JPH11344304A - レール変位量測定装置 - Google Patents
レール変位量測定装置Info
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- JPH11344304A JPH11344304A JP15129998A JP15129998A JPH11344304A JP H11344304 A JPH11344304 A JP H11344304A JP 15129998 A JP15129998 A JP 15129998A JP 15129998 A JP15129998 A JP 15129998A JP H11344304 A JPH11344304 A JP H11344304A
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Abstract
軽減することが可能で、高精度かつ低コストなレール変
位量測定装置を提供する。 【解決手段】投光器51の投光軸Taと円筒形の筺体6
1の中心軸とが同一軸上に配置され、受光器52の受光
軸Jaと円筒形の筺体71の中心軸とが同一軸上に配置
され、各軸Ta,Jaが同一軸上に配置されるように、
投光器51および受光器52はそれぞれ各取付座41,
42を介して取付ベース21の基体21aに取付固定さ
れる。投光用ガラスミラー53は、投光軸Tbがレール
91の直交方向に対して所定角度θ3を成すように位置
決めがなされ、保持具43を介して取付ベース21の基
体21aに取付固定される。受光用ガラスミラー54
は、受光軸Jbがレール91の直交方向に対して所定角
度θ1を成すように位置決めがなされ、保持具44を介
して取付ベース21の基体21aに取付固定される。
Description
置に係り、詳しくは、レールの左右の変位量を測定する
装置に関するものである。
の軌間を成して敷設されるが、何らかの理由によりレー
ルが左右に変位すると、列車の安全運行に支障をきたす
ことになる。そこで、従来より、レールの左右の変位量
を測定するレール変位量測定装置を搭載した軌道検測車
を軌道上に走行させて、レール変位量を定期的に検測す
ることが行われている。
2917号公報に開示されるレール変位量測定装置を開
発している。このレール変位量測定装置は、レールに対
して斜め上方に設けられた投光器および受光器を備えて
いる。当該投光器は、レーザパルスを発振するLD(レ
ーザダイオード)と、投光レンズおよびシリンドリカル
レンズとにより構成され、シリンドリカルレンズにより
レーザの光帯を形成してレールに投光する。
ザパルスの波長を透過帯域とする透過フィルタと、集束
レンズおよびPSD(ポジション・センシング・デバイ
ス)とにより構成される。そして、受光器によりレール
の反射光を受光してPSDの両端より出力される出力電
流に基づいて、PSDにおける前記レーザパルスの受光
位置を算出し、その受光位置に基づいてレール変位量を
求めるようになっている。
は明示していないが、前記投光器および前記受光器は別
々の筺体内に納められており、それぞれの筺体が取付ベ
ースに対して別々にボルトにて取付固定されている。そ
して、投光器および受光器が取り付けられた取付ベース
が、軌道検測車の台車に取付固定されるようになってい
る。
ーザ光の投光軸は、レール直交方向に対して35゜の角
度を成すように設定されている。また、レールから反射
されたレーザ光を受光器が受光する受光軸は、レール直
交方向に対して20゜の角度を成すように設定されてい
る。このように、投光軸および受光軸がそれぞれ所定角
度に設定されているのは、レール表面の状態の影響を受
けることなく、レール変位量の検測精度を高めるためで
ある。
る際には、投光軸が前記所定角度を成すように、取付ベ
ースに対する投光器の筺体の位置決めを正確に行う必要
がある。同様に、受光器を取付ベースに取付固定する際
には、受光軸が前記所定角度を成すように、取付ベース
に対する受光器の筺体の位置決めを正確に行う必要があ
る。つまり、投光器および受光器を取付ベースへ取り付
ける際には厳密な角度調整が必要であり、その角度調整
には高度な技術と多大な時間とを要する。
するために、投光器および受光器はそれぞれ単体にて定
期的な調整検査を行う必要がある。そのため、調整検査
時には取付ベースから投光器および受光器を取り外し、
調整検査終了後に投光器および受光器を再び取付ベース
に取り付けなければならない。従って、投光器および受
光器の定期的な調整検査の度に前記角度調整を行わなけ
ればならず、大変な手間がかかるという問題があった。
ら保護するためのカバーについても、投光器および受光
器に対して別々に設けられている。そのため、部品点数
が増加して部品コストが増大するという問題があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
って、その目的は、投光器および受光器の取付作業に要
する手間を軽減することが可能で、高精度かつ低コスト
なレール変位量測定装置を提供することにある。
めになされた請求項1に記載の発明は、光帯を形成して
投光する投光器と、当該投光器から投光された光を反射
する投光用反射鏡と、当該投光用反射鏡からレールに投
光された光のレールからの反射光を反射する受光用反射
鏡と、当該受光用反射鏡からの反射光を受光する受光器
と、前記投光器および前記受光器が着脱可能に取付固定
された基台と、当該受光器における受光位置に基づいて
レール変位量を算出するレール変位量算出手段とを備え
たレール変位量測定装置であって、前記投光器の投光軸
と前記受光器の受光軸とが同一軸上に配置されるよう
に、前記基台に対して前記投光器および前記受光器が取
付固定されたレール変位量測定装置をその要旨とする。
投光軸の角度調整は基台に対する投光用反射鏡の位置決
めによって行われ、レールから反射された光の受光軸の
角度調整は基台に対する受光用反射鏡の位置決めによっ
て行われる。そのため、各反射鏡を基台に取付固定する
際には厳密な角度調整が必要であるものの、投光器およ
び受光器を基台に取付固定する際には投光器の投光軸と
受光器の受光軸とを合致させるだけでよい。ここで、投
光器の投光軸と受光器の受光軸とを合致させる作業は高
度な技術を必要とせず短時間に行うことができる。その
ため、レール変位量の検測精度を低下させることなく、
投光器および受光器の取付作業に要する手間を軽減する
ことができる。
に、請求項1に記載のレール変位量測定装置において、
前記投光器および前記受光器はそれぞれ円筒形の筺体を
備え、前記投光器の円筒形の筺体の中心軸と前記投光軸
とが同一軸上に配置されると共に、前記受光器の円筒形
の筺体の中心軸と前記受光軸とが同一軸上に配置される
ようにしてもよい。
基台に取付固定する際にはそれぞれの筺体の中心軸を合
致させるだけでよく、その作業は簡単かつ容易であるた
め、投光器および受光器の取付作業に要する手間をさら
に軽減することができる。また、請求項3に記載の発明
のように、請求項1または請求項2に記載のレール変位
量測定装置において、前記投光器と前記投光用反射鏡と
前記受光用反射鏡と前記受光器とを覆設し、前記投光の
光路にあたる部分に投光用窓が設けられると共に、前記
受光の光路にあたる部分に受光用窓が設けられた密閉構
造の防水防塵部材を備えるようにしてもよい。
から投光器,投光用反射鏡,受光用反射鏡,受光器を確
実に保護して、レール変位量の検測精度を高精度に維持
することができる。また、投光器,投光用反射鏡,受光
用反射鏡,受光器を一括して覆設する防水防塵部材を設
ければ、投光器および受光器に対して防水防塵部材を別
々に設ける場合に比べて、部品点数が少なくなり、コス
トダウンを図ることができる。
求項3に記載のレール変位量測定装置において、前記投
光用窓および前記受光用窓を覆設し、前記投光の光路に
あたる部分に投光用スリットが設けられると共に、前記
受光の光路にあたる部分に受光用スリットが設けられ、
前記投光用窓および前記投光用スリットと前記受光用窓
および前記受光用スリットとの間に遮光板が設けられた
遮光部材を備えるようにしてもよい。
レーザ光や外部からの外乱光により、受光器が受光する
レーザ光が影響を受けるのを防ぐことができる。そして
外乱光の影響を受けないため、昼夜を問わずレール変位
量の検測が可能になる。また、投光用窓および受光用窓
を一括して覆設する遮光部材を設ければ、各窓に対して
遮光部材を別々に設ける場合に比べて、部品点数が少な
くなり、コストダウンを図ることができる。
求項1〜4のいずれか1項に記載のレール変位量測定装
置において、前記投光器は、レーザパルスを発振するレ
ーザダイオードと、投光レンズと、シリンドリカルレン
ズとから構成され、前記受光器は、前記投光器のレーザ
ダイオードのレーザパルスの波長を透過帯域とする透過
フィルタと、集束レンズと、ポジション・センシング・
デバイスとから構成されるようにしてもよい。
びポジション・センシング・デバイスを使用することに
より、光学系を小型化することができる。尚、以下に述
べる発明の実施の形態において、特許請求の範囲または
課題を解決するための手段に記載の「投光用反射鏡」は
投光用ガラスミラー53に相当し、同じく「受光用反射
鏡」は受光用ガラスミラー54に相当し、同じく「基
台」は取付ベース21に相当し、同じく「レール変位量
算出手段」は信号処理部75および変位量検出部12か
ら構成され、同じく「防水防塵部材」はカバー22に相
当し、同じく「遮光部材」はフード23に相当する。
形態を図面と共に説明する。図2(a)に、本実施形態
のレール変位量測定装置1の平面図を示す。また、図2
(b)に、レール変位量測定装置1の右側面図を示す。
回路部3から構成されている。回路部3は本体2とは別
体のケース内に収容されており、本体2と回路部3とは
信号ケーブル4を介して接続されている。回路部3は、
パルス発生器11および変位量検出部12から構成され
ている。
フード23を備えている。取付ベース21は、45゜に
折り曲げられたアルミニウム厚板から成る各基体21
a,21bによって形成され、平板状の基体21aの四
隅には軌道検測車の台車81に取付固定するためのボル
ト孔24が穿設され、基体21bには円形の投光用スリ
ット25および受光用スリット26が穿設されている。
上に着脱可能に覆設され、フード23は取付ベース21
の各基体21a,21b上に着脱可能に覆設されてい
る。取付ベース21の基体21aとカバー22との接続
部分は完全密閉され、当該接続部分を介して外部から雨
水や塵埃が漏れ入らないようになっている。また、取付
ベース21およびカバー22とフード23との接続部分
は隙間が生じないように密閉され、当該接続部分を介し
て外部から光が漏れ入らないようになっている。
線断面図を示す。また、図1(b)に、図1(a)にお
けるB−B線断面図を示す。カバー22において、フー
ド23に覆われる部分には投光用ガラス窓32および受
光用ガラス窓33が嵌合固定されている。各ガラス窓3
2,33とカバー22との接続部分は完全密閉され、当
該接続部分を介して外部から雨水,塵埃,光が漏れ入ら
ないようになっている。
体21a上には、投光器用取付座41,受光器用取付座
42,投光用ガラスミラー保持具43,受光用ガラスミ
ラー保持具44がそれぞれボルト(図示略)にて取付固
定されている。そして、投光器用取付座41に投光器5
1が着脱可能に取付固定され、受光器用取付座42に受
光器52が着脱可能に取付固定され、投光用ガラスミラ
ー保持具43に投光用ガラスミラー53が取付固定さ
れ、受光用ガラスミラー保持具44に受光用ガラスミラ
ー54が取付固定されている。
部屋23a,23bに分けられている。そして、部屋2
3a側には受光用スリット26および受光用ガラス窓3
3が設けられ、部屋23b側には投光用スリット25お
よび投光用ガラス窓32が設けられている。取付ベース
21およびカバー22と遮光板31との接続部分は隙間
が生じないように密閉され、当該接続部分を介してフー
ド23内の各部屋23a,23b間で相互に光が漏れ入
らないようになっている。
を示す。投光器51は、円筒形の筺体61内に収容され
たLD(レーザダイオード)62,投光レンズ63,シ
リンドリカルレンズ64から構成されている。LD62
は、信号ケーブル4を介して接続された回路部3のパル
ス発生器11により励起され、例えば数百〜千数百Wで
極めて短い時間幅のレーザパルスを発振する。尚、パル
ス発生器11は高電圧で動作してノイズ発生源となるた
め、そのパルス発生器11の発生したノイズが投光器5
1,受光器52,変位量検出部12に悪影響を与えない
ように、パルス発生器11および信号ケーブル4には厳
重なシールドおよびアースが施されている。
レンズ63を通してシリンドリカルレンズ64によりレ
ーザの光帯とされ、投光器51から投光される。この投
光器51から投光されるレーザ光の投光軸Taは、円筒
形の筺体61の中心軸と同一軸上に配置されている。
を示す。受光器52は、円筒形の筺体71内に収容され
た透過フィルタ72,集束レンズ73,PSD(ポジシ
ョン・センシング・デバイス)74,信号処理部75か
ら構成されている。
光器51からのレーザ光は、LD62のレーザパルスの
波長を透過帯域とする透過フィルタ72によってかなり
のノイズ成分が除去され、集束レンズ73によってレー
ルの変位に対応したPSD74の受光位置に結像され
る。
出力される各出力電流をそれぞれ入力し、当該各出力電
流のノイズ成分を除去した後に積分して得た積分電流を
出力する。つまり、信号処理部75はPSD用プリアン
プとして機能する。信号ケーブル4を介して信号処理部
75と接続された回路部3の変位量検出部12は、信号
処理部75から出力された積分電流に基づいて、PSD
74におけるレーザパルスの受光位置を算出し、その受
光位置をレール変位量に換算することにより、レール変
位量のデータを求めて出力する。
を受光器52が受光する受光軸Jaは、円筒形の筺体7
1の中心軸と同一軸上に位置されている。そして、図1
(a)に示すように、投光器51の投光軸Taと受光器
52の受光軸Jaとが同一軸上に配置されるように、投
光器51および受光器52の位置決めがなされた状態
で、投光器51および受光器52はそれぞれ各取付座4
1,42を介して取付ベース21の基体21aに取付固
定されている。
は、1つの回路ブロック76として構成され、回路ブロ
ック76は受光器52から簡単に着脱可能になってい
る。加えて、信号処理部75は、振動による内部配線の
断線を防止するため、シリコン樹脂などが充填されて厳
重な防振対策が施されている。
の構成および動作は、前記公報(特開平6−42917
号)に開示されているものと同じであり、特に、PSD
74,信号処理部75,変位量検出部12の動作につい
ては前記公報に詳述されているため、ここでは説明を省
略する。また、上記構成によって得られる効果について
も、LD62およびPSD74を使用することにより光
学系を小型化することができる等、前記公報に記載され
ている効果と同じである。
量測定装置1の動作について説明する。図1(a)に示
すように、投光器51から投光軸Taにて投光されたレ
ーザ光は、投光用ガラスミラー53の表面で反射されて
投光軸がTaからTbに変えられ、そのレーザ光の光路
にあたる部分に設けられた投光用ガラス窓32から投光
用スリット25を通って、レール91に投光される。
方向に対して所定角度θ3(例えば、35゜)を成すよ
うに設定されている。そのため、投光軸Tbがレール9
1の直交方向に対して所定角度θ3を成すように、投光
用ガラスミラー53の位置決めがなされた状態で、投光
用ガラスミラー53は保持具43を介して取付ベース2
1の基体21aに取付固定されている。また、レーザ光
の進行を妨げないように、投光用ガラス窓32は平坦で
均一な厚みの透明なガラス板によって形成され、そのガ
ラス面は投光軸Tbに対して直角に配置されている。
ル91の頭部を形成する踏面91aと側面91bとの間
には直径13mmのアールが設けられている。そして、
2条のレールのそれぞれについて、側面91bにおける
踏面91aから14mm下の点Pをとり、両レールのそ
れぞれの点P間の距離が軌間される。
で且つ側面91bの点Pを含む面Qに対して所定角度θ
2(例えば、45゜)を成して点Pを通るように設定さ
れている。そのため、投光軸Tbが面Qに対して所定角
度θ2を成すように、取付ベース21の基体21aの位
置決めがなされた状態で、基体21aは軌道検測車の台
車81に取付固定されている。
91から反射されたレーザ光は、そのレーザ光の光路に
あたる部分に設けられた受光用スリット26から受光用
ガラス窓33を通り、受光用ガラスミラー55の表面で
反射されて受光軸がJbからJaに変えられ、受光器5
2にて受光される。
方向に対して所定角度θ1(例えば、20゜)を成し、
受光軸Jbと投光軸Tbとがレール81の側面81bの
点Pにて交差するように設定されている。そのため、受
光軸Jbがレール91の直交方向に対して所定角度θ1
を成すように、受光用ガラスミラー54の位置決めがな
された状態で、受光用ガラスミラー54は保持具44を
介して取付ベース21の基体21aに取付固定されてい
る。また、レーザ光の進行を妨げないように、受光用ガ
ラス窓33は平坦で均一な厚みの透明なガラス板によっ
て形成され、そのガラス面が受光軸Jbに対して直角に
配置されている。
同様に、面Qに対して所定角度θ2を成して点Pを通る
ように設定されている。ところで、投光用スリット25
および受光用スリット26の開口寸法および穿設位置
は、投光または受光されるレーザ光の進行を妨げず、当
該レーザ光が外部からの外乱光の影響を受けないよう
に、最適に設定されている。
は受光されたレーザ光の歪みが最も少なくなるような角
度に設定されている。尚、レール91の表面の状態の影
響を受けることなく、レール変位量の検測精度を高める
ためには、各角度θ1,θ3を15゜程度ずらすことが
望ましい。
変位量測定装置1によれば、以下の作用および効果を得
ることができる。 (1)投光器51の投光軸Taと円筒形の筺体61の中
心軸とが同一軸上に配置され、受光器52の受光軸Ja
と円筒形の筺体71の中心軸とが同一軸上に配置されて
いる。そして、投光軸Taと受光軸Jaとが同一軸上に
配置されるように、投光器51および受光器52はそれ
ぞれ各取付座41,42を介して取付ベース21の基体
21aに取付固定されている。
レール91の直交方向に対して所定角度θ3を成すよう
に位置決めがなされた状態で、保持具43を介して取付
ベース21の基体21aに取付固定されている。つま
り、投光軸Tbの角度調整は、取付ベース21に対する
投光用ガラスミラー53の位置決めによって行われる。
Jbがレール91の直交方向に対して所定角度θ1を成
すように位置決めがなされた状態で、保持具44を介し
て取付ベース21の基体21aに取付固定されている。
つまり、受光軸Jbの角度調整は、取付ベース21に対
する受光用ガラスミラー54の位置決めによって行われ
る。
ス21に取付固定する際には厳密な角度調整が必要であ
るものの、投光器51および受光器52を取付ベース2
1に取付固定する際には各筺体61,71の中心軸を合
致させるだけでよい。ここで、各筺体61,71の中心
軸を合致させるのは簡単かつ容易であり、その作業は高
度な技術を必要とせず短時間に行うことができる。
するために、投光器51および受光器52はそれぞれ単
体にて定期的な調整検査を行う必要がある。そのため、
調整検査時には取付ベース21から投光器51および受
光器52を取り外し、調整検査終了後に投光器51およ
び受光器52を再び取付ベース21に取り付けなければ
ならない。
よび受光用ガラスミラー54は、レール変位量測定装置
1の製造時に取付ベース21に一度取り付けたら、その
後に取り外す必要はない。つまり、投光器51および受
光器52の定期的な調整検査時に、各ガラスミラー5
3,54をいじる必要はない。
および受光器52の定期的な調整検査時における投光器
51および受光器52の取付作業に要する手間を軽減す
ることができる。 (2)光学系部材(投光器51,受光器52,投光用ガ
ラスミラー53,受光用ガラスミラー54)は、密閉構
造のカバー22によって覆われている。
系部材を確実に保護して、レール変位量の検測精度を高
精度に維持することができる。 (3)カバー22に嵌合固定された各ガラス窓32,3
3は、各スリット25,26が穿設されたフード23に
よって覆われている。そして、各スリット25,26の
開口寸法は必要最小限に設定されている。
ラス窓32,33を確実に保護することが可能になり、
各ガラス窓32,33が汚れてレーザ光が妨げられのを
防止することができる。また、フード23内は遮光板3
1によって各部屋23a,23bに分けられ、部屋23
a側に受光用スリット26および受光用ガラス窓33が
設けられ、部屋23b側には投光用スリット25および
投光用ガラス窓32が設けられている。
ザ光や外部からの外乱光により、受光器52が受光する
レーザ光が影響を受けるのを防ぐことができる。そして
外乱光の影響を受けないため、昼夜を問わずレール変位
量の検測が可能になる。 (4)カバー22およびフード23はそれぞれ1つずつ
設けられており、投光器51および受光器52で共用さ
れている。そのため、投光器51および受光器52に対
してカバー22およびフード23を別々に設ける場合に
比べて、部品点数が少なくなり、コストダウンを図るこ
とができる。
のではなく、以下のように変更してもよく、その場合で
も、上記実施形態と同様の作用および効果を得ることが
できる。 [1]各ガラス窓32,33の材質は、レーザ光を妨げ
ないならばガラスに限定されるものではなく、透明な合
成樹脂などを用いてもよい。
ザ光を確実に反射可能であればガラスに限定されるもの
ではなく、金属ミラーなどを用いてもよい。 [3]各角度θ1〜θ3は例示した角度に限定されるも
のではなく、レール変位量の検測精度を勘案して適宜設
定すればよい。
構成に限定されるものではなく、レール変位量を正確に
検測可能であればどのような構成としてもよい。
図。図1(b)は図1(a)におけるB−B線断面図。
レール変位量測定装置の平面図。図2(b)は一実施形
態のレール変位量測定装置の右側面図。
示す説明図。図3(b)は一実施形態の受光器の概略構
成を示す説明図。
12…変位量検出部 21…取付ベース 21a,21b…基体 22…
カバー 23…フード 25…投光用スリット 26…受光
用スリット 31…遮光板 32…投光用ガラス窓 33…受光
用ガラス窓 51…投光器 52…受光器 53…投光用ガラス
ミラー 54…受光用ガラスミラー 61,71…筺体 6
2…LD 63…投光レンズ 64…シリンドリカルレンズ
72…透過フィルタ 73…集束レンズ 74…PSD
Claims (5)
- 【請求項1】 光帯を形成して投光する投光器と、 当該投光器から投光された光を反射する投光用反射鏡
と、 当該投光用反射鏡からレールに投光された光のレールか
らの反射光を反射する受光用反射鏡と、 当該受光用反射鏡からの反射光を受光する受光器と、 前記投光器および前記受光器が着脱可能に取付固定され
た基台と、 当該受光器における受光位置に基づいてレール変位量を
算出するレール変位量算出手段とを備えたレール変位量
測定装置であって、 前記投光器の投光軸と前記受光器の受光軸とが同一軸上
に配置されるように、前記基台に対して前記投光器およ
び前記受光器が取付固定されたことを特徴とするレール
変位量測定装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のレール変位量測定装置
において、 前記投光器および前記受光器はそれぞれ円筒形の筺体を
備え、前記投光器の円筒形の筺体の中心軸と前記投光軸
とが同一軸上に配置されると共に、前記受光器の円筒形
の筺体の中心軸と前記受光軸とが同一軸上に配置される
ことを特徴とするレール変位量測定装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のレール
変位量測定装置において、 前記投光器と前記投光用反射鏡と前記受光用反射鏡と前
記受光器とを覆設し、前記投光の光路にあたる部分に投
光用窓が設けられると共に、前記受光の光路にあたる部
分に受光用窓が設けられた密閉構造の防水防塵部材を備
えたことを特徴とするレール変位量測定装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載のレール変位量測定装置
において、 前記投光用窓および前記受光用窓を覆設し、前記投光の
光路にあたる部分に投光用スリットが設けられると共
に、前記受光の光路にあたる部分に受光用スリットが設
けられ、前記投光用窓および前記投光用スリットと前記
受光用窓および前記受光用スリットとの間に遮光板が設
けられた遮光部材を備えたことを特徴とするレール変位
量測定装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のレ
ール変位量測定装置において、 前記投光器は、レーザパルスを発振するレーザダイオー
ドと、投光レンズと、シリンドリカルレンズとから構成
され、 前記受光器は、前記投光器のレーザダイオードのレーザ
パルスの波長を透過帯域とする透過フィルタと、集束レ
ンズと、ポジション・センシング・デバイスとから構成
されたことを特徴とするレール変位量測定装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN101876157A (zh) * | 2010-08-02 | 2010-11-03 | 成都普罗米新科技有限责任公司 | 轨道板钢模测量系统及其测量方法 |
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-
1998
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