JP2002037407A - 塵芥収集車 - Google Patents

塵芥収集車

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JP2002037407A
JP2002037407A JP2000226804A JP2000226804A JP2002037407A JP 2002037407 A JP2002037407 A JP 2002037407A JP 2000226804 A JP2000226804 A JP 2000226804A JP 2000226804 A JP2000226804 A JP 2000226804A JP 2002037407 A JP2002037407 A JP 2002037407A
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dust
tailgate
rotating plate
plate
pushing
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JP2000226804A
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Minoru Iwasaki
崎 稔 岩
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 塵芥の圧縮による反力でテールゲートロック
用フックを外しにくくなることがなく、テールゲートの
上昇時にテールゲート内の塵芥が確実に落下する塵芥収
集車を得る。 【解決手段】 塵芥を排出する際に、塵芥掻き上げ位置
で停止しているテールゲート内の回転板を、テールゲー
ト上昇スイッチの操作後、第1の所定時間t1だけ塵芥
掻き上げ方向と反対の方向に逆転させ、またテールゲー
ト上昇スイッチの操作後、第2の所定時間t2だけ押込
板をその押込限度位置から前進工程と反対の方向に後退
させる。第1の所定時間t1だけ回転板を逆転させるに
は、キープリレースイッチKR1aの回路に回転板逆回
転ソレノイドSOL8を挿入し、第2の所定時間t2だ
け押込板を後退させるには、キープリレースイッチKR
2aの回路に押込板後退ソレノイドSOL5を挿入す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塵芥収集車に係
り、特に、塵芥収容箱内に積み込まれた塵芥の圧縮反力
により、塵芥排出のためのテールゲート上昇の際にテー
ルゲートロック用フックが開きにくくなったり、上昇し
たテールゲート内の塵芥が落下しにくくなったりするの
を防止することが可能な塵芥収集車に関する。
【0002】
【従来の技術】塵芥収集車は、図1に示すように、収集
した塵芥を収容する塵芥収容箱1と、この塵芥収容箱1
の後部開口を開閉可能に当該塵芥収容箱1の開口上部に
枢着されたテールゲート2とを備えており、このテール
ゲート2は、その両側壁2aの底部を連結するサンプ2
bを有している。
【0003】テールゲート2の内部には、塵芥を掻き上
げる回転板3が水平回転軸4の回りで図において時計方
向に回転可能に支持されている。回転板3の回転領域の
上方には、水平枢軸6によって塵芥押込板7が枢着され
ている。押込板7は、実線で示す後退位置と、符号7’
で示す前進位置との間で枢軸6回りに回動変位可能に支
持されている。押込板7の回動は、油圧式押込シリンダ
8の伸縮駆動によりなされる。押込シリンダ8は、上端
がピン9で塵芥収容箱1側に枢着され、そのピストンロ
ッド側がピン10により押込板7の上端に枢着されてい
る。回転板3の回転駆動は、図2に示す回転式油圧モー
タMによりチエーン11を介して行われる。
【0004】上記回転板3および押込板7の作用により
塵芥収容箱1内への塵芥の積込みがなされて、塵芥収容
箱1が一杯になると、テールゲート2を図2に示すよう
に上昇させ、次いで図3に示すように塵芥収容箱1を回
動軸18を中心として傾斜状に上昇させることにより、
塵芥収容箱1内の塵芥を外部に排出する。テールゲート
2を図2のように上昇させるにはテールゲート昇降油圧
シリンダ12が用いられる。この油圧シリンダ12は、
その一端が塵芥収容箱1の側に、他端がテールゲート2
の側に枢着されている。また、テールゲート2の内側に
固着したピン13に掛けられるロック用フック14がテ
ールゲート緊締油圧シリンダ15により回動可能に設け
られている。図1の状態にあるテールゲート2のピン1
3に、油圧シリンダ15の収縮によりロック用フック1
4を掛けると、テールゲート2は上昇を阻止される。ま
た、図3に示すように、塵芥収容箱1を上昇させる塵芥
収容箱昇降油圧シリンダ16がシャシー17と塵芥収容
箱1の下部とを連結している。この油圧シリンダ16の
伸張により、塵芥収容箱1は傾斜するように上昇させら
れる。
【0005】前記油圧モータM、押込シリンダ8、テー
ルゲート昇降シリンダ12、テールゲート緊締シリンダ
15、および塵芥収容箱昇降シリンダ16は、図4に示
す油圧回路によって駆動される。この油圧回路につき説
明すると、回転板3の油圧モータMは、ソレノイドSO
L7、SOL8を有するソレノイド切換弁V1を介して
圧油源Pに接続されている。また、押込シリンダ8は、
テールゲート2の左右両側壁2aに沿って1対設けられ
ており、ソレノイドSOL5、SOL6を有するソレノ
イド切換弁V2を介して圧油源Pに接続されている。ま
た、テールゲート緊締シリンダ15が、ソレノイドSO
L3、SOL4を有するソレノイド切換弁V3を介して
圧油源Pに接続され、このテールゲート緊締シリンダ1
5のピストン側油圧室に、1対設けられたテールゲート
昇降シリンダ12のピストン側油圧室が、ソレノイド切
換弁V5を介して接続されている。さらに、塵芥収用箱
昇降シリンダ16は、ソレノイドSOL1、SOL2を
有するソレノイド切換弁V4を介して圧油源Pに接続さ
れる。
【0006】切換弁V1のソレノイドSOL7が励磁さ
れると、圧油源Pからの圧油は切換弁V1を介して油圧
モータMへ送られて油圧モータを正転させ、また切換弁
V1のソレノイドSOL8が励磁されると、圧油源Pか
らの圧油は切換弁V1を介して油圧モータMへ送られて
油圧モータを逆転させる。また、切換弁V2のソレノイ
ドSOL6が励磁されると、圧油源Pからの圧油は切換
弁V2を介して押込シリンダ8へ送られて、押込シリン
ダを塵芥を押し込む前進方向へ伸張させ、また切換弁V
2のソレノイドSOL5が励磁されると、圧油源Pから
の圧油は切換弁V2を介して押込シリンダ8へ送られ
て、押込シリンダを後退方向へ収縮させる。また、切換
弁V3のソレノイドSOL4が励磁されると、圧油源P
からの圧油は切換弁V3を介してテールゲート緊締シリ
ンダ15へ送られて、テールゲート緊締シリンダ15を
伸張させロック用フック14をピン13から外し、外し
終ると油圧がテールゲート昇降シリンダ12へ送られて
テールゲート2を上昇させる方向へ伸張させる。また、
切換弁V3のSOL3が励磁され、さらに切換弁V9の
ソレノイドSOL9が励磁されると、テールゲート昇降
シリンダ12のピストン側油圧室の油が排出される。そ
して、テールゲート2の降下が終り、切換弁V3のソレ
ノイドSOL3が励磁されて油圧がテールゲート緊締シ
リンダ15のロッド側(収縮側)油圧室に送られ、テー
ルゲート緊締シリンダ15が収縮してロック用フック1
4とピン13に係合させテールゲート2をロックする。
さらに、切換弁V4のソレノイドSOL1が励磁される
と、圧油源Pからの圧油は切換弁V4を介して塵芥収用
箱昇降シリンダ16へ送られて、塵芥収用箱昇降シリン
ダ16を塵芥収用箱1を上昇させる方向へ伸張させ、ま
た切換弁V4のソレノイドSOL2が励磁されると、圧
油源Pからの圧油は切換弁V4を介して塵芥収用箱昇降
シリンダ16へ送られて、塵芥収用箱昇降シリンダ16
を収縮させ塵芥収用箱1を下降させる。
【0007】以上に述べた油圧モータMおよび押込シリ
ンダ8の作動による回転板3および押込板7の作動は次
の順序で行われる。図1に実線で示す回転板3の回転位
置(ほぼ水平位置)は塵芥掻き上げ完了位置である。テ
ールゲートサンプ2b内へ投入された塵芥は、回転板3
の正回転によりテールゲートサンプ2bに沿って掻き上
げられる。回転板3が塵芥掻き上げ完了位置に達する
と、押込板7は実線で示す後退位置から仮想線7’で示
す前進位置へ回動して回転板3上の塵芥を塵芥収用箱1
の内部へ押し込む。この位置は塵芥積込サイクル完了位
置であり、したがってこの位置が塵芥積込サイクル開始
位置にもなる。
【0008】塵芥積込サイクルが開始されると、押込板
7が前進位置7’にある状態で回転板3が正転(時計方
向に回転)し、続いて、押込板7は図1の実線位置へ向
かって後退を始める。回転板3は正転を継続して塵芥を
掻き上げ、押込板7は後退完了位置に達して停止する。
回転板3はさらに正転を継続して、塵芥掻き上げ完了位
置へ達して停止する。続いて、押込板7は前進して回転
板3上の塵芥を塵芥収用箱内へ押し込み塵芥積込サイク
ルを完了する。
【0009】このよう塵芥積込サイクルを多数回反復し
て塵芥収用箱1内の塵芥が一杯になると、塵芥収集車は
塵芥排出場へ行き、そこで次のような塵芥排出動作を行
う。すなわち、塵芥排出場では、まず、テールゲート緊
締シリンダ15を作動させてロック用フック14をピン
13から外し、テールゲート2のロックを解き、次いで
テールゲート昇降シリンダ12を伸張させてテールゲー
ト2を図2に示すように上昇させる。これによって、テ
ールゲート2内の塵芥19は図2に示すように落下す
る。次いで、塵芥収用箱1を塵芥収用箱昇降シリンダ1
6の伸張により図3に示すように傾斜状に上昇させる。
これにより、塵芥収用箱1内の塵芥は塵芥収用箱1の床
上を滑って落下して排出される。これに代って、塵芥収
用箱1を図2のままにしておいて、塵芥収用箱内の塵芥
を塵芥排出機構の作用により押し出して排出することも
できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図1の状態
で押込板7が多サイクルに亘って前進を反復して塵芥収
用箱1内に塵芥を押し込むにつれて塵芥が圧縮され、圧
縮された塵芥がテールゲート2を後方に押す反力を発生
する。この反力は、テールゲート2を開く方向の力であ
って、テールゲート2を緊締しているロック用フック1
4には無理な力が掛かっていることになる。この状態
で、テールゲート2を上昇させるためにロック用フック
14を開いてピン13からはずそうとしても、フック1
4は開きにくい。
【0011】また、仮にロック用フック14を開いてピ
ン13から外すことができても、テールゲート2内に塵
芥が上記圧縮のために詰まった状態になっていると、塵
芥は回転板3と押込板7の間に挟まっており、テールゲ
ート2を図2のように上昇させても、挟まった塵芥はテ
ールゲート内から容易には落下しない。そして、そのま
まの状態でテールゲートからの塵芥の掻き出しを行う
と、テールゲートサンプ2bのポート20(図2)に無
理な力が加わり、それを変形させてしまうことにもな
る。そして、サンプポートが大きく曲がってしまった場
合、テールゲートを下降させてもロック用フック14が
ピン13に係合しなくなったり、塵芥の汚水がこぼれや
すくなってしまう等の問題が生ずる。
【0012】本発明は,上述の課題を解決するためにな
されたもので、その目的は、塵芥収用箱内で塵芥が圧縮
されている状態でも、塵芥の圧縮反力によりテールゲー
トロック用フックが外しにくくなることがなく、テール
ゲートの上昇時にテールゲート内の塵芥が確実に落下す
る塵芥収集車を得ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による塵芥収集車は、塵芥収容箱の開口部に
昇降可能に支持したテールゲートと、テールゲートの内
部に投入された塵芥を塵芥収容箱開口部の床のレベルに
掻き上げた後塵芥掻き上げ位置で停止するようにテール
ゲート内部に設けた回転板と、回転板により掻き上げら
れた回転板上の塵芥を、塵芥収容箱開口部内部へ向かっ
て押し込むべく押込限度位置まで前進工程を行うように
前進後退自在にテールゲートの内部に設けた押込板と、
テールゲート上昇操作に応じて、塵芥排出のためにテー
ルゲートを塵芥収容箱に対し上昇させるテールゲート昇
降装置と、を備える塵芥収集車において、テールゲート
上昇前に、前記回転板を塵芥掻き上げ位置から塵芥掻き
上げ方向と反対の方向に第1の所定時間だけ逆転させる
回転板逆転手段と、テールゲート上昇前に、前記押込板
をその押込限度位置から前記前進工程と反対の方向に第
2の所定時間だけ後退させる押込板後退手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0014】また、前記回転板逆転手段は、テールゲー
ト上昇スイッチと、このスイッチの操作により作動を開
始し、第1の時間をカウントする第1のタイマーリレー
と、回転板逆回転モータと、第1の時間の経過時に回転
板逆回転モータの回路を切る第1のタイマーリレーの接
点とを有する用にすることができる。
【0015】前記押込板後退手段は、テールゲート上昇
スイッチと、このスイッチの操作により作動を開始し、
第2の時間をカウントする第2のタイマーリレーと、押
込板を後退させるシリンダと、第2の時間の経過時に押
込板後退のために前記シリンダの回路を切る第2のタイ
マーリレーの接点とを有する用にすることができる。
【0016】本発明の他の形態では、塵芥収容箱の開口
部に昇降可能に支持したテールゲートと、テールゲート
が塵芥収容箱に対し上昇するのを阻止するようにテール
ゲートを塵芥収容箱に対し解放可能にロックするロック
装置と、テールゲートの内部に投入された塵芥を塵芥収
容箱開口部の床のレベルに掻き上げた後塵芥掻き上げ位
置で停止するようにテールゲート内部に設けた回転板
と、回転板により掻き上げられた回転板上の塵芥を、塵
芥収容箱開口部内部へ向かって押し込むべく押込限度位
置まで前進工程を行うように前進後退自在にテールゲー
トの内部に設けた押込板と、テールゲート上昇操作に応
じて、塵芥排出のためにテールゲートを塵芥収容箱に対
し上昇させるテールゲート昇降装置と、を備える塵芥収
集車において、テールゲート上昇前に、前記回転板を塵
芥掻き上げ位置から塵芥掻き上げ方向と反対の方向に所
定時間だけ逆転させる回転板逆転手段と、テールゲート
上昇前に、前記押込板をその押込限度位置から前記前進
工程と反対の方向に所定時間だけ後退させる押込板後退
手段と、前記所定時間の経過後に前記ロック装置を解放
する手段と、を設ける。
【0017】前記所定時間をカウントするためにタイマ
ーリレーを設け、このタイマーリレーのカウント完了時
に作動するタイマーリレー接点を設け、このタイマーリ
レー接点をロック装置を解放する前記手段を作動させる
ように設けることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態につき説明する。
【0019】本発明による塵芥収集車における塵芥収集
装置の機構的構成は、図1について既に説明したところ
と基本的に変るところがないので、再度詳しく説明する
ことはしないが、図1に示すように、塵芥収用箱1と、
その後部開口上部に開閉可能に枢着されたテールゲート
2とを備え、テールゲート2はサンプ2bを有してい
る。テールゲート2の内部には、回転板3が回転軸4の
回りで回転可能に支持されており、回転板3の回転領域
の上方には、枢軸6によって塵芥押込板7が枢着されて
いる。押込板7の回動は押込シリンダ8によりなされ
る。回転板3の回転駆動は、図2に示す油圧モータMに
よりなされる。また、図4に示す油圧回路が用いられ
る。
【0020】本発明では、図1に示す基本構造におい
て、テールゲートを上昇させる前に、回転板3を塵芥掻
き上げ位置から塵芥掻き上げ方向と反対の方向に第1の
所定時間だけ逆転させる回転板逆転手段を設けるととも
に、テールゲートを上昇させる前に、押込板7をその押
込限度位置から前記前進工程と反対の方向に第2の所定
時間だけ後退させる押込板後退手段を設けている。以
下、それに関連する構成を図1の構成図および図5の電
気回路を参照して説明する。
【0021】図1において、LS1、LS3は回転板3
の運動に関連して作動するリミットスイッチであり、リ
ミットスイッチLS1は回転板3が図1において3’で
示すようにほぼ垂直上方を向く角度位置まで回転したと
きに切り換わり、リミットスイッチLS3は回転板3が
図1の実線位置(水平位置)まで上昇した時に切り換わ
るようになっている。一方、リミットスイッチLS2は
押込板7が図に実線で示す後退限度位置へ達したときに
切り換わるようになっており、またリミットスイッチL
S4は押込板7が仮想線7’で示す押込み完了位置ヘ達
したときに切り換わるようになっている。また、リミッ
トスイッチLS5はテールゲートのロック用フック14
の解放および係合に応じて作動するスイッチである。ま
た、リミットスイッチLS6は、テールゲート2が塵芥
収用箱1の開口を完全に閉じているか否かにより切り換
わるスイッチであり、リミットスイッチLS7は、テー
ルゲート2が下降位置にあるときに切り換わるスイッチ
である。
【0022】図5は、図4に示す油圧回路に含まれる回
転板駆動用モータM、押込板駆動用シリンダ8、テール
ゲート昇降シリンダ12、塵芥収用箱昇降シリンダ1
6、テールゲート緊締シリンダ15等を順次作動させる
ための電気回路を示す。図5において、SWsは電源E
に連なる積込・排出切換スイッチを示す。積込・排出切
換スイッチSWsの排出側接点には塵芥排出回路Aが接
続され、積込側接点には、公知の塵芥積込回路Bが接続
されている。
【0023】塵芥積込回路Bによる積込作動は公知のも
のであるから、その概略のみを説明すると、切換スイッ
チSWsを積込側に投入しかつ図示しない積込スイッチ
の押ボタンを押すと、積込サイクルが開始され、エンジ
ン増速用ロータリソレノイドに連なるリレー接点が閉じ
て、エンジンの回転が上がる。また、回転板正回転ソレ
ノイドSOL7が励磁される。
【0024】これにより、図4の切換弁V1が切り換え
られて油圧モータMが正転し、回転板3が図1の実線位
置から時計方向に回転を始める。回転板3が時計方向に
回転して図1に仮想線3’で示すほぼ垂直に立ち上がっ
た位置に達すると、リミットスイッチLS1が、回転板
3のその角度位置を検出して、常閉接点が閉じている図
5の状態から常開接点が閉じる状態へ切り換わり、押込
板後退ソレノイドSOL5が励磁される。したがって、
切換弁V2が切り換えられて、押込板7が図1の実線位
置へ向かって後退を始める。一方、回転板3は正回転を
続ける。
【0025】後退している押込板7が図1に実線で示す
後退限度位置に達すると、リミットスイッチLS2の接
点が開き、押込板後退ソレノイドSOL5への通電が停
止するため、その励磁が解かれて切換弁V2が中立位置
へ戻り、押込板7の後退が停止する。
【0026】一方、回転板3は正回転を継続して、図1
に実線で示す掻き上げ完了位置(水平位置)に達する。
これにより、リミットスイッチLS3の常閉接点が開
き、常開接点が閉じるため、回転板正回転ソレノイドS
OL7への回路が断たれ、切換弁V1は中立位置へ切り
換わり油圧モータMの正回転が停止し、回転板3は水平
位置で停止する。
【0027】リミットスイッチLS3の常開接点が上記
のように閉じることによって、リミットスイッチLS3
の常開接点とリミットスイッチLS4の常開接点を経て
押込板前進ソレノイドSOL6が励磁される。それによ
り、切換弁V2が切り換えられて押込板7が前進し、回
転板3上にある塵芥を塵芥収容箱1内へ押し込み始め
る。押込板7の前進によりリミットスイッチLS2の常
閉接点が開き常開接点が閉じる。押込板7が前進してそ
の前進限度位置に達すると、リミットスイッチLS4の
常閉接点が開き、押込板前進ソレノイドSOL6の励磁
が解かれて切換弁V2が中立位置へ移動し、そのため押
込板7は停止して、一積込みサイクルが終了する。
【0028】本発明では、塵芥積込は発明の要旨に直接
的には関係がないので、より詳しい説明は割愛するが、
積込回路Bを作動させ、塵芥積込みサイクルを反復して
行うことによって塵芥収容箱1内に塵芥を積み、塵芥収
容箱1内に塵芥が一杯になったときに塵芥を排出する作
業を行うことになる。この排出作業のために図5につい
て次に説明する排出回路Aが設けられている。
【0029】積込・排出切換スイッチSWsの排出側接
点には、テールゲート2を昇降させるためのテールゲー
ト昇降切換スイッチSWtgが設けられており、その
「上昇」接点には常閉のインタロックスイッチSWin
の一端が接続されている。インタロックスイッチSWi
nの他端には、第1のタイマリレーTM1と、常開のタ
イマリレスイッチTM1bを介して第1のキープリレー
(セット)KR1−Sと、キープリレースイッチKR1
bを介して第2のタイマリレーTM2と、常開のタイマ
リレースイッチTM2bを介して第2のキープリレー
(セット)KR2−Sと、キープリレースイッチKR1
aを介して回転板逆転ソレノイドSOL8と、キープリ
レースイッチKR2bを介してテールゲート上昇ソレノ
イドSOL4とが、それぞれ並列に接続されている。ま
た、キープリレースイッチKR1bと第2のタイマリレ
ーTM2との間からキープリレースイッチKR2aを介
して押込板後退ソレノイドSOL5が、第2のタイマリ
レーTM2と並列に接続されている。なお、図5におい
て、CR−Rは自己保持リレー、CR−rはその接点、
KR1−R、KR2−Rは、自動積込作動を行うとキー
プリレーKR1−S、KR2−Sをリセットするキープ
リレー(リセット)を示す。
【0030】次に、以上に述べた排出回路Aにより塵芥
収用箱1内に収容されている塵芥を排出する作用につき
説明する。本発明において、排出回路Aにより行われる
最も重要な作用は、テールゲート2を上昇させるために
ロック用フック14を開いてピン13から外す前に、回
転板3をある一定時間t1だけ逆回転させ、かつ押込板
7をある一定時間t2だけ後退させる作用である。この
ように回転板3を逆回転させ、かつ押込板7を後退させ
ることによって、回転板3、押込板7およびサンプ2b
の間に詰まった塵芥の圧縮が緩和され、塵芥反力が軽減
される。したがって、ロック用フック14を開いてピン
13からはずす際の抵抗が少なくなり、続いてテールゲ
ート2を図2のように上昇させたときに、テールゲート
2内にある塵芥が緩んで落下し易くなる。また、塵芥が
緩むので塵芥収用箱やテールゲートからの塵芥の掻き出
しが容易になる。
【0031】この作用は排出回路Aにより次のようにし
てなされる。積込・排出切換スイッチSWsを排出側に
(図5中の点線で示すように)切り換え、かつテールゲ
ート切換スイッチSWtgを上昇側に切り換えると、回
転板逆転ソレノイドSOL8と第1のタイマーリレーT
M1が励磁され、ソレノイドSOL8の励磁により、回
転板用油圧モータMが逆転する。よって、回転板3は図
1に実線で示す位置から逆回転を開始する。そして、第
1のタイマーリレーTM1にセットされた第1の時間t
1が経過すると、常開リレー接点TM1bが閉じ第1の
キープリレー(セット)KR1−Sが作動してキープリ
レースイッチKR1aが開くので回転板逆回転ソレノイ
ドSOL8の励磁が解かれ、油圧モータMが停止し回転
板3も停止する。上記第1のタイマーリレーTM1、リ
レー接点TM1b、第1のキープリレー(セット)KR
1−S、キープリレースイッチKR1a、回転板逆回転
ソレノイドSOL8等は、回転板を塵芥掻き上げ位置か
ら塵芥掻き上げ方向と反対の方向に第1の所定時間t1
だけ逆転させる手段を構成する。
【0032】一方、前記タイマーリレーTM1の励磁に
より常開リレー接点TM1bが閉じ、このリレー接点T
M1bを介して第1のキープリレー(セット)KR1−
Sが上述のように励磁されることによって、そのキープ
リレースイッチKR1bが閉じ、第2のタイマリレーT
M2が起動されるとともに、押込板後退ソレノイドSO
L5が励磁され、押込板7は図1の仮想線位置から実線
位置へ向かって後退を始める。そして、第2のタイマー
リレーTM2にセットされた第2の時間t2が経過する
と、常開リレー接点TM2bが閉じ、第2のキープリレ
ー(セット)KR2−Sが作動し、キープリレースイッ
チKR2aが開くので押込板後退ソレノイドSOL5の
励磁が解かれ、押込板7の後退が停止する。上記第2の
タイマーリレーTM2、リレー接点TM2b、第2のキ
ープリレー(セット)KR2−S、キープリレースイッ
チKR2a、押込板後退ソレノイドSOL5等は、押込
板をその押込限度位置からその前進工程と反対の方向に
第2の所定時間t2だけ後退させる押込板後退手段を構
成する。
【0033】以上のようにして、回転板3の逆回転を行
い、同時に押込板7の後退を行って第2の設定時間t2
が経過すると、第2のタイマーリレーTM2のタイムア
ップにより常開リレー接点TM2bが閉じる。それによ
って、第2のキープリレー(セット)KR2−Sが作動
して押込板7の後退が停止すると共に、キープリレース
イッチKR2bが閉じテールゲート上昇ソレノイドSO
L4が励磁され、テールゲート緊締シリンダ15が伸張
してロック用フック14がピン13から外れ、テールゲ
ート上昇シリンダ12が伸張してテールゲート2は図2
に示すように上昇する。このとき、テールゲート2内の
塵芥は、回転板3および押込板7の後退により予め緩め
られているので、符号19で示すように容易に落下す
る。
【0034】なお、キープリレースイッチKR1a,K
R1b,KR2a,KR2bは積込回路に設けられたキ
ープリレー(リセット)KR1−R,KR2−Rにより
積込作業時にリセットされる。
【0035】
【発明の効果】以上に実施の形態につき説明したよう
に、本発明によれば、塵芥収集車において、塵芥収用箱
内に収集された塵芥の排出に際し、テールゲート上昇操
作から所定時間が経過するまで回転板を塵芥掻き上げ位
置から塵芥掻き上げ方向と反対の方向に逆転させる回転
板逆転手段を設けて、回転板を逆転させるようにし、し
かも、テールゲート上昇操作から所定時間が経過するま
で押込板をその押込限度位置からその前進工程と反対の
方向に後退させる押込板後退手段を設けて、押込板を後
退させるようにしたので、塵芥収用箱内で塵芥が圧縮さ
れている状態でも、その圧縮を予め緩めることができ、
圧縮による塵芥の反力のためにテールゲートのロック用
フックを外しにくくなることがなく、またテールゲート
の上昇時にテールゲート内の塵芥が確実に落下させるこ
とが可能になる。その結果、テールゲートポートを破損
したり、テールゲート内から汚水がこぼれる等の問題を
解消することができる。
【0036】また、上記のように回転板を逆転させかつ
押込板を後退させた後、テールゲートのロックを解放す
るようにすることにより、続いてテールゲートを塵芥排
出のために自動的に上昇させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塵芥収集車を示す原理的構成図。
【図2】図1の塵芥収集車のテールゲート上昇時の状態
を示す図。
【図3】図1に示す塵芥収集車の塵芥収用箱の上昇時の
状態を示す図。
【図4】図1に示す塵芥収集車の油圧回路図。
【図5】図1の塵芥収集車の電気回路図。
【符号の説明】
1 塵芥収用箱 2 テールゲート 3 回転板 7 押込板 8 押込板用シリンダ 12 テールゲート用シリンダ 15 テールゲート緊締用シリンダ 16 塵芥収用箱昇降シリンダ SOL5 押込板後退ソレノイド SOL8 回転板逆回転ソレノイド V1〜V5 切換弁 SOL1〜SOL10 切換弁ソレノイド M 回転板油圧モータ TM1 第1のタイマーリレー TM1a 第1のタイマーリレーの常閉接点 TM1b 第1のタイマーリレーの常開接点 TM2 第2のタイマーリレー TM2a 第2のタイマーリレーの常閉接点 TM2b 第2のタイマーリレーの常開接点
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月17日(2000.11.
17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 塵芥収集車
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塵芥収集車に係
り、特に、塵芥収容箱内に積み込まれた塵芥の圧縮反力
により、塵芥排出のためのテールゲート上昇の際にテー
ルゲートロック用フックが開きにくくなったり、上昇し
たテールゲート内の塵芥が落下しにくくなったりするの
を防止することが可能な塵芥収集車に関する。
【0002】
【従来の技術】塵芥収集車は、図1に示すように、収集
した塵芥を収容する塵芥収容箱1と、この塵芥収容箱1
の後部開口を開閉可能に当該塵芥収容箱1の開口上部に
枢着されたテールゲート2とを備えており、このテール
ゲート2は、その両側壁2aの底部を連結するサンプ2
bを有している。
【0003】テールゲート2の内部には、塵芥を掻き上
げる回転板3が水平回転軸4の回りで図において時計方
向に回転可能に支持されている。回転板3の回転領域の
上方には、水平枢軸6によって塵芥押込板7が枢着され
ている。押込板7は、実線で示す後退位置と、符号7’
で示す前進位置との間で枢軸6回りに回動変位可能に支
持されている。押込板7の回動は、油圧式押込シリンダ
8の伸縮駆動によりなされる。押込シリンダ8は、上端
がピン9で塵芥収容箱1側に枢着され、そのピストンロ
ッド側がピン10により押込板7の上端に枢着されてい
る。回転板3の回転駆動は、図2に示す回転式油圧モー
タMによりチエーン11を介して行われる。
【0004】上記回転板3および押込板7の作用により
塵芥収容箱1内への塵芥の積込みがなされて、塵芥収容
箱1が一杯になると、テールゲート2を図2に示すよう
に上昇させ、次いで図3に示すように塵芥収容箱1を回
動軸18を中心として傾斜状に上昇させることにより、
塵芥収容箱1内の塵芥を外部に排出する。テールゲート
2を図2のように上昇させるにはテールゲート昇降油圧
シリンダ12が用いられる。この油圧シリンダ12は、
その一端が塵芥収容箱1の側に、他端がテールゲート2
の側に枢着されている。また、テールゲート2の内側に
固着したピン13に掛けられるロック用フック14がテ
ールゲート緊締油圧シリンダ15により回動可能に設け
られている。図1の状態にあるテールゲート2のピン1
3に、油圧シリンダ15の収縮によりロック用フック1
4を掛けると、テールゲート2は上昇を阻止される。ま
た、図3に示すように、塵芥収容箱1を上昇させる塵芥
収容箱昇降油圧シリンダ16がシャシー17と塵芥収容
箱1の下部とを連結している。この油圧シリンダ16の
伸張により、塵芥収容箱1は傾斜するように上昇させら
れる。
【0005】前記油圧モータM、押込シリンダ8、テー
ルゲート昇降シリンダ12、テールゲート緊締シリンダ
15、および塵芥収容箱昇降シリンダ16は、図4に示
す油圧回路によって駆動される。この油圧回路につき説
明すると、回転板3の油圧モータMは、ソレノイドSO
L7、SOL8を有するソレノイド切換弁V1を介して
圧油源Pに接続されている。また、押込シリンダ8は、
テールゲート2の左右両側壁2aに沿って1対設けられ
ており、ソレノイドSOL5、SOL6を有するソレノ
イド切換弁V2を介して圧油源Pに接続されている。ま
た、テールゲート緊締シリンダ15が、ソレノイドSO
L3、SOL4を有するソレノイド切換弁V3を介して
圧油源Pに接続され、このテールゲート緊締シリンダ1
5のピストン側油圧室に、1対設けられたテールゲート
昇降シリンダ12のピストン側油圧室が、ソレノイド切
換弁V5を介して接続されている。さらに、塵芥収容箱
昇降シリンダ16は、ソレノイドSOL1、SOL2を
有するソレノイド切換弁V4を介して圧油源Pに接続さ
れる。
【0006】切換弁V1のソレノイドSOL7が励磁さ
れると、圧油源Pからの圧油は切換弁V1を介して油圧
モータMへ送られて油圧モータを正転させ、また切換弁
V1のソレノイドSOL8が励磁されると、圧油源Pか
らの圧油は切換弁V1を介して油圧モータMへ送られて
油圧モータを逆転させる。また、切換弁V2のソレノイ
ドSOL6が励磁されると、圧油源Pからの圧油は切換
弁V2を介して押込シリンダ8へ送られて、押込シリン
ダを塵芥を押し込む前進方向へ伸張させ、また切換弁V
2のソレノイドSOL5が励磁されると、圧油源Pから
の圧油は切換弁V2を介して押込シリンダ8へ送られ
て、押込シリンダを後退方向へ収縮させる。また、切換
弁V3のソレノイドSOL4が励磁されると、圧油源P
からの圧油は切換弁V3を介してテールゲート緊締シリ
ンダ15へ送られて、テールゲート緊締シリンダ15を
伸張させロック用フック14をピン13から外し、外し
終ると油圧がテールゲート昇降シリンダ12へ送られて
テールゲート2を上昇させる方向へ伸張させる。また、
切換弁V9のソレノイドSOL9が励磁されると、テー
ルゲート昇降シリンダ12のピストン側油圧室の油が排
出される。そして、テールゲート2の降下が終り、切換
弁V3のソレノイドSOL3が励磁されて油圧がテール
ゲート緊締シリンダ15のロッド側(収縮側)油圧室に
送られ、テールゲート緊締シリンダ15が収縮してロッ
ク用フック14とピン13に係合させテールゲート2を
ロックする。さらに、切換弁V4のソレノイドSOL1
が励磁されると、圧油源Pからの圧油は切換弁V4を介
して塵芥収容箱昇降シリンダ16へ送られて、塵芥収容
箱昇降シリンダ16を塵芥収容箱1を上昇させる方向へ
伸張させ、また切換弁V4のソレノイドSOL2が励磁
されると、圧油源Pからの圧油は切換弁V4を介して塵
芥収容箱昇降シリンダ16へ送られて、塵芥収容箱昇降
シリンダ16を収縮させ塵芥収容箱1を下降させる。
【0007】以上に述べた油圧モータMおよび押込シリ
ンダ8の作動による回転板3および押込板7の作動は次
の順序で行われる。図1に実線で示す回転板3の回転位
置(ほぼ水平位置)は塵芥掻き上げ完了位置である。テ
ールゲートサンプ2b内へ投入された塵芥は、回転板3
の正回転によりテールゲートサンプ2bに沿って掻き上
げられる。回転板3が塵芥掻き上げ完了位置に達する
と、押込板7は実線で示す後退位置から仮想線7’で示
す前進位置へ回動して回転板3上の塵芥を塵芥収容箱1
の内部へ押し込む。この位置は塵芥積込サイクル完了位
置であり、したがってこの位置が塵芥積込サイクル開始
位置にもなる。
【0008】塵芥積込サイクルが開始されると、押込板
7が前進位置7’にある状態で回転板3が正転(時計方
向に回転)し、続いて、押込板7は図1の実線位置へ向
かって後退を始める。回転板3は正転を継続して塵芥を
掻き上げ、押込板7は後退完了位置に達して停止する。
回転板3はさらに正転を継続して、塵芥掻き上げ完了位
置へ達して停止する。続いて、押込板7は前進して回転
板3上の塵芥を塵芥収容箱内へ押し込み塵芥積込サイク
ルを完了する。
【0009】このよう塵芥積込サイクルを多数回反復し
て塵芥収容箱1内の塵芥が一杯になると、塵芥収集車は
塵芥排出場へ行き、そこで次のような塵芥排出動作を行
う。すなわち、塵芥排出場では、まず、テールゲート緊
締シリンダ15を作動させてロック用フック14をピン
13から外し、テールゲート2のロックを解き、次いで
テールゲート昇降シリンダ12を伸張させてテールゲー
ト2を図2に示すように上昇させる。これによって、テ
ールゲート2内の塵芥19は図2に示すように落下す
る。次いで、塵芥収容箱1を塵芥収容箱昇降シリンダ1
6の伸張により図3に示すように傾斜状に上昇させる。
これにより、塵芥収容箱1内の塵芥は塵芥収容箱1の床
上を滑って落下して排出される。これに代って、塵芥収
容箱1を図2のままにしておいて、塵芥収容箱内の塵芥
を塵芥排出機構の作用により押し出して排出することも
できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図1の状態
で押込板7が多サイクルに亘って前進を反復して塵芥収
容箱1内に塵芥を押し込むにつれて塵芥が圧縮され、圧
縮された塵芥がテールゲート2を後方に押す反力を発生
する。この反力は、テールゲート2を開く方向の力であ
って、テールゲート2を緊締しているロック用フック1
4には無理な力が掛かっていることになる。この状態
で、テールゲート2を上昇させるためにロック用フック
14を開いてピン13からはずそうとしても、フック1
4は開きにくい。
【0011】また、仮にロック用フック14を開いてピ
ン13から外すことができても、テールゲート2内に塵
芥が上記圧縮のために詰まった状態になっていると、塵
芥は回転板3と押込板7の間に挟まっており、テールゲ
ート2を図2のように上昇させても、挟まった塵芥はテ
ールゲート内から容易には落下しない。そして、そのま
まの状態でテールゲートからの塵芥の掻き出しを行う
と、テールゲートサンプ2bのポート20(図2)に無
理な力が加わり、それを変形させてしまうことにもな
る。そして、サンプポートが大きく曲がってしまった場
合、テールゲートを下降させてもロック用フック14が
ピン13に係合しなくなったり、塵芥の汚水がこぼれや
すくなってしまう等の問題が生ずる。
【0012】本発明は,上述の課題を解決するためにな
されたもので、その目的は、塵芥収容箱内で塵芥が圧縮
されている状態でも、塵芥の圧縮反力によりテールゲー
トロック用フックが外しにくくなることがなく、テール
ゲートの上昇時にテールゲート内の塵芥が確実に落下す
る塵芥収集車を得ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による塵芥収集車は、塵芥収容箱の開口部に
昇降可能に支持したテールゲートと、テールゲートの内
部に投入された塵芥を塵芥収容箱開口部の床のレベルに
掻き上げた後塵芥掻き上げ位置で停止するようにテール
ゲート内部に設けた回転板と、回転板により掻き上げら
れた回転板上の塵芥を、塵芥収容箱開口部内部へ向かっ
て押し込むべく押込限度位置まで前進工程を行うように
前進後退自在にテールゲートの内部に設けた押込板と、
テールゲート上昇操作に応じて、塵芥排出のためにテー
ルゲートを塵芥収容箱に対し上昇させるテールゲート昇
降装置と、を備える塵芥収集車において、テールゲート
上昇前に、前記回転板を塵芥掻き上げ位置から塵芥掻き
上げ方向と反対の方向に第1の所定時間だけ逆転させる
回転板逆転手段と、テールゲート上昇前に、前記押込板
をその押込限度位置から前記前進工程と反対の方向に第
2の所定時間だけ後退させる押込板後退手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0014】また、前記回転板逆転手段は、テールゲー
ト上昇スイッチと、このスイッチの操作により作動を開
始し、第1の時間をカウントする第1のタイマーリレー
と、回転板逆回転モータと、第1の時間の経過時に回転
板逆回転モータの回路を切る第1のタイマーリレーの接
点とを有するようにすることができる。
【0015】前記押込板後退手段は、テールゲート上昇
スイッチと、このスイッチの操作により作動を開始し、
第2の時間をカウントする第2のタイマーリレーと、押
込板を後退させるシリンダと、第2の時間の経過時に押
込板後退のために前記シリンダの回路を切る第2のタイ
マーリレーの接点とを有するようにすることができる。
【0016】本発明の他の形態では、塵芥収容箱の開口
部に昇降可能に支持したテールゲートと、テールゲート
が塵芥収容箱に対し上昇するのを阻止するようにテール
ゲートを塵芥収容箱に対し解放可能にロックするロック
装置と、テールゲートの内部に投入された塵芥を塵芥収
容箱開口部の床のレベルに掻き上げた後塵芥掻き上げ位
置で停止するようにテールゲート内部に設けた回転板
と、回転板により掻き上げられた回転板上の塵芥を、塵
芥収容箱開口部内部へ向かって押し込むべく押込限度位
置まで前進工程を行うように前進後退自在にテールゲー
トの内部に設けた押込板と、テールゲート上昇操作に応
じて、塵芥排出のためにテールゲートを塵芥収容箱に対
し上昇させるテールゲート昇降装置と、を備える塵芥収
集車において、テールゲート上昇前に、前記回転板を塵
芥掻き上げ位置から塵芥掻き上げ方向と反対の方向に所
定時間だけ逆転させる回転板逆転手段と、テールゲート
上昇前に、前記押込板をその押込限度位置から前記前進
工程と反対の方向に所定時間だけ後退させる押込板後退
手段と、前記所定時間の経過後に前記ロック装置を解放
する手段と、を設ける。
【0017】前記所定時間をカウントするためにタイマ
ーリレーを設け、このタイマーリレーのカウント完了時
に作動するタイマーリレー接点を設け、このタイマーリ
レー接点をロック装置を解放する前記手段を作動させる
ように設けることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態につき説明する。
【0019】本発明による塵芥収集車における塵芥収集
装置の機構的構成は、図1について既に説明したところ
と基本的に変るところがないので、再度詳しく説明する
ことはしないが、図1に示すように、塵芥収容箱1と、
その後部開口上部に開閉可能に枢着されたテールゲート
2とを備え、テールゲート2はサンプ2bを有してい
る。テールゲート2の内部には、回転板3が回転軸4の
回りで回転可能に支持されており、回転板3の回転領域
の上方には、枢軸6によって塵芥押込板7が枢着されて
いる。押込板7の回動は押込シリンダ8によりなされ
る。回転板3の回転駆動は、図2に示す油圧モータMに
よりなされる。また、図4に示す油圧回路が用いられ
る。
【0020】本発明では、図1に示す基本構造におい
て、テールゲートを上昇させる前に、回転板3を塵芥掻
き上げ位置から塵芥掻き上げ方向と反対の方向に第1の
所定時間だけ逆転させる回転板逆転手段を設けるととも
に、テールゲートを上昇させる前に、押込板7をその押
込限度位置から前記前進工程と反対の方向に第2の所定
時間だけ後退させる押込板後退手段を設けている。以
下、それに関連する構成を図1の構成図および図5の電
気回路を参照して説明する。
【0021】図1において、LS1、LS3は回転板3
の運動に関連して作動するリミットスイッチであり、リ
ミットスイッチLS1は回転板3が図1において3’で
示すようにほぼ垂直上方を向く角度位置まで回転したと
きに切り換わり、リミットスイッチLS3は回転板3が
図1の実線位置(水平位置)まで上昇した時に切り換わ
るようになっている。一方、リミットスイッチLS2は
押込板7が図に実線で示す後退限度位置へ達したときに
切り換わるようになっており、またリミットスイッチL
S4は押込板7が仮想線7’で示す押込み完了位置ヘ達
したときに切り換わるようになっている。また、リミッ
トスイッチLS5はテールゲートのロック用フック14
の解放および係合に応じて作動するスイッチである。ま
た、リミットスイッチLS6は、テールゲート2が塵芥
収容箱1の開口を完全に閉じているか否かにより切り換
わるスイッチであり、リミットスイッチLS7は、テー
ルゲート2が下降位置にあるときに切り換わるスイッチ
である。
【0022】図5は、図4に示す油圧回路に含まれる回
転板駆動用モータM、押込板駆動用シリンダ8、テール
ゲート昇降シリンダ12、塵芥収容箱昇降シリンダ1
6、テールゲート緊締シリンダ15等を順次作動させる
ための電気回路を示す。図5において、SWsは電源E
に連なる積込・排出切換スイッチを示す。積込・排出切
換スイッチSWsの排出側接点には塵芥排出回路Aが接
続され、積込側接点には、公知の塵芥積込回路Bが接続
されている。
【0023】塵芥積込回路Bによる積込作動は公知のも
のであるから、その概略のみを説明すると、切換スイッ
チSWsを積込側に投入しかつ図示しない積込スイッチ
の押ボタンを押すと、積込サイクルが開始され、エンジ
ン増速用ロータリソレノイドに連なるリレー接点が閉じ
て、エンジンの回転が上がる。また、回転板正回転ソレ
ノイドSOL7が励磁される。
【0024】これにより、図4の切換弁V1が切り換え
られて油圧モータMが正転し、回転板3が図1の実線位
置から時計方向に回転を始める。回転板3が時計方向に
回転して図1に仮想線3’で示すほぼ垂直に立ち上がっ
た位置に達すると、リミットスイッチLS1が、回転板
3のその角度位置を検出して、常閉接点が閉じている図
5の状態から常開接点が閉じる状態へ切り換わり、押込
板後退ソレノイドSOL5が励磁される。したがって、
切換弁V2が切り換えられて、押込板7が図1の実線位
置へ向かって後退を始める。一方、回転板3は正回転を
続ける。
【0025】後退している押込板7が図1に実線で示す
後退限度位置に達すると、リミットスイッチLS2の接
点が開き、押込板後退ソレノイドSOL5への通電が停
止するため、その励磁が解かれて切換弁V2が中立位置
へ戻り、押込板7の後退が停止する。
【0026】一方、回転板3は正回転を継続して、図1
に実線で示す掻き上げ完了位置(水平位置)に達する。
これにより、リミットスイッチLS3の常閉接点が開
き、常開接点が閉じるため、回転板正回転ソレノイドS
OL7への回路が断たれ、切換弁V1は中立位置へ切り
換わり油圧モータMの正回転が停止し、回転板3は水平
位置で停止する。
【0027】リミットスイッチLS3の常開接点が上記
のように閉じることによって、リミットスイッチLS3
の常開接点とリミットスイッチLS4の常開接点を経て
押込板前進ソレノイドSOL6が励磁される。それによ
り、切換弁V2が切り換えられて押込板7が前進し、回
転板3上にある塵芥を塵芥収容箱1内へ押し込み始め
る。押込板7の前進によりリミットスイッチLS2の常
閉接点が開き常開接点が閉じる。押込板7が前進してそ
の前進限度位置に達すると、リミットスイッチLS4の
常閉接点が開き、押込板前進ソレノイドSOL6の励磁
が解かれて切換弁V2が中立位置へ移動し、そのため押
込板7は停止して、一積込みサイクルが終了する。
【0028】本発明では、塵芥積込は発明の要旨に直接
的には関係がないので、より詳しい説明は割愛するが、
積込回路Bを作動させ、塵芥積込みサイクルを反復して
行うことによって塵芥収容箱1内に塵芥を積み、塵芥収
容箱1内に塵芥が一杯になったときに塵芥を排出する作
業を行うことになる。この排出作業のために図5につい
て次に説明する排出回路Aが設けられている。
【0029】積込・排出切換スイッチSWsの排出側接
点には、テールゲート2を昇降させるためのテールゲー
ト昇降切換スイッチSWtgが設けられており、その
「上昇」接点には常閉のインタロックスイッチSWin
の一端が接続されている。インタロックスイッチSWi
nの他端には、第1のタイマリレーTM1と、常開のタ
イマリレスイッチTM1bを介して第1のキープリレー
(セット)KR1−Sと、キープリレースイッチKR1
bを介して第2のタイマリレーTM2と、常開のタイマ
リレースイッチTM2bを介して第2のキープリレー
(セット)KR2−Sと、キープリレースイッチKR1
aを介して回転板逆転ソレノイドSOL8と、キープリ
レースイッチKR2bを介してテールゲート上昇ソレノ
イドSOL4とが、それぞれ並列に接続されている。ま
た、キープリレースイッチKR1bと第2のタイマリレ
ーTM2との間からキープリレースイッチKR2aを介
して押込板後退ソレノイドSOL5が、第2のタイマリ
レーTM2と並列に接続されている。なお、図5におい
て、CR−Rは自己保持リレー、CR−rはその接点、
KR1−R、KR2−Rは、自動積込作動を行うとキー
プリレーKR1−S、KR2−Sをリセットするキープ
リレー(リセット)を示す。
【0030】次に、以上に述べた排出回路Aにより塵芥
収容箱1内に収容されている塵芥を排出する作用につき
説明する。本発明において、排出回路Aにより行われる
最も重要な作用は、テールゲート2を上昇させるために
ロック用フック14を開いてピン13から外す前に、回
転板3をある一定時間t1だけ逆回転させ、かつ押込板
7をある一定時間t2だけ後退させる作用である。この
ように回転板3を逆回転させ、かつ押込板7を後退させ
ることによって、回転板3、押込板7およびサンプ2b
の間に詰まった塵芥の圧縮が緩和され、塵芥反力が軽減
される。したがって、ロック用フック14を開いてピン
13からはずす際の抵抗が少なくなり、続いてテールゲ
ート2を図2のように上昇させたときに、テールゲート
2内にある塵芥が緩んで落下し易くなる。また、塵芥が
緩むので塵芥収容箱やテールゲートからの塵芥の掻き出
しが容易になる。
【0031】この作用は排出回路Aにより次のようにし
てなされる。積込・排出切換スイッチSWsを排出側に
(図5中の点線で示すように)切り換え、かつテールゲ
ート切換スイッチSWtgを上昇側に切り換えると、回
転板逆転ソレノイドSOL8と第1のタイマーリレーT
M1が励磁され、ソレノイドSOL8の励磁により、回
転板用油圧モータMが逆転する。よって、回転板3は図
1に実線で示す位置から逆回転を開始する。そして、第
1のタイマーリレーTM1にセットされた第1の時間t
1が経過すると、常開リレー接点TM1bが閉じ第1の
キープリレー(セット)KR1−Sが作動してキープリ
レースイッチKR1aが開くので回転板逆回転ソレノイ
ドSOL8の励磁が解かれ、油圧モータMが停止し回転
板3も停止する。上記第1のタイマーリレーTM1、リ
レー接点TM1b、第1のキープリレー(セット)KR
1−S、キープリレースイッチKR1a、回転板逆回転
ソレノイドSOL8等は、回転板を塵芥掻き上げ位置か
ら塵芥掻き上げ方向と反対の方向に第1の所定時間t1
だけ逆転させる手段を構成する。
【0032】一方、前記タイマーリレーTM1の励磁に
より常開リレー接点TM1bが閉じ、このリレー接点T
M1bを介して第1のキープリレー(セット)KR1−
Sが上述のように励磁されることによって、そのキープ
リレースイッチKR1bが閉じ、第2のタイマリレーT
M2が起動されるとともに、押込板後退ソレノイドSO
L5が励磁され、押込板7は図1の仮想線位置から実線
位置へ向かって後退を始める。そして、第2のタイマー
リレーTM2にセットされた第2の時間t2が経過する
と、常開リレー接点TM2bが閉じ、第2のキープリレ
ー(セット)KR2−Sが作動し、キープリレースイッ
チKR2aが開くので押込板後退ソレノイドSOL5の
励磁が解かれ、押込板7の後退が停止する。上記第2の
タイマーリレーTM2、リレー接点TM2b、第2のキ
ープリレー(セット)KR2−S、キープリレースイッ
チKR2a、押込板後退ソレノイドSOL5等は、押込
板をその押込限度位置からその前進工程と反対の方向に
第2の所定時間t2だけ後退させる押込板後退手段を構
成する。
【0033】以上のようにして、回転板3の逆回転を行
い、同時に押込板7の後退を行って第2の設定時間t2
が経過すると、第2のタイマーリレーTM2のタイムア
ップにより常開リレー接点TM2bが閉じる。それによ
って、第2のキープリレー(セット)KR2−Sが作動
して押込板7の後退が停止すると共に、キープリレース
イッチKR2bが閉じテールゲート上昇ソレノイドSO
L4が励磁され、テールゲート緊締シリンダ15が伸張
してロック用フック14がピン13から外れ、テールゲ
ート上昇シリンダ12が伸張してテールゲート2は図2
に示すように上昇する。このとき、テールゲート2内の
塵芥は、回転板3および押込板7の後退により予め緩め
られているので、符号19で示すように容易に落下す
る。
【0034】なお、キープリレースイッチKR1a,K
R1b,KR2a,KR2bは積込回路に設けられたキ
ープリレー(リセット)KR1−R,KR2−Rにより
積込作業時にリセットされる。
【0035】
【発明の効果】以上に実施の形態につき説明したよう
に、本発明によれば、塵芥収集車において、塵芥収容箱
内に収集された塵芥の排出に際し、テールゲート上昇操
作から所定時間が経過するまで回転板を塵芥掻き上げ位
置から塵芥掻き上げ方向と反対の方向に逆転させる回転
板逆転手段を設けて、回転板を逆転させるようにし、し
かも、テールゲート上昇操作から所定時間が経過するま
で押込板をその押込限度位置からその前進工程と反対の
方向に後退させる押込板後退手段を設けて、押込板を後
退させるようにしたので、塵芥収容箱内で塵芥が圧縮さ
れている状態でも、その圧縮を予め緩めることができ、
圧縮による塵芥の反力のためにテールゲートのロック用
フックを外しにくくなることがなく、またテールゲート
の上昇時にテールゲート内の塵芥が確実に落下させるこ
とが可能になる。その結果、テールゲートポートを破損
したり、テールゲート内から汚水がこぼれる等の問題を
解消することができる。
【0036】また、上記のように回転板を逆転させかつ
押込板を後退させた後、テールゲートのロックを解放す
るようにすることにより、続いてテールゲートを塵芥排
出のために自動的に上昇させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塵芥収集車を示す原理的構成図。
【図2】図1の塵芥収集車のテールゲート上昇時の状態
を示す図。
【図3】図1に示す塵芥収集車の塵芥収容箱の上昇時の
状態を示す図。
【図4】図1に示す塵芥収集車の油圧回路図。
【図5】図1の塵芥収集車の電気回路図。
【符号の説明】 1 塵芥収容箱 2 テールゲート 3 回転板 7 押込板 8 押込板用シリンダ 12 テールゲート用シリンダ 15 テールゲート緊締用シリンダ 16 塵芥収容箱昇降シリンダ SOL5 押込板後退ソレノイド SOL8 回転板逆回転ソレノイド V1〜V5 切換弁 SOL1〜SOL9 切換弁ソレノイド M 回転板油圧モータ TM1 第1のタイマーリレー TM1a 第1のタイマーリレーの常閉接点 TM1b 第1のタイマーリレーの常開接点 TM2 第2のタイマーリレー TM2a 第2のタイマーリレーの常閉接点 TM2b 第2のタイマーリレーの常開接点
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塵芥収容箱の開口部に昇降可能に支持した
    テールゲートと、テールゲートの内部に投入された塵芥
    を塵芥収容箱開口部の床のレベルに掻き上げた後塵芥掻
    き上げ位置で停止するようにテールゲート内部に設けた
    回転板と、回転板により掻き上げられた回転板上の塵芥
    を、塵芥収容箱開口部内部へ向かって押し込むべく押込
    限度位置まで前進工程を行うように前進後退自在にテー
    ルゲートの内部に設けた押込板と、テールゲート上昇操
    作に応じて、塵芥排出のためにテールゲートを塵芥収容
    箱に対し上昇させるテールゲート昇降装置と、を備える
    塵芥収集車において、 テールゲート上昇前に、前記回転板を塵芥掻き上げ位置
    から塵芥掻き上げ方向と反対の方向に第1の所定時間だ
    け逆転させる回転板逆転手段と、 テールゲート上昇前に、前記押込板をその押込限度位置
    から前記前進工程と反対の方向に第2の所定時間だけ後
    退させる押込板後退手段と、を有することを特徴とする
    塵芥収集車。
  2. 【請求項2】回転板逆転手段が、テールゲート上昇スイ
    ッチと、このスイッチの操作により作動を開始し、第1
    の時間をカウントする第1のタイマーリレーと、回転板
    逆回転モータと、第1の時間の経過時に回転板逆回転モ
    ータの回路を切る第1のタイマーリレーの接点とを有す
    ることを特徴とする請求項1記載の塵芥収集車。
  3. 【請求項3】押込板後退手段が、テールゲート上昇スイ
    ッチと、このスイッチの操作により作動を開始し、第2
    の時間をカウントする第2のタイマーリレーと、押込板
    を後退させるシリンダと、第2の時間の経過時に押込板
    後退のために前記シリンダの回路を切る第2のタイマー
    リレーの接点とを有することを特徴とする請求項1、ま
    たは2記載の塵芥収集車。
  4. 【請求項4】塵芥収容箱の開口部に昇降可能に支持した
    テールゲートと、テールゲートが塵芥収容箱に対し上昇
    するのを阻止するようにテールゲートを塵芥収容箱に対
    し解放可能にロックするロック装置と、テールゲートの
    内部に投入された塵芥を塵芥収容箱開口部の床のレベル
    に掻き上げた後塵芥掻き上げ位置で停止するようにテー
    ルゲート内部に設けた回転板と、回転板により掻き上げ
    られた回転板上の塵芥を、塵芥収容箱開口部内部へ向か
    って押し込むべく押込限度位置まで前進工程を行うよう
    に前進後退自在にテールゲートの内部に設けた押込板
    と、テールゲート上昇操作に応じて、塵芥排出のために
    テールゲートを塵芥収容箱に対し上昇させるテールゲー
    ト昇降装置と、を備える塵芥収集車において、 テールゲート上昇前に、前記回転板を塵芥掻き上げ位置
    から塵芥掻き上げ方向と反対の方向に所定時間だけ逆転
    させる回転板逆転手段と、 テールゲート上昇前に、前記押込板をその押込限度位置
    から前記前進工程と反対の方向に所定時間だけ後退させ
    る押込板後退手段と、 前記所定時間の経過後に前記ロック装置を解放する手段
    と、を有することを特徴とする塵芥収集車。
  5. 【請求項5】前記所定時間をカウントするためにタイマ
    ーリレーが設けられ、タイマーリレーのカウント完了時
    に作動するタイマーリレー接点が、ロック装置を解放す
    る前記手段を作動させるように設けられていることを特
    徴とする請求項5記載の塵芥収集車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110877794A (zh) * 2019-11-15 2020-03-13 山西航天清华装备有限责任公司 基于自行开闭车箱盖功能的垃圾垂直收集系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110877794A (zh) * 2019-11-15 2020-03-13 山西航天清华装备有限责任公司 基于自行开闭车箱盖功能的垃圾垂直收集系统
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