JP2002029276A - ギヤシフトレバー - Google Patents

ギヤシフトレバー

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JP2002029276A
JP2002029276A JP2000217382A JP2000217382A JP2002029276A JP 2002029276 A JP2002029276 A JP 2002029276A JP 2000217382 A JP2000217382 A JP 2000217382A JP 2000217382 A JP2000217382 A JP 2000217382A JP 2002029276 A JP2002029276 A JP 2002029276A
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JP
Japan
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lever
elastic body
rubber elastic
gear shift
upper lever
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Pending
Application number
JP2000217382A
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English (en)
Inventor
Shigehiro Chiba
重博 千葉
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組付作業性の低下を招くことなく、ゴム弾性
体の軸方向の剛性を小さくして振動吸収性能を向上させ
る。 【解決手段】 ロアレバー11の上部に取付けた略筒状
のゴム弾性体14にアッパレバー13の筒部12を嵌着
固定する。ゴム弾性体14の外周面にアッパレバー13
の筒部12と非接触となる環状凹部15を形成してその
上下に環状接触部16を設けると共に、ゴム弾性体14
の上下端に常態時にアッパレバー13と非接触で、シフ
ト操作時にアッパレバー13と接触するストッパ部17
a,17bを設ける。ゴム弾性体14の環状接触部16
に複数の軸方向溝18を形成する。軸方向溝18によっ
てゴム弾性体14の軸方向剛性は低くなり、環状接触部
16の幅が狭まらないため、組付け時に環状接触部16
にめくれが生じない。組付時には軸方向溝18を通して
滑性液が誘導される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のギヤシフ
トレバーに関し、とりわけ、トランスミッションを通し
てレバー先端側に伝達される振動を吸収する機能を備え
たギヤシフトレバーに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のギヤシフトレバーとして、例え
ば、特開平2−3732号公報に記載されるようなもの
が案出されている。
【0003】このギヤシフトレバーは、図7に示すよう
に、トランスミッションのギヤ操作部に連係される棒状
のロアレバー1の上部に略筒状のゴム弾性体2が取り付
けられ、アッパレバー3の下端の筒部4がこのゴム弾性
体2を介してロアレバー1に嵌合固定されている。そし
て、ゴム弾性体2は、その軸方向略中央の外周面にアッ
パレバー3との接触面積を小さくするための環状凹部5
が設けられると共に、上下の端部にギヤ操作時にのみア
ッパレバー3の筒部4に接触するストッパ部6a,6b
が設けられている。
【0004】このギヤシフトレバーの場合、ゴム弾性体
2の外周面に環状凹部5を形成したため、ゴム材の硬度
を低下させることなくゴム弾性体2の軸方向の剛性を小
さくして軸方向の入力振動に対する吸振性能を向上させ
ることができ、しかも、径方向のレバー操作時には、ア
ッパレバー3の筒部4が上下のストッパ部6a,6bに
当接することで、アッパレバー3の操作力をロアレバー
1に確実に伝達することができる。したがって、このギ
ヤシフトレバーにおいては、レバー操作性を犠牲にする
ことなく常態時における振動吸収性能を高めることがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来のギヤシフト
レバーは、振動吸収性能をより高めるためにはゴム弾性
体2の外周面に形成する環状凹部5の幅を広げる等によ
って環状接触部6cの幅を狭めなければならないが、ゴ
ム弾性体2の環状接触部6cの幅が狭められると、ゴム
弾性体2をアッパーレバー3の筒部4に圧入する際に環
状接触部6cにめくれ等の変形が生じ、組付作業性が悪
化するという問題がある。
【0006】そこで本発明は、組付作業性の悪化を招く
ことなく、ゴム弾性体の軸方向の剛性を小さくできるよ
うにして、振動吸収性能に優れたギヤシフトレバーを提
供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段として、請求項1に記載の発明は、ロアレバ
ーの上部に略筒状のゴム弾性体が取り付けられ、ロアレ
バーの上部がこのゴム弾性体を介してアッパレバーの筒
部に嵌合固定されて成るギヤシフトレバーにして、前記
ゴム弾性体の外周面にアッパレバーの筒部と非接触とな
る環状凹部が設けられると共に、ゴム弾性体の上下の少
なくとも一方に、常態時にはアッパレバーと非接触でシ
フト操作時にアッパレバーに接触するストッパ部が設け
られたものにおいて、前記ゴム弾性体の外周面のうち
の、アッパーレバーに対する環状接触部に複数の軸方向
溝を形成するようにした。
【0008】この発明の場合、環状接触部に形成された
軸方向溝によってゴム弾性体の軸方向の剛性が小さくさ
れる。そして、各環状接触部の幅は狭められないため、
ゴム弾性体をアッパレバーに圧入する際には環状接触部
がめくれ変形しにくくなり、また、圧入の際に用いられ
る滑性液は軸方向溝を通してゴム弾性体とアッパレバー
の間に充分に行き渡る。
【0009】請求項2に記載の発明は、さらに、軸方向
溝の深さを、常態時におけるストッパ部とアッパレバー
との離間距離よりも小さく設定するようにした。
【0010】この発明の場合、レバー操作時にアッパレ
バーがストッパ部に当接すると、軸方向溝の影響を受け
ることなくアッパレバーの操作力が確実にロアレバーに
伝達される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図1〜
図6に基づいて説明する。
【0012】図1は本発明にかかるギヤシフトレバーの
縦断面図であり、同図に示すように、このギヤシフトレ
バーはトランスミッションのギヤ操作部に連係される棒
状のロアレバー11と、上端にシフトノブ(図示せ
ず。)が取付けられると共に下部側に筒部12が形成さ
れたアッパレバー13と、ロアレバー11とアッパレバ
ー13の間に介装されてトランスミッション側からの軸
方向の入力振動を吸収する略筒状のゴム弾性体14とを
備えている。
【0013】前記ゴム弾性体14はロアレバー11の上
部外周面に予め一体に取付けられ、ロアレバー11とア
ッパレバー13の組付時に、その外周面にアッパレバー
13の筒部12が圧入固定される。そして、ゴム弾性体
14は、その軸方向略中央の外周面に環状凹部15が形
成され、その環状凹部15の上下に、アッパレバー13
への圧入時に筒部12の内周面に密接する一対の環状接
触部16,16が設けられている。また、ゴム弾性体1
4の上下の端部には、環状接触部16よりも外径の小さ
いストッパ部17a,17bが一体に形成されている。
この各ストッパ部17a,17bは、常態時には筒部1
2の内周面に非接触とされるものの、径方向のレバー操
作時には筒部12の内周面と接触してアッパレバー13
からロアレバー11に高い剛性でもって操作力を伝達す
る。
【0014】ここで、ゴム弾性体14の環状接触部16
の外周面には、図2に示すように、周方向等間隔に断面
略半円状の軸方向溝18が三本形成され、この軸方向溝
18によって径方向のレバー操作に支障を来すことな
く、軸方向の振動吸収性能が高められている。各軸方向
溝18の深さは、常態でのストッパ部17a,17bと
筒部12の離間距離よりも小さくなるよう、0.5〜1
mm程度に設定されている。尚、環状接触部16に形成す
る軸方向溝18は、図3,図4に示すように断面四角形
状や三角形状であっても良く、また、軸方向溝18の設
定本数も任意の数で良い。ただし、この実施形態のよう
に三本以上に設定すれば、ゴム弾性体14の周域のいず
れの方向についても偏りのない特性を得ることができ
る。
【0015】このギヤシフトレバーは以上のような構成
であるため、ギヤシフト操作のされない常態において
は、アッパレバー13とロアレバー11がほぼ同軸に配
置され、上下のストッパ部17a,17bがアッパレバ
ー13の筒部12に対して非接触とされると共に、外周
の軸方向溝18がほとんど潰れることなく、ほぼ原形状
に維持されている。このため、ゴム弾性体14は環状接
触部16の外周面に軸方向溝18を設定しない場合に比
較して軸方向の剛性が低くなる。したがって、この状態
でトランスミッション側から軸方向の振動が入力される
と、ゴム弾性体14の高い吸振性能でもってその振動が
確実に吸収される。
【0016】また、ギヤシフトレバーの操作時にアッパ
レバー13に径方向の操作力が入力されると、ゴム弾性
体14の環状接触部16の変形初期に軸方向溝18が潰
れ変形し、その後に環状接触部16が設定量弾性変形す
るとアッパレバー13の筒部12がストッパ部17a,
17bに当接する。そして、筒部12がストッパ部17
a,17bに当接すると、このストッパ部17a,17
bの高い剛性でもってアッパレバー13の操作力がロア
レバー11に確実に伝達される。
【0017】図5,図6は、1mmの深さの軸方向溝を設
定した本発明にかかるギヤシフトレバーと従来のギヤシ
フトレバーの共振周波数特性と荷重−たわみ特性を示す
ものであり、これらの図から明かなように、本発明にか
かるギヤシフトレバーは従来のものに比較して共振周波
数が下がり、常用域での振動がより少なくなると共に、
たわみ量(変位)の増大に対する荷重の立ち上がりが従
来のものとほとんど変わらなくなり、レバー操作力の確
実な伝達が可能になる。
【0018】また、ゴム弾性体14をアッパレバー13
の筒部12に圧入する際には、ゴム弾性体14の環状接
触部16のエッジ部分が筒部12の内周面に接触するこ
とがあるが、このとき各環状接触部16は幅が狭められ
ていないため、環状接触部16のめくれ等は生じない。
さらに、ゴム弾性体14を筒部12に圧入する際には、
滑性液を用いて作業を行うが環状接触部16の外周面に
は軸方向溝18が形成されているため、滑性液はこの軸
方向溝18を通してゴム弾性体14と筒部12の間に充
分に行き渡る。したがって、このギヤシフトレバーにお
いては、振動吸収性能が向上するのは勿論のこと、組付
作業性も良好となる。
【0019】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明は、
環状接触部に形成した軸方向溝によってゴム弾性体の軸
方向の剛性を確実に小さくすることができるうえ、組付
時には、環状接触部のめくれを無くし、かつ、軸方向溝
を通して滑性液をゴム弾性体とアッパレバーの間に確実
に行き渡らせることにより、組付作業をより容易にする
ことができる。したがって、この発明によれば、組付作
業性の低下を招くことなく、より振動吸収性能を高める
ことができる。
【0020】請求項2に記載の発明は、レバー操作時に
は、軸方向溝の影響を受けることなくアッパレバーの操
作力を確実にロアレバーに伝達することができるため、
良好なレバー操作性をも維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す縦断面図。
【図2】同実施形態を示す図1のA−A線に沿う断面
図。
【図3】同実施形態の変形例を示す図2と同様の断面
図。
【図4】同実施形態の他の変形例を示す図2と同様の断
面図。
【図5】本発明のギヤシフトレバーの共振特性と従来の
ギヤシフトレバーの共振特性を比較するグラフ。
【図6】本発明のギヤシフトレバーの荷重−たわみ特性
と従来のギヤシフトレバーの荷重−たわみ特性を比較す
るグラフ。
【図7】従来の技術を示す縦断面図。
【符号の説明】
11…ロアレバー 12…筒部 13…アッパレバー 14…ゴム弾性体 15…環状凹部 16…環状接触部 17a,17b…ストッパ部 18…軸方向溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロアレバーの上部に略筒状のゴム弾性体
    が取り付けられ、ロアレバーの上部がこのゴム弾性体を
    介してアッパレバーの筒部に嵌合固定されて成るギヤシ
    フトレバーにして、前記ゴム弾性体の外周面にアッパレ
    バーの筒部と非接触となる環状凹部が設けられると共
    に、ゴム弾性体の上下の少なくとも一方に、常態時には
    アッパレバーと非接触でシフト操作時にアッパレバーに
    接触するストッパ部が設けられたものにおいて、 前記ゴム弾性体の外周面のうちの、アッパレバーに対す
    る環状接触部に複数の軸方向溝を形成したことを特徴と
    するギヤシフトレバー。
  2. 【請求項2】 前記軸方向溝の深さを、常態時における
    ストッパ部とアッパレバーとの離間距離よりも小さく設
    定したことを特徴とする請求項1に記載のギヤシフトレ
    バー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101462924B1 (ko) 2013-11-15 2014-11-19 현대자동차주식회사 케이블소켓
CN113710920A (zh) * 2019-03-28 2021-11-26 标致雪铁龙汽车股份有限公司 振动阻尼装置

Cited By (3)

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KR101462924B1 (ko) 2013-11-15 2014-11-19 현대자동차주식회사 케이블소켓
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