JP2002019628A - パワーステアリングにおけるパワーシリンダの取付構造 - Google Patents

パワーステアリングにおけるパワーシリンダの取付構造

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JP2002019628A
JP2002019628A JP2000208800A JP2000208800A JP2002019628A JP 2002019628 A JP2002019628 A JP 2002019628A JP 2000208800 A JP2000208800 A JP 2000208800A JP 2000208800 A JP2000208800 A JP 2000208800A JP 2002019628 A JP2002019628 A JP 2002019628A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パワーシリンダをフロントアクスルケース側
に容易に取り付けることができるパワーステアリングに
おけるパワーシリンダの取付構造を提供することを課題
としている。 【解決手段】 フロントアクスルケース1側に油圧式の
パワーシリンダ11のロッドカバー23を外側から挿入
固定することができる保持部18を設けて、ロッドカバ
ー23を保持部18に着脱自在に固定せしめた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はトラクタ等のパワ
ーステアリングにおけるパワーシリンダの取付構造に関
する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来トラ
クタ等には油圧式のパワーステアリング装置を備えた機
種があり、一般的に該パワーステアリング装置のパワー
シリンダはフロントアクスルケース側に取り付けられ、
左右のピストンロッド(シリンダロッド)がナックルア
ームに連結せしめられている。しかしシリンダロッドの
芯決めをしてのパワーシリンダのフロントアクスルケー
ス側への取り付けが比較的困難で、パワーシリンダをフ
ロントアクスルケース側に容易に取り付けることができ
ないという欠点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のパワーステアリングにおけるパワーシリンダ
の取付構造は、フロントアクスルケース1に油圧式のパ
ワーシリンダ11を取り付けたパワーステアリング装置
において、フロントアクスルケース1側にパワーシリン
ダ11のロッドカバー23を外側から挿入固定可能な保
持部18を設け、ロッドカバー23を保持部18に着脱
自在に固定せしめたことを第1の特徴としている。
【0004】またフロントアクスルケース1の左右方向
の略中央に駆動軸2への駆動力伝動用の入力軸16を支
持する軸受け部17を設け、該軸受け部17に保持部1
8を形成せしめたことを第2の特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】図1,図2はトラクタ等の作業車
両におけるフロントアクスルケース1の平面及び正面部
分断面図であり、フロントアクスルケース1は左右両端
側に前輪のホイールを取り付けるホイールシャフト2を
介して前輪を支持せしめるように構成されている。
【0006】そしてフロントアクスルケース1内には左
右方向の略中央に差動装置(ディファレンシャル装置)
3が設けられており、該ディファレンシャル装置3の左
右から出力軸4を突出せしめ、ディファレンシャル装置
3を介して出力軸4に駆動力を出力せしめ、出力軸4か
ら該出力軸4の端部に連結された縦軸6を介してホイー
ルシャフト2に駆動力を伝動する構造となっている。
【0007】なお上記フロントアクスルケース1は従来
同様、ディファレンシャル装置3及び出力軸4を内装す
る左右方向の横ケース7と、該横ケース7の左右両端側
に固定して設けられて縦軸6を収容する上下方向の縦ケ
ース8と、縦軸6の軸芯を中心に縦ケース8に回動自在
に支持されてホイールシャフト2を内装する回動ケース
9とを備えている。
【0008】すなわち縦ケース8がフロントアクスルケ
ース1に対して固定された固定支持部となっており、回
動ケース9がホイールシャフト2を介して前輪を支持
し、固定支持部(縦ケース8)に縦軸6の軸芯を中心に
回動自在に支持された前輪支持部となっている。
【0009】一方フロントアクスルケース1の後方には
パワーステアリング装置用の油圧式のパワーシリンダ1
1が設けられており、すなわちステアリングはパワーシ
リンダ11により油圧アシストされるパワーステアリン
グとなっている。そしてパワーシリンダ11の左右の両
ピストンロッド(シリンダロッド)12が、タイロッド
として回動ケース9に取り付けられたナックルアーム1
3に連結せしめられている。
【0010】そしてステアリング装置は、従来同様にハ
ンドルを左右回動操作することによって油圧によりシリ
ンダロッド12を左右スライドさせるように構成されて
おり、シリンダロッド12の左右スライド(ハンドルの
左右回動)により、左右の回動ケース9を同期して左右
揺動させ、前輪に切れ角を与え、機体を操向せしめる構
造となっている。
【0011】一方横ケース7におけるディファレンシャ
ル装置3の後方側は開口しており、該開口部14にはデ
ィファレンシャル装置3への駆動力入力用の入力軸16
を支持する軸受け部(キャリヤ)17が着脱自在に取り
付けられている。このときキャリヤ17にはパワーシリ
ンダ11を後述するように保持(支持)する保持部18
が左右に形成されており、すなわちパワーシリンダ11
はキャリヤ17を介してフロントアクスルケース1に取
り付けられる。
【0012】上記パワーシリンダ11は図3に示される
ようにピストン19を内装するシリンダチューブ21
と、上記ピストン19に取り付けられてシリンダチュー
ブ21の左右から突出する前述のシリンダロッド12
と、シリンダチューブ21の左右力端を閉塞してシリン
ダロッド12をスライド自在に支持するロッドカバー2
3等を備えており、ロッドカバー23とシリンダチュー
ブ21とは着脱可能に構成されている。
【0013】そして上記保持部18には、ロッドカバー
23の外側からの挿入が可能な挿入孔18aが設けられ
ており、左又は右側のロッドカバー23を左又は右側の
保持部18(挿入孔18a)に外側から挿入することに
よって保持部18とロッドカバー23とをボルト24等
を介して一体固定することが可能となっている。
【0014】これによりロッドカバー23の保持部18
(挿入孔18a)への挿入前に、挿入孔18aにシリン
ダチューブ21を挿入し、その後ロッドカバー23をシ
リンダチューブ21の端部側に取り付けるように挿入孔
18aに外側から挿入して保持部18とロッドカバー2
3とを一体的に固定することによってパワーシリンダ1
1が保持部18に保持されて取り付けられる。
【0015】換言すると保持部18とロッドカバー23
との一体固定によってロッドカバー23は保持部18に
一体形成され、パワーシリンダ11は保持部18に一体
形成される。そしてキャリヤ17をフロントアクスルケ
ース1(横ケース7)に取り付けることで、パワーシリ
ンダ11がフロントアクスルケース1に取り付けられ
る。
【0016】なおパワーシリンダ11の圧油のポート2
6はロッドカバー23に形成されており、該ポート26
はロッドカバー23のシリンダチューブ21への取り付
けによって、ロッドカバー23の内端面23aを介して
シリンダチューブ21内と連通せしめられる。
【0017】またロッドカバー23の内周面23bとシ
リンダチューブ21におけるロッドカバー23との嵌合
部の外周面21aとの間及びロッドカバー23の内周面
23bとシリンダロッド12の外周面12aとの間には
オイルシール27,28,29が介設されており、シリ
ンダチューブ21の端面21bとロッドカバー23の内
端面23aとの間に間隙が存在する場合でもオイル漏れ
等は発生しない。
【0018】上記構造により、ロッドカバー23とシリ
ンダチューブ21が分離せしめられ、ロッドカバー23
を保持部18に取り付けることによってパワーシリンダ
11がキャリヤ17に取り付けられるため、シリンダロ
ッド12の芯決めをしてのパワーシリンダ11のフロン
トアクスルケース1側への取り付けを着脱自在に容易に
行うことができ、パワーシリンダ11の着脱に際して、
走行機体やフロントアクスルケース1を持ち上げる等の
作業が不要となる。
【0019】このときロッドカバー23とシリンダチュ
ーブ21及びシリンダロッド12との間はオイルシール
27,28,29によりオイル漏れが防止されているた
め、左右のロッドカバー23間の距離(保持部18間の
距離)や、シリンダチューブ21の長さ、ロッドカバー
23の内端面23aの位置等の誤差を比較的大きくとる
ことができ、上記各部(パワーシリンダ11側及びキャ
リヤ17側)の加工性や組立性が向上し、寸法管理も容
易となる。
【0020】またシリンダチューブ21は保持部18へ
の取り付け(挿入)時に方向性を要求されず(左右どち
らの端部側を左右どちらの保持部18側に挿入しても良
く)、シリンダチューブ21の加工性はより高く、さら
に左右のロッドカバー23を同一部品とすることで、ロ
ッドカバー23も左右の方向性が要求されないため、パ
ワーシリンダ11の組み付け性はさらに高いものとな
る。
【0021】
【発明の効果】以上のように構成される本発明の構造に
よれば、保持部内にパワーシリンダのシリンダチューブ
を挿入するとともに、保持部の外側からロッドカバーを
挿入して、ロッドカバー内にシリンダチューブを挿入す
ることでパワーシリンダがフロントアクスルケース側に
取り付けられるため、シリンダロッドの芯決めをしての
パワーシリンダのフロントアクスルケース側への取り付
けが容易であるという効果がある。
【0022】またシリンダチューブの方向性が不要であ
るため、パワーシリンダの加工性が高く、パワーシリン
ダの製造を容易且つ低コストで行うことができるという
利点もある。さらにロッドカバーとシリンダチューブを
別加工することができ、ロッドカバー及びシリンダチュ
ーブの寸法管理を比較的正確に行うことができるという
効果がある。一方保持部を駆動軸への駆動力伝動用の入
力軸を支持する軸受け部に設けることにより、パワーシ
リンダのフロントアクスルケース側に対する着脱がより
容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フロントアクスルケースの平面図である。
【図2】フロントアクスルケースの正面要部断面図であ
る。
【図3】パワーシリンダの平面断面図である。
【符号の説明】
1 フロントアクスルケース 2 ホイールシャフト(駆動軸) 11 パワーシリンダ 16 入力軸 17 キャリヤ(軸受け部) 18 保持部 23 ロッドカバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントアクスルケース(1)に油圧式
    のパワーシリンダ(11)を取り付けたパワーステアリ
    ング装置において、フロントアクスルケース(1)側に
    パワーシリンダ(11)のロッドカバー(23)を外側
    から挿入固定可能な保持部(18)を設け、ロッドカバ
    ー(23)を保持部(18)に着脱自在に固定せしめた
    パワーステアリングにおけるパワーシリンダの取付構
    造。
  2. 【請求項2】 フロントアクスルケース(1)の左右方
    向の略中央に駆動軸(2)への駆動力伝動用の入力軸
    (16)を支持する軸受け部(17)を設け、該軸受け
    部(17)に保持部(18)を形成せしめた請求項1の
    パワーステアリングにおけるパワーシリンダの取付構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100417567C (zh) * 2004-12-14 2008-09-10 雅马哈发动机株式会社 摩托车动力单元和摩托车
EP2249064A2 (en) 2009-05-08 2010-11-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Hydraulic actuator for vehicle
JP2017035977A (ja) * 2015-08-10 2017-02-16 株式会社豊田自動織機 操舵用油圧シリンダ

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