JP2016183015A - 塵芥収集車 - Google Patents

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Abstract

【課題】塵芥収集車のコストアップを抑えつつ、底突きによる異音の発生および動作の切り換えに伴う異音の発生の両方を高度に抑制する。
【解決手段】制御装置48は、摺動シリンダが上昇工程の終了手前の位置に到達したことが上昇リミットスイッチ31により検出されると、油圧ポンプ41の吐出量を基準量から低減させる吐出量低減部48aと、上記検出から油温に応じて設定される第1所定時間が経過すると、摺動シリンダの伸縮を停止させるように第1電磁切換弁のソレノイドをOFFするソレノイドOFF部48bと、上記検出から前記第1所定時間よりも長い第2所定時間が経過すると、圧縮板が車体後方に揺動するように第2電磁切換弁のソレノイドをONするソレノイドON部48cと、前記第2所定時間の経過後、更に第3所定時間が経過したときに、油圧ポンプ41の吐出量を前記基準量に戻す吐出量復帰部48dとを備えている。
【選択図】図10

Description

本発明は塵芥収集車に関する。
従来から、油圧シリンダ等の油圧機器によって駆動される塵芥積込装置を備えた塵芥収集車が知られている。例えば油圧シリンダは、電磁切換弁を備えた油圧回路に接続されており、電磁切換弁を切り換えることにより、油圧シリンダの伸長、停止、および収縮が制御される。
ところで、塵芥収集車が寒冷地で用いられる場合や冬季に使用される場合、油圧回路の油の温度が低くなる。温度が低くなると、油の粘性は大きくなる。その結果、電磁切換弁のソレノイドをONまたはOFFしてから当該電磁切換弁のスプールの移動が完了するまでに、多くの時間遅れが発生する場合がある。しかし、スプールの移動に多くの時間がかかると、油圧シリンダが本来の停止位置を越えて伸長または収縮してしまい、いわゆる底突きを起こして異音が発生するおそれがある。
特許文献1には、そのような底突きを防止するための技術が開示されている。特許文献1に記載された塵芥収集車は、油圧シリンダの本来の停止位置よりも手前の位置を検出するリミットスイッチと、油温を検出する油温センサとを備え、油圧シリンダが上記手前の位置に到達すると、油温に応じた所定時間の経過後に電磁切換弁に信号を送信するように構成されている。油温が低い場合には、油温が高い場合よりも上記所定時間が短めに設定され、電磁切換弁に信号が早めに送信される。油の粘度が高い場合には電磁切換弁のスプールが早めに移動を開始するので、底突きが防止され、異音の発生が抑制される。
また、重量物等を駆動する油圧機器では、動作を急に停止した場合や急に開始した場合に、異音が発生しやすいという課題がある。例えば、油圧シリンダでは、伸長動作または収縮動作を急に停止すると異音が発生しやすい。
特許文献2には、そのような異音の発生を抑制するための技術が開示されている。特許文献2に開示された技術では、油圧シリンダが停止位置に向けて伸長動作または収縮動作を行っているときに、停止位置の手前において油圧ポンプの吐出量を減少させ、その後油圧ポンプが所定量(詳しくは3回転)回転してから油圧シリンダの動作を伸長動作から収縮動作へ、または、収縮動作から伸長動作へと切り換える。その後、油圧ポンプが所定量回転すると、油圧ポンプの吐出量を通常の吐出量に戻す。これにより、油圧シリンダの動作の切り換えの際に、油圧シリンダの伸縮速度が通常よりも遅くなるので、動作切り換え前後での異音の発生が抑制される。
特許第3091661号公報 特許第5529610号公報
本願発明者は、塵芥収集車における油圧シリンダ等の異音の発生をより一層抑制するため、前述の両技術を組み合わせることを検討した。しかし、前述の両技術を単に組み合わせただけでは、以下のような問題が生じる。
すなわち、上記両技術を単純に組み合わせた場合、電磁切換弁に信号を送信するタイミングを決めるために用いるリミットスイッチと、油圧ポンプの吐出量を減少させるタイミングを決めるために用いるリミットスイッチとが別々に必要となり、部品点数の増加によるコストアップを招くという問題が生じる。また、油温に基づく電磁切換弁の切り換えタイミングと、油圧ポンプの吐出量低減のタイミングとがうまく適合せず、制御が不安定になったり、底突きを招いてしまうおそれがある。そのため、従来はコストアップを招くことなく前記両技術を組み合わせることが困難であり、底突きによる異音の発生および動作の切り換えに伴う異音の発生の両方を高度に抑制することは難しかった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、油圧駆動式の塵芥積込装置を備え、コストアップを抑えつつ、底突きによる異音の発生および動作の切り換えに伴う異音の発生の両方を高度に抑制することができる塵芥収集車を提供することにある。
本発明に係る一の塵芥収集車は、車台上に搭載された塵芥収容箱と、塵芥が投入される投入口を有しかつ前記塵芥収容箱に接続された塵芥投入箱と、前記塵芥投入箱に投入された塵芥を前記塵芥収容箱に送り込む塵芥積込装置と、前記塵芥積込装置を制御する制御装置と、を備える。前記塵芥積込装置は、油圧ポンプを有する油圧回路と、前記油圧回路に接続された油圧シリンダからなる摺動シリンダと、前記油圧回路に接続された油圧シリンダからなる揺動シリンダと、前記油圧回路に備えられかつ前記摺動シリンダに接続された第1電磁切換弁と、前記油圧回路に備えられかつ前記揺動シリンダに接続された第2電磁切換弁と、前記摺動シリンダに取り付けられかつ前記摺動シリンダの伸縮動作により上下方向に摺動する摺動板と、前記摺動板の下端部に車体前後方向に揺動可能に取り付けられかつ前記揺動シリンダの伸縮動作により車体前後方向に揺動する圧縮板と、を備え、前記圧縮板が後方に揺動する反転工程、前記摺動板が下方に摺動する下降工程、前記圧縮板が前方に揺動する圧縮工程、および前記摺動板が上方に摺動する上昇工程を実行するように構成されている。
第1の発明では、前記塵芥収集車において、前記油圧回路の油の温度を検出する油温センサと、前記摺動シリンダの伸縮位置が前記上昇工程の終了手前の位置に到達したことを検出する上昇リミットスイッチと、を備える。前記制御装置は、前記摺動シリンダの伸縮位置が前記上昇工程の終了手前の位置に到達したことが前記上昇リミットスイッチにより検出されると、前記油圧ポンプの吐出量を基準量から低減させる吐出量低減部と、前記摺動シリンダの伸縮位置が前記上昇工程の終了手前の位置に到達したことが前記上昇リミットスイッチにより検出されてから、前記油温センサにより検出された油温に応じて設定される第1所定時間が経過すると、前記摺動シリンダの伸縮を停止させるように前記第1電磁切換弁のソレノイドをOFFするソレノイドOFF部と、前記摺動シリンダの伸縮位置が前記上昇工程の終了手前の位置に到達したことが前記上昇リミットスイッチにより検出されてから、前記第1所定時間よりも長い第2所定時間が経過すると、前記圧縮板が車体後方に揺動するように前記第2電磁切換弁のソレノイドをONするソレノイドON部と、前記第2所定時間の経過後、更に第3所定時間が経過したときに、前記油圧ポンプの吐出量を前記基準量に戻す吐出量復帰部と、を備えている。
上記第1の発明によれば、上昇工程から反転工程への切り換えの際に、電磁切換弁のソレノイドをON/OFFするタイミングと、油圧ポンプの吐出量を変更するタイミングとが、同一の上昇リミットスイッチを用いて決定される。別々のリミットスイッチを用意する必要がないので、部品点数の増加によるコストアップを防ぐことができる。また、油温に基づく電磁切換弁の切換タイミングと油圧ポンプの吐出量低減のタイミングとを良好に適合させることができる。したがって、上記第1の発明によれば、コストアップを抑えつつ、底突きによる異音の発生および動作の切り換えに伴う異音の発生の両方を高度に抑制することができる。
第2の発明では、前記塵芥収集車において、前記油圧回路の油の温度を検出する油温センサと、前記揺動シリンダの伸縮位置が前記反転工程の終了手前の位置に到達したことを検出する反転リミットスイッチと、を備える。前記制御装置は、前記揺動シリンダの伸縮位置が前記反転工程の終了手前の位置に到達したことが前記反転リミットスイッチにより検出されると、前記油圧ポンプの吐出量を基準量から低減させる吐出量低減部と、前記揺動シリンダの伸縮位置が前記反転工程の終了手前の位置に到達したことが前記反転リミットスイッチにより検出されてから、前記油温センサにより検出された油温に応じて設定される第1所定時間が経過すると、前記揺動シリンダの伸縮を停止させるように前記第2電磁切換弁のソレノイドをOFFするソレノイドOFF部と、前記揺動シリンダの伸縮位置が前記反転工程の終了手前の位置に到達したことが前記反転リミットスイッチにより検出されてから、前記第1所定時間よりも長い第2所定時間が経過すると、前記摺動板が下方に摺動するように前記第1電磁切換弁のソレノイドをONするソレノイドON部と、前記第2所定時間の経過後、更に第3所定時間が経過したときに、前記油圧ポンプの吐出量を前記基準量に戻す吐出量復帰部と、を備えている。
上記第2の発明によれば、反転工程から下降工程への切り換えの際に、電磁切換弁のソレノイドをON/OFFするタイミングと、油圧ポンプの吐出量を変更するタイミングとが、同一の反転リミットスイッチを用いて決定される。別々のリミットスイッチを用意する必要がないので、部品点数の増加によるコストアップを防ぐことができる。また、油温に基づく電磁切換弁の切換タイミングと油圧ポンプの吐出量低減のタイミングとを良好に適合させることができる。したがって、上記第2の発明によれば、コストアップを抑えつつ、底突きによる異音の発生および動作の切り換えに伴う異音の発生の両方を高度に抑制することができる。
第3の発明では、前記塵芥収集車において、前記油圧回路の油の温度を検出する油温センサと、前記摺動シリンダの伸縮位置が前記下降工程の終了手前の位置に到達したことを検出する下降リミットスイッチと、を備える。前記制御装置は、前記摺動シリンダの伸縮位置が前記下降工程の終了手前の位置に到達したことが前記下降リミットスイッチにより検出されると、前記油圧ポンプの吐出量を基準量から低減させる吐出量低減部と、前記摺動シリンダの伸縮位置が前記下降工程の終了手前の位置に到達したことが前記下降リミットスイッチにより検出されてから、前記油温センサにより検出された油温に応じて設定される第1所定時間が経過すると、前記摺動シリンダの伸縮を停止させるように前記第1電磁切換弁のソレノイドをOFFするソレノイドOFF部と、前記摺動シリンダの伸縮位置が前記下降工程の終了手前の位置に到達したことが前記下降リミットスイッチにより検出されてから、前記第1所定時間よりも長い第2所定時間が経過すると、前記圧縮板が車体前方に揺動するように前記第2電磁切換弁のソレノイドをONするソレノイドON部と、前記第2所定時間の経過後、更に第3所定時間が経過したときに、前記油圧ポンプの吐出量を前記基準量に戻す吐出量復帰部と、を備えている。
上記第3の発明によれば、下降工程から圧縮工程への切り換えの際に、電磁切換弁のソレノイドをON/OFFするタイミングと、油圧ポンプの吐出量を変更するタイミングとが、同一の下降リミットスイッチを用いて決定される。別々のリミットスイッチを用意する必要がないので、部品点数の増加によるコストアップを防ぐことができる。また、油温に基づく電磁切換弁の切換タイミングと油圧ポンプの吐出量低減のタイミングとを良好に適合させることができる。したがって、上記第3の発明によれば、コストアップを抑えつつ、底突きによる異音の発生および動作の切り換えに伴う異音の発生の両方を高度に抑制することができる。
第4の発明では、前記塵芥収集車において、前記油圧回路の油の温度を検出する油温センサと、前記揺動シリンダの伸縮位置が前記圧縮工程の終了手前の位置に到達したことを検出する圧縮リミットスイッチと、を備える。前記制御装置は、前記揺動シリンダの伸縮位置が前記圧縮工程の終了手前の位置に到達したことが前記圧縮リミットスイッチにより検出されると、前記油圧ポンプの吐出量を基準量から低減させる吐出量低減部と、前記揺動シリンダの伸縮位置が前記圧縮工程の終了手前の位置に到達したことが前記圧縮リミットスイッチにより検出されてから、前記油温センサにより検出された油温に応じて設定される第1所定時間が経過すると、前記揺動シリンダの伸縮を停止させるように前記第2電磁切換弁のソレノイドをOFFするソレノイドOFF部と、前記揺動シリンダの伸縮位置が前記圧縮工程の終了手前の位置に到達したことが前記圧縮リミットスイッチにより検出されてから、前記第1所定時間よりも長い第2所定時間が経過すると、前記摺動板が上方に摺動するように前記第1電磁切換弁のソレノイドをONするソレノイドON部と、前記第2所定時間の経過後、更に第3所定時間が経過したときに、前記油圧ポンプの吐出量を前記基準量に戻す吐出量復帰部と、を備えている。
上記第4の発明によれば、圧縮工程から上昇工程への切り換えの際に、電磁切換弁のソレノイドをON/OFFするタイミングと、油圧ポンプの吐出量を変更するタイミングとが、同一の圧縮リミットスイッチを用いて決定される。別々のリミットスイッチを用意する必要がないので、部品点数の増加によるコストアップを防ぐことができる。また、油温に基づく電磁切換弁の切換タイミングと油圧ポンプの吐出量低減のタイミングとを良好に適合させることができる。したがって、上記第4の発明によれば、コストアップを抑えつつ、底突きによる異音の発生および動作の切り換えに伴う異音の発生の両方を高度に抑制することができる。
本発明に係る他の一の塵芥収集車は、車台上に搭載された塵芥収容箱と、塵芥が投入される投入口を有しかつ前記塵芥収容箱に接続された塵芥投入箱と、前記塵芥投入箱に投入された塵芥を前記塵芥収容箱に送り込む塵芥積込装置と、前記塵芥積込装置を制御する制御装置と、を備える。前記塵芥積込装置は、油圧ポンプを有する油圧回路と、前記油圧回路に接続された油圧シリンダからなる押込シリンダと、前記油圧回路に接続された油圧モータと、前記油圧回路に備えられかつ前記押込シリンダに接続された第1電磁切換弁と、前記油圧回路に備えられかつ前記油圧モータに接続された第2電磁切換弁と、前記押込シリンダに取り付けられかつ前記押込シリンダの伸縮動作により車体前後方向に揺動する押込板と、前記押込板の下方に配置された基端を中心として回転可能に構成されかつ前記油圧モータにより駆動される回転板と、を備え、前記回転板が前記押込板の後方揺動動作と干渉しない位置にまで回転する退避回転工程、前記押込板が車体後方に揺動する戻り工程、前記回転板が塵芥を掻き上げるように回転する掻き上げ回転工程、および、前記押込板が車体前方に揺動する押込工程を実行するように構成されている。
第5の発明では、前記塵芥収集車において、前記油圧回路の油の温度を検出する油温センサと、前記押込シリンダの伸縮位置が前記押込工程の終了手前の位置に到達したことを検出する押込リミットスイッチと、を備える。前記制御装置は、前記押込シリンダの伸縮位置が前記押込工程の終了手前の位置に到達したことが前記押込リミットスイッチにより検出されると、前記油圧ポンプの吐出量を基準量から低減させる吐出量低減部と、前記押込シリンダの伸縮位置が前記押込工程の終了手前の位置に到達したことが前記押込リミットスイッチにより検出されてから、前記油温センサにより検出された油温に応じて設定される第1所定時間が経過すると、前記押込シリンダの伸縮を停止させるように前記第1電磁切換弁のソレノイドをOFFするソレノイドOFF部と、前記押込シリンダの伸縮位置が前記押込工程の終了手前の位置に到達したことが前記押込リミットスイッチにより検出されてから、前記第1所定時間よりも長い第2所定時間が経過すると、前記回転板が回転するように前記第2電磁切換弁のソレノイドをONするソレノイドON部と、前記第2所定時間の経過後、更に第3所定時間が経過したときに、前記油圧ポンプの吐出量を前記基準量に戻す吐出量復帰部と、を備えている。
上記第5の発明によれば、押込工程から退避回転工程への切り換えの際に、電磁切換弁のソレノイドをON/OFFするタイミングと、油圧ポンプの吐出量を変更するタイミングとが、同一の押込リミットスイッチを用いて決定される。別々のリミットスイッチを用意する必要がないので、部品点数の増加によるコストアップを防ぐことができる。また、油温に基づく電磁切換弁の切換タイミングと油圧ポンプの吐出量低減のタイミングとを良好に適合させることができる。したがって、上記第5の発明によれば、コストアップを抑えつつ、底突きによる異音の発生および動作の切り換えに伴う異音の発生の両方を高度に抑制することができる。
第6の発明では、前記塵芥収集車において、前記油圧回路の油の温度を検出する油温センサと、前記回転板の位置が前記掻き上げ回転工程の終了手前の位置に到達したことを検出する回転リミットスイッチと、を備える。前記制御装置は、前記回転板の位置が前記掻き上げ回転工程の終了手前の位置に到達したことが前記回転リミットスイッチにより検出されると、前記油圧ポンプの吐出量を基準量から低減させる吐出量低減部と、前記回転板の位置が前記掻き上げ回転工程の終了手前の位置に到達したことが前記回転リミットスイッチにより検出されてから、前記油温センサにより検出された油温に応じて設定される第1所定時間が経過すると、前記油圧モータを停止して前記回転板の回転を停止させるように前記第2電磁切換弁のソレノイドをOFFするソレノイドOFF部と、前記回転板の位置が前記掻き上げ回転工程の終了手前の位置に到達したことが前記回転リミットスイッチにより検出されてから、前記第1所定時間よりも長い第2所定時間が経過すると、前記押込板が車体前方に揺動するように前記第1電磁切換弁のソレノイドをONするソレノイドON部と、前記第2所定時間の経過後、更に第3所定時間が経過したときに、前記油圧ポンプの吐出量を前記基準量に戻す吐出量復帰部と、を備えている。
上記第6の発明によれば、掻き上げ回転工程から押込工程への切り換えの際に、電磁切換弁のソレノイドをON/OFFするタイミングと、油圧ポンプの吐出量を変更するタイミングとが、同一の回転リミットスイッチを用いて決定される。別々のリミットスイッチを用意する必要がないので、部品点数の増加によるコストアップを防ぐことができる。また、油温に基づく電磁切換弁の切換タイミングと油圧ポンプの吐出量低減のタイミングとを良好に適合させることができる。したがって、上記第6の発明によれば、コストアップを抑えつつ、底突きによる異音の発生および動作の切り換えに伴う異音の発生の両方を高度に抑制することができる。
以上のように、本発明によれば、油圧駆動式の塵芥積込装置を備えた塵芥収集車において、コストアップを抑えつつ、底突きによる異音の発生および動作の切り換えに伴う異音の発生の両方を高度に抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る塵芥収集車の側面図である。 第1実施形態に係る塵芥積込装置の一部を表す側面図である。 第1実施形態に係る塵芥積込装置の他の一部を表す側面図である。 第1実施形態に係る塵芥積込装置の反転工程の一状態を表す図である。 第1実施形態に係る塵芥積込装置の下降工程の一状態を表す図である。 第1実施形態に係る塵芥積込装置の圧縮工程の一状態を表す図である。 第1実施形態に係る塵芥積込装置の上昇工程の一状態を表す図である。 第1実施形態に係る塵芥積込装置の動作サイクル図である。 第1実施形態に係る塵芥収集車の油圧回路図である。 第1実施形態に係る塵芥収集車の制御システム図である。 上昇工程から反転工程への切換制御を表すフローチャートである。 上昇工程から反転工程への切換時のタイムチャートである。 第2実施形態に係る塵芥積込装置の側面図である。 第2実施形態に係る塵芥積込装置の動作サイクル図である。 第2実施形態に係る塵芥収集車の油圧回路図である。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態に係る塵芥収集車1は、車台2上に搭載された塵芥収容箱3と、塵芥収容箱3に接続された塵芥投入箱4とを備える。塵芥収容箱3の前方には運転台1Aが設けられている。塵芥投入箱4は、塵芥収容箱3の開口部3a(図2参照)の上方において、支持ピン5により支持されている。塵芥投入箱4の後部には投入口7が形成されている。塵芥55(図2参照)は投入口7から塵芥投入箱4の内部に投入される。
図2に示すように、塵芥投入箱4の内部には、塵芥積込装置8が配置されている。塵芥積込装置8は、塵芥投入箱4に投入された塵芥55を圧縮して塵芥収容箱3に積み込むものである。図1に示すように、塵芥投入箱4の後部には、塵芥積込装置8を駆動する操作スイッチ39が設けられている。
図3に示すように、塵芥投入箱4の左側壁および右側壁には、後斜め下向きに延びる案内溝部材9が設けられている。塵芥積込装置8は、摺動板10と、摺動板10に取り付けられた回転可能な案内ローラ11とを備えている。案内ローラ11は、案内溝部材9に摺動可能に係合している。
摺動板10の上部の側部には、ボス部19が形成されている。ボス部19には、支持軸12が挿通されている。支持軸12には、油圧シリンダからなる摺動シリンダ13が連結されている。摺動シリンダ13は、支持軸12から後斜め下方に延びている。摺動シリンダ13は、支持軸12に連結されたシリンダロッド13aと、塵芥投入箱4の側壁に取り付けられたシリンダチューブ13bとを備えている。この摺動シリンダ13の伸縮動作により、摺動板10は案内溝部材9に沿って上下に往復移動する。本実施形態では摺動シリンダ13は2つ設けられているが、摺動シリンダ13の個数は特に限定されない。
図2に示すように、摺動板10の下端部には、軸15bにより圧縮板15が車体前後方向に揺動可能に支持されている。圧縮板15の軸15bよりも後方には、接続部15aが形成されている。圧縮板15の接続部15aと摺動板10の支持軸12とには、油圧シリンダからなる揺動シリンダ14が連結されている。この揺動シリンダ14の伸縮動作により、圧縮板15は前後に揺動する。符号14a、14bは、それぞれ揺動シリンダ14のシリンダチューブ、シリンダロッドを表している。本実施形態では揺動シリンダ14は2つ設けられているが、揺動シリンダ14の個数は特に限定されない。
塵芥積込装置8は、摺動板10が上昇位置にあるときに圧縮板15を後方に揺動させる反転工程(図4参照)、圧縮板15が後方位置にあるときに摺動板10を下方に摺動させる下降工程(図5参照)、摺動板10が下降位置にあるときに圧縮板15を前方に揺動させる圧縮工程(図6参照)、および、圧縮板15が前方位置にあるときに摺動板10を上方に摺動させる上昇工程(図7参照)を1サイクルとして動作するように構成されている。塵芥積込装置8は、上記サイクルを行うことにより、塵芥投入箱4に投入された塵芥55を塵芥収容箱3に積み込む。なお、図8は上記サイクルを圧縮板15の先端の軌跡で表す動作サイクル図である。
図3に示すように、塵芥収集車1は、摺動シリンダ13の長さが最大長さの手前の長さになったことを検出する上昇リミットスイッチ31と、摺動シリンダ13の長さが最小長さの手前の長さになったことを検出する下降リミットスイッチ32とを備えている。図8に示すように、上昇リミットスイッチ31は、上昇工程において、摺動板10が上昇位置31Aの手前の位置31Bに到達したことを検出することができる。下降リミットスイッチ32は、下降工程において、摺動板10が下降位置32Aの手前の位置32Bに到達したことを検出することができる。上昇リミットスイッチ31および下降リミットスイッチ32の構成は何ら限定されず、例えば近接スイッチであってもよい。上昇リミットスイッチ31および下降リミットスイッチ32は接触式のスイッチであってもよく、非接触式のスイッチであってもよい。図3に示すように本実施形態では、シリンダロッド13aには後方に突出するブラケット13cが形成されており、ブラケット13cには金属板33が固定されている。上昇リミットスイッチ31および下降リミットスイッチ32は、金属板33が接近すると制御装置48(図10参照)に検知信号を送信するように構成されている。
図2に示すように塵芥収集車1は、揺動シリンダ14の長さが最小長さの手前の長さになったことを検出する反転リミットスイッチ35と、揺動シリンダ14の長さが最大長さの手前の長さになったことを検出する圧縮リミットスイッチ36とを備えている。図8に示すように、反転リミットスイッチ35は、反転工程において、圧縮板15が後方位置35Aの手前の位置35Bに到達したことを検出することができる。圧縮リミットスイッチ36は、圧縮工程において、圧縮板15が前方位置36Aの手前の位置36Bに到達したことを検出することができる。図2に示すように、反転リミットスイッチ35および圧縮リミットスイッチ36は、摺動板10に連結されたブラケット37に取り付けられており、摺動板10と共に上昇または下降するように構成されている。これら反転リミットスイッチ35および圧縮リミットスイッチ36も、例えば近接リミットスイッチで構成される。ただし、反転リミットスイッチ35および圧縮リミットスイッチ36の構成も特に限定される訳ではない。本実施形態では、揺動シリンダ14のシリンダチューブ14aに金属板38が固定されている。反転リミットスイッチ35および圧縮リミットスイッチ36は、金属板38が接近すると制御装置48に検知信号を送信するように構成されている。
図9は、塵芥収集車1に備えられた油圧回路60の一部を示す油圧回路図である。塵芥収集車1は、吐出量の変更が可能な油圧ポンプ41を備えている。油圧ポンプ41の構成は何ら限定されないが、例えば可変容量型ピストンポンプを利用することができる。また、塵芥収集車1は、摺動シリンダ13の動作を切り換えるための第1電磁切換弁51と、揺動シリンダ14の動作を切り換えるための第2電磁切換弁52とを備えている。第1電磁切換弁51は油圧配管53を介して摺動シリンダ13に接続されており、第2電磁切換弁52は油圧配管54を介して揺動シリンダ14に接続されている。第1電磁切換弁51は油圧配管55を介して油圧ポンプ41に接続され、第2電磁切換弁52は油圧配管58を介して第1電磁切換弁51に接続されている。
第1電磁切換弁51および第2電磁切換弁52の構成は特に限定されないが、本実施形態では、第1電磁切換弁51および第2電磁切換弁52は、いずれも3位置の電磁パイロット6ポート切換弁により構成されている。
第1電磁切換弁51は、図示しないスプールと、上記スプールの位置を変更する下降ソレノイド51aおよび上昇ソレノイド51bとを有している。制御装置48から下降ソレノイド51aに駆動信号が送信されると、下降ソレノイド51aがONされ、摺動シリンダ13を伸長させるように上記スプールの位置が変更される。この摺動シリンダ13の伸長に伴って、摺動板10が下降し、下降工程が行われる。制御装置48から上昇ソレノイド51bに駆動信号が送信されると、上昇ソレノイド51bがONされ、摺動シリンダ13を収縮させるように上記スプールの位置が変更される。この摺動シリンダ13の収縮に伴って、摺動板10が上昇し、上昇工程が行われる。
第2電磁切換弁52は、図示しないスプールと、上記スプールの位置を変更する反転ソレノイド52aおよび圧縮ソレノイド52bとを有している。制御装置48から反転ソレノイド52aに駆動信号が供給されると、反転ソレノイド52aがONされ、揺動シリンダ14を収縮させるように上記スプールの位置が変更される。この揺動シリンダ14の収縮に伴って、圧縮板15が後方に揺動し、反転工程が行われる。制御装置48から圧縮ソレノイド52bに駆動信号が送信されると、圧縮ソレノイド52bがONされ、揺動シリンダ14を伸長させるように上記スプールの位置が変更される。この揺動シリンダ14の伸長に伴って、圧縮板15が前方に揺動し、圧縮工程が行われる。
油圧回路60には、油温を検出する油温センサ56が設けられている。本実施形態では、油温センサ56はタンク57に設けられており、タンク57内の油の温度を検出する。ただし、油温センサ56の設置位置は特に限定されず、油圧回路60におけるタンク57以外の箇所に設置することも可能である。
図10に示すように、制御装置48は、上昇リミットスイッチ31、下降リミットスイッチ32、反転リミットスイッチ35、圧縮リミットスイッチ36、油温センサ56、および操作スイッチ39からの信号を受信するように構成されている。また、制御装置48は、上昇ソレノイド51b、下降ソレノイド51a、反転ソレノイド52a、圧縮ソレノイド52b、および油圧ポンプ41に駆動信号を送信するように構成されている。制御装置48は、吐出量低減部48a、ソレノイドOFF部48b、ソレノイドON部48c、および吐出量復帰部48dを備えている。吐出量低減部48a、ソレノイドOFF部48b、ソレノイドON部48c、および吐出量復帰部48dの機能については後述する。吐出量低減部48a、ソレノイドOFF部48b、ソレノイドON部48c、および吐出量復帰部48dは、ハードウェアにより構成されていてもよく、所定のコンピュータプログラムを実行することにより実現されるようになっていてもよい。
次に、塵芥積込装置8の制御方法について説明する。この塵芥積込装置8の制御は制御装置48によって実行される。前述の通り、塵芥積込装置8は、反転工程、下降工程、圧縮工程、および上昇工程を行う。まず、上昇工程から反転工程への切換制御について説明する。
<上昇工程から反転工程への切換制御>
図11は上昇工程から反転工程への切換制御を表すフローチャートであり、図12は上昇工程から反転工程への切換制御のタイムチャートである。上昇工程から反転工程への切換制御は、上昇工程の途中から実行される。ステップS1では、第1電磁切換弁51の上昇ソレノイド51bはONとなっており、油圧ポンプ41の吐出量は通常の量に設定されている。そのような状態で摺動シリンダ13は伸長を続け、摺動板10は上昇を続ける。
ステップS2では、制御装置48により、上昇リミットスイッチ31がONになったか否かが判定される。上昇リミットスイッチ31がONになったと判定されると、ステップS3において、制御装置48は油温センサ56からの信号を受け、油温の検出を行う。また、ステップS4において、上昇ソレノイド51bをONに維持したまま、制御装置48の吐出量低減部48aが油圧ポンプ41の吐出量を低減させる。このように、油圧ポンプ41の吐出量を低減させることにより、上昇工程から反転工程への切り換えの際に、摺動シリンダ13が急激に停止することによる異音の発生が抑制される。図12に示すように、ここでは上昇リミットスイッチ31がONになった時刻をT1とする。
次に、ステップS5において、制御装置48は、時刻T1から第1所定時間が経過したか否かを判定する。この第1所定時間は、予め油温に応じて設定された時間であり、油温に基づいて一義的に定められる。制御装置48は、例えば、油温と第1所定時間との関係を規定したマップまたは演算式等が記憶されたメモリを備え、そのメモリに記憶されたマップまたは演算式を参照することにより、検出された油温から第1所定時間を特定するようになっていてもよい。
ステップS5において、時刻T1から第1所定時間が経過したと判定されると、ステップS6に進み、制御装置48のソレノイドOFF部48bが上昇ソレノイド51bをOFFにする。第1電磁切換弁51のスプールは油圧を受けて移動するので、上昇ソレノイド51bがONからOFFに切り換わってからスプールの移動が完了するまでには時間遅れが生じる。図12に示すように、時刻T2で上昇ソレノイド51bがOFFにされると、第1電磁切換弁51のスプールが中立位置に向けて移動し、時刻T2から遅れた時刻T3において、中立位置に到達する。上記スプールが中立位置に到達すると、摺動シリンダ13の伸長動作は停止する。
摺動シリンダ13の伸長動作が早く停止してしまうと、摺動シリンダ13が本来の停止位置よりも手前で停止してしまい、本来のストローク量を確保することができなくなる。逆に、摺動シリンダ13の伸長動作の停止が遅くなると、摺動シリンダ13が本来の停止位置を超えて収縮してしまい、底突きによる異音が発生するおそれがある。そこで、上昇リミットスイッチ31がONになってから摺動シリンダ13の伸長動作が停止するまでの時間(ΔT13=T3−T1)は常に一定であることが好ましい。ところが、時間遅れΔT23=T3−T2は、油の粘度によって異なる。油の粘度が高いほど、時間遅れΔT23は長くなる。油の粘度は油温によって相違するので、上記時間遅れΔT23は油温によって異なることになり、一定とはならない。油温が低いほど油の粘度は高くなるので、時間遅れΔT23は油温が低いほど長くなる。そこで、本実施形態では、上述の通り第1所定時間を油温に応じて設定することによって、上昇リミットスイッチ31がONになってから摺動シリンダ13の伸長動作が停止するまでの時間ΔT13ができるだけ一定となるようにした。本実施形態では、第1所定時間は、油温が低いほど短く、油温が高いほど長くなるように設定されている。
一方、上昇リミットスイッチ31がONになると油圧ポンプ41の吐出量を低減させることとしたので、上昇リミットスイッチ31がONになると、摺動シリンダ13の動作速度は低減する。そのため、仮に油圧ポンプ41の吐出量の低減を考慮せずに第1所定時間を設定してしまうと、摺動シリンダ13が本来の停止位置に到達する前に摺動シリンダ13を停止させてしまうことになる。そこで本実施形態では、第1所定時間は、油温だけでなく、油圧ポンプ41の吐出量の低減も考慮に入れた上で設定されている。すなわち、第1所定時間は、油圧ポンプ41の吐出量を低減させない場合に比べて、長めに設定されている。
制御装置48は、ステップS6で上昇ソレノイド51bをOFFにした後、ステップS7において、上昇リミットスイッチ31がONになってから第2所定時間が経過したか否かを判定する。第2所定時間が経過したと判定すると、ステップS8において、制御装置48のソレノイドON部48cが第2電磁切換弁52の反転ソレノイド52aをONにする。すると、揺動シリンダ14が収縮を始め、圧縮板15は後方に揺動する。圧縮板15の揺動は摺動板10の上昇が停止してから開始することが好ましい。そのため、第1電磁切換弁51のスプールが中立位置に到達してから反転ソレノイド52aをONにすることが好ましい。そこで、本実施形態では、第2所定時間は第1所定時間よりも長い時間に設定されている。なお、以下では、時刻T1から第2所定時間経過した時刻をT4とする。
次に、制御装置48は、ステップS8で反転ソレノイド52aをONにした後、ステップS9において、反転ソレノイド52aをONにしてから第3所定時間が経過したか否かを判定する。第3所定時間が経過したと判定すると、ステップS10において、制御装置48の吐出量復帰部48dが油圧ポンプ41の吐出量を通常の量に戻し、反転通常動作を行う。このように、反転ソレノイド52aをONにしてから第3所定時間が経過するまで油圧ポンプ41の吐出量を低く抑え続けることにより、上昇工程から反転工程への切り換えの際に、揺動シリンダ14が急激に動き始めることによる異音の発生が抑制される。図12の時刻T5は、油圧ポンプ41の吐出量を通常の量に戻した時刻を表す。
以上のようにして、上昇工程から反転工程への切り換えが行われる。ステップS10の後は、反転工程が継続される。
<反転工程から下降工程への切換制御>
反転工程から下降工程への切り換えは、上昇工程から反転工程への切り換えと同様にして行われる。詳しくは、上昇工程から反転工程への切り換えの際の上昇リミットスイッチ31、上昇ソレノイド51b、反転ソレノイド52aを、それぞれ反転リミットスイッチ35、反転ソレノイド52a、下降ソレノイド51aに置き換え、前述のステップS1〜S10と同様のステップを行うことにより、反転工程から下降工程への切り換えが行われる。そのため、反転工程から下降工程への切り換えについて、詳細な説明は省略することとする。
<下降工程から圧縮工程への切り換え>
下降工程から圧縮工程への切り換えも、上昇工程から反転工程への切り換えと同様にして行われる。詳しくは、上昇工程から反転工程への切り換えの際の上昇リミットスイッチ31、上昇ソレノイド51b、反転ソレノイド52aを、それぞれ下降リミットスイッチ32、下降ソレノイド51a、圧縮ソレノイド52bに置き換え、前述のステップS1〜S10と同様のステップを行うことにより、下降工程から圧縮工程への切り換えが行われる。そのため、下降工程から圧縮工程への切り換えについて、詳細な説明は省略することとする。
<圧縮工程から上昇工程への切り換え>
圧縮工程から上昇工程への切り換えも、上昇工程から反転工程への切り換えと同様にして行われる。詳しくは、上昇工程から反転工程への切り換えの際の上昇リミットスイッチ31、上昇ソレノイド51b、反転ソレノイド52aを、それぞれ圧縮リミットスイッチ36、圧縮ソレノイド52b、上昇ソレノイド51bに置き換え、前述のステップS1〜S10と同様のステップを行うことにより、圧縮工程から上昇工程への切り換えが行われる。そのため、圧縮工程から上昇工程への切り換えについて、詳細な説明は省略することとする。
以上のように、本実施形態に係る塵芥収集車1によれば、上昇工程から反転工程への切り換えの際に、電磁切換弁51,52のソレノイドをON/OFFするタイミングと、油圧ポンプ41の吐出量を変更するタイミングとが、同一の上昇リミットスイッチ31を用いて決定される。同様に、反転工程から下降工程への切り換えの際、下降工程から圧縮工程への切り換えの際、圧縮工程から上昇工程への切り換えの際に、電磁切換弁51,52のソレノイドをON/OFFするタイミングと、油圧ポンプ41の吐出量を変更するタイミングとが、それぞれ同一の反転リミットスイッチ35、同一の下降リミットスイッチ32、同一の圧縮リミットスイッチ36を用いて決定される。本実施形態に係る塵芥収集車1によれば、各工程の切り換えの際に、電磁切換弁51,52のソレノイドをON/OFFするタイミングを決定するためのリミットスイッチと、油圧ポンプ41の吐出量を変更するタイミングを決定するためのリミットスイッチとを別々に用意する必要がないので、部品点数の増加によるコストアップを防ぐことができる。また、本実施形態に係る塵芥収集車1によれば、油温に基づく電磁切換弁51,52の切換タイミングと油圧ポンプ41の吐出量低減のタイミングとを良好に適合させることができる。したがって、塵芥収集車1のコストアップを抑えつつ、底突きによる異音の発生および動作の切り換えに伴う異音の発生の両方を高度に抑制することができる。
(第2実施形態)
図13に示す第2実施形態に係る塵芥収集車1は、第1実施形態に係る塵芥収集車1において、塵芥積込装置8の構成に変更を加えたものである。第2実施形態に係る塵芥積込装置8は、いわゆる回転板式のものである。以下の説明では、第1実施形態と同様の部分については同様の符号を付し、その詳しい説明は省略する。
塵芥積込装置8は、揺動可能な押込板110と、回転可能な回転板115と、押込シリンダ113と、油圧モータ114(図15参照)とを備えている。押込板110は、塵芥投入箱6の側壁に車体前後方向に揺動可能に支持されている。押込シリンダ113は、押込板110に連結されたロッド113aを有している。回転板115は、基端115aを支点として回転可能に構成されている。回転板115の基端115aには減速機114aが連結され、この減速機114aに油圧モータ114が連結されている。回転板115は、油圧モータ114により駆動される。塵芥積込装置8は、塵芥投入箱6に投入された塵芥55を回転板115により掻き上げ、押込板110により塵芥収容箱3に押し込むようになっている。塵芥積込装置8は、回転板115の回転動作と押込板110の揺動動作とを組み合わせることにより、塵芥投入箱6に投入された塵芥55を圧縮して塵芥収容箱3に積み込むように構成されている。
第2実施形態に係る塵芥収集車1は、押込シリンダ113の伸長を最大伸長位置の手前で検出する押込リミットスイッチ132を備えている。押込リミットスイッチ132は、例えば塵芥投入箱6の内壁に取り付けられ、それぞれ近接スイッチで構成されている。シリンダロッド113aには、金属板133が固定されている。押込リミットスイッチ132は、金属板133が接近すると制御装置48に検知信号を送信するように構成されている。
また、塵芥収集車1は、回転板115の回転位置を検出する回転リミットスイッチ135を備えている。回転リミットスイッチ135は、回転板115が基端115aの前方にて略水平となる位置(図13に仮想線で示す位置であり、以下、この位置を回転停止位置という)の手前の位置を検出するように構成されている。回転リミットスイッチ135は、例えば塵芥投入箱6の外壁に取り付けられ、近接スイッチで構成されている。回転板115の基端115aには、金属板138が固定されている。回転リミットスイッチ135は、金属板138が接近すると制御装置48に検知信号を送信するように構成されている。
図14は、第2実施形態に係る塵芥積込装置8の動作サイクル図である。塵芥積込装置8は、押込板110が前方位置(図13に仮想線で示す位置)にあるときに回転板115を回転停止位置から押込板110の後方揺動動作と干渉しない位置にまで回転させる退避回転工程、押込板110を前方位置から後方位置(図13に実線で示す位置)にまで揺動させる戻り工程、塵芥55を掻き上げるように回転板115を押込板110の後方揺動動作と干渉しない位置から回転停止位置にまで回転させる掻き上げ回転工程、および、回転板115が回転停止位置で停止しているときに押込板110を後方位置から前方位置にまで揺動させる押込工程を1サイクルとして動作するように構成されている。なお、戻り工程と掻き上げ回転工程の一部とは同時に行われる。退避回転工程では、押込シリンダ113は伸長した状態のまま停止し、油圧モータ114は正転する。戻り工程では、油圧モータ114は正転を続け、押込シリンダ113は収縮する。掻き上げ回転工程では、油圧モータ114が正転する。押込工程では、油圧モータ114は停止し、押込シリンダ113は伸長する。
図15は、第2実施形態に係る塵芥収集車1に備えられた油圧回路60の一部を示す油圧回路図である。第1実施形態に係る油圧回路60と同様の部分には同様の符号を付し、その詳しい説明は省略する。第2実施形態に係る塵芥収集車1は、油圧モータ114と、押込シリンダ113の動作を切り換える第1電磁切換弁151と、油圧モータ114の動作を切り換える第2電磁切換弁152とを備えている。第1電磁切換弁151および第2電磁切換弁152は、いずれも3位置の電磁パイロット6ポート切換弁により構成されている。ただし、第1電磁切換弁151および第2電磁切換弁152の構成は特に限定されない。第1電磁切換弁151は、図示しないスプールと、押込シリンダ113を伸長させる位置にスプールを移動させる伸長ソレノイド151aと、押込シリンダ113を収縮させる位置にスプールを移動させる収縮ソレノイド151bとを有している。第2電磁切換弁152は、スプールと、油圧モータ114を正転させる位置にスプールを移動させる正転ソレノイド152aと、油圧モータ114を逆転させる位置にスプールを移動させる逆転ソレノイド152bとを有している。
第2実施形態に係る塵芥収集車1では、第1実施形態の反転工程、下降工程、圧縮工程、上昇工程をそれぞれ前述の退避回転工程、戻り工程、掻き上げ回転工程、押込工程に置き換え、第1実施形態の上昇リミットスイッチ31、圧縮リミットスイッチ36をそれぞれ前述の押込リミットスイッチ132、回転リミットスイッチ135に置き換え、反転ソレノイド52a、下降ソレノイド51a、圧縮ソレノイド52b、上昇ソレノイド51bをそれぞれ前述の正転ソレノイド152a、収縮ソレノイド151b、正転ソレノイド152a、伸長ソレノイド151aに置き換えることにより、押込工程から退避回転工程への切り換え、および、掻き上げ回転工程から押込工程への切り換えに際して、第1実施形態と同様の制御を実行することができる。制御内容は第1実施形態と同様なので、その説明は省略する。
第2実施形態に係る塵芥収集車1においても、第1実施形態に係る塵芥収集車1と同様の効果を得ることができる。すなわち、押込工程から退避回転工程への切り換えの際、および、掻き上げ回転工程から押込工程への切り換えの際に、電磁切換弁151,152のソレノイドをON/OFFするタイミングと、油圧ポンプ41の吐出量を変更するタイミングとが、それぞれ同一の押込リミットスイッチ132、同一の回転リミットスイッチ135を用いて決定される。本実施形態に係る塵芥収集車1においても、上記各工程の切り換えの際に、電磁切換弁151,152のソレノイドをON/OFFするタイミングを決定するためのリミットスイッチと、油圧ポンプ41の吐出量を変更するタイミングを決定するためのリミットスイッチとを別々に用意する必要がないので、部品点数の増加によるコストアップを防ぐことができる。また、油温に基づく電磁切換弁151,152の切換タイミングと油圧ポンプ41の吐出量低減のタイミングとを良好に適合させることができる。したがって、塵芥収集車1のコストアップを抑えつつ、底突きによる異音の発生および動作の切り換えに伴う異音の発生の両方を高度に抑制することができる。
(その他の実施形態)
前記第1実施形態および第2実施形態は、それぞれ本発明の実施の形態の一例に過ぎず、本発明は他に種々の形態にて実施することができる。
前記各実施形態では、第1所定時間、第2所定時間、および第3所定時間は、秒等で表される時間そのものであったが、第1所定時間、第2所定時間、および第3所定時間の少なくとも一つは、時間と等価な他の量であってもよい。例えば、第1所定時間、第2所定時間、および第3所定時間の少なくとも一つは、油圧ポンプ41の所定回転量であってもよい。
前記各実施形態では、油圧ポンプ41は可変容量型ピストンポンプであったが、油圧ポンプ41は吐出量の変更が可能であればよく、その構成は限定されない。例えば、油圧ポンプ41は、モータで駆動される定容量のポンプと、モータの回転数を変更可能なインバータとの組み合わせであってもよい。
前記各実施形態では、図12に示すように、油圧ポンプ41の吐出量は、2段階に変更可能であった。しかし、油圧ポンプ41の吐出量は、3段階以上に多段階に変更可能であってもよく、連続的に変更可能であってもよい。例えば、油圧ポンプ41は、時刻T1からT5の間において、吐出量を通常の量から多段階に低減させた後、通常の量に復帰するまで多段階に増加させてもよい。また、油圧ポンプ41は、時刻T1からT5の間において、吐出量を通常の量から連続的に低減させた後、通常の量に復帰するまで連続的に増加させてもよい。
油圧ポンプ41は、塵芥積込装置8用に設置された専用の油圧ポンプであってもよく、塵芥収集車1に搭載された他の装置と兼用の油圧ポンプであってもよい。
第2実施形態に係る塵芥収集車1において、油圧モータ114は正転および逆転が可能な油圧モータに限らず、正転のみが可能な油圧モータであってもよい。第2電磁切換弁152は、油圧モータ114の正転と停止とを切り換える2位置の電磁切換弁であってもよい。
1 塵芥収集車
8 塵芥積込装置
10 摺動板
13 摺動シリンダ
14 揺動シリンダ
15 圧縮板
31 上昇リミットスイッチ
32 下降リミットスイッチ
35 反転リミットスイッチ
36 圧縮リミットスイッチ
51 第1電磁切換弁
52 第2電磁切換弁
56 油温センサ

Claims (6)

  1. 車台上に搭載された塵芥収容箱と、
    塵芥が投入される投入口を有しかつ前記塵芥収容箱に接続された塵芥投入箱と、
    前記塵芥投入箱に投入された塵芥を前記塵芥収容箱に送り込む塵芥積込装置と、
    前記塵芥積込装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記塵芥積込装置は、油圧ポンプを有する油圧回路と、前記油圧回路に接続された油圧シリンダからなる摺動シリンダと、前記油圧回路に接続された油圧シリンダからなる揺動シリンダと、前記油圧回路に備えられかつ前記摺動シリンダに接続された第1電磁切換弁と、前記油圧回路に備えられかつ前記揺動シリンダに接続された第2電磁切換弁と、前記摺動シリンダに取り付けられかつ前記摺動シリンダの伸縮動作により上下方向に摺動する摺動板と、前記摺動板の下端部に車体前後方向に揺動可能に取り付けられかつ前記揺動シリンダの伸縮動作により車体前後方向に揺動する圧縮板と、を備え、前記圧縮板が後方に揺動する反転工程、前記摺動板が下方に摺動する下降工程、前記圧縮板が前方に揺動する圧縮工程、および前記摺動板が上方に摺動する上昇工程を実行するように構成された塵芥収集車であって、
    前記油圧回路の油の温度を検出する油温センサと、
    前記摺動シリンダの伸縮位置が前記上昇工程の終了手前の位置に到達したことを検出する上昇リミットスイッチと、を備え、
    前記制御装置は、
    前記摺動シリンダの伸縮位置が前記上昇工程の終了手前の位置に到達したことが前記上昇リミットスイッチにより検出されると、前記油圧ポンプの吐出量を基準量から低減させる吐出量低減部と、
    前記摺動シリンダの伸縮位置が前記上昇工程の終了手前の位置に到達したことが前記上昇リミットスイッチにより検出されてから、前記油温センサにより検出された油温に応じて設定される第1所定時間が経過すると、前記摺動シリンダの伸縮を停止させるように前記第1電磁切換弁のソレノイドをOFFするソレノイドOFF部と、
    前記摺動シリンダの伸縮位置が前記上昇工程の終了手前の位置に到達したことが前記上昇リミットスイッチにより検出されてから、前記第1所定時間よりも長い第2所定時間が経過すると、前記圧縮板が車体後方に揺動するように前記第2電磁切換弁のソレノイドをONするソレノイドON部と、
    前記第2所定時間の経過後、更に第3所定時間が経過したときに、前記油圧ポンプの吐出量を前記基準量に戻す吐出量復帰部と、を備えている、塵芥収集車。
  2. 車台上に搭載された塵芥収容箱と、
    塵芥が投入される投入口を有しかつ前記塵芥収容箱に接続された塵芥投入箱と、
    前記塵芥投入箱に投入された塵芥を前記塵芥収容箱に送り込む塵芥積込装置と、
    前記塵芥積込装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記塵芥積込装置は、油圧ポンプを有する油圧回路と、前記油圧回路に接続された油圧シリンダからなる摺動シリンダと、前記油圧回路に接続された油圧シリンダからなる揺動シリンダと、前記油圧回路に備えられかつ前記摺動シリンダに接続された第1電磁切換弁と、前記油圧回路に備えられかつ前記揺動シリンダに接続された第2電磁切換弁と、前記摺動シリンダに取り付けられかつ前記摺動シリンダの伸縮動作により上下方向に摺動する摺動板と、前記摺動板の下端部に車体前後方向に揺動可能に取り付けられかつ前記揺動シリンダの伸縮動作により車体前後方向に揺動する圧縮板と、を備え、前記圧縮板が後方に揺動する反転工程、前記摺動板が下方に摺動する下降工程、前記圧縮板が前方に揺動する圧縮工程、および前記摺動板が上方に摺動する上昇工程を実行するように構成された塵芥収集車であって、
    前記油圧回路の油の温度を検出する油温センサと、
    前記揺動シリンダの伸縮位置が前記反転工程の終了手前の位置に到達したことを検出する反転リミットスイッチと、を備え、
    前記制御装置は、
    前記揺動シリンダの伸縮位置が前記反転工程の終了手前の位置に到達したことが前記反転リミットスイッチにより検出されると、前記油圧ポンプの吐出量を基準量から低減させる吐出量低減部と、
    前記揺動シリンダの伸縮位置が前記反転工程の終了手前の位置に到達したことが前記反転リミットスイッチにより検出されてから、前記油温センサにより検出された油温に応じて設定される第1所定時間が経過すると、前記揺動シリンダの伸縮を停止させるように前記第2電磁切換弁のソレノイドをOFFするソレノイドOFF部と、
    前記揺動シリンダの伸縮位置が前記反転工程の終了手前の位置に到達したことが前記反転リミットスイッチにより検出されてから、前記第1所定時間よりも長い第2所定時間が経過すると、前記摺動板が下方に摺動するように前記第1電磁切換弁のソレノイドをONするソレノイドON部と、
    前記第2所定時間の経過後、更に第3所定時間が経過したときに、前記油圧ポンプの吐出量を前記基準量に戻す吐出量復帰部と、を備えている、塵芥収集車。
  3. 車台上に搭載された塵芥収容箱と、
    塵芥が投入される投入口を有しかつ前記塵芥収容箱に接続された塵芥投入箱と、
    前記塵芥投入箱に投入された塵芥を前記塵芥収容箱に送り込む塵芥積込装置と、
    前記塵芥積込装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記塵芥積込装置は、油圧ポンプを有する油圧回路と、前記油圧回路に接続された油圧シリンダからなる摺動シリンダと、前記油圧回路に接続された油圧シリンダからなる揺動シリンダと、前記油圧回路に備えられかつ前記摺動シリンダに接続された第1電磁切換弁と、前記油圧回路に備えられかつ前記揺動シリンダに接続された第2電磁切換弁と、前記摺動シリンダに取り付けられかつ前記摺動シリンダの伸縮動作により上下方向に摺動する摺動板と、前記摺動板の下端部に車体前後方向に揺動可能に取り付けられかつ前記揺動シリンダの伸縮動作により車体前後方向に揺動する圧縮板と、を備え、前記圧縮板が後方に揺動する反転工程、前記摺動板が下方に摺動する下降工程、前記圧縮板が前方に揺動する圧縮工程、および前記摺動板が上方に摺動する上昇工程を実行するように構成された塵芥収集車であって、
    前記油圧回路の油の温度を検出する油温センサと、
    前記摺動シリンダの伸縮位置が前記下降工程の終了手前の位置に到達したことを検出する下降リミットスイッチと、を備え、
    前記制御装置は、
    前記摺動シリンダの伸縮位置が前記下降工程の終了手前の位置に到達したことが前記下降リミットスイッチにより検出されると、前記油圧ポンプの吐出量を基準量から低減させる吐出量低減部と、
    前記摺動シリンダの伸縮位置が前記下降工程の終了手前の位置に到達したことが前記下降リミットスイッチにより検出されてから、前記油温センサにより検出された油温に応じて設定される第1所定時間が経過すると、前記摺動シリンダの伸縮を停止させるように前記第1電磁切換弁のソレノイドをOFFするソレノイドOFF部と、
    前記摺動シリンダの伸縮位置が前記下降工程の終了手前の位置に到達したことが前記下降リミットスイッチにより検出されてから、前記第1所定時間よりも長い第2所定時間が経過すると、前記圧縮板が車体前方に揺動するように前記第2電磁切換弁のソレノイドをONするソレノイドON部と、
    前記第2所定時間の経過後、更に第3所定時間が経過したときに、前記油圧ポンプの吐出量を前記基準量に戻す吐出量復帰部と、を備えている、塵芥収集車。
  4. 車台上に搭載された塵芥収容箱と、
    塵芥が投入される投入口を有しかつ前記塵芥収容箱に接続された塵芥投入箱と、
    前記塵芥投入箱に投入された塵芥を前記塵芥収容箱に送り込む塵芥積込装置と、
    前記塵芥積込装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記塵芥積込装置は、油圧ポンプを有する油圧回路と、前記油圧回路に接続された油圧シリンダからなる摺動シリンダと、前記油圧回路に接続された油圧シリンダからなる揺動シリンダと、前記油圧回路に備えられかつ前記摺動シリンダに接続された第1電磁切換弁と、前記油圧回路に備えられかつ前記揺動シリンダに接続された第2電磁切換弁と、前記摺動シリンダに取り付けられかつ前記摺動シリンダの伸縮動作により上下方向に摺動する摺動板と、前記摺動板の下端部に車体前後方向に揺動可能に取り付けられかつ前記揺動シリンダの伸縮動作により車体前後方向に揺動する圧縮板と、を備え、前記圧縮板が後方に揺動する反転工程、前記摺動板が下方に摺動する下降工程、前記圧縮板が前方に揺動する圧縮工程、および前記摺動板が上方に摺動する上昇工程を実行するように構成された塵芥収集車であって、
    前記油圧回路の油の温度を検出する油温センサと、
    前記揺動シリンダの伸縮位置が前記圧縮工程の終了手前の位置に到達したことを検出する圧縮リミットスイッチと、を備え、
    前記制御装置は、
    前記揺動シリンダの伸縮位置が前記圧縮工程の終了手前の位置に到達したことが前記圧縮リミットスイッチにより検出されると、前記油圧ポンプの吐出量を基準量から低減させる吐出量低減部と、
    前記揺動シリンダの伸縮位置が前記圧縮工程の終了手前の位置に到達したことが前記圧縮リミットスイッチにより検出されてから、前記油温センサにより検出された油温に応じて設定される第1所定時間が経過すると、前記揺動シリンダの伸縮を停止させるように前記第2電磁切換弁のソレノイドをOFFするソレノイドOFF部と、
    前記揺動シリンダの伸縮位置が前記圧縮工程の終了手前の位置に到達したことが前記圧縮リミットスイッチにより検出されてから、前記第1所定時間よりも長い第2所定時間が経過すると、前記摺動板が上方に摺動するように前記第1電磁切換弁のソレノイドをONするソレノイドON部と、
    前記第2所定時間の経過後、更に第3所定時間が経過したときに、前記油圧ポンプの吐出量を前記基準量に戻す吐出量復帰部と、を備えている、塵芥収集車。
  5. 車台上に搭載された塵芥収容箱と、
    塵芥が投入される投入口を有しかつ前記塵芥収容箱に接続された塵芥投入箱と、
    前記塵芥投入箱に投入された塵芥を前記塵芥収容箱に送り込む塵芥積込装置と、
    前記塵芥積込装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記塵芥積込装置は、油圧ポンプを有する油圧回路と、前記油圧回路に接続された油圧シリンダからなる押込シリンダと、前記油圧回路に接続された油圧モータと、前記油圧回路に備えられかつ前記押込シリンダに接続された第1電磁切換弁と、前記油圧回路に備えられかつ前記油圧モータに接続された第2電磁切換弁と、前記押込シリンダに取り付けられかつ前記押込シリンダの伸縮動作により車体前後方向に揺動する押込板と、前記押込板の下方に配置された基端を中心として回転可能に構成されかつ前記油圧モータにより駆動される回転板と、を備え、前記回転板が前記押込板の後方揺動動作と干渉しない位置にまで回転する退避回転工程、前記押込板が車体後方に揺動する戻り工程、前記回転板が塵芥を掻き上げるように回転する掻き上げ回転工程、および、前記押込板が車体前方に揺動する押込工程を実行するように構成された塵芥収集車であって、
    前記油圧回路の油の温度を検出する油温センサと、
    前記押込シリンダの伸縮位置が前記押込工程の終了手前の位置に到達したことを検出する押込リミットスイッチと、を備え、
    前記制御装置は、
    前記押込シリンダの伸縮位置が前記押込工程の終了手前の位置に到達したことが前記押込リミットスイッチにより検出されると、前記油圧ポンプの吐出量を基準量から低減させる吐出量低減部と、
    前記押込シリンダの伸縮位置が前記押込工程の終了手前の位置に到達したことが前記押込リミットスイッチにより検出されてから、前記油温センサにより検出された油温に応じて設定される第1所定時間が経過すると、前記押込シリンダの伸縮を停止させるように前記第1電磁切換弁のソレノイドをOFFするソレノイドOFF部と、
    前記押込シリンダの伸縮位置が前記押込工程の終了手前の位置に到達したことが前記押込リミットスイッチにより検出されてから、前記第1所定時間よりも長い第2所定時間が経過すると、前記回転板が回転するように前記第2電磁切換弁のソレノイドをONするソレノイドON部と、
    前記第2所定時間の経過後、更に第3所定時間が経過したときに、前記油圧ポンプの吐出量を前記基準量に戻す吐出量復帰部と、を備えている、塵芥収集車。
  6. 車台上に搭載された塵芥収容箱と、
    塵芥が投入される投入口を有しかつ前記塵芥収容箱に接続された塵芥投入箱と、
    前記塵芥投入箱に投入された塵芥を前記塵芥収容箱に送り込む塵芥積込装置と、
    前記塵芥積込装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記塵芥積込装置は、油圧ポンプを有する油圧回路と、前記油圧回路に接続された油圧シリンダからなる押込シリンダと、前記油圧回路に接続された油圧モータと、前記油圧回路に備えられかつ前記押込シリンダに接続された第1電磁切換弁と、前記油圧回路に備えられかつ前記油圧モータに接続された第2電磁切換弁と、前記押込シリンダに取り付けられかつ前記押込シリンダの伸縮動作により車体前後方向に揺動する押込板と、前記押込板の下方に配置された基端を中心として回転可能に構成されかつ前記油圧モータにより駆動される回転板と、を備え、前記回転板が前記押込板の後方揺動動作と干渉しない位置にまで回転する退避回転工程、前記押込板が車体後方に揺動する戻り工程、前記回転板が塵芥を掻き上げるように回転する掻き上げ回転工程、および、前記押込板が車体前方に揺動する押込工程を実行するように構成された塵芥収集車であって、
    前記油圧回路の油の温度を検出する油温センサと、
    前記回転板の位置が前記掻き上げ回転工程の終了手前の位置に到達したことを検出する回転リミットスイッチと、を備え、
    前記制御装置は、
    前記回転板の位置が前記掻き上げ回転工程の終了手前の位置に到達したことが前記回転リミットスイッチにより検出されると、前記油圧ポンプの吐出量を基準量から低減させる吐出量低減部と、
    前記回転板の位置が前記掻き上げ回転工程の終了手前の位置に到達したことが前記回転リミットスイッチにより検出されてから、前記油温センサにより検出された油温に応じて設定される第1所定時間が経過すると、前記油圧モータを停止して前記回転板の回転を停止させるように前記第2電磁切換弁のソレノイドをOFFするソレノイドOFF部と、
    前記回転板の位置が前記掻き上げ回転工程の終了手前の位置に到達したことが前記回転リミットスイッチにより検出されてから、前記第1所定時間よりも長い第2所定時間が経過すると、前記押込板が車体前方に揺動するように前記第1電磁切換弁のソレノイドをONするソレノイドON部と、
    前記第2所定時間の経過後、更に第3所定時間が経過したときに、前記油圧ポンプの吐出量を前記基準量に戻す吐出量復帰部と、を備えている、塵芥収集車。
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