JP2002018620A - 流体管内の金属切粉除去装置 - Google Patents
流体管内の金属切粉除去装置Info
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Abstract
にする。 【解決手段】 接続管2の方向を向いて補助管17の上
部に連設された案内管18内に、吸着体28が挿入可能
な形状をなし、かつ先端部を、吸着体28の外周面が密
に接触可能な小口部21bとした掻落しスリーブ21を
設け、吸着体21を掻落しスリーブ21内に引き入れる
ことにより、永久磁石30に吸着された金属粉をしごき
落す。
Description
れを遮断することなく、本管に分岐管へ分流させるため
の分岐孔を穿設する際において、分岐孔の穿孔時に発生
した金属粉を捕集して除去しうるようにした金属切粉除
去装置の改良に関する。
く、本管に分岐管を取付ける工法において、本管に分岐
孔を穿設する際に発生した金属粉が、切断部付近の本管
内や接続管内に残留した状態のまま分岐管の取付作業を
終了すると、金属粉が流体と共に本管や分岐管内を流動
し、途中に設けたバルブ等に咬み込んで密閉不良を起こ
したり、流体が水道水等の場合には、飲料水に混入した
りする恐れもある。
に、本願出願人は、永久磁石を備える吸着体を、接続管
側より本管に向かって挿入し、分岐孔の穿孔時に発生し
た金属粉を吸着して捕集し得る金属切粉除去装置を案出
し、先に特許出願している(特開平9−47910号公
報参照)。
粉除去装置においては、吸着体表面の吸着面積が限られ
ていることから、永久磁石の吸着面全体に金属粉が付着
してしまうと、吸着効率が低下し、特に、大口径の本管
に大きな分岐孔を穿設するなど、金属粉の発生量が多い
場合に、それの取り残しが生じることがあった。
されたもので、金属粉の発生量が多くても、それを完全
に捕集して除去し得るようにした流体管内の金属切粉除
去装置を提供することを目的としている。
に、本発明の金属切粉除去装置は、金属製本管の外周壁
に装着された継手における前記本管とほぼ直交する方向
を向く接続管の開口端に、該接続管の方向を向き、かつ
軸線が接続管の軸線と所定角度傾斜して交叉する案内管
を備える補助管を取付け、前記案内管より挿入した、外
部より操作可能な可撓性を有する操作杆の先端に、永久
磁石を備える吸着体を、前記接続管及び本管に向かって
進退可能に設けてなる流体管内の金属切粉除去装置にお
いて、前記案内管内に、前記吸着体が挿入可能な形状を
なし、かつ先端部を、吸着体の外周面が密に接触可能な
小口部とした掻落し部材を設けたことを特徴としてい
る。上記構成の本発明によると、金属粉を吸着した吸着
体を掻落し部材に引き込むことにより、永久磁石に付着
している金属粉が小口部によりしごき落される。従っ
て、掻落し部材を複数回進退することにより、発生した
金属粉はほぼ完全に捕集して除去される。
により形成するのが好ましい。このようにすると、掻落
し部材が磁化されてこれに金属粉が付着するのが防止さ
れる。
口部の開口部の先端形状を鋭角をなす傾斜面とするのが
好ましい。このようにすると、永久磁石に吸着された金
属粉の掻落し効果が大となる。
の流れを遮断することなく分岐管を接続する工法に適用
した一例について、図1に基づいて説明する。
発明とは直接関係しないので、その詳細な説明を省略す
る。
が流通するダクタイル鋳鉄製の本管で、その外周面に
は、接続管2を有する半割継手3が密封状に装着されて
いる。
しないチェーン式の締付具により固定され、その上部に
は、仕切弁装置5とプラグ挿入装置(図示略)とからな
る取付装置6の下端部が、上下方向を向く支軸(図示
略)を中心として水平回動可能に取付けられている。
角軸部7をもって回転可能な2本のねじ杆8,8が収容
され、各ねじ杆8にはスリーブ9が昇降のみ可能として
螺合されている。各スリーブ9の下端には、接続管2の
上部に穿設した挿入孔10を密栓しうる弁保持体11
と、その下端に可撓性の弁体12が取付けられている。
うる外周形状を有する弾性シール枠12aと、シール枠
12aの全周に亘って保持された柔軟なゴム又は合成樹
脂製の薄板12bとからなっている。
させると、弁体12は挿入孔10を弾性変形しつつ通過
し、接続管2内の底部に当接したとき、シール枠12a
及び薄板12bが拡張して内周壁に密着することによ
り、接続管2の流路が閉塞される。
発明の金属切粉除去装置14が、フランジ15の合せ面
に介設したパッキン16により密封状にボルト止めされ
ている。
をなす補助管17の上部外周壁には、接続管2の方向を
向く案内管18が、その軸線が接続管2の管軸に対して
ほぼ30°傾斜して交叉するように一体的に連設されて
いる。また、補助管17の接続管2側端部の上半部は切
欠かれており、その下半部の受皿部17aが接続管2の
開口内に入り込むようにして接続管2に対して接続され
ている。
れた雄ねじ19には支持筒20が螺着され、この支持筒
20と案内筒18内には、ゴムや軟質合成樹脂等の非磁
性材よりなるほぼ円柱形の金属粉の掻落しスリーブ21
が、その上端の外向フランジ21aを支持筒20内の内
向き段部20aに当接させるとともに、上面を、支持筒
20の上端部内周面に形成した雌ねじ22に螺合された
閉塞板23により押圧することにより、抜け止めされて
嵌合されている。掻落しスリーブ21の先端部の内径
は、後記吸着体28の外径よりも僅かに小径となるよう
に縮径させてある。
には、ダストシール25が嵌合され、このダストシール
25には、後記操作杆27が密封状に挿通され、操作杆
27の後端には把手部26が取付けられている。
部には吸着体28が取付けられている。操作杆27は、
ナイロン等の可撓性のチューブ27a内に、ピアノ線等
の弾性線材(図示略)を挿通して構成され、弾性的に撓
曲しうるようになっている。
成樹脂製の保持部材29により、リング状の複数の永久
磁石30を挟持して構成され、保持部材29の外径と永
久磁石30の外径とをほぼ等径とするとともに、保持部
材29の両端部を球面状の曲面としてある。
される長さとされ、かつ操作杆27の全長は、把手部2
6を閉塞板23の上端に当接したとき、吸着体28のほ
ぼ全体が本管1内に挿入しうる長さを有している。
使用要領について説明する。
使用される。
1に取付けた穿孔装置32におけるセンタドリル33と
円筒形のカッター34とを前進させて、本管1の側壁に
分岐孔35を穿設し、切断片36を保持した状態でカッ
ター34を後退させたのち、予めカッター34と干渉し
ない位置まで引き上げておいた吸着体28を、把手部2
6を持って押し入れ、その先端を分岐孔35を通して本
管1の内壁に当接させる。
び接続管2の内底面に落下した金属粉が、吸着体28の
永久磁石30により吸着されて捕集される。この際、吸
着体28の先端の保持部材29は球面状となっているた
め、分岐孔35の段差を乗り越えて本管1の内部まで容
易に進入することができる。なお、保持部材29の先端
部は、テーパ状としてもよい。
すように、把手部26を持って操作杆27を引き上げ、
吸着体28を掻落しスリーブ21内に引き入れる。
1の先端の小口部21bを僅かに拡径方向に弾性変形さ
せて引き込まれるため、吸着体28の外周面は掻落しス
リーブ21の先端の開口縁と密に圧接する。その結果、
永久磁石30に吸着している金属粉がしごき落され、補
助管17の受皿部17a上に落下する。
で押し入れ、吸着し切れなかった金属粉を、新たに表出
した永久磁石30の吸着面により捕集する。そして、再
び吸着体28を掻落しスリーブ21内に引き込むことに
より、永久磁石30に吸着している金属粉をしごき落
す。
属粉の殆どが捕集されて除去される。
5の弁体12を下降させて、接続管2内の流路を一時的
に遮断し、その後金属切粉除去装置14と穿孔装置32
とを取外し、接続管2に分岐管(図示略)を接続する。
ここで、受皿部17a上に落下された金属粉は、補助管
17の取外しとともに除去されるため、分岐管の接続管
2への接続持において、金属粉が邪魔して水密な接続が
出来なくなる恐れがない。
管に流通させたのち、プラグ挿入装置を操作して、挿入
孔10をプラグにより密栓し、最後に取付装置6を取外
せば、一連の工程が完了する。
切粉除去装置14を使用すれば、永久磁石30に吸着さ
れた金属粉は、掻落しスリーブ21の小口部21bによ
りしごき落され、新たに表出した吸着面により再度金属
粉を吸着しうるので、金属粉の発生量が多くても、それ
をほぼ完全に捕集して除去することができる。従って、
流体中に金属粉が混入する恐れは極めて小さくなる。
すもので、小口部21bの開口部の先端形状を鋭角をな
す傾斜面としてある。
30に吸着された金属粉、特に細かな金属粉の掻き落し
効果が大となる。
スリーブ21は、比較的硬質のゴム又は合成樹脂により
形成するのがよい。
形としたが、楕円形断面や多角形をなす形状としてもよ
く、この際には、掻落しスリーブ21の内面形状をそれ
に適した形状とすればよい。
る。
体の永久磁石に吸着された金属粉は、吸着体を掻落し部
材内に引き入れる際にその先端の小口部によりしごき落
される。従って、金属粉の量が多くても、吸着体を複数
回進退移動させることにより、金属粉はほぼ完全に捕集
されて除去される。
体を掻落し部材に引き入れたとき、それが磁化されて金
属粉が付着するのが防止される。
体の永久磁石に付着された金属粉の掻き落し効果が大と
なる。
側面図である。
側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 金属製本管の外周壁に装着された継手に
おける前記本管とほぼ直交する方向を向く接続管の開口
端に、該接続管の方向を向き、かつ軸線が接続管の軸線
と所定角度傾斜して交叉する案内管を備える補助管を取
付け、前記案内管より挿入した、外部より操作可能な可
撓性を有する操作杆の先端に、永久磁石を備える吸着体
を、前記接続管及び本管に向かって進退可能に設けてな
る流体管内の金属切粉除去装置において、 前記案内管内に、前記吸着体が挿入可能な形状をなし、
かつ先端部を、吸着体の外周面が密に接触可能な小口部
とした掻落し部材を設けたことを特徴とする流体管内の
金属切粉除去装置。 - 【請求項2】 掻落し部材を非磁性材により形成した請
求項1に記載の流体管内の金属切粉除去装置。 - 【請求項3】 掻落し部材における小口部の開口部の先
端形状を鋭角をなす傾斜面とした請求項1または2に記
載の流体管内の金属切粉除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000207149A JP4530190B2 (ja) | 2000-07-07 | 2000-07-07 | 流体管内の金属切粉除去装置 |
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JP4530190B2 JP4530190B2 (ja) | 2010-08-25 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117696971A (zh) * | 2024-02-05 | 2024-03-15 | 泰州三羊重型机械有限公司 | 一种船舶用艉轴管的镗孔装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07237079A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-09-12 | Nissan Motor Co Ltd | ワークの切屑除去装置 |
JPH0947910A (ja) * | 1995-08-03 | 1997-02-18 | Cosmo Koki Co Ltd | 流体管内の金属切粉除去装置 |
-
2000
- 2000-07-07 JP JP2000207149A patent/JP4530190B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN117696971A (zh) * | 2024-02-05 | 2024-03-15 | 泰州三羊重型机械有限公司 | 一种船舶用艉轴管的镗孔装置 |
CN117696971B (zh) * | 2024-02-05 | 2024-04-26 | 泰州三羊重型机械有限公司 | 一种船舶用艉轴管的镗孔装置 |
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