JP2001158503A - 廃棄物収集車における積込制御装置 - Google Patents

廃棄物収集車における積込制御装置

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JP2001158503A
JP2001158503A JP34641699A JP34641699A JP2001158503A JP 2001158503 A JP2001158503 A JP 2001158503A JP 34641699 A JP34641699 A JP 34641699A JP 34641699 A JP34641699 A JP 34641699A JP 2001158503 A JP2001158503 A JP 2001158503A
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plate
rotating plate
rotation
box
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Shigetaka Nakao
繁隆 中尾
Kazuhiko Akatsuka
和彦 赤塚
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物投入箱内の回転板および押込板の協働
により、廃棄物投入箱内の投入廃棄物を廃棄物収容箱内
に押込むようにした廃棄物収集車において、廃棄物投入
箱内の投入廃棄物中に空き缶等の固い物が混じる等の原
因により、回転板の終了位置直前で回転板の回転負荷が
過大となって回転板が緊急停止した場合であっても、押
込板による廃棄物押込工程に自動的に移行できるように
して作業効率の向上を図る。 【解決手段】 回転板7が終了位置7a手前の所定回転
領域7xにあることを検出する回転位置検出手段LS2
と、回転板7の回転負荷が所定限界を超えたことを検出
する負荷検出手段PSとを備え、制御装置Cは、回転位
置検出手段LS2および負荷検出手段PSの各検出信号
に基づいて押込板9を後退位置9rより前進位置9fま
で前進させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物収集車、特
に車体フレーム上に搭載され後面に押込口を開口した廃
棄物収容箱と、その廃棄物収容箱の後部に連設され後面
に投入口を開口した廃棄物投入箱と、その廃棄物投入箱
内に収容されて、該投入箱内の投入廃棄物を押込口近傍
まで持ち上げるように回転し得る回転板と、同じく廃棄
物投入箱内に収容されて、回転板上の廃棄物を廃棄物収
容箱内に押し込むように所定の前進位置及び後退位置間
を進退し得る押込板と、その押込板の進退および回転板
の回転を制御して、廃棄物投入箱内に投入された廃棄物
を廃棄物収容箱内に押込むための積込みサイクルを実行
する制御装置とを備えた廃棄物収集車における積込制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記廃棄物収集車では、積込みサ
イクルの終盤において、回転板が押込口近傍の終了位置
に戻った後に、後退位置の押込板が前進位置まで前進す
るようにしており、その押込板の前進によって、回転板
で押込口近傍まで持ち上げた投入廃棄物を廃棄物収容箱
内に効率よく押し込めるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来一般の廃
棄物収集車においては、図10に示すように廃棄物収容
箱が満杯の状態では、同収容箱後端の押込口の外側まで
廃棄物が満ち溢れているため、一回の積込みサイクルで
回転板が廃棄物投入箱内で持ち上げる廃棄物の容積(投
入容積)の方が、その回転板上で押込板が廃棄物収容箱
側に押し込む廃棄物の容積(押込容積)よりも大きくな
る。このため、回転板が廃棄物投入箱内において廃棄物
を持ち上げる際には、回転板が上記投入容積と押込容積
との差分だけ廃棄物を圧縮しながら回転して、押込口近
傍の正規の終了位置に到達する。
【0004】ところが回転板は、押込板に比べて廃棄物
に対する圧縮力が元々小さいので、圧縮される廃棄物中
に空き缶等の固い物が混じっていると、これを回転板に
よっては十分に圧縮できず、そのため、回転板の終了位
置直前で回転板の回転負荷が過大となって、その油圧駆
動系において作動油がリリーフし、これにより回転板が
緊急停止して積込みサイクルが中断してしまうことがあ
る。
【0005】従来では、このような場合に回転板の油圧
駆動系の作動を手動で停止側に切換操作し、更に押込板
の油圧駆動系を手動で前進側に切換操作して押込板を前
進位置まで前進駆動することにより積込みサイクルを再
開するようにしており、これらの一連の作業が現場作業
員の手を煩わせ、作業効率を低下させるという問題があ
った。
【0006】本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたも
のであり、上記従来のものの問題を簡単な構造で解決す
ることができる、廃棄物収集車における積込制御装置を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、車体フレーム上に搭載され後面に押込口を
開口した廃棄物収容箱と、その廃棄物収容箱の後部に連
設され後面に投入口を開口した廃棄物投入箱と、その廃
棄物投入箱内に収容されて、該投入箱内の投入廃棄物を
押込口近傍まで持ち上げるように回転し得る回転板と、
同じく廃棄物投入箱内に収容されて、回転板よりも上方
で所定の前進位置及び後退位置間を進退し得る押込板
と、その押込板の進退および回転板の回転を制御して、
廃棄物投入箱内に投入された廃棄物を廃棄物収容箱内に
押込むための積込みサイクルを実行する制御装置とを備
え、通常の積込みサイクルでは、回転板が押込口近傍の
終了位置に戻った後に、後退位置の押込板が前進位置ま
で前進して回転板上の廃棄物を廃棄物収容箱内に押し込
むようにした、廃棄物収集車における積込制御装置にお
いて、前記回転板が終了位置手前の所定回転領域にある
ことを検出する回転位置検出手段と、前記回転板の回転
負荷が所定限界を超えたことを検出する負荷検出手段と
を備え、前記制御装置が、前記回転位置検出手段および
負荷検出手段の各検出信号に基づいて前記押込板を後退
位置より前進位置まで前進させることを特徴とする。
【0008】上記特徴によれば、回転板が終了位置手前
の所定回転領域にあることを回転位置検出手段が検出
し、且つ回転板の回転負荷が所定限界を超えたことを負
荷検出手段が検出するのに応じて、押込板を後退位置よ
り前進位置まで自動的に前進させて回転板上の廃棄物を
廃棄物収容箱内に強力に押込むことができる。従って、
廃棄物投入箱内の投入廃棄物中に空き缶等の固い物が混
じる等の原因により回転板の終了位置直前で回転板の回
転負荷が過大となって回転板が緊急停止した場合であっ
ても、押込板による廃棄物押込工程に自動的に移行する
ことができて、積込みサイクルが中断することはなく、
また現場作業員が押込工程移行のために特別に手を煩わ
されることもない。
【0009】また請求項2の発明は、請求項1の発明の
前記特徴に加えて、前記負荷検出手段が検出信号を出力
し続ける経過時間を計時可能なタイマを備え、前記制御
装置が、前記回転位置検出手段が検出信号を出力し且つ
前記タイマの計時時間が所定時間を超えたときに、前記
押込板を後退位置より前進位置まで前進させることを特
徴としている。この特徴によれば、回転負荷の上昇に伴
い回転板が終了位置直前で停止しても、その回転板の過
負荷状態が所定時間継続されない限り押込工程に妄りに
移行することはないため、その過負荷状態が短時間で解
消されたような場合には本来の廃棄物積込みサイクルが
再開されて回転板が再び回転し始め、その回転により回
転板が終了位置に到達停止した時に押込板が前進して押
込工程に移る。このため、回転板による押込口側への廃
棄物持ち上げ機能を最大限有効に利用できるから、全体
として廃棄物の押込効率が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0011】添付図面において、図1は、本発明の一実
施例に係る廃棄物収集車の要部破断全体斜視図、図2は
前記廃棄物収集車の廃棄物投入箱の拡大断面図、図3は
回転板の回転位置検出部の要部拡大側面図、図4は図3
の4−4線断面図、図5は回転板の油圧駆動系の一例を
示す油圧回路、図6は前記実施例の制御ブロック図、図
7は前記実施例の廃棄物積込みサイクルのフローチャー
ト、図8は回転板の回転位置検出部の変形例を示す図3
対応側面図、図9は図8の9−9線断面図(図4対応
図)、図10は廃棄物収容箱が満杯の状態を示す簡略説
明図である。
【0012】先ず図1,2において、廃棄物収集車Vの
車体フレームF上には、後面に押込口1を開口した廃棄
物収容箱Bが搭載され、この収容箱Bは、車体フレーム
Fの後端部に傾動可能に軸支2されており、傾動シリン
ダC1の伸長により後方に傾動できるようになってい
る。廃棄物収容箱Bの後端部には、廃棄物投入箱Pが、
該収容箱Bの押込口1を覆うように設けられており、こ
の投入箱Pは、廃棄物収容箱Bの後部上端に傾動可能に
軸支3される。
【0013】前記廃棄物投入箱Pは、その内部に廃棄物
を投入するための投入口4が後面に開口され、またその
箱の内部の下方には、廃棄物の貯溜室5が形成される。
この貯溜室5の底面は、後述する回転板7の先端部が摺
接できるように円弧面に形成される。
【0014】尚、廃棄物投入箱Pは、通常は図示しない
固縛手段により廃棄物収容箱Bに一体的に固縛されてお
り、その固縛手段は、廃棄物収容箱Bを傾動して収容廃
棄物を排出する時や点検整備時に固縛解除されて、廃棄
物投入箱Pの傾動を可能とする。
【0015】廃棄物投入箱P内には、廃棄物の積込み装
置Lが配設される。この積込み装置Lは、廃棄物投入箱
P内に投入された廃棄物を廃棄物収容箱B内に押込むた
めの後述する積込みサイクルを実行すべく互いに協働す
る回転板7及び押込板9を備える。
【0016】前記回転板7は、廃棄物投入箱P内に投入
口4より投入された廃棄物を該箱1内底部の貯溜室5よ
り前方上部(即ち押込口1近傍)に持ち上げるためのも
ので、下部支持軸8と一体で且つその軸線回りに回転可
能である。一方、前記押込板9は、回転板7上に持ち上
げられた廃棄物をその前方の押込口9を通して廃棄物収
容箱B内に押し込むためのもので、上部支持軸10と一
体で且つその軸線回りに前後揺動可能である。前記上,
下部支持軸8,10は廃棄物投入箱P内を横切って互い
に平行に延びており、その各両端部が廃棄物投入箱Pの
左右両側壁にそれぞれ軸受を介して回転自在に貫通支持
される。
【0017】そして廃棄物投入箱Pの一方の側壁には、
下部支持軸8(従って回転板7)を正逆回転駆動するた
めの油圧モータMが設けられ、このモータMの出力軸と
下部支持軸8との間には、該出力軸の回転を下部支持軸
8に減速して伝達する減速機構R(図示例ではチエン伝
動機構)が介装される。従ってモータMの作動により回
転板7を廃棄物投入箱P内を360°正逆回転駆動する
ことができる。
【0018】また廃棄物投入箱P内には、該箱1と押込
板9の基端部との間に介装されて伸長・収縮により押込
板9を前方・後方に揺動駆動し得る押込シリンダC2が
収容される。
【0019】回転板7及び押込板9は、後述するように
廃棄物投入箱P内への投入廃棄物を廃棄物収容箱B内に
強制的に押し込むための所定の廃棄物積込みサイクル
(図7の制御手順)を互いに協働して実行し得るように
なっており、この積込みサイクルは通常、回転板7が押
込口1近傍の所定の終了位置7a(図2の実線位置)に
あり且つ押込板9が所定の前進位置9f(図2の実線位
置)にある状態より開始し、それら回転板7及び押込板
9が各々終了位置7a及び前進位置9に戻った時に終了
する。尚、回転板7は、それの終了位置7aで廃棄物収
容箱Bの床面に略沿うように自由端が前方を指向する。
【0020】回転板7及び押込板9の各回転軸、即ち下
部及び上下支持軸8,10と、廃棄物投入箱Pとの間に
は、その回転板7及び押込板9の作動位置を検出する検
出装置Dが設けられる。この検出装置Dは、回転板7が
前記終了位置7aに有ることを検出するための第1検出
手段LS1と、正転(図2で右回り)状態の回転板7が
終了位置7aの手前の所定回転領域7xに有ることを第
1検出手段LS1と協働して検出するための第2検出手
段LS2と、押込板9が前進位置9fに有ることを検出
するための第3検出手段LS3と、押込板9が後退位置
9rに有ることを検出するための第4検出手段LS4と
を備えている。
【0021】第1検出手段LS1は、廃棄物投入箱Pの
側壁W外面より突出する下部支持軸8の外端部に突設さ
れる第1ドッグ10と、このドッグ10の接近に応動す
る第1近接スイッチ11とから構成される。その第1近
接スイッチ11は、第1ドッグ10に対応して前記側壁
Wの外面に固着されていて、回転板7が前記終了位置7
aと、それから所定角度正転して前進位置9fの押込板
9の背面側を通過した直後の位置7mとに亘る所定回転
領域にあるときにだけONとなるように構成されてい
る。
【0022】第2検出手段LS2は、廃棄物投入箱Pの
側壁W外面より突出する下部支持軸8の外端部に突設さ
れる第2ドッグ12と、このドッグ12の接近に応動す
る近接スイッチ13とから構成され、それら第2ドッグ
12及び近接スイッチ13は、第1検出手段LS1の第
1ドッグ10及び近接スイッチ11とは軸方向にオフセ
ットした位置にあって、互いに誤作動しないようになっ
ている。
【0023】その第2近接スイッチ13は、第2ドッグ
12に対応して前記側壁Wの外面に固着されていて、回
転板7が周方向に比較的長い第2ドッグ12を該スイッ
チ13に対向近接させる所定の回転領域内に有る間はO
Nとなるように構成される。従って図示例では、回転板
7が前記終了位置7aの直前位置にあるときは元より、
その終了位置7aのかなり手前側の回転位置から、終了
位置7aを多少過ぎた回転位置に亘る回転領域にある間
は、第2近接スイッチ13のON状態が続く。従ってこ
の第2近接スイッチ13がONとなるが第1近接スイッ
チ11がOFFである場合には、回転板7が終了位置7
aより手前の所定回転領域7xに有ると判断でき、従っ
て第1及び第2検出手段LS1,LS2は互いに協働し
て本発明の回転位置検出手段を構成する。
【0024】また第3及び第4検出手段LS3,LS4
の構造も、第1及び第2検出手段LS1,LS2の前記
構造と基本的に同様であり、即ち、上部支持軸10の外
端部には第3ドッグ14が設けられ、押込板9が前進位
置9fにあるときに該ドッグ14の接近に応動してON
となる第3近接スイッチ15と該ドッグ14とで第3検
出手段LS3が構成され、また押込板9が後退位置9r
にあるときに該ドッグ14の接近に応動してONとなる
第4近接スイッチ16と該ドッグ14とで第4検出手段
LS4が構成される。
【0025】尚、前記近接スイッチ11,13,15,
16の構造は従来周知の近接スイッチと同様である。ま
た斯かる近接スイッチに代えて従来周知のリミットスイ
ッチ又はリードスイッチを側壁外面に固定し、該リミッ
トスイッチ又はリードスイッチと協働するドッグ又はマ
グネットを下部支持軸8又は上部支持軸10の外端に配
設するようにしてもよい。
【0026】而して各検出手段LS1〜LS4は、これ
らを廃棄物投入箱Pの外側に配設したことにより、点検
整備等のメンテナンス作業が容易となり、その上、それ
ら検出手段LS1〜LS4が廃棄物投入箱P内の投入廃
棄物によって汚損されるのを回避して、検出精度を常に
良好に保つことができる等の利点がある。
【0027】図5には、回転板7を回転駆動する油圧モ
ータMの油圧作動回路の概略が示されている。油圧ポン
プ20及び油タンク21よりそれぞれ延びる出力油路2
2及び戻し油路23には電磁切換弁Vaを介して油圧モ
ータMが接続されており、前記出力油路22の途中から
は、油タンク21に連なるリリーフ油路24が分岐して
いる。そのリリーフ油路24には、油圧ポンプ20の負
荷(従って回転板7の回転負荷)が所定限界を超えて油
圧ポンプ20の吐出圧が所定値以上となると開弁するリ
リーフ弁25が設けられる。
【0028】また出力油路22の途中からは、負荷検出
手段としての圧力スイッチPSにポンプ吐出圧を導くパ
イロット油路26が分岐しており、この圧力スイッチP
Sはポンプ吐出圧がリリーフ圧(即ちリリーフ弁25の
開弁設定圧)以上であることを検出してON状態とな
る。
【0029】尚、図示はしないが、廃棄物収集車Vに
は、これに搭載される他の油圧機器(例えば押込シリン
ダC2や傾動シリンダC1)の油圧作動系も設置され
る。
【0030】図6には、回転板7および押込板9を作動
制御するための制御ブロック図が示されており、このブ
ロック図に示される制御装置Cは、例えばマイクロコン
ピュータより構成され、回転板7及び押込板9(具体的
には回転モータM及び押込シリンダC2)に前記廃棄物
積込みサイクルを実行させるための所定の制御プログラ
ムを記憶している。
【0031】前記制御装置Cには、その入力側におい
て、該装置Cを起動させるための主電源スイッチSW1
と、廃棄物積込みサイクルを随時に開始操作入力するた
めの積込開始操作スイッチSW2と、前記各検出手段L
S1〜LS4,PSとが接続され、またその出力側にお
いて、回転板駆動手段と、押込板駆動手段とが接続され
る。前記回転板駆動手段は、回転板7の駆動手段が図示
例のように油圧モータMである場合には、その油圧モー
タを正,逆転作動させるための作動切換弁Vaがこれに
相当し、また前記押込板駆動手段は、押込板9の駆動手
段が図示例のように油圧シリンダC2である場合には、
その油圧シリンダを伸縮作動させるための作動切換弁が
これに相当する。
【0032】而して制御装置Cから前記回転板駆動手段
・押込板駆動手段に出力される作動指令信号に応じて回
転モータM・押込シリンダC2が作動されて回転板7・
押込板9が所定のタイミングで駆動制御される。尚、前
記各スイッチSW1,SW2は、車体フレーム適所に設
置された制御盤(図示せず)に設けられて随時操作し得
るようになっている。
【0033】次に回転板7および押込板9の制御フロー
について図7を参照して説明する。先ず、主電源スイッ
チSW1がオンされて制御装置Cが起動し待機状態にな
る。この待機状態で、積込開始スイッチSW2に対し積
込開始入力があると、廃棄物の積込みサイクルがスター
トする。尚、このサイクルは、その後、積込開始スイッ
チSW2がOFF操作されない限り自動的に繰り返され
る。
【0034】而して上記積込みサイクルがスタートする
と、先ずステップS1でタイマTがリセットされ、次い
でステップS2で第1検出手段LS1がON状態である
か(即ち回転板7が終了位置7aから所定中間位置7m
までの回転領域内にあるか)が判断され、NOであれば
ステップS3に進んで、回転板7をそれが終了位置7a
になるまで正転駆動する。またステップS2でYESで
あれば、ステップS4に進んで回転板7が正転する。
【0035】この回転板7の正転によりステップS5で
第1検出手段LS1がOFFになったこと、即ち回転板
7が前進位置9fの押込板9の背面側を通過して所定中
間位置7mに達したことが検出されると、回転板7は引
き続き正転する一方、押込板9の後退が開始する(ステ
ップS6)。
【0036】次いでステップS7で、第4検出手段LS
4により押込板9が後退位置9rに達したことが検出さ
れると、回転板7が引き続き正転すると共に押込板9の
後退が停止する(ステップS8)。そしてステップS9
で、第1検出手段LS1により回転板7が正規の終了位
置7aに達したことが検出されると、ステップS10で
回転板7の正転が停止し、次いでステップS11で押込
板9が後退位置9rより前進を開始する。
【0037】そしてステップS12で、第3検出手段L
S3により押込板9が前進位置9fに達したことが検出
されると、ステップS13で押込板9の前進が停止し、
これにより、通常の廃棄物積込みサイクルが完了する。
このサイクルは、積み込み開始スイッチSW2がOFF
にされるまで繰り返され、同スイッチSW2がOFFに
されると、回転板7が終了位置に7a、また押込板9が
前進位置9fにそれぞれ戻された時点でサイクルが終了
する。
【0038】ところで図10に示すように廃棄物収容箱
Bが満杯の状態では、回転板7が廃棄物投入箱P内にお
いて廃棄物を持ち上げる際に、回転板7が廃棄物を圧縮
しながら正転して、押込口1近傍の正規の終了位置7a
に向かうようになるが、回転板7は、押込板9に比べて
廃棄物に対する圧縮力が元々小さいので、圧縮される廃
棄物中に空き缶等の固い物が混じっていると、これを回
転板7によっては十分に圧縮できず、そのため、回転板
7の終了位置7a直前で回転板7の回転負荷が過大とな
って、その油圧駆動系において作動油がリリーフ(即ち
前記リリーフ弁25が開弁)し、これにより油圧モータ
M、従って回転板7が緊急停止することがある。
【0039】この場合には、ステップS100で、ポン
プ吐出圧がリリーフ圧以上となったことが圧力スイッチ
PSのON状態により検出されているはずであるから、
更にステップS101で、回転板7が終了位置7a手前
の所定回転領域7xに留まっているか(即ち第2検出手
段LS2がON状態であるか)が判定され、YESであ
れば、その経過時間をタイマTが計時し始める(ステッ
プS102)。
【0040】そしてステップS103で、タイマTの計
時時間が所定の設定時間(図示例では2秒)を超えたこ
とが確認されると、ステップS10に進んで、ステップ
S10〜ステップS13を実行する。これにより、回転
板7の油圧駆動系の作動(即ち油圧モータMへの作動油
供給)が停止し、次いで押込板9が後退位置9rより前
進位置9fまで自動的に前進させて回転板7上の廃棄物
を廃棄物収容箱B内に強力に押込むことができる。
【0041】従って、廃棄物投入箱P内の投入廃棄物中
に空き缶等の固い物が混じる等の原因により回転板7の
終了位置直前で回転板7の回転負荷が過大となって回転
板7が緊急停止した場合であっても、押込板9による廃
棄物押込工程に自動的に移行することができて、積込み
サイクルが中断することはなく、また現場作業員が押込
工程移行のために特別に手を煩わされることもない。
【0042】尚、上記のようにして回転板7が終了位置
7aの手前で緊急停止して押込板9による廃棄物押込工
程に自動的に移行した場合には、押込板9が前進位置9
fに到達することで積込みサイクルが終了するが、その
終了時点で回転板7は終了位置7aの手前位置に取り残
されてしまう。しかしながら次回の積込みサイクルが開
始されると、ステップS2で、第1検出手段LS1がO
Nにないこと(即ち回転板7が終了位置7aにないこ
と)が確認されると、ステップS3で回転板7の正転が
再開され(この時点では、前回のサイクルの押込板9に
よる押込作用により回転板7の過負荷状態は既に解消さ
れている筈である)、終了位置7aを過ぎてもその正転
は継続し、前記したステップS4以降の処理に移る。ま
たその次回のサイクルの開始時点において、終了位置7
aの手前側にある回転板7の上には若干の廃棄物が残さ
れる可能性があるが、その量は少ない上、回転板7の正
転につれて廃棄物投入箱P内の底部に落下し再び押込口
1側に持ち上げられるので、実用上問題は生じない。
【0043】またステップS103でタイマTの計時時
間が所定時間を未だ経過していない場合には、ステップ
S104に進んで圧力スイッチPSがON状態を維持し
ているか(即ち過負荷状態が未だ継続しているか)否か
を確認し、YESであればステップS103に戻ってタ
イマTの計時を継続し、またNOであればステップS8
に戻って回転板7を再び正転動作させ、通常のサイクル
に復帰させる。このように回転板7の回転負荷の上昇に
伴い回転板7が終了位置7a直前で停止しても、その回
転板7の過負荷状態が所定時間継続されない限り押込工
程に妄りに移行することはないようにしたので、その過
負荷状態が短時間(図示例では2秒以下)で解消された
ような場合には本来の廃棄物積込みサイクルが再開され
て、回転板7による押込口1側への廃棄物持ち上げ機能
を最大限有効に利用でき、全体として廃棄物の押込効率
が向上する。即ち、回転板7の過負荷によりリリーフ弁
25がリリーフ作動して回転板7の正転が停止しても、
その直後における廃棄物投入箱P内での廃棄物の僅かの
移動によりリリーフ状態が自然に解消されて回転板7が
動き始める場合があるので、このような場合には押込板
9の前進開始が必要以上に早くなり過ぎないようにリリ
ーフ(過負荷)状態の経過時間をタイマTにより測定す
るようにしているのである。
【0044】また図8,9には、第1及び第2検出手段
LS1,LS2の変形例が示される。この変形例では、
第1及び第2検出手段LS1,LS2の近接スイッチ1
1,13に対して共通1個のドッグ18を用いるように
している。これにより、構造の簡素化が図られる上、そ
の両近接スイッチ11,13の取付位置を軸方向にオフ
セットさせる必要もなくなる。尚、この場合において、
第3ドッグ14の周方向長さを、回転板7が投入口4下
縁を過ぎる回転位置までON状態が続くように十分長く
形成すれば、回転板7が投入口4下縁を過ぎてから押込
板9を後退させるようにできるため、その後退に伴い廃
棄物投入箱P内に落下した空き缶等の廃棄物が投入口4
より外に出てしまう虞れはなくなる。
【0045】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこの実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。例えば前記実施
例では、タイマTを用いて回転板7の過負荷状態が所定
時間継続するかをチェックし、継続した時にだけ押込板
9の前進による押し込み工程に移行するようにしたが、
本発明(請求項1)では、斯かるタイマT(従ってステ
ップS102〜104)を省略してステップS101で
YESのときに直ちにステップS10に移るようにして
もよい。
【0046】また前記実施例では、回転板7が終了位置
7aの手前の所定回転領域7xに有ることを検出する回
転位置検出手段を、第1検出手段LS1及び第2検出手
段LS2により構成したものを示したが、本発明では、
回転板7が終了位置7aの手前の所定回転領域7xに有
ることを只一個の検出手段により単独で検出するように
してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
回転板が終了位置の手前側にあることを回転位置検出手
段が検出し、且つ回転板の回転負荷が所定限界を超えた
ことを負荷検出手段が検出するのに応じて、押込板を後
退位置より前進位置まで自動的に前進させて回転板上の
廃棄物を廃棄物収容箱内に強力に押込むことができるよ
うにしたので、廃棄物投入箱内の投入廃棄物中に空き缶
等の固い物が混じる等の原因により回転板の終了位置直
前で回転板の回転負荷が過大となって回転板が緊急停止
した場合であっても、押込板による廃棄物押込工程に自
動的に移行することができて積込みサイクルが中断する
ことはなく、しかもその押込工程への移行に当たって現
場作業員の手を煩わされることもないから、作業能率ア
ップに大いに寄与することができる。
【0048】また特に請求項2の発明によれば、負荷検
出手段が検出信号を出力し続ける経過時間を計時可能な
タイマを備え、回転位置検出手段が検出信号を出力し且
つ該タイマの計時時間が所定時間を超えたときに、押込
板を後退位置より前進位置まで前進させるようにしたの
で、回転負荷の上昇に伴い回転板が終了位置直前で停止
しても、その過負荷状態が所定時間継続されない限り押
込工程に妄りに移行することはなく、従ってその過負荷
状態が短時間で解消されたような場合には通常の廃棄物
積込みサイクルが再開されるから、回転板による押込口
側への廃棄物持ち上げ機能を最大限有効に利用でき、全
体として廃棄物の押込効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る廃棄物収集車の全体側
面図
【図2】前記廃棄物収集車の廃棄物投入箱の拡大断面図
【図3】回転板の回転位置検出部の要部拡大側面図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】回転板の油圧駆動系の一例を示す油圧回路
【図6】前記実施例の制御ブロック図
【図7】前記実施例の廃棄物積込みサイクルのフローチ
ャート
【図8】回転板の回転位置検出部の変形例を示す図3対
応側面図
【図9】図8の9−9線断面図(図4対応図)
【図10】廃棄物収容箱が満杯の状態を示す簡略説明図
【符号の説明】
B・・・・廃棄物収容箱 C・・・・制御装置 F・・・・車体フレーム P・・・・廃棄物投入箱 PS・・・負荷検出手段としての圧力スイッチ LS1,LS2・・回転位置検出手段を構成する第1,
第2検出手段 T・・・・タイマ V・・・・廃棄物収集車 7・・・・回転板 7a・・・回転板の終了位置 7x・・・所定回転領域 9・・・・押込板 9f・・・押込板の前進位置 9r・・・押込板の後退位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレーム(F)上に搭載され後面に
    押込口(1)を開口した廃棄物収容箱(B)と、その廃
    棄物収容箱(B)の後部に連設され後面に投入口(4)
    を開口した廃棄物投入箱(P)と、その廃棄物投入箱
    (P)内に収容されて、該投入箱(P)内の投入廃棄物
    を押込口(1)近傍まで持ち上げるように回転し得る回
    転板(7)と、同じく廃棄物投入箱(P)内に収容され
    て、回転板(7)よりも上方で所定の前進位置(9f)
    及び後退位置(9r)間を進退し得る押込板(9)と、
    その押込板(9)の進退および回転板(7)の回転を制
    御して、廃棄物投入箱(P)内に投入された廃棄物を廃
    棄物収容箱(B)内に押込むための積込みサイクルを実
    行する制御装置(C)とを備え、 通常の積込みサイクルでは、回転板(7)が押込口
    (1)近傍の終了位置(7a)に戻った後に、後退位置
    (9r)の押込板(9)が前進位置(9f)まで前進し
    て回転板(7)上の廃棄物を廃棄物収容箱(B)内に押
    し込むようにした、廃棄物収集車における積込制御装置
    において、 前記回転板(7)が終了位置(7a)手前の所定回転領
    域(7x)にあることを検出する回転位置検出手段(L
    S2,LS1)と、 前記回転板(7)の回転負荷が所定限界を超えたことを
    検出する負荷検出手段(PS)とを備え、 前記制御装置(C)は、前記回転位置検出手段(LS
    2,LS1)および負荷検出手段(PS)の各検出信号
    に基づいて前記押込板(9)を後退位置(9r)より前
    進位置(9f)まで前進させることを特徴とする、廃棄
    物収集車における積込制御装置。
  2. 【請求項2】 前記負荷検出手段(PS)が検出信号を
    出力し続ける経過時間を計時可能なタイマ(T)を備
    え、 前記制御装置(C)は、前記回転位置検出手段(LS
    2,LS1)が検出信号を出力し且つ前記タイマ(T)
    の計時時間が所定時間を超えたときに、前記押込板
    (9)を後退位置(9r)より前進位置(9f)まで前
    進させることを特徴とする、請求項1に記載の廃棄物収
    集車における積込制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005343604A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Fuji Heavy Ind Ltd 塵芥収集車の積込装置

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JP2005343604A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Fuji Heavy Ind Ltd 塵芥収集車の積込装置

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