JP2002036877A - 箱型バンのバックドア封水構造 - Google Patents

箱型バンのバックドア封水構造

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JP2002036877A
JP2002036877A JP2000222545A JP2000222545A JP2002036877A JP 2002036877 A JP2002036877 A JP 2002036877A JP 2000222545 A JP2000222545 A JP 2000222545A JP 2000222545 A JP2000222545 A JP 2000222545A JP 2002036877 A JP2002036877 A JP 2002036877A
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JP
Japan
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back door
umbrella
lock shaft
door
water
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Application number
JP2000222545A
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English (en)
Inventor
Tatsumi Mizuno
達実 水野
Toshiya Kano
俊哉 加納
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 観音開き式バックドア内に収納される施錠用
縦軸ロック軸を伝わって、縦軸ロック軸下部と軸受部と
の間からもれる水が、荷室内に侵入するのを防ぎ、バッ
クドアの下端部から排水する構造を提供する。 【解決手段】 傘状カバー1がドアフック軸受部11d
の上部の段付き部11aに密着嵌合し、バックドア下部
に固定されているシール部材8bの下方側に排水口8a
が設けられる。ハンドル部から侵入した水はロック軸4
の外面を伝って落下し傘状カバー1の上部に至り該傘状
カバー1の上面に沿って散逸され、更に外板パネル8の
内面に落下し排水口8aからバックドアの外部に排水さ
れる。ドアフック軸受部11dとガイド3の間の隙間に
水が浸入すると矢印11eで示されるように床面に浸入
するが、傘状カバー1が配設されているため水が床面に
浸入するおそれがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、観音開き式バック
ドアの縦軸ヒンジを伝わって、該縦軸ヒンジ軸下部と軸
受け部との間から漏れる水が、荷室内に侵入するのを防
ぐ封水構造に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】図7乃至図9に従来技術におけるトラッ
ク荷室の縦軸ヒンジ式開閉バックドアの施錠構造を示
す。図7にパネル構造のトラック荷室後部の斜視外観を
示す。観音開きの左右各バックドアの上端及び下端にド
アフック20が設けられ、これらに対応する荷室の部分
に設けられたキャッチャー21に契合し、バックドアが
施錠される。図7のC部の操作状況を図8に示す。ドア
フック20が縦軸23に固定されて、該縦軸23を回転
させることによりドアフック20が回転しキャッチャー
21から開放されバックドアを開くことができる。バッ
クドアを閉めた後縦軸23を元の位置に戻すとドアフッ
ク20がキャッチャー21に契合されバックドアが施錠
される。
【0003】図9に従来技術のバックドア施錠の内部構
造を示す。ドアフック20を操作するロック軸はロック
軸上22とロック軸下23の2本に分割され、ハンドル
16にジョイント18で連結され、ハンドル16により
同時に同方向に回転操作される。ケースボデー17はバ
ックドア外板に固定され、ケースボデー17の周囲をシ
ールしハンドル16の周りの封水構造となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】バックドアの施錠構造
においては、ハンドル16の周りから水がバックドア内
部に浸入するのを防ぐため、従来技術では図9に示すよ
うにロック軸22及び23がケースボデー17を貫通す
る部分をOリング19でシールしている。回転運動をす
るロック軸をOリングでシールをするためには、ロック
軸の表面仕上及び外径加工精度を上げねばならず、また
組み立て精度も上げねばならない。そのためロック軸は
ロック軸上22およびロック軸下23の2本に分離する
場合が多く、且つハンドルキャップ24等の中間部品が
多くなる。またロック軸を上下通しの1本軸にした場合
は、比較的寸法精度が低い薄板構造であるバックドアに
締結されるケースボデー17とOリング19とのシール
部の芯出し調整が困難である。更にいずれの場合もケー
スボデー17の周囲とバックドアの間の封水処理も必要
である。そのため部品点数、部品管理費用および組み立
て工数も多くなり、いくらコストをかけても作業の不具
合、シール部材の劣化などにより、バックドア内の縦軸
ロック軸を伝い下方へ流れる水を防げるものではなく、
ロック軸下部とドアフック軸受部との隙間より荷室内に
水が侵入するという問題が生じる。
【0005】そこで本発明は、バックドア内に収納され
る縦軸ロック軸を伝わって縦軸ロック軸下部と軸受部と
の間から漏れる水が、荷室内に侵入するのを防ぎ、バッ
クドアの下端部から排水する構造を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、縦軸ロック軸を伝わって下方へ水が流れ、縦
軸ロック軸下部と軸受部から漏れる水が荷室内に侵入す
るのを防ぐ封水構造であって、縦軸ロック軸を伝う漏水
が荷室内に進入するのを遮断する傘状のカバーを前記縦
軸ロック軸下部の軸受部上部に配設し、かつバックドア
の下端でバックドアをシールする部材より車下方部に形
成される排水口を設けて、前記漏水を車外に排水する構
成とする。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施の形態のバッ
クドア及び組み付けられる施錠関連部品の斜視図を示
す。バックドア7はロック軸4を操作の主要部品として
内蔵する。ロック軸4はバックドア7の端部の内部を貫
通し、両端にドアフック11が連結される。トラック荷
室のドアフック11に相対する位置にキャッチャー12
が配設され、バックドア7の閉鎖位置でロック軸4を略
90度回転することによりドアフック11がキャッチャ
ー12に契合しバックドア7がトラック荷室に対して施
錠される。図6に示すようにドアフック11はその軸受
部11dでガイド3と嵌合してバックドア7に固定され
る。ロック軸4の回転操作は該ロック軸4に固定された
グリップ2を水平にスウィングすることにより行う。
【0008】バックドア7の外板パネル8に設けられる
ケースカバー取付穴100に、ハンドリセスカバー5が
取り付けられる。前記ハンドリセスカバー5は前記ロッ
ク軸4を単に貫通させ、ハンドリセスカバー5内にグリ
ップ2を収納する。ハンドリセスカバー5の周囲にシー
ル構造は設けられていない。
【0009】図2にグリップ2がロック軸4を施錠位置
にした状態の側面図を示す。ロック軸4がハンドリセス
カバー5を貫通する。したがって間隙5aがロック軸4
の周囲に形成される。図3に図2のA−A水平断面図を
示す。図5に図2のB−B垂直断面図を示す。外板パネ
ル8のケースカバー取付穴100にハンドリセスカバー
5が組み付けられ、グリップ2の操作空間を形成すると
ともにバックドア内に異物が侵入するのを防ぐ。ロック
軸4がハンドリセスカバー5を貫通する部分に形成され
た間隙5aとハンドリセスカバー5の周囲から水が侵入
する可能性がある。
【0010】図6にバックドア下部施錠部の垂直断面図
を示す。ドアフック11がボルト11bによりロック軸
4に連結される。ドアフック11は中間部にドアフック
軸受部11dが形成されガイド3に嵌合し、回転操作に
よりキャッチャー12に契合又はキャッチャー12から
開放する。傘状カバー1がドアフック軸受部11dの上
部の段付き部11aに装着される。傘状カバー1は軟質
可撓材料でできているので段付き部11aに密着嵌合す
る。傘状カバー1はガイド3に接触しないように上から
覆う。ガイド3とドア下端部との間にラバーシール90
が設けられる。図4に傘状カバー1の外観斜視図を示
す。傘状カバー1は上方から落下する水を傘形状の傾斜
面に沿って下方へ流す水の逃げ道となる。傘状カバー1
の中心部には嵌合穴1aが設けられ段付き部11aに密
着嵌合する。前記バックドアの下端部でシール部材8b
より車外位置に排水口8aが設けられる。
【0011】図6において図2,図3の間隙5a等から
侵入した水はロック軸4の外周面を伝って落下し傘状カ
バー1の上部に至り該傘状カバー1の上面に沿って散逸
され、更に外板パネル8の内面に落下し排水口8aから
バックドアの外部に排水される。ドアフック軸受部11
dとガイド3の間には回転のための隙間があるので傘状
カバー1が配設されていなとロック軸4から落下する水
が矢印11eで示されるように荷室の床面に浸入する
が、傘状カバー1が配設されているため水が床面に浸入
するおそれがない。シール部材8bが排水口8aの上部
に配設され排水口8aからの排水飛沫が荷室内に侵入す
るのを防止する。
【0012】
【発明の効果】1)バックドア開閉操作機構が複雑化又
は簡略化されていても、漏水を軸受部上部に傘状カバー
を設けることにより簡便に防ぐことができる。 2)バックドア排水口をシール部材の車外側に設けたた
め、排水した水が車室内に侵入することなく排水するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のバックドア施錠構造部品
の関係を示す立体斜視図。
【図2】本発明の実施の形態のグリップ2がロック軸4
を施錠位置にした状態の側面図。
【図3】図2のA−A水平断面図。
【図4】傘状カバーの外観斜視図。
【図5】図2のB−B垂直断面図。
【図6】本発明の実施の形態におけるバックドア下部施
錠部の垂直断面図。
【図7】パネル構造のトラック荷室後部の斜視外観図。
【図8】図7のC部の操作状況を示す斜視図。
【図9】従来技術のバックドア施錠の内部構造の立体斜
視図。
【符号の説明】
1 傘状カバー 1a 嵌合穴 2 グリップ 3 ガイド 4 ロック軸 5 ハンドリセスカバー 5a 間隙 7 バックドア 8 外板パネル 8a 排水口 8b シール部材 11 ドアフック 11a 段付き部 11b ボルト 11d ドアフック軸受部 11e 矢印 12 キャッチャー 90 ラバーシール 100 ケースカバー取付穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観音開き式バックドアにおいてバックド
    ア内部に上下方向に配設される施錠用ロック軸に沿って
    垂下する漏水を室外に導く封水構造であって、前記ロッ
    ク軸の下端部の上方に配設して前記漏水を前記ロック軸
    から遊離させる傘状のカバーと、前記バックドアを構成
    するインナパネルとアウタパネルのヘミング部で前記バ
    ックドアのシール部材より車両下方部に設けられた排水
    用の大気開放孔とからなることを特徴とするバックドア
    封水構造。
JP2000222545A 2000-07-24 2000-07-24 箱型バンのバックドア封水構造 Pending JP2002036877A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005002238A (ja) * 2003-06-12 2005-01-06 Nippon Tokushu Toryo Co Ltd 航空機用遮熱塗料
CN112706594A (zh) * 2021-01-31 2021-04-27 重庆长安汽车股份有限公司 一种后裙板总成和汽车

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