JP2002038880A - 地中埋設管敷設装置 - Google Patents

地中埋設管敷設装置

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JP2002038880A
JP2002038880A JP2000221607A JP2000221607A JP2002038880A JP 2002038880 A JP2002038880 A JP 2002038880A JP 2000221607 A JP2000221607 A JP 2000221607A JP 2000221607 A JP2000221607 A JP 2000221607A JP 2002038880 A JP2002038880 A JP 2002038880A
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JP
Japan
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liquid
excavating
drilling
ground
stabilizer
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JP2000221607A
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English (en)
Inventor
Susumu Iketani
進 池谷
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FUSO GIKEN KK
Original Assignee
FUSO GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】送液手段による掘削液の圧送が円滑に行われる
と共に、吐出口への土砂等の侵入を防止して、高効率の
掘削・掘進を行うことができる地中埋設管敷設装置を提
供する。 【解決手段】掘削手段1を先頭部の掘進体2に設け、こ
の掘進体の後部に接続させた埋設管3を介して掘進体を
推進手段により推進しつつ、送液手段4により掘削液b
を圧送して、地中に所定長さの埋設管を敷設する地中埋
設管敷設装置Aにあって、送液手段は、掘削手段におけ
る面盤5に掘削液の吐出口17を設けて、該吐出口に
は、掘進体側からの掘削液の送出は行え、地盤側からの
泥水の流入は阻止する逆止手段18を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中埋設管の敷設工事
に用いる、特に、小口径横穴掘進に有効な地中埋設管敷
設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地中埋設管の敷設工事において
は、特に、上下水道管や電話・電力ケーブル管,ガス管
などの小口径管の埋設にあって、掘削する地山の土質等
によっては、面盤等の適所に設けた送液口から泥水等を
圧送して、面盤に設けたカッタービットによる掘削効率
を高める必要がある。
【0003】しかし、前記した送液口は、地盤に対して
常に開口しているため、該地盤の土砂が詰まりやすく、
送液不良や不能を生ずることがある。
【0004】また、前記したように前記面盤にはカッタ
ービットが設けられているものであるが、該面盤の前部
のみであるため、この面盤の外周部が地盤に接しながら
回転するとき、該地盤の土砂によって著しく削られてし
まい、その寿命を短縮させてしまうばかりか、主たる埋
設管の敷設に支障を来す等の問題点を有するものであっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した問
題点を解決するためになされたもので、掘削手段を先頭
部の掘進体に設け、この掘進体の後部に接続させた埋設
管を介して前記掘進体を推進手段により推進しつつ、送
液手段により掘削液を圧送して、地中に所定長さの埋設
管を敷設する地中埋設管敷設装置にあって、送液手段
は、掘削手段における面盤に掘削液の吐出口を設けて、
該吐出口には、掘進体側からの掘削液の送出は行え、地
盤側からの泥水の流入は阻止する逆止手段を設けること
により、送液手段による掘削液の圧送が円滑に行われる
と共に、吐出口への土砂等の侵入を防止して、高効率の
掘削・掘進を行うことができる地中埋設管敷設装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされた本発明の手段は、掘削手段を先頭部の掘
進体に設け、この掘進体の後部に接続させた埋設管を介
して前記掘進体を推進手段により推進しつつ、送液手段
により掘削液を圧送して、地中に所定長さの埋設管を敷
設する地中埋設管敷設装置にあって、前記送液手段は、
前記掘削手段における面盤に掘削液の吐出口を設けて、
該吐出口には、前記掘進体側からの前記掘削液の送出は
行え、地盤側からの泥水の流入は阻止する逆止手段を備
えた地中埋設管敷設装置の構成にある。
【0007】逆止手段は、掘進体に接続した面盤に設け
て掘削液が流通する通孔を有する受体と、この受体にそ
の一側面を沿わせて当接した可撓性を有する板状の弁体
と、前記面盤において形成させて、前記弁体が掘削液の
圧送に際して撓み得る空間部とを備えて、前記弁体は、
略中央部より前記受体の他側へ開く切れ目を設けて、こ
の切れ目が閉じているときは、前記通孔を閉塞する。
【0008】また、掘削手段を先頭部の掘進体に設け、
この掘進体の後部に接続させた埋設管を介して前記掘進
体を推進手段により推進しつつ、送液手段により掘削液
を圧送して、地中に所定長さの埋設管を敷設する地中埋
設管敷設装置にあって、前記掘削手段は、前記掘進体に
おける面盤の前面に設けた多数のカッタービットと、前
記面盤の前面周縁部に多数設けた周端カッターと、前記
面盤の外周部に多数設けた外周カッターとからなる地中
埋設管敷設装置の構成にある。
【0009】更に、掘削手段を先頭部の掘進体に設け、
この掘進体の後部に接続させた埋設管を介して前記掘進
体を推進手段により推進しつつ、送液手段により掘削液
を圧送して、地中に所定長さの埋設管を敷設する地中埋
設管敷設装置にあって、前記送液手段は、前記掘削手段
付近へ掘削液における泥水を圧送する送泥水部材と、前
記掘削体の外周部へ安定剤を圧送する送安定剤部材とか
らなり、前記安定剤は、二液からなる混合剤であり、前
記送安定剤部材は、本体と、該本体内に設けた混合室
と、前記本体に設けて前記混合室内に臨ませた第一送液
口と、前記本体において前記第一送液口の他側に設けて
前記混合室内に臨ませた第二送液口と、前記本体に設け
て前記混合室内と連通させた前記安定剤の送出口と、前
記本体の混合室内に設けて前記第一送液口と第二送液口
および送出口の開閉作動を行う弁部材とを備えさせた地
中埋設管敷設装置の構成にある。
【0010】送安定剤部材における第一送液口および第
二送液口に、混合室からの流入を防止する逆止弁を設け
る。
【0011】
【実施例】次に、本発明に関する地中埋設管敷設装置の
実施の一例を図面に基づいて説明する。図1においてA
は地中埋設管敷設装置で、掘削手段1を先頭部の掘進体
2に設け、この掘進体2の後部に接続させた埋設管3を
介して掘進体2をジャッキ等の慣用の推進手段(図示せ
ず)により推進しつつ、送液手段4により掘削液bを掘
削手段1および該掘削手段1における付近に圧送して、
地中に所定長さの埋設管3を敷設する。なお、前記した
掘削手段1における付近とは、該掘削手段1の外周部や
この掘削手段1に干渉する地山部、更には、掘削手段1
の前方および後方(掘進体2の外周部)である。
【0012】そして、前記した掘削手段1は、地盤(地
山)における掘削部に対面した掘進体2の面盤5の前面
に設けた多数のカッタービット6と、面盤5の前面周縁
部に多数設けた周端カッター7と、面盤5の外周部に多
数設けた外周カッター8とからなる。
【0013】カッタービット6は、掘削前方の地盤の岩
石や土砂を掘削するもので、多数の突起を周設してあ
る。また、周端カッター7は、面盤5の前面周縁(角)
部に設けることで、罫引き作用をなし、外周カッター8
は、地盤における掘進体2の外周部を掘削するもので、
前記地盤との摩擦によって生ずる該掘進体2の外周面の
損傷を防止するものであって、面盤5へボルト等の止着
手段9により着脱自在に設けて、摩耗や損傷に応じて交
換することができる。
【0014】更に、この掘削手段1の後側において、掘
進体2の前側内部に設けた撹拌室10内に対応させて、
面盤5の排出口11から取り入れた前記掘削部より発生
した岩石や土砂を一旦この撹拌室10に収容し、後記す
る排泥管34による真空流体輸送に適した半流動体とな
るように撹拌混合するもので、この工程は、面盤5の背
部に固着した複数個の撹拌翼(図示せず)により泥水と
共に行われる。なお、面盤5の排出口11の口の大きさ
は、排泥管34の内径より小さく形成される。
【0015】なお、この掘削手段1は、電動や油圧等の
モータ12と、このモータ12の回転軸に接続した減速
機13によって回転され、この減速機13の駆動軸に前
記した面盤5の回転中心部を連結してある。
【0016】前記した送液手段4は、掘削手段1の付近
へ掘削液bである泥水を圧送する送泥水部材Xと、掘削
体2の外周部へ安定剤cを圧送する送安定剤部材Yとか
らなるもので、このうち、送泥水部材Xは、地上等に設
置した掘削液bの蓄溜タンク14に接続したポンプ等の
圧送手段15から、配管16を介して掘削手段1におけ
る面盤5の前部や、撹拌室10内に該掘削液bを送るも
のであって、この掘削液bは、清水または解膠剤,泥水
等が用いられるもので、地山より取り出した泥水や一旦
掘削手段1へ圧送して回収した掘削液bをそのままの状
態で、あるいは所定の処理を施して再利用することもあ
る。これにより、圧送された掘削液bは掘削土砂と撹拌
され、該地盤部に瞬時に泥膜を形成し、切刃面の安定を
図ることができる。
【0017】そして、この送液手段4における送泥水部
材Xは、掘削手段1における面盤5に掘削液bの吐出口
17を設けて、該吐出口17には、掘進体2側からの掘
削液bの送出は行えるが、地盤側からの泥水(土砂の場
合もある)の流入は阻止することができる逆止手段18
を設けてある。
【0018】この逆止手段18は、図2〜図4に示すよ
うに、受体19と、弁体20と、空間部21とからなる
ものであって、このうち、受体19は、掘進体2に接続
した面盤5に設けて掘削液bが流通する通孔22を有す
る。
【0019】また、弁体20は、受体19の受け凹部2
3内に挿嵌して、この受け凹部23の外面23aに該弁
体20の一側面(内面)を沿わせて当接してあって、ゴ
ム等の可撓性を有する素材により板状に形成してある。
【0020】また、この弁体20は、略中央部より受体
19の他側(吐出口17側)へ開く切れ目24を設け
て、この切れ目24が閉じているときは、図3に示すよ
うに、受け凹部23の外面23aに該弁体20の一側面
が密着して通孔22を閉塞する。
【0021】更に、吐出口17側において空間部17が
形成されているため、掘削液bが圧送されるとこの送り
出し圧によって、図3および図4において仮想線で示す
ように、空間部17へ撓んで、掘削液bが送り出される
口24aが形成される。
【0022】また、前記した送液手段4にあって、掘削
体2の外周部へ安定剤cを圧送する送安定剤部材Yは、
掘削体2の外周部に複数箇所において設けてあって、本
体25と、混合室26と、第一送液口27と、第二送液
口28と、送出口29と、弁部材30とにより構成され
る。
【0023】なお、前記した安定剤cは、掘進体2の外
周部に開口させた送出口28から吐出して、掘進体2の
外周の地盤(テールボイド)を安定させて、掘進体2お
よび埋設管3の推進を円滑に行うものであって、ケイ酸
ナトリウムと水との水ガラスなどのA液c1と、硬化剤
と水などのB液c2からなる二液の混合剤を用いるもの
であり、これらA液c1およびB液c2が混合すること
で硬化を開始するものであって、これらの配合比率を適
宜変更することで、硬化時間を選定することはできる。
【0024】前記した本体25は、掘削体2の外周部に
穿設したねじ孔に螺着してある。
【0025】前記した混合室26は、本体25内におい
て空洞状に設けて、A液c1とB液c2を混合する。
【0026】前記した第一送液口27は、本体1に設け
て混合室26内へその通液路を臨ませてあって、安定剤
cにおけるA液c1を供給する。
【0027】前記した第二送液口28は、本体25にお
いて第一送液口27の他側に設けて混合室26内へその
通液路を臨ませてあって、安定剤cにおけるB液c2を
供給する。
【0028】なお、これら第一送液口27および第二送
液口28には、該第一送液口27または第二送液口28
から混合室26内に供給されたA液c1またはB液c2
を、この混合室26から第二送液口28または第一送液
口27への流入を防止する球状の逆止弁31が設けられ
ているものであって、該逆止弁31が弁座32に当接す
ることで閉塞されるもので、A液c1またはB液c2の
どちらか一方のみしか供給されない場合に、第一送液口
27または第二送液口28に逆流して通液路等において
硬化してしまう事故を防止する。
【0029】前記した送出口29は、本体25に設けて
混合室26内と連通させてA液c1とB液c2とが混合
した安定剤cの送り出す。
【0030】前記した弁部材30は、本体25の混合室
26内に設けて第一送液口27と第二送液口28および
送出口29の開閉作動を行うものであって、エアー等の
流体シリンダなどの作動部材33によって進退される。
【0031】なお、この撹拌室10内の掘削土砂は、地
上からの送泥ユニット(図示せず)により撹拌室10お
よび切羽部(地山)に送られる泥水と共に、排泥管34
により地上へ搬出される。
【0032】前記のように構成される地中埋設管敷設装
置Aは、以下に述べる作用を奏するもので、まず、掘進
体2を介して、推進手段(図示せず)により推進される
埋設管3の先頭に接続された掘削手段1は、モータ12
および減速機13の作動により、その面盤5に取り付け
られたカッタービット6によって地山を掘削するもの
で、その削土や石,岩等の固形物は、排出口11から掘
進体2の撹拌室10内へ取り込まれ、真空流体輸送に適
した半流動体に撹拌混合されて、排泥管34により地上
へ排出される。
【0033】また、送液手段4における送泥水部材Xに
よって、掘削手段1および該掘削手段1における付近に
掘削液bが圧送されるもので、図2に示すように、面盤
5に設けた吐出口17から、この面盤5に設けた配管3
6を経てカッタービット6の間に臨ませた供給孔37よ
り放出される。なお、撹拌室10内にも掘削液bが送り
出し口39から供給されて、前記した撹拌翼による土砂
の撹拌・混合が行われる。
【0034】このとき、吐出口17においては逆止手段
18によって、掘進体2側からの掘削液bの送出は行え
て、地盤側からの泥水の流入は阻止されているもので、
すなわち、図3に示すように、受体19における受け凹
部23の外面23aに弁体20が密着当接して、該弁体
20の切れ目24が閉じているときは、掘削液bが通る
受体19の通孔22を閉塞している。したがって、この
状態では、地盤からの泥水や土砂は、弁体20によって
逆止手段18における通路40内には入り込まない。特
に地中にあって、掘削液bを圧送しないときは、この弁
体20へ地盤の地山圧が掛かって、該弁体20を受体1
9側に押し付けるため、一層、この弁体20の切れ目2
4が開くのを阻止して、通孔20の閉塞性が維持され
る。
【0035】しかし、蓄溜タンク14から圧送手段15
により、吐出口17側へ掘削液bが圧送されると、この
送り出し圧によって、弁体20は、図3および図4にお
いて仮想線で示すように、その可撓性によって空間部1
7側へ撓んで切れ目24が開き、掘削液bが送り出され
る口24aが形成される。そのため、通路40から空間
部21に流入し、配管36,供給孔37を介して掘削手
段1やその付近に掘削液bが吐出される。なお、この供
給孔37においても前記した逆止手段18を採用するこ
とで、地盤の泥水や土砂の供給孔37への流入が阻止さ
れる。
【0036】これにより、この掘削液bがカッタービッ
ト6へ直接に、しかも万遍なく行われるため、地山が、
岩盤や粘性土であったり転石などの変化があったりして
も、カッタービット6は地山になめらかに当たって掘削
を促進すると共に、カッタービット6およびその周辺に
付着する粘性を有する掘削土を洗い流すため、地中の掘
削高効率に行われて早期の施工が可能となり、トラブル
を生じない埋設管敷設工事を行うことができる。なお、
掘削液bは、面盤5の周面などからも適宜供給され、該
面盤5の外周や掘進体2の外周部に行き渡るようにす
る。
【0037】また、地盤の掘削にあっては、面盤5の前
面周縁部に多数設けた周端カッター7と、面盤5の外周
部に多数設けた外周カッター8とにより、岩盤や土砂の
掘削が促進されると共に、外周カッター8によって、地
盤における掘進体2の外周部を直接掘削して、掘進体2
の外周面が直接に地盤を削ることがないので、該地盤と
の摩擦によって生ずる該掘進体2の外周面の損傷が防止
される。
【0038】更に、地盤が軟弱等の場合には、送液手段
4における送安定剤部材Yによって掘削体2の外周に可
塑剤や滑剤である安定剤cが所定量注入されるものであ
って、まず、弁部材30を作動部材33の操作により後
退させて混合室26を開放状態としておき、この状態
で、A液c1とB液c2をそれぞれ第一送液口27と第
二送液口28とへ供給すると、それぞれの逆止弁31,
31に抗して弁座32を開いて混合室26内に流入し、
該両液c1,c2はこの混合室26内において混合され
る。この混合された二液からなる安定剤cは、送出口2
9から吐出され掘削体2の外周へ圧送され、あらかじめ
定められた硬化時間によって硬化が開始され、かつ硬化
して掘削体2の外周部の地盤を安定させる。
【0039】なお、所定量の安定剤cが注入されれば、
作動部材33の操作により弁部材30を前進させて、混
合室26を閉塞することにより、第一送液口27と第二
送液口28および送出口29への相通を阻止する。
【0040】また、図1において40は、掘削体2の外
周部における適所に設けた高濃度安定液dを供給する安
定液供給手段で、テールボードに高濃度安定液dを充満
加圧させ、埋設管3の長距離推進を円滑に行う。
【0041】
【発明の効果】前述のように構成される本発明は、掘削
手段や該掘削手段の付近へ送液手段により掘削液を万遍
なく供給することができるため、地中の掘削が高効率に
行われて早期の施工が可能となり、トラブルを生じない
埋設管敷設工事を行うことができると共に、前記送液手
段は、その吐出口に逆止手段を設けてあるので、前記掘
削液を圧送していないときは、地山圧により閉塞されて
いるため、地盤の泥水や土砂を流入させることがない。
【0042】また、掘削手段は、前記掘進体における面
盤の前面に設けた多数のカッタービットと、前記面盤の
前面周縁部に多数設けた周端カッターと、前記面盤の外
周部に多数設けた外周カッターとからなることにより、
これらの協働によって地盤の円滑な掘削が促進されると
共に、外周カッターにより地盤における掘進体の外周部
を直接掘削して、掘進体の外周面が直接に地盤を削るこ
とがないので、該地盤との摩擦によって生ずる該掘進体
の外周面の損傷が防止される。
【0043】送液手段における送安定剤部材により、安
定剤を掘削体の外周へ圧送されることで、あらかじめ定
められた硬化時間によって該安定剤が硬化が開始され、
掘削体の外周部の地盤を安定させて、円滑で高い精度に
よる挿管が行える。等の格別な効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する地中埋設管敷設装置の一実施例
を示す概要を一部を破断して示す斜視図である。
【図2】図1における掘削手段部を示す縦断側面図であ
る。
【図3】図1における逆止手段部の要部を示す縦断側面
図である。
【図4】図3における逆止手段部を半断面して示す正面
図である。
【図5】図1における掘削手段部の外観を示す斜視面図
である。
【図6】図1における送液手段の安定剤部材を示す縦断
側面図である。
【符号の説明】
A 地中埋設管敷設装置 b 掘削液 c 安定剤 1 掘削手段 2 掘進体 3 埋設管 4 送液手段 X 送泥水部材 Y 送安定剤部材 5 面盤 6 カッタービット 7 周端カッター 8 外周カッター 17 吐出口 18 逆止手段 19 受体 20 弁体 21 空間部 22 通孔 24 切れ目 25 本体 26 混合室 27 第一送液口 28 第二送液口 29 送出口 30 弁部材 31 逆止弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削手段を先頭部の掘進体に設け、この
    掘進体の後部に接続させた埋設管を介して前記掘進体を
    推進手段により推進しつつ、送液手段により掘削液を圧
    送して、地中に所定長さの埋設管を敷設する地中埋設管
    敷設装置にあって、 前記送液手段は、前記掘削手段における面盤に掘削液の
    吐出口を設けて、該吐出口には、前記掘進体側からの前
    記掘削液の送出は行え、地盤側からの泥水の流入は阻止
    する逆止手段を備えたことを特徴とする地中埋設管敷設
    装置。
  2. 【請求項2】 逆止手段は、掘進体に接続した面盤に設
    けて掘削液が流通する通孔を有する受体と、この受体に
    その一側面を沿わせて当接した可撓性を有する板状の弁
    体と、前記面盤において形成させて、前記弁体が掘削液
    の圧送に際して撓み得る空間部とを備えて、 前記弁体は、略中央部より前記受体の他側へ開く切れ目
    を設けて、この切れ目が閉じているときは、前記通孔を
    閉塞することを特徴とする請求項1記載の地中埋設管敷
    設装置。
  3. 【請求項3】 掘削手段を先頭部の掘進体に設け、この
    掘進体の後部に接続させた埋設管を介して前記掘進体を
    推進手段により推進しつつ、送液手段により掘削液を圧
    送して、地中に所定長さの埋設管を敷設する地中埋設管
    敷設装置にあって、 前記掘削手段は、前記掘進体における面盤の前面に設け
    た多数のカッタービットと、前記面盤の前面周縁部に多
    数設けた周端カッターと、前記面盤の外周部に多数設け
    た外周カッターとからなることを特徴とする地中埋設管
    敷設装置。
  4. 【請求項4】 掘削手段を先頭部の掘進体に設け、この
    掘進体の後部に接続させた埋設管を介して前記掘進体を
    推進手段により推進しつつ、送液手段により掘削液を圧
    送して、地中に所定長さの埋設管を敷設する地中埋設管
    敷設装置にあって、 前記送液手段は、前記掘削手段付近へ掘削液における泥
    水を圧送する送泥水部材と、前記掘削体の外周部へ安定
    剤を圧送する送安定剤部材とからなり、 前記安定剤は、二液からなる混合剤であり、 前記送安定剤部材は、本体と、該本体内に設けた混合室
    と、前記本体に設けて前記混合室内に臨ませた第一送液
    口と、前記本体において前記第一送液口の他側に設けて
    前記混合室内に臨ませた第二送液口と、前記本体に設け
    て前記混合室内と連通させた前記安定剤の送出口と、前
    記本体の混合室内に設けて前記第一送液口と第二送液口
    および送出口の開閉作動を行う弁部材とを備えさせたこ
    とを特徴とする地中埋設管敷設装置。
  5. 【請求項5】 送安定剤部材における第一送液口および
    第二送液口に、混合室からの流入を防止する逆止弁を設
    けたことを特徴とする請求項4記載の地中埋設管敷設装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102966357A (zh) * 2012-12-11 2013-03-13 上海市机械施工有限公司 矩形隧道掘进机机头防背土装置、方法及矩形隧道掘进机
CN103821527A (zh) * 2014-03-12 2014-05-28 上海市机械施工集团有限公司 矩形盾构机防背土系统及其控制方法
CN104265998A (zh) * 2014-09-22 2015-01-07 韶关市铁友建设机械有限公司 一种顶管机旋挖排泥装置

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