JP2002017092A - 配線構造 - Google Patents
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Abstract
用配線構造を提供する。 【解決手段】 三相PWMインバータ装置の出力線バス
バーU、V、Wはそれぞれ相補的に開閉する2つのスイ
ッチを介して正電位線バスバーPと負電位線バスバーN
とに接続しており、かつ、端子部以外の至る所で正電位
線バスバーPと負電位線バスバーNとに挟まれ積層状態
をなしており、出力線バスバー全数が併走する併走領域
Aを有し、併走領域Aでは正電位線バスバーPならびに
負電位線バスバーNは個々の出力線バスバーに付随し積
層構造をなす部分ばかりでなく、それぞれそれぞれ一体
化して前記出力線バスバー全数を挟んでいる。
Description
板状の電力用配線の配線構造に関する。
つつ直流電源によって駆動するためのPWMインバータ
回路の等価回路図である。図中、P、Nはバッテリー
(電源)Bの陽極、陰極に接続された正電位線ならびに
負電位線で、実際の装置における正電位線バスバーなら
びに負電位線バスバーに対応する。Lは負荷(三相交流
モータ)、破線で囲んだ領域u、v、wは上下アームの
トランジスタ(スイッチ)と環流ダイオードを内蔵した
「2−in−1」型のトランジスタモジュールを暗示す
るものである。U、V、Wは前記トランジスタモジュー
ルu、v、wの出力線で、実際の装置における出力線バ
スバーに対応するものである。
は、配線インダクタンスを低減するために、図9のよう
に正電位線バスバーPと負電位線バスバーNとを積層し
た構成とするが、出力線バスバーU、V、Wはその先に
さらに大きなインダクタンス負荷を有するため、出力線
バスバーU、V、Wのインダクタンスについては特段の
考慮はなされず、出力線バスバーU、V、Wは適宜互い
に離れた配置で負荷Lまで伸びていた。
力線バスバーU、V、Wを流れる出力電流にはPWMス
イッチングによる高周波ノイズが重畳しており、高周波
ノイズが空間へ放出されてラジオノイズの原因となった
り、あるいは、こうした強電ユニット内に存在する弱電
系駆動回路に予期しない影響を及ぼしてしまうことがあ
り、別途対策が必要であった。
スバーからの電磁波の発散を抑制し、高周波ノイズが少
ない出力信号を提供する、簡便な配線構造を提供するこ
とを目的としている。
するために、本発明では次のような構成をとる。すなわ
ち、まず、前記特許請求の範囲の前記請求項1において
は、端子部以外の至る所で正電位線バスバーと負電位線
バスバーとに挟まれ積層状態をなす出力線バスバーを複
数本を有し、前記出力線バスバー全数が併走する併走領
域を有し、前記併走領域において、それぞれの前記出力
線バスバーの中を流れる電流の、前記出力線バスバー全
数に関するベクトル和は、それぞれの前記電流の大きさ
によらず常にゼロであり、前記出力線バスバーはそれぞ
れ、相補的に開閉する2つのスイッチを介して前記正電
位線バスバーならびに前記負電位線バスバーと接続して
いて、前記併走領域では前記正電位線バスバーならびに
前記負電位線バスバーは、前記それぞれの出力線バスバ
ーに付随し積層構造をなす部分ばかりでなく、それぞれ
一体化して前記出力線バスバー全数を挟んでいる構成と
する。
線バスバーならびに前記負電位線バスバーは少なくとも
前記併走領域において高透磁率材料よりなる構成とす
る。
1に対応する、より具体的な構成として、三相PWMイ
ンバータ装置の出力端子に接続されるべく、3本の出力
線バスバーを有し、前記それぞれの出力線バスバーは端
子部以外の至る所で、前記三相PWMインバータ装置の
入力端子に接続される正電位線バスバーと負電位線バス
バーとに挟まれ積層状態をなし、前記出力線バスバー3
本が併走する併走領域を有し、前記併走領域では前記正
電位線バスバーならびに前記負電位線バスバーは、前記
それぞれの出力線バスバーに付随し積層構造をなす部分
ばかりでなく、それぞれ一体化して前記出力線バスバー
全数を挟んでいる構成とする。なお、これは後記図1に
対応する。
請求項1に対応する、より具体的な構成として、直流モ
ータを駆動するHブリッジ型回路の出力端子と、前記直
流モータの端子とを接続すべく、2本の出力線バスバー
を有し、前記出力線バスバーは端子部以外の至る所で、
前記Hブリッジ型回路の入力端子に接続される正電位線
バスバーと負電位線バスバーとに挟まれ積層状態をな
し、前記2本の出力線バスバーが併走する併走領域を有
し、前記併走領域では前記正電位線バスバーならびに前
記負電位線バスバーは、前記それぞれの出力線バスバー
に付随し積層構造をなす部分ばかりでなく、それぞれ一
体化して前記出力線バスバー全数を挟んでいる構成とす
る。なお、これは後記図2に対応する。
と第三の出力線バスバー(たとえばU、V、Wと呼ぶ)
はそれぞれ、相補的に開閉する2つのスイッチを介し
て、直流電源につながる第一の電源線バスバー(たとえ
ばNと呼ぶ)ならびに第二の電源線バスバー(たとえば
Pと呼ぶ)と接続していて、前記出力線バスバー3本が
併走する併走領域を有し、前記併走領域において、それ
ぞれの前記出力線バスバー(U、V、W)の中を流れる
電流の、前記出力線バスバー3本に関するベクトル和
は、それぞれの前記電流の大きさによらず常にゼロであ
り、前記併走領域において前記第一の出力線バスバー
(たとえばU)は、前記第三の出力線バスバー(たとえ
ばW)と前記第一の電源線バスバー(N)とに挟まれた
積層構造をなし、さらに前記併走領域において前記第二
の出力線バスバー(V)は、前記第三の出力線バスバー
(W)と前記第一の電源線バスバー(N)とに挟まれた
積層構造をなし、前記併走領域以外では、前記第一と第
二と第三の出力線バスバー(U、V、W)はそれぞれ端
子領域を除き至る所で、前記第一の電源線バスバー
(N)と前記第二の電源線バスバー(P)とに挟まれた
積層構造をなす構成とする。なお、これは後記図4に対
応する。
と第三の出力線バスバー(たとえばU、V、Wと呼ぶ)
はそれぞれ、相補的に開閉する2つのスイッチを介し
て、直流電源につながる第一の電源線バスバー(たとえ
ばPと呼ぶ)ならびに第二の電源線バスバー(たとえば
Nと呼ぶ)と接続していて、前記出力線バスバー3本が
併走する併走領域を有し、前記併走領域において、それ
ぞれの前記出力線バスバーの中を流れる電流の、前記出
力線バスバー3本に関するベクトル和は、それぞれの前
記電流の大きさによらず常にゼロであり、前記併走領域
において前記第一の出力線バスバー(たとえばU)は、
前記第三の出力線バスバー(たとえばW)と前記第一の
電源線バスバー(P)とに挟まれた積層構造をなし、同
じく前記併走領域において前記第二の出力線バスバー
(V)は、前記第三の出力線バスバー(W)と前記第二
の電源線バスバー(N)とに挟まれた積層構造をなし、
前記併走領域以外では、前記第一と第二と第三の出力線
バスバー(U、V、W)はそれぞれ端子領域を除き至る
所で、前記第一の電源線バスバー(P)と前記第二の電
源線バスバー(N)とに挟まれた積層構造をなす構成と
する。なお、これは後記図6に対応する。
力線バスバーが電源線バスバー(正電位線バスバー、負
電位線バスバー)に挟まれた積層構造をなしているか
ら、配線キャパシタンスが大きくなり、また複数の出力
線バスバー全数が併走する併走領域を有するから、複数
の出力線バスバーのうちいずれかに生じたスパイク状電
流ノイズは、他の併走する出力線バスバーに分散して帰
還する。
線バスバーを流れる出力電流に重畳する高周波ノイズを
フィルタリングすることができ、出力線バスバーからの
電磁波の発散を抑制し、さらに余分な配線インダクタン
スを低減することができる。
て詳細に説明する。
スバー配線構造の一例を上から見た図である。なお、こ
れは前記請求項1ならびに請求項3に対応するものであ
る。図中、Pは正電位線バスバー、Nは負電位線バスバ
ーで、正電位線バスバーP、負電位線バスバーNは図1
の紙面左側で積層状態になってそれぞれバッテリーBの
陽極、陰極へつながる。u、v、wは図8の等価回路に
おけるU相、V相、W相の上アームと下アームのトラン
ジスタを実装したトランジスタモジュールである。図1
中、U、V、Wはトランジスタモジュールu、v、wの
出力線バスバーで、出力線バスバーU、V、Wは、相補
的に開閉する2つのトランジスタ(スイッチ)を介して
それぞれ正電位線バスバーPならびに負電位線バスバー
Nと接続している。なお、図1では理解を容易にするた
めに、積層されたバスバーは僅かにずらして描いてある
が、本発明の本質ではない。
るこれらトランジスタモジュールu、v、w内の2つの
トランジスタは相補的にオン、オフされるので、それぞ
れの出力線バスバーU、V、Wには瞬時的にはたとえば
P−U間あるいはU−N間に対向電流が流れることにな
る。よって、配線インダクタンスを低減するために、バ
スバーは正電位線バスバー−出力線バスバー−負電位線
バスバー(たとえばP−U−N)の順番で積層構造にな
っている。すなわち、出力線バスバーU、V、Wは端子
部以外の至る所で正電位線バスバーPと負電位線バスバ
ーNとに挟まれ積層状態をなしている。また、正電位線
バスバーP、負電位線バスバーNに挟まれた出力線バス
バーU、V、Wの電位は、瞬時的には正電位線バスバー
Pもしくは負電位線バスバーNいずれかの電位をとる。
よって、このように出力線バスバーU、V、Wと正電位
線バスバーP、負電位線バスバーNとを積層する構成に
すると、配線キャパシタンスが大きくなり、これだけで
もPWM駆動に起因する高周波ノイズのフィルタリング
効果をもつ。しかし、この3本の出力線バスバーU、
V、Wは集合していた方がさらにノイズをキャンセルし
やすい。よって、本発明ではこの3本の出力線バスバー
U、V、Wが併走して負荷L、あるいはその途中にある
インバータ回路の入ったユニットボックスの内部と外部
とを連絡する接続端子へとつながる構成とする。すなわ
ち、出力線バスバーU、V、Wが互いに隣接して併走す
る「併走領域A」を有する。そして、併走領域Aではそ
れぞれの出力線バスバーU、V、Wに付随する正電位線
バスバーPならびに負電位線バスバーNは、それぞれ一
体化して出力線バスバーU、V、Wすべてを挟んでい
る。すなわち、併走領域Aでは集合した出力線バスバー
U、V、Wを挟み込む2枚の正電位線バスバーP、負電
位線バスバーNは融合して一体化して、3本の出力線バ
スバーU、V、Wを挟み込んで同様に併走する。この併
走領域Aにおいては正電位線バスバーP、負電位線バス
バーNには明らかに主電流は流れない。が、先の線間キ
ャパシタンスが増える効果に加え、次のような効果があ
る。3本の出力線バスバーU、V、Wのうちいずれかに
生じたスパイク状電流ノイズは、他の2本の併走する出
力線バスバーのいずれかもしくは両方に分散して帰還す
る。たとえば、この電流ノイズがある瞬間に出力線バス
バーUと出力線バスバーVとの間で流れたとすると、併
走領域Aにおいて出力線バスバーU、Vに隣接する正電
位線バスバーP、負電位線バスバーNには渦電流が誘起
され、結果的に前記スパイク状電流に起因する電磁波の
空間中への発散は抑制され、電流中の前記スパイク状電
流も抑制される。このような構成にすれば、従来出力配
線に取り付けられていたノイズフィルタは必要なくなる
か、大幅に規模を低減できる。
バーU、V、Wを挟む正電位線バスバーP、負電位線バ
スバーNには大電流は流れないので、この部分の正電位
線バスバーP、負電位線バスバーNの厚さは出力線バス
バーU、V、Wのノイズが表皮効果によって十分遮蔽さ
れる厚さが確保されていれば、他の大電流が流れる部分
より薄くてよい。その方が全体の重量を軽減できる。ま
た、これは前記請求項2に対応するものであるが、少な
くとも正電位線バスバーP、負電位線バスバーNの併走
領域Aにある部分のみ、導電性のある高透磁率材料か、
前記薄いバスバーに積層した高透磁率材料で構成してお
くことも有効で、この場合、さらに高いフィルタリング
効果が期待できる。
体化したバスバー配線構造の一例を上から見た図であ
り、前記請求項4に対応するものである。これは図3の
ような、直流モータを駆動するHブリッジ回路を構成し
たもので、図中の記号は前記図1と同じである。すなわ
ち、直流モータLを駆動するHブリッジ型回路の出力端
子と、直流モータLの端子とを接続すべく、2本の出力
線バスバーU、Vを有し、出力線バスバーU、Vは端子
部以外の至る所で、Hブリッジ型回路の入力端子に接続
される正電位線バスバーPと負電位線バスバーNとに挟
まれ積層状態をなし、2本の出力線バスバーU、Vが併
走する併走領域Aを有し、併走領域Aでは正電位線バス
バーPならびに負電位線バスバーNは、それぞれの出力
線バスバーU、Vに付随し積層構造をなす部分ばかりで
なく、それぞれ一体化して出力線バスバーU、Vの全数
を挟んでいる構成となっている。このような構成でも併
走領域Aはノイズが外部空間へ出るのを抑制する効果を
もつ。
で、図1同様、三相PWMインバータ装置からの3本の
出力線バスバーU、V、Wが併走する構成図だが、併走
領域Aの幅を節約するために図のように出力線バスバー
Wを幅広くし、出力線バスバーUと出力線バスバーVと
は図のように隣接させ、出力線バスバーU、Vを負電位
線バスバー(電源線バスバー)Nと出力線バスバーWと
で積層構造にしている。図4中、線分K−Kに沿ったバ
スバー構造の断面を矢印方向から眺めた様子を図5に示
す。すなわち、併走領域Aにおいて、それぞれの出力線
バスバーU、V、Wの中を流れる電流の、出力線バスバ
ー3本に関するベクトル和は、それぞれの電流の大きさ
によらず常にゼロであり、併走領域Aにおいて出力線バ
スバーUは、出力線バスバーWと負電位線バスバーNと
に挟まれた積層構造をなし、併走領域Aにおいて出力線
バスバーVは、出力線バスバーWと負電位線バスバーN
とに挟まれた積層構造をなし、併走領域A以外では、出
力線バスバーU、V、Wはそれぞれ端子領域を除き至る
所で、負電位線バスバーNと正電位線バスバー(電源線
バスバー)Pとに挟まれた積層構造をなしている。この
ようにすることにより、出力線バスバーUと出力線バス
バーWとの間に流れる電流ノイズ、出力線バスバーVと
出力線バスバーWとの間に流れる電流ノイズは直接キャ
ンセルされ、出力線バスバーUと出力線バスバーVとの
間に流れる電流ノイズは前述の渦電流によってキャンセ
ルされ、図1の実施の形態とほぼ同じ効果をもつ。な
お、図4中、正電位線バスバーPは併走領域Aに延在し
ていても、していなくてもよく、また併走領域Aで2つ
の出力線バスバーU、Vと負電位線バスバーNとを隣接
させたが、2つの出力線バスバーU、Vと正電位線バス
バーPとを隣接させた構造でもよい。
で、図4と同様に併走領域Aの幅を節約できるバスバー
の構成図だが、出力線バスバーUと出力線バスバーVと
の配置関係が異なり、出力線バスバーU、Vは図のよう
に出力線バスバーWのそれぞれ別の主面に隣接して配置
されている。図6中、線分K−Kに沿ったバスバー構造
の断面を矢印方向から眺めた様子を図7に示す。すなわ
ち、併走領域Aにおいて、それぞれの出力線バスバー
U、V、Wの中を流れる電流の、出力線バスバー3本に
関するベクトル和は、それぞれの電流の大きさによらず
常にゼロであり、併走領域Aにおいて出力線バスバーU
は、出力線バスバーWと正電位線バスバー(電源線バス
バー)Pとに挟まれた積層構造をなし、同じく併走領域
Aにおいて電源線バスバーVは、出力線バスバーWと負
電位線バスバー(電源線バスバー)Nとに挟まれた積層
構造をなし、併走領域A以外では、出力線バスバーU、
V、Wはそれぞれ端子領域を除き至る所で、正電位線バ
スバーPと負電位線バスバーNとに挟まれた積層構造を
なしている。効果は図4の実施の形態とほぼ同様である
が、このような構成にすることにより、出力線バスバー
U、Vは3つの導体に渦電流を誘起することができ、高
周波ノイズの抑制効果がさらに期待できる。この構成で
は正電位線バスバーPと負電位線バスバーNとはどちら
も併走領域Aに延在している。
トランジスタモジュールが個別モジュールから構成され
る場合を例にとったが、もちろん、6in1構造のトラ
ンジスタモジュールの内部バスバーの構造であってもよ
い。
ある。
配線の構成図である。
の等価回路図である。
配線の別の構成図である。
矢印方向から見た断面図である。
配線の別の構成図である。
矢印方向から見た断面図である。
よって駆動するためのPWMインバータ回路(図1、図
4、図6のバスバー配線の使われるPWMインバータ回
路)の等価回路図である。
Claims (6)
- 【請求項1】端子部以外の至る所で正電位線バスバーと
負電位線バスバーとに挟まれ積層状態をなす出力線バス
バーを複数本を有し、前記出力線バスバー全数が併走す
る併走領域を有し、前記併走領域において、それぞれの
前記出力線バスバーの中を流れる電流の、前記出力線バ
スバー全数に関するベクトル和は、それぞれの前記電流
の大きさによらず常にゼロであり、前記出力線バスバー
はそれぞれ、相補的に開閉する2つのスイッチを介して
前記正電位線バスバーならびに前記負電位線バスバーと
接続していて、前記併走領域では前記正電位線バスバー
ならびに前記負電位線バスバーは、前記それぞれの出力
線バスバーに付随し積層構造をなす部分ばかりでなく、
それぞれ一体化して前記出力線バスバー全数を挟んでい
る、ことを特徴とする配線構造。 - 【請求項2】前記正電位線バスバーならびに前記負電位
線バスバーは少なくとも前記併走領域において高透磁率
材料よりなる、ことを特徴とする前記請求項1に記載の
配線構造。 - 【請求項3】三相PWMインバータ装置の出力端子に接
続されるべく、3本の出力線バスバーを有し、前記それ
ぞれの出力線バスバーは端子部以外の至る所で、前記三
相PWMインバータ装置の入力端子に接続される正電位
線バスバーと負電位線バスバーとに挟まれ積層状態をな
し、前記出力線バスバー3本が併走する併走領域を有
し、前記併走領域では前記正電位線バスバーならびに前
記負電位線バスバーは、前記それぞれの出力線バスバー
に付随し積層構造をなす部分ばかりでなく、それぞれ一
体化して前記出力線バスバー全数を挟んでいる、ことを
特徴とする配線構造。 - 【請求項4】直流モータを駆動するHブリッジ型回路の
出力端子と、前記直流モータの端子とを接続すべく、2
本の出力線バスバーを有し、前記出力線バスバーは端子
部以外の至る所で、前記Hブリッジ型回路の入力端子に
接続される正電位線バスバーと負電位線バスバーとに挟
まれ積層状態をなし、前記2本の出力線バスバーが併走
する併走領域を有し、前記併走領域では前記正電位線バ
スバーならびに前記負電位線バスバーは、前記それぞれ
の出力線バスバーに付随し積層構造をなす部分ばかりで
なく、それぞれ一体化して前記出力線バスバー全数を挟
んでいる、ことを特徴とする配線構造。 - 【請求項5】第一と第二と第三の出力線バスバーはそれ
ぞれ、相補的に開閉する2つのスイッチを介して、直流
電源につながる第一の電源線バスバーならびに第二の電
源線バスバーと接続していて、前記出力線バスバー3本
が併走する併走領域を有し、前記併走領域において、そ
れぞれの前記出力線バスバーの中を流れる電流の、前記
出力線バスバー3本に関するベクトル和は、それぞれの
前記電流の大きさによらず常にゼロであり、前記併走領
域において前記第一の出力線バスバーは、前記第三の出
力線バスバーと前記第一の電源線バスバーとに挟まれた
積層構造をなし、前記併走領域において前記第二の出力
線バスバーは、前記第三の出力線バスバーと前記第一の
電源線バスバーとに挟まれた積層構造をなし、前記併走
領域以外では、前記第一と第二と第三の出力線バスバー
はそれぞれ端子領域を除き至る所で、前記第一の電源線
バスバーと前記第二の電源線バスバーとに挟まれた積層
構造をなす、ことを特徴とする配線構造。 - 【請求項6】第一と第二と第三の出力線バスバーはそれ
ぞれ、相補的に開閉する2つのスイッチを介して、直流
電源につながる第一の電源線バスバーならびに第二の電
源線バスバーと接続していて、前記出力線バスバー3本
が併走する併走領域を有し、前記併走領域において、そ
れぞれの前記出力線バスバーの中を流れる電流の、前記
出力線バスバー3本に関するベクトル和は、それぞれの
前記電流の大きさによらず常にゼロであり、前記併走領
域において前記第一の出力線バスバーは、前記第三の出
力線バスバーと前記第一の電源線バスバーとに挟まれた
積層構造をなし、前記併走領域において前記第二の出力
線バスバーは、前記第三の出力線バスバーと前記第二の
電源線バスバーとに挟まれた積層構造をなし、前記併走
領域以外では、前記第一と第二と第三の出力線バスバー
はそれぞれ端子領域を除き至る所で、前記第一の電源線
バスバーと前記第二の電源線バスバーとに挟まれた積層
構造をなす、ことを特徴とする配線構造。
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