JP2017095196A - 塵芥収集車 - Google Patents

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Abstract

【課題】塵芥投入箱と排出板との干渉を防止しつつ、塵芥積込時の初期段階から効率良く塵芥を圧縮することができる塵芥収集車を提供する。【解決手段】本発明の塵芥収集車1は、後方に開口部4を有する塵芥収容箱2と、塵芥収容箱2の開口部4に傾動自在に配設された塵芥投入箱3と、塵芥を塵芥収容箱2に積み込む塵芥積込装置と、塵芥収容箱2の内部に排出シリンダ19によって進退自在に配設された排出板18と、排出板18に作用する荷重のうち、塵芥収容箱2の前後方向に作用する荷重を検知する荷重センサ20と、塵芥投入箱3の前端に配設された当接部26と、排出板18の位置を制御する位置制御手段とを備え、前記位置制御手段は、排出板18の後退時において排出板18が当接部26に当接した際、荷重センサ20により検知される荷重値が閾値に達するまで排出シリンダ19の背圧側の油圧を高めるように制御することを特徴とする。【選択図】図7

Description

本発明は、排出板を備えた塵芥収集車に関するものである。
従来、塵芥収集車では、塵芥が収容される塵芥収容箱内に排出シリンダを介して進退可能な排出板が設けられ、塵芥収容箱への塵芥積込時、排出シリンダの背圧側油室を高圧に維持して積み込まれる塵芥に作用する圧縮力に抗して排出板を保持する一方、塵芥の積み込みに伴って塵芥積込装置に作用する油圧が設定値以上に達すると、排出シリンダの背圧側油室を一定時間オイルリザーバに連通させることにより、排出シリンダを収縮させて排出板を前方に移動させ、塵芥収容空間を拡大させている。これにより、従来の塵芥収集車では、排出板を段階的に前方に移動させて塵芥を圧縮しながら積み込むようにしている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の塵芥収集車では、塵芥排出時、塵芥収容箱の後方に配設された塵芥投入箱を上方に傾動させて塵芥収容箱を開口した後、排出板を塵芥収容箱の開口部よりも後方に移動させて塵芥を排出する。塵芥を排出した後は、排出板を前方に移動させた後、塵芥投入箱を下方に傾動させて塵芥収容箱を閉口する。排出板を前方に移動させる際は、下方に傾動させた塵芥投入箱と排出板との干渉を防止するため、排出板を塵芥収容箱内の最後部よりも前方に移動させて、塵芥収容箱の開口部と排出板との間において干渉防止用空間を設けている。
特開平2−117502号公報
しかしながら、前述した塵芥収集車では、塵芥積込時の初期段階において、塵芥収容箱の開口部と排出板との間に干渉防止用空間が設けられているため、塵芥積込装置と排出板との間で効率良く塵芥を圧縮するのが困難であった。
また、前述した塵芥収集車において、塵芥積込装置と排出板との間で効率良く塵芥を圧縮するために排出板を後退させると、塵芥投入箱と排出板とが干渉する場合があった。
そこで、本発明においては、塵芥投入箱と排出板との干渉を防止しつつ、塵芥積込時の初期段階から効率良く塵芥を圧縮することができる塵芥収集車を提供することを目的とする。
本発明の塵芥収集車は、車台上に搭載され、後方に開口部を有する塵芥収容箱と、前記塵芥収容箱の開口部に傾動自在に配設された塵芥投入箱と、前記塵芥投入箱の内部に装備され、油圧アクチュエータによって塵芥を前記塵芥収容箱に積み込む塵芥積込装置と、前記塵芥収容箱の内部に排出シリンダによって進退自在に配設された排出板と、前記排出板に作用する荷重のうち、前記塵芥収容箱の前後方向に作用する荷重を検知する荷重センサと、前記塵芥投入箱の前端に配設された当接部と、前記排出板の位置を制御する位置制御手段とを備えた塵芥収集車であって、前記位置制御手段は、前記排出板の後退時において前記排出板が前記当接部に当接した際、前記荷重センサにより検知される荷重値が閾値に達するまで前記排出シリンダの背圧側の油圧を高めるように制御することを特徴とする。
上記塵芥収集車によれば、塵芥を効率良く圧縮するために排出板を後方に後退させる際、塵芥投入箱と排出板とが干渉する前に塵芥投入箱の前端に配設された当接部に排出板が当接し、排出板の後退が当接部により阻止されるため、塵芥投入箱と排出板との干渉を防止できる。また、上記塵芥収集車によれば、排出板の後退時において排出板が当接部に当接した際、荷重センサにより検知される荷重値が閾値に達するまで排出シリンダの背圧側の油圧を高めるように制御するため、排出板を塵芥収容箱内の最後部に配置させることができる。これにより、塵芥収容箱の開口部と排出板との間の空間の容積を低減できるため、塵芥積込時の初期段階から効率良く塵芥を圧縮することができる。
上記塵芥収集車において、前記当接部の少なくとも当接面が弾性材料により形成されていることが好ましい。この構成によれば、排出板が当接部に当接した際の排出板の損傷を防止できる。
本発明の塵芥収集車によれば、塵芥投入箱と排出板との干渉を防止しつつ、塵芥積込時の初期段階から効率良く塵芥を圧縮することができる。これにより、塵芥投入箱及び排出板の損傷を抑制しつつ、塵芥収容箱の塵芥積込量を従来よりも増加させることができる。
本発明の塵芥収集車の一実施形態を示す断面側面図である。 図1の塵芥収集車の油圧回路図である。 図1の塵芥収集車の制御装置に対する入出力状態を示すブロック図である。 図1の塵芥収集車の無接点スイッチ及び操作スイッチの取付位置を示す説明図である。 図1の塵芥収集車において排出板を後退させた後の状態を示す断面側面図である。 図5に示す排出板を前進させた後の状態を示す断面側面図である。 図6に示す排出板を後退させて当接部に当接させた状態を示す断面側面図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、前後方向については、塵芥が投入される側を後方とし、その反対側を前方として説明する。
図1には、本発明の塵芥収集車の一実施形態が示されている。この塵芥収集車1は、車台上に搭載された塵芥収容箱2、この塵芥収容箱2の後方の開口部4に枢軸5回りに傾動自在に配設された塵芥投入箱3等を備える。
塵芥投入箱3は、その前面が部分的に開放されて塵芥収容箱2の後方の開口部4に連通されるとともに、背面下方に投入口6が開口され、その下部に塵芥の貯留室7が形成されている。そして、塵芥投入箱3内には、投入口6を通して貯留室7に投入された塵芥を押し潰して圧縮し、塵芥収容箱2内に積み込む塵芥積込装置Aが装備されている。以下、塵芥積込装置Aについて説明する。
塵芥投入箱3の両側壁には溝型鋼で形成された案内溝部材8が前方上端より後方下部に向かって傾斜して敷設されている。また、塵芥投入箱3内にはその横幅方向一杯にひろがる昇降板9が収容され、昇降板9の両側縁の上下には案内ローラ10が軸着され、これらの案内ローラ10は案内溝部材8の内壁に沿って転動自在に嵌合されている。一方、昇降板9の背面上部には、ブラケットを介して枢軸11が設けられており、この枢軸11は、昇降板9の摺動距離に合致するように塵芥投入箱3の側壁に案内溝部材8の背面に沿って形成された切欠き部12を越えて塵芥投入箱3の内方より外方に突出するようになっている。そして、図4にも示すように枢軸11と塵芥投入箱3の下部外側との間には、昇降シリンダ13が案内溝部材8の傾斜方向に沿って、かつ、その背面上方に偏位して設けられている。これにより、昇降シリンダ13の伸縮作動によって昇降板9を案内溝部材8に沿って上下に往復移動させることができる。
また、昇降板9の下端には塵芥投入箱3の横幅方向一杯にひろがる押込板14が前後に揺動自在に軸支され、押込板14の背面に突設した突片16と昇降板9の背面上部に設けられた枢軸11との間には押込シリンダ17が設けられている。これにより、押込シリンダ17の伸縮作動によって押込板14を軸支部15回りに前後に揺動させることができる。
なお、上述した昇降シリンダ13及び押込シリンダ17は、塵芥積込装置Aの油圧アクチュエータに相当する。
一方、塵芥収容箱2の内部には、前後方向に進退自在な排出板18が配設されている。この排出板18は、幅が塵芥収容箱2の内幅と略等しく、かつ、高さが塵芥収容箱2の底壁から頂壁までの高さと略等しく形成されている。また、塵芥収容箱2の前部に固設されたブラケット25には、排出シリンダ19が連結されている。そして、排出シリンダ19と排出板18下部との間には、荷重センサ20が配設されている。これにより、排出板18と排出シリンダ19とが荷重センサ20を介して連結されるため、排出シリンダ19の伸縮作動によって排出板18を塵芥収容箱2内部で前後に往復移動させることができる。
排出シリンダ19は、それぞれ径の異なる3つのシリンダが組み込まれた3段式シリンダであり、その大径シリンダ側が荷重センサ20に、小径シリンダ側がブラケット25にそれぞれ連結されている。
荷重センサ20は、排出板18に作用する前後方向の荷重を検知する。このような荷重センサ20としては、例えば、ばね、ピエゾフィルム、ひずみ計等を利用した荷重センサが挙げられる。
また、塵芥収容箱2の底面後部には一端を枢支された固縛シリンダ21が配設されており、その他端は塵芥収容箱2の下部に枢支された固縛爪22に連結されている。固縛爪22は、塵芥投入箱3の前面に固設したUボルト23に係合されており、これにより塵芥投入箱3を塵芥収容箱2に対して固縛している。
また、塵芥投入箱3の前端において、塵芥収容箱2に連通する開口の下方縁部3aの横幅方向全体に亘って当接部26が配設されている。当接部26は、排出板18が当接する部位であり、例えば緩衝材料からなる部材を突設させたものや、金属製突設部の表面に緩衝材料を貼り付けたもの等が使用できる。緩衝材料としては、ゴム、エラストマー等の弾性材料が好ましい。当接部26の少なくとも当接面26aが弾性材料により形成されている場合、排出板18が当接部26に当接した際の排出板18の損傷を防止できる。
次に、塵芥収集車1の油圧回路について図2により説明する。
この油圧回路は、油圧ポンプP、オイルリザーバT、昇降シリンダ13を伸縮制御する電磁制御弁V1、押込シリンダ17を伸縮制御する電磁制御弁V2、排出シリンダ19を伸縮制御する電磁制御弁V3、固縛シリンダ21と塵芥投入箱3を傾動させる傾動シリンダ24(図5〜7参照)とを伸縮制御する電磁制御弁V4等から構成されている。
電磁制御弁V1はソレノイドSOLa及びSOLbを有し、電磁制御弁V2はソレノイドSOLc及びSOLdを有し、電磁制御弁V3はソレノイドSOLe及びSOLfを有し、電磁制御弁V4はソレノイドSOLh及びSOLiを有している。
また、押込シリンダ17の背圧側油室に連通する回路には、その油圧を検知する油圧センサPSが接続されている。また、排出シリンダ19の背圧側油室に連通する回路には、リリース弁V及びリリーフ弁Rが接続されている。リリース弁Vは、ソレノイドSOLgを有し、通常、排出シリンダ19の背圧側油室がオイルリザーバTに連通するのを阻止する位置に付勢されており、ソレノイドSOLgに通電すると、排出シリンダ19の背圧側油室がオイルリザーバTに連通する位置に切り換えられるものである。また、リリーフ弁Rは、排出シリンダ19の背圧側油室の油圧が設定値以上に達した際に、その圧油をオイルリザーバTに還流させるものである。なお、リリーフ弁Rが作動するのは排出シリンダ19の負荷が過大となった場合であり、通常は後述するように、荷重センサ20により検知される荷重値及び油圧センサPSにより検知される油圧値に基づいて排出シリンダ19を伸縮させ、排出板18の位置を制御する。
また、傾動シリンダ24の背圧側油室に連通する回路には、電磁開閉弁V5及びV6が設けられている。電磁開閉弁V5及びV6は、それぞれソレノイドSOLj及びSOLkを有し、通常、圧油が傾動シリンダ24の背圧側油室からオイルリザーバTに流出するのを阻止する位置に付勢されており、ソレノイドSOLj及びSOLkに通電すると、圧油が傾動シリンダ24の背圧側油室からオイルリザーバTに流出する位置に切り換えられるものである。
次に、塵芥積込装置A、排出板18等を制御する制御装置PLC(プログラマブル ロジック コントローラ)に対する入出力状態について、図3及び図4により説明する。
塵芥収集車1の運転席には、塵芥積込作業と塵芥排出作業とを選択する選択スイッチSW1、塵芥投入箱3の開閉スイッチSW2、排出板18の後退スイッチSW3等が設けられ、塵芥投入箱3の後部には、塵芥積込装置Aの始動スイッチSW4、塵芥積込装置Aの停止スイッチSW5、排出板18の前進スイッチSW6等が設けられている(図4参照)。
また、塵芥投入箱3内には、昇降板9を昇降させる昇降シリンダ13が最伸長した状態を検出する無接点スイッチLS1、昇降シリンダ13が最収縮した状態を検出する無接点スイッチLS2、押込板14を揺動させる押込シリンダ17が最伸長した状態を検出する無接点スイッチLS4、押込シリンダ17が最収縮した状態を検出する無接点スイッチLS3等が設けられている(図4参照)。無接点スイッチLS1及びLS2は、塵芥投入箱3と昇降シリンダ13との間において、それぞれ一方に検出体が、他方に被検出体が配設されて切換作動するようになっている。また、無接点スイッチLS3及びLS4は、昇降板9と押込シリンダ17との間において、それぞれ一方に検出体が、他方に被検出体が配設されて切換作動するようになっている。
また、塵芥投入箱3の上方には、塵芥投入箱3を傾動させる傾動シリンダ24(図5〜7参照)が最伸長した状態を検出する無接点スイッチLS6の検出体が設けられている(図4参照)。更に、塵芥収容箱2の後部には、傾動シリンダ24が最収縮した状態を検出する無接点スイッチLS5の検出体が設けられている(図4参照)。
なお、上記無接点スイッチLS1〜LS6としては、例えば光電スイッチ、近接スイッチ等が使用できる。
これらの各種スイッチSW1〜SW6、無接点スイッチLS1〜LS6、ソレノイドSOLa〜SOLk、油圧センサPS及び荷重センサ20は、制御装置PLCに接続されており、制御装置PLCは、各種スイッチSW1〜SW6、無接点スイッチLS1〜LS6、油圧センサPS及び荷重センサ20の入力状況に基づいて予め設定された手順に従って、対応するソレノイドSOLa〜SOLkに出力するようにプログラムされている。
次に、このように構成された塵芥収集車1の作動について説明する。
まず、塵芥積込装置Aの作動について説明する。塵芥積込装置Aは、通常、図1実線(a)に示す塵芥の積込行程終了状態で停止している。この状態では、昇降シリンダ13及び押込シリンダ17は何れも最伸長状態にあり、無接点スイッチLS1及びLS4を作動させている。これにより、昇降板9は上昇限界位置に、押込板14は前方揺動限界位置にそれぞれ配置されている。この状態で作業者が、選択スイッチSW1により塵芥積込作業を選択し、塵芥投入箱3の投入口6より塵芥を貯留室7に投入した後、始動スイッチSW4を押圧操作すると、制御装置PLCはソレノイドSOLdに通電し、電磁制御弁V2を上方位置に切り換える。これにより、押込シリンダ17が収縮作動し、図1鎖線(b)に示すように押込板14をその圧縮面が略水平位置になるまで反転させる。
押込板14が後方揺動限界位置に達すると、すなわち、押込シリンダ17が最収縮すると、無接点スイッチLS3が作動し、制御装置PLCは、ソレノイドSOLdへの通電を解除して電磁制御弁V2を中立位置に戻すと同時に、ソレノイドSOLbに通電し、電磁制御弁V1を上方位置に切り換える。これにより、昇降シリンダ13が収縮作動し、昇降板9を案内溝部材8に沿って下降させる。その結果、図1鎖線(b)〜(c)に示すように、昇降板9に連結された押込板14が、その圧縮面を略水平となるように保持したまま平行に下降するため、塵芥投入箱3の底面の円弧面との間で塵芥を押し潰すことができる。
昇降板9が下降限界位置に達すると、すなわち、昇降シリンダ13が最収縮すると、無接点スイッチLS2が作動し、制御装置PLCはソレノイドSOLbへの通電を解除して電磁制御弁V1を中立位置に戻すと同時に、ソレノイドSOLcに通電し、電磁制御弁V2を下方位置に切り換える。その結果、図1鎖線(c)に示す塵芥の押し潰し終了状態より押込シリンダ17が伸長作動し、図1鎖線(d)に示すように、軸支部15を支点として押込板14をその圧縮面が略垂直になるまで時計回りに揺動させる。これにより、押込板14は、前行程で一次的に押し潰された塵芥を塵芥投入箱3の底面の平坦面との間で二次的に圧縮することができる。
押込板14が前方揺動限界位置に達すると、すなわち、押込シリンダ17が最伸長すると、無接点スイッチLS4が作動し、制御装置PLCは、ソレノイドSOLcへの通電を解除して電磁制御弁V2を中立位置に戻すと同時に、ソレノイドSOLaに通電し、電磁制御弁V1を下方位置に切り換える。その結果、図1鎖線(d)に示す圧縮行程の終了状態より昇降シリンダ13が伸長作動し、押込板14をその圧縮面が略垂直となるように保持したまま平行に上昇させ、前行程にて圧縮した塵芥を塵芥収容箱2内に積み込む。そして、昇降板9が上昇限界位置に達すると、すなわち、昇降シリンダ13が最伸長すると、無接点スイッチLS1が作動し、制御装置PLCは、ソレノイドSOLaへの通電を解除して電磁制御弁V1を中立位置に戻す。これにより、積込行程が終了する。
以上の通り、塵芥積込装置Aは、始動スイッチSW4の押圧操作により、反転行程、押潰行程、圧縮行程、積込行程(以下、「積込サイクル」ともいう。)の順に作動し、塵芥投入箱3に投入された塵芥を塵芥収容箱2に積み込むことができる。
なお、図1鎖線(b)に示される反転終了状態より図1鎖線(c)に至る押潰行程において、制御装置PLCは、昇降板9が下降を開始して設定時間が経過すると、昇降板9の下降を停止させ、押込板14による圧縮行程に移行させることもできる。すなわち、昇降板9の下降が塵芥によって阻止され、昇降シリンダ13が収縮側ストロークエンドに達していなくても、制御装置PLCは、一定時間が経過すれば次の圧縮行程に移行させることもできる。
また、圧縮行程において、制御装置PLCは、押込板14が前方への揺動を開始して設定時間が経過すると、押込板14による圧縮行程を停止させ、昇降板9の上昇による積込行程に移行させることもできる。すなわち、押込板14による圧縮が塵芥によって阻止され、押込シリンダ17が伸長側ストロークエンドに達していなくても、制御装置PLCは、一定時間が経過すれば次の積込行程に移行させることもできる。
ところで、前述した塵芥の積込行程において、通常、排出シリンダ19を伸縮制御する電磁制御弁V3は中立位置にあって、排出シリンダ19が伸長した状態で、そのピストンロッド側油室及びピストン背圧側油室をポートブロックしている。これにより、塵芥が塵芥収容箱2内に積み込まれる際、排出シリンダ19が伸長状態に保持されるため、塵芥が押込板14と排出板18との間で圧縮される。
塵芥積込装置Aによって塵芥収容箱2に順次塵芥が積み込まれることにより、押込板14に作用する塵芥の反力も増大していく。この場合、押込板14を支持する押込シリンダ17の背圧側油室の油圧が徐々に上昇していく。そして、油圧センサPSにより検知される油圧値、つまり押込シリンダ17の背圧側油室の油圧値が所定値以上になった場合、制御装置PLCは、ソレノイドSOLgに所定時間、例えば1秒間通電し、リリース弁Vを開放する。リリース弁Vが開放されている間、圧油が排出シリンダ19の背圧側油室からオイルリザーバTに還流される。この際、圧縮される塵芥の反力により排出シリンダ19が収縮作動し、排出板18が前方に移動する。その結果、塵芥収容箱2に新たな塵芥収容空間が形成されるため、この新たな塵芥収容空間に塵芥を圧縮しつつ積み込むことができる。
次に、塵芥収集車1の塵芥排出時の作動について、主に図2及び図5〜7を参酌しながら説明する。図5は、図1に示す塵芥収集車1において排出板18を後退させた後の状態を示す断面側面図である。図6は、図5に示す排出板18を前進させた後の状態を示す断面側面図である。図7は、図6に示す排出板18を後退させて当接部26に当接させた状態を示す断面側面図である。
まず、作業者が、選択スイッチSW1により塵芥排出作業を選択し、開閉スイッチSW2を「開」の位置に操作する。これにより制御装置PLCは、ソレノイドSOLhに通電し、電磁制御弁V4を下方位置に切り換える。その結果、固縛シリンダ21が伸長作動し、固縛爪22が時計回りに回動してUボルト23から離脱することにより、塵芥収容箱2に対する塵芥投入箱3の固縛が解除される。そして、固縛シリンダ21が最伸長すると、圧油が固縛シリンダ21に連通する管路から電磁開閉弁V5及びV6を経て傾動シリンダ24の背圧側油室に供給される。その結果、傾動シリンダ24が伸長し、塵芥投入箱3が塵芥収容箱2に対して枢軸5を中心に上方へ傾動することにより、塵芥収容箱2が開口する(図5参照)。そして、塵芥投入箱3が上方限界位置に達すると、すなわち、傾動シリンダ24が最伸長すると、無接点スイッチLS6が作動し、制御装置PLCは、ソレノイドSOLhへの通電を解除して電磁制御弁V4を中立位置に戻す。
次いで、作業者が後退スイッチSW3を押圧操作すると、制御装置PLCは、ソレノイドSOLfに通電し、電磁制御弁V3を下方位置に切り換える。その結果、排出シリンダ19が伸長作動することにより排出板18が後退し、排出板18の後方の塵芥(図示せず)が塵芥収容箱2から排出される。そして、図5に示すように排出板18が塵芥収容箱2の開口部4よりも後方に移動し、後方限界位置に達すると、すなわち、排出シリンダ19が最伸長すると、制御装置PLCは、ソレノイドSOLfへの通電を解除して電磁制御弁V3を中立位置に戻す。
次いで、作業者が前進スイッチSW6を押圧操作すると、制御装置PLCは、ソレノイドSOLeに通電し、電磁制御弁V3を上方位置に切り換える。その結果、排出シリンダ19が収縮作動することにより、排出板18が前進する。そして、所定時間(例えば1秒間)が経過し、図6に示すように排出板18が塵芥収容箱2の開口部4よりも前方に到達した後、制御装置PLCは、ソレノイドSOLeへの通電を解除して電磁制御弁V3を中立位置に戻す。
次いで、作業者が開閉スイッチSW2を「閉」の位置に操作すると、制御装置PLCは、ソレノイドSOLj及びSOLkに通電し、電磁開閉弁V5及びV6を上方位置に切り換える。その結果、圧油が傾動シリンダ24の背圧側油室からオイルリザーバTに還流されるため、塵芥投入箱3の自重によって傾動シリンダ24が収縮作動し、塵芥投入箱3が塵芥収容箱2に対して枢軸5を中心に下方へ傾動することにより、塵芥収容箱2が閉口する(図6参照)。そして、塵芥投入箱3が下方限界位置に達すると、すなわち、傾動シリンダ24が最収縮すると、無接点スイッチLS5が作動し、制御装置PLCは、ソレノイドSOLj及びSOLkへの通電を解除して電磁開閉弁V5及びV6を元の位置に戻すと共に、ソレノイドSOLiに通電し、電磁制御弁V4を上方位置に切り換える。その結果、固縛シリンダ21が収縮作動し、固縛爪22が反時計回りに回動してUボルト23に係合されることにより、塵芥投入箱3が塵芥収容箱2に固縛される。そして、固縛シリンダ21が最収縮すると、制御装置PLCは、ソレノイドSOLiへの通電を解除して電磁制御弁V4を中立位置に戻す。
次いで、制御装置PLCは、ソレノイドSOLfに通電し、電磁制御弁V3を下方位置に切り換える。その結果、排出シリンダ19が伸長作動することにより排出板18が後退する。上記ソレノイドSOLfへの通電は、図7に示すように排出板18の下部が当接部26に当接し、更に荷重センサ20により検知される荷重値が閾値に達するまで継続される。これにより、排出シリンダ19の背圧側の油圧が高まる。上記荷重値が閾値に達すると、制御装置PLCは、ソレノイドSOLfへの通電を解除して電磁制御弁V3を中立位置に戻す。これにより、排出板18を塵芥収容箱2内の最後部に配置させることができる。その結果、塵芥収容箱2の開口部4と排出板18との間の空間の容積を低減できるため、上述した塵芥の積込行程において初期段階から効率良く塵芥を圧縮することができる。なお、この場合の制御装置PLCは、効率良く塵芥を圧縮することができるように排出板18の位置を制御する位置制御手段として機能する。
従来の塵芥収集車では、塵芥積込装置と排出板との間で効率良く塵芥を圧縮するために排出板を後退させると、塵芥投入箱と排出板とが干渉して塵芥投入箱や排出板を損傷させるおそれがあった。一方、上述した塵芥収集車1によれば、排出板18を後方に後退させる際、塵芥投入箱3と排出板18とが干渉する前に塵芥投入箱3の前端に配設された当接部26に排出板18が当接し、排出板18の後退が当接部26により阻止されるため、塵芥投入箱3と排出板18との干渉を防止できる。これにより、塵芥投入箱3及び排出板18の損傷を防止できる。また、上述した塵芥収集車1によれば、排出板18の後退時において排出板18が当接部26に当接した際、荷重センサ20により検知される荷重値が閾値に達するまで排出シリンダ19の背圧側の油圧を高めるように制御するため、排出板18を塵芥収容箱2内の最後部に配置させることができる。これにより、塵芥収容箱2の開口部4と排出板18との間の空間の容積を低減できるため、塵芥積込時の初期段階から効率良く塵芥を圧縮することができる。その結果、塵芥収容箱2の塵芥積込量を従来よりも増加させることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成等は適宜設計変更可能である。
例えば、上記実施形態では塵芥投入箱の前端における下方縁部の横幅方向全体に亘って当接部を配設した構成としたが、当接部は塵芥投入箱と排出板との干渉を防止できる位置である限り、塵芥投入箱の前端の上部等、いずれの位置に配設してもよい。また、当接部の個数、材料、形状、大きさ等も限定されない。
また、上記実施形態では、塵芥投入箱を塵芥収容箱に固縛させた直後に排出板と当接部とを当接させたが、例えば積込サイクルを開始する直前に排出板と当接部とを当接させても良い。
また、上記実施形態では塵芥積込装置の主要部を昇降板及び押込板により構成したが、主要部を回転板及び押込板により構成することもでき、その構造を特に限定するものではない。
1 塵芥収集車
2 塵芥収容箱
3 塵芥投入箱
9 昇降板
13 昇降シリンダ(油圧アクチュエータ)
14 押込板
17 押込シリンダ(油圧アクチュエータ)
18 排出板
19 排出シリンダ
20 荷重センサ
21 固縛シリンダ
24 傾動シリンダ
26 当接部
A 塵芥積込装置
PLC 制御装置(位置制御手段)

Claims (2)

  1. 車台上に搭載され、後方に開口部を有する塵芥収容箱と、
    前記塵芥収容箱の開口部に傾動自在に配設された塵芥投入箱と、
    前記塵芥投入箱の内部に装備され、油圧アクチュエータによって塵芥を前記塵芥収容箱に積み込む塵芥積込装置と、
    前記塵芥収容箱の内部に排出シリンダによって進退自在に配設された排出板と、
    前記排出板に作用する荷重のうち、前記塵芥収容箱の前後方向に作用する荷重を検知する荷重センサと、
    前記塵芥投入箱の前端に配設された当接部と、
    前記排出板の位置を制御する位置制御手段と
    を備えた塵芥収集車であって、
    前記位置制御手段は、前記排出板の後退時において前記排出板が前記当接部に当接した際、前記荷重センサにより検知される荷重値が閾値に達するまで前記排出シリンダの背圧側の油圧を高めるように制御することを特徴とする塵芥収集車。
  2. 前記当接部の少なくとも当接面が弾性材料により形成されている請求項1に記載の塵芥収集車。
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