JP2002021896A - ドラムブレーキのブレーキアジャスタ組立体 - Google Patents

ドラムブレーキのブレーキアジャスタ組立体

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JP2002021896A
JP2002021896A JP2000202085A JP2000202085A JP2002021896A JP 2002021896 A JP2002021896 A JP 2002021896A JP 2000202085 A JP2000202085 A JP 2000202085A JP 2000202085 A JP2000202085 A JP 2000202085A JP 2002021896 A JP2002021896 A JP 2002021896A
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screw
brake
adjusting
adjuster assembly
nut
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Akira Tanaka
彰 田中
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Akebono Brake Industry Co Ltd
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Akebono Brake Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ドラムブレーキのアジャスタ組立体を、調節ス
クリューと、該スクリューに螺合する調節ナットとの2
部品で構成し、該2部品構造を簡素化して製造コストを
安価にすることを課題とする。 【解決手段】調節スクリュー12と、該スクリューに螺
合する調節ナット14とからなるドラムブレーキのアジ
ャスタ組立体10において、前記調節スクリューは、一
側に雄ねじ部12bと、他側に一方のブレーキシュー1
6のウエブ突出部16bを回動不能に受け入れる頭部1
2aとで構成し、前記調節ナットは、一側に前記雄ねじ
部12bと螺合する雌ねじ部14bと、他側に他方のブ
レーキシュー18のウエブ突出部18bを回動自在に受
け入れる円筒孔14aが形成された貫通孔と、外周部に
設けたこの調節ナットを回動するための歯状突部14c
とで構成したドラムブレーキのアジャスタ組立体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、調節スクリューと、
このスクリューに螺合する調節ナットの2部品で構成し
た一対のブレーキシューを備えたドラムブレーキのアジ
ャスタ組立体において、2部品の構造を簡素化して製造
コストを安価にしたドラムブレーキのアジャスタ組立体
に関する。
【0002】
【従来の技術】ドラムブレーキにおいて、ブレーキドラ
ムとブレーキシュー間の間隙を調節する手段として、調
節スクリュー、調節ナット及びソケットからなるアジャ
スタ組立体が一対のブレーキシュー間に配置されたもの
が従来知られている。図5は上述の従来の典型的なアジ
ャスタ組立体を備えたドラムブレーキの平面図、図6は
図5に示したアジャスタ組立体の要部分解図であって、
その概要は次の通りである。図5において、車両の固定
部に装架された背板30上にホイルシリンダ32が固定
され、このホイルシリンダ32に流体制動圧が適用され
ると、背板30の面方向に変位自在の一対のブレーキシ
ュー34、36の一側端部が拡開し、一対のブレーキシ
ュ34、36の摩擦材38、38をブレーキドラム(図
示せず)の内周面に押し付けて制動力を得るようになっ
ている。ホイルシリンダ32に適用された流体制動圧を
解放するブレーキ解除時は、リターンスプリング40に
より、ブレーキシュー34、36は、摩擦材38、38
がブレーキドラムから離れるように縮径する位置まで戻
る。一対のブレーキシュー34、36の他側端部にはア
ジャスタ組立体42が配置され、ブレーキシュー34、
36のシューウエブ34a、36a間に張設した引き戻
しバネ44の引張力により、シューウエブ34a、36
aの端部はアジャスタ組立体42に確実に押圧係合され
ている。
【0003】アジャスタ組立体42は、図5、図6に示
すように、調節スクリュー46と、このスクリュー46
に螺合する調節ナット48とソケット50の3部品から
なり、調節スクリュー46とソケット50には、シュー
ウエブ34a、36aの端部を受け入れるための二股状
の嵌合溝(調節スクリュー側の嵌合溝が46aで、ソケ
ット側の嵌合溝が50aで示されている。)が形成され
ている。制動の繰り返しにより、各ブレーキシュー3
4、36の摩擦材38が摩耗して、ブレーキドラムと摩
擦材38との間隔が拡がった場合には、手動により、或
は駐車ブレーキ時の操作レバーとの連動で、調節ナット
48に形成した歯車状のフランジ48aを回動する。調
節スクリュー46とソケット50は、それぞれの嵌合溝
46a、50aがシューウエブ34a、36aと係合し
ているために、その回動が阻止されており、したがっ
て、フランジ48aの回動はナット48をソケット50
側において回動しながら移動することとなり、その結
果、シューウエブ34a、36aのアジャスタ組立体4
2側の間隔が広げられ、摩擦材38の摩耗に対する調整
が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のドラム
ブレーキのアジャスタ組立体42は、調節スクリュー4
6、調節ナット48及びソケット50の3部品で構成さ
れているので、部品管理はもとより、組み付け作業も繁
雑であり、しかも、調節スクリュー46とソケット50
には、シューウエブ34a、36aを受け入れるための
二股状の嵌合溝46aと50aを冷鍛加工等で製造しな
ければならず、アジャスタ組立体42の製造コストが高
くつくという問題点があった。また、特公昭39−25
409号公報や特公昭43−1061号公報に開示され
ているように、調節スクリューと調節ナットの2部品で
アジャスタ組立体を構成するものも知られているが、こ
れらのものにおいても、調節スクリューと調節ナットの
双方にブレーキシューのウエブ突出部を受け入れるため
の嵌合凹溝を形成しなければならず、部品管理や組み付
け作業の繁雑性から解放されるものの、3部品構成のも
のと同様に製造コストが高くつくという問題点は有して
いた。
【0005】本発明は上記した従来のドラムブレーキの
アジャスタ組立体が有する問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、アジャスタ組立体を
調節スクリューと調節ナットの2部品で構成するととも
に、特に調節ナットの構造が、円筒孔に雌ねじ部を形成
するのみで、特別のシューウエブ用嵌合凹溝を形成する
必要のない、製造工程が簡素なドラムブレーキのアジャ
スタ組立体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る発明においては、調節スク
リューと、該スクリューに螺合する調節ナットの2部品
で構成した一対のブレーキシューを備えたドラムブレー
キのアジャスタ組立体において、前記調節スクリュー
は、一側に前記調節ナットの雌ねじ部と螺合する雄ねじ
部と、他側に一方のブレーキシューのウエブ突出部を回
動不能に受け入れる略矩形の嵌合凹溝が形成された頭部
とで構成し、前記調節ナットは、一側に前記調節スクリ
ューの雄ねじ部と螺合する雌ねじ部と、他側に他方のブ
レーキシューのウエブ突出部を回動自在に受け入れる円
筒孔が形成された貫通孔と、外周部に設けたこの調節ナ
ットを回動するための歯状突部とで構成したものであ
る。
【0007】
【作用】本発明によると、調節ナットの歯状突部の回転
により、調節スクリューに螺合している調節ナットの調
節スクリューに対する相対回転で、アジャスタ組立体と
嵌合係合している一対のブレーキシューのウエブ端部間
が伸長或いは収縮し、それに伴ってブレーキシューとブ
レーキドラムの間隙が調整されるようにしたもので、請
求項1に係る発明は、アジャスタ組立体が調節スクリュ
ーと調節ナットの2部品で構成されているから、部品管
理や部品組み付け作業が容易であるし、調節ナットの製
造に際しては、円筒孔の一部に雌ねじを形成した貫通孔
を設けるだけで、調節スクリューとの螺合作用とシュー
ウエブの受け入れ作用を果たせるので、製造工程の簡素
化が図れる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図4に基づ
いて説明する。図1は本発明のドラムブレーキのアジャ
スタ組立体近傍の要部断面図、図2は図1の2−2線で
切断した断面図、図3は図1の3−3線で切断した断面
図、図4は本発明の調節ナットの雌ねじ部を加工する状
態を示す断面図である。
【0009】本発明のドラムブレーキに用いられている
アジャスタ組立体10は、調節スクリュー12と調節ナ
ット14の2部品で構成され、一対のブレーキシュー1
6と18のウエブ端部16a、18a間に配置されてい
る。更に詳述すると、調節スクリュー12は頭部12a
と雄ねじ部12bとで構成され、頭部12aには、一方
のブレーキシュー16のウエブ端部16aの突出部16
bを受け入れる嵌合凹溝12cが形成されている。この
嵌合凹溝12cは、ブレーキシュー16と調節スクリュ
ー12とを回転不能に連結するために、図2に示すよう
に、突出部16bの矩形断面形状に合わせて長方形と
し、ウエブの突出部16bの縦8mm、横(ウエブの厚
さに相当)6mmに対して、上記嵌合凹溝12cは縦
8.5mm、横6.5mm程度が好ましい。
【0010】一方、調節ナット14には、円筒孔14a
が形成された一側に、調節スクリュー12の雄ねじ部1
2bと螺合する雌ねじ部14bを有する貫通孔が設けら
れているとともに、外周部には、この調節ナット14を
回動するための歯状突部14cが形成されている。円筒
孔14aはブレーキシュー18のウエブ端部18aの突
出部18bを回転自在に受け入れることができる。円筒
孔14aの直径は、図3に示すように、ウエブ端部18
aの突出部18bの長方形状の縦の長さ8mmより若干
大きい8.5mm程度であるのが好ましい。両ウエブ端
部16a、18a間には引き戻しバネ20が張設されて
おり、このバネ20の引張力により、突出部16bと1
8bはそれぞれ調節スクリュー12と調節ナット14に
向けて押圧されている。ブレーキシュー16は調節スク
リュー12と回転不能に連結されており、ブレーキシュ
ー18は調節ナット14と回転可能に連結されているの
で、歯状突部14cを摩耗調整のために回動すると、調
節スクリュー12の軸推力に変換され、ウエブ端部16
aと18a間は拡開する。このように調節ナット14
は、その製造に際し中心部に円筒孔14aを設け、その
一部分に図4に示したようにタップねじ22によって雌
ねじ部14bを形成すればよく、改めてブレーキシュー
18のための嵌合凹溝を形成する必要はない。しかも調
節ナット14を連続して多数タッピングする場合に、図
4においては、調節ナット14を右から左の方に連続搬
送することで連続加工が実現でき、調節ナット14に雌
ねじ加工を施すたびにタップねじ22を次の雌ねじ加工
のために戻す必要がなく、調節ナット14の生産が能率
よく行える。
【0011】
【発明の効果】以上の通り、本発明のドラムブレーキの
アジャスタ組立体10は、調節スクリューと、該スクリ
ューに螺合する調節ナットの2部品で構成したので、調
節スクリュー、調節ナット及びソケットからなる従来の
3部品構成のものに比べ、部品管理や組み付け作業の繁
雑性から解放される。また調節ナット14は中心部に円
筒孔14aを形成し、その一部分に雌ねじ部14bを形
成すればよく、改めてブレーキシューのための嵌合凹溝
を形成する必要はないので、製造工程の簡素化が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドラムブレーキのアジャスタ組立体近
傍の要部断面図である。
【図2】図1の2−2線で切断した断面図である。
【図3】図1の3−3線で切断した断面図である。
【図4】本発明の調節ナットの雌ねじ部を加工する状態
を示す断面図である。
【図5】従来のドラムブレーキのアジャスタ組立体の平
面図である。
【図6】図5に示したアジャスタ組立体の要部分解図で
ある。
【符号の説明】
10・・・アジャスタ組立体 12・・・調節スクリュー 12a・・・頭部 12b・・・雄ねじ部 14・・・調節ナット 14a・・・円筒孔 14b・・・雌ねじ部 14c・・・歯状突部 16・・・ブレーキシュー 16a・・・ウエブ端部 16b・・・突出部 18・・・ブレーキシュー 18a・・・ウエブ端部 18b・・・突出部 20・・・引き戻しバネ 22・・・タップねじ 30・・・背板 32・・・ホイルシリンダ 34、36・・・ブレーキシュー 34a、36a・・・シュ−ウエブ 38・・・摩擦材 40・・・リターンスプリング 42・・・アジャスタ組立体 44・・・引き戻しバネ 46・・・調節スクリュー 46a・・・嵌合溝 48・・・調節ナット 48a・・・歯車状フランジ 50・・・ソケット 50a・・・嵌合溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調節スクリューと、該スクリューに螺合す
    る調節ナットの2部品で構成した一対のブレーキシュー
    を備えたドラムブレーキのアジャスタ組立体において、
    前記調節スクリューは、一側に前記調節ナットの雌ねじ
    部と螺合する雄ねじ部と、他側に一方のブレーキシュー
    のウエブ突出部を回動不能に受け入れる略矩形の嵌合凹
    溝が形成された頭部とで構成し、前記調節ナットは、一
    側に前記調節スクリューの雄ねじ部と螺合する雌ねじ部
    と、他側に他方のブレーキシューのウエブ突出部を回動
    自在に受け入れる円筒孔が形成された貫通孔と、外周部
    に設けたこの調節ナットを回動するための歯状突部とで
    構成したことを特徴とするドラムブレーキのアジャスタ
    組立体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005344847A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Advics:Kk ドラムブレーキ用のアジャスタ組立体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005344847A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Advics:Kk ドラムブレーキ用のアジャスタ組立体
JP4682538B2 (ja) * 2004-06-03 2011-05-11 株式会社アドヴィックス ドラムブレーキ用のアジャスタ組立体

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