JP2002034797A - ロストル及びそれを用いたロースター - Google Patents

ロストル及びそれを用いたロースター

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JP2002034797A
JP2002034797A JP2000226383A JP2000226383A JP2002034797A JP 2002034797 A JP2002034797 A JP 2002034797A JP 2000226383 A JP2000226383 A JP 2000226383A JP 2000226383 A JP2000226383 A JP 2000226383A JP 2002034797 A JP2002034797 A JP 2002034797A
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charcoal
roaster
mounting portion
stove
water tank
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Hideo Nishina
英雄 仁科
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/90Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in food processing or handling, e.g. food conservation
    • Y02A40/924Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in food processing or handling, e.g. food conservation using renewable energies
    • Y02A40/928Cooking stoves using biomass

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  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱源として炭を用いたロースターにおい
て、炭の消費量を最小限に抑えることが可能なロストル
及びこれを用いたロースターを提供すること。 【解決手段】 ロストルは、任意の箇所を平面状に形成
してなる載置部(3)と、該載置部(3)に連設した、
山型に隆起させた山型部(4)とにより構成されるロス
トル本体(2)と、該ロストル本体(2)の任意の箇所
に形成した複数の空気孔(5)とを備えており、これを
用いたロースター(6)は、任意の箇所に空気孔(70
1)を備えた内胴(7)と、該内胴(7)内に備えられ
た、その内部に水等を蓄えることが可能であるとともに
任意の箇所に空気孔(801)を備えた水槽(8)と、
該水槽(8)内に備えられた、底部に開口部(100
1)を備えた炭コンロ(10)と、該炭コンロ(10)
内に載置された前記ロストル(1)と、前記炭コンロ
(10)の上方に配置された調理部(11)とを備えた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロストル及びそれを
用いたロースターに係り、より詳しくは、炭を加熱源と
して用いるロースターにおいて、鋳物網等の調理部の温
度上昇を確保しつつ、炭の使用量を節約することが可能
なロストル及びそれに用いるロースターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ロースターにおいては、加熱
源として炭を用いるものが提供されている。特に近年に
おいては、加熱源としての炭の有効性が見直されてきて
おり、そのため、これに伴って、多種多様の、炭を加熱
源として用いたロースターが提供されてきている。
【0003】ここで、図8は、この、炭を加熱源として
用いたロースターの一般的な構造を示す図である。そし
て、図において31は内胴であり、この内胴31は、テ
ーブル等の切り欠き内に装着される外胴(図示せず)内
に備えられるものであり、その任意の箇所には空気孔3
101が形成されている。
【0004】また、この内胴31内には、任意の箇所に
空気孔3201が形成された、その内部に水を蓄えるこ
とが可能な水槽32が係止され、この水槽32内には、
底部に開口3301が形成された炭コンロ33が係止さ
れている。また、この炭コンロ33内には、前記炭コン
ロ33の底部の開口3301を塞ぐようにして、多数の
空気孔3401が形成されたロストル34が載置されて
おり、このロストル34上に、火起こしされた炭を積み
上げ可能としている。
【0005】更に、前記炭コンロ33の上方には、鍋や
鋳物網等の調理部35が載置されており、この調理部3
5によって加熱調理を可能としている。
【0006】そして、このような構造において前記ロス
トル34上に火起こしされた炭を多数個積み上げること
により、前記内胴31、及び水槽32に形成された空気
孔3101及び3201を通ってロストル34上の炭に
燃焼用の空気が供給されるとともに、炭の火力により調
理部35が加熱され、これにより、調理部35において
調理が可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このようなロースターでは、炭の使用量が多くなりすぎ
るという問題点があった。即ち、図9は、前記従来のロ
ースターに用いられるロストル34を示す斜視図であ
り、図に示すように、従来からロースターに用いられて
いるロストル34は、板状物であるとともに、多数の空
気孔3401が形成されている形態をしており、使用に
際しては、前述したように、これを炭コンロ33の底部
に載置して、このロストル34上に炭を多数個積み上げ
ていく。
【0008】このように、従来のロストルは単なる板状
物であり、これを用いる場合にはロストル全体に亘って
その上部に炭を積み上げていく必要があるため、これを
用いた場合には、炭を大量に必要としていた。
【0009】一方、炭を加熱源として用いたロースター
では、前述したように、調理部として鋳物網を用いる場
合があるが、特にこの鋳物網は熱伝導性が高いために、
全体を均一に加熱する必要は無く、一部分のみを加熱す
るのみで、鋳物網全体に熱が伝導していくという特質が
あり、またこのことは鋳物網に限らず、輻射熱を利用し
て肉等を調理する調理部に共通するものである。
【0010】そのため従来から、鋳物網等の輻射熱を利
用する調理部を用いたロースターに従来のロストルを使
用した場合には、炭を無駄に使用してしまうという問題
点が提起されていた。
【0011】そこで、本発明は、加熱源として炭を用い
たロースターにおいて、炭の消費量を最小限度に抑える
ことが可能なロストル、及びこれを用いたロースターを
提供することを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のロストルは、任
意の箇所を平面状に形成してなる載置部と、該載置部に
連設した、山型に隆起させた山型部とにより構成される
ロストル本体と、該ロストル本体の任意の箇所に形成し
た複数の空気孔とを備えたことを特徴としている。
【0013】このように、本発明のロストルでは、任意
の箇所に形成した平面状の載置部と、この載置部に連設
した山型部とにより構成されており、例えばこのロスト
ルを、山型部の頂点が上になるようにして炭コンロ内に
載置して使用する場合には、載置部にのみ炭を積み上
げ、調理部におけるこの積み上げた炭の上方近傍部分の
みを局所的に加熱する。また、本発明のロストルを、山
型部の頂点が下になるようにして炭コンロ内に載置して
使用する場合には、逆さにした山型部内に炭を積み上
げ、同じく、調理部におけるこの積み上げた炭の上方近
傍部分のみを局所的に加熱する。
【0014】そうすると、調理部における、炭によって
加熱された部分の熱が、調理部の他の部分に伝導し、こ
れにより、調理部全体の温度を上昇させることが可能と
なる。そのため、本発明のロストルでは、従来の板状物
によりなるロストルの場合と比較して、調理部全体の温
度上昇を確保しつつ、ロストル上に積み上げる炭の量を
最小限度に抑えることができ、炭の無駄な消費を無くす
ることが可能である。
【0015】また、本発明のロースターは、空気孔を備
えた内胴と、該内胴内に備えられた、その内部に水等を
蓄えることが可能であるとともに任意の箇所に空気孔を
備えた水槽と、該水槽内に備えられた、底部に開口部を
備えた炭コンロと、該炭コンロ内に載置されたロストル
と、前記炭コンロの上方に配置された調理部とを備えた
ロースターにおいて、前記ロストルとして、前述した本
発明のロストルを用いたことを特徴としている。
【0016】そのため、本発明のロースターでは、前述
したように、使用する炭の量を最小限度に抑えることが
でき、炭の無駄な消費を防止することが可能であるとと
もに、調理部全体の温度を上昇させることも可能であ
る。
【0017】なおこの点、本発明者が実験を繰り返した
結果、本発明のロストルを用いて最小限度の量の炭によ
って調理部の一部分を加熱した場合においても、調理部
における加熱した箇所の熱が調理部の他の箇所に伝導
し、短時間のうちに調理部全体の温度が上昇することが
証明された。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のロストルは、任意の箇所
を平面状に形成することによりなる載置部に、山型に隆
起させた山型部を連設することによりロストル本体が形
成されており、更に、このロストル本体の任意の箇所に
は、炭へ燃焼空気を供給するための空気孔が複数個に亘
って形成されている。
【0019】ここで、前記ロストル本体の形状は特に限
定されないが、例えば箱型の炭コンロに対応させる場合
には長方形状にするとよく、かかる場合には、このロス
トル本体の周縁部近傍を平面状にして載置部とし、ロス
トル本体の長手方向に沿った中央部分を山型に隆起させ
て山型部にすると良い。
【0020】また、例えば円筒状の炭コンロに対応させ
る場合には、ロストル本体を円形にするとともに、この
円形にしたロストル本体の周縁部近傍を平面状にして載
置部し、更に、ロストル本体の中央部近傍を円錐状に隆
起させて山型部にすると良い。
【0021】更に、ロストル本体を円形にした場合や長
方形にした場合のいずれの場合においても、載置部の周
縁部を上方に僅かに延長させ、これにより載置部の周縁
部に縁部を形成しても良い。
【0022】また、本発明のロースターは、空気孔を備
えた内胴の内部に、内部に水を蓄えることが可能である
とともに、側壁の任意の箇所に空気孔を備えた水槽が備
えられており、この水槽のの内部には、底部に開口部を
備えた炭コンロが備えられている。そして、更に、この
炭コンロ内には、炭コンロの底部に備えた開口を塞ぐよ
うにしてロストルが載置されており、更にまた、炭コン
ロの上方には、鍋や鋳物網等の調理部が配置されてお
り、そして、前記ロストルとしては、前述した本発明の
ロストルが用いられている。
【0023】なお、前記水槽内における炭コンロの下方
側に灰受けを備えると良く、これにより、灰により水槽
内の水が汚れることを防止することが可能である。
【0024】
【実施例】本発明のロストルの実施例について図面を参
照して説明すると、図1は、本実施例のロストル1を示
す斜視図であり、図2は、図1におけるA−A線断面図
である。
【0025】そして、図において2はロストル本体であ
り、本実施例におけるこのロストル本体2は、金属製と
してあり、また、平面視野において略長方形状としてい
る。
【0026】次に、図において3は載置部であり、本実
施例においては、前記ロストル本体2の周縁部近傍を平
面状に形成することにより、この平面状にした部分を載
置部3としている。
【0027】また、本実施例においては、この載置部3
に連設した中央部分近傍を、長手方向に沿って山型に隆
起させ、これにより、この山型に隆起させた部分を山型
部4にするとともに、この山型部4の裏側を逆山型にし
ている。
【0028】そして、前記山型部4の頂点部分を上にし
て使用する場合には、前記載置部3上に炭を積み上げ、
一方、山型部4の頂点部分を下にして使用する場合に
は、前記山型部4の裏側(逆山型部)に炭を積み上げる
ようにしている。
【0029】このように、本実施例のロストルでは、ロ
ストル本体の一部分にのみ炭を積み上げるような構成に
しているため、ロストル全体に亘って炭を積み上げる従
来のロストルと異なり、使用する炭の量を最小限度に抑
えることができ、無駄な炭の消費を防止することが可能
である。
【0030】なお、図において5は空気孔であり、この
空気孔5は、前記ロストル本体の任意の箇所に複数個形
成されており、これにより、ロストル本体2上に積み上
げられた炭に燃焼空気を供給することを可能としてい
る。
【0031】次に、本実施例のロストル1を用いた本発
明のロースターの実施例について図面を参照して説明す
ると、図3は、本実施例のロースターの構造を説明する
ための図であり、図において6が本実施例のロースター
である。
【0032】また、図において7は内胴であり、本実施
例においてこの内胴7は、略箱型形状であるとともに、
その側壁の任意の箇所には空気孔701が形成されてい
る。そして、使用に際しては、テーブル天板等の切り欠
きに装着された外胴(図示せず)に係止され、これによ
り外胴内に装着される。
【0033】次に、図において8は水槽であり、本実施
例におけるこの水槽8は、その側壁の任意の箇所に空気
孔801が形成された箱型形状であるとともに、その内
部に水等9を蓄えることを可能としており、更に、前記
内胴7内に収容可能な外形寸法としている。そして、こ
の水槽8は、本実施例においては、前記内胴7内に備え
た係止棚702に上端部が係止されることにより前記内
胴7内に装着され、これにより、ロースター全体の冷却
機能を果たしている。なお、この係止に際しては、前記
内胴に形成した空気孔701と水槽8に形成した空気孔
801との位置が対応するようにすると良い。
【0034】次に、図において10は、前記水槽8内に
装着される炭コンロであって、本実施例においてこの炭
コンロ10は、前記水槽8内に収容可能な外形寸法を有
する箱型としており、更に、その底部には開口1001
が形成されている。そして、その上端部が前記水槽8の
上端部に係止されており、これにより水槽8内に装着さ
れている。
【0035】そして、この炭コンロ10内には、前述し
た形態のロストル1が、炭コンロ10の底部に形成した
開口1001を塞ぐような配置において、山型部4の頂
点部分が上側になるように載置されている。
【0036】なお、ここで、図において17は、灰受け
であり、本実施例におけるこの灰受け17は、任意の箇
所に空気孔1701を備える箱型形状であるとともに、
前記炭コンロ10の底部開口1001の縁に係止される
ような構造において、前記水槽8内における炭コンロ1
0の下方側に装着されている。そしてこれにより、ロス
トル1からの灰が水槽8内に落下して水槽8内の水が汚
れることを防止している。但し、この灰受け17は必ず
しも必要なものでは無く、この灰受け17を備えない構
造としても良い。
【0037】次に、前記炭コンロ10の上方には、前記
内胴7に係止されるような構造において、焼肉兼用鍋1
1が載置されている。
【0038】なお、本実施例に用いているこの焼肉兼用
鍋11は、焼肉調理等を行うためのプレート部1101
と、このプレート部1101の周縁部に凹部を形成する
ことにより成る鍋料理部1102とにより構成されてお
り、前記プレート部1101により焼肉調理等を行い、
また、鍋料理部1102においてしゃぶしゃぶ料理等を
可能としたものである。
【0039】次に、このように構成される本実施例のロ
ースターの作用について説明すると、前記水槽8内に所
定量の水9を入れるとともに前記ロストル1の載置部3
上に火起こしされた炭12を積み上げ、更に前記調理部
11の鍋料理部1102内にしゃぶしゃぶ用の水等を入
れる。
【0040】そうすると、前記内胴7の空気孔701、
水槽8の空気孔801、灰受け17の空気孔1701、
及びロストル本体2に形成された空気孔5より、載置部
3上に積み上げられた炭12に新鮮な燃焼空気が供給さ
れて炭12が燃焼する。そしてこれにより、ロストル1
上に積み上げられた炭の火力によってプレート1101
の周縁部近傍が加熱され、この加熱された部分の温度が
上昇する。なお、図3において、ロストル1の下側の矢
印は燃焼空気の経路を示したものであり、またロストル
1の上側の矢印は、炭12の熱が調理部11に伝わる様
子を示したものである。
【0041】次に、このようにして炭の火力によりプレ
ート1101の周縁部近傍が加熱されると、この加熱さ
れた部分の熱が、プレート1101の他の部分、及び鍋
料理部1102に伝導し、調理部11全体の温度が上昇
し、これにより、プレート部1101において焼肉調理
等を行い、鍋料理部1102においてしゃぶしゃぶ等の
鍋料理を行うことが可能となる。
【0042】そしてこのとき、本実施例のロースター6
では、前述したような山型部4を有するロストル1を用
いているため、全体が平面状の板状物よりなるロストル
を用いた場合と比較して、使用する炭を最小限度に抑え
ることができる一方、調理部の熱伝導性の特質により、
調理部の一部分のみを加熱した場合であっても、調理部
全体の温度を上昇させることが可能である。
【0043】このように、本実施例のロストル及びロー
スターでは、調理部の温度上昇を確保しつつ、使用する
炭の量を最小限度に抑えることができるため、調理部に
おける加熱調理に支障を与えること無く、消費する炭の
節約を達成することができる。また、ロストル上に積み
上げる炭の量を少なくすることができるために、炭の燃
焼により発生した灰はロストルの下に落下し易くなると
いう利点もある。
【0044】また、本実施例においては、炭コンロ10
の下方に灰受け17を備え、炭の燃焼により発生した灰
をこの灰受け17で受け入れる構造としているため、水
槽8内の水が汚れることを防止でき、それにより、水槽
8の清掃等を容易にすることができるという利点もあ
る。
【0045】更に、本実施例のロースターでは、水槽
8、灰受け17、炭コンロ10、ロストル1及び調理部
11ともに、他の部品に係止あるいは載置する構造にし
て着脱自在としているため、清掃等が容易であるという
利点もある。
【0046】なお、本発明のロースターでは、載置部と
山型部を有する本発明のロストルを用いた点に特徴があ
り、必ずしも図3に示すような形態には限定されない。
従って、例えば図4に示すように、ロストル1を、山型
部4の頂点部分が下側にして炭コンロ10内に備えて使
用しても良く、かかる場合には、前述したように、山型
部4の裏側に炭を積み上げ、調理部11の中央部近傍を
加熱すると良い。
【0047】また、前述のロースターでは、全体として
箱型になるロースターについて説明したが、必ずしも箱
型のロースターに限定されるものではなく、例えば、内
胴、水槽、炭コンロ等が平面視野において円形である、
いわゆる丸型のロースターとしても良い。
【0048】更に、ロストルに関しても、必ずしも前述
した形態には限定されず、平面状の載置部とこの載置部
に連設された山型部を備えてあればいずれの形状として
も良く、例えば図5乃至図7に示すような形態でも良
い。
【0049】即ち、図5に示すロストル13では、長手
方向に沿った両端部近傍を平面状にして載置部3を形成
し、長手方向に沿った中央部近傍全体を山型に隆起させ
て山型部4とした形態のロストルであり、また、図6に
示す形態のロストル14では、ロストル本体2を平面視
野において円形状にするとともに、このロストル本体2
の周縁部を平面状に形成して載置部3とし、更に中央部
近傍を円錐状に隆起させてこの部分を山型部4とした形
態のロストルであり、更に、図7に示す形態のロストル
15では、図6に示したロストル14におけるロストル
本体2の周縁部を上側に延長させ、これによりロストル
本体2の周縁部に縁部16を形成したロストルとしてお
り、このように、本発明のロストルでは、平面状に形成
した載置部と、この載置部に連設した山型部を備えた形
態であれば、いずれの形状のロストルとしても良い。
【0050】
【発明の効果】本発明のロストル及びこれを用いたロー
スターは、以上説明したような形態で実施され、以下に
記載するような効果を奏する。
【0051】本発明のロストルは、平面状にした載置部
と、該載置部に連設した、山型に隆起させた山型部とに
より構成されるロストル本体と、該ロストル本体の任意
の箇所に形成した複数の空気孔とを備えたことを特徴と
しており、及びこれを用いた本発明のロースターは、任
意の箇所に空気孔を備えた内胴と、該内胴内に備えられ
た、その内部に水等を蓄えることが可能であるとともに
任意の箇所に空気孔を備えた水槽と、該水槽内に備えら
れた、底部に開口部を備えた炭コンロと、該炭コンロ内
に載置されたロストルと、前記炭コンロの上方に配置さ
れた調理部とを備えたロースターであって、前記ロスト
ルとして、前述した本発明のロストルを用いたことを特
徴としている。
【0052】このように、本発明のロストルでは、平面
状の載置部とこの載置部に連設した山型にした山型部と
により構成されており、載置部にのみ、あるいは山型部
の裏側にのみ炭を積み上げる構造とし、調理部の一部分
のみを加熱するようにしている。そのため、これをロー
スターに用いた場合には、またこれを用いたロースター
では、従来の板状物によりなるロストルを用いた場合と
比較し、ロストル上に積み上げる炭の量を最小限度に抑
えることができる一方、調理部の熱伝導の特質により調
理部全体の温度上昇をも確保することができるので、調
理部全体の温度上昇を確保しながら、炭の無駄な消費を
無くすることが可能である。
【0053】また、ロストル上に積み上げる炭の量を少
なくすることができることにより、ロストルからの灰の
落下を容易にすることも可能である。
【0054】更に、炭コンロの下方に灰受けを備えるこ
とにより、水槽内の水が汚れて清掃に手間がかかること
を防止することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロストルの実施例を示した斜視図であ
る。
【図2】図1におけるA−A線断面を示す図である。
【図3】本発明のロースターの実施例の構造を説明する
ための図である。
【図4】本発明のロースターの他の形態の構造を説明す
るための図である。
【図5】本発明のロストルの他の形態を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明のロストルの他の形態を示す斜視図であ
る。
【図7】本発明のロストルの他の形態を示す斜視図であ
る。
【図8】従来の炭を用いたロースターの構造を説明する
ための図である。
【図9】従来のロストルを説明するための図である。
【符号の説明】
1、13、14、15 ロストル 2 ロストル本体 3 載置部 4 山型部 5 空気孔 6 ロースター 7 内胴 8 水槽 10 炭コンロ 11 調理部 12 炭 16 縁部 17 灰受け

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意の箇所を平面状に形成してなる載置部
    (3)と、該載置部(3)に連設した、山型に隆起させ
    た山型部(4)とにより構成されるロストル本体(2)
    と、該ロストル本体(2)の任意の箇所に形成した複数
    の空気孔(5)とを備えたことを特徴とするロストル。
  2. 【請求項2】前記ロストル本体(2)を略長方形状にす
    るとともに、その周縁部近傍に前記載置部(3)を形成
    し、長手方向に沿って中央部近傍を山型に隆起させて山
    型部(4)を形成したことを特徴とする請求項1に記載
    のロストル。
  3. 【請求項3】前記ロストル本体(3)を略円形状にする
    とともに、その周縁部近傍に前記載置部(3)を形成
    し、中央部近傍を円錐状に隆起させて山型部(4)を形
    成したことを特徴とする請求項1に記載のロストル。
  4. 【請求項4】前記載置部(3)の周縁部を上方に延長さ
    せることにより、載置部(3)の周縁部に縁部(16)
    を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれかに記載のロストル。
  5. 【請求項5】任意の箇所に空気孔(701)を備えた内
    胴(7)と、該内胴(7)内に備えられた、その内部に
    水等を蓄えることが可能であるとともに任意の箇所に空
    気孔(801)を備えた水槽(8)と、該水槽(8)内
    に備えられた、底部に開口部(1001)を備えた炭コ
    ンロ(10)と、該炭コンロ(10)内に備えられたロ
    ストル(1)と、前記炭コンロ(10)の上方に配置さ
    れた、加熱調理を行うための調理部(11)とを備えた
    ロースター(6)において、前記ロストル(1)とし
    て、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のロストル
    を用いたことを特徴とするロースター。
  6. 【請求項6】前記水槽(8)内における前記炭コンロ
    (10)の下方側に灰受け(17)を備えたことを特徴
    とする請求項5に記載のロースター。
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