JP3722495B2 - ショックアブソーバのピストン - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば自動車等のショックアブソーバのピストンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等に用いられるショックアブソーバのピストンとして、次のような構成を備えたものが知られている。すなわち、円筒状に形成したピストン本体と、樹脂からなり上記ピストン本体の外周面を被覆したピストンリングとを備えて、上記ピストン本体の外周部の軸方向所要箇所に形成した係合溝に上記ピストンリングの内周部に形成した環状突起を係合させるとともに、上記ピストン本体の外周部における先端側に形成した収納溝内に、上記ピストンリングの先端に設けた屈曲部を収納するようにしたショックアブソーバのピストンは知られている(例えば特開昭61−82072号公報)。また、この種の外周面を被覆したピストンおよびその製法も知られている(例えばUSP3212411号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記前者の公報に開示されたピストンでは、上記収納溝を構成する両端面がテーパ面からなり、上記屈曲部は第1端面に重合されるとともに、屈曲部の先端は第2端面と底面とによって構成される隅部に位置していたものである。したがって、このような従来のものでは、上記第2端面がテーパ面となっているために、屈曲部の先端がそのテーパ面に沿って収納溝内から脱落しやすいという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このような事情に鑑み、本発明は上述したショックアブソーバのピストンにおいて、
上記収納溝を、上記係合溝に近い側に位置する第1端面と、この第1端面と対向する側に位置しピストン本体の軸心に対して直交方向に伸びる第2端面と、これら第1端面と第2端面を接続する底面とから構成し、
上記ピストンリングの屈曲部の先端を上記第2端面と底面とによって構成される隅部に当接させて、該ピストンリングの屈曲部を上記ピストン本体の軸心に対して傾斜させて上記収納溝内に収納するとともに、上記屈曲部の隣接内方側に該屈曲部の弾性変形を許容する環状の空間部を形成したものである。
【0005】
【作用】
このような構成によれば、上記屈曲部の先端は上記隅部に当接し、屈曲部は収納溝内に傾斜して収納されている。しかも、上記隅部を構成する第2端面はピストン本体の軸心に対して直交方向に伸びているので、屈曲部の先端が隅部の位置から半径方向外方にむけて移動しにくくなる。
したがって、第2端面がテーパ面となっていた上記従来のものに比較して、屈曲部が収納溝から脱落しにくくなる。
【0006】
【実施例】
以下図示実施例について本発明を説明すると、図1において1は自動車のショックアブソーバ用のピストンであり、ロッド2の先端に連結されてシリンダ3内を往復動されるようになっている。
このピストン1は円筒状に形成したピストン本体4と、四ふっ化樹脂からなり上記ピストン本体4の外周部を被覆したピストンリング5とから構成している。ピストン本体4の外周部における軸方向中央側の部分は、両端部4a,4bよりも大径の大径部4cとしてあり、その大径部4cの軸方向等間隔位置に同一の深さと幅を有する環状溝を形成し、それらを係合溝4dとしている。他方、ピストンリング5の内周部には、上記各係合溝4dの位置に合わせて複数の環状突起5aを形成し、それら環状突起5aを各係合溝4dに係合させるようにしている。これによって、ピストン本体4を被覆したピストンリング5がピストン本体4に対して軸方向に相対移動しないようになっている。
上記大径部4cにおける軸方向左方側の端部(ピストン本体4の先端側の端部)には、上記係合溝4dよりも深さを深くした第1収納溝4eを形成してあり、この第1収納溝4e内に、ピストンリング5の一端(先端)に設けられた屈曲部5bを収納するようにしている。また、大径部4cにおける軸方向右方側の端部(ピストン本体4の後端側の端部)の位置には、上記係合溝4dと同じ深さでそれよりも幅の広い第2収納溝4fを形成してあり、この第2収納溝4f内に、ピストンリング5の他端(後端)の内周部を収納するようにしている。
このように構成することでピストン本体4の外周部にピストンリング5を一体に装着して、上記大径部4cの略全域をピストンリング5によって被覆するようにしている。
【0007】
しかして、本実施例の第1収納溝4eは、係合溝4d側(右方側)に位置してピストン本体4の軸心に対して直交する方向に伸びる第1端面4gと、この第1端面4gに対向し、かつピストン本体4の軸心に対して直交方向に伸びる第2端面4hと、さらにそれら両端面4g,4hを接続する底面4iとによって構成している。第1端面4gの半径方向寸法と底面4iの軸方向寸法、すなわち第1収納溝4eの深さと幅は実質的に同じ寸法となるようにしている。
そして、この様に構成した第1収納溝4e内に屈曲部5bを収納するに当たっては、該屈曲部5bの先端を上記第2端面4hと底面4iとによって構成される隅部に当接させ、その状態において、屈曲部5bを第1収納溝4e内に収納するようにしている。これにより、屈曲部5bは、ピストン本体4の軸心に対して略45度傾斜しており、また、この屈曲部5bの内周面と底面4iおよび第1端面4gとによって環状の空間が形成されている。この屈曲部5bの隣接内方側に形成した環状の空間部によって屈曲部5bの弾性変形を許容できるようにしている。さらに、本実施例では、上記屈曲部5bの厚さは、隣り合う環状突起5aを接続する接続部5cの肉厚よりも若干厚くなるようにしている。
また、上記第1端面4gの外周縁、すなわち屈曲部5bが折り曲げられる起点となる箇所と接触する接触部4g’は、断面円弧状に面取りしてあり、これによって、その部分と当接する屈曲部5bの起点となる箇所が損傷しないようにしている。なお、上記接触部4g’を円弧状に面取りする際の半径は0.5mmとしてあり、0.5mmより小さくてもよい。
さらに、第2端面4hの外周縁から連続する端部4a側の外周部は、左方側が拡径する緩やかな第1テーパ面4kとしてあり、その第1テーパ面4kから連続する左方側は、該第1テーパ面4kとは逆に左方側が縮径する第2テーパ面4k’としている。なお、右方側の端部4bの隣接位置にも上記第2テーパ面4k’と同じ傾斜角度で右方側が縮径するテーパ面4k’’を形成している。
本実施例のピストン1は上述のように構成しているが、上記ピストンリング5をピストン本体4に装着するときの状態を示したものが図2である。この図2に示すように、上記ピストンリング5は、ピストン本体4への装着前には、軸部に貫通孔を備えた円板状になっており、上記ピストン本体4の端部4aに治具8を係合させた状態において円筒状の押圧部材9によってピストンリング5を押圧してピストン本体4に圧入する様にしている。
すなわち、本実施例では、治具8の先端部を、ピストン本体4の左方側の端部4aおよび第2テーパ部4k’に嵌合し、その状態の治具8の外周部に左方側からピストンリング5の内周部を嵌装する。
【0008】
次に、治具8の外周面に沿ってピストンリング5を右方側にむけて徐々に移動させ、ピストン本体4の第1テーパ面4kにピストンリング5の内周部を嵌装させる。第1テーパ面4kは右方側が縮径されているので、ピストンリング5の内周部はこの第1テーパ面4k上を右方にむけて円滑に摺動していき、やがてピストンリング5の内周部は、自己の収縮性によって第1収納溝4eの上記隅部となる底面4iに嵌装される。
この後、左方側から図示しない円筒状のヒータ部材を,ピストン本体4に対して左方側から嵌装させ、その先端部によって上記円板状のピストンリング5を右方にむけて徐々に押圧する。これによって、ピストンリング5が上記接触部4g’に当接し、その上記接触部4g’よりも外方側に位置する部分が徐々に右方側にむけて傾斜されることで上記屈曲部5bが形成され、その先端部は上記隅部に当接する。上記ヒータ部材によって加熱されることにより、ピストンリング5は徐々に円筒状に成形され、その内周部がピストン本体4の外周部に押圧されることによって、ピストンリング5における屈曲部5bよりも外方側に位置した部分が完全に円筒状に成形される。また、これに伴って加熱されて粘度状となったピストンリング5の内周部はピストン本体4の大径部4cの外周面に密着すると同時に、上記各係合溝4dに噛み込んで上記環状突起5aが形成され、さらにピストンリング5の右方側端部の内周部が上記第2収納溝4f内に収納される。
このようにして、ヒータ部材がピストンリング5を加熱しながら押圧することによって、当初、円板状であったピストンリング5が円筒状に成形されてピストン本体4における大径部4cの略全域を被覆するようになっている。
【0009】
なお、このようなヒータ部材の構成は上記USP3212411号等で知られているので詳細な図面は省略する。必要であれば、特開昭61−82072号等に開示されているような周知の方法を用いても良い。
以上のように、本実施例では、第1収納溝4eを構成する第2端面4hがピストン本体4の軸心に対して直交方向に伸びており、この第2端面4hと底面4iとによって構成される隅部に屈曲部5bの先端を当接させるようにしている。このように屈曲部5bの先端が上記隅部に当接することで、該屈曲部5bの先端が隅部から半径方向外方にむけて位置ずれしにくくなり、したがって、屈曲部5bが第1収納溝4e内から脱落しにくくなっている。
この点をより詳細に説明すると、上記ピストン1はシリンダ3に対して図面上左右方向に摺動させるようになるが、ピストン1が左方に向けて移動されるときには屈曲部5bの先端が上記隅部に強く圧接されるので、屈曲部5bは第1収納溝4e内から脱落しにくくなる。他方、ピストン1が右方に向けて移動されるときには、円錐形をした屈曲部5bが円筒状になろうとすることに伴って、図1に想像線で示すように屈曲部5bが断面弓なりになり、それによって屈曲部5bの先端が上記隅部およびそれに隣接する底面4iに強く圧接するので、屈曲部5bは第1収納溝4e内から脱落しにくくなる。また、屈曲部5bは第1収納溝4e内に略45度傾斜しており、しかもピストン本体4の接触部4g’は、断面円弧状に面取してあるので、接触部4g’に接触するピストンリング5の箇所が損傷したりすることを良好に防止することができる。
このような本実施例に対して、上述した公開公報の収納溝では、上記第2両端面4hに相当する端面がテーパ面となっており、ピストンリング5の一端を折り曲げて折曲げ部としていたため、その折曲げ部の先端がそのテーパ面に沿って半径方向外方に移動しやすくなり、それによって、折曲げ部が第1収納溝4eから脱落しやすいという欠点が指摘されていたものである。また、この従来のものでは、ピストン本体4の接触部4g’が面取されておらず尖っていたために、ピストン1が右方に移動する際に、上記接触部4g’と接触するピストンリング5の箇所に内部応力が集中し、その部分からピストンリング5が切断されるという欠点があった。
【0010】
また、本実施例では、屈曲部5bは第1収納溝4e内に略45度傾斜した状態で収納されるとともに、屈曲部5bの内方には環状の空間が形成されているので、その空間によって屈曲部5bは内方側にむけて弾性変形することができる。そのため、図1に矢印で示すように、ピストン1の先端側(図面上左方側)からオイルが第1収納溝4e内の屈曲部5bの外周側に滞溜してきたときには、想像線で示すように、屈曲部5bが空間内に向けて弓なりに縮径されるようになる。その際、屈曲部5bの先端は上記隅部を構成する底面4iに強く圧接されると同時に、屈曲部5bの起点となる箇所は上記ピストン本体4の接触部4g’に強く圧接される。したがって、オイルがピストン1の先端側(図面上左方側)から第1収納溝4e内の屈曲部5bの外周側に滞溜したとしても、屈曲部5bの内周面と第1収納溝4eとの間にオイルが侵入すること防止でき、ピストンリング5の内周面とピストン本体4の外周面との間を介して右方側にむけてオイルが洩れることを防止することができる。さらに、上述した場合において、屈曲部5bの外周側に滞溜したオイルの圧力がより高圧になった場合には、想像線で示すように、ピストン本体4の接触部4g’と接触するピストンリング5の部分が半径方向外方に膨出しシリンダ3に対して強く圧接されるようになり、それに伴って、その膨出部分の内周面が接触部4g’に強く圧接される。したがって、オイルの圧力がより高圧になった場合であってもオイル洩れを良好に防止することができる。また、ピストンリング5とピストン本体4との間を介して右方側から上記屈曲部5bの内方側の空間までオイルが侵入した場合には、該屈曲部5bの内方側に滞溜するオイルの圧力によって、屈曲部5の先端が上記隅部を構成する第2端面に強く圧接されるので、その位置よりも左方側にむけてオイルが洩れるのを防止することができる。
さらに、本実施例では、第1収納溝4eから連続する左方側に第1テーパ面4kを備えているので、上述した治具8を用いてピストン本体4にピストンリング5を装着の際に、第1テーパ面4kに沿ってピストンリング5の内周部を円滑に移動させて、上記第1収納溝4e内に嵌装することができ、それによって、ピストンリング5の装着作業を容易に行うことができる。
なお、上記実施例では屈曲部5bの肉厚は0.9mmとしてあり、それよりも右方側に位置する隣り合う係合溝4dを接続する部分5cの肉厚0.6mmよりも僅かに肉厚にしているが、上記屈曲部5bの肉厚を、上記接続する部分5cの肉厚の2倍程度の肉厚に設定しても良い。そのように構成すれば、屈曲部5bそのものの剛性が高くなるので、上記実施例に比較して該屈曲部5bが第1収納溝4eから脱落しにくくなる。
また、上記実施例ではピストンリング5の材質を四ふっ化樹脂としているが、それ以外の樹脂であっても良い。
【0011】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、従来に比較してピストンリングにおける屈曲部が収納溝から脱落しにくくなるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す中心線より上方側を示す断面図
【図2】ピストンリング5をピストン本体4に取り付ける際の組付け状態の一過程を示す断面図
【符号の説明】
1 ピストン 4 ピストン本体 4e 第1収納溝
4g 第1端面 4h 第2端面 4i 底面
5 ピストンリング 5b 屈曲部
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば自動車等のショックアブソーバのピストンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等に用いられるショックアブソーバのピストンとして、次のような構成を備えたものが知られている。すなわち、円筒状に形成したピストン本体と、樹脂からなり上記ピストン本体の外周面を被覆したピストンリングとを備えて、上記ピストン本体の外周部の軸方向所要箇所に形成した係合溝に上記ピストンリングの内周部に形成した環状突起を係合させるとともに、上記ピストン本体の外周部における先端側に形成した収納溝内に、上記ピストンリングの先端に設けた屈曲部を収納するようにしたショックアブソーバのピストンは知られている(例えば特開昭61−82072号公報)。また、この種の外周面を被覆したピストンおよびその製法も知られている(例えばUSP3212411号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記前者の公報に開示されたピストンでは、上記収納溝を構成する両端面がテーパ面からなり、上記屈曲部は第1端面に重合されるとともに、屈曲部の先端は第2端面と底面とによって構成される隅部に位置していたものである。したがって、このような従来のものでは、上記第2端面がテーパ面となっているために、屈曲部の先端がそのテーパ面に沿って収納溝内から脱落しやすいという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このような事情に鑑み、本発明は上述したショックアブソーバのピストンにおいて、
上記収納溝を、上記係合溝に近い側に位置する第1端面と、この第1端面と対向する側に位置しピストン本体の軸心に対して直交方向に伸びる第2端面と、これら第1端面と第2端面を接続する底面とから構成し、
上記ピストンリングの屈曲部の先端を上記第2端面と底面とによって構成される隅部に当接させて、該ピストンリングの屈曲部を上記ピストン本体の軸心に対して傾斜させて上記収納溝内に収納するとともに、上記屈曲部の隣接内方側に該屈曲部の弾性変形を許容する環状の空間部を形成したものである。
【0005】
【作用】
このような構成によれば、上記屈曲部の先端は上記隅部に当接し、屈曲部は収納溝内に傾斜して収納されている。しかも、上記隅部を構成する第2端面はピストン本体の軸心に対して直交方向に伸びているので、屈曲部の先端が隅部の位置から半径方向外方にむけて移動しにくくなる。
したがって、第2端面がテーパ面となっていた上記従来のものに比較して、屈曲部が収納溝から脱落しにくくなる。
【0006】
【実施例】
以下図示実施例について本発明を説明すると、図1において1は自動車のショックアブソーバ用のピストンであり、ロッド2の先端に連結されてシリンダ3内を往復動されるようになっている。
このピストン1は円筒状に形成したピストン本体4と、四ふっ化樹脂からなり上記ピストン本体4の外周部を被覆したピストンリング5とから構成している。ピストン本体4の外周部における軸方向中央側の部分は、両端部4a,4bよりも大径の大径部4cとしてあり、その大径部4cの軸方向等間隔位置に同一の深さと幅を有する環状溝を形成し、それらを係合溝4dとしている。他方、ピストンリング5の内周部には、上記各係合溝4dの位置に合わせて複数の環状突起5aを形成し、それら環状突起5aを各係合溝4dに係合させるようにしている。これによって、ピストン本体4を被覆したピストンリング5がピストン本体4に対して軸方向に相対移動しないようになっている。
上記大径部4cにおける軸方向左方側の端部(ピストン本体4の先端側の端部)には、上記係合溝4dよりも深さを深くした第1収納溝4eを形成してあり、この第1収納溝4e内に、ピストンリング5の一端(先端)に設けられた屈曲部5bを収納するようにしている。また、大径部4cにおける軸方向右方側の端部(ピストン本体4の後端側の端部)の位置には、上記係合溝4dと同じ深さでそれよりも幅の広い第2収納溝4fを形成してあり、この第2収納溝4f内に、ピストンリング5の他端(後端)の内周部を収納するようにしている。
このように構成することでピストン本体4の外周部にピストンリング5を一体に装着して、上記大径部4cの略全域をピストンリング5によって被覆するようにしている。
【0007】
しかして、本実施例の第1収納溝4eは、係合溝4d側(右方側)に位置してピストン本体4の軸心に対して直交する方向に伸びる第1端面4gと、この第1端面4gに対向し、かつピストン本体4の軸心に対して直交方向に伸びる第2端面4hと、さらにそれら両端面4g,4hを接続する底面4iとによって構成している。第1端面4gの半径方向寸法と底面4iの軸方向寸法、すなわち第1収納溝4eの深さと幅は実質的に同じ寸法となるようにしている。
そして、この様に構成した第1収納溝4e内に屈曲部5bを収納するに当たっては、該屈曲部5bの先端を上記第2端面4hと底面4iとによって構成される隅部に当接させ、その状態において、屈曲部5bを第1収納溝4e内に収納するようにしている。これにより、屈曲部5bは、ピストン本体4の軸心に対して略45度傾斜しており、また、この屈曲部5bの内周面と底面4iおよび第1端面4gとによって環状の空間が形成されている。この屈曲部5bの隣接内方側に形成した環状の空間部によって屈曲部5bの弾性変形を許容できるようにしている。さらに、本実施例では、上記屈曲部5bの厚さは、隣り合う環状突起5aを接続する接続部5cの肉厚よりも若干厚くなるようにしている。
また、上記第1端面4gの外周縁、すなわち屈曲部5bが折り曲げられる起点となる箇所と接触する接触部4g’は、断面円弧状に面取りしてあり、これによって、その部分と当接する屈曲部5bの起点となる箇所が損傷しないようにしている。なお、上記接触部4g’を円弧状に面取りする際の半径は0.5mmとしてあり、0.5mmより小さくてもよい。
さらに、第2端面4hの外周縁から連続する端部4a側の外周部は、左方側が拡径する緩やかな第1テーパ面4kとしてあり、その第1テーパ面4kから連続する左方側は、該第1テーパ面4kとは逆に左方側が縮径する第2テーパ面4k’としている。なお、右方側の端部4bの隣接位置にも上記第2テーパ面4k’と同じ傾斜角度で右方側が縮径するテーパ面4k’’を形成している。
本実施例のピストン1は上述のように構成しているが、上記ピストンリング5をピストン本体4に装着するときの状態を示したものが図2である。この図2に示すように、上記ピストンリング5は、ピストン本体4への装着前には、軸部に貫通孔を備えた円板状になっており、上記ピストン本体4の端部4aに治具8を係合させた状態において円筒状の押圧部材9によってピストンリング5を押圧してピストン本体4に圧入する様にしている。
すなわち、本実施例では、治具8の先端部を、ピストン本体4の左方側の端部4aおよび第2テーパ部4k’に嵌合し、その状態の治具8の外周部に左方側からピストンリング5の内周部を嵌装する。
【0008】
次に、治具8の外周面に沿ってピストンリング5を右方側にむけて徐々に移動させ、ピストン本体4の第1テーパ面4kにピストンリング5の内周部を嵌装させる。第1テーパ面4kは右方側が縮径されているので、ピストンリング5の内周部はこの第1テーパ面4k上を右方にむけて円滑に摺動していき、やがてピストンリング5の内周部は、自己の収縮性によって第1収納溝4eの上記隅部となる底面4iに嵌装される。
この後、左方側から図示しない円筒状のヒータ部材を,ピストン本体4に対して左方側から嵌装させ、その先端部によって上記円板状のピストンリング5を右方にむけて徐々に押圧する。これによって、ピストンリング5が上記接触部4g’に当接し、その上記接触部4g’よりも外方側に位置する部分が徐々に右方側にむけて傾斜されることで上記屈曲部5bが形成され、その先端部は上記隅部に当接する。上記ヒータ部材によって加熱されることにより、ピストンリング5は徐々に円筒状に成形され、その内周部がピストン本体4の外周部に押圧されることによって、ピストンリング5における屈曲部5bよりも外方側に位置した部分が完全に円筒状に成形される。また、これに伴って加熱されて粘度状となったピストンリング5の内周部はピストン本体4の大径部4cの外周面に密着すると同時に、上記各係合溝4dに噛み込んで上記環状突起5aが形成され、さらにピストンリング5の右方側端部の内周部が上記第2収納溝4f内に収納される。
このようにして、ヒータ部材がピストンリング5を加熱しながら押圧することによって、当初、円板状であったピストンリング5が円筒状に成形されてピストン本体4における大径部4cの略全域を被覆するようになっている。
【0009】
なお、このようなヒータ部材の構成は上記USP3212411号等で知られているので詳細な図面は省略する。必要であれば、特開昭61−82072号等に開示されているような周知の方法を用いても良い。
以上のように、本実施例では、第1収納溝4eを構成する第2端面4hがピストン本体4の軸心に対して直交方向に伸びており、この第2端面4hと底面4iとによって構成される隅部に屈曲部5bの先端を当接させるようにしている。このように屈曲部5bの先端が上記隅部に当接することで、該屈曲部5bの先端が隅部から半径方向外方にむけて位置ずれしにくくなり、したがって、屈曲部5bが第1収納溝4e内から脱落しにくくなっている。
この点をより詳細に説明すると、上記ピストン1はシリンダ3に対して図面上左右方向に摺動させるようになるが、ピストン1が左方に向けて移動されるときには屈曲部5bの先端が上記隅部に強く圧接されるので、屈曲部5bは第1収納溝4e内から脱落しにくくなる。他方、ピストン1が右方に向けて移動されるときには、円錐形をした屈曲部5bが円筒状になろうとすることに伴って、図1に想像線で示すように屈曲部5bが断面弓なりになり、それによって屈曲部5bの先端が上記隅部およびそれに隣接する底面4iに強く圧接するので、屈曲部5bは第1収納溝4e内から脱落しにくくなる。また、屈曲部5bは第1収納溝4e内に略45度傾斜しており、しかもピストン本体4の接触部4g’は、断面円弧状に面取してあるので、接触部4g’に接触するピストンリング5の箇所が損傷したりすることを良好に防止することができる。
このような本実施例に対して、上述した公開公報の収納溝では、上記第2両端面4hに相当する端面がテーパ面となっており、ピストンリング5の一端を折り曲げて折曲げ部としていたため、その折曲げ部の先端がそのテーパ面に沿って半径方向外方に移動しやすくなり、それによって、折曲げ部が第1収納溝4eから脱落しやすいという欠点が指摘されていたものである。また、この従来のものでは、ピストン本体4の接触部4g’が面取されておらず尖っていたために、ピストン1が右方に移動する際に、上記接触部4g’と接触するピストンリング5の箇所に内部応力が集中し、その部分からピストンリング5が切断されるという欠点があった。
【0010】
また、本実施例では、屈曲部5bは第1収納溝4e内に略45度傾斜した状態で収納されるとともに、屈曲部5bの内方には環状の空間が形成されているので、その空間によって屈曲部5bは内方側にむけて弾性変形することができる。そのため、図1に矢印で示すように、ピストン1の先端側(図面上左方側)からオイルが第1収納溝4e内の屈曲部5bの外周側に滞溜してきたときには、想像線で示すように、屈曲部5bが空間内に向けて弓なりに縮径されるようになる。その際、屈曲部5bの先端は上記隅部を構成する底面4iに強く圧接されると同時に、屈曲部5bの起点となる箇所は上記ピストン本体4の接触部4g’に強く圧接される。したがって、オイルがピストン1の先端側(図面上左方側)から第1収納溝4e内の屈曲部5bの外周側に滞溜したとしても、屈曲部5bの内周面と第1収納溝4eとの間にオイルが侵入すること防止でき、ピストンリング5の内周面とピストン本体4の外周面との間を介して右方側にむけてオイルが洩れることを防止することができる。さらに、上述した場合において、屈曲部5bの外周側に滞溜したオイルの圧力がより高圧になった場合には、想像線で示すように、ピストン本体4の接触部4g’と接触するピストンリング5の部分が半径方向外方に膨出しシリンダ3に対して強く圧接されるようになり、それに伴って、その膨出部分の内周面が接触部4g’に強く圧接される。したがって、オイルの圧力がより高圧になった場合であってもオイル洩れを良好に防止することができる。また、ピストンリング5とピストン本体4との間を介して右方側から上記屈曲部5bの内方側の空間までオイルが侵入した場合には、該屈曲部5bの内方側に滞溜するオイルの圧力によって、屈曲部5の先端が上記隅部を構成する第2端面に強く圧接されるので、その位置よりも左方側にむけてオイルが洩れるのを防止することができる。
さらに、本実施例では、第1収納溝4eから連続する左方側に第1テーパ面4kを備えているので、上述した治具8を用いてピストン本体4にピストンリング5を装着の際に、第1テーパ面4kに沿ってピストンリング5の内周部を円滑に移動させて、上記第1収納溝4e内に嵌装することができ、それによって、ピストンリング5の装着作業を容易に行うことができる。
なお、上記実施例では屈曲部5bの肉厚は0.9mmとしてあり、それよりも右方側に位置する隣り合う係合溝4dを接続する部分5cの肉厚0.6mmよりも僅かに肉厚にしているが、上記屈曲部5bの肉厚を、上記接続する部分5cの肉厚の2倍程度の肉厚に設定しても良い。そのように構成すれば、屈曲部5bそのものの剛性が高くなるので、上記実施例に比較して該屈曲部5bが第1収納溝4eから脱落しにくくなる。
また、上記実施例ではピストンリング5の材質を四ふっ化樹脂としているが、それ以外の樹脂であっても良い。
【0011】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、従来に比較してピストンリングにおける屈曲部が収納溝から脱落しにくくなるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す中心線より上方側を示す断面図
【図2】ピストンリング5をピストン本体4に取り付ける際の組付け状態の一過程を示す断面図
【符号の説明】
1 ピストン 4 ピストン本体 4e 第1収納溝
4g 第1端面 4h 第2端面 4i 底面
5 ピストンリング 5b 屈曲部
Claims (3)
- 円筒状に形成したピストン本体と、樹脂からなり上記ピストン本体の外周面を被覆したピストンリングとを備えて、上記ピストン本体の外周部の軸方向所要箇所に形成した係合溝に上記ピストンリングの内周部に形成した環状突起を係合させるとともに、上記ピストン本体の外周部における先端側に形成した収納溝内に、上記ピストンリングの先端に設けた屈曲部を収納するようにしたショックアブソーバのピストンにおいて、
上記収納溝を、上記係合溝に近い側に位置する第1端面と、この第1端面と対向する側に位置しピストン本体の軸心に対して直交方向に伸びる第2端面と、これら第1端面と第2端面を接続する底面とから構成し、
上記ピストンリングの屈曲部の先端を上記第2端面と底面とによって構成される隅部に当接させて、該ピストンリングの屈曲部を上記ピストン本体の軸心に対して傾斜させて上記収納溝内に収納するとともに、上記屈曲部の隣接内方側に該屈曲部の弾性変形を許容する環状の空間部を形成したことを特徴とするショックアブソーバのピストン。 - 上記屈曲部は上記ピストン本体の軸心に対して略45度傾斜して上記収納溝内に収納されており、また上記屈曲部の内周面と上記収納溝の底面および上記第1端面との間に上記環状の空間部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のショックアブソーバのピストン。
- 上記第2端面から連続してその隣接位置となるピストン本体の外周部は、第2端面側が徐々に小径となるテーパ面となっていることを特徴とする請求項1および2に記載のショックアブソーバのピストン。
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