JP2002036212A - 床 材 - Google Patents

床 材

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JP2002036212A
JP2002036212A JP2000221988A JP2000221988A JP2002036212A JP 2002036212 A JP2002036212 A JP 2002036212A JP 2000221988 A JP2000221988 A JP 2000221988A JP 2000221988 A JP2000221988 A JP 2000221988A JP 2002036212 A JP2002036212 A JP 2002036212A
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specific gravity
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paper
adhesive
flooring
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JP2000221988A
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Morio Hayashi
守男 林
Takuya Yamamoto
卓也 山本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐クラック性を保持し、耐キャスター性など
の耐衝撃性がより良好な床材を提供する。 【解決手段】 合板からなる基材1と、この基材1の表
面に接着剤を介して貼着した紙材2と、さらにその表面
に接着剤を介して化粧単板3を貼着した。この紙材2を
貼着する側の基材1の最表面層1aが、平均比重0.7
以上の高比重材である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合板からなる基材
と、この基材の表面に接着剤を塗着させて貼着した紙材
と、さらにその表面に化粧単板を貼着した床材に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】合板からなる基材の表面に、化粧性を有
する化粧単板を貼着した床材が利用されている。上記床
材としては、使用時においてクラックが発生する恐れが
あるので、このクラックの発生を防止するために、基材
と化粧単板の層の間にクラフト紙等の紙材を挿入したも
のが知られている。上記基材に用いる合板は、ラワン材
等の平均比重が0.7未満の低比重材が利用されてい
る。また、上記床材の作製に用いられる接着剤は、硬化
すると固い性質を発現するユリア系やメラミン系材料を
主成分とする接着剤が汎用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ラワン合板等を基材と
した床材は、表面硬度が充分でないため、机や椅子、あ
るいはキャスター付き家具等が集中して荷重がかかった
場合に、その表面に傷が付いたり、へこんだりし易いと
いう欠点があった。そのため、基材の表面にMDF合板
(中比重木質繊維板)を貼着したものを使用している
が、耐クラック性は満足できるものではなかった。床材
の使用範囲の拡大に伴い、耐クラック性は維持しつつ、
より高い水準での耐衝撃性等が望まれており、例えば、
キャスターによるへこみが生じ難い耐キャスター性の良
好な床材が望まれている。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、耐クラック性を保持し、
耐キャスター性などの耐衝撃性がより良好な床材を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために、鋭意研究を重ねた結果、紙材を貼着す
る側の基材の最表面層に、クルイン、カポール等の平均
比重0.7以上の高比重材からなる層を形成すると、耐
キャスター性などの耐衝撃性が良好となることを見出
し、本発明の完成に至ったものである。
【0006】請求項1記載の床材は、合板からなる基材
と、この基材の表面に接着剤を介して貼着した紙材と、
さらにその表面に接着剤を介して化粧単板を貼着した床
材において、上記紙材を貼着する側の基材の最表面層
が、平均比重0.7以上の高比重材であることを特徴と
する。上記によって、基材の最表面層を平均比重0.7
以上の高比重材で形成することにより、耐キャスター性
などの耐衝撃性が良好となるものである。また、紙材を
貼着することで、耐クラック性を保持することができる
ものである。
【0007】請求項2記載の床材は、請求項1記載の床
材において、上記高比重材が、クルイン、カポール、シ
ッポーの少なくともいずれかであることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の床材は、請求項1又は請求
項2記載の床材において、上記紙材の繊維方向と、基材
の最表面層の繊維方向がクロス方向であることを特徴と
する。上記によって、クラックは繊維方向に発生し易い
のに対し、紙材の繊維方向をクロス方向に配設すること
で床材にクラックが発生することを抑えるため、よりク
ラックの発生し難いものとなる。
【0009】請求項4記載の床材は、請求項1乃至請求
項3いずれか記載の床材において、上記紙材と化粧単板
を貼着する接着剤が、ウレタン・SBR尿素系接着剤で
あることを特徴とする。
【0010】請求項5記載の床材は、請求項1乃至請求
項4いずれか記載の床材において、上記紙材と基材を貼
着する接着剤が、イソシアネートを介在したウレタン系
接着剤であることを特徴とする。
【0011】請求項6記載の床材は、請求項1乃至請求
項5いずれか記載の床材において、上記紙材の重量が2
0〜60g/m2 の範囲であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1〜6に係る発明
に対応する実施の形態の一例を示した概略断面図であ
る。本発明の床材は、合板からなる基材1の表面に紙材
2が貼着され、さらにその表面に化粧単板3が貼着され
たものである。
【0013】上記化粧単板3は、床材の表面に木質の化
粧を施すことを目的とした厚みが0.2〜0.3mm程
度の薄い単板であり、天然木をスライスしたものであ
る。
【0014】上記紙材2は、目付量が20〜60g/m
2 程度のものが好ましく、目付量が30〜40g/m2
のものがより好ましい。また、紙材2は、平面引張り強
度が40kgf/cm2 以上のものが好適であり、材料
としては、例えば、クラフト紙、グラシン紙が挙げられ
る。また、上記紙材2は、その繊維方向が基材1の最表
面層1aの繊維方向とクロスする方向に配設すること
が、床材にクラックがより発生し難い点で好適である。
【0015】上記基材1は、繊維方向が異なる単板を一
層毎に、複数層配置した合板である。上記基材1は、そ
の最表面層1aに長手方向と平行な繊維方向を有する単
板が配設された平行合板や、その最表面層1aに長手方
向と直交した繊維方向を有する単板が配設されたクロス
合板が挙げられる。平行合板の方が、クロス合板よりク
ラックが発生し易いので、上記基材1は平行合板である
と、本発明の効果をより顕著に発揮することができる。
また、上記基材1は、その側端面に実部を有し、片側の
側端面に雄実6を、他の側端面に雌実7を形成してい
る。
【0016】上記床材は、紙材2を貼着する側に配置さ
れる基材1の最表面層1aが平均比重0.7以上の高比
重材で形成されている。上記床材は、基材1の最表面層
1aを平均比重0.7以上の高比重材で形成することに
より、耐キャスター性などの耐衝撃性が良好となるもの
である。上記高比重材としては、クルイン(平均比重
0.74)、カポール(平均比重0.70)、シッポー
(平均比重0.80)が挙げられる。なお、高比重材の
比重の上限は、実用的に利用できる木材の性質から0.
95である。
【0017】上記最表面層1aを除いた基板層1bは、
床材の基材1として汎用されている合板の材料を用いる
ことができる。上記基板層1bの材料は、ラワン等の広
葉樹からなる合板が挙げられる。
【0018】上記床材は、基材1の最表面層1a以外も
高比重材で形成してもよいが、平均比重0.7以上の高
比重材を基材1の最表面層1aのみに形成することが、
床材の重量の軽量化から好適である。また、基材1は、
合板からなる基材1の反りやたわみ等のバランスを考慮
する場合、最表面層1aと反対側の最裏面層(図示ぜ
ず)に上記高比重材を配したものを採用することができ
る。
【0019】次に、上記床材の貼着に用いられる接着剤
について説明する。上記床材は、基材1と紙材2の間に
第1の接着剤層4を、紙材2と化粧単板3の間に第2の
接着剤層5を形成している。
【0020】上記第1の接着剤層4を形成する接着剤
は、イソシアネートを介在したウレタン系接着剤が好適
である。上記ウレタン系接着剤を用いると、上記第1の
接着剤層4が柔軟性を有したものとなるため、耐キャス
ター性などの耐衝撃性をより良好とすることができるも
のである。上記第1の接着剤層4を形成する接着剤は、
使用にあたって、塗布量を87.1〜163.4g/m
2 (8〜15g/尺2 )の範囲で塗布することが好まし
く、より好ましくは130.7〜152.5g/m
2(12〜14g/尺2 )である。
【0021】上記第2の接着剤層5を形成する接着剤
は、ウレタン・SBR尿素系接着剤が好適である。上記
ウレタン・SBR尿素系接着剤を用いると、上記第2の
接着剤層5が硬質を有したものとなるため、床材に表面
硬度を付与するものである。上記第2の接着剤層5を形
成する接着剤は、使用にあたって、塗布量を54.5〜
109g/m2 (5〜10g/尺2 )の範囲で塗布する
ことが好ましく、より好ましくは87.1〜109g/
2(8〜10g/尺2 )である。
【0022】上記床材は、基材1の最表面層1aを平均
比重0.7以上の高比重材で形成することにより、耐キ
ャスター性などの耐衝撃性が良好となるものであり、ま
た、紙材2を貼着することで、耐クラック性を保持する
ことができるものである。
【0023】
【実施例】本発明の効果を確認するため、評価用の床材
を作製し、耐キャスター試験を行った。
【0024】(実施例1)基材は平行合板を用い、ラワ
ン合板の最表面層に平均比重0.74のクルインからな
る基板を形成した。この基材全体の厚みは11.8mm
であった。化粧単板は木目が施された厚みが0.25m
mのものを、紙材は目付量が30g/m2のクラフト紙
を用いた。
【0025】基材の上にイソシアネートを介在したウレ
タン系接着剤を141.6g/m2(13尺2 )で塗布
し、上記クラフト紙を重ね、さらにウレタン・SBR尿
素系接着剤を98g/m2(9尺2 )で塗布して、化粧
単板を重ね積層体とした。この積層体を温度120℃、
圧力は6.5kg/cm2 、時間は50秒で熱圧して床
材を得た。
【0026】得られた床材の耐キャスターを評価した。
耐キャスター試験は、床材の表面にキャスターを100
0往復させて、へこみ度合いを測定した。耐キャスター
試験の結果は、へこみが0.1〜0.3mmであった。
【0027】(実施例2)基材は平行合板を用い、ラワ
ン合板の最表面層に平均比重0.70のカポールからな
る基板を形成した以外は、実施例1と同様にして床材を
得た。耐キャスター試験の結果は、へこみが0.1〜
0.3mmであった。
【0028】(実施例3)基材は平行合板を用い、ラワ
ン合板の最表面層に平均比重0.80のシッポーからな
る基板を形成した以外は、実施例1と同様にして床材を
得た。耐キャスター試験の結果は、へこみが0.1〜
0.15mmであった。
【0029】(比較例1)基材はラワン合板からなる平
行合板をそのまま用いた以外は、実施例1と同様にして
床材を得た。なお、ラワンの平均比重は0.50であっ
た。耐キャスター試験の結果は、へこみが0.6〜0.
8mmであった。
【0030】上記耐キャスター試験の結果、実施例の床
材は、いずれも耐キャスター性が良好であった。また、
紙材を貼着しているので、耐クラック性を保持したもの
であった。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】請求項1〜6記載の床材は、基材の最表
面層を平均比重0.7以上の高比重材で形成することに
より、耐キャスター性などの耐衝撃性が良好となるもの
であり、また、紙材を貼着することで、耐クラック性を
保持することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示した概略断面図
である。
【符号の説明】
1 基材 1a 最表面層 2 紙材 3 化粧単板 4 第1の接着剤層 5 第2の接着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B250 AA05 BA05 CA11 DA04 EA02 EA13 FA21 FA28 FA31 FA37 4F100 AK36G AK51G AK73G AP01C AP02A BA03 BA10A BA10C BA22 CB00 DG10B GB08 HB00C JA13A JA13B JK10 JK14 YY00A YY00B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合板からなる基材と、この基材の表面に
    接着剤を介して貼着した紙材と、さらにその表面に接着
    剤を介して化粧単板を貼着した床材において、上記紙材
    を貼着する側の基材の最表面層が、平均比重0.7以上
    の高比重材であることを特徴とする床材。
  2. 【請求項2】 上記高比重材が、クルイン、カポール、
    シッポーの少なくともいずれかであることを特徴とする
    請求項1記載の床材。
  3. 【請求項3】 上記紙材の繊維方向と、基材の最表面層
    の繊維方向がクロス方向であることを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載の床材。
  4. 【請求項4】 上記紙材と化粧単板を貼着する接着剤
    が、ウレタン・SBR尿素系接着剤であることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3いずれか記載の床材。
  5. 【請求項5】 上記紙材と基材を貼着する接着剤が、イ
    ソシアネートを介在したウレタン系接着剤であることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか記載の床材。
  6. 【請求項6】 上記紙材の重量が20〜60g/m2
    範囲であることを特徴とする請求項1乃至請求項5いず
    れか記載の床材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009079427A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Daiken Trade & Ind Co Ltd 化粧板及び化粧板の製造方法
JP2012031632A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Daiken Corp 床材及びその製造方法
JP2015507110A (ja) * 2012-02-03 2015-03-05 エルジー・ハウシス・リミテッド 床材

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