JP2002037306A - ガス飲料容器用樹脂キャップ - Google Patents

ガス飲料容器用樹脂キャップ

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JP2002037306A JP2000227902A JP2000227902A JP2002037306A JP 2002037306 A JP2002037306 A JP 2002037306A JP 2000227902 A JP2000227902 A JP 2000227902A JP 2000227902 A JP2000227902 A JP 2000227902A JP 2002037306 A JP2002037306 A JP 2002037306A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】容器口部に嵌め込まれて装着され、容器口部か
ら引き抜かれて開封されるタイプのガス飲料容器用樹脂
キャップにおいて、キャップのブローオフが有効に防止
された樹脂キャップを提供すること。 【解決手段】天面1と、天面周縁に形成された容器口部
との嵌合部2と、嵌合部を取り巻くように形成され且つ
開封用タブ16を備えた外側バンド15とから成り、天
面には、上方に直立したスコア破断用突片30と、有端
線状のスコア31とが形成されており、スコア破断用突
片は、上面でみて、天面中心と開封用タブの中心とを結
ぶ直線に対して、少なくとも交叉するような位置に形成
されており、有端線状のスコアは、スコア破断用突片の
押し倒しにより破断するような位置に形成されており、
スコアの破断により、容器内のガス抜きが行われること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス飲料容器用の
樹脂キャップに関するものであり、より詳細には、キャ
ップの開封に際して、容器内のガス抜きを容易に行うこ
とができるガス飲料容器用樹脂キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】容器口部に嵌め込まれて装着され、容器
内容物の取り出しに際しては、容器口部から引き抜かれ
て開封されるタイプの樹脂キャップは、各種飲料等の容
器に広く適用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の樹
脂キャップは、コーラ等の炭酸飲料に代表される所謂ガ
ス飲料が充填された容器に適用される場合に改善すべき
課題がある。即ち、ガス飲料が充填された容器では、容
器内にガス圧が生じているため、この容器口部に嵌め込
まれた樹脂キャップを容器口部から引き抜こうとする
と、容器内のガス圧によって、樹脂キャップがはじけ飛
んでしまうなどの不都合を生じることがある。樹脂キャ
ップを容器口部から引き抜いていくにしたがって、樹脂
キャップと容器口部との係合力が次第に低下していくか
らである。このような不都合は、キャップのブローオフ
と呼ばれている。
【0004】従って本発明の目的は、容器口部に嵌め込
まれて装着され、容器口部から引き抜かれて開封される
タイプのガス飲料容器用樹脂キャップにおいて、キャッ
プのブローオフが有効に防止された樹脂キャップを提供
することにある。本発明の他の目的は、キャップの容器
口部からの開封に先立って、容器内のガス抜きを極めて
簡単な手段で行うことができるガス飲料容器用樹脂キャ
ップを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、天面
と、天面周縁に形成された容器口部との嵌合部と、該嵌
合部を取り巻くように形成され且つ開封用タブを備えた
外側バンドとから成り、前記嵌合部は、天面に連なり且
つ天面周縁から上方に直立した周状内側壁と、該周状内
側壁と間隔を置いて外側に位置する周状外側壁と、該周
状内側壁と周状外側壁との上端を連結している連結壁と
から構成されており、前記外側バンドは、前記嵌合部の
周状外側壁に、破断不能な連結部と破断可能なブリッジ
を介して設けられており、前記嵌合部の周状内側壁と周
状外側壁との間の空間に容器口部が嵌め込まれることに
よって容器口部に装着されるガス飲料容器用樹脂キャッ
プにおいて、前記天面には、上方に直立したスコア破断
用突片と、有端線状のスコアとが形成されており、前記
スコア破断用突片は、上面でみて、天面中心と前記開封
用タブの中心とを結ぶ直線に対して、少なくとも交叉す
るような位置に形成されており、前記有端線状のスコア
は、前記スコア破断用突片の押し倒しにより破断するよ
うな位置に形成されており、前記スコアの破断により、
容器内のガス抜きが行われることを特徴とするガス飲料
容器用樹脂キャップが提供される。
【0006】即ち、本発明のガス飲料用樹脂キャップに
よれば、開封に先立って或いは開封作業と同時に、天面
に形成されているスコア破断用突片を押し倒すことによ
り、やはり天面に形成されているスコア(ガス抜き用ス
コア)が破断して容器内のガス抜きが行われるため、ガ
ス圧によるキャップのはじき飛び、即ちキャップのブロ
ーオフが有効に防止される。また、本発明において、ス
コア破断用突片の押し倒しにより破断する上記ガス抜き
用スコアは、有端線状であることが重要である。即ち、
このガス抜き用スコアは、スコア破断用突片の押し倒し
により破断するものであるため、該突片の付け根部或い
はその近傍に設けられる。従って、ガス抜き用スコアを
リング状にすると、その破断により、スコア破断用突片
が容器内に落下してしまう恐れがある。したがって、こ
のスコアは、有端線状とすることが必要である。本発明
においては更に、スコア破断用突片は、上面でみて、天
面中心と前記開封用タブの中心とを結ぶ直線に対して、
少なくとも交叉するような位置に形成される。即ち、こ
のキャップの開封は、開封用タブを持って外側バンドを
上方に捲り上げることにより、外側バンドと周状外側壁
とを繋げているブリッジを破断することから開始され、
この後に、外側バンドと周状外側壁とを繋げている破断
不能な連結部を上方に捲り上げることにより行われる。
従って、開封用タブを持っての外側バンドの捲り上げ及
び破断不能な連結部の捲り上げの何れの動作も、天面の
中心部に指を添えて行うことが最も行い易い。このた
め、天面中心と前記開封用タブの中心とを結ぶ直線に対
して、交叉するような位置にスコア破断用突片を形成し
ておくことにより、開封動作を行いながらスコア破断用
突片の押し倒し、即ちガス抜き作業を容易に行うことが
できるからである。従って、開封動作を行いながらガス
抜き作業を容易に行うためには、スコア破断用突片が、
天面中心と前記開封用タブの中心とを結ぶ直線に対し
て、実質上垂直方向に延びていることが最も好適であ
る。
【0007】また、本発明においては、開封用タブを持
って、外側バンドを捲り上げる初期の段階で、ガス抜き
作業を容易に行うためには、スコア破断用突片がキャッ
プの中心よりも開封用タブ側に位置していることが好ま
しく、また、ガス抜き用のスコア(有端線状スコア)
が、スコア破断用突片の付け根部の開封用タブ側に沿っ
て延びていることが好適である。このような位置にスコ
ア破断用突片或いはガス抜き用スコアを形成することに
より、例えば、親指で開封用タブの下側を持ち、人差指
等でスコア破断用突片を開封用タブとは反対側に押し倒
しながら開封用タブを引っ張り上げることにより、キャ
ップの開封と同時にガス抜き作業を極めて容易に行うこ
とができる。即ち、ガス抜き用スコアが、スコア破断用
突片の付け根部の開封用タブとは反対側に形成されてい
ると、スコア破断用突片が押し倒される側の近傍に周状
外側壁が位置しているため、この周状外側壁が邪魔をし
て、スコア破断用突片の押し倒しを有効に行うことが困
難となるおそれがある。また、ガス抜き用スコアが、ス
コア破断用突片の付け根部の開封用タブとは反対側に形
成されていると、スコア破断用突片を開封用タブとは反
対側に押し倒した時に、この押し倒しにより生じる張力
がスコアに十分に作用せず、スコアの破断が有効に行わ
れなくなるおそれが生じるからである。
【0008】また、本発明において、上述したスコア破
断用突片の高さは、嵌合部を構成する周状内側壁よりも
低くすることが好適である。即ち、この突片が周状内側
壁よりも高いと、このキャップの流通過程において、偶
発的に該突片に外力が作用してガス抜き用のスコアが破
断してしまうおそれがあるが、突片の高さを周状内側壁
よりも低くしておくことにより、このようなトラブルを
有効に防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を、以下、添付図面に示す
具体例に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明のガ
ス抜き用樹脂キャップの一例を、容器口部と共に示す側
断面図であり、図2は、図1のキャップの底面図であ
り、図3は、図1のキャップの開封作業の工程を示す図
であり、図4は、図1のキャップのガス抜き作業の工程
を示す図であり、図5は、図1のキャップの開封のため
の手作業例を示す図である。
【0010】図1及び図2において、本発明のガス飲料
容器用樹脂キャップは、天面1と、嵌合部2とから成
る。図1に明示されているように、嵌合部2は、天面周
縁から上方に直立している周状内側壁5と、周状内側壁
5とは間隔をおいて且つ周状内側壁5の外側に設けられ
ている周状外側壁6と、周状内側壁5の上端と周状外側
壁6の上端とを繋ぐ連結壁7とから構成されている。即
ち、図1から明らかな通り、周状内側壁5と周状外側壁
6との間の空間に、容器口部50が嵌め込まれ、これに
より、この樹脂キャップは、容器口部50に装着され
る。また、周状外側壁6の内面の下方には、容器口部5
0と係合する周状突起8が形成されており、この周状突
起8と容器口部50との係合により、樹脂キャップが容
器口部50にしっかりと固定されるようになっている。
【0011】また、上記の周状外側壁6の下部には、適
当な間隔で、下端から上方に延びているスリット10が
複数形成されており、このようなスリット10により、
以下に述べるタガ締めバンド15を捲り上げて開封作業
を行うとき、周状外側壁6は容易に外側に開き、キャッ
プの容器口部50からの取り外しが容易に行われるよう
になっている。
【0012】周状外側壁6の下部外面には、強固な連結
部11と、適当な間隔をおいて設けられた複数の破断可
能なブリッジ12とにより、タガ締め用バンド15が接
続されており、このタガ締め用バンド15には、強固な
連結部11とは反対側の位置に開封用タブ16が設けら
れている。また、図1及び図2から明らかな通り、上記
のタガ締め用バンド15の内面と、周状外側壁6の外面
とは、連結部11及びブリッジ12が形成されている部
分を除き、カッター等を用いての後加工(カッティング
加工)等により、切断面20が形成されている。
【0013】即ち、図1及び図2の樹脂キャップにおい
ては、これを容器口部50に打栓すると、周状外側壁6
と周状内側壁5との間の空間に容器口部50が挿入され
るにしたがって、周状外側壁6は外側に広がるが、上述
したタガ締め用バンド15によって保護されているた
め、必要以上に周状外側壁6が外側に広がるおそれはな
く、打栓時における周状外側壁6の変形等の不都合は有
効に防止される。特に、上述したようにバンド15が、
カッター等を用いて後加工でカッティングされた場合に
は、バンド15と周状外側壁6とが密接しているため
に、打栓後の容器に対する締め付けが強固となり、密封
性が保持される。
【0014】上述した樹脂キャップは、図3に示すよう
にして、容易に容器口部50から引き抜くことができ
る。即ち、タガ締め用バンド15の開封用タブ16を持
って、これを上方に捲り上げると、タガ締め用バンド1
5と周状外側壁6と繋いでいるブリッジ12が破断し、
上方に捲り上げられたバンド15は、連結部11によっ
て周状外側壁6に連なった状態となる。この結果、周状
外側壁6はタガ締め力から開放され、周状外側壁6と容
器口部50との係合力は低下する。したがって、捲り上
げられたタガ締め用バンド15を持って、連結部11を
支点として、周状外側壁6を上方に引っ張り上げること
により、この樹脂キャップを容易に容器口部50から引
き抜くことができる。
【0015】ところで、ガス飲料容器に適用される上記
の樹脂キャップにおいては、図3のように、タガ締め用
バンド15を捲り上げてブリッジ12を破断すると、周
状外側壁6がタガ締め力から開放され、周状外側壁6と
容器口部50との係合力が低下するため、この樹脂キャ
ップは、容器口部50から極めてすっぽ抜け易い状態に
なっている。したがって、容器内のガス圧が異常に高く
なると、この樹脂キャップが跳ね飛ばされるというブロ
ーオフの問題が生じるおそれがある。しかるに、本発明
によれば、図1及び図2に示されているように、天面1
に、上方に直立したスコア破断用突片30と、この突片
30の付け根部にガス抜き用スコア31を設けることに
より、樹脂キャップの開栓に先立って、容器内のガス抜
きを容易に行うことができ、樹脂キャップの開栓時に生
じるキャップのブローオフを有効に防止することができ
る。
【0016】即ち、上記突片30とスコア31を利用し
てのガス抜きプロセスを示す図4に示されている様に、
この突片30を指で開封用タブ16とは反対側方向に押
し倒すことにより、スコア31が破断し、この結果、容
器内のガス抜きが行われるというものである。したがっ
て、前述した図3に示したような開封用タブ16の引き
上げと同時に、図4に示すような突片30を指で押し倒
すことによるガス抜きを容易に行うことが可能となるの
である。
【0017】本発明において、上記のスコア破断用突片
30は、特に図2から明らかな通り、天面中心Xよりも
開封用タブ16側に位置しており、且つ天面中心Xと開
封用タブ16の中心Yとを結ぶ直線Lに対して、実質上
垂直方向に延びていることが好ましい。即ち、このよう
な位置にスコア破断用突片30を配置することにより、
前述した開封用タブ16を指で押し上げる開封作業と同
時に、この突片30の押し倒しを容易に行うことができ
る。例えば、この突片30が、天面中心Xよりも開封用
タブ16とは反対側に位置しているときには、該突片3
0と開封用タブ16との間隔が大きくなってしまうの
で、開封作業の初期の段階で突片30を押し倒してのガ
ス抜き用スコア31の破断(即ち、容器内のガス抜き)
を行うことが困難となるおそれがある。また、この突片
30の指向方向が、直線Lに対して垂直方向に延びてい
ない場合にも、開封用タブ16を持ち上げながらの突片
30の押し倒しを行うことが困難となるおそれがある。
【0018】尚、本発明において、上記のスコア破断用
突片30は、天面中心Xよりも開封用タブ16側に位置
していることが好ましいが、必要以上に開封用タブ16
の近くに設けられると、周状内側壁5が邪魔となって、
この突片30を指で押し倒すことが困難となる。したが
って、この突片30と開封用タブ16側の周状内側壁5
との間には、指が挿入し得る程度の間隔を設けておくの
がよい。
【0019】本発明においては、ガス抜き用スコア31
は、図2から明らかな通り、スコア破断用突片30の開
封用タブ16側の付け根部に沿って延びていることが最
も好ましい。即ち、このような付け根部に沿ってスコア
31が延びている場合、突片30を開封用タブ16とは
反対側に押し倒すことにより、スコア31が確実に破断
してガス抜きが行われるのである。例えば、スコア31
が開封用タブ16とは反対側の付け根部に沿って延びて
いると、突片30を開封用タブ16とは反対側方向に押
し倒したとき、スコア31に張力が十分に作用せず、ス
コア31の破断不良が生じることがある。
【0020】尚、上述した実施態様では、スコア破断用
突片30を、天面中心Xよりも開封用タブ16側に位置
しているものについて説明をしたが、これに限られるも
のではなく、例えば、タガ締め用バンド15を捲り上げ
てブリッジ12を破断し、その後、更にバンド15を持
ち上げて、周状外側壁6を容器口部50から取り除く際
に、開封用タブ16を押し倒す場合には、スコア破断用
突片30は、天面中心Xよりも連結部11側に位置して
設け、且つ天面中心Xと開封用タブ16の中心Yとを結
ぶ直線Lに対して、実質上垂直方向に延びていることが
好ましい。この場合には、スコア31を突片30の連結
部11側の付け根部に沿って設けることがスコア31を
容易に破断する上で好ましい。ブリッジ12を破断して
持ち上げられたバンド15を持ってのキャップの容器口
部50からの取り外しは、キャップの大きさ等によって
も異なるが、例えば図5に示す様に、バンド15に人差
し指等を引っ掛け、親指で連結部11側とは反対側の嵌
合部2の上端を押さえつけながら、バンド15を介して
連結部11を引っ張り上げることにより行うことができ
る。従って、スコア破断用突片30或いはスコア31が
上記のような位置に形成されていると、この手作業に際
して、親指等で突片30を連結部11側に押し倒しての
スコア31の破断を容易に行うことができるのである。
【0021】また、本発明においては、上記のスコア破
断用スコア31は、有端線状であることも必要である。
即ち、このスコア31が無端状(即ちリング状)である
と、上記のように突片30の開封用タブ16側の付け根
部に沿ってスコア31が延びていたとしても、スコア3
1の破断により、突片30が容器内に落下してしまった
り、或いは該スコア31で取り囲まれた部分の強度低下
によって、容器内のガス圧により、スコア31が破断し
てシール性が損なわれるおそれもある。
【0022】更に、本発明においては、スコア31の破
断を容易にするために、図1及び図2に示されているよ
うに、該突片30の中央部分(特に開封用タブ16側)
に、厚肉部30aを形成しておくことが好ましい。この
ような厚肉部30aを形成しておくことにより、厚肉部
30aに対応するスコア31の部分に応力が集中してス
コア31の破断を容易にすることができる。
【0023】上述した本発明の樹脂キャップは、各種の
プラスチック、例えば、低−、中−または高密度ポリエ
チレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、熱
可塑性ポリエステル、ポリアミド、スチレン系樹脂、A
BS樹脂等を用いて、射出成形、圧縮成形等の一体成形
により、容易に製造することができる。尚、前述したタ
ガ締めバンド15は、一体成形後に、切断刃を用いての
カッティング加工によって切断面20を形成することに
より成形されるが、十分なタガ締め力が要求されないよ
うな場合には、一体成形により、バンド15を同時に成
形することもできる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、容器口部に嵌め込まれ
て装着され、容器口部から引き抜かれて開封されるタイ
プのガス飲料容器用樹脂キャップにおいて、天面の所定
位置ににスコア破断用の突片と、該突片の付け根部に沿
って延びている有端線状のガス抜き用スコアを設けるこ
とにより、キャップ容器の開封作業と同時に容器内のガ
ス抜きを容易に行うことができ、キャップのブローオフ
を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス抜き用樹脂キャップの一例を、容
器口部と共に示す側断面図。
【図2】図1のキャップの底面図。
【図3】図1のキャップの開封作業の工程を示す図。
【図4】図1のキャップのガス抜き作業の工程を示す
図。
【図5】図1のキャップの開封のための手作業の一例を
示す図。
【符号の説明】
1:天面 2:嵌合部 5:周状内側壁 6:周状外側壁 10:スリット 11:強固な連結部 12:ブリッジ 15:タガ締め用バンド 16:開封用タブ 20:切断面 30:スコア破断用突片 31:ガス抜き用スコア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天面と、天面周縁に形成された容器口部
    との嵌合部と、該嵌合部を取り巻くように形成され且つ
    開封用タブを備えた外側バンドとから成り、 前記嵌合部は、天面に連なり且つ天面周縁から上方に直
    立した周状内側壁と、該周状内側壁と間隔を置いて外側
    に位置する周状外側壁と、該周状内側壁と周状外側壁と
    の上端を連結している連結壁とから構成されており、 前記外側バンドは、前記嵌合部の周状外側壁に、破断不
    能な連結部と破断可能なブリッジを介して設けられてお
    り、 前記嵌合部の周状内側壁と周状外側壁との間の空間に容
    器口部が嵌め込まれることによって容器口部に装着され
    るガス飲料容器用樹脂キャップにおいて、 前記天面には、上方に直立したスコア破断用突片と、有
    端線状のスコアとが形成されており、 前記スコア破断用突片は、上面でみて、天面中心と前記
    開封用タブの中心とを結ぶ直線に対して、少なくとも交
    叉するような位置に形成されており、 前記有端線状のスコアは、前記スコア破断用突片の押し
    倒しにより破断するような位置に形成されており、 前記スコアの破断により、容器内のガス抜きが行われる
    ことを特徴とするガス飲料容器用樹脂キャップ。
  2. 【請求項2】 前記スコア破断用突片は、上面でみて、
    天面中心よりも前記開封用タブ側に位置しており、且つ
    天面中心と前記開封用タブの中心とを結ぶ直線に対して
    実質上垂直な方向に延びている請求項1に記載のガス飲
    料容器用樹脂キャップ。
  3. 【請求項3】 前記有端線状のスコアは、前記スコア破
    断用突片の開封用タブ側の付け根部に沿って延びてお
    り、前記スコア破断用突片を、前記開封用タブとは反対
    側方向に押し倒すことにより、前記スコアが破断して容
    器内のガス抜きが行われる請求項1又は2に記載のガス
    飲料容器用樹脂キャップ。
  4. 【請求項4】 前記スコア破断用突片の高さは、前記周
    状内側壁よりも低く設定されている請求項1乃至3の何
    れかに記載のガス飲料容器用樹脂キャップ。
  5. 【請求項5】 前記外側バンドは、射出成形或いは圧縮
    成形後に、切断刃を用いて破断不能な連結部と破断可能
    なブリッジを残してカッティングすることにより成形さ
    れたタガ締めバンドから成る請求項1乃至4の何れかに
    記載のガス飲料容器用樹脂キャップ。
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