JP2002029531A - 自立開口、折り畳み可能な容器 - Google Patents

自立開口、折り畳み可能な容器

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JP2002029531A
JP2002029531A JP2000218290A JP2000218290A JP2002029531A JP 2002029531 A JP2002029531 A JP 2002029531A JP 2000218290 A JP2000218290 A JP 2000218290A JP 2000218290 A JP2000218290 A JP 2000218290A JP 2002029531 A JP2002029531 A JP 2002029531A
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Norio Ohashi
典夫 大橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、使用時には堅固な箱状となり、未
使用のときに折り畳みができる容器を提供する。 【解決手段】 本発明は、正面体A、裏面体B、右側面
体C、及び左側面体Dにおける稜部において曲折可能に
形成し、且つ、正面体A、裏面体B、右側面体C、及び
左側面体Dにおいて、補強芯材8を覆い体24に内挿し
たものを使用することによって折り畳み可能であり、そ
の姿態はほぼ平面状となり、立設(使用)時には各面体
が強固な箱状となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用時には箱状と
なり、未使用のときに折り畳みができる容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の物品等の収納容器として、未使用
状態では折り畳まれた状態であり、使用時には組み立て
ることによって箱状となる折り畳み可能な容器として、
特開平8−53129号(特許第2968193号)公
報に開示してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記開
示の折り畳み可能な容器は、使用時において箱状に側面
の立設が可能であるが、その立設状態を堅固に維持する
ことは困難である。そこで、本発明は、かかる不都合を
解消する容器を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の容器は、図
5、図6に示すように、正面体、裏面体、右側面体、及
び左側面体における稜部において曲折可能に形成し、且
つ、正面体、裏面体、右側面体、及び左側面体におい
て、補強芯材を覆い体に内挿したものを使用することに
よって折り畳み可能であり、その姿態はほぼ平面状とな
り、立設(使用)時には各面体が強固な箱状となる。請
求項2の容器には、図5に示すように、折り畳み面体
(右側面体、及び左側面体)において、曲折可能な面部
材80を使用することによって、使用時には立設し、未
使用時には折り畳むことができる。請求項3の箱状容器
は、図2に示すように、正面体、裏面体、右側面体、及
び左側面体における稜部において曲折可能に形成してあ
り、正面体、裏面体、右側面体、及び左側面体における
折り畳み面体に、曲折可能な曲折芯材を覆い体に内挿し
たものを使用することによって折り畳み可能にする。こ
の曲折芯材には、折り畳む位置に切断部を形成したり、
或いは、切断した2分割の芯材であり、この曲折芯材を
覆い体に内挿して、周縁部を縫合や熱融着結合して折り
畳み面体を製作することによって、切断部等で曲折で
き、ほぼ平面状体に折り畳むことができる。尚、折り畳
み面体以外の面体には、平板等を覆い体に内挿して、周
縁部を縫合や熱融着結合して製作する。そして、各面体
の稜部を縫合や熱融着結合して、稜部が曲折可能で且つ
折り畳み面体においても曲折可能な箱状容器ができあが
る。この箱状容器は、折り畳むときには折り畳み面体に
おいては曲折できるので、平坦状に折り畳むことができ
るし、使用時には、元の状態にしたとき芯材によって堅
固に立設できる。
【0005】又、請求項4の箱状容器は、曲折芯材は、
正方形又は長方形に区画してあるものを使用することに
よって、重量の軽減と断面係数の増加を図ることによっ
て、経済性に富む容器の製作が可能になる。請求項5の
箱状容器は、曲折芯材の材質としてポリプロピレンであ
ると、そのポリプロピレンの薄肉におけるヒンジ効果、
即ち、曲折と伸長の動作を繰り返しても、他の樹脂と異
なって切断に到るまでの回数が多いので経済性に富む。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明すると、図1(A)(B)(C)(D)は曲折
芯材1A、1B、1C、1Dであり、合成樹脂(ポリプ
ロピレン等)を一体成形で、薄肉状の上皮部1aと下皮
部1bとの間に、断面が正方形又は長方形に区画可能に
仕切部1cを介して挿通孔3が形成してあり、この曲折
芯材1A、1B、1C、1Dは、所謂、段ボールプラス
チックと称され、軽量で、且つ、前記挿通孔3の形成に
よって断面係数が大きく強固である。
【0007】又、後記する折り畳み面体より僅かに小さ
く形成の曲折芯材1Aは、図1(A)に示すように、そ
の折り畳む位置に対応して(対角状)、僅かな幅でもっ
て、下皮部1bを残す状態で切断部5Aが形成してあ
る。従って、この曲折芯材1Aは、切断部5Aを上にし
て、左右側を下方向に折り曲げると下皮部1bが曲折し
て、ほぼ平面状態にすることができる。又、後記する折
り畳み面体より僅かに小さく形成の曲折芯材1Bは、図
1(B)に示すように、その折り畳む位置に対応して
(対角状)、下皮部1bを残す状態で切断部5Bが形成
してあり、この切断部5Bを上にして、左右側を下方向
に折り曲げると下皮部1bが曲折して、ほぼ平面状態に
することができる。
【0008】図1(C)に示す、後記する折り畳み面体
より僅かに小さく形成の曲折芯材1Cは、その折り畳む
位置に対応する対角状に切断部5Cを形成し、曲折芯材
1Cとして2分割したものである。そして、この2分割
した曲折芯材1Cを袋内に入れて曲折すると、ほぼ平面
状態にすることができる。又、図1(D)に示す、後記
する折り畳み面体より僅かに小さく形成の曲折芯材1D
は、その折り畳む位置に対応する縦方向に下皮部1bを
残す状態で切断部5Dが形成してあり、この切断部5D
を上にして、左右側を下方向に折り曲げると下皮部1b
が曲折して、ほぼ平面状態にすることができる。尚、切
断部5Dは、挿通孔3に対して垂直方向に形成するのが
望ましいし、この曲折芯材1Dは、図1(A)(C)に
示す形態で形成してもよい。
【0009】次に、自立、折り畳み可能な箱状容器の製
作について、図2、図3を参照して説明する。ほぼ立方
体の箱状容器を図2(B)に示すように、後記で詳述す
る平坦状に折り畳み可能に形成するには、折り畳み面体
である左側面体Dと右側面体Cにおいて、曲折芯材1A
〜1Dを使用する。即ち、ほぼ立方体状の箱状容器をほ
ぼ平面状に折り畳むためには、後記で詳述するが、左側
面体(折り畳み面体)Dにおける隅部20aと隅部20
hを結ぶ対角線22aで曲折可能にすると共に、対向す
る右側面体(折り畳み面体)Cにおける隅部20cと隅
部20fを結ぶ対角線22bで曲折可能に形成する必要
がある。
【0010】そこで、この折り畳み面体は、曲折芯材1
A〜1Dの何れかを、ワリフや柔軟なポリプロピレン等
の合成樹脂シート、布、ネット(網)等の覆い体24
(上覆い体24aと下覆い体24b)とで挟着し、縫代
を残して、周縁部を縫合や熱融着して形成する。尚、前
記ワリフは十分に延伸強化した高密度ポリエチレンフィ
ルムに、細かな割れ目を入れて割繊維にしたものを、縦
横に連続的に熱融着したものであり、強度を有すると共
に隙間(水滴を通す)が開いているし伸縮性がない。ま
た、上覆い体24aと下覆い体24bに内挿された曲折
芯材1A〜1Dの圧縮強度は、後述の切断部5Aがない
補強芯材8を使用する正面体Aの圧縮強度とほぼ同じで
ある。
【0011】一方、正面体Aと裏面体Bには、前記左側
面体Dと右側面体Cと同じものを使用してもよいが、図
1(A)に示す切断部5Aを形成していない、所謂、段
ボールプラスチックと称される補強芯材8を、柔軟な合
成樹脂等の上覆い体24aと下覆い体24bとで挟着
し、縫代を残して、周縁部を縫合や熱融着して形成した
ものを使用する。尚、この正面体Aと裏面体Bは対角線
状に曲折する必要がないので、補強芯材8として種々の
板材を採用可能であり、例えば、軽量なベニヤ板やアル
ミニウム板等は容器重量から好ましい材料である。そし
て、前記正面体A、右側面体C、裏面体B、左側面体D
の(縫い代)稜部を縫合又は熱融着で結合し、その後、
底面体Eとして、曲折可能な柔軟な網体25等を縫合又
は熱融着で結合すると、各稜部20a〜20e、20b
〜20f、20c〜20g、20d〜20h及び右側面
体C、左側面体Dの対角線22b、22aにおいて曲折
可能な箱状容器が形成される。又、必要なら開口部に蓋
29を取り付ける。
【0012】この正面体A、右側面体C、裏面体B、左
側面体Dで構成の箱状容器は、底面体Eが自由に折り畳
み可能な網体25で、上部が開放された容器であり、自
立開口させたときには、図2(A)に示すように、各正
面体A、右側面体C、裏面体B、左側面体Dの内部には
曲折芯材1A又は補強芯材8を包含しているので、各面
が堅固な箱として使用できる。
【0013】一方、収納するときの折り畳み方法につい
て、図2(B)をも参照して説明すると、ほぼ立方体の
容器であるので、底面体Eの隅部20eと隅部20gの
対角線22cで折曲げながら、且つ、左側面体D(折り
畳み面体)における隅部20a、20hの対角線22a
で、一方、右側面体C(折り畳み面体)においては対角
線22aと逆向きの対角線22b(隅部20c、20
f)で、各々、内側(箱内部)に折り曲げながら、隅部
20dと隅部20eが一致するように、ひねりながら、
折り曲げて合わせると、図2(B)に示すように平面状
の収納姿態になるため、収納場所をとらない容器であ
る。尚、前記折り畳み面体である左側面体Dと右側面体
Cは、対角線で曲折可能な曲折芯材1Aの他、対角線で
曲折可能である図1(B)(C)に示す曲折芯材1B、
1Cを使用して構成してもよい。
【0014】以上のように、ほぼ立方体の箱状容器は、
補強芯材8と曲折芯材1A〜1Dを包含する面で構成さ
れているので、使用時においては堅固な箱となり、収納
時には折り畳んでほぼ平面状にすることができるので、
収納場所の節約を図ることができる。尚、前記底面体E
は、前記網体25の他に、左側面体Dや右側面体Cと同
様に、対角線22cにおいて曲折可能な折り畳み面体と
して形成することによって、強固な底を形成する。
【0015】次に、ほぼ立方体状の箱状容器の他の製作
方法について、図3を参照して説明する。先ず、ワリフ
や柔軟なポリプロピレン等の合成樹脂シート、布、ネッ
ト(網)等の下覆い体24bは、容器の展開された大き
さより縫代を考慮して、僅かに大きな形状であり、この
下覆い体24b上には、正面体Aと裏面体Bに対応する
位置に、図1(A)に示す切断部5Aを形成していな
い、所謂、段ボールプラスチックと称される補強芯材8
を配列すると共に、右側面体Cに対応する位置には曲折
芯材1A(又は1B、1C)を隅部20c〜20fの対
角線に切断部5Aが対応するように、又、左側面体Dに
対応する位置には曲折芯材1A(又は1B、1C)を隅
部20a〜20hの対角線に切断部5Aが対応するよう
に配列する。
【0016】次に、ワリフや柔軟なポリプロピレン等の
合成樹脂シート、布、ネット(網)等の上覆い体24a
とで挟着して、各稜部20a〜20e、20b〜20
f、20c〜20g、20d〜20h、20a〜20
a’、20e〜20e’を縫合又は熱融着結合する。
又、底面体Eを構成する網体25も結合することによっ
て、各稜部20a〜20e、20b〜20f、20c〜
20g、20d〜20h及び右側面体C、左側面体Dの
対角線22b、22aにおいて曲折可能な箱状容器が形
成される。以上のように、各面毎に製作した後に結合す
ることなく、容器の全体を縫合又は熱融着で結合できる
ので簡便に製作できる。又、このように製作したほぼ立
方体状の容器は、使用時及び収納時は前記と同じである
ので説明を略す。尚、前記底面体Eは、前記網体25の
他に、左側面体Dや右側面体Cと同様に、対角線22c
において曲折可能な折り畳み面体として形成することに
よって、強固な底を形成する。
【0017】次に、直方体状の容器について、図4
(A)(B)を参照して説明する。尚、この容器の製作
方法は、前記ほぼ立方体状の容器と同じであり、折り畳
み面体(右側面体Cと左側面体D、仕切壁H)に曲折芯
材1Dを使用する点が異なっていると共に、収納時の折
り畳み方法を異にする。即ち、右側面体Cと左側面体D
には、図1(D)に示すように切断部5Dが直線状に形
成の曲折芯材1Dを使用する。この曲折芯材1Dは、切
断部5Dで曲折可能となり、図4(B)に示すように、
右側面体Cと左側面体Dを内側に折り畳むことによっ
て、隅部20aと隅部20d、隅部20bと隅部20
c、隅部20eと隅部20h、隅部20fと隅部20g
(図示略)が合致し、折り畳んだ姿態はほぼ平面状にな
る。又、左側面体D(右側面体Cも同様)にはファスナ
(所謂、マジックテープ(登録商標))S8、S9が貼
着してあり、左側面体D(右側面体C)を内側に折り畳
んだとき、前記ファスナS8、S9によって接合でき、
折り畳んだ姿態をより堅固に維持できる。尚、この直方
体の容器には、正面体Aと裏面体Bにわたって1個又は
複数個の仕切壁Hを縫合等で形成してあり、この仕切壁
Hは、前記右側面体C(左側面体D)と同じように曲折
芯材1Dを使用した物で、或いは、単に、柔軟なポリプ
ロピレン等の合成樹脂シート、布、ネット(網)等を縫
合又は熱融着で形成してもよい。そして、仕切壁Hを形
成した容器は、物品を区分して収納できる利点がある
し、この仕切壁Hを形成しても、収納時には平面状に折
り畳むことができる。
【0018】この様に、直方体状の容器の場合には、前
記したほぼ立方体状の容器の折り畳み方法と異なるが、
平面状の姿態で収納することができる。尚、前記底面体
Eは、前記網体25の他に、左側面体Dや右側面体Cと
同様に、直線状の切断部5Dにおいて曲折可能な折り畳
み面体として形成することによって、強固な底を形成す
ることができる。また、前記図2に示す立方体形状の容
器において、左側面体Dと右側面体Cに、図1(D)に
示す曲折芯材1Dを用いて構成することによって、図4
(B)に示すように折り畳むことができることはいうま
でもない。
【0019】以上のように、容器の形状に対応して、正
面体、裏面体、右側面体、及び左側面体における折り畳
み面体において、曲折可能な曲折芯材を覆い体に内挿し
たものを使用することによって、使用時には箱状の立設
状態で、且つ、曲折芯材1A〜1Dと補強芯材8によっ
て堅固な面の構成のもとで使用することができるし、収
納時にはほぼ平面状に折り畳むことができ、収納場所の
節約になる。
【0020】又、図5(A)(B)は、図2に示すほぼ
立方体状の容器、図4に於ける直方体の容器において、
折り畳み面体(左側面体Dと右側面体C)の構成を異に
するものである。即ち、立方体の場合には、左側面体D
と右側面体Cには、図1(D)に示す曲折芯材1Dを用
いず、図5(C)に示すように、隅部20a〜20d、
隅部20e〜20h、20b〜20c、隅部20f〜2
0gの稜部に於て、1本の棒状又は平板状の芯材81
を、柔軟なポリプロピレン等の合成樹脂シート、布、ネ
ット(網)等の面部材80で包んで、縫合等で結合す
る。この様に左側面体Dと右側面体Cを構成しても、立
方体状の容器においては、使用時に、左側面体Dと右側
面体Cは立設できるし、未使用時には面部材80を隅部
20a〜20h、隅部20c〜20fの対角線で曲折で
き、ほぼ平面状に折り畳むこととができる。
【0021】一方、直方体の容器の場合には、図4
(B)に示すように、左側面体Dと右側面体Cを2つ折
りに畳むので、柔軟なポリプロピレンの棒状又は平板状
の芯材81を2つ折り可能に形成し(或いは、2本で構
成)、図5(C)に示すように、隅部20a〜20d、
隅部20e〜20h、20b〜20c、隅部20f〜2
0gの稜部に於て、棒状又は平板状の芯材81を、柔軟
なポリプロピレン等の合成樹脂シート、布、ネット
(網)等の面部材80で包んで、縫合等で結合する。こ
の様な構成によって、直方体状の容器は、使用時には図
4(A)に示すように箱状となり、未使用時には図4
(B)に示すように、全体をほぼ平面状にすることがで
きる。
【0022】尚、前記芯材81を使用する稜部は、隅部
20a〜20d、隅部20e〜20h、20b〜20
c、隅部20f〜20gの全てである必要はなく、容器
の使用目的等を考慮して、隅部20a〜20dと20b
〜20cのように、適宜選定する。又、底面体Eにおい
ても、対角に曲折する必要があるので、図1(D)に示
す曲折芯材1Dを用いず、柔軟なポリプロピレン等の合
成樹脂シート、布、ネット(網)等の面部材80で構成
してもよいし、かかるものがない構成であってもよい。
例えば、屋外におく汚物に対し、鳥獣からの保護するた
めの覆いとして使用する場合には、底面体Eは不要であ
る。
【0023】次に、展開図(部品図)(図6)に示す直
方体状の容器について説明する。ワリフや柔軟なポリプ
ロピレン等の合成樹脂シート、布、ネット(網)等の覆
い体24(上覆い体24aと下覆い板24b)は、展開
された容器の大きさより縫代を考慮する僅かに大きな形
状であり、底面体E(E1〜E4)と蓋体F(F1〜F
4)に対応する位置にファスナ(所謂、マジックテー
プ)S1〜S4が貼着してあると共に、紐を回動するこ
とで結合可能な、底面体E(E2、E4)と蓋体F(F
2、F4)に固定の円形状の平板51と紐52とで構成
の結合具を備えている。従って、箱状にして使用すると
き、この結合具によって、底面体E(E2、E4)と蓋
体F(F2、F4)は、前記ファスナS1〜S4による
結合と相まってより堅固な状態になる。
【0024】この底面体Eは4枚(E1〜E4)で構成
してあり、前記上覆い体24aにおけるファスナS1
は、底面体E2と底面体E4においては容器の短手方向
に2本、貼着してある。一方、前記下覆い体24bの裏
面側におけるファスナS2は、底面体E1と底面体E3
においては容器の長手方向に1本、貼着してある。又、
蓋体Fは4枚(F1〜F4)で構成してあり、前記上覆
い体24aにおけるファスナS3は、蓋体F2と蓋体F
4においては容器の長手方向に2本、貼着してある。一
方、前記下覆い体24bの裏面側におけるファスナS4
は、蓋体F1と蓋体F3においては容器の短手方向に1
本、貼着してある。尚、前記ファスナS1〜S4の貼着
方向は、容器の長手、短手の何れでも良いし、容器形状
も立方体であってもよい。
【0025】また、下覆い体24bの上には、正面体
A、裏面体B、右側面体C、左側面体D及び、4分割の
底面体E(E1〜E4)と蓋体F(F1〜F4)の補強
芯材8を配列する。この補強芯材8は、対角線等におい
て曲折する必要がないので、図1(A)〜(D)に示す
切断部5A〜5Dを形成していない、所謂、段ボールプ
ラスチックと称されるものや、軽量なベニヤ板やアルミ
ニウム板等を用いる。そして、補強芯材8を前記上覆い
体24aとで挟着し、補強芯材8を袋に挿入状態にする
ために、隅部a1〜隅部b1にかけて1本、隅部a2〜
隅部b2、隅部a3〜隅部b3、隅部a4〜隅部b4、
隅部c1〜隅部d1、隅部c2〜隅部d2にかけて2本
の縫合又は熱融着を行うと共に、隅部d1(c1)〜隅
部d2(c2)の部分のみを結合する。
【0026】前記作業は簡便な作業であり、この作業に
よって、正面体A、裏面体B、右側面体C、左側面体D
は角状に結合された状態になると共に、全ての稜部で曲
折可能である。そして、最後に、底面体E(E1〜E
4)と蓋体F(F1〜F4)を形成するために、稜部
(隅部a2〜隅部b2)、稜部(隅部a3〜隅部b
3)、稜部(隅部a4〜隅部b4)における底面体E
(E1〜E4)と蓋体F(F1〜F4)に該当する箇所
で切断部40を形成する。
【0027】以上のように形成された容器は、全ての稜
部において曲折可能であるので、この容器は、未使用時
には、例えば、稜部(隅部a1〜隅部b1)と稜部(隅
部a3〜隅部b3)で曲折することによって、平坦にす
ることができて、収納場所を取らない(図7(B)参
照)。一方、使用時には、正面体A、裏面体B、右側面
体C及び左側面体Dに対し、底面体Eに貼着のファスナ
S1とファスナS2が結合することによって底面体Eを
形成することによって箱状となり、且つ、蓋体Fに貼着
のファスナS3とファスナS4が結合すると共に、平板
51と紐52とで構成の結合具によって、蓋体Fの開閉
が可能な容器であると共に、各面に補強芯材8が内挿し
てあるので堅固な容器である(図7(A)参照)。尚、
本発明の容器は、蓋や底を付設する場合としない場合は
使用目的を考慮して構成することはいうまでもないし、
前記した各面の構成を適宜組み合せて形成してもよい。
【0028】
【発明の効果】請求項1の容器は、正面体、裏面体、右
側面体、及び左側面体における稜部において曲折可能に
形成し、且つ、正面体、裏面体、右側面体、及び左側面
体において、補強芯材を覆い体に内挿したものを使用す
ることによって折り畳み可能で、その姿態はほぼ平面状
であるので収納場所を取らないし、立設(使用)時には
各面体が強固な箱状となる。請求項2の容器には、折り
畳み面体(右側面体、及び左側面体)において、曲折可
能な面部材を使用することによって、使用時には立設
し、未使用時には折り畳むことができるので収納場所を
取らない。請求項3の箱状容器は、折り畳み面体に、曲
折可能な曲折芯材を覆い体に内挿したものを使用するこ
とによって、折り畳むときには折り畳み面体においては
曲折できるので、平坦状に折り畳むことができて収納場
所を取らないし、使用時には芯材によって堅固に立設で
きる箱状になる。又、請求項4の箱状容器は、曲折芯材
は、正方形又は長方形に区画してあるものを使用するこ
とによって、重量の軽減と断面係数の増加を図ることに
よって、経済性に富む容器の製作が可能になる。請求項
5の箱状容器は、曲折芯材の材質としてポリプロピレン
であると、そのポリプロピレンの薄肉におけるヒンジ効
果、即ち、曲折と伸長の動作を繰り返しても、他の樹脂
と異なって切断に到る回数が多いので経済性に富む。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)(B)(C)(D)は各種の曲折可能な
曲折芯材を示す図である。
【図2】(A)はほぼ立方体状の容器の斜視図、(B)
はその折り畳み姿態を示す図である。
【図3】他の容器の製作方法を示す図である。
【図4】(A)は直方体状の容器の斜視図、(B)はそ
の折り畳み姿態を示す図である。
【図5】(A)は立方体状の容器、(B)は直方体状の
容器であって一部の稜部における構成を異にする図、
(C)は稜部の接合断面図である。
【図6】直方体状の容器の展開図(部品図)である。
【図7】(A)は使用時の容器の姿態、(B)は収納時
の容器の姿態である。
【符号の説明】
1A、1B、1C、1D 曲折芯材 1a 上皮部 1b 下皮部 3 挿通孔 8 補強芯材 24 覆い体 24a 上覆い体 24b 下覆い体 80 面部材 81 芯材 A 正面体 B 裏面体 C 右側面体 D 左側面体 E 底面体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面体、裏面体、右側面体、及び左側面
    体における稜部において曲折可能に形成の自立開口、折
    り畳み可能な箱容器であって、 正面体、裏面体、右側面体、及び左側面体において、補
    強芯材を覆い体に内挿したものを使用することを特徴と
    する自立開口、折り畳み可能な箱容器。
  2. 【請求項2】 正面体、裏面体、右側面体、及び左側面
    体における稜部において曲折可能に形成の自立開口、折
    り畳み可能な箱容器であって、正面体、裏面体、右側面
    体、及び左側面体における折り畳み面体において、曲折
    可能な面部材を使用することを特徴とする自立開口、折
    り畳み可能な箱容器。
  3. 【請求項3】 正面体、裏面体、右側面体、及び左側面
    体における稜部において曲折可能に形成の自立開口、折
    り畳み可能な箱容器であって、 正面体、裏面体、右側面体、及び左側面体における折り
    畳み面体において、曲折可能な曲折芯材を覆い体に内挿
    したものを使用することを特徴とする自立開口、折り畳
    み可能な箱容器。
  4. 【請求項4】 曲折芯材は、上皮部1aと下皮部1bと
    の間に、断面が正方形又は長方形に区画可能に仕切部1
    cを介して挿通孔3が形成してあることを特徴とする請
    求項1の自立開口、折り畳み可能な箱容器。
  5. 【請求項5】 曲折芯材は、ポリプロピレンであること
    を特徴とする請求項1又は請求項2の自立開口、折り畳
    み可能な箱容器。
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