JPH027754Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH027754Y2 JPH027754Y2 JP1984104117U JP10411784U JPH027754Y2 JP H027754 Y2 JPH027754 Y2 JP H027754Y2 JP 1984104117 U JP1984104117 U JP 1984104117U JP 10411784 U JP10411784 U JP 10411784U JP H027754 Y2 JPH027754 Y2 JP H027754Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crawler
- track
- piece
- crawler belt
- engagement hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 14
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 3
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は作業機の履帯横滑り防止構造に関する
ものである。
ものである。
(ロ) 従来の技術
従来、作業機の履帯は、個々の履帯片を連続し
て接続したものであり、かかる履帯片表面には三
角形状等のラグを左右位置に突出せしめて、前後
方向及び横方向の機体のすべりを防止しうるよう
構成していた。
て接続したものであり、かかる履帯片表面には三
角形状等のラグを左右位置に突出せしめて、前後
方向及び横方向の機体のすべりを防止しうるよう
構成していた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
従つて、山林等傾斜地における作業において
は、前後方向、横方向いずれのすべりを防止する
にも不十分でスリツプ及び横転の恐れがあり、更
にはラグ間に泥・石等が詰まつて履帯片表面が地
表に接触せず、作業能率が悪いと共に、危険性を
伴うものであつた。
は、前後方向、横方向いずれのすべりを防止する
にも不十分でスリツプ及び横転の恐れがあり、更
にはラグ間に泥・石等が詰まつて履帯片表面が地
表に接触せず、作業能率が悪いと共に、危険性を
伴うものであつた。
また傾斜地では履帯片に不測の負荷がかかり、
履帯片が変形したり又は破損する恐れがあつた。
履帯片が変形したり又は破損する恐れがあつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段
本考案では、履帯を構成すべく連結した履帯片
の左右長手方向の略中央部にスプロケツト係合孔
を設け、かつ、同履帯片の前後部に起立状態の前
後ラグを形成すると共に、履帯片の表面に、前後
ラグを連結する前後長手状の横すべり防止板を設
け、しかも同横すべり防止板は、隣接する履帯片
ごとに前記スプロケツト係合孔を避けて千鳥状に
左右に偏位せしめて配設してなる作業機の履帯横
滑り防止構造を提供せんとするものである。
の左右長手方向の略中央部にスプロケツト係合孔
を設け、かつ、同履帯片の前後部に起立状態の前
後ラグを形成すると共に、履帯片の表面に、前後
ラグを連結する前後長手状の横すべり防止板を設
け、しかも同横すべり防止板は、隣接する履帯片
ごとに前記スプロケツト係合孔を避けて千鳥状に
左右に偏位せしめて配設してなる作業機の履帯横
滑り防止構造を提供せんとするものである。
(ホ) 作用
本考案によれば、前後方向へのすべりは前後ラ
グの地表への噛込みによつて防止し、また横方向
へのすべりは横すべり防止板によつて防止するこ
とができるものであり、機体の前後進を円滑に行
えると共に、機体の横すべりを確実に防止するも
のである。
グの地表への噛込みによつて防止し、また横方向
へのすべりは横すべり防止板によつて防止するこ
とができるものであり、機体の前後進を円滑に行
えると共に、機体の横すべりを確実に防止するも
のである。
また、横すべり防止板を並設していないので履
帯片表面に石・泥等が詰まる恐れがなく、履帯表
面が確実に地表に密着して、確実な走行が行える
こととなる。
帯片表面に石・泥等が詰まる恐れがなく、履帯表
面が確実に地表に密着して、確実な走行が行える
こととなる。
また、横すべり防止板を千鳥状に左右に偏位せ
しめて配設しているので機体の前後斜め方向への
すべりも確実に防止できるものである。
しめて配設しているので機体の前後斜め方向への
すべりも確実に防止できるものである。
また履帯片表面に前後ラグを連結した状態で横
すべり防止板を設けているので、これらの持つ補
強機能により、履帯片が負荷により変形・破損す
ることを防止できるものである。
すべり防止板を設けているので、これらの持つ補
強機能により、履帯片が負荷により変形・破損す
ることを防止できるものである。
(ヘ) 効果
従つて、前後及び横方向へすべり防止はもとよ
り前後斜め方向へのすべりも確実に防止でき、特
に、機体の走行時に左右方向に操向を行う場合
は、履帯片の表面凹部に入り込んだ土が履帯片の
中央部に設けるスプロケツト係合孔より順次排出
されるので、履帯片が確実に地面にくい込み、横
すべりを防止するものである。
り前後斜め方向へのすべりも確実に防止でき、特
に、機体の走行時に左右方向に操向を行う場合
は、履帯片の表面凹部に入り込んだ土が履帯片の
中央部に設けるスプロケツト係合孔より順次排出
されるので、履帯片が確実に地面にくい込み、横
すべりを防止するものである。
また、横すべり防止板は、隣接する履帯片ごと
に係合孔を避けて千鳥状に左右に偏位せしめて配
設されているから、履帯が土塊に乗り上げて傾斜
状となつても履帯が外れてしまうことがないもの
である。そして、履帯片にスプロケツト係合孔を
設けることにより、履帯片の重量を軽くすること
ができて、作業能率を向上できるとともに、安全
性を確保でき、更には履帯片に強度を保有せしめ
て耐久性をも向上しうるという効果を奏する。
に係合孔を避けて千鳥状に左右に偏位せしめて配
設されているから、履帯が土塊に乗り上げて傾斜
状となつても履帯が外れてしまうことがないもの
である。そして、履帯片にスプロケツト係合孔を
設けることにより、履帯片の重量を軽くすること
ができて、作業能率を向上できるとともに、安全
性を確保でき、更には履帯片に強度を保有せしめ
て耐久性をも向上しうるという効果を奏する。
(ト) 実施例
本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、
Aは作業機の一種としての歩行型バツクホーを示
しており、この歩行型バツクホーAは、機体aの
前部に原動機1を、後部にミツシヨンケース2を
配設するとともに、機体a下部両側に履帯式走行
部3を配設し、更に機体aの前後端にはそれぞれ
バケツト作業部4及び運転操作部5を配設して構
成し、機体a後方で運転操作部5を操作して走行
しつつ、原動機1の動力にて履帯式走行部3を駆
動せしめて機体aを進行せしめると共に、バケツ
ト作業部4にて掘削作業等を行うものである。
Aは作業機の一種としての歩行型バツクホーを示
しており、この歩行型バツクホーAは、機体aの
前部に原動機1を、後部にミツシヨンケース2を
配設するとともに、機体a下部両側に履帯式走行
部3を配設し、更に機体aの前後端にはそれぞれ
バケツト作業部4及び運転操作部5を配設して構
成し、機体a後方で運転操作部5を操作して走行
しつつ、原動機1の動力にて履帯式走行部3を駆
動せしめて機体aを進行せしめると共に、バケツ
ト作業部4にて掘削作業等を行うものである。
ここで、履帯式走行部3について説明すれば次
の通りである。即ち、走行部3の前後にはそれぞ
れ従動スプロケツト6及び駆動スプロケツト7を
配設し、両スプロケツト6,7間に転動輪8を配
設し、また両スプロケツト6,7間に履帯9を懸
架している。
の通りである。即ち、走行部3の前後にはそれぞ
れ従動スプロケツト6及び駆動スプロケツト7を
配設し、両スプロケツト6,7間に転動輪8を配
設し、また両スプロケツト6,7間に履帯9を懸
架している。
かかる履帯9は、複数の履帯片10を連続して
接続することにより構成したものであり、履帯片
10の下側面には左右に連結リンク板11を並設
し、輪接する履帯片10のリンク板11の前後ピ
ン孔12,13を介して屈曲自在に連結してい
る。
接続することにより構成したものであり、履帯片
10の下側面には左右に連結リンク板11を並設
し、輪接する履帯片10のリンク板11の前後ピ
ン孔12,13を介して屈曲自在に連結してい
る。
また履帯片10は、前後縁部を起立状態に折曲
せしめて同一高さの前後ラグ14,15を形成す
るとともに、履帯片10の表面10′に、前後ラ
グ14,15を連結した状態で前後長手状の横す
べり防止板16を設けている。また同横すべり防
止板16は前後ラグ14,15と同一高さに形成
するとともに、輪接する履帯片10ごとにスプロ
ケツト係合孔17を避けて千鳥状に左右に偏位せ
しめて配設している。即ち、スプロケツト係合孔
17は履帯片10の左右長手方向の中央部に位置
して、履帯片10の横幅の4分の1程度の幅の矩
形状に形成し、横すべり防止板16の配設位置
は、履帯片10の左右側縁から、履帯片10の横
幅の3分の1程度の距離を保持して設定してい
る。
せしめて同一高さの前後ラグ14,15を形成す
るとともに、履帯片10の表面10′に、前後ラ
グ14,15を連結した状態で前後長手状の横す
べり防止板16を設けている。また同横すべり防
止板16は前後ラグ14,15と同一高さに形成
するとともに、輪接する履帯片10ごとにスプロ
ケツト係合孔17を避けて千鳥状に左右に偏位せ
しめて配設している。即ち、スプロケツト係合孔
17は履帯片10の左右長手方向の中央部に位置
して、履帯片10の横幅の4分の1程度の幅の矩
形状に形成し、横すべり防止板16の配設位置
は、履帯片10の左右側縁から、履帯片10の横
幅の3分の1程度の距離を保持して設定してい
る。
尚、図中21は主ブーム、18は副ブーム、1
9はバケツト、20は排土板でありそれぞれ起立
自在に設けている。
9はバケツト、20は排土板でありそれぞれ起立
自在に設けている。
従つて、前後方向へのすべり、横方向へのすべ
りは、それぞれ前後ラグ14,15及び横すべり
防止板16にて防止され、しかも横すべり防止板
16はスプロケツト係合孔17を避けて千鳥状に
左右に偏位せしめているため前後斜方向へのすべ
りも確実に防止しうる。また、履帯片10表面1
0′に石泥等が詰まつてもスプロケツト係合孔1
7より順次排出されるので、履帯片10の表面1
0′が常に地表に密着し、円滑な走行が行える。
また、スプロケツト係合孔17を設けることによ
り、履帯片10の重量を軽くすることができると
共に、前後ラグ14,15、横すべり防止板16
による補強機能によつて履帯片10の変形、破損
防止が図られるものである。
りは、それぞれ前後ラグ14,15及び横すべり
防止板16にて防止され、しかも横すべり防止板
16はスプロケツト係合孔17を避けて千鳥状に
左右に偏位せしめているため前後斜方向へのすべ
りも確実に防止しうる。また、履帯片10表面1
0′に石泥等が詰まつてもスプロケツト係合孔1
7より順次排出されるので、履帯片10の表面1
0′が常に地表に密着し、円滑な走行が行える。
また、スプロケツト係合孔17を設けることによ
り、履帯片10の重量を軽くすることができると
共に、前後ラグ14,15、横すべり防止板16
による補強機能によつて履帯片10の変形、破損
防止が図られるものである。
第1図は本考案の全体側面図、第2図は要部側
面図、第3図は要部平面図である。 A:歩行型バツクホー、9:履帯、10:履帯
片、10′:表面、14,15:前後ラグ、1
6:横すべり防止板。
面図、第3図は要部平面図である。 A:歩行型バツクホー、9:履帯、10:履帯
片、10′:表面、14,15:前後ラグ、1
6:横すべり防止板。
Claims (1)
- 履帯9を構成すべく連結した履帯片10の左右
長手方向の略中央部にスプロケツト係合孔17を
設け、かつ、同履帯片10の前後部に起立状態の
前後ラグ14,15を形成すると共に、履帯片1
0の表面10′に、前後ラグ14,15を連結す
る前後長手状の横すべり防止板16を設け、しか
も同横すべり防止板16は、隣接する履帯片10
ごとに前記スプロケツト係合孔17を避けて千鳥
状に左右に偏位せしめて配設してなる作業機の履
帯横滑り防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10411784U JPS6118984U (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | 作業機の履帯横滑り防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10411784U JPS6118984U (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | 作業機の履帯横滑り防止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6118984U JPS6118984U (ja) | 1986-02-03 |
JPH027754Y2 true JPH027754Y2 (ja) | 1990-02-23 |
Family
ID=30663482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10411784U Granted JPS6118984U (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | 作業機の履帯横滑り防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6118984U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0258911U (ja) * | 1988-10-18 | 1990-04-27 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5087638U (ja) * | 1973-12-17 | 1975-07-25 |
-
1984
- 1984-07-09 JP JP10411784U patent/JPS6118984U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6118984U (ja) | 1986-02-03 |
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