JPS58191626A - 乗用農機に於けるキヤビンの後部窓 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、例えばトラクタの如き乗用農機に於けるキ
ャビンの後部窓に関するものである。

乗用農機の後部に作業機を連結しているときは、キャビ
ンの後部窓の特に下部附近に作業機が接近することにな
るので、後部窓を大きく開放することが難しく、僅かし
か開くことができないので、換気なども不充分である。

そこでこの発明に於ては、キャビンの上部後縁附近に蝶
着して上下方向に開閉自在とした後部窓を、上部窓と下
部窓とに分割形成して、これらの上部窓と下部窓は互に
独立して開閉できるように構成して、作業機が接近して
連結されている場合には、例えば上部窓のみを充分に大
きく開放して換気性が充分に確保されるように、又、か
かる支障物の無い場合には後部窓全体を開放することが
できることになって、このようにキャビンの後方の状況
に応じて後部窓の換気が確保できるように工夫したもの
である。

そして具体的構造を図示の実施例に基づいて説明すれば
、第３図に側面視を、又、第２図に後面視を示したよう
に、キャビン（１）の上部後縁部材（２）にヒンジ（３
）（３）を用いて後部窓（４）の上縁を蝶着して後部窓
（４）を上下方向に開閉自在とし、この後部窓（４）の
下部に取付けている後部窓錠（５）の掛金（５ａ）は後
部窓（４）を第３図の゛ように閉止したときは、キャビ
ン（１）の下部後縁部材（６）に固設している係止片（
７）に係合するが、後部窓錠（５）の把手（５１））（
これは後部窓（４）の内外に設けである）を用いて回動
操作にてとの掛金（５ａ）を係止片（力から外せば、第
５図のように後部窓（４）を開放できることになる。そ
して、後部窓（４）の窓枠を切抜いて第２図の点線で示
すように上部窓口（８）と下部窓口（９）を形成し、窓
枠の上部枠（４ａ）へ上部窓（１１ｍをヒンジ（１１）
旧）にて、又、窓枠の中間枠（４ｂ）へ下部窓０りをヒ
ンジ（ｌ湧（１階にて夫々蝶着し、上部窓０〔に取付け
た上部窓錠（＋４）の掛金（１４ａ）は中間枠（４ｂ）
に、又、下部窓（１２１に取付けた下部窓錠（１５）の
掛金（１５ａ）は、下部枠（４Ｃ）に夫々の把手（１４
ｂ）又は（１鋤）の回動操作によって係脱できるように
する。そして、シリンダ（１６ａ）に対してそのピスト
ン（１６ｂ）がゆるやかに突出するように附勢されてい
る、例えばオイルダンパの如きダンパ機構（１６）を後
部窓（４）の側枠（４ｄ）と上部窓ＯＩに夫々連結し、
同様なダンパ機構ａηを側枠（４ｄ）と下部窓（１２１
に夫々連結して、後部窓錠（５）のみを開錠すれば第５
図のようにピストン（１６ｂ）がシリンダ（１６ａ）か
ら突出するので後部窓（４）は開放されることになり、
又、下部窓錠ａ！′９のみを開錠すれば、第４図のよう
にピストン（１７ｂ）がシリンダ（１７ａ）から突出し
て下部窓０２１が開放されることになり、更に、上部窓
錠（１４）のみを開錠すれば、図示は省略したがピスト
ン（１らｂ）が突出して上部窓０Ｑが開放されるように
構成している。又、後部窓（４）の窓枠の上部枠（４ａ
）、中間枠（４ｂ）・−・などの内周縁と後部窓（４）
、上部窓０〔・・・などの外周縁とには夫々シール材（
１帽・・を取付けている。

次に第７図に側面視を、又、第６図に後面視を示した他
の実施例の後部窓（Ｉｎは、ヒンジ（３）（３）にてそ
の上部を蝶着し、その下部を後部窓錠（５）にて係止片
（カヘ係止できてダンパ機構（１０によって第８図のよ
うに開放できるものであり、又、後部窓０引ま上部窓（
２１１及びこの後部窓（ＩＩの窓枠の側枠（１９ａ）に
ヒンジ（２１）Ｃ２ｇにて上部を蝶着した下部窓Ｑつと
からなり、この下部窓（２鼾ま、第７図又は第８図のよ
うに閉じ位置としたときには、例えば下部窓Ｃ２’４の
下縁に固設したマグネット入りのシール材ＣＢが窓枠の
下部枠（１９ｂ）に固設しているマグネット入りのシー
ル材０４）に密着して下部窓（２）が固定されることに
なり、そして下部窓（２′ＩＪをキャビンＱ：鳴の内方
に向って上方へ回動して第９図のように、下部窓（２２
１に固設しているマグネットＣＱを窓枠の」一部枠（１
９ｃ）に密着させたときには、下部窓（２）が開放状態
となるように構成している。

この発明のキャビンの後部窓は上述のように、キャビン
（］）の上部後縁附近に蝶着して上下方向に開閉自在と
した後部窓を、上部窓と下部窓とに分割形成して、これ
らの上部窓と下部窓は互に独立１−て開閉自在に構成し
ているので、乗用農機の後部に連結した作業機がキャビ
ンの後部窓に接近しているときには、上部窓を上方へ開
放することによって換気を行うことが出来るものであり
、或いは、第２の実施例では下部窓ｇ２をキャビン（２
３）の内方へはね上げて開放することが出来るものであ
り、このように後部窓を部分的に開放することによって
キャビン内の換気を確保すると共に、キャビン内の運転
操作員に解放感を与えることが出来るものであり、又、
作業機を連結していないときは、後部窓を全面的に開放
することが出来るのである。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示すもので、第１図は乗用農機
の側面図、第２図はその後面図、第３図〜第５図は夫々
の使用状態に於ける側面図、第６図は第２の実施例に於
ける後面図、第７図〜第９図は第６図の実施例に於ける
夫々の使用状態に於ける側面図である。 符号説明 （１）・・・キャビン　　　　　（２）・・・−Ｆ部後
縁部材（３）（１１１（＋３（２υ・・・ヒンジ　　　
（４１ＱＩ・・・後部窓（４ａ）（１９ｃ）　−上部枠
　　　（４ｂ）　−・・中間枠（４ｃ）（１９ｂ）　”
’下部枠　　　（４ｄＸ１９ａ）、（ｆｌｉ　　枠（５
）・・・後部窓錠　　　　（５ａ）（１４ａ）（１５ａ
）・・・掛　金（５ｂＸ１４ｂ）（１５ｈ）・・・把　
手　　（６）・・・下部後縁部材（７）・・・係止片　
　　　　　（８）・・・上部窓口（９）・・・下部窓口
　　　　　（ＩＩ（２１・・・上部窓（１３（２３・・
・下部窓　　　　　０４）・・・上部窓錠（円・・・下
部窓錠　　　　　０６）ｆｌ？）・・・ダンパ機構（１
６ａ）（１７ａ）−シリンダ　　（１６ｂ）（１７ｂ）
−・・ピストン部枠（ハ）（財）（２５＞・・・シール
材特許出願人　　　井関農機株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. キャビンの上部後縁附近に蝶着して上下方向に開閉自在
   とした後部窓を、上部窓と下部窓とに分割形成して、こ
   れらの上部窓と下部窓は互に独立して開閉自在としてな
   る乗用農機に於けるキャビンの後部窓。