JP2002037406A - 塵芥収集車における塵芥収集装置 - Google Patents

塵芥収集車における塵芥収集装置

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JP2002037406A
JP2002037406A JP2000226751A JP2000226751A JP2002037406A JP 2002037406 A JP2002037406 A JP 2002037406A JP 2000226751 A JP2000226751 A JP 2000226751A JP 2000226751 A JP2000226751 A JP 2000226751A JP 2002037406 A JP2002037406 A JP 2002037406A
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JP2000226751A
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Masaaki Kuroiwa
岩 正 明 黒
Minoru Iwasaki
崎 稔 岩
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧的な負荷が大きい場合でも、塵芥掻き上
げ、押込み完了後に回転板3の正転動作を開始させる時
に大きな油圧ショックが発生することがなく、振動、騒
音が発生しない、塵芥収集車における塵芥収集装置を提
供すること。 【解決手段】 テールゲート2の内部に、それに投入さ
れた塵芥を荷箱1の開口部の床のレベルに掻き上げて塵
芥掻き上げ工程を行った後停止する回転板3と、回転板
3により掻き上げられた回転板3上の塵芥を、荷箱1内
へ向かって押し込む前進工程を行うように油圧シリンダ
8により前進後退自在の押込板7が設けられ、押込板7
の前進工程の完了後に回転板3を次の塵芥掻き上げ工程
のために正転させる油圧駆動モータMが設けられる。押
込板7の塵芥押込前進工程の完了後、次の塵芥掻き上げ
工程のために回転板3の正転を遅れ時間tをもって開始
させるタイマーリレーTCRおよびタイマーリレー接点
TCrが回転板正転ソレノイドSOL6の回路に設けら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塵芥収集車におけ
る塵芥収集装置に係り、特に塵芥積込み動作中の工程切
換わり時に発生する油圧ショックの軽減を図った塵芥収
集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】塵芥収集車の塵芥収集装置は、図1に示
すように、収集した塵芥を収容する荷箱1と、この荷箱
1の後部開口を開閉可能に当該荷箱1の開口上部に枢着
されたテールゲート2とを備えており、このテールゲー
ト2は、その両側壁2aの底部を連結するサンプ2bを
有している。
【0003】テールゲート2の内部には、塵芥を掻き上
げる回転板3が水平回転軸4の回りで図において時計方
向に回転可能に支持されている。回転板3の回転領域の
上方には、水平枢軸6によって塵芥押込板7が枢着され
ている。押込板7は、実線で示す後退位置と、符号7’
で示す前進位置との間で枢軸6回りに回動変位可能に支
持されている。押込板7の回動は、油圧押込シリンダ8
の伸縮駆動によりなされる。押込シリンダ8は、上端が
ピン9で荷箱1側に枢着され、そのピストロッド側がピ
ン10により押込板7の上端に枢着されている。回転板
3の回転駆動は、図2に示す回転式油圧モータMにより
行われる。
【0004】上記押込シリンダ8、油圧モータM等は、
図2に示す油圧回路によって駆動される。油圧モータM
は、ソレノイドSOL5、SOL6を有するソレノイド
切換弁V1を介して圧油源Pに接続されている。また、
押込シリンダ8は、テールゲート2の左右両側壁2aに
沿って1対設けられており、ソレノイドSOL3、SO
L4を有するソレノイド切換弁V2を介して圧油源Pに
接続されている。切換弁V1のSOL6が励磁される
と、圧油源Pからの圧油は切換弁V1を介して油圧モー
タMへ送られて油圧モータを正転させ、また切換弁V1
のSOL5が励磁されると、圧油源Pからの圧油は切換
弁V1を介して油圧モータMへ送られて油圧モータを逆
転させる。また、切換弁V2のSOL4が励磁される
と、圧油源Pからの圧油は切換弁V2を介して押込シリ
ンダ8へ送られて、押込シリンダを塵芥を押し込む前進
方向へ伸張させ、また切換弁V2のSOL3が励磁され
ると、圧油源Pからの圧油は切換弁V2を介して押込シ
リンダ8へ送られて、押込シリンダを後退方向へ収縮さ
せる。
【0005】以上に述べた油圧モータMおよび押込シリ
ンダ8の作動による回転板3および押込板7の作動は次
の順序で行われる。図1に実線で示す回転板3の回転位
置(ほぼ水平位置)は塵芥掻き上げ完了位置である。テ
ールゲートサンプ2b内へ投入された塵芥は、回転板3
の回転によりテールゲートサンプ2bに沿って掻き上げ
られる。回転板3が塵芥掻き上げ完了位置に達すると、
押込板7は実線で示す後退位置から仮想線7’で示す前
進位置へ回動して回転板3上の塵芥を荷箱1の内部へ押
し込む。この状態は図6に示す状態であって、塵芥積込
サイクル完了位置であり、したがってこの位置が塵芥積
込サイクル開始位置にもなる。
【0006】図6の状態で塵芥積込サイクルを開始する
と、押込板7が前進位置7’にある状態で回転板3が正
転(時計方向に回転)して図3の位置へ向かい、続い
て、押込板7は図3に示すように後退を始める。図4に
示すように、回転板3は正転を継続して塵芥を掻き上
げ、押込板7は後退完了位置に達して停止する。回転板
3は正転を継続して、図5に示すように塵芥掻き上げ完
了位置へ達して停止する。続いて、押込板7は前進して
回転板3上の塵芥を荷箱内へ押し込み図6の位置に達す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図3から図6に示した
1サイクルの連続動作のうち、前記図3ないし図6の状
態間の移行はソレノイド切換弁の切換を伴い、その際に
ウオータハンマリング現象による油圧ショックが発生す
る。図3の状態から図4の状態への移行、図4の状態か
ら図5の状態への移行、および図5の状態から図6の状
態への移行に伴う油圧ショックについては、油圧的な負
荷が少ないこともあって、従来はソレノイド切換弁のス
プールの切換え応答を遅らせる機械的な対策で油圧ショ
ックを少なくしている。
【0008】しかし、図6の状態から図3の状態への移
行の際における回転板モータM用ソレノイド切換弁V1
等の切換え時には、油圧的な負荷が大きいために切換え
ショックが大きい。すなわち、ソレノイド切換弁の切換
え時には、油圧回路上一瞬の切り換わりであっても、ソ
レノイド切換弁に与えられる切換え電気信号における一
瞬が1/100秒のレベルであるのに対し、電気信号に
応答してソレノイド切換弁のスプールが切換わる一瞬は
1/10秒のレベルであることにより、ソレノイド切換
弁のスプールには瞬間的に全ポートがブロックされた状
態が発生する。そして、ソレノイド切換弁内の圧油供給
側ラインに油圧がこもることにより、回転板3等が次に
起こす動作の開始時にウォーターハンマリング現象によ
り大きなショックが発生する。このショックは音や振動
を発生させ、騒音の原因になっている。この騒音問題
は、切換え応答性を遅らせる程度の機械的対策では対応
できない。しかも、かかる機械的対策では、圧油温度が
低い場合に回転板の応答が悪くなることに起因して、正
規の停止位置で止まらないオーバーラン現象が生じやす
い。
【0009】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたもので、その目的は、油圧的な負荷が大きい場合
でも、次に起こす動作の開始時に大きな油圧ショックが
発生することがなく、したがって振動、騒音も発生しな
い、塵芥収集車における塵芥収集装置を得ることにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による塵芥収集車における塵芥収集装置は、
荷箱の開口部に設けたテールゲートの内部に、テール
ゲート内部に投入された塵芥を荷箱開口部の床のレベル
に掻き上げて塵芥掻き上げ工程を行った後停止する回転
板と、回転板により掻き上げられた回転板上の塵芥を、
荷箱開口部の床に向かって押し込む前進工程を行う押込
板と、押込板の前記前進工程の完了後に前記回転板を次
の塵芥掻き上げ工程のために正転させる油圧駆動手段と
を備えるものにおいて、押込板の前記前進工程の完了後
に、次の塵芥掻き上げ工程のための回転板の前記正転を
遅れ時間をもって開始させる時間遅れ手段を有すること
を特徴とする。
【0011】前記時間遅れ手段は、押込板の前記前進工
程の完了の検出に応じて作動を開始するタイマーリレー
と、回転板を正転方向に駆動するモータを作動させる電
気回路に挿入され、前記タイマーリレーにセットした遅
れ時間の経過時に前記電気回路を作動させるタイマーリ
レー接点とを備えるようにすることができる。
【0012】また、前記タイマーリレーは、回転板の前
記塵芥掻き上げ工程の完了を検出するセンサーと、押込
板の前記前進工程の完了を検出するセンサーとを含む電
気回路に直列に接続することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態につき説明する。
【0014】本発明による塵芥収集車における塵芥収集
装置の機構的構成は、図1について既に説明したところ
と基本的に変るところがないので、再度詳しく説明する
ことはしないが、図1に示すように、荷箱1と、その後
部開口上部に開閉可能に枢着されたテールゲート2とを
備え、テールゲート2はサンプ2bを有している。テー
ルゲート2の内部には、回転板3が回転軸4の回りで回
転可能に支持されており、回転板3の回転領域の上方に
は、枢軸6によって塵芥押込板7が枢着されている。押
込板7の回動は押込シリンダ8によりなされる。回転板
3の回転駆動は、図2に示す油圧モータMによりなされ
る。また、図2に示す油圧回路が用いられる。
【0015】図1において、LS1、LS3は回転板3
の運動に関連して作動するリミットスイッチであり、リ
ミットスイッチLS1は回転板3が図1において3’で
示すようにほぼ垂直上方を向く角度位置まで回転したと
きに切り換わり、リミットスイッチLS3は回転板3が
図1の実線位置(水平位置)まで上昇した時に切り換わ
るようになっている。一方、リミットスイッチLS2は
押込板7が図に実線で示す後退限度位置へ達したときに
切り換わるようになっており、またリミットスイッチL
S4は押込板7が仮想線7’で示す押込み完了位置ヘ達
したときに切り換わるようになっている。
【0016】図7は、図2に示す油圧回路に含まれる回
転板3、押込板7等を順次作動させるための電気回路を
示す。図7において、SWは電源Eに連なる積込・排出
スイッチを、BZはブザーを、BZaはブザー用スイッ
チを示す。積込・排出スイッチSWの排出側接点には公
知の塵芥排出回路16が接続され、積込側接点には、非
常作動装置の一部をなす非常スイッチPB5を介して塵
芥積込回路が接続されている。
【0017】非常スイッチPB5の常閉接点には、押込
板後退スイッチPB4の常閉接点と、押込板前進スイッ
チPB3の常閉接点と、回転板逆転スイッチPB2の常
閉接点と、積込スイッチPB1と、連続積込および1回
積込(積込サイクルを1回行って停止する)の選択スイ
ッチSW1とが直列に接続されている。押込板後退スイ
ッチPB4の第1の常開接点は配線13によりリミット
スイッチLS1に、第2の常開接点はエンジン増速用ロ
ータリソレノイドR/Sに接続されている。押込板後退
スイッチPB4は第3の常開接点を有し、この常開接点
の一側は前記非常スイッチPB5の常開接点に配線17
により接続され、その他側は配線18により押込板後退
ソレノイドSOL3に接続されている。押込板前進スイ
ッチPB3の第1の常開接点は配線19により押込板前
進ソレノイドSOL4に接続され、その第2の常開接点
は前記ロータリソレノイドR/Sに接続されている。ま
た、回転板逆転スイッチPB2の第1の常開接点は配線
20により回転板逆転ソレノイドSOL5に、また第2
の常開接点は前記ロータリソレノイドR/Sに接続され
ている。
【0018】積込選択スイッチSW1の「連続」接点は
キープリレー(セット)KR−SとリレーCR1に接続
され、積込選択スイッチSW1の「1回」接点はキープ
リレー(リセット)KR−RとリレーCR1に接続され
ている。リレーCR1はリレー接点Cr1aおよびCr
1bを有しており、また、キープリレー(セット)KR
−Sとキープリレー(リセット)KR−Rはキープリレ
ー接点Krbを有している。このキープリレー接点Kr
bはリミットスイッチLS1の常開接点とリミットスイ
ッチLS2の常開接点との間に接続されている。リミッ
トスイッチLS3の常閉接点は回転板正転ソレノイドS
OL6に接続され、さらに配線14によりリレーCR1
にも接続されている。リミットスイッチLS4の常開接
点にはタイマーリレーTCRが接続され、このタイマー
リレーTCRのリレー接点TCrもリミットスイッチL
S4の常開接点に接続されている。リミットスイッチL
S4は前記リレー接点TCrを介して回転板正転ソレノ
イドSOL6に接続されている。また、リミットスイッ
チLS1、LS2、LS3、LS4は図示のように接続
されている。リミットスイッチLS4の常閉接点は押込
板前進ソレノイドSOL4に接続されている。
【0019】次に、以上に述べた電気回路の作用を説明
する。図7において、切換スイッチSWを積込側に投入
しかつ選択スイッチSW1を連続積込側に投入しておい
て、自動積込スイッチPB1の押ボタンを押すと、積込
サイクルが開始され、リレーCR1およびキープリレー
(セット)KR−Sが励磁され、リレー接点Cr1a、
Cr1bおよびキープリレー接点Krbが閉じるととも
に、リレー接点Cr1aを介してロータリソレノイドR
/Sが作動し、エンジンの回転が上がる。また、リレー
接点Cr1bが閉じたことによって、リミットスイッチ
LS3の常開接点(このとき、常閉接点は開き常開接点
が閉じている)およびリミットスイッチLS4の常開接
点(このとき、常閉接点は開き、常開接点が閉じてい
る)を経てタイマーリレーTCRが励磁され、タイマー
リレーTCRにセットしてある遅れ時間t(例えば0.
15秒)の経過後、タイマーリレー接点TCrが閉じ
る。したがって、積込サイクル開始後、遅れ時間tをお
いて、リミットスイッチLS3、リミットスイッチLS
4およびタイマーリレー接点TCrを経て回転板正転ソ
レノイドSOL6が励磁される。よって、タイマーリレ
ーTCRとタイマーリレー接点TCrは時間遅れ手段を
構成する。また、回転板正転ソレノイドSOL6、それ
を含む切換弁V1および油圧モータMは、回転板を塵芥
掻き上げ工程のために正転させる油圧駆動手段を構成す
る。
【0020】これにより、図2の切換弁V1が切り換え
られて油圧モータMが正転し、回転板3が図1の実線位
置から時計方向に回転を始める。よって、回転板3のこ
の回転開始は、タイマーリレーTCRにセットされた遅
れ時間tだけ積込サイクル開始時点より遅れることにな
る。この点は本発明の重要な特徴をなすものであり、詳
細は後述する。回転板3が上記のように水平位置から時
計方向に回転を始めると、リミットスイッチLS3の常
開接点が開き常閉接点が閉じて図7の状態になる。これ
により、リミットスイッチLS3の常閉接点から、配線
14を介してリレーCR1が自己保持される。
【0021】回転板3が時計方向に回転して図1に仮想
線3’で示すほぼ垂直に立ち上がった位置に達すると、
リミットスイッチLS1は、回転板3のその角度位置を
検出して、常開接点の閉じる状態から常閉接点が閉じる
状態(図7に示す状態)へ切り換わる。これにより、リ
レー接点Cr1b、配線21、リミットスイッチLS2
の常閉接点(このとき閉じている)、リミットスイッチ
LS1、配線18を経て押込板後退ソレノイドSOL3
が励磁される。したがって、切換弁V2が切り換えられ
て、押込板7が図3に示すように後退を始める。
【0022】一方、押込板7の後退開始によりリミット
スイッチLS4の常開接点が開き常閉接点が閉じ、回転
板正転ソレノイドSOL6への回路が断たれるが、回転
板正転ソレノイドSOL6へはリミットスイッチLS3
の常閉接点を経て通電されるので、回転板3は回転を続
ける。
【0023】後退している押込板7が図4に示す後退限
度位置に達すると、リミットスイッチLS2の常閉接点
が開き常開接点が閉じる。したがって、押込板後退ソレ
ノイドSOL3への通電が停止するため、その励磁が解
かれて切換弁V2が中立位置へ戻り、押込板7の後退が
停止する。
【0024】一方、回転板3は図4に示すように時計方
向回転を継続して、図5に示す掻き上げ完了位置(水平
位置)に達する。これにより、リミットスイッチLS3
の常閉接点が開き、常開接点が閉じるため、回転板正転
ソレノイドSOL6への回路が断たれ、切換弁V1は中
立位置へ切り換わり油圧モータMの正転が停止し、回転
板3は水平位置で停止する。また、リミットスイッチL
S1の常閉接点が開き常開接点が閉じる。
【0025】リミットスイッチLS3の常開接点が上記
のように閉じることによって、リミットスイッチLS3
の常開接点とリミットスイッチLS4の常閉接点を経て
押込板前進ソレノイドSOL4が励磁される。それによ
り、切換弁V2が切り換えられて押込板7が前進し、回
転板3上にある塵芥を荷箱1内へ押し込み始める。押込
板7の前進によりリミットスイッチLS2の常開接点が
開き常閉接点が閉じる。押込板7が前進してその前進限
度位置に達すると、リミットスイッチLS4の常閉接点
が開き、押込板前進ソレノイドSOL4の励磁が解かれ
て切換弁V2が中立位置へ移動し、そのため押込板7は
停止して、一積込みサイクルが終了する。
【0026】なお、回転板3の逆転、押込板7の手動前
進、押込板7の手動後退は、それぞれ、前記回転板逆転
スイッチPB2,押込板前進スイッチPB3,押込板後
退スイッチPB4を押すことにより行うことができる。
【0027】積込選択スイッチSW1を「連続」側に投
入してある場合には、押込板7の前進限度位置でリミッ
トスイッチLS4の常閉接点が開き常開接点が閉じる
と、リミットスイッチLS3の常開接点が閉じているこ
とにより、前述の積込サイクルの開始時と同じ状態にな
り、次の積込サイクルが自動的に開始される。一方、積
込選択スイッチSW1を「1回」側に投入してある場合
には、キープリレー(リセット)KR−Rが励磁されて
キープリレー接点Krbが開くので、リレーCR1の励
磁が切れ、リレースイッチCr1bが開いて積込装置へ
の電気の供給が停止され積込装置の作動が停止する。
【0028】前述のように、連続積込サイクルの開始点
である押込板前進限度位置でタイマーリレーTCRが励
磁され、タイマーリレーTCRにセットしてある遅れ時
間t(例えば0.15秒)の経過後、タイマーリレー接
点TCrが閉じるので、塵芥押込作動完了による切換
弁、遅れ時間tをおいて、リミットスイッチLS3、リ
ミットスイッチLS4およびタイマーリレー接点TCr
を経て回転板正転ソレノイドSOL6が励磁され、図2
の切換弁V1が切り換えられて油圧モータMの正転が開
始される。すなわち、回転板3は、押込板7による塵芥
押込作動完了時点より、タイマーリレーTCRにセット
された時間tだけ遅れた切換弁V1の切り換えにより回
転を始める。
【0029】このように、押込板7の押込み完了による
切換弁V2の切り換え作動に少し遅れて、回転板3の回
転を生起させる切換弁V1の切り換え作動が起きるよう
にすることによって、切換弁V2が中立位置へ移動して
スプールのポートが閉じ、圧油供給側ラインに圧油の流
れが殆ど無くなった時点で、切換弁V1が開いて、圧油
供給側ラインから油圧モータMへの圧油の流れを許すこ
とになり、したがって圧油ライン内でのウォータハンマ
リング現象の発生を確実に抑えることができる。よっ
て、油圧ショックの発生を抑え、振動や騒音の発生を防
止することが可能になる。
【0030】また、積込装置の作動の制御をリレー回路
の一例を用いて説明した。この制御はコンピュータを用
いて行う場合も、リミットスイッチや近接スイッチ等の
位置検知センサーの信号を用いて回転板と押込板の位置
を検知し、油圧切換バルブのソレノイドを励磁して油圧
回路を切換える。本発明に関してのタイムチャートは図
8に示す通りであり、連続積込スイッチが選択されてい
た場合、1サイクルの積込動作が終了すると積込動作を
継続させる自己保持は一度解除されるがt秒後に復帰し
て積込作動が継続される。連続積込みスイッチが選択さ
れていなければ自己保持が行われず積込作動は停止され
る。なお、図8中、Aは積込押ボタンの押圧時点を、B
は回転板の正転完了時点を、Cは、押込板前進完了によ
り1サイクルが終了した時点を、Dは、遅れ時間t秒後
に次の1サイクルの自動積込が再起動した時点を、E
は、1サイクル終了時に連続スイッチが入っていなけれ
ばタイマが作動せず、自己保持が切れる時点をそれぞれ
示す。
【0031】
【発明の効果】以上に実施の形態につき説明したよう
に、本発明によれば、押込板の前進工程の完了後に、次
の塵芥掻き上げ工程のための回転板の正転を遅れ時間を
もって開始させる時間遅れ手段を有することにより、押
込板による押込み完了による切り換え作動に少し遅れ
て、回転板の正転を生起させる切り換え作動が起きるこ
とになり、押込板駆動関係の圧油供給側ラインに圧油の
流れが殆ど無くなった時点で、圧油供給側ラインから回
転板用モータへの圧油の流れを許すことになり、圧油ラ
イン内でのウォータハンマリング現象の発生を確実に抑
えることができ、それにより、油圧ショックの発生を抑
え、振動や騒音の発生を防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塵芥収集車の塵芥収集装置を示す原理的構成
図。
【図2】図1の塵芥収集装置における油圧回路を示す
図。
【図3】図1に示す塵芥収集装置の一作動工程を示す原
理図。
【図4】図1に示す塵芥収集装置の次の作動工程を示す
原理図。
【図5】図1の塵芥収集装置のさらに次の作動工程を示
す原理図。
【図6】図1の塵芥収集装置の塵芥積込最終工程を示す
原理図。
【図7】塵芥収集装置の電気回路図。
【図8】図7の電気回路による動作のタイムチャート。
【符号の説明】
1 荷箱 2 テールゲート 3 回転板 7 押込板 TCR タイマーリレー(時間遅れ手段) TCr タイマーリレー接点(時間遅れ手段) V1 切換弁 V2 切換弁 SOL3 押込板後退ソレノイド SOL4 押込板前進ソレノイド SOL5 回転板逆転ソレノイド SOL6 回転板正転ソレノイド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷箱の開口部に設けたテールゲートの内部
    に、テールゲート内部に投入された塵芥を荷箱開口部の
    床のレベルに掻き上げて塵芥掻き上げ工程を行った後停
    止する回転板と、回転板により掻き上げられた回転板上
    の塵芥を、荷箱開口部の床に向かって押し込む前進工程
    を行う押込板と、押込板の前記前進工程の完了後に前記
    回転板を次の塵芥掻き上げ工程のために正転させる油圧
    駆動手段とを備える塵芥収集車における塵芥収集装置に
    おいて、押込板の前記前進工程の完了後に、次の塵芥掻
    き上げ工程のための回転板の前記正転を遅れ時間をもっ
    て開始させる時間遅れ手段を有することを特徴とする塵
    芥収集装置。
  2. 【請求項2】前記時間遅れ手段が、押込板の前記前進工
    程の完了の検出に応じて作動を開始するタイマーリレー
    と、回転板を正転方向に駆動するモータを作動させる電
    気回路に挿入され、前記タイマーリレーにセットした遅
    れ時間の経過時に前記電気回路を作動させるタイマーリ
    レー接点とを備えることを特徴とする請求項1記載の塵
    芥収集車における塵芥収集装置。
  3. 【請求項3】前記タイマーリレーが、回転板の前記塵芥
    掻き上げ工程の完了を検出するセンサーと、押込板の前
    記前進工程の完了を検出するセンサーとを含む電気回路
    に直列に接続されていることを特徴とする請求項2記載
    の塵芥収集車における塵芥収集装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011230888A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd 塵芥収集車
JP2016183015A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 新明和工業株式会社 塵芥収集車

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