JP2002037701A - 植物葉緑体の安定化法 - Google Patents

植物葉緑体の安定化法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全な植物の葉緑体の安定化法を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 笹、柏、桜などの植物の葉を、炭酸ナト
リウム、重炭酸ナトリウムなどによりpH8〜9に調整
した水溶液中に入れて、90℃で約15分から30分間
ブランチングすることにより、植物の葉緑体を安定する
ことができ、植物の緑色を長期間安定にかつ安全に保持
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植物葉緑体の安定化法
に関する。 更に詳細には、笹、柏、桜などの葉をpH
8〜9に調整した水溶液中でブランチングすることによ
り、植物の葉の葉緑体を安定化させて、植物の葉の緑色
を安定に保持する、植物葉緑体の安定化法に関する。
【0002】
【従来の技術】ダンゴ、餅、カマボコなどの食品の添え
物あるいは装飾用に、笹、柏、桜などの植物の葉が広く
用いられている。このような食品に植物の葉を用いた場
合、葉の緑色が褐色に退色する問題がある。葉の退色
は、葉の葉緑体であるクロロフィルが、酸、光、金属イ
オンなどの作用により、フェオフィチンに変化して生じ
るものとされている。従来、このような葉の緑色の退色
を防ぐ方法として、葉を、塩化第二銅、硫酸銅、グルコ
ン酸銅を含む水溶液を加えた銅釜中でブランチングす
る、銅着という方法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法は、銅イオンを使用するものであり、銅イオンの使用
は、安全性の面から一部食品を除いて禁止されており、
従って、より安全な葉の緑色の安定法の開発が望まれて
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、このような
現状に鑑み、安全性が高くかつ植物の緑色を安定に保持
する方法を開発することを目的として鋭意研究した結
果、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウムなどによりpH
8〜9に調整した水溶液中で植物の葉をブランチングす
ることにより、植物の葉の葉緑体を安定化させて、植物
の葉の緑色を安定に保持できることを見出し、本発明を
完成した。従って、本発明は、植物を、pH8〜9に調
整した水溶液中でブランチングすることを特徴とする植
物葉緑体の安定化法に関する。更に本発明は、上記ブラ
ンチング後、植物を冷水に浸漬して冷却する植物葉緑体
の安定化法に関する。更に本発明は、冷水に浸漬して冷
却した後、植物を、pHを8〜9に調整し保湿剤を添加
した水溶液と共に包装し加熱殺菌する植物葉緑体の安定
化法に関する。更に本発明は、植物をブランチングする
前に、pH7.5〜8.5に調整した水溶液中に室温で
植物を浸漬する植物葉緑体の安定化法に関する。
【0005】
【発明の実施の態様】本発明で対象とする植物は、笹、
柏、桜あるいは一部緑色野菜などの葉である。本発明で
は、pH8〜9に調整した水溶液中でブランチングする
ことにより、植物の葉の葉緑体を安全に安定化させるこ
とができる。pHを8〜9に調整するためには、安全性
の面から、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、灰水
(あく)、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウムなど
の塩基性化合物が用いられる。なかでも炭酸ナトリウム
及び重炭酸ナトリウムが好ましい。これらの塩基性化合
物は、通常1.5〜5重量%を水に添加して、pH8〜
9に調整した水溶液を得る。pHを微調整するためにグ
ルコン酸カリウムを用いることができる。pH8〜9に
調整された水溶液を、例えば鉄釜などに入れ、これに植
物を、水溶液に対して通常15〜25重量%の量で加え
る。通常90℃以上の温度に加熱して、通常15分から
30分間ブランチングする。ブランチングする際に、地
下水、水道水、あるいは鉄釜などを使用する場合には、
金属イオンが水溶液中に含まれるようになるため、この
ような金属イオンが原因となって葉のクロロフィルがフ
ェオフィチンに変化して退色するため、水溶液中にキレ
ート化剤を添加して、金属イオンをキレート化するのが
好ましい。キレート化剤としては、グルコン酸ナトリウ
ム、パームチット(人造ケイ酸塩)、エチレンジアミン四
酢酸塩、クエン酸塩などが挙げられ、特にグルコン酸ナ
トリウムが好ましい。キレート化剤は、通常水溶液に対
して0.5から1.5重量%を水溶液に添加する。ま
た、ブランチングする際には、時々撹拌するのが好まし
く、また、ブランチング中は釜に蓋をしないのが好まし
い。蓋をした場合には、水溶液中の酸が遊離して蓋に着
き、それが水溶液中に落下してクロロフィルがフェオフ
ィチンに変化する原因になるからである。また、ブラン
チングする際には、時々撹拌するのが好ましい。
【0006】このようなブランチングにより、植物の葉
の葉緑体を安全に安定化させることができる。本発明で
は、ブランチングする前に、pH7.5〜8.5に調整
した水溶液中に室温で植物をあらかじめ浸漬する前処理
を行うのが好ましい。pH7.5〜8.5に調整するに
は上記したと同様の塩基性化合物を用いることができ
る。また、水溶液に対して通常15〜25重量%の量で
植物を水溶液に加え、温度は通常20から30℃で、1
時間から10時間浸漬するのが好ましい。前処理後は、
植物を水にて良く水洗するのが好ましい。
【0007】本発明では、上記したブランチング後に、
素早く植物を取り出して、冷水中で冷却して後処理をす
るのが好ましい。冷水中には、上記したグルコン酸ナト
リウムなどのキレート化剤を水溶液に対して0.1から
0.8重量%添加し、更に食塩を0.05から0.5重
量%添加するのが好ましい。冷却する時間は、ブランチ
ングによる植物の荒熱が取れるまでである。
【0008】本発明では、後処理後、保湿剤を添加しp
Hを8〜9に調整した水溶液と共に植物を包装し加熱殺
菌するのが好ましい。保湿剤としては、グリセリン(食
添用純グリセリン)、糖類が好ましく、グリセリンは通
常水溶液に対して3から5重量%、糖類は通常1から
1.5重量%を添加する。また、pHを8〜9に調整す
るには、上記した炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウムな
どの塩基性化合物を添加するのが好ましい。pHを8〜
9に調整した水と共に植物を包装し加熱殺菌することに
より、加熱殺菌時の熱により植物の葉のクロロフィルが
フェオフィチンに変化して退色するのを防ぐことができ
る。
【0009】かくして、笹、柏、桜などの葉の葉緑体が
安定化されて、その緑色が長期間保持できる植物の葉が
得られ、これらは銅イオンを使用していないため、ダン
ゴ、餅、カマボコなどの食品用に安全に用いることがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。
【0011】実施例1笹の葉の葉緑体安定化 (1)前処理 アルミ製の釜に水150リットル(150kg)入れ、
更に重炭酸ナトリウム、又は炭酸ナトリウムを水の重量
に対して3重量%入れ完全に溶解した。水温を25℃に
して原料の生笹の葉又は冷凍笹の葉を入れ1時間浸漬し
た。笹の量は水量に対して20重量%以内が最良であっ
た。水面より上に笹が出ないように注意し、pH値7.
5以上8.5以下に保つようにした。乾燥した笹を原料
として用いた場合には6時間浸漬した。乾燥した笹を原
料とした時は水量に対して/重量%のグルコン酸ナトリ
ウムを併用する事によりムラのない浸漬が可能となっ
た。浸漬後はFRP製の大型容器に水を300リットル
入れて笹を水洗いした。pHの微調整はグルコン酸カリ
ウムで行い、pH値を安定化させた。
【0012】(2)笹のブランチング処理 FRP製の釜に水150リットル(150kg)を入
れ、重炭酸ナトリウム(炭酸水素ナトリウム)又は炭酸
ナトリウムを水量に対して3.5重量%入れ溶解した。
金属イオンをキレートするために湯温が50℃になった
時点でグルコン酸ナトリウムを水の重量に対して/重量
%添加した。温度が90℃に上昇した時点で笹を入れブ
ランチングした。笹の量は水量に対して20重量%以下
にする事でブランチングの時間を30分以内の短時間に
できた。pH値はできるだけ正しく8.0〜8.2を保
つようにした。尚、ブランチングの時は釜にフタをしな
かった。釜にフタをするとブランチングの時に必ず揮発
性の酸が遊離してフタについた水蒸気と共に釜に落下し
て煮液の中に入り、金属イオンと同じようにフエオフイ
チンが発生するのでフタをしないでブランチングした。
pHの微調整はグルコン酸カリウムで行った。ブランチ
ング中は必ず3〜4回の撹拌を行った。
【0013】(3)終処理 ブランチング処理された笹を手早く冷水に浸漬した。こ
の時の冷水は、グルコン酸ナトリウムを水量に対して
0.5重量%、食塩を水量に対して0.2重量%添加し
たものを用いた。浸漬時間は笹の荒熱が取れる迄とし
た。また撹拌した。終処理の時は、大型の1,000リ
ットルのFRP製の容器に600リットルの水を入れて
実放した。水量が多かったので早く荒熱を取る事が出来
た。
【0014】(4)製品充填 終処理が終わった笹を袋等に充填する時、加熱殺菌時に
熱による変色を抑える事が必要である。従って重炭酸ナ
トリウム(炭酸水素ナトリウム)又は炭酸ナトリウムを
水1リットル(1kg)に対して0.3重量%、グルコ
ン酸ナトリウム水1リットル(1kg)に対して0.2
重量%を配合して混合水を作った。ブランチングによる
細胞破壊で本来の保湿性が大幅に低下しているので、上
記の混合水に、混合水1リットル(1kg)に対して3
重量%のグリセリン、液状の糖類を混合水1リットル
(1kg)に対して/重量%添加して混合水溶液を得
た。笹を袋に入れる時、混合水溶液を笹100枚に対し
て50cc〜70cc入れて真空殺菌した。加熱と同時
に混合水溶液がアルカリになり、熱による変色を抑える
事ができた。グリセリン、液状の糖類の働きにより保湿
性の向上も計る事が出来た。袋に入れる時には笹を出来
るだけ脱水する事により混合水溶液がうすくならず安定
した製品を作る事が出来た。かくして、緑色が長期間維
持され保湿性が保たれた笹の葉が得られた。
【0015】実施例2柏の葉の葉緑体の安定化 (1)前処理 柏の葉はすべて乾燥原料を用いたのでアクが強いため下
記の方法を採用した。アルミ製又はFRP製の釜に水1
50リットル(150kg)入れ、重炭酸ナトリウム
(炭酸ナトリウム)又は炭酸ナトリウムを水の重量に対
して4.5重量%入れた。グリコン酸ナトリウムを水の
重量に対して1重量%入れ完全に溶解した。水温25℃
にして原料の柏の葉を入れた。浸漬時間は8時間とし
た。pH値は笹と同様に7.5以上8.5以下とした。
pHの微調整は笹と同様にグルコン酸カリウムで行っ
た。乾燥原料を用いたため葉が水面に浮きやすかったの
で木製のフタをした。浸漬後、FRP製の大型容器に水
を300(入れ、水洗いした。
【0016】(2)ブランチング処理 アルミ製又はFRP製の釜に水150リットル(150
kg)を入れ、重炭酸ナトリウム(炭酸水素ナトリウ
ム)又は炭酸ナトリウムを水量に対して3.5重量%を
入れ溶解した。金属イオンをキレートするために湯温5
0℃でグルコン酸ナトリウムを水の重量に対して1重量
%添加した。温度が90℃になった時点で原料の柏の葉
を入れブランチングした。柏の葉は水量に対して15重
量%とした。ブランチングの時間は60分であった。乾
燥した柏の葉を原料としたため、時間は葉の吸水状態を
見ながら調整する事が肝要であった。pH値は8.0〜
8.2を保つようにした。笹と同様に、ブランチングの
時は釜にフタをしないで行った。pHの微調整はグルコ
ン酸カリウムで行った。ブランチングの時は必ず3〜4
回の撹拌を行った。
【0017】(3)終処理 ブランチング処理された柏の葉は冷水に浸漬した。笹と
同様に、冷水には、グリコン酸ナトリウムを水量に対し
て0.5重量%、食塩を水量に対して0.2重量%添加
した水溶液を用いた。浸漬時間は柏の葉の荒熱が取れる
迄とした。また、必ず撹拌した。終処理の時は大型のF
RP製の1,000リットルの容器に水600リットル
(600kg)を入れて実施した。これにブランチング
処理された柏の葉を入れて後処理を行い、水量が多かっ
たので早く荒熱を取る事が出来た。
【0018】(4)製品充填 終処理が終った柏の葉を袋等に充填する時、笹と同様に
加熱殺菌時に熱による変色を抑える事が必要である。従
って、重炭酸ナトリウム(炭酸水素ナトリウム)又は炭
酸ナトリウムを水1リットル(1kg)に対して0.3
重量%、グルコン酸ナトリウム水1リットル(1kg)
に対して0.5重量%配合した混合水を作った。細胞破
壊は笹と同様なので保湿向上のため水1リットル(1k
g)に対して3重量%のグリセリン、水1リットル(1
kg)に対して1重量%の液状の糖類を配合した混合水
を作成した。柏の葉を袋に入れる時、混合水を柏の葉1
00枚に対して50cc〜70cc入れて真空殺菌し
た。加熱する事により水溶液がアルカリになり熱による
変色を抑えることができた。グリセリン、液状の糖類の
働きにより保湿性の向上も計る事が出来た。笹と同様に
出来るだけ脱水をしてから袋に入れた。かくして、緑色
が長期間維持され、かつ保湿性が保たれた柏の葉が得ら
れた。
【0019】実施例3桜の葉の葉緑体安定化 (1)前処理 アルミ製又はFRP製の釜に水150リットル(150
kg)入れ、重炭酸ナトリウム(炭酸水素ナトリウム)
又は炭酸ナトリウムを水の重量に対して3重量%入れ
た。桜の葉の青くささを取りマスキングするためにグル
コン酸ナトリウムを水の重量に対して1重量%入れ完全
に溶解した。水温25℃にして桜の葉を入れ30分間浸
漬した。尚、桜の葉は、生葉及び冷凍葉を用いて実施し
た。桜の葉の量は水量に対して笹と同様に20重量%以
内にした。pH値は7.5以上8.5以下に安定させ
た。pH値の微調整はグルコン酸カリウムで行った。浸
漬後、FRP製の容器に水300リットル入れて水洗い
した。この時前処理の水溶液が残らないようによく洗っ
た。
【0020】(2)ブランチング処理 アルミ製又はFRP製の釜に水150リットル(150
kg)入れ、重炭酸ナトリウム(炭酸水素ナトリウム)
又は炭酸ナトリウムを水の重量に対して3重量%、グル
コン酸ナトリウムを水の重量に対して1重量%添加(湯
温50度の時)し、次いで90℃の湯温になったら桜の
葉を入れ、桜の葉の水量に対し20重量%以内とした。
pH値は8.0〜8.2を保つようにした。ブランチン
グの時間は15分以内とした。また、pHの微調整はグ
ルコン酸カリウムで行った。2〜3回の撹拌を行った。
笹と同様に釜のフタはしなかった。
【0021】(3)終処理 ブランチング処理された桜の葉は手早く冷水に浸漬し
た。冷水は、グルコン酸ナトリウムを水量に対して0.
5重量%、食塩を水量に対して1重量%添加した水溶液
にしておいたものを用いた。浸漬時間は葉の荒熱が取れ
る迄とした。終処理の時は大型の1,000リットルの
FRP製の容器に水600リットル(600kg)を入
れ、次いでブランチング処理された桜の葉を入れて実施
した。
【0022】(4)製品充填 桜の葉を袋に入れる時、混合水溶液を桜の葉100枚に
対して30cc〜50cc入れて真空殺菌した。桜の葉
は香りも大事なので下記の配合の水溶液を作成して用い
た。水1リットル(1kg)に対して重炭酸ナトリウム
又は炭酸ナトリウム0.2重量%、グルコン酸ナトリウ
ム0.2重量%、食塩1重量%、グリセリン0.5重量
%の水溶液を作って、この水溶液と桜の葉を袋に入れて
真空殺菌した。かくして、緑色が長期間維持され、かつ
保湿性が保たれた桜の葉が得られた。
【0023】
【発明の効果】以上に詳細に説明したとおり、笹、柏、
桜などの植物の葉を、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウ
ムなどによりpH8〜9に調整した水溶液中に入れて、
ブランチングすることにより、植物の葉緑体を安定する
ことができ、植物の緑色を長期間安定にかつ安全に保持
できる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物を、pH8〜9に調整した水溶液中
    でブランチングすることを特徴とする植物葉緑体の安定
    化法。
  2. 【請求項2】 炭酸ナトリウム及び/又は重炭酸ナトリ
    ウムを水溶液中に添加してpHを8〜9に調整する請求
    項1の植物葉緑体の安定化法。
  3. 【請求項3】 水溶液中に、更に金属イオンのキレート
    化剤を添加する請求項1又は2の植物葉緑体の安定化
    法。
  4. 【請求項4】 植物が、笹、柏又は桜の葉である請求項
    1から3のいずれかの植物葉緑体の安定化法。
  5. 【請求項5】 ブランチング後、植物を冷水に浸漬して
    冷却する請求項1から4のいずれかの植物葉緑体の安定
    化法。
  6. 【請求項6】 キレート化剤及び食塩を添加した冷水を
    用いる請求項5の植物葉緑体の安定化法。
  7. 【請求項7】 冷水に浸漬して冷却後、植物を、pHを
    8〜9に調整し保湿剤を添加した水溶液と共に包装し加
    熱殺菌する請求項5又は6の植物葉緑体の安定化法。
  8. 【請求項8】 保湿剤が、グリセリン及び/又は糖類で
    ある請求項7の植物葉緑体の安定化法。
  9. 【請求項9】 植物をブランチングする前に、pH7.
    5〜8.5に調整した水溶液中に室温で植物を浸漬する
    請求項1から8のいずれかの植物葉緑体の安定化法。
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