JP4316723B2 - カップリング - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電磁クラッチを用いたカップリングに関する。
【0002】
【従来の技術】
「ガイア新型車解説書 0−22頁 トヨタ自動車株式会社 編集 同サービス部 発行 1998年 5月 29日」に図2ようなカップリング201が記載されている。
【0003】
このカップリング201は、四輪駆動車の後輪側動力伝達系に配置され、後輪側の連結と切り離しとを行う。
【0004】
カップリング201は、回転ケース203、インナーシャフト205、多板式のメインクラッチ207及びコントロールクラッチ209、アーマチャ211、電磁石213、カムリング215、ボールカム217、プレッシャプレート219、コントローラなどから構成されている。
【0005】
回転ケース203はプロペラシャフトを介してトランスファ側に連結されている。又、インナーシャフト205にはドライブピニオンシャフト221がスプライン連結されており、これと一体に形成されたドライブピニオンギヤ223はリヤデフ(後輪のデファレンシャル装置)側のリングギヤと噛み合っている。
【0006】
メインクラッチ207は回転ケース203とインナーシャフト205との間に配置されており、コントロールクラッチ209は回転ケース203とカムリング215との間に配置されている。
【0007】
又、プレッシャプレート219はインナーシャフト205に移動自在に連結されており、ボールカム217はカムリング215とプレッシャプレート219との間に配置されている。
【0008】
コントローラは、電磁石213の励磁、励磁電流の制御、励磁停止などを行う。
【0009】
カップリング201は静止側のデフキャリヤ225に収容されており、回転ケース203はベアリング227、229を介してデフキャリヤ225に支承されている。
【0010】
電磁石213は回転ケース203の外部に配置され、デフキャリヤ225の内部に連結ピン231で回り止めされている。
【0011】
又、デフキャリヤ225に設けられた開口233にはグロメット235が取り付けられており、電磁石213のリード線237はこのグロメット235から外部に引き出されている。
【0012】
電磁石213が励磁されると、アーマチャ211が吸引され、コントロールクラッチ209が押圧されて締結し、回転ケース203とインナーシャフト205の間のトルクがボールカム217に掛かり、生じたカムスラスト力によりプレッシャプレート219を介してメインクラッチ207が押圧され、カップリング201が連結されて車両は四輪駆動状態になる。
【0013】
又、電磁石213の励磁を停止すると、コントロールクラッチ209が開放され、ボールカム217のカムスラスト力が消失し、メインクラッチ207が開放されてカップリング201の連結が解除され、車両は二輪駆動状態になる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、カップリング201では、上記のように、電磁石213がデフキャリヤ225の内部に連結ピン231によって回り止めされているだけであって、デフキャリヤ225の構造材の一部になっていない。
【0015】
又、電磁石213のリード線237を外部に引き出すために、デフキャリヤ225は、リヤデフを収容するキャリヤ本体239と、カップリング201を収容するフロントキャリヤ241との分割構造になっており、それだけ部品点数が多い。
【0016】
更に、リード線237を外部に引き出すために、デフキャリヤ225に開口233を加工する必要があり、更に、引き出し部から異物や水分が侵入するのを防止するためにグロメット235を使用する必要がある。
【0017】
又、電磁石213をデフキャリヤ225に連結するために、連結ピン231のような連結部材が必要である。
【0018】
このように、デフキャリヤ225の構造と、リード線237の引出し部の構造が複雑であり、電磁石213の回り止めが必要であるから、それだけ部品点数が多く、部品コストが高い上に、加工工数が多く、加工コストも高い。
【0019】
又、電磁石213はデフキャリヤ225の内部に配置されているから熱が籠もり易く、放熱が不充分であり、高温になり易く、信頼性と耐久性が低下する。
【0020】
そこで、この発明は、静止側ケーシングの構造、電磁石の取り付け部、リード線の引出し部などの構造が簡単であり、軽量で、部品点数が少なく、低コストであり、又、電磁石の冷却効果に優れたカップリングの提供を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
請求項1のカップリングは、静止側ケーシングに収容された一対のトルク伝達部材と、これらの一対のトルク伝達部材間に配置されたクラッチと、前記一対のトルク伝達部材と別体に設けられ、アーマチャを介して前記クラッチを断続操作する電磁石とを備え、前記電磁石のコアに設けられたフランジ部が、前記一対のトルク伝達部材を収容する前記静止側ケーシングに形成された開口の端部に固定され、前記静止側ケーシングと共に強度の一部を負担する構造材を成し、前記コアの内周側にはベアリングが配置され、前記静止側ケーシングは、前記コアと前記ベアリングとを介して、前記ベアリングに対して軸方向一側に位置する前記一対のトルク伝達部材の一方と、前記ベアリングに対して軸方向他側に位置して前記一対のトルク伝達部材の一方と一体に形成された連結シャフトとを支持していることを特徴とする。
【0022】
こうして、コアを静止側ケーシングの構造材にしたことにより、静止側ケーシングが分割構造である場合は、分割ケーシング部材の点数を減らすことが可能になり、あるいは、静止側ケーシングを一体構造にすることも可能になる。
【0023】
又、コアを静止側ケーシングの一部にしたことにより、下記のように、電磁石のリード線をコアから直接外部に引き出す構成が可能になり、グロメットや、グロメット取り付け用の開口を静止側ケーシングに加工する必要がなくなる。
【0024】
又、従来例と異なって、電磁石を静止側ケーシングに連結するための、連結ピン231のような連結部材が不要になる。
【0025】
上記のように、静止側ケーシングの構造が簡素化され、リード線の引出し部の構造が簡素化されるから、それだけ部品点数と部品コストが低減され、加工工数と加工コストも低減される。
【0026】
又、静止側ケーシングの簡素化によって、軽量化されコンパクト化されるから、車両に搭載する場合は、配置スペースと負担重量の点で特に有利であり、車載性が向上する。
【0040】
請求項の発明は、請求項1に記載のカップリングであって、
前記フランジ部前記開口の端部にボルト固定され、前記コアに対して前記クラッチの軸方向反対側は外部に露出していることを特徴とする。
【0041】
これに加えて、電磁石を静止側ケーシングの開口部に固定して外部に露出させたことにより、特に、車両に搭載した場合は、走行風によって電磁コイルが充分に冷却されるから、過度の温度上昇が防止され、信頼性と耐久性が大きく向上する。
【0042】
又、静止側ケーシングの開口部に配置される電磁石は、固定や取り外しが容易であると共に、これらの作業に用いるソケットレンチのような工具の作業空間を広く取れるから、作業性が極めてよい。
【0043】
又、コアを外部に露出させたことによって、電磁石のリード線をコアから外部に直接引き出すことが可能になる。
【0044】
従って、リード線を引き出すために静止側ケーシングを分割構造にする必要がなくなり、更に、グロメット取り付け用の開口を静止側ケーシングに加工する必要がなくなるから、それだけ部品点数と部品コストが低減され、加工工数と加工コストも低減される。
【0045】
又、コアとリード線の間を簡単にシールすれば、リード線の引き出し部から異物や水分が静止側ケーシングに侵入することはない。
【0046】
【発明の実施の形態】
図1によって本発明の一実施形態を説明する。
【0047】
図1は本実施形態のカップリング1を示す。カップリング1は四輪駆動車の後輪側プロペラシャフトとリヤデフとの間に配置され、後輪側の連結と切り離しとを行う。図1の左方は四輪駆動車の前方である。
【0048】
エンジンの駆動力は、図外のトランスミッションからトランスファを介して前輪側と後輪側に伝達され、前輪側に伝達された駆動力はフロントデフから左右の前輪に配分され、後輪側に伝達された駆動力はプロペラシャフトを介してカップリング1に伝達される。
【0049】
カップリング1が連結されると、車両は四輪駆動状態になり、エンジンの駆動力はリヤデフに伝達され、リヤデフを介して左右の後輪に配分される。
【0050】
又、カップリング1の連結が解除されると、リヤデフ以下の後輪側動力伝達系が切り離されて車両は二輪駆動状態になる。
【0051】
図1に示すように、カップリング1はデフキャリヤ(静止側ケーシング)3内に収容され、回転ケース9(一側のケース状トルク伝達部材)、インナーシャフト11(他側のトルク伝達部材)、多板式のメインクラッチ13及びコントロールクラッチ15、カムリング16、ボールカム17、プレッシャプレート19、アーマチャ21、リング状の電磁石23、コントローラなどから構成されている。
【0052】
デフキャリヤ3の前方には開口5が形成され、電磁石23のコア45にはフランジ部7が設けられており、フランジ部7はボルト8によって開口5の端部に固定されている。これにより、コア45はデフキャリヤ3に一体化され、デフキャリヤ3の強度の一部を負担している。フランジ部7の締付面はシール部材10によりシールされている。
【0053】
回転ケース9は、前側のロータ部25と円筒状のケース部27とが接合されてなり、ロータ部25とケース部27とがそれぞれシールベアリング47,43を介して、フランジ部7およびデフキャリヤ3に軸方向に位置決めされると共に回転自在に支持されている。シールベアリング43に隣接してシール部材49が配設され、デフキャリヤ3とケース部27との間がシールされている。こうして、回転ケース9とデフキャリヤ3との間に空気室51が形成されている。
【0054】
また、ロータ部25には連結シャフト41が一体に形成されており、この連結シャフト41にはコンパニオンフランジがスプライン連結されている。このコンパニオンフランジは継ぎ手側のフランジに連結され、更に、後輪側のプロペラシャフトに連結されている。
【0055】
インナーシャフト11はロータ部25とケース部27に貫入している。インナーシャフト11の前端部はロータ部25に支承されており、後端部はニードルベアリング53を介してケース部27に支承されている。インナーシャフト11とケース部27との間には、シール部材55が配置されている。回転ケース9内には、図示しないオイル供給口から潤滑オイルが注入され、内部はこのシール部材55によって密封されており、オイル漏れと、外部からの異物の侵入とが防止されている。
【0056】
又、インナーシャフト11の内周には、ドライブピニオンシャフト57がスプライン連結されており、このドライブピニオンシャフト57に形成されたドライブピニオンギヤは、リヤデフ側のリングギヤと噛み合っている。
【0057】
回転ケース9とデフキャリヤ3との間の空気室51は、後部がシール部材49によりシールされ、前部はシールベアリング47およびシール部材10により密封されている。
【0058】
メインクラッチ13は、回転ケース9(ケース部27)の内周とインナーシャフト11の外周との間に配置されている。又、メインクラッチ13と回転ケース9(ケース部27)との間にはプレート59が配置されており、メインクラッチ13の押圧力を受けると共に、厚さの異なるものと交換することによって、各クラッチ板の隙間を調整する。
【0059】
コントロールクラッチ15は、回転ケース9の内周とカムリング16の外周との間に配置されており、下記のように、アーマチャ21と回転ケース9のロータ部25間で押圧されて締結される。
【0060】
ボールカム17は、カムリング16とプレッシャプレート19との間に配置されている。又、プレッシャプレート19は、インナーシャフト11の外周に軸方向移動自在に連結されている。
【0061】
又、カムリング16とロータ部25との間には、ボールカム17のカム反力を受けるスラストベアリング61が配置されている。
【0062】
アーマチャ21は、コントロールクラッチ15とプレッシャプレート19との間に、軸方向移動自在に配置されている。
【0063】
電磁石23のコア45は、回転ケース9のロータ部25に設けられている凹部63に貫入して、エアギャップ65を形成している。
【0064】
又、電磁石23のコア45のフランジ部7を貫通して、電磁石23のリード線67が引き出されている。
【0065】
コントローラは、車速、操舵角、横Gなどから旋回走行状態を検知し、あるいは、路面状態などに応じて、電磁石23の励磁、励磁電流の制御、励磁停止などを行う。
【0066】
電磁石23が励磁されると、磁力のループ69が形成されてアーマチャ21が吸引され、回転ケース9のロータ部25との間でコントロールクラッチ15を締結させる。コントロールクラッチ15が締結されると、回転ケース9とインナーシャフト11の間のトルクがボールカム17に掛かり、生じたカムスラスト力がプレッシャプレート19を介してメインクラッチ13を押圧し締結させる。
【0067】
こうしてカップリング1が連結されると、エンジンの駆動力が後輪に送られ、車両は四輪駆動状態になり、悪路などの走破性や、車体の安定性が向上する。
【0068】
又、電磁石23の励磁電流を制御すると、コントロールクラッチ15の滑りによってボールカム17のカムスラスト力が変化し、メインクラッチ13の連結力が変化して後輪に送られる駆動力が調整される。
【0069】
このようにして、前後輪間の駆動力配分比を制御すると、例えば、旋回走行中の車両の操縦性や安定性などが向上する。
【0070】
又、電磁石23の励磁を停止すると、コントロールクラッチ15が開放されてボールカム17のカムスラスト力が消失し、メインクラッチ13が開放されてカップリング1の連結が解除され、車両は二輪駆動状態になる。
【0071】
又、回転ケース9のロータ部25にはステンレス鋼のような非磁性材料のリング71が配置されており、更に、コントロールクラッチ15の各クラッチ板には切り欠きが形成され、磁力ループ69からの磁気漏れを防止し、電磁石23の磁力をアーマチャ21に効果的に集中させている。
【0072】
インナーシャフト11にはオイル溜まり85が形成され、オイルは油路11aを通って各クラッチ13,15、ボールカム17などを潤滑・冷却する。
【0073】
こうして、カップリング1が構成されている。
【0074】
上記のように、カップリング1は、電磁石23のコア45をデフキャリヤ3に固定し、その強度の一部を負担させることによって、コア45がデフキャリヤ3の構造材になっている。
【0075】
このように、コア45をデフキャリヤ3の構造材にしたことにより、デフキャリヤ3を構成する部材の点数を減らすことが可能になり、あるいは、デフキャリヤ3を一体構造にすることも可能になるから、部品点数とコストとを大幅に低減させることができる。
【0076】
また、電磁石23を外部に露出させたことにより、走行風によって充分に冷却されるから、過度の温度上昇が防止され、信頼性と耐久性が大きく向上する。
【0077】
又、電磁石23は、固定や取り外しが容易であると共に、これらの作業に用いるソケットレンチのような工具の作業空間を広く取れるから、作業性が極めてよい。
【0078】
又、コア45を外部に露出させたことにより、電磁石23のリード線67をコア45から外部に直接引き出すことができる。
【0079】
従って、従来例と異なり、リード線67の引き出しのためにデフキャリヤ3を分割構造にする必要がなくなると共に、リード線67引き出し用の開口をデフキャリヤ3に加工する必要もなくなるから、それだけ部品点数と部品コストが低減され、加工工数と加工コストも低減される。
【0080】
又、従来例と異なって、電磁石23をデフキャリヤ3に連結するための、連結ピン231のような連結部材も不要である。
【0081】
上記のように、デフキャリヤ3の構造が簡素化され、電磁石23の回り止め部材が不要になるから、それだけ部品点数と部品コストが低減される。
【0082】
又、デフキャリヤ3が、上記の簡素化によって、軽量になりコンパクトになるから、車両上の配置スペースと負担重量の点で有利であり、車載性が向上する。
【0083】
なお、請求項1の発明は、上記実施形態のようにカムによってクラッチの締結操作力を増幅するカップリングではなく、電磁石によって操作されるクラッチでトルク伝達部材の連結を断続するカップリングであり、電磁石のコアを静止側ケーシングの構造材にすることにより、上記実施形態と同様の効果が得られる。
【0084】
又、請求項1のカップリングは、四輪駆動車のトランスファと前輪側との間、あるいは、トランスファと後輪側との間に配置してもよい。この場合静止側ケーシングはトランスファケースになる。
【0086】
【発明の効果】
請求項1のカップリングは、電磁石のコアを静止側ケーシングの構造材にしたことにより、静止側ケーシングの構成部材の点数を減らすことが可能になり、あるいは、静止側ケーシングを一体構造にすることが可能になるから、部品点数とコストなどを大幅に低減させることができる。
【0087】
又、静止側ケーシングの簡素化によって、軽量化されコンパクト化されるから、車両に搭載する場合は、配置スペースと負担重量の点で有利であり、車載性が向上する。
【0088】
さらに、カップリングを収容した静止側ケーシングのサブアッセンブリを、例えばプロペラ軸や左右の車軸間へ搭載することが容易にできる。この場合は、静止側ケーシングが振動吸収部材を介して車体側へ取り付けられる。
【0091】
請求項の発明は、請求項1と同等の効果を得ると共に、電磁石を外部に露出させたことにより、車両に搭載した場合は走行風によって電磁コイルが充分に冷却され、過度の温度上昇が防止され、信頼性と耐久性が大きく向上する。
【0092】
又、電磁石の固定や取り外しが容易であると共に、作業空間を広く取れるから、作業性が極めてよい。
【0093】
又、電磁石のリード線をコアから外部に直接引き出すことが可能になり、リード線の引き出しのために静止側ケーシングを分割構造にする必要がなくなり、リード線引き出し用のグロメットが不要になり、グロメット取り付け用の開口を静止側ケーシングに加工する必要がなくなるから、部品点数と部品コストが低減され、加工工数と加工コストが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のカップリングを示す断面図である。
【図2】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 カップリング
3 デフキャリヤ(静止側ケーシング)
9 回転ケース(一側のケース状トルク伝達部材)
10,49,55 シール部材
11 インナーシャフト(他側のトルク伝達部材)
13 多板式のメインクラッチ
15 多板式のコントロールクラッチ
17 ボールカム(カム)
21 アーマチャ
23 電磁石
25 ロータ部
27 ケース部
45 電磁石のコア

Claims (2)

  1. 静止側ケーシングに収容された一対のトルク伝達部材と、これらの一対のトルク伝達部材間に配置されたクラッチと、前記一対のトルク伝達部材と別体に設けられ、アーマチャを介して前記クラッチを断続操作する電磁石とを備え、前記電磁石のコアに設けられたフランジ部が、前記一対のトルク伝達部材を収容する前記静止側ケーシングに形成された開口の端部に固定され、前記静止側ケーシングと共に強度の一部を負担する構造材を成し、前記コアの内周側にはベアリングが配置され、前記静止側ケーシングは、前記コアと前記ベアリングとを介して、前記ベアリングに対して軸方向一側に位置する前記一対のトルク伝達部材の一方と、前記ベアリングに対して軸方向他側に位置して前記一対のトルク伝達部材の一方と一体に形成された連結シャフトとを支持していることを特徴とするカップリング。
  2. 請求項1に記載のカップリングであって、
    前記フランジ部前記開口の端部にボルト固定され、前記コアに対して前記クラッチの軸方向反対側は外部に露出していることを特徴とするカップリング。
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