JP2002026439A - 半導体発光素子 - Google Patents

半導体発光素子

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JP2002026439A
JP2002026439A JP2000201356A JP2000201356A JP2002026439A JP 2002026439 A JP2002026439 A JP 2002026439A JP 2000201356 A JP2000201356 A JP 2000201356A JP 2000201356 A JP2000201356 A JP 2000201356A JP 2002026439 A JP2002026439 A JP 2002026439A
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Japan
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light emitting
semiconductor light
light
semiconductor
emitting device
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JP2000201356A
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English (en)
Inventor
Hisaya Kato
久弥 加藤
Kinya Atsumi
欣也 渥美
Takekazu Terui
武和 照井
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筐体における戻り光が、半導体発行素子の使
用目的を妨げる迷光となることを防止することができる
半導体発光素子を提供すること。 【解決手段】 半導体発光素子5は、ステム11の前方
の表面にて、柱状の台座13がレーザ光の出射方向に立
設されており、台座13の上部には板状のサブマウント
15が配置されている。サブマウント15の上部には、
レーザ光を出射方向に射出する半導体発光チップ17が
配置されている。この半導体発光チップ17には、ステ
ム11を貫いて伸びる二本のリード線19が電気的に接
続されている。特に、台座正面13aには光吸収膜とし
て機能する黒体塗膜29が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば台座上に半
導体発光素子をはんだ付けして使用する半導体発光素子
に関するものであり、例えば車間距離を計測するレーダ
光源として好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体レーザ(半導体発光素子)
を利用したレーザセンサを用いて、自動車間の距離を測
定し、車間距離を一定に保つ制御、前方の車に接近し過
ぎた場合に警報を発する制御、前方の車に接近し過ぎた
場合にブレーキをかける制御などの各種の制御を行うシ
ステムが検討されている。
【0003】このような用途で使用される半導体発光素
子は、レーザ光を発生する半導体発光チップにおける発
光部分の幅が100μm以上と大きく、光出力も10W
以上と大出力である。ところで、上述したセンサでは、
半導体発光素子から出射した光は、センサの筐体内に設
けられたミラー、レンズ等の光学部品を介して測距対象
物に到達し、そこからの反射光を、半導体発光チップに
隣接して設けられている受光部(例えばフォトダイオー
ド)で検出して信号処理を行っている。
【0004】この場合、不要な反射成分を除去するため
には、図17に示す様に、センサの筐体の前面ガラスを
傾斜させるという構造も有効であるが、陰の部分に雨水
がたまりやすく、意匠上も好ましくない。また、筐体内
部には必要に応じて無反射処理を施すのが一般的である
が、不要な反射成分を完全に除去することは困難であ
る。
【0005】特に、筐体内の光学部品による不要な反射
光は、出射光の経路と全く逆の経路により半導体発光素
子に戻ってくる戻り光となることがあるが、この戻り光
が半導体発光チップを載置してあるステムの台座やサブ
マウントにて反射すると、本来の出射光と同一の経路で
再度出射されてしまう。
【0006】このような多重反射光(迷光)は、本来の
出射光と出射角度および出射タイミングがずれているた
め、検知距離を従来より更に拡大しようとする場合に
は、測定誤差の原因となる可能性がある。このような迷
光の影響を抑制するために、特開平8−37339号公
報に記載の技術が提案されている。この技術は、半導体
発光チップを載置するステムの台座前端面に、半導体発
光チップからの出射光方向に対して斜面を形成すること
により、戻り光が再度本来の出射光と同じ方向に反射さ
れるのを防ぎ、測定誤差を抑制するというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この技術で
は、斜面の角度が45°であるため、斜面で反射した戻
り光が、半導体発光素子のキャップ内面を介して再び斜
面に当たり、迷光として前方へ出射されてしまうという
問題がある。
【0008】更に、この技術では、戻り光を半導体発光
チップの活性層に垂直な方向に反射させる構造となって
いるが、元来半導体発光チップの放射光は活性層に垂直
な方向に広く、平行な方向に狭い長楕円形となっている
ため、活性層に垂直な方向に戻り光を反射させても、本
来の出射方向に反射される光をなくすことは困難であ
る。
【0009】また、特開平7−325230号公報、特
開平10−335754号公報には、半導体発光チップ
の構造を結晶成長させて形成した半導体基板の前端面
に、エッチングにより斜面を形成することにより、戻り
光が本来の出射方向に反射されることを防止して、戻り
光が迷光となることを抑制するという技術が開示されて
いる。
【0010】しかし、これらの技術の場合は、複雑なエ
ッチング工程と高いエッチング精度を必要とするため、
製造が非常に困難であるという別の問題があり、十分で
はない。本発明は、前記課題を解決するためになされた
ものであり、その目的は、筐体における戻り光が、半導
体発行素子の使用目的を妨げる迷光となることを防止す
ることができる半導体発光素子を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】(1)請
求項1の発明は、半導体発光チップから所定の出射方向
にレーザ光を出射する半導体発光素子に関するものであ
り、出射されたレーザ光の戻り光が入射する台座正面
に、戻り光を吸収する光吸収膜を設けている。
【0012】従って、半導体発光チップから前方に出射
されたレーザ光が、筐体内の光学部品により一部が反射
して台座の方向に至る戻り光となった場合でも、本発明
では、戻り光は台座正面に設けられた光吸収膜により吸
収されてしまう。よって、戻り光は、従来の様に、(台
座正面で本来の出射方向に反射されて)本来の出射光と
は発光タイミングがずれた迷光となることを抑制できる
ので、迷光による測定誤差を低減できる。そのため、検
知距離を今以上に上げることができる。
【0013】(2)請求項2の発明は、半導体発光チッ
プから所定の出射方向にレーザ光を出射する半導体発光
素子に関するものであり、出射されたレーザ光の戻り光
が入射する台座正面に、戻り光を散乱させる粗目加工面
を設けている。従って、本発明では、出射されたレーザ
光の戻り光は、台座正面に設けられた粗目加工面により
散乱してしまう。
【0014】よって、戻り光は、従来の様に出射方向に
再反射して迷光となることを抑制できるので、迷光によ
る測定誤差を低減できる。そのため、検知距離を今以上
に上げることができる。 (3)請求項3の発明は、粗目加工面における粗目サイ
ズを例示している。
【0015】ここでは、粗目サイズは、0.01μm以
上1μm以下であるので、戻り光を好適に散乱させるこ
とができる。 (4)請求項4の発明は、粗目加工面に戻り光を吸収す
る光吸収膜を設けている。
【0016】これにより、光吸収膜の表面にも粗目加工
面のような凹凸が現れるので、戻り光は、(光吸収膜の
表面に現われた)粗目加工面で散乱するとともに、散乱
し切れなかった戻り光は、光吸収膜で吸収される。よっ
て、粗目加工面又は光吸収膜単独の場合よりも、迷光が
低減するという効果がある。
【0017】(5)請求項5の発明は、半導体発光チッ
プから所定の出射方向にレーザ光を出射する半導体発光
素子に関するものであり、出射されたレーザ光の戻り光
が入射する台座正面に、半導体発光チップの発光面に平
行な平面とは異なる面にて、戻り光を出射光の光軸と異
なる向きに反射させる向き変更面を設けている。
【0018】従って、本発明では、出射されたレーザ光
の戻り光は、台座正面に設けられた向き変更面により反
射方向が分散されてしまう。よって、戻り光が(従来の
様に)出射方向に再反射して迷光となることを抑制でき
るので、迷光による測定誤差を低減できる。そのため、
検知距離を今以上に上げることができる。
【0019】尚、ここで、発光面とは、図16に示す様
に、半導体発光チップのうち、レーザ光が出射される側
の(斜線で示す)平面である。(以下他の請求項も同
様) (6)請求項6の発明では、戻り光は、向き変更面によ
り、半導体発光チップの発光面に平行な面とは異なる平
面により、戻り光を出射光の光軸と異なる向きに反射す
る。
【0020】これにより、迷光の一層の抑制が可能にな
り、測定誤差を一層低減できる。 (7)請求項7の発明は、向き変更面を例示している。 ここでは、台座正面に、半導体発光チップの活性層に平
行な平面にてカーブする曲面加工面を設けてある。これ
により、迷光の一層の抑制が可能になり、測定誤差を一
層低減できる。
【0021】尚、活性層とは、図16に示す様に、半導
体発光チップの中にあるエピタキシャル層であり、この
活性層の存在する平面は、通常、発光面とは垂直であ
る。(以下他の請求項も同様) (8)請求項8の発明では、向き変更面に、戻り光を吸
収する光吸収膜を設けている。
【0022】これにより、戻り光は向き変更面で散乱す
るとともに、散乱し切れなかった戻り光は、光吸収膜で
吸収される。よって、向き変更面又は光吸収膜単独の場
合よりも、迷光が低減するという効果がある。 (9)請求項9の発明は、半導体発光チップをサブマウ
ントを介して搭載する台座を備えた半導体発光素子に関
するものであり、出射されたレーザ光の戻り光が入射す
るサブマウント正面に、戻り光を吸収する光吸収膜を設
けている。
【0023】従って、出射されたレーザ光の戻り光は、
サブマウント正面に設けられた光吸収膜により吸収され
てしまう。よって、戻り光が迷光となることを低減でき
るので、迷光による測定誤差を低減できる。そのため、
検知距離を今以上に上げることができる。
【0024】(10)請求項10の発明は、半導体発光
チップをサブマウントを介して搭載する台座を備えた半
導体発光素子に関するものであり、レーザ光の戻り光が
入射するサブマウント正面に、戻り光を散乱させる粗目
加工面を設けている。従って、本発明では、出射された
レーザ光の戻り光は、サブマウント正面に設けられた粗
目加工面により散乱してしまう。
【0025】よって、戻り光は、従来の様に出射方向に
再反射して迷光となることを抑制できるので、迷光によ
る測定誤差を低減できる。そのため、検知距離を今以上
に上げることができる。 (11)請求項11の発明では、粗目加工面における粗
目サイズが、0.01μm以上1μm以下であるので、
前記請求項3と同様に、戻り光を好適に散乱できる。
【0026】(12)請求項12の発明は、サブマウン
ト正面の粗目加工面に、戻り光を吸収する光吸収膜を設
けているので、前記請求項4と同様に、迷光の発生を一
層好適に防止できる。 (13)請求項13の発明は、半導体発光チップをサブ
マウントを介して搭載する台座を備えた半導体発光素子
に関するものであり、レーザ光の戻り光が入射するサブ
マウント正面に、発光面に平行な面とは異なる面によ
り、戻り光を出射光の光軸と異なる向きに反射させる向
き変更面を設けている。
【0027】従って、本発明では、前記請求項5と同様
に、レーザ光の戻り光は、サブマウント正面に設けられ
た向き変更面により反射方向が分散されてしまう。よっ
て、戻り光が出射方向に再反射して迷光となることを抑
制できるので、迷光による測定誤差を低減できる。その
ため、検知距離を今以上に上げることができる。
【0028】(14)請求項14の発明では、前記請求
項6と同様に、戻り光は、向き変更面(ここでは発光面
に平行な面とは異なる平面)により、戻り光を出射光の
光軸と異なる向きに反射する。これにより、迷光の一層
の抑制が可能になり、測定誤差を一層低減できる。
【0029】(15)請求項15の発明は、向き変更面
を例示している。ここでは、サブマウント正面に、前記
請求項7と同様に、半導体発光チップの活性層に平行な
平面との交線が曲線となる曲面加工面を設けてある。こ
れにより、迷光の一層の抑制が可能になり、測定誤差を
一層低減できる。
【0030】(16)請求項16の発明では、向き変更
面に、戻り光を吸収する光吸収膜を設けている。これに
より、前記請求項8と同様に、戻り光は向き変更面で散
乱するとともに、散乱し切れなかった戻り光は、光吸収
膜で吸収される。よって、向き変更面又は光吸収膜単独
の場合よりも、迷光が低減するという効果がある。
【0031】(17)請求項17の発明では、サブマウ
ント正面にも、戻り光を吸収する光吸収膜を設けている
ので、台座正面のみに光吸収膜などを設けた場合より、
迷光の発生を防止する効果が大きい。 (18)請求項18の発明では、サブマウント正面に
も、戻り光を散乱させる粗目加工面を設けているので、
台座正面のみに粗目加工面などを設けた場合より、迷光
の発生を防止する効果が大きい。
【0032】(19)請求項19の発明では、サブマウ
ント正面の粗目加工面に、戻り光を吸収する光吸収膜を
設けているので、粗目加工面や光吸収膜のみを設けた場
合よりも、迷光の発生防止の効果が大きい。 (20)請求項20の発明では、サブマウント正面に
も、半導体発光チップの発光面に平行な平面とは異なる
平面にて、戻り光を出射光の光軸と異なる向きに反射さ
せる向き変更面を設けているので、台座正面にのみ向き
変更面などを設けた場合より、迷光の発生防止の効果が
大きい。
【0033】(21)請求項21の発明では、サブマウ
ント正面の向き変更面に、戻り光を吸収する光吸収膜を
設けているので、単に向き変更面や光吸収膜を設けた場
合より、迷光の発生防止の効果が大きい。 (22)請求項22の発明は、半導体発光チップから所
定の出射方向にレーザ光を出射する半導体発光素子に関
するものであり、レーザ光の経路に、λ/4波長膜と直
線偏光膜とを、直線偏光膜を半導体発光チップ側にして
配置している。
【0034】例えばキャップ前面ガラスに、λ/4波長
膜と直線偏光膜を直線偏光膜が半導体発光素子の側にな
るように形成すると、半導体発光チップから出射された
光は、直線偏光膜により直線偏光となり、次のλ/4波
長膜により円偏光に変換される。このように円偏光とし
て出射されたレーザ光は、筐体内の光学部品により反射
されて戻り光となったとき、再度λ/4波長膜を透過
し、直線偏光に変換される。この時の偏光方向は直線偏
光膜の光学的方向と直交するため、戻り光は直線偏光膜
を透過することができない。
【0035】これにより、戻り光が迷光になることを抑
制できるので、測定誤差を低減できき、よって、検知距
離を向上させることができる。 (23)請求項23の発明は、上述した光吸収膜、粗目
加工面、向き変更面の構成に加えて、λ/4波長膜及び
直線偏光膜の構成を組み合わせたものである。
【0036】これにより、どちらか一方の構成よりも、
迷光の発生を防止する効果が高いという利点がある。 (24)請求項24の発明では、λ/4波長膜及び直線
偏光膜を設ける位置を例示している。
【0037】ここでは、半導体発光素子のレーザ光の出
射側の前面を覆うキャップ前面ガラスに、λ/4波長膜
及び直線偏光膜を設けるので、別途膜を形成するガラス
を設ける必要がないという利点がある。 (25)請求項25の発明は、半導体発光チップから所
定の出射方向にレーザ光を出射する半導体発光素子に関
するものであり、台座正面の前方に、台座正面を覆うよ
うにして、レーザ光を(一部又は全部)遮蔽する遮光体
を設けている。
【0038】従って、本発明では、レーザ光の戻り光
は、遮蔽体により遮蔽されるので、戻り光は台座正面に
到達し難い。よって、戻り光が出射方向に再反射して迷
光となることを抑制できるので、迷光による測定誤差を
低減できる。そのため、検知距離を今以上に上げること
ができる。
【0039】(26)請求項26の発明は、遮光体を例
示したものであり、ここでは黒体塗膜を用いている。 (27)請求項27の発明は、半導体発光チップをサブ
マウントを介して台座に搭載した半導体発光素子に関す
るものであり、サブマウントの正面と半導体発光チップ
の発光面とが、互いに平行でない。
【0040】例えば、サブマウント正面の向く方向を、
レーザ光の光軸に対して傾けることにより、戻り光の出
射方向への反射を防止する。これにより、迷光の発生を
抑制できるので、測定誤差を低減することができる。 (28)請求項28の発明は、サブマウントが、前記請
求項6と同様に、半導体発光チップの発光面に平行な面
とは異なる平面により、戻り光を前記出射光の光軸と異
なる向きに反射させる傾きを有する。
【0041】これにより、迷光の一層の抑制が可能にな
り、測定誤差を一層低減できる。 (29)請求項29の発明は、半導体発光チップから所
定の出射方向にレーザ光を出射する半導体発光素子に関
するものであり、戻り光の半導体発光チップ近傍の部材
における反射光が、出射光の出射方向と異なる向きとな
る様に、半導体発光チップの向きを設定する。
【0042】つまり、半導体発光チップの向きを調節す
ることにより、戻り光の出射方向への反射を防止する。
これにより、迷光の発生を抑制できるので、測定誤差を
低減することができる。例えば、半導体発光素子の光軸
とサブマウント前端面のなす角が直角以外の角θである
場合、サブマウントまで到達した戻り光は、本来の出射
角度とφ=(180−2θ)だけ角度が変わる。従っ
て、この角度φを光学部品に再入射しないような角度と
することができるようにθを選ぶことにより、迷光とな
ることを防ぐことができる。
【0043】(30)請求項30の発明は、前記請求項
1〜26の構成に、前記請求項29の半導体発光チップ
の向きを設定する構成を加えたものであり、この場合に
は、どちらか一方の構成の場合より、迷光の発生の防止
効果が高いという利点がある。
【0044】(31)請求項31の発明は、半導体発光
チップをどの様に傾けたかを例示するものである。ここ
では、半導体発光素子の軸方向に対して半導体発光チッ
プの光軸が傾いているので、迷光の防止効果が一層大き
いという利点がある。
【0045】尚、前記請求項の発明において、光吸収膜
としては、レーザ光の戻り光を吸収する性質を持つもの
であればよく、光吸収の能力の高いものほど好適であ
る。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の半導体発光素子の
好適な実施の形態を、例(実施例)を挙げて図面に基づ
いて詳細に説明する。 (実施例1) a)まず、本実施例の半導体発光素子が用いられるレー
ザセンサ(半導体レーザ装置)を説明する。
【0047】図1に示す様に、レーザセンサ1の筐体3
の後方(図1の右側)には、レーザ光を出射可能な半導
体発光素子5が配置され、筐体3の前方(図1の左側)
には、筐体3と垂直に、レーザ光が透過可能な前面ガラ
ス7が配置され、半導体発光素子5と前面ガラス7との
間には、レーザ光を反射させるミラー9等の光学部品が
配置されている。
【0048】従って、半導体発光素子5から出射された
レーザ光は、ミラー9等の光学部品を介して、前面ガラ
ス7からレーザセンサ1の前方に出射される。そして、
レーザセンサ13から出射され、測定対象物(例えば前
方の車両)にて反射したレーザ光は、出射光とほぼ同様
な経路をたどり、前面ガラス7やミラー9等の光学部品
を介して、半導体発光素子5側に戻ってくる。
【0049】よって、この半導体発光素子5側に戻って
きたレーザ光(戻り光)を、半導体発光素子5に隣接し
て配置された(例えばフォトダイオードからなる)受光
部(図示せず)にて受光する。従って、レーザ光の出射
のタイミングとその反射光を受光するタイミングを検出
することにより、レーザ光の送受信にかかる時間を算出
することにより、例えば測定対象物との距離を求めるこ
とができる。
【0050】b)次に、本実施例の要部である半導体発
光素子5について説明する。図2に(半導体発光素子5
の断面を水平方向から)示す様に、本実施例の半導体発
光素子5は、ステム11の前方の表面にて、柱状の台座
13がレーザ光の出射方向(図2の左方向;正面側)に
立設されており、台座13の上部(図2の上方向)には
板状のサブマウント15が配置されている。
【0051】サブマウント15の上部には、レーザ光を
出射方向に射出する半導体発光チップ(半導体レーザチ
ップ)17が配置されている。この半導体発光チップ1
7には、ステム11を貫いて伸びる二本のリード線19
が電気的に接続されている。前記台座13、サブマウン
ト15、半導体発光チップ17からなる発光部21は、
その周囲を、ステム11の前方の表面の外周端に立設さ
れた略円筒状のキャップ23により覆われている。
【0052】また、キャップ23の先端(図2の左方
向)には、円形の開口部25が設けられ、この開口部2
5を覆う様に、レーザ光が透過可能なキャップ前面ガラ
ス27が取り付けられている。特に本実施例では、台座
正面13aには光吸収膜として機能する黒体塗膜29が
形成されている。この黒体塗膜19は、例えばカーボン
を主成分とする厚さ10μmの塗膜である。
【0053】c)次に、本実施例の半導体発光素子5の
動作を説明する。図2に示す様に、半導体発光チップ1
7に電圧が印加されると、半導体発光チップ29から、
所定の出射方向(ここでは図2の左方向;半導体発光素
子5の軸方向)にレーザ光(出射光)が出射される。
【0054】この出射光の大部分は、キャップ前面ガラ
ス27を透過し、筐体3内を通過して、レーザセンサ1
の外側に出射されるが、一部は例えば前面ガラス7や筐
体3内の光学部品などにて反射し(即ち筐体3にて反射
し)、戻り光として半導体発光素子5の発光部21側に
戻ってくる。
【0055】従って、従来では、この戻り光が台座正面
13a等で反射して、出射光と出射タイミングなどがず
れた迷光として、再度キャップ前面ガラス27等を介し
てレーダセンサ1の外側に出射されて、測定誤差の原因
となる。それに対して、本実施例では、台座正面13a
に黒体塗膜29が形成してあるので、筐体3内で反射し
発光部21側に戻ってきた戻り光は、黒体塗膜29によ
り吸収されてしまい、迷光は生じ難い。
【0056】そのため、迷光による測定誤差を抑制する
ことができ、遠距離までの正確な測距が可能なレーダシ
ステム光源を得ることができる。 (実施例2)次に、実施例2について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略する。
【0057】図3に(半導体発光素子31の断面を水平
方向から)示す様に、本実施例の半導体発光素子31
は、前記実施例1と同様に、ステム33、台座35、サ
ブマウント37、半導体発光チップ39、リード線4
1、キャップ43、キャップ前面ガラス45を備えてい
る。
【0058】特に本実施例では、台座正面35aに、粗
目加工により形成された粗目加工面47を備えている。
この粗目加工面47における粗目サイズは、例えば0.
01μm以上1μm以下である。この様に、本実施例で
は、台座正面35aに粗目加工面47を備えているの
で、前記筐体3内で反射し発光部49側に戻ってきた戻
り光は、粗目加工面47により散乱されて散乱光となっ
てしまい、測定誤差の原因となるような迷光、即ち台座
正面35aで反射して再度出射方向に出射されるような
迷光となることを防止できる。
【0059】そのため、迷光による測定誤差を抑制する
ことができ、遠距離までの正確な測距が可能なレーダシ
ステム光源を得ることができる。尚、他の応用例とし
て、図4にサブマウント37を拡大して示す様に、サブ
マウント正面37aにも、前記台座正面35aと同様な
粗目加工面48を設けてもよい。この場合には、戻り光
を散乱させる面積が増えるので、前記実施例2より、測
定誤差の防止効果が一層大きいという利点がある。 (実施例3)次に、実施例3について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略する。
【0060】図5に(半導体発光素子51の断面を活性
層に垂直な方向(上方)から)示す様に、本実施例の半
導体発光素子51は、前記実施例1と同様に、ステム5
3、台座55、サブマウント57、半導体発光チップ5
9、リード線61、キャップ63、キャップ前面ガラス
65を備えている。
【0061】特に本実施例では、台座正面55aに、曲
面加工により形成された曲面(曲面加工面)67を備え
ており、この曲面67のカーブは、半導体発光チップ5
9の活性層に平行な平面との交線が曲線となる様に、例
えば1mmの半径で湾曲している。
【0062】この様に、本実施例では、台座正面55a
に曲面67を備えているので、前記筐体3内で反射し発
光部69側に戻ってきた戻り光は、曲面67により、レ
ーザ光の出射方向(従って戻り光の入射方向)とは異な
る方向に反射されてしまう。従って、この異なる方向に
反射された光は、再度出射方向に出射されるような迷光
とはならないので、迷光による測定誤差を抑制すること
ができ、遠距離までの正確な測距が可能なレーダシステ
ム光源を得ることができる。 (実施例4)次に、実施例4について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略する。
【0063】図6に(半導体発光素子71の断面を水平
方向から)示す様に、本実施例の半導体発光素子71
は、前記実施例1と同様に、ステム73、台座75、サ
ブマウント77、半導体発光チップ79、リード線8
1、キャップ83、キャップ前面ガラス85を備えてい
る。
【0064】特に本実施例では、台座正面75aに、粗
目加工により形成された(前記実施例2と同様な)粗目
加工面87を備えるとともに、粗目加工面87を覆うよ
うに形成された(前記実施例1と同様な)黒体塗膜89
を備えている。この粗目加工面87における粗目サイズ
は、0.01μm以上1μm以下であり、黒体塗膜89
の厚さは例えば10μmである。
【0065】ここでは、黒体塗膜89の厚さは薄いの
で、粗目加工面87の表面に黒体塗膜89を塗って形成
した場合でも、粗目加工面87の凹凸は埋められず、黒
体塗膜89の表面にその凹凸が現れる。即ち、実質的
に、黒体塗膜89の表面に粗目加工が施されて粗目加工
面89aが形成された様な状態となる。
【0066】この様に、本実施例では、台座正面75a
に粗目加工面87及び黒色塗膜89を備えているので、
前記筐体3内で反射し発光部91側に戻ってきた戻り光
は、黒色塗膜89に吸収されるとともに、吸収されない
戻り光は、黒体塗膜89の表面の(粗目加工面89a
の)凹凸により散乱されて散乱光となってしまい、測定
誤差の原因となるような迷光となることを抑制できる。
【0067】そのため、迷光による測定誤差を抑制する
ことができ、遠距離までの正確な測距が可能なレーダシ
ステム光源を得ることができる。本実施例では、前記実
施例1の効果に加え、粗目加工面87及び黒色塗膜89
(即ち粗目加工面89aを有する黒色塗膜89)によ
り、測定誤差の原因となるような迷光の発生を防止する
構成であるので、粗目加工面87又は黒色塗膜89のみ
の構成と比べて、測定誤差の防止効果が一層大きいとい
う利点がある。
【0068】尚、他の応用例として、図7にサブマウン
ト77を拡大して示す様に、サブマウント正面77aに
も、前記台座正面75aと同様な粗目加工面78及び黒
体塗膜80を設けてもよい。この場合には、戻り光を吸
収したり散乱させる面積が増えるので、前記実施例4よ
り、測定誤差の防止効果が一層大きいという利点があ
る。 (実施例5)次に、実施例5について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略する。
【0069】図8に(半導体発光素子101の断面を垂
直方向(上方)から)示す様に、本実施例の半導体発光
素子101は、前記実施例1と同様に、ステム103、
台座105、サブマウント107、半導体発光チップ1
09、リード線111、キャップ113、キャップ前面
ガラス115を備えている。
【0070】特に本実施例では、前記実施例3と同様
に、台座正面105aに、同様なカーブを有する曲面1
17を備えるとともに、曲面117を覆うように、(前
記実施例1と同様な)黒体塗膜119を備えている。こ
こでは、黒体塗膜119は、曲面117に沿って形成さ
れているので、黒体塗膜119自身も曲面117と同様
なカーブを有する。
【0071】この様に、本実施例では、台座正面105
aに曲面117及び黒体塗膜119を備えているので、
前記筐体3内で反射し発光部117側に戻ってきた戻り
光は、黒色塗膜119に吸収されるとともに、吸収され
ない戻り光は、黒体塗膜119の表面のカーブ(曲面1
19a)により、レーザ光の出射方向とは異なる方向に
反射されてしまう。
【0072】従って、この異なる方向に反射された光
は、再度出射方向に出射されるような迷光とはならない
ので、迷光による測定誤差を抑制することができ、遠距
離までの正確な測距が可能なレーダシステム光源を得る
ことができる。本実施例では、前記実施例1の効果に加
え、曲面117及び黒色塗膜119(即ち曲面119a
を有する黒色塗膜119)により、測定誤差の原因とな
るような迷光の発生を防止する構成であるので、曲面1
17又は黒色塗膜119のみの構成と比べて、測定誤差
の防止効果が一層大きいという利点がある。 (実施例6)次に、実施例6について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略する。
【0073】図9に(半導体発光素子121の断面を水
平方向から)示す様に、本実施例の半導体発光素子12
1は、前記実施例1と同様に、ステム123、台座12
5、サブマウント127、半導体発光チップ129、リ
ード線131、キャップ133、キャップ前面ガラス1
35を備えている。
【0074】特に本実施例では、台座正面125aに、
前記実施例1と同様な黒体塗膜137を備えるととも
に、サブマウント正面127aにも、同様な黒体塗膜1
38を備えている。そのため、前記筐体3内で反射し発
光部139側に戻ってきた戻り光は、両黒体塗膜13
7、138により吸収されてしまい、迷光は生じ難い。
【0075】よって、迷光による測定誤差を抑制するこ
とができ、遠距離までの正確な測距が可能なレーダシス
テム光源を得ることができる。特に本実施例の場合に
は、両黒体塗膜137、138により、戻り光を吸収す
る面積が広いので、前記実施例1より、測定誤差の防止
効果が一層大きいという利点がある。 (実施例7)次に、実施例7について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略する。
【0076】図10に(半導体発光素子141の断面を
水平方向から)示す様に、本実施例の半導体発光素子1
41は、前記実施例1と同様に、ステム143、台座1
45、サブマウント147、半導体発光チップ149、
リード線151、キャップ153、キャップ前面ガラス
155を備えている。
【0077】特に本実施例では、前記実施例4と同様
に、台座正面145aに粗目加工面157及び黒体塗膜
158を備えるとともに、前記実施例6と同様に、サブ
マウント正面147aに黒体塗膜159を備える。その
ため、前記筐体3内で反射し発光部156側に戻ってき
た戻り光は、両黒体塗膜158、159により吸収され
るとともに、吸収されない戻り光は、台座正面145a
の黒体塗膜158の表面の凹凸(粗目加工面158a)
により散乱されてしまい、迷光は生じ難い。
【0078】よって、迷光による測定誤差を抑制するこ
とができ、遠距離までの正確な測距が可能なレーダシス
テム光源を得ることができる。特に本実施例の場合に
は、両黒体塗膜158、159により、戻り光を吸収す
る面積が広いだけでなく、広い面積側の一方の黒体塗膜
158の表面が粗目加工面158aとして機能するの
で、前記実施例6より、測定誤差の防止効果が一層大き
いという利点がある。 (実施例8)次に、実施例8について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略する。
【0079】図11に(半導体発光素子161の断面を
垂直方向(上方)から)示す様に、本実施例の半導体発
光素子161は、前記実施例1と同様に、ステム16
3、台座165、サブマウント167、半導体発光チッ
プ169、リード線171、キャップ173、キャップ
前面ガラス175を備えている。
【0080】特に本実施例では、前記実施例5と同様
に、台座正面165aに、曲面179及び黒体塗膜18
1を備えるとともに、前記実施例6と同様に、サブマウ
ント正面167aに黒体塗膜183を備える。そのた
め、前記筐体3内で反射し発光部177側に戻ってきた
戻り光は、両黒色塗膜181、183に吸収されるとと
もに、吸収されない戻り光は、台座正面165aの黒体
塗膜181の表面のカーブ(曲面185)により、レー
ザ光の出射方向とは異なる方向に反射される。
【0081】よって、迷光による測定誤差を抑制するこ
とができ、遠距離までの正確な測距が可能なレーダシス
テム光源を得ることができる。特に本実施例では、曲面
179及び両黒色塗膜181、183(即ち曲面185
を有する黒体塗膜181及び平面状の黒体塗膜183)
により、測定誤差の原因となるような迷光の発生を防止
する構成であるので、前記実施例5より測定誤差の防止
効果が一層大きいという利点がある。 (実施例9)次に、実施例9について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略する。
【0082】図12に(半導体発光素子191の断面を
水平方向から)示す様に、本実施例の半導体発光素子1
91は、前記実施例1と同様に、ステム193、台座1
95、サブマウント197、半導体発光チップ199、
リード線201、キャップ203、キャップ前面ガラス
205を備えている。
【0083】特に本実施例では、キャップ前面ガラス2
05の内側に、キャップ前面ガラス205の全面を覆う
ように、λ/4波長膜207と直線偏光膜209とが順
次積層されている。前記λ/4波長膜207は、厚さ約
200μmの誘電体からなる膜であり、光の位相をπ/
2だけ変化させるという機能を有する。
【0084】また、前記直線偏光膜209は、厚さ例え
ば1μmの誘電体からなる膜であり、透過光を直線偏光
に変換するという機能を有する。つまり、本実施例で
は、キャップ前面ガラス205に、λ/4波長膜207
と直線偏光膜209を、直線偏光膜209が発光部20
8の側になるように形成すると、発光部208から出射
された光は、直線偏光膜209により直線偏光となり、
次のλ/4波長膜207により円偏光に変換される。こ
のように円偏光として出射されたレーザ光は、筐体3内
の光学部品により反射されて戻り光となったとき、再度
λ/4波長膜207を透過し、直線偏光に変換される。
この時の偏光方向は直線偏光膜の光学的方向と直交する
ため、戻り光は直線偏光膜209を透過することができ
ない。
【0085】これにより、戻り光が迷光になることを抑
制できるので、迷光による測定誤差を低減する効果が大
きく、遠距離までの正確な測距が可能なレーダシステム
光源を得ることができる。 (実施例10)次に、実施例10について説明するが、
前記実施例1と同様な箇所の説明は省略する。
【0086】図13に(半導体発光素子211の断面を
水平方向から)示す様に、本実施例の半導体発光素子2
11は、前記実施例1と同様に、ステム213、台座2
15、サブマウント217、半導体発光チップ219、
リード線221、キャップ223、キャップ前面ガラス
225を備えている。
【0087】特に本実施例では、キャップ前面ガラス2
25の前面(図の左側)の一部に、即ち台座前方に、台
座正面215aを隠すように、黒体塗膜227が形成さ
れている。そのため、前記筐体3内で反射し半導体発光
素子211側に戻ってきた戻り光は、黒色塗膜227に
吸収され、台座正面215aに至らないので、(台座表
面215aにて反射することにより発生する)迷光の発
生を抑制できる。
【0088】よって、迷光による測定誤差を低減するこ
とができ、遠距離までの正確な測距が可能なレーダシス
テム光源を得ることができる。 (実施例11)次に、実施例11について説明するが、
前記実施例1と同様な箇所の説明は省略する。
【0089】図14に(半導体発光素子231の断面を
垂直方向(上方)から)示す様に、本実施例の半導体発
光素子231は、前記実施例1と同様に、ステム23
3、台座235、サブマウント237、半導体発光チッ
プ239、リード線241、キャップ243、キャップ
前面ガラス245を備えている。
【0090】特に本実施例では、直方体のサブマウント
237が、図の左右方向に伸びる光軸に対して、紙面と
平行な平面において、θ(例えば10度)傾斜している
ので、サブマウント表面(前端面)237aも光軸に対
してθ傾斜している。そのため、前記筐体3内で反射し
発光部247側に戻ってきた戻り光のうち、サブマウン
ト表面237aに達した戻り光は、出射方向とは異なる
方向に反射されるので、(サブマウント表面237aに
て反射することにより発生する)迷光の発生を抑制でき
る。
【0091】つまり、サブマント表面237aでの反射
により、本来の出射角度とφ=(180−2θ)だけ角
度が変わるので、この角度φを光学部品に再入射しない
ような角度とすることができるようにθを選ぶことによ
り、迷光となることを抑制することができる。
【0092】これにより、迷光による測定誤差を低減す
ることができ、遠距離までの正確な測距が可能なレーダ
システム光源を得ることができる。 (実施例12)次に、実施例12について説明するが、
前記実施例1と同様な箇所の説明は省略する。
【0093】図15に(半導体発光素子251の断面を
垂直方向(上方)から)示す様に、本実施例の半導体発
光素子251は、前記実施例1と同様に、ステム25
3、台座255、サブマウント257、半導体発光チッ
プ259、リード線261、キャップ263、キャップ
前面ガラス265を備えている。
【0094】特に本実施例では、直方体の半導体発光チ
ップ256が、図の左右方向に対して、紙面と平行な平
面において、α(例えば80度)傾斜しており、そのレ
ーザ光の出射方向(従って戻り光の入射方向)の光軸
も、図の左右方向に対して、同様に、β(例えば10
度)傾斜している。
【0095】そのため、前記筐体3内で反射し発光部2
67側に戻ってきた戻り光のうち、サブマウント表面2
57aや台座表面255aに達した戻り光は、出射方向
とは異なる方向に反射されるので、(サブマウント表面
257aや台座表面255aにて反射することにより発
生する)迷光の発生を抑制できる。
【0096】これにより、迷光による測定誤差を低減す
ることができ、遠距離までの正確な測距が可能なレーダ
システム光源を得ることができる。尚、本発明は上記実
施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲を
逸脱しない限り、種々の態様で実施できることはいうま
でもない。
【0097】(1)例えば、実施例1〜12の構成を適
宜組み合わせることができる。具体的には、例えば黒体
塗膜、粗目加工面、曲面は、台座正面やサブマウント正
面にそれぞれ形成でき、黒体塗膜は、粗目加工面や曲面
に形成して、迷光の発生防止効果を一層高めることがで
きる。
【0098】更に、台座正面やサブマウント正面に設け
た、黒体塗膜、粗目加工面、曲面の構成を、λ/4波長
膜等を用いた構成や、キャップ前面ガラス等に設けた黒
体塗膜の構成や、サブマウント又は半導体発光チップを
傾けた構成と組み合わせることもできる。
【0099】(2)また、台座正面やサブマウントに施
す塗膜は、必ずしも黒体である必要はない。膜厚も10
μmに限定する必要はない。光の波長を考慮すると、1
μm以上あれば、十分な効果を期待できる。例えば、黒
色、その他使用する光の波長に対して十分な吸収を有す
る別の着色塗料でもよいし、誘電体による光学干渉多層
膜であってもよい。また、Cr、Znなどの着色金属膜
を用いてもよいし、着色板、ゴム等の吸光体を取り付け
てもよい。即ち、戻り光を吸収するものであれば同様の
効果が得られる。
【0100】(3)更に、台座正面に施す曲面加工は任
意の形状でよいが、球面、楕円体面、円筒面など、正反
射成分が少なくなるような曲面が、より望ましい。ま
た、曲面は、凸面に限定する必要はなく、凹面であって
もかまわない。更に、台座正面に形成する曲面は、台座
の加工によって形成するに限らず、曲面形状を有する部
品を装着して曲面を得てもよい。
【0101】(4)その上、λ/4波長膜及び直線偏光
膜は、必ずしもキャップ前面ガラスの内側(発光部側)
に設ける必要はなく、キャップ前面ガラスの外側であっ
てもよい。この場合、発光部に近い側に直線偏光膜を設
ける必要がある。また、いずれの膜も必ずしも膜として
ガラス面に施す必要はなく、板状の部材を貼り付けても
よい。
【0102】(5)また、サブマウントを半導体発光素
子の光軸に対してずらす場合には、サブマウント正面と
半導体発光素子の光軸のなす角θが85°以下あれば十
分な効果が得られる。また製造上のマージンを考慮する
と、前記角θは80°以下とするのがより望ましい。
【0103】(6)粗目のサイズについて、必ずしも、
0.01〜1μmの範囲である必要はないが、製造上の
作り易さ及び光の波長を考慮すると、この範囲であれ
ば、十分な散乱効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のレーザセンサ1を示す説明図であ
る。
【図2】 実施例1の半導体発光素子の断面を側面から
示す説明図である。
【図3】 実施例2の半導体発光素子の断面を側面から
示す説明図である。
【図4】 実施例2の半導体発光素子のサブマントの他
の例を示す平面図である。
【図5】 実施例3の半導体発光素子の断面を上面から
示す説明図である。
【図6】 実施例4の半導体発光素子の断面を側面から
示す説明図である。
【図7】 実施例4の半導体発光素子のサブマントの他
の例を示す平面図である。
【図8】 実施例5の半導体発光素子の断面を上面から
示す説明図である。
【図9】 実施例6の半導体発光素子の断面を側面から
示す説明図である。
【図10】 実施例7の半導体発光素子の断面を側面か
ら示す説明図である。
【図11】 実施例8の半導体発光素子の断面を上面か
ら示す説明図である。
【図12】 実施例9の半導体発光素子の断面を側面か
ら示す説明図である。
【図13】 実施例10の半導体発光素子の断面を側面
から示す説明図である。
【図14】 実施例11の半導体発光素子の断面を上面
から示す説明図である。
【図15】 実施例12の半導体発光素子の断面を上面
から示す説明図である。
【図16】 半導体発光素子の構成を示す説明図であ
る。
【図17】 従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1…レーザセンサ 5、31、51、71、101、121、141、16
1、191、211、231、251…半導体発光素子 13、35、55、75、105、125、145、1
65、195、215、235、255…台座 15、37、57、77、107、127、147、1
67、197、217、237、257…サブマウント 17、39、59、79、109、129、149、1
69、199、219、239、259…半導体発光チ
ップ 21、49、69、91、117、139、156、1
77、247…発光部 29、80、89、119、137、158、181、
183、227…黒体塗膜 47、47、48、78、87、157、157a…粗
目加工面 67、117、178…曲面 207…λ/4波長膜 209…直線偏光膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 照井 武和 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5F073 AB21 AB25 AB29 EA26 FA02 FA16 FA17 FA23 FA30

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気を光に変換する半導体発光チップ
    と、前記半導体発光チップをサブマウントを介して又は
    介さずして搭載する台座と、を備え、前記半導体発光チ
    ップから所定の出射方向にレーザ光を出射する半導体発
    光素子において、 前記出射されたレーザ光の戻り光が入射する前記台座正
    面に、前記戻り光を吸収する光吸収膜を設けたことを特
    徴とする半導体発光素子。
  2. 【請求項2】 電気を光に変換する半導体発光チップ
    と、前記半導体発光チップをサブマウントを介して又は
    介さずして搭載する台座と、を備え、前記半導体発光チ
    ップから所定の出射方向にレーザ光を出射する半導体発
    光素子において、 前記出射されたレーザ光の戻り光が入射する前記台座正
    面に、前記戻り光を散乱させる粗目加工面を設けたこと
    を特徴とする半導体発光素子。
  3. 【請求項3】 前記粗目加工面における粗目サイズが、
    0.01μm以上1μm以下であることを特徴とする前
    記請求項2に記載の半導体発光素子。
  4. 【請求項4】 前記粗目加工面に、前記戻り光を吸収す
    る光吸収膜を設けたことを特徴とする前記請求項2又は
    3に記載の半導体発光素子。
  5. 【請求項5】 電気を光に変換する半導体発光チップ
    と、前記半導体発光チップをサブマウントを介して又は
    介さずして搭載する台座と、を備え、前記半導体発光チ
    ップから所定の出射方向にレーザ光を出射する半導体発
    光素子において、 前記出射されたレーザ光の戻り光が入射する前記台座正
    面に、前記半導体発光チップの発光面に平行な平面とは
    異なる面にて、前記戻り光を前記出射光の光軸と異なる
    向きに反射させる向き変更面を設けたことを特徴とする
    半導体発光素子。
  6. 【請求項6】 前記向き変更面は、前記半導体発光チッ
    プの発光面に平行な面とは異なる平面により、前記戻り
    光を前記出射光の光軸と異なる向きに反射させることを
    特徴とする前記請求項5に記載の半導体発光素子。
  7. 【請求項7】 前記向き変更面は、前記半導体発光チッ
    プの活性層に平行な平面との交線が曲線となる曲面加工
    面であることを特徴とする前記請求項5に記載の半導体
    発光素子。
  8. 【請求項8】 前記向き変更面に、前記戻り光を吸収す
    る光吸収膜を設けたことを特徴とする前記請求項5〜7
    のいずれかに記載の半導体発光素子。
  9. 【請求項9】 電気を光に変換する半導体発光チップ
    と、前記半導体発光チップをサブマウントを介して搭載
    する台座と、を備え、前記半導体発光チップから所定の
    出射方向にレーザ光を出射する半導体発光素子におい
    て、 前記出射されたレーザ光の戻り光が入射する前記サブマ
    ウント正面に、前記戻り光を吸収する光吸収膜を設けた
    ことを特徴とする前記半導体発光素子。
  10. 【請求項10】 電気を光に変換する半導体発光チップ
    と、前記半導体発光チップをサブマウントを介して搭載
    する台座と、を備え、前記半導体発光チップから所定の
    出射方向にレーザ光を出射する半導体発光素子におい
    て、 前記出射されたレーザ光の戻り光が入射する前記サブマ
    ウント正面に、前記戻り光を散乱させる粗目加工面を設
    けたことを特徴とする半導体発光素子。
  11. 【請求項11】 前記粗目加工面における粗目サイズ
    が、0.01μm以上1μm以下であることを特徴とす
    る前記請求項10に記載の半導体発光素子。
  12. 【請求項12】 前記サブマウント正面の粗目加工面
    に、前記戻り光を吸収する光吸収膜を設けたことを特徴
    とする前記請求項10又は11に記載の半導体発光素
    子。
  13. 【請求項13】 電気を光に変換する半導体発光チップ
    と、前記半導体発光チップをサブマウントを介して搭載
    する台座と、を備え、前記半導体発光チップから所定の
    出射方向にレーザ光を出射する半導体発光素子におい
    て、 前記出射されたレーザ光の戻り光が入射する前記サブマ
    ウント正面に、前記半導体発光チップの発光面に平行な
    面とは異なる面により、前記戻り光を前記出射光の光軸
    と異なる向きに反射させる向き変更面を設けたことを特
    徴とする半導体発光素子。
  14. 【請求項14】 前記向き変更面は、前記半導体発光チ
    ップの発光面に平行な面とは異なる平面により、前記戻
    り光を前記出射光の光軸と異なる向きに反射させること
    を特徴とする前記請求項13に記載の半導体発光素子。
  15. 【請求項15】 前記向き変更面は、前記半導体発光チ
    ップの活性層に平行な平面との交線が曲線となる曲面加
    工面であることを特徴とする前記請求項14に記載の半
    導体発光素子。
  16. 【請求項16】 前記向き変更面に、前記戻り光を吸収
    する光吸収膜を設けたことを特徴とする前記請求項13
    〜15のいずれかに記載の半導体発光素子。
  17. 【請求項17】 前記サブマウント正面にも、前記戻り
    光を吸収する光吸収膜を設けたことを特徴とする前記請
    求項1〜8のいずれかに記載の半導体発光素子。
  18. 【請求項18】 前記サブマウント正面にも、前記戻り
    光を散乱させる粗目加工面を設けたことを特徴とする前
    記請求項1〜8のいずれかに記載の半導体発光素子。
  19. 【請求項19】 前記サブマウント正面の粗目加工面
    に、前記戻り光を吸収する光吸収膜を設けたことを特徴
    とする前記請求項18に記載の半導体発光素子。
  20. 【請求項20】 前記サブマウント正面にも、前記半導
    体発光チップの発光面に平行な平面とは異なる平面に
    て、前記戻り光を前記出射光の光軸と異なる向きに反射
    させる向き変更面を設けたことを特徴とする前記請求項
    1〜8のいずれかに記載の半導体発光素子。
  21. 【請求項21】 前記サブマウント正面の向き変更面
    に、前記戻り光を吸収する光吸収膜を設けたことを特徴
    とする前記請求項20に記載の半導体発光素子。
  22. 【請求項22】 電気を光に変換する半導体発光チップ
    と、前記半導体発光チップをサブマウントを介して又は
    介さずして搭載する台座と、を備え、前記半導体発光チ
    ップから所定の出射方向にレーザ光を出射する半導体発
    光素子において、 前記レーザ光の経路に、λ/4波長膜と直線偏光膜と
    を、該直線偏光膜を前記半導体発光チップ側にして配置
    したことを特徴とする半導体発光素子。
  23. 【請求項23】 前記レーザ光の経路に、λ/4波長膜
    と直線偏光膜とを、該直線偏光膜を前記半導体発光チッ
    プ側にして配置したことを特徴とする前記請求項1〜2
    1のいずれかに記載の半導体発光素子。
  24. 【請求項24】 前記半導体発光素子のレーザ光の出射
    側の前面を覆うキャップ前面ガラスに、前記λ/4波長
    膜と直線偏光膜とを設けたことを特徴とする前記請求項
    22又は23に記載の半導体発光素子。
  25. 【請求項25】 電気を光に変換する半導体発光チップ
    と、前記半導体発光チップをサブマウントを介して又は
    介さずして搭載する台座と、を備え、前記半導体発光チ
    ップから所定の出射方向にレーザ光を出射する半導体発
    光素子において、 前記台座正面の前方に、前記台座正面を覆うようにし
    て、前記レーザ光を遮蔽する遮光体を設けたことを特徴
    とする半導体発光素子。
  26. 【請求項26】 前記遮光体が、黒体塗膜であることを
    特徴とする前記請求項25に記載の半導体発光素子。
  27. 【請求項27】 電気を光に変換する半導体発光チップ
    を、サブマウントを介して台座に搭載する半導体発光素
    子において、 前記サブマウントの正面と前記半導体発光チップの発光
    面とが、互いに平行でないことを特徴とする半導体発光
    素子。
  28. 【請求項28】 前記サブマウントが、前記半導体発光
    チップの発光面に平行な面とは異なる平面により、前記
    戻り光を前記出射光の光軸と異なる向きに反射させる傾
    きを有することを特徴とする前記請求項1〜8のいずれ
    かに記載の半導体発光素子。
  29. 【請求項29】 電気を光に変換する半導体発光チップ
    を備え、前記半導体発光チップから所定の出射方向にレ
    ーザ光を出射する半導体発光素子において、 戻り光の半導体発光チップ近傍の部材における反射光
    が、出射光の出射方向と異なる向きとなる様に、前記半
    導体発光チップの向きを設定したことを特徴とする半導
    体発光素子。
  30. 【請求項30】 前記戻り光の半導体発光チップ近傍の
    部材における反射光が、出射光の出射方向と異なる向き
    となる様に、前記半導体発光チップの向きを設定したこ
    とを特徴とする前記請求項1〜26のいずれかに記載の
    半導体発光素子。
  31. 【請求項31】 前記半導体発光素子の軸方向に対して
    半導体発光チップの光軸が傾いていることを特徴とする
    前記請求項29又は30に記載の半導体発光素子。
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