JP2002029953A - 歯周病の予防または治療用の食品組成物、口腔用組成物 - Google Patents

歯周病の予防または治療用の食品組成物、口腔用組成物

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JP2002029953A
JP2002029953A JP2000218344A JP2000218344A JP2002029953A JP 2002029953 A JP2002029953 A JP 2002029953A JP 2000218344 A JP2000218344 A JP 2000218344A JP 2000218344 A JP2000218344 A JP 2000218344A JP 2002029953 A JP2002029953 A JP 2002029953A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 喫煙者乃至受動喫煙者が摂取又は使用した場
合、歯周病予防又は治療用の食品組成物、口腔用組成物
を提供する。 【解決手段】 ブドウ種子エキス、ビタミンCおよびビ
タミンEを配合することにより、細胞のマトリックスメ
タロプロテアーゼ産生阻害、細胞のコラーゲン合成を促
進することで、破壊された歯周組織のコラーゲンを再生
し、優れた歯周病予防又は治療の作用を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、歯周病予防また
は治療用の喫煙者乃至受動喫煙者向け食品組成物或は口
腔用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】 マトリックスメタロプロテアーゼ(和
名マトリックス金属タンパク質分解酵素'、以降MMP
sと略す)は、活性部位に亜鉛(II)イオンを保有す
ることを特徴とする、細胞外マトリックス分解酵素の総
称である。この細胞外マトリックスの代謝は、MMPs
と、MMPsに特異的な組織由来メタロプロテアーゼイ
ンヒビター(TIMP)とのバランスにより、主に調節
されている。MMPsの発現異常にもとづく細胞外マト
リックス成分の構造異常や、合成・分解の代謝バランス
の崩れは、歯周炎等の歯周病と関連していることが知ら
れている。
【0003】MMPsとしては、コラゲナーゼ(MMP
−1および8)、ストロメライシン(MMP−3)、ゼ
ラチナーゼ(MMP−2および9)など10種類以上の
酵素分子種が知られ(吉原, 新名:炎症と免疫,2,
177−185,1994)、これらは多くの種の細胞
によって産生される。
【0004】歯肉炎、歯周炎等の歯周病においても、M
MPsは、歯周病の発症および進行に深く関与している
ものと考えられており、歯肉炎・歯周炎等の歯周病にお
ける組織破壊に関与するMMPsは、主としてヒト歯肉
上皮細胞や歯肉線維芽細胞、歯根膜細胞の産生するコラ
ゲナーゼやゼラチナーゼであることが示唆されている。
すなわち歯肉炎、歯周炎等の歯周病は、特定の歯周病原
菌(P.gingivalis菌)が歯周組織に感染す
ることによって起こり、病原菌による外来刺激を受けた
歯周組織中の上皮細胞や歯肉線維芽細胞、歯根膜細胞か
らMMPsが産生された結果、歯と歯周組織を結合させ
ている歯根膜構造が細胞由来MMPsに破壊されること
によって主として発症し、進行すると考えられている
(M.Kylmaniemi et al: J.De
nt Res.,75:919−926,1996)。
また、歯周組織由来MMPsの活性は、個人の喫煙習慣
や糖尿病罹患など生体の免疫応答性を変えるような要因
によっても容易に増大し、歯肉炎、歯周炎等の歯周病の
発症や進行度を増大させることが示唆されている。
【0005】従って、細胞のMMPs産生を阻害するこ
とは、歯周炎、歯肉炎等の歯周病の治療または進行の予
防に有効であると考えられる。これまでに、天然物質由
来のMMPs産生阻害剤としては、柑橘類由来のフラボ
ノイドが報告されている(特開2000−80035号
公報)。合成物質のMMPs産生阻害剤としては、グル
ココルチコイド類の1種であるデキサメタゾンが報告さ
れている(M.Kylmaniemi:J.Dent.
Res.,75:919−926,1996)。しか
し、合成物質であるグルココルチコイド類の副作用を考
慮すると、歯周炎等の歯周病を治療もしくは予防する目
的で長期間摂取することは好ましくない。
【0006】一方、細胞外マトリックスの一種であるコ
ラーゲンは、皮膚、腱、軟骨、結合組織の主成分を構成
する蛋白質であり、歯肉組織中においても、構造維持に
重要な役割を担っている。したがって、歯周組織細胞の
コラーゲン合成を促進し、歯周病で破壊されたコラーゲ
ン組織を再生することは、歯周病の治療または進行の予
防に有効であると考えられる。
【0007】上記のことより、細胞のMMPs産生阻害
およびコラーゲン合成促進の2つの作用を有する組成物
の開発が望まれる。さらには、服用・摂取による副作用
の少ない天然物由来である細胞のMMPs産生阻害およ
びコラーゲン合成促進剤の開発も望まれる。しかも通常
考えられる適切な摂取量によって、十分な効果が発揮さ
れる必要がある。
【0008】ブドウ種子エキスは、血管保護作用(
B.Vennat et al:Chem.Phar
m.Bull.,36:828,1988 )や、毛細
血管抵抗性改善効果( J.Y.DartenuC e
t al:Bordeaux MediCal,92,
1985 )、視力改善作用( Ch.Corbe et
al:Ophtalmol,11:453,1988
)等の薬理作用が報告されている。また、フリーラジ
カルや活性酸素を除去作用( T.Ariga et
al:AgriC.Biol.Chem.,54:249
9,1990 )、低密度リポタンパク質の酸化防止作
用( P.L.Tessedre et al:J.S
Ci.Food AgriC.,70:55,1996
)や、一部の菌由来コラゲナーゼに対して阻害作用
( L.Robert et al:Path.Bio
l,38:608,1990 )を示すことが報告され
ている。現在、米国では、歯肉の抗炎症、治療の補助を
目的として、ブトウ種子エキスと親油性抗酸化剤である
ユビデカレノン等を配合した、商品名Body Lan
guage( Oxyfresh社、米国 )が販売さ
れている。また、ブドウ種子エキスを含む天然ポリフェ
ノールと、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンAまたは
ベータカロチンのいずれかと組み合わせを有効成分とす
る歯周病予防薬および治療用食品組成物 (特開平11−
302142号公報)が報告されている。
【0009】細胞のコラーゲン合成を促進する天然物質
としては、ビタミンCが知られている。コラーゲン合成
促進効果を有する植物エキス類としては、赤ワインポリ
フェノール濃縮エキスがフリーラジカル阻害効果によ
る、コラーゲン合成促進を有することが報告されている
(RD418047)。また、ビタミンCと植物エキス
の組み合わせでは、ビタミンCと松樹皮エキス由来のプ
ロアントシアニジンとの組み合わせによるフリーラジカ
ル消去での、コラーゲン合成促進効果が報告されている
(米国特許5470874号)。
【0010】しかし、ブドウ種子エキス、ビタミンC及
び並びにビタミンEを併用することにより、ブドウ種子
エキスによるMMPsの産生阻害に対する活性が増強さ
れるだけでなく、ビタミンCによる細胞のコラーゲン合
成が相乗的に促進されることは、新たな知見である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、歯周
病の予防又は治療効果に優れ、特に喫煙が増悪要因とな
る歯周病に対して予防又は治療効果に優れた、安全性の
高い組成物、特に食品組成物、口腔用組成物を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意研究し
た結果、ブドウ種子エキス、ビタミンC及びビタミンE
と併用することにより、細胞のコラーゲン合成を促進す
る効果が増強されるだけでなく、細胞のMMPs産生を
阻害する効果が増強されることを見いだし、これら二つ
の作用を同時に有することで、優れた歯周病予防乃至治
療効果が得られることを見出して、本発明を完成した。
【0013】さらに、ニコチン環境下で、低下したコラ
ーゲン産生能が、ブドウ種子エキス、ビタミンC、ビタ
ミンEと併用することにより相乗的に回復することを見
出した。ここで、ニコチンは、タバコの煙中の主な刺激
物質であり、ニコチンが歯周組織細胞に対して、コラー
ゲン合成の抑制だけでなく、コラゲナーゼ産生の増大等
の悪影響を及ぼすことがin vitro試験により報
告されている(D.A.Tipton et al:
J.Periodontol.,66:1056−106
4,1995)。
【0014】従って、喫煙者は、喫煙が誘引となって歯
周病を発症し易く、進行も早い。また、受動喫煙者であ
っても、ニコチン環境下にあれば、喫煙者と同様に、歯
周病を発症し易く、進行が早いという傾向にある。本発
明では、ブドウ種子エキス、ビタミンC及びビタミンE
を含有する組成物により、口腔内のコラーゲン合成を高
め、かつ、マトリックスメタロプロテアーゼ濃度の増大
を効果的に抑制する。これら、2つの効果が、特に喫煙
者および受動喫煙者において、歯周病の予防的治療的効
果を示すことは、新たな知見である。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に用いるブドウ種子エキス
は、本発明の所期の効果を得られるものであれば、特に
限定せずに使用することができる。例えば、ヨーロッパ
ブドウ( Vitis vinifera)の種子を原
料とし、これまでに特公平06−31208号公報、特
開昭63−162685号公報、特開平03−2007
81号公報、特開平02−48593号公報、特開平0
3−9909号公報等に記載されている何れの方法によ
っても得ることができるプロアントシアニジンおよびア
ントシアノイド類を含んだエキスである。
【0016】ブドウ種子エキスを抽出する抽出溶媒とし
ては、例えば、水;メタノール、エタノール、プロパノ
ール、ブタノール等のアルコール類;酢酸エチルエステ
ル等の低級アルキルエステル;ベンゼン、ヘキサン等の
炭化水素;その他エチルエーテル、アセトン、酢酸等の
公知の溶媒を挙げることができる。これら溶媒は、単独
で用いてもよく、二種以上を組み合わせて使用すること
もでき、通常用いられているような公知の抽出方法を採
用することができる。
【0017】本発明のブドウ種子エキスは、抽出液をそ
のまま用いてもよく、減圧乾燥、凍結乾燥等の通常の手
段により濃縮、あるいは乾固して用いてもよい。また、
抽出液を向流分配法、液体クロマトグラフィー等を用い
て精製して使用することもできる。本発明に用いるブド
ウ種子エキスは、キッコーマン株式会社(商品名KP
A、Gravinol)、インディナ社(商品名;ロイ
コセレクト)から商業的に入手できる。
【0018】本発明に用いるブドウ種子エキスの配合量
は、所望の効果が得られるものであれば特に限定される
ものではないが、本発明組成物全量に対してエキス乾燥
重量として、0.0001〜20重量%、特に0.01
〜10重量%配合することが好ましい。
【0019】本発明の口腔剤組成物としては、歯磨、洗
口液、口腔用パスタ、口腔用ゲルなどの形態があげら
れ、それらの配合量は、エキス乾燥重量として、0.0
01〜5重量%、好ましくは0.01〜2重量%配合で
ある。0.0001重量%に満たなければ顕著な効果が
あげられず、5重量%を超えると組成物の味などに不都
合を生じる。
【0020】本発明の食品組成物として、トローチ、タ
ブレット、カプセル、キャンディー、チューインガム等
の固形の形態乃至剤型である場合は、ブドウ種子エキス
の配合量は抽出物乾燥重量として、0.01〜20重量
%である。また、ジュース等の液体の形態乃至剤型とす
る場合には、ブドウ種子エキスの抽出物乾燥重量として
0.0001〜0.5重量%配合するのが好ましい。
0.0001重量%に満たなければ顕著な効果があげら
れず、20重量%を超えると組成物の味などに不都合を
生じる。
【0021】本発明の組成物に用いるビタミンCは、ア
スコルビン酸及びその塩またはその誘導体であり、アス
コルビン酸の塩としては、L−アスコルビン酸ナトリウ
ム、L−アスコルビン酸カルシウム等が例示できる。ア
スコルビン酸の誘導体としては、L−アスコルビン酸ス
テアリン酸エステル、L−アスコルビン酸パルミチン酸
エステル等が例示できる。ビタミンCは、天然由来でも
化学合成によって得られたものでもよく、ビタミンCを
含有するアセロラ、ローズヒップなどの植物エキスを配
合しても良い。
【0022】又、本発明組成物に用いるビタミンEは、
トコフェロールの同属体およびその誘導体であり、同属
体としては、α−、β−、γ−およびδ−トコフェロー
ル、α−、β−、γ−およびδ−トコトリエノール等が
例示でき、各トコフェロール同属体には、d体、l体、
dl体の光学異性体が挙げられる。誘導体としては、酢
酸トコフェロールや、ニコチン酸トコフェロール等が例
示できる。本発明組成物において、ビタミンEは、天然
由来でも化学合成によって得られたものでもよく、ビタ
ミンEを含有する大豆、小麦などの胚芽油を配合しても
良い。上記のビタミンCおよびEは、塩類や誘導体、天
然物および化学合成品、胚芽油を一種または二種以上を
組み合わせて配合しても良い。
【0023】本発明組成物における、ビタミンC、及び
ビタミンEの配合量は、本発明組成物全量に対して、本
発明ビタミン類全量として、0.01〜50重量%、特
に0.1〜40重量%配合することが好ましい。
【0024】本発明組成物において、ブドウ種子エキス
とビタミンCおよびビタミンEの配合比は、本発明の目
的を達成できる限り特に限定されるものではないが、ブ
ドウ種子エキスとビタミン総量(ビタミンCおよびビタ
ミンEの配合量の合計)の配合比は1:1〜1:10
0、好ましくは1:10〜1:50とすると、ブドウ種
子エキスの作用効果が最も高められ、従って、歯周病に
対する予防又は治療効果が最も優れることとなり、特に
好ましい。また、ビタミンCとビタミンEの配合比は、
本発明の目的を達成できる限り特に限定されるものでは
ないが、100:1〜100:1、好ましくは、1:1
0〜50:1とすると、ブドウ種子エキスの作用効果が
最も高められ、特に好ましい。
【0025】本発明の歯周病の予防または治療用の食品
組成物或は口腔用組成物は、歯周炎、歯肉炎、歯根膜
炎、智歯周囲炎、インプラント周囲炎等の歯周病の予
防、治療に有効である。
【0026】本発明の組成物にあっては、それぞれの形
態に応じて、上記した成分以外に、例えば、pH調整剤
としては、乳酸、パントテン酸、リン酸塩、リンゴ酸、
クエン酸など。植物エキスとしては、油溶性甘草エキ
ス、桑白皮エキス、茶エキス、ブルーベリーエキス、ロ
ーズマリーエキス、シラカバエキス、柿エキス、コンフ
リーエキス等。賦形剤としては、炭酸カルシウム、無水
ケイ酸、炭酸マグネシウム、ショ糖、乳糖、デンプン、
ブドウ糖、結晶性セルロース、マンニット、ソルビッ
ト、キシリトール、エリスリトール、パラチニット、パ
ラチノース、マルチトール、トレハロース、ラクチトー
ル、還元澱粉糖、還元イソマルトオリゴ糖、カップリン
グシュガー、ガムベース、アラビアガム、ゼラチン、セ
チルメチルセルロース、軽質無水珪酸、アルミン酸マグ
ネシウム、メタ珪酸アルミン酸カルシウム、炭酸水素ナ
トリウム、リン酸カルシウムなど。可溶化剤として、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、ジオクチルスルホコハク酸ナト
リウム、アルコール、エステル類、ポリエチレングリコ
ール誘導体、ソルビタンの脂肪酸エステル類、硫酸化脂
肪アルコール類等。
【0027】粘結剤として、セルロース誘導体、カラギ
ーナン、アルギン酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリ
ウム、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、キサンタンガム
等。滑沢剤としては、ステアリン酸マグネシウム、タル
ク、硬化油等。懸濁剤又は湿潤剤としては、ココナッツ
油、オリーブ油、ゴマ油、落花生油、パセリ油、パセリ
種子オイル、乳酸カルシウム、紅花油、大豆リン脂質、
グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、エ
チレングリコール等。
【0028】被膜形成物質としては、例えば、酢酸フタ
ル酸セルロース等の炭水化物誘導体、アクリル酸メチ
ル、メタアクリル酸メチル等のアクリル酸系共重合体、
メタアクリル酸系共重合体等、矯味剤又は矯臭剤とし
て、サッカリンナトリウム、アスパルテーム、ステビア
エキス、グラニュー糖、粉糖、水飴等の甘味料、オレン
ジ油、水溶性カンゾウエキス、メントール、ユーカリ
油、香料、着色料、保存剤などの成分が適宜配合でき
る。
【0029】
【実施例】以下に試験例および実施例により本発明をさ
らに具体的に説明するが、本発明は下記の試験例および
実施例に制限されるものではない。また、特に断らない
限り[%]は[重量%]を示す。
【0030】上記したように、タバコの煙中の主な刺激
物質であるニコチンは、歯周組織細胞に対して細胞のコ
ラーゲン合成抑制や、コラゲナーゼ産生の増大等の悪影
響を及ぼすことがin vitro試験および動物実験
により報告されている。そこで、ニコチンの刺激により
抑制された、ヒト歯根膜繊維芽細胞のコラーゲン合成に
対するブドウ種子エキスと、ビタミンCおよびビタミン
Eとの併用によるコラーゲン合成促進効果を検討した。
さらに、ニコチンの刺激により増大したヒト歯肉線維芽
細胞及びヒト歯肉上皮細胞のコラゲナーゼ産生に対す
る、ブドウ種子エキスと、ビタミンCおよびビタミンE
との併用による産生阻害効果を検討した。
【0031】試験例1:ニコチン刺激を行った細胞のコ
ラーゲン合成に対する促進効果の測定 ニコチンの刺激により低下した、ヒト歯根膜線維芽細胞
のコラーゲン合成量に対する、ブドウ種子エキス、ビタ
ミンC、ビタミンEのコラーゲン合成促進効果を検討し
た。
【0032】(1)材料 1−1.被験物質:ブドウ種子エキス、ビタミンC(L
−アスコルビン酸)およびビタミンE(天然ビタミン
E:「天然ビタミンE」とは、天然由来のd体α−、β
−、γ−およびδ−トコフェロール等の混合物)の同時
添加。 1−2.比較物質:ブドウ種子エキス、ビタミンC(L
−アスコルビン酸)およびビタミンE(天然ビタミン
E)単独または2種を組み合わせて添加。ブドウ種子エ
キス、ビタミンC、ビタミンEの使用量は各々10μg
/mlであった。
【0033】(2)方法 2−1.コラーゲンの合成促進効果の測定 25cm2の組織培養用フラスコに、ヒト歯根膜線維芽
細胞(以降「PDGF」と略す)を30,0000個と
なるように播種し、24時間培養後、75μg/ml
β−aminoproprionitrile、0.05%ニコチン、およ
び10μg/ml各種被検物質を含むダルベッコ変法M
EM培地(DMEM)と交換し、6日間培養した。培養
後、0.5M 酢酸溶液で細胞を回収し、超音波処理を
した。培地と超音波処理細胞を集め、凍結乾燥後、0.
5M 酢酸溶液1.5mlで再溶解した。その後、Tr
is−HCl緩衝液で透析後、蛋白総量を定量した。コ
ラーゲン量は、ELISA法により定量した。コラーゲ
ン抗体でコートしたmicrotiter plate
に、既知濃度のtypeIコラーゲン溶液を用いて検量
線を作成し、上記の超音波処理細胞と培地中のコラーゲ
ン量を検量線より、算出した。コントロール(ニコチン
無添加培地で培養)細胞合成のコラーゲン量を100%
とし、ニコチン存在下での各種被験物質添加時のコラー
ゲン量の相対的割合を求めた。結果を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】(3)結果 ニコチンの添加により、被検細胞からのコラーゲン合成
の減少が示されるが、ビタミンC単独添加でニコチン刺
激に対する阻害が示され、コラーゲン合成の回復が示さ
れた。ビタミンE、ブドウ種子エキスでは、ニコチン刺
激に対する阻害効果は、若干しか示されないが、本発明
で用いるブドウ種子エキスとビタミンC、ビタミンEを
併用することにより、阻害効果が増強され、優れた合成
促進効果を示すことが明らかとなった。
【0036】試験例2:ニコチン刺激を行った細胞のコ
ラーゲン合成に対する促進効果の測定 (ブドウ種子エキス含有量とコラーゲン合成促進効果)
ブドウ種子エキス量を変化させた場合におけるコラーゲ
ン合成量の定量を行い、ブドウ種子エキスとビタミン量
の望ましい比率を検討した。
【0037】試験1と同様に実施した。但し、10μg
/mlビタミンC、および10μg/mlビタミンE存
在下で、ブドウ種子エキスの濃度を変化させた。
【0038】
【表2】
【0039】ニコチンの添加により、被検細胞からのコ
ラーゲン合成の減少が示されるが、ブドウ種子エキスを
ビタミン総量に対して、5:1〜1:200の割合で培
地に添加した場合、コラーゲン合成が回復し、コラーゲ
ン合成促進効果が、増強されることが示された。
【0040】試験例3:ニコチン刺激を行った細胞のコ
ラーゲン合成に対する促進効果の測定 (ビタミン比とコラーゲン合成促進効果)ブドウ種子エ
キス量を変化させた場合におけるコラーゲン合成量の定
量を行い、ブドウ種子エキスとビタミン量の望ましい比
率を検討した。
【0041】試験1と同様に実施した。但し、10μg
/mlビタミンE、および10μg/mlブドウ種子エ
キス存在下で、ビタミンCの濃度を変化させた。
【0042】
【表3】
【0043】ニコチンの添加により、被検細胞からのコ
ラーゲン合成の減少が示されるが、ビタミンCとビタミ
ンEを100:1〜1:100の割合で培地に添加した
場合、コラーゲン合成が回復し、コラーゲン合成促進効
果が、増強されることが示された。
【0044】試験例4:マトリックスメタロプロテアー
ゼ産生に対する阻害活性の測定 ヒト歯肉線維芽細胞及びヒト歯肉上皮細胞を用いて、歯
周組織の破壊に関与するMMPs(コラゲナーゼ)産生
に対する、ブドウ種子エキスと、ビタミンC又はビタミ
ンEの産生抑制効果を検討した。
【0045】(1)材料 試験例1と同じものを用いた。但し、ブドウ種子エキ
ス、シリマリンエキスの使用量は5μg/mlであっ
た。また、ビタミンCの使用量は100μg/ml、ビ
タミンEの使用量は10μg/ml、ビタミンCとビタ
ミンEの併用系ではビタミンCの使用量は100μg/
ml、ビタミンEの使用量は10μg/mlであった。
【0046】(2)方法 96穴の組織培養用プレートに、ヒト歯肉線維芽細胞
(以降「HGF」と略す)及びヒト歯肉上皮細胞(以降
「HGK」と略す)をそれぞれ10,000個/wel
l播種し、37℃で1日インキュベートした。その後、
被験物質、0.05%ニコチン及び1%牛胎児血清を含
むダルベッコ変法MEM培地(HGF)または、上皮用
培地(HGK)にそれぞれ交換して2日間インキュベー
トした。さらに、培地を、被験物質を含まない、1%牛
胎児血清のみを含むDMEMまたは無血清上皮用培地に
換えて2日間インキュベートし、培地中に遊離してくる
コラゲナーゼの量を測定した。コラゲナーゼ量は、フル
オレッセインイソチオシアネートで標識されたI型コラ
ーゲン(ヤガイ社製)を基質とした永井らの方法(Ja
panese Journal of Inflama
tion,4巻,123頁,1984年参照)に準じ
て、コラゲナーゼ活性を測定して行った。また、コント
ロール(ニコチンのみ添加培地)の培地上清のコラゲナ
ーゼ活性を100%とし、各種被験物質添加時のコラゲ
ナーゼ活性の相対的割合を求めた。
【0047】
【表4】
【0048】(3)結果 ブドウ種子エキスは、ビタミンCおよびビタミンEとの
併用により、細胞のMMPs産生に対する阻害活性を効
果的に高めることが確認された。比較例1〜3に示され
るように、ビタミンCおよびビタミンEは単独または併
用で、阻害効果は示されない。また、比較例4〜6によ
る示されるように、ブドウ種子エキスとビタミンCまた
はビタミンEと併用時における阻害率は、10および1
2%である。これに対して、実施例1に示されるよう
に、本発明のブドウ種子エキスとビタミンCおよびビタ
ミンEとの併用による増加割合は、28および30%で
あり、本発明の組合せによる併用効果が優れていること
がわかる。また、比較例7〜10に示されるように、シ
リマリンエキスでは、ビタミンCおよびビタミンEとの
併用による効果は、得られなかった。
【0049】さらに、特に説明する以外、常法により、
以下に示す口腔剤組成物及び飲食品組成物を製造した。
実施例2〜13においても、それぞれコラーゲン合成促
進効果およびMMPs産生阻害効果が認められた。
【0050】実施例2 チューインガム ブドウ種子エキス、L−アスコルビン酸、天然ビタミン
E(d体α−、β−、γ−、およびδ−トコフェロール
混合物、以下「天然ビタミンE」と略す)とを配合したチ
ューインガムを、次の処方で作成した。 成分 分量(%) ブドウ種子エキス 0.1 天然ビタミンE 0.2 L−アスコルビン酸 2.0 ガムベース 残部 エリスリトール 10.0 キシリトール 38.0 マルチトール 17.0 香料 2.0 合計 100.0
【0051】実施例3 粒カプセル糖衣錠 ブドウ種子
エキス、L−アスコルビン酸、天然ビタミンEとを配合
したカプセル部160重量部を、L−アスコルビン酸を
配合した糖衣部110重量部で糖衣した口中清涼剤を作
成した。 カプセル部 成分 分量(%) L−アスコルビン酸 10.0 天然ビタミンE 0.2 ブドウ種子エキス 0.5 紅花油 26.5 ゼラチン 36.0 ソルビトール 残部 合計 100.0 糖衣部 成分 分量(%) L−アスコルビン酸 5.0 油溶性甘草エキス 0.3 アスパルテーム 0.1 アラビアガム 0.5 ゼラチン 0.2 香料 0.4 カルバナワックス 0.1 シェラック 0.3 パラチニット 残部 合計 100.0
【0052】実施例4 タブレット ブドウ種子エキス、L−アスコルビン酸、天然ビタミン
Eとを配合したタブレット(口中清涼剤)を、次の処方
で作成した。 成分 分量(%) L−アスコルビン酸 30.0 粉末ビタミンE 10.0 (天然ビタミンE 20%含有) ブドウ種子エキス 1.0 ポリデキストロース 7.0 シュガーエステル 2.0 香料 1.0 アスパルテーム 0.1 キシリトール 15.0 パラチノース 残部 合計 100.0
【0053】実施例5 口中清涼錠 ブドウ種子エキス、L−アスコルビン酸、天然ビタミン
Eとを配合した錠剤部分200重量部を、糖衣部130
重量部で糖衣した口中清涼剤を作成した。 錠剤部分 成分 分量(%) L−アスコルビン酸 20.0 天然ビタミンE 1.0 ブドウ種子エキス 0.50 シュガーエステル 1.00 グアーガム 0.20 アスパルテーム 0.01 香料 1.00 パラチノース 残部 合計 100.0 糖衣部 成分 分量(%) リン酸3カルシウム 1.00 アスパルテーム 0.01 アラビアガム 0.50 香料 0.40 カルバナワックス 0.10 シェラック 0.20 マルチトール 残部 合計 100.0
【0054】実施例6 キャンディ ブドウ種子エキス、L−アスコルビン酸、天然ビタミン
Eとを配合したキャンディを、次の処方で作成した。 成分 分量(%) L−アスコルビン酸 5.0 天然ビタミンE 0.5 ブドウ種子エキス 0.1 キシリトール 8.0 マルチトール 10.0 アスパルテーム 0.1 香料 0.2 パラチニット 残部 合計 100.0
【0055】実施例7 ゼリー飲料 ブドウ種子エキス、L−アスコルビン酸、天然ビタミン
Eを配合したゼリー飲料を、次の処方で作成した。 成分 分量(%) ブドウ種子エキス 0.05 L−アスコルビン酸 1.0 天然ビタミンE 0.1 1% ジェランガム 10.0 エリスリトール 15.0 ステビア 0.1 乳酸カルシウム 0.5 香料 0.2 50% クエン酸溶液 pH3.7 に調整 脱イオン水 残部 合計 100.0
【0056】実施例8 飲料 ブドウ種子エキス、L−アスコルビン酸、天然ビタミン
Eを配合した飲料を、次の処方で作成した。 成分 分量(%) ブドウ種子エキス 0.04 L−アスコルビン酸 0.65 L−アスコルビン酸ナトリウム 0.3 乳化ビタミンE 1.8 (天然ビタミンE 5%含有) エリスリトール 2.0 スクラロース 0.008 香料 0.15 色素 0.01 脱イオン水 残部 合計 100.0
【0057】 実施例9 練歯磨き 成分 分量(%) 第2リン酸カルシウム 30.0 グリセリン 10.0 ソルビトール 20.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 カラギーナン 0.5 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0 安息香酸ナトリウム 0.3 ブドウ種子エキス 0.01 L−アスコルビン酸 0.2 酢酸dl−α−トコフェロール 0.02 水 残部 合計 100.0
【0058】 実施例10 洗口液 成分 分量(%) エタノール 10.00 グリセリン 5.00 クエン酸 0.01 クエン酸ナトリウム 0.10 ポリオキシエチレン硬化ひまし油 0.50 パラオキシ安息香酸メチル 0.10 香料 0.20 ブドウ種子エキス 0.01 L−アスコルビン酸 0.30 酢酸dl−α−トコフェロール 0.02 水 残部 合計 100.0
【0059】 実施例11 トローチ 成分 分量(%) マルチトール 21.0 アラビアガム 1.5 ショ糖脂肪酸エステル 2.50 粉末香料 1.00 クエン酸 4.00 ブドウ種子エキス 0.40 L−アスコルビン酸 15.00 L−アスコルビン酸ナトリウム 5.00 酢酸dl−α−トコフェロール 1.00 キシリトール 残部 合計 100.0
【0060】 実施例12 口腔用パスタ 成分 分量(%) 流動パラフィン 13.00 セタノール 10.00 グリセリン 25.00 ソルビタンモノパルミテート 0.60 ポリオキシエチレン 5.00 ソルビタンモノステアレート ラウリル硫酸ナトリウム 0.10 塩化ベンゼトニウム 0.10 サリチル酸メチル 0.10 サッカリン 0.20 香料 0.25 ブドウ種子エキス 0.01 酢酸dl−α−トコフェロール 0.01 L−アスコルビン酸 0.20 水 残部 合計 100.0
【0061】 実施例13 口腔用ゲル 成分 分量(%) カルボキシメチルセルロース 0.20 グリセリン 40.00 ブドウ種子エキス 0.08 酢酸dl−α−トコフェロール 0.02 L−アスコルビン酸 1.00 水 残部 合計 100.0
【0062】
【発明の効果】本発明の組成物は、細胞のマトリックス
メタロプロテアーゼ産生阻害により歯周組織の破壊を抑
制し、かつ細胞のコラーゲン合成を促進することで、破
壊された歯周組織のコラーゲンを再生し、優れた歯周病
予防又は治療の作用を有している。また、本発明組成物
では、合成系のマトリックスメタロプロテアーゼ産生阻
害剤と比較し、服用・摂取による副作用が少ないブドウ
種子エキス、ビタミンCおよびビタミンEを用いている
ため、安全性が高く、長期間の使用が可能であり、喫煙
者乃至受動喫煙者が摂取又は使用した場合、歯周病予防
又は治療用の食品組成物、口腔用組成物として有用であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 35/78 A61K 35/78 C A61P 1/02 A61P 1/02 43/00 111 43/00 111 Fターム(参考) 4B018 MD25 MD26 MD52 ME09 4C083 AA111 AA112 AB292 AC102 AC122 AC132 AC302 AC432 AC482 AC782 AC862 AD272 AD352 AD641 AD642 AD661 AD662 CC41 EE33 4C086 AA01 BA09 BA18 MA03 MA17 MA28 MA35 MA52 MA63 NA14 ZA67 4C088 AB56 AC04 BA08 MA17 MA28 MA35 MA52 MA63 NA14 ZA67 ZB21 ZC20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブドウ種子エキス、ビタミンC及びビタ
    ミンEを含有する歯周病予防または治療用の喫煙者乃至
    受動喫煙者向け食品組成物或は口腔用組成物。
  2. 【請求項2】 ブドウ種子エキスとビタミン総量(ビタ
    ミンCとビタミンEのそれぞれの配合量の合計)との配
    合比が、1:1〜1:100であることを特徴とする請
    求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 ビタミンCとビタミンEの配合比が、
    1:100〜100:1であることを特徴とする請求項
    1〜2の何れか1項に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 細胞のコラーゲン合成促進効果及び細胞
    のマトリックスメタロプロテアーゼ阻害効果を有する請
    求項1〜3の何れか1項に記載の組成物。
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