穴端部(切り始め側)〜 開封方向側の三角形の一角頂点までの距離:L2:1.5mm 略三角形の一辺の長さ L3:1.5mm 同上 L4:1.68mm 同上 L5:1.68mm 各隅部(3ケ所)のトリミング r:R0.3mm 貫通穴の面積(符号なし) :0.94mm2 尚、このトナーシール13は、プロセスカートリッジB
が使用開始されるまでの間にトナー容器11Aに収納さ
れているトナーTが現像容器12bに排出されるのを防
止している。
【0058】ちなみに、前記トナーシール13の材質と
しては、ポリエステル基材にエチレン=酢酸ビニル共重
合体系のシーラント層をラミネートした、総厚さ0.0
95〜0.244mmのフィルムを用いた。
【0059】詳しくは、トナーシール13は図27及び
図28に示すように、炭酸ガスレーザーRにて連続的に
熱溶融された引き裂きガイド13c(31c1)を有す
る引き裂きガイド層31cを備え、層構成が、表層31
a,レーザー遮断層31b、シーラント層31dを有
し、引き裂きガイド13cに従ってトナーシールは破断
されて引き裂き部となるものである。
【0060】表層31aは、2軸延伸ポリエステルフィ
ルム(以下2軸延伸PETと記)が用いられ、トナー枠
体11のトナー容器11Aに熱溶着する場合には熱溶着
条件を最大限に拡大でき、しかもフィルム自体の強度を
保ちつつ引き裂き性能を確保するために、厚さは10μ
m〜80μmが好ましく、さらに好ましくは12μm〜
17μmとする。
【0061】本実施の形態ではトナーシール13の表層
31aとしては、厚さ12μmの2軸延伸PETを用い
た。
【0062】レーザー遮断層31bとしては、炭酸ガス
レーザーRを光吸収しないことは当然、炭酸ガスレーザ
ーRにてシーラント層31d側より照射された場合に表
層31aが引き裂きガイド層31cの熱溶融時の輻射熱
により結晶化が進みフィルム強度が脆弱し弱くなること
を確実に抑制するためにアルミ箔が用いられ、アルミ箔
の厚さは5〜15μmが好ましく。さらに好ましくは7
μm〜12μmとし、本実施の形態では約7μmとし
た。
【0063】引き裂きガイド層31cには2軸延伸PE
Tが用いられ、炭酸ガスレーザーRに最適な光吸収を行
い、レーザー照射部分31c1がレーザー光の連続的照
射に伴い確実に光吸収によって熱溶融し、これを引き裂
きガイド13cとし、更にレーザー吸収過大でシーラン
ト層31dのダメージが出ず、しかもレーザー加工スピ
ードダウンを行わずにレーザー加工を行えるように厚さ
40μm〜70μmが好ましく、更に好ましくは40μ
m〜60μmが好ましく、本実施の形態では約50μm
とした。
【0064】シーラント層31dとしては、ヒートシー
ル性及び接着強度が充分なエチレン=酢酸ビニル共重合
体(以下EVAと記)を含むシーラント層とした。シー
ラント層31dの厚みは40μm〜80μmが好まし
い。さらに好ましくは40μm〜60μmとし、本実施
の形態では約50μmとした。
【0065】さらに、前記シーラント層31d中のEV
Aのシーラント含有比が10wt%以下であり、EVA
のゲイパーミエーションによる分子量分布が分子量10
万未満には極大を有さず、分子量10万以上に少なくと
も1つの極大を有することを特徴とする。
【0066】以上のようなトナーシール13に関し、シ
ーラント層31dに対してレーザー照射によるダメージ
を与えず、引き裂きガイド層31cを熱溶融させて4層
構成の内の1層をレーザー加工するものである。
【0067】また、表層31aからシーラント層31d
までの各層はドライラミネーションあるいは押し出しラ
ミネーションで接着固定される。
【0068】本実施の形態ではドライラミネーションあ
るいは押し出しラミネーション後のフィルム厚さを12
8μmとした。
【0069】さらに、本実施の形態に適用したプロセス
カートリッジについて説明をつづける。
【0070】また、前記画像形成装置Aにプロセスカー
トリッジBを新たに装着する場合は、図13に示すごと
く、改装前にトナーシール13を開封方向Oへ引き抜い
てから装着する。
【0071】次に、以上示したプロセスカートリッジB
を用いて、トナーシール13の切り出しポイントの測
定、確認を行った。尚、確認における測定条件、要領は
図21及び図22、図23参照を交えて以下の通りであ
る。図21はトナーシールの切り出しポイントを測定す
るための開封操作を表わす図である。図22、図23は
トナーシールの切り出し部Cの状態を『開封前→開封
後』で表わす図であり、図22は理想的な開封状態を表
わす切り出し部Cの状態図であり、図23は切り出しポ
イントのずれが生じたときに発生する、はみ出し部Dが
付随した状態を表わす図である。ここで、はみ出し部D
とは所望の開口幅Wよりも外側へ拡がった開口部分をい
う。
【0072】従来例において、図22は理想的な開封が
できた状態で、はみ出し部Dが発生しない。そのため
『切り出しポイントのずれ量』を示すはみ出し量xは0
である。一方図23はトナーシールの開封後にはみ出し
部Dが発生した場合で本実施の形態において、そのはみ
出し量xは大きいもので4〜5mmであった。
【0073】確認要領:前記現像ユニットをプロセスカ
ートリッジBとして完成させ、常温・常湿(23℃・5
0%)環境下、また高温・高湿(40℃・95%)環境
下、及び低温(−20℃)環境下でそれぞれ1ケ月保管
した後に、図23に示す如く、トナーシール開封後のは
み出し部Dの有無確認とはみ出し量χの測定を行った。
【0074】開封時の引張速度:9000mm/min 測定要領:はみ出し量χの測定 図22、図23に示すように、トナーシール開封方向O
(おおむね真っ直ぐ、略水平)に向けて開封して引き抜
いたトナーシールの、切り出し部Cにはみ出し部Dが付
随しているかどうかを確認し、付随している場合は、そ
のはみ出し量χを測定する測定箇所は、切り出し部の中
に2箇所ある(図10、図11、図12、図13参照) 1ケ所目・・・切り始め位置C1から貫通穴端部C2間
のはみ出し量χ 2ケ所目・・・貫通穴の端部C3のところで発生したは
み出し量χ 以上の要領にて、 ●貫通穴無し(従来例)で、切り出し部Cの斜辺Ch有
無別 ●円形の貫通穴(本実施の形態1)で、切り出し部Cの
斜辺Ch有無別 ●略三角形の貫通穴(本実施の形態2)で、切り出し部
Cの斜辺Ch有無別を比較する形ではみ出し量χの測
定、比較を行った。また同時に、 ●貫通穴の形状において、その一角がトナーシールの開
封方向Oに向ってとがって鋭角になったもの(図13、
図17参照)。 ●ハーフカット部と貫通穴との間での位置ずれ品(開封
方向Oに対して垂直方向に±0.3mmずらしたもの;
図14、図15、図18、図19参照) においてもはみ出し量χの測定、比較を行った。この目
的は、開封方向に向かって鋭角になったものや、ハーフ
カットの加工位置がずれた場合でも、はみ出し量χに影
響がないかどうかを確認するためである。
【0075】ちなみに、夫々の図について詳細を以下に
述べる。
【0076】切り出し部Cの斜辺Chのある図13、ま
たは斜辺のない切り出し部Cのある図13に示すトナー
シールに略三角形の貫通穴を開けるが、その一角が開封
方向Oに向って鋭角としたもの。
【0077】図14または図18…ハーフカットが図で
見て下側にずれたときの位置関係を表す図である 下側ずれ量 L6:0.3mm。
【0078】図15または図19…ハーフカットが図で
見て上側にずれたときの位置関係を表す図である 上側ずれ量 L7:0.3mm。
【0079】尚、上記示したハーフカットの下側ずれ、
上側ずれについては略三角形の貫通穴での形態を図示し
たが、円形の貫通穴を開けたものでも確認を行った。
【0080】そして、その結果は下記の表1に示す通り
であり、本実施の形態の、所定範囲のものはすべてはみ
出し量χの低減化、すなわちトナーシール開封時の切れ
始めポイントのずれ量の低減効果が得られ、かつバラツ
キの管理を省略できることが判明した。
【0081】表1の結果をさらに詳細に述べると、従来
の貫通穴無しに対し、本実施の形態1の、円形の貫通穴
有りを用いた場合、トナーシールの切り出し部Cの破断
性が向上し、はみ出し量は最大6mm(従来)から1m
mへと大幅に減少した。さらに本実施の形態2の、略三
角形の貫通穴有りを用いた場合、円形貫通穴の実施の形
態1よりも貫通穴端部C3のはみ出し量において約0.
3mmのはみ出し量を軽減できることが判明した。
【0082】ちなみに、切り出し部Cの斜辺Chの設け
られたものと、そうでない直角のものとでも各々確認し
たが、これに起因してはみ出し量が変化するような影響
は見られなかった。また、貫通穴の、開封方向に向かう
一角が鋭角にした場合や、ハーフカットの位置ずれを施
した場合であっても特にその効果に変動が見られないこ
とも判明した。
【0083】続いて、上記表1の結果から最もはみ出し
量が大きかった第1の実施例を用いて、『切り始め部C
1〜貫通穴の端部C2距離』L1に変化を与えて、はみ
出し量χの測定を行った。
【0084】そして、その結果は下記の表2に示す通り
であり、本実施の形態の、所謂範囲のものはすべてはみ
出し量χの低減化、すなわちトナーシール開封時の切れ
始めポイントのずれ量の低減効果が得られ、かつバラツ
キの管理を省略できることが判明した。
【0085】表2の結果をさらに詳細に述べると、L1
の距離が少ないほど、C1〜C2間のはみ出し量が抑え
られ、L1が0.2mmだとはみ出し量は0.3mmへ
と表1の結果(L1は0.5mm設定)よりもさらに減
少した。このL1の距離0.2mmは加工可能な最小限
の距離とみなし、次に3mm、4mmと上限値の確認も
行った。その結果L1=3mmの場合ははみ出し量2m
mと増加したが、従来例(表1)と比較すれば効果は見
られているのでOKとした。4mmの場合も従来例と比
較すればはみ出し量が抑えられているものの、はみ出し
た部分が糸状となり、外観上では好ましくない状態であ
った。
【0086】ちなみに、切り出し部Cの斜辺Chの設け
られたものと、そうでない直角のものとでも各々確認し
たが、これに起因してはみ出し量が変化するような影響
は見られなかった。さらに、切り出し部Cの斜辺Chの
設けられたものと、そうでない直角のものとでも各々確
認したが、これに起因してはみ出し量が変化するような
影響は見られなかった。また、貫通穴の、開封方向に向
かう一角が鋭角にした場合や、ハーフカットの位置ずれ
を施した場合であっても特にその効果に変動が見られな
いことも判明した。よって、これらの結果については表
2での記述を省略する。
【0087】続いて、物流上の弊害確認として、各実施
の形態ごとに物流テストを行い、トナー洩れ有無の確認
を行った。
【0088】落下条件・・・・・高さ95cmから確
認。結果が問題無い場合はさらに高さを上げて確認。6
面4角。
【0089】梱包状態・・・・・個装形態の梱包で n数・・・・・・・各実施の形態5台ずつ。尚、比較例
として、従来の貫通穴のないトナーシールの切り始め部
に貫通切り込みを施したものでも確認を行った。
【0090】なお、本テストにおいては表2に示すL1
=0.2mm(下限値)でテストを実施した。これは、
L1の距離が近いほどトナーシールの切り出し部Cの破
断しやすくなる反面、物流(落下時の衝撃)によってト
ナーシールが裂けやすくなる懸念があるためである。
【0091】また、本テストにおいても、切り出し部C
の斜辺Chの設けられたものと、そうでない直角のもの
とでも各々確認した。
【0092】そして、その結果は下記の表3に示すとお
りであり、本実施の形態の、所謂範囲のものすはべて物
流上問題無い(弊害が無い)ことが判明した。
【0093】なお、以上のような確認要領にて、図24
から図26に示すようなトナー容器においても確認を行
った。
【0094】図24は、画像形成装置本体の現像装置に
設けられたホッパー容器へトナーを補給するためのトナ
ー容器の斜視図であり、具体的には従来の押さえ部材の
ないトナー容器である。図25はそのトナー容器を画像
形成装置本体へ装着した状態を表わす略断面図である。
【0095】図26は、図24に示すトナーシール13
に円形の貫通穴H1もしくは略三角形状の貫通穴H2を
開けて、組み立てたトナー容器の斜視図である。
【0096】図24及び図26に示す形態においても、
トナーシール、貫通穴の寸法・位置関係は前述の実施の
形態と全く変わらず、切り出しポイントのずれ量低減効
果や物流テストの結果においても表1、表2、表3に示
す結果と同じであることが確認できた。図24は従来
例、図26は本発明の実施の形態1、2を示す。夫々ト
ナー容器11Aのトナー排出口をトナーシール13で封
止した。
【0097】また、以上の結果から、少なくとも『ハー
フカット』部が施されたトナーシールに切り込みを入れ
ようとする場合において、そのハーフカットの位置に一
致させて切り込みを入れる為の自動化対応、人員追加な
どのコストアップよりは安価で、比較的容易な位置精度
の自動化対応が可能であることが判明した。
【0098】実施の形態はトナーシール、プロセスカー
トリッジ、トナー補給容器についてのべたが、現像ロー
ラや現像ブレード等の現像部材とトナーを収納したトナ
ー収納容器を一体のカートリッジ(現像装置)とし画像
形成装置本体に着脱可能な現像カートリッジに対しても
トナー収納容器を封止するトナーシールに同様に適用さ
れるものである。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来から稼動している生産ラインにおいて最小限の仕様
追加に留め、かつ物流上の衝撃によってトナーシールの
更なる切りこみ(裂け)が発生してトナーが洩れること
がないようなトナーシール及びトナー収納容器及び現像
カートリッジ及びプロセスカートリッジを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を適用した電子写真画像形
成装置(レーザービームプリンタ)の外観斜視図であ
る。
【図2】上記電子写真画像形成装置の内部構成の縦断面
図である。
【図3】上記電子写真画像形成装置のプロセスカートリ
ッジの外観斜視図である。
【図4】上記プロセスカートリッジの側面の縦断面図で
ある。
【図5】上記プロセスカートリッジの現像ユニットとク
リーニングユニットを分離させた状態をあらわす外観斜
視図であって、 (a)現像ユニットの外観斜視図 (b)クリーニングユニットの外観斜視図である。
【図6】上記現像ユニットを構成する現像枠体の外観斜
視図である。
【図7】上記現像ユニットを構成するトナー枠体の外観
斜視図である。
【図8】上記トナー枠体を構成するトナー容器の外観斜
視図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る、トナーシールに貫
通穴を加工した状態を表わす斜視図であって、 (a)本発明の実施の形態1に係る、トナーシールに円
形の貫通穴を加工した状態を表わす拡大図 (b)本発明の実施の形態2に係る、トナーシールに略
三角形状の貫通穴を加工した状態を表わす拡大図であ
る。
【図10】本発明の実施の形態1に係る、トナーシール
に円形の貫通穴を加工した状態を表わす拡大図である。
(切り出し部斜面)
【図11】本発明の実施の形態1に係る、トナーシール
に円形の貫通穴を加工した状態を表わす拡大図である。
(切り出し部直角)
【図12】本発明の実施の形態2に係る、トナーシール
に略三角形状の貫通穴を加工した状態を表わす拡大図で
ある。(切り出し部斜面)
【図13】略三角形の貫通穴の一角が開封方向Oに向か
ってとがった鋭角としたことを示す拡大図である。
【図14】ハーフカットが図で見て下側にずれたときの
位置間関係を表わす拡大図である。
【図15】ハーフカットが図で見て上側にずれたときの
位置間関係を表わす拡大図である。
【図16】本発明の実施の形態2に係る、トナーシール
に略三角形状の貫通穴を加工した状態を表わす拡大図で
ある。(切り出し部直角)
【図17】略三角形の貫通穴が開封方向Oに向かってと
がった鋭角としたことを示す拡大図である。
【図18】ハーフカットが図で見て下側にずれたときの
位置間関係を表わす拡大図である。
【図19】ハーフカットが図で見て上側にずれたときの
位置間関係を表わす拡大図である。
【図20】トナーシールの熱溶着パターンを示した図で
ある。
【図21】トナーシールの切り出しポイントを測定する
ための開封操作を表わす図である。
【図22】トナーシールの切り出し部の状態を『開封前
→開封後』で表わす図であって、理想的な開封状態を表
わす、切り出し部の状態図である。
【図23】トナーシールの切り出し部の状態を『開封前
→開封後』で表わす図であって、はみ出し部が付随した
状態を表す図である。
【図24】画像形成装置の現像装置に設けられたポッパ
ー容器へトナーを供給するための従来例のトナー容器の
斜視図である。
【図25】トナー容器を画像形成装置本体へ装着した状
態を表わす略断面図である。
【図26】図24に示すトナーシールに円形の貫通穴も
しくは略三角形状の貫通穴を開けて、組み立てたトナー
容器の斜視図であって (a)本発明の実施の形態1に係る、トナーシールに円
形の貫通穴を加工した状態を表わす図 (b)本発明の実施の形態2に係る、トナーシールに略
三角形状の貫通穴を加工した状態を表わす図である。
【図27】トナーシールの層構成を示す図である。
【図28】トナーシールの全体斜視図である。
【符号の説明】
A…電子写真画像形成装置 A1…画像形成装置本体 A2…カートリッジカバー(開閉部材) B…プロセスカートリッジ C…切り出し部 C1…切り始め位置 C2…貫通穴の端部(ハーフカット上での端部) C3…貫通穴の端部(ハーフカット上での端部) C4…三角形の一角頂点 D…はみ出し部 d…貫通穴の直径(第1実施例) H1…円形の貫通穴 H2…略三角形状の貫通穴 L1…切り始め位置C1から貫通穴の端部C2までの距
離 L3…略三角形の一辺の長さ L4…略三角形の一辺の長さ L5…略三角形の一辺の長さ Lx…『ハーフカット』によって開封する部分 O…トナーシール開封方向 P…熱溶着パターン R…炭酸ガスレーザー r…各隅部(3ケ所)のトリミング T…トナー U1…現像ユニット U2…クリーニングユニット X…プロセスカートリッジの装着方向 χ…はみ出し量 θ…トナーシールの肩部13fの稜線に対する、切り出
し部Cの相対角度 1…光学系 1e…露光開口部 2…記録媒体 3a…カセット 3b…ピックアップローラ 3c…搬
送ローラ 3d…搬送ローラ 3e…レジストローラ対
3f…搬送ガイド 3g…排出ローラ対 3h…排出
ローラ対 3i…排出ローラ対 3j…反転経路 4…転写ローラ 5…定着手段 5a…ヒータ 5b…定着ローラ 5c
…駆動ローラ 6…排出トレイ 7…感光体ドラム 8…帯電手段(帯電ローラ) 9…現像手段 9b…トナー送り部材 9c…現像ロー
ラ 9d…現像ブレード 10…クリーニング手段 10a…クリーニングブレー
ド 10b…除去トナー溜め 11…トナー枠体 11A…トナー容器 11a…フラ
ンジ 11c…トナー排出口 12…現像枠体 12a…溶着リブ 12b…現像容器
12c…長手ガイド 12d…あご部 13…トナーシール 13a…折り返し部 13b…折
り重ね部 13c…引き裂きガイド 13d2…稜線
13f…トナーシールの肩部 14…端部シール(1) 15…端部シール(2) 16…クリーニング枠体 18…ドラムシャッタ部材 23a…円筒形ガイド 23b…短手ガイド 31a…表層 31b…レーザー遮断層 31c…引き
裂きガイド層 31c1…レーザー照射部分(引き裂き
ガイド) 31d…シーラント層

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを収納するトナー収納部と、トナ
    ー収納部のトナーを排出するための排出口を有するトナ
    ー収納容器の前記排出口の長手寸法よりも長いトナーシ
    ール部材で封止して該排出口を密閉し、前記トナーシー
    ルを折り返して引き出し、前記排出口に沿ってトナーシ
    ール部材を引き裂いて開封するようにしたトナーシール
    において、該トナーシールを開封するときの最初の切り
    出し部分で、トナーシールの内側に貫通穴を開けたこと
    を特徴とするトナーシール。
  2. 【請求項2】 前記貫通穴の形状において、前記貫通穴
    の開封方向と直角な幅が前記切り出し部近傍よりも引き
    裂き方向下流側の方が狭くなっていることを特徴とする
    請求項1に記載のトナーシール。
  3. 【請求項3】 前記貫通穴の形状が少なくとも角状部を
    有しており、少なくとも前記貫通穴の一辺が前記トナー
    シールの切り出し部の稜線とほぼ並行にあって、前記角
    状部がトナーシールの開封方向にあることを特徴とする
    請求項1または2に記載のトナーシール。
  4. 【請求項4】 前記角状部の少なくとも一角の位置が、
    前記トナーシールの直線的な開封を補助するトナーシー
    ルを貫通しない切り込み線上に配置したことを特徴とす
    る請求項3に記載のトナーシール。
  5. 【請求項5】 前記トナーシール開封方向において、前
    記トナーシールの切り出し部から前記穴までのトナーシ
    ール上の距離が0.2mm以上3mm以下であることを
    特徴とする請求項1から4の何れか1つに記載のトナー
    シール。
  6. 【請求項6】 前記トナーシールの材質及び層構成にお
    いて、外観方向から見た表層が2軸延伸ポリエステルで
    あり、その次の層がトナーシールを貫通しない切り込み
    線を入れるための、炭酸ガスレーザー照射を貫通させな
    いためのアルミの反射層であり、その次の層が前記トナ
    ーシールを貫通しない切り込み線がはいる2軸延伸ポリ
    エステル層であり、その次の層がトナーシールを熱溶着
    等で前記トナー容器に固着するためのエチレン=酢酸ビ
    ニル共重合体(EVA)層であって、これらの層構成に
    よって形成していることを特徴とする請求項1から5の
    何れか1つに記載のトナーシール。
  7. 【請求項7】 トナーを収納する容器本体にトナーを排
    出するための排出口を形成すると共に、前記排出口の長
    手寸法よりも長いトナーシール部材で封止して該排出口
    を密閉し、前記トナーシールを折り返して引き出し、前
    記排出口に沿ってトナーシール部材を引き裂いて開封す
    るようにしたトナー収納容器において、該トナーシール
    を開封するときの最初の切り出し部分で、トナーシール
    の内側に二次元形状の貫通穴を開けたことを特徴とする
    トナー収納容器。
  8. 【請求項8】 前記貫通穴の形状において、前記貫通穴
    の開封方向と直角な幅寸法が前記切り出し部近傍より引
    き裂き方向側の方が狭くなっていることを特徴とする請
    求項7に記載のトナー収納容器。
  9. 【請求項9】 前記貫通穴の形状が少なくとも角状部を
    有しており、少なくとも前記貫通穴の一辺が前記トナー
    シールの切り出し部の稜線とほぼ並行にあって、前記角
    状部がトナーシールの開封方向にあることを特徴とする
    請求項7または8に記載のトナー収納容器。
  10. 【請求項10】 前記角状部の少なくとも一角の位置
    が、前記トナーシールの直線的な開封を補助するトナー
    シールを貫通しない切り込み線上に配置したことを特徴
    とする請求項9に記載のトナー収納容器。
  11. 【請求項11】 前記トナーシール開封方向において、
    前記トナーシールの切り出し部から前記穴までのトナー
    シール上の距離が0.2mm以上3mm以下であること
    を特徴とする請求項7から10の何れか1つに記載のト
    ナー収納容器。
  12. 【請求項12】 前記トナーシールの材質及び層構成に
    おいて、外観方向から見た表層が2軸延伸ポリエステル
    であり、その次の層がトナーシールを貫通しない切り込
    み線を入れるための、炭酸ガスレーザー照射を貫通させ
    ないためのアルミの反射層であり、その次の層が前記ト
    ナーシールを貫通しない切り込み線がはいる2軸延伸ポ
    リエステル層であり、その次の層がトナーシールを熱溶
    着等で前記トナー容器に固着するためのエチレン=酢酸
    ビニル共重合体(EVA)層であって、これらの層構成
    によってトナーシールを形成していることを特徴とする
    請求項7から11の何れか1つに記載のトナー収納容
    器。
  13. 【請求項13】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセ
    スカートリッジにおいて、 電子写真感光体ドラムと、 前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像をトナ
    ーを用いて現像する現像部材と、 トナーを収納する容器本体にトナーを前記現像部材に向
    って排出するための排出口を形成すると共に、前記排出
    口の長手寸法よりも長いトナーシール部材で封止して該
    排出口を密閉し、前記トナーシールを折り返して引き出
    し、前記排出口に沿ってトナーシール部材を引き裂いて
    開封するようにした収納容器であって、該トナーシール
    を開封するときの最初の切り出し部分で、トナーシール
    の内側に二次元形状の貫通穴を開けたトナー収納容器
    と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  14. 【請求項14】 前記貫通穴の形状において、前記貫通
    穴の開封方向と直角な幅寸法が前記切り出し部近傍より
    引き裂き方向側の方が狭くなっていることを特徴とする
    請求項13に記載のプロセスカートリッジ。
  15. 【請求項15】 前記貫通穴の形状が少なくとも角状部
    を有しており、少なくとも前記貫通穴の一辺が前記トナ
    ーシールの切り出し部の稜線とほぼ並行にあって、前記
    角状部がトナーシールの開封方向にあることを特徴とす
    る請求項13または14に記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  16. 【請求項16】 前記角状部の少なくとも一角の位置
    が、前記トナーシールの直線的な開封を補助するトナー
    シールを貫通しない切り込み線上に配置したことを特徴
    とする請求項15に記載のプロセスカートリッジ。
  17. 【請求項17】 前記トナーシール開封方向において、
    前記トナーシールの切り出し部から前記穴までのトナー
    シール上の距離が0.2mm以上3mm以下であること
    を特徴とする請求項13から16の何れか1つに記載の
    プロセスカートリッジ。
  18. 【請求項18】 前記トナーシールの材質及び層構成に
    おいて、外観方向から見た表層が2軸延伸ポリエステル
    であり、その次の層がトナーシールを貫通しない切り込
    み線を入れるための、炭酸ガスレーザー照射を貫通させ
    ないためのアルミの反射層であり、その次の層が前記ト
    ナーシールを貫通しない切り込み線がはいる2軸延伸ポ
    リエステル層であり、その次の層がトナーシールを熱溶
    着等で前記トナー容器に固着するためのエチレン=酢酸
    ビニル共重合体(EVA)層であって、これらの層構成
    によってトナーシールを形成していることを特徴とする
    請求項13から17の何れか1つに記載のプロセスカー
    トリッジ。
  19. 【請求項19】 画像形成装置本体に着脱可能な現像カ
    ートリッジにおいて、 電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像をトナーを
    用いて現像する現像部材と、 トナーを収納する容器本体にトナーを前記現像部材に向
    って排出するための排出口を形成すると共に、前記排出
    口の長手寸法よりも長いトナーシール部材で封止して該
    排出口を密閉し、前記トナーシールを折り返して引き出
    し、前記排出口に沿ってトナーシール部材を引き裂いて
    開封するようにした収納容器であって、該トナーシール
    を開封するときの最初の切り出し部分で、トナーシール
    の内側に二次元形状の貫通穴を開けたトナー収納容器
    と、 を有することを特徴とする現像カートリッジ。
  20. 【請求項20】 前記貫通穴の形状において、前記貫通
    穴の開封方向と直角な幅寸法が前記切り出し部近傍より
    引き裂き方向側の方が狭くなっていることを特徴とする
    請求項19に記載の現像カートリッジ。
  21. 【請求項21】 前記貫通穴の形状が少なくとも角状部
    を有しており、少なくとも前記貫通穴の一辺が前記トナ
    ーシールの切り出し部の稜線とほぼ平行にあって、前記
    角状部がトナーシールの開封方向にあることを特徴とす
    る請求項19または20に記載の現像カートリッジ。
  22. 【請求項22】 前記角状部の少なくとも一角の位置
    が、前記トナーシールの直線的な開封を補助するトナー
    シールを貫通しない切り込み線上に配置したことを特徴
    とする請求項21に記載の現像カートリッジ。
  23. 【請求項23】 前記トナーシール開封方向において、
    前記トナーシールの切り出し部から前記穴までのトナー
    シール上の距離が0.2mm以上3mm以下であること
    を特徴とする請求項19から22の何れか1つに記載の
    現像カートリッジ。
  24. 【請求項24】 前記トナーシールの材質及び層構成に
    おいて、外観方向から見た表層が2軸延伸ポリエステル
    であり、その次の層がトナーシールを貫通しない切り込
    み線を入れるための、炭酸ガスレーザー照射を貫通させ
    ないためのアルミの反射層であり、その次の層が前記ト
    ナーシールを貫通しない切り込み線がはいる2軸延伸ポ
    リエステル層であり、その次の層がトナーシールを熱溶
    着等で前記トナー容器に固着するためのエチレン=酢酸
    ビニル共重合体(EVA)層であって、これらの層構成
    によってトナーシールを形成していることを特徴とする
    請求項19から23の何れか1つに記載の現像カートリ
    ッジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003067335A2 (en) * 2002-02-08 2003-08-14 Cf Technologies Sealing member for toner cartridge
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