JPH0213728A - グリル調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、魚等の調理物をガスバーナの熱源により調理
するグリル調理器に関するものである。

従来の技術 従来のグリル調理器は第６図に示すように、魚等の調理
物１を収容する加熱室２の前面開口部に開閉自在なグリ
ル扉３が設けられ、加熱室２内の上部にはガスバーナ４
が配設されている。また、加熱室２の内底部には調理の
際に水６を入れる受皿６と、調理物１を載せ受皿６に載
置する焼き網７が設けられている。一方、ガスバーナ４
の燃焼のための二次空気は、グリル扉３の上部を除く周
囲に設けた吸気部７より流入し、燃焼後の排気ガスは排
気部８より器体外へ排出される。

発明が解決しようとする課題 ところが、このようなグリル調理器では次のような課題
を有していた。

（１）　　ガスバーナ４で発生した熱は、調理物１を加
熱すると共に、受皿６に入っている水６も加熱すること
になり加熱効率が低下し、しかも水６は熱湯となり水面
全域より水蒸気が発生し調理物１の裏面を湿らすため、
調理物１をからっと燃き上げることが難しい。一方、受
皿６に水を入れないで調理した場合には、調理の仕上が
りは良くなるが、調理物１より滴下する油や汁等が受皿
６に焼き付き掃除がしにくくなる。

＠）前記水蒸気によってガスバーナ４近傍の二次空気の
濃度は不均一となり、ガスバーナ４の燃焼状態が悪化し
やすくなる。

（３）調理後に、掃除のため受皿６を持ち運ぶ際に、受
皿６に残っているお湯が飛び散ることがあり、注意を怠
ると火傷の危険性を有している。

課題を解決するための手段 本発明のグリル調理器は、焼き網と受皿との間に、金属
材から成り小孔群を有する蒸気抑制板を設けたものであ
る。

作用 本発明のグリル調理器は、焼き網と受皿との間に、金属
材から成り小孔群を有する蒸気抑制板を設けたもので、
前記蒸気抑制板が熱を反射し加熱効率が向上する。しか
も前記蒸気抑制板に設けた小孔群を介して、水蒸気は加
熱室内に徐々に放出されるため、ガスバーナの燃焼は水
蒸気の影響を受けに〈〈なり良好な燃焼を継続すること
ができる。

実施例 以下、本発明の一実施例のグリル調理器を図面を参照し
て説明する。第１図から第２図は本発明の第１の実施例
におけるグリル調理器を示し、魚等の調理物１０を収納
する加熱室１１の前面開口部には開閉自在なグリル扉１
２が設けられ、加熱室１１内の上部にはガスバーナ１３
が配設されている。加熱室１１の内底部には調理の際に
水１４を入れる受皿１６と、金属材から成り小孔群を有
する蒸気抑制板１６と、調理物１ｏを載せ蒸気抑制板１
６に載置する焼き網１７とが設けられている。受皿１６
には蒸気抑制板１６を載置する載置部１８と、注水の目
安となる突起部１９が形成されている。グリル扉１２の
上部を除く周囲には、グリルバーナの燃焼のための二次
空気を取り入れる吸気部２０が配設され、加熱室１１の
上部後方には燃焼後の排気ガスを排出する排気部２１が
設けである。前記蒸気抑制板１６と突起部１９との間に
は隙間が設けてあり、突起部１９上端まで注水しても蒸
気抑制板１６は水１４に浸ることは無い。

以上のように構成されたグリル調理器は、表面が金属材
から成る蒸気抑制板１６によって焼き網１７の下側から
熱を反射するため加熱効率は高まる反面、水１４に対し
ては遮熱効果が働き、水１４の蒸発が緩和され、さらに
水蒸気は蒸気抑制板１６に設けられた小孔群を介して焼
き網１７側に徐々に放出されるため、調理物１０は水蒸
気の影響を受けに〈〈なり、からっと良好な状態で焼き
上がる。

また、ガスバーナ１３の燃焼も水蒸気の影響を受けにく
くなり、燃焼状態を良好に保つことができる。なお、蒸
気抑制板１６に設けた小孔群の孔径を、ガスバーナ１３
の炎孔から遠い側より近い側の孔径を小さくすることに
よって、ガスバーナ４１３の燃焼は水蒸気の影響をより
受けにくくなり、安定した燃焼が得られやすい。一方、
調理中に調理物１０より滴下した油や汁の大部分は蒸気
抑制板１６に設けた小孔群を介して受皿１６に落ちるた
め、蒸気抑制板１６や受皿１６に焼きつくことが少なく
、調理後の掃除は簡単にできる。さらに、調理後掃除の
ため受皿１５を加熱室１１より取り出し移動する際に、
蒸気抑制板１６が受皿１６に残った湯の飛び散りを防止
することができる。また、必要に応じ蒸気抑制板に設け
た孔の数セ孔径を変えることで、水蒸気の蒸発量は容易
に制御できる。

以上、本発明の第２の実施例について図面を参照しなが
ら説明する。

第３図は本発明の第２の実施例を示すグリル調理器の要
部斜視図を示し、２６は内周部に多数の炎孔２６を有す
るブンゼン式のガスバーナ、２７は小孔群２８を有する
蒸気抑制板であり、蒸気抑制板２７の小孔群は内側と外
側とでは孔の大きさが異なっており、ガスバーナ２５の
炎孔２６に近ずくはど孔径を小さくしている。このよう
にすれば、炎孔２６近傍の水蒸気密度は低下し、ガスバ
ーナ２６が燃焼する際に水蒸気によって炎孔２６近傍が
酸素欠乏状態となることを、より効果的に防止できる。

以下、本発明の第３の実施例について図面を参照しなが
ら説明する。

第４図は本発明の第３の実施例を示すグリル調理器の要
部斜視図と部分断面図を示し、小孔群２２９と複数の凹
部３０と凸部３１とを有する蒸気抑制板３２で、小孔群
２９は凹部３０に配設している。このようにすれば、調
理物から滴下した油瞥汁等は蒸気抑制板３２の凹部３０
に集まり、小孔群２９から下へ落ちやすくなり、蒸気抑
制板３２の汚れも少なく掃除がしやすくなる。

発明の効果 以上のように本発明のグリル調理器は、焼き網と受皿と
の間に、金属材から成り小孔群を有する蒸気抑制板を設
けたものであり、次のような効果を有する。

（１）焼き網の下面で熱を反射するため、加熱効率が高
まり加熱時間の短縮が計れ、しかも調理物は水蒸気の蒸
発量が少ないため調理の仕上がりが良い。

（２）受皿に入れた水の蒸発量を少なく抑えることがで
きるため、ガスバーナの燃焼は安定して良好な状態を保
つことができる。

（３）調理物より滴下する油や汁等は、蒸気抑制板に設
けた小孔群を介して受皿に落ちるため、油等が蒸気抑制
板や受皿に焼き付くことが少なく掃除しやすい。

（４）調理後の掃除のため受皿を持ち運ぶ際に、蒸気抑
制板を一緒に移動することにより、受皿に残っているお
湯の飛び散りを防止することができ、安全性が高まる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例におけるグリル調理器の
縦部断面図、第２図は同グリル調理器の受皿と蒸気抑制
板と焼き網との分解斜視図、第３図は本発明の第２の実
施例におけるグリル調理器の要部分解斜視図、第４図は
本発明の第３の実施例におけるグリル調理器の要部斜視
図と部分断面図、第６図は従来のグリル調理器の縦部断
面図である。 １ｏ・・・・・・調理物、１１・・・・・・加熱室、１
３・・・・・・ガスバーナ、１４・・・・・・水、１６
・・・・・・受皿、１６・・・・・蒸気抑制板、１７・
・・・・・焼き網、１Ｂ・・・・・・載置部、１９・・
・・・・突起。 １０−−−　＃ｌ理す〃 Ｉ３−　ガヌバ′−す 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 調理物を収容する加熱室と、前記加熱室内の上部に設け
   たガスバーナと、前記加熱室の内底部に設けられ調理の
   際に水を入れる受皿と、金属材から成る蒸気抑制板と、
   調理物を載せる焼き網とを備え、前記蒸気抑制板には小
   孔群を設け、かつ前記蒸気抑制板は前記焼き網と前記受
   皿の間に配設する構成としたグリル調理器。