JP2002029462A - 履板及びこれを用いた履帯 - Google Patents

履板及びこれを用いた履帯

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JP2002029462A
JP2002029462A JP2000217744A JP2000217744A JP2002029462A JP 2002029462 A JP2002029462 A JP 2002029462A JP 2000217744 A JP2000217744 A JP 2000217744A JP 2000217744 A JP2000217744 A JP 2000217744A JP 2002029462 A JP2002029462 A JP 2002029462A
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JP
Japan
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crawler
crawler belt
plate
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track shoe
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JP2000217744A
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English (en)
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Takeshi Takahashi
高橋  毅
Yasuo Hayakawa
泰夫 早川
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 履板の接地面側に付着堆積した土砂を容易に
落とすことができる履板及びこれを用いる履板を提供す
る。 【解決手段】 複数の履板21を、履帯リンク19に取
付けてなる建設機械の履帯において、前記履板21を構
成する履板本体23と、この履板本体23の接地面側で
その移動方向と直交する方向に設けた複数の突起部24
と、この突起部24に間隔をもって設けた切欠部25と
で構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル、油圧クレーン等の建設機械に用いられる履板及びこ
れを用いる履帯に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等の建設機械に用いられる
履帯は、一般的に連結ピンによって連結された履帯リン
クに、複数の履板を取付ボルトによって取付けて構成さ
れている。前述した履板は、履板本体とこの履板本体の
接地面側に設けた複数のグローサとで構成されている。
【0003】前述したグローサは、履板の長手方向、即
ち履板の移動方向と直交する方向に設けられており、牽
引力を増大し走行を確実にするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の建設機械の履板
は、前述したように履板本体の接地面側に、複数のグロ
ーサを設けた構成になっている。このため、この履板に
おけるグローサ間の横断面はほぼコの字形状になってい
る。従って、この履板におけるグローサ間のほぼコの字
形状の横断面空間内には、建設機械の走行に伴い、土砂
が押し固められた状態で付着堆積される。
【0005】このように、履板におけるグローサ間の土
砂が堆積付着すると、建設機械の牽引力が低下すると共
に、建設機械の美観の観点からも好ましくない。
【0006】そこで、履板におけるグローサ間に堆積し
た土砂を、履板から落とすために、棒等の治具で土砂を
書き落としたり、洗浄水を履板に吹き付けて土砂を書き
落としたりしているが、その作業に多大な時間を要して
いるのが現状である。
【0007】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
てなされたもので、履板の接地面側に付着堆積した土砂
を容易に落とすことができる履板及びこれを用いる履帯
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、履帯を構成する履帯リンク
に取付けてなる履板において、前記履板を構成する履板
本体と、この履板本体の接地面側でその移動方向と直交
する方向に設けた複数の突起部と、これらの突起部に間
隔をもって設けた切欠部とで構成したことを特徴とす
る。
【0009】請求項1の発明によれば、棒等の治具を切
欠部を介して複数の突起部間に挿入することにより、複
数の突起部間に付着堆積した土砂を、履板から離脱させ
ることができる。また、切欠部の角部は履板の横滑りを
抑える機能を有する。更に、履板を構成する突起部への
切欠部の形成は、鋳造時に一括で形成することができ、
その構成作業が簡単である。
【0010】また、請求項2の発明は、複数の履板を、
履帯リンクに取付けてなる履帯において、前記履板を構
成する履板本体と、この履板本体の接地面側でその移動
方向と直交する方向に設けた複数の突起部と、これらの
突起部に間隔をもって設けた切欠部とで構成したことを
特徴とする。
【0011】請求項2の発明によれば、棒等の治具を切
欠部を介して複数の突起部間に挿入することにより、複
数の突起部間に付着堆積した土砂を、履板から離脱させ
ることができるので、履帯の牽引力を高めることができ
る。また、切欠部の角部は履板の横滑りを抑えるので、
履帯全体の横滑りを防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の履板及び履帯の実
施の形態を油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、図
面を用いて説明する。
【0013】図1は本発明の履板及び履帯の一実施の形
態を備えた油圧ショベルを示すもので、この図1におい
て、1は油圧ショベルの走行体、2は走行体1上に旋回
可能に設けた旋回体、3は旋回体2上の前側に設けた運
転室、4は旋回体2上の中間部に設けたエンジン室、5
は旋回体2上の後部に設けたカウンタウエイトである。
【0014】6は旋回体2の前部に俯仰動可能に設けた
ブーム、7はその操作用の油圧シリンダ、8はブーム6
の先端に回動可能に設けたアーム、9はその操作用の油
圧シリンダ、10はアーム8の先端に回動可能に設けた
バケット、11はその操作用の油圧シリンダである。
【0015】前述した走行体1は、トラックフレーム1
2と、このトラックフレーム12の側方に張り出した
左,右のサイドフレーム13(一方のみ図示)と、この
サイドフレーム13の両端側にそれぞれ設けられた遊動
輪14、駆動輪15と、この遊動輪14と駆動輪15と
に巻回された履帯16と、履帯16をサイドフレーム1
3の上側で案内する上ローラ17と、履帯16をサイド
フレーム13の下側で案内する下ローラ18とによって
構成されている。
【0016】図2は図1に示す本発明の履帯の一実施の
形態を拡大して示す正面図、図3は図2のIII−III矢視
から履板を見た図、図4は図3のIV−IV矢視から履板を
見た図で、これらの図2、図3、図4において、図1と
同符号のものは同一部分である。19は履帯16を構成
する履帯リンク、20は履帯リンク19をそれぞれ連結
する連結ピン、21は各履帯リンク19に取付けた履
板、22は履板21を履帯リンク19に固定するための
取付ボルトである。
【0017】前述した履板21は、図2乃至図4に示す
ように、その本体23と、その接地側面の長手方向、即
ち履板移動方向と直交する方向に設けた複数の突起部2
4と、これらの突起部24に間隔をもって形成した切欠
部25とで構成されている。前述した突起部25は、牽
引力を発揮する部分である。
【0018】また、前述した切欠部25は、突起部2
4,24間に堆積した土砂を掘り起こすための棒等の治
具が挿入される部分であると共に、切欠部25の角部2
6は、履板21の横滑りを抑制する機能を有している。
【0019】前述した切欠部25は、履板21の鋳造と
共に成形しても良いし、鋳造された履板の突起部に、機
械加工によって形成することも可能である。
【0020】図3中の符号27は、履板21の本体23
に形成した取付ボルト孔22の貫通孔である。
【0021】次に、上述した本発明の履板及び履帯の一
実施の形態の動作を説明する。
【0022】本発明の履板及び履帯を備えた建設機械の
走行に伴い、各履板21における突起部24,24間
に、土砂が押し固められた状態で付着堆積した場合、切
欠部25に、棒等の治具を挿入又は加圧水を供給するこ
とにより、突起部24,24間に付着堆積した土砂は、
切欠部25の近傍を起点として破壊され、突起部24,
24間から離脱する。
【0023】その結果、履板21からの土砂掻き落し作
業が容易になると共に、その作業時間を短縮させること
ができる。また、履帯の牽引力を復帰させることができ
る。
【0024】更には、前述した切欠部25の角部26
は、履帯16の横滑りに対する抵抗体として作用するの
で、履帯16を備える建設機械の横滑りを防止し、その
安全性を向上させることができる。
【0025】本発明においては、履帯における履板の突
起部間に堆積した土砂を、容易に離脱させることができ
るので、レンタル・リース業者にとって建設機械の商品
価値を上げることができるという利点も有する。
【0026】なお、上述の実施の形態においては、切欠
部25の形状を円弧状にしたが、四角形状、三角形状、
台形形状等に形成することも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、切欠部への棒等の治具の挿入若しくは加圧水の供
給により、複数の突起部間に付着堆積した土砂を、履板
から離脱させることができる。また、切欠部の角部は履
板の横滑りを抑える機能を有し、簡単に構成することが
できる。
【0028】また、請求項2の発明によれば、切欠部へ
の棒等の治具の挿入若しくは加圧水の供給により、複数
の突起部間に付着堆積した土砂を、履板から離脱させる
ことができるので、その作業性が容易にになると共に、
その作業時間を短縮することができる。また、切欠部の
角部は履板の横滑りを抑えるので、履帯全体の横滑りを
防止することができ、その安全性を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の履帯の一実施の形態を備える油圧ショ
ベルの正面図である。
【図2】図2は図1に示す本発明の履帯の一実施の形態
を拡大して示す正面図である。
【図3】図2のIII−III矢視から本発明の履帯を構成す
る履板を見た底面図である。
【図4】図3のIV−IV矢視から本発明の履帯を構成する
履板を見た側面図である。
【符号の説明】
1 油圧ショベルの走行体 2 旋回体 3 運転室 4 エンジン室 5 カウンタウエイト 6 ブーム 8 アーム 10 バケット 16 履帯 19 履帯リンク 20 連結ピン 21 履板 22 取付ボルト 23 履板本体 24 突起部 25 切欠部 26 切欠部の角部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 履帯を構成する履帯リンクに取付けてな
    る履板において、前記履板を構成する履板本体と、この
    履板本体の接地面側でその移動方向と直交する方向に設
    けた複数の突起部と、これらの突起部に間隔をもって設
    けた切欠部とで構成したことを特徴とする履板。
  2. 【請求項2】 複数の履板を、履帯リンクに取付けてな
    る履帯において、前記履板を構成する履板本体と、この
    履板本体の接地面側でその移動方向と直交する方向に設
    けた複数の突起部と、これらの突起部に間隔をもって設
    けた切欠部とで構成したことを特徴とする履帯。
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