JP3637846B2 - 配線構造 - Google Patents

配線構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3637846B2
JP3637846B2 JP2000197607A JP2000197607A JP3637846B2 JP 3637846 B2 JP3637846 B2 JP 3637846B2 JP 2000197607 A JP2000197607 A JP 2000197607A JP 2000197607 A JP2000197607 A JP 2000197607A JP 3637846 B2 JP3637846 B2 JP 3637846B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line bus
bus bar
output line
bus bars
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000197607A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002017092A (ja
Inventor
善則 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2000197607A priority Critical patent/JP3637846B2/ja
Publication of JP2002017092A publication Critical patent/JP2002017092A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3637846B2 publication Critical patent/JP3637846B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はバスバーと呼ばれる板状の電力用配線の配線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は三相交流モータを、回転数制御しつつ直流電源によって駆動するためのPWMインバータ回路の等価回路図である。図中、P、Nはバッテリー(電源)Bの陽極、陰極に接続された正電位線ならびに負電位線で、実際の装置における正電位線バスバーならびに負電位線バスバーに対応する。Lは負荷(三相交流モータ)、破線で囲んだ領域u、v、wは上下アームのトランジスタ(スイッチ)と環流ダイオードを内蔵した「2−in−1」型のトランジスタモジュールを暗示するものである。U、V、Wは前記トランジスタモジュールu、v、wの出力線で、実際の装置における出力線バスバーに対応するものである。
【0003】
このようなPWMインバータ回路においては、配線インダクタンスを低減するために、図9のように正電位線バスバーPと負電位線バスバーNとを積層した構成とするが、出力線バスバーU、V、Wはその先にさらに大きなインダクタンス負荷を有するため、出力線バスバーU、V、Wのインダクタンスについては特段の考慮はなされず、出力線バスバーU、V、Wは適宜互いに離れた配置で負荷Lまで伸びていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、実際には出力線バスバーU、V、Wを流れる出力電流にはPWMスイッチングによる高周波ノイズが重畳しており、高周波ノイズが空間へ放出されてラジオノイズの原因となったり、あるいは、こうした強電ユニット内に存在する弱電系駆動回路に予期しない影響を及ぼしてしまうことがあり、別途対策が必要であった。
【0005】
本発明はこのような問題に鑑み、出力線バスバーからの電磁波の発散を抑制し、高周波ノイズが少ない出力信号を提供する、簡便な配線構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するために、本発明では次のような構成をとる。すなわち、まず、前記特許請求の範囲の前記請求項1においては、端子部以外の至る所で正電位線バスバーと負電位線バスバーとに挟まれ積層状態をなす出力線バスバーを複数本を有し、前記出力線バスバー全数が併走する併走領域を有し、前記併走領域において、それぞれの前記出力線バスバーの中を流れる電流の、前記出力線バスバー全数に関するベクトル和は、それぞれの前記電流の大きさによらず常にゼロであり、前記出力線バスバーはそれぞれ、相補的に開閉する2つのスイッチを介して前記正電位線バスバーならびに前記負電位線バスバーと接続していて、前記併走領域では前記正電位線バスバーならびに前記負電位線バスバーは、前記それぞれの出力線バスバーに付随し積層構造をなす部分ばかりでなく、それぞれ一体化して前記出力線バスバー全数を挟んでいる構成とする。
【0007】
次に前記請求項2においては、前記正電位線バスバーならびに前記負電位線バスバーは少なくとも前記併走領域において高透磁率材料よりなる構成とする。
【0008】
次に前記請求項3においては、前記請求項1に対応する、より具体的な構成として、三相PWMインバータ装置の出力端子に接続されるべく、3本の出力線バスバーを有し、前記それぞれの出力線バスバーは端子部以外の至る所で、前記三相PWMインバータ装置の入力端子に接続される正電位線バスバーと負電位線バスバーとに挟まれ積層状態をなし、前記出力線バスバー3本が併走する併走領域を有し、前記併走領域では前記正電位線バスバーならびに前記負電位線バスバーは、前記それぞれの出力線バスバーに付随し積層構造をなす部分ばかりでなく、それぞれ一体化して前記出力線バスバー全数を挟んでいる構成とする。なお、これは後記図1に対応する。
【0009】
次に前記請求項4においては、同じく前記請求項1に対応する、より具体的な構成として、直流モータを駆動するHブリッジ型回路の出力端子と、前記直流モータの端子とを接続すべく、2本の出力線バスバーを有し、前記出力線バスバーは端子部以外の至る所で、前記Hブリッジ型回路の入力端子に接続される正電位線バスバーと負電位線バスバーとに挟まれ積層状態をなし、前記2本の出力線バスバーが併走する併走領域を有し、前記併走領域では前記正電位線バスバーならびに前記負電位線バスバーは、前記それぞれの出力線バスバーに付随し積層構造をなす部分ばかりでなく、それぞれ一体化して前記出力線バスバー全数を挟んでいる構成とする。なお、これは後記図2に対応する。
【0010】
次に前記請求項5においては、第一と第二と第三の出力線バスバー(たとえばU、V、Wと呼ぶ)はそれぞれ、相補的に開閉する2つのスイッチを介して、直流電源につながる第一の電源線バスバー(たとえばNと呼ぶ)ならびに第二の電源線バスバー(たとえばPと呼ぶ)と接続していて、前記出力線バスバー3本が併走する併走領域を有し、前記併走領域において、それぞれの前記出力線バスバー(U、V、W)の中を流れる電流の、前記出力線バスバー3本に関するベクトル和は、それぞれの前記電流の大きさによらず常にゼロであり、前記併走領域において前記第一の出力線バスバー(たとえばU)は、前記第三の出力線バスバー(たとえばW)と前記第一の電源線バスバー(N)とに挟まれた積層構造をなし、さらに前記併走領域において前記第二の出力線バスバー(V)は、前記第三の出力線バスバー(W)と前記第一の電源線バスバー(N)とに挟まれた積層構造をなし、前記併走領域以外では、前記第一と第二と第三の出力線バスバー(U、V、W)はそれぞれ端子領域を除き至る所で、前記第一の電源線バスバー(N)と前記第二の電源線バスバー(P)とに挟まれた積層構造をなす構成とする。なお、これは後記図4に対応する。
【0011】
次に前記請求項6においては、第一と第二と第三の出力線バスバー(たとえばU、V、Wと呼ぶ)はそれぞれ、相補的に開閉する2つのスイッチを介して、直流電源につながる第一の電源線バスバー(たとえばPと呼ぶ)ならびに第二の電源線バスバー(たとえばNと呼ぶ)と接続していて、前記出力線バスバー3本が併走する併走領域を有し、前記併走領域において、それぞれの前記出力線バスバーの中を流れる電流の、前記出力線バスバー3本に関するベクトル和は、それぞれの前記電流の大きさによらず常にゼロであり、前記併走領域において前記第一の出力線バスバー(たとえばU)は、前記第三の出力線バスバー(たとえばW)と前記第一の電源線バスバー(P)とに挟まれた積層構造をなし、同じく前記併走領域において前記第二の出力線バスバー(V)は、前記第三の出力線バスバー(W)と前記第二の電源線バスバー(N)とに挟まれた積層構造をなし、前記併走領域以外では、前記第一と第二と第三の出力線バスバー(U、V、W)はそれぞれ端子領域を除き至る所で、前記第一の電源線バスバー(P)と前記第二の電源線バスバー(N)とに挟まれた積層構造をなす構成とする。なお、これは後記図6に対応する。
【0012】
このような配線構造においては、複数の出力線バスバーが電源線バスバー(正電位線バスバー、負電位線バスバー)に挟まれた積層構造をなしているから、配線キャパシタンスが大きくなり、また複数の出力線バスバー全数が併走する併走領域を有するから、複数の出力線バスバーのうちいずれかに生じたスパイク状電流ノイズは、他の併走する出力線バスバーに分散して帰還する。
【0013】
【発明の効果】
このような構成とすることにより、出力線バスバーを流れる出力電流に重畳する高周波ノイズをフィルタリングすることができ、出力線バスバーからの電磁波の発散を抑制し、さらに余分な配線インダクタンスを低減することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施の形態を用いて詳細に説明する。
【0015】
図1は本発明の実施の形態を具体化したバスバー配線構造の一例を上から見た図である。なお、これは前記請求項1ならびに請求項3に対応するものである。図中、Pは正電位線バスバー、Nは負電位線バスバーで、正電位線バスバーP、負電位線バスバーNは図1の紙面左側で積層状態になってそれぞれバッテリーBの陽極、陰極へつながる。u、v、wは図8の等価回路におけるU相、V相、W相の上アームと下アームのトランジスタを実装したトランジスタモジュールである。図1中、U、V、Wはトランジスタモジュールu、v、wの出力線バスバーで、出力線バスバーU、V、Wは、相補的に開閉する2つのトランジスタ(スイッチ)を介してそれぞれ正電位線バスバーPならびに負電位線バスバーNと接続している。なお、図1では理解を容易にするために、積層されたバスバーは僅かにずらして描いてあるが、本発明の本質ではない。
【0016】
全体で三相PWMインバータ回路を構成するこれらトランジスタモジュールu、v、w内の2つのトランジスタは相補的にオン、オフされるので、それぞれの出力線バスバーU、V、Wには瞬時的にはたとえばP−U間あるいはU−N間に対向電流が流れることになる。よって、配線インダクタンスを低減するために、バスバーは正電位線バスバー−出力線バスバー−負電位線バスバー(たとえばP−U−N)の順番で積層構造になっている。すなわち、出力線バスバーU、V、Wは端子部以外の至る所で正電位線バスバーPと負電位線バスバーNとに挟まれ積層状態をなしている。また、正電位線バスバーP、負電位線バスバーNに挟まれた出力線バスバーU、V、Wの電位は、瞬時的には正電位線バスバーPもしくは負電位線バスバーNいずれかの電位をとる。よって、このように出力線バスバーU、V、Wと正電位線バスバーP、負電位線バスバーNとを積層する構成にすると、配線キャパシタンスが大きくなり、これだけでもPWM駆動に起因する高周波ノイズのフィルタリング効果をもつ。しかし、この3本の出力線バスバーU、V、Wは集合していた方がさらにノイズをキャンセルしやすい。よって、本発明ではこの3本の出力線バスバーU、V、Wが併走して負荷L、あるいはその途中にあるインバータ回路の入ったユニットボックスの内部と外部とを連絡する接続端子へとつながる構成とする。すなわち、出力線バスバーU、V、Wが互いに隣接して併走する「併走領域A」を有する。そして、併走領域Aではそれぞれの出力線バスバーU、V、Wに付随する正電位線バスバーPならびに負電位線バスバーNは、それぞれ一体化して出力線バスバーU、V、Wすべてを挟んでいる。すなわち、併走領域Aでは集合した出力線バスバーU、V、Wを挟み込む2枚の正電位線バスバーP、負電位線バスバーNは融合して一体化して、3本の出力線バスバーU、V、Wを挟み込んで同様に併走する。この併走領域Aにおいては正電位線バスバーP、負電位線バスバーNには明らかに主電流は流れない。が、先の線間キャパシタンスが増える効果に加え、次のような効果がある。3本の出力線バスバーU、V、Wのうちいずれかに生じたスパイク状電流ノイズは、他の2本の併走する出力線バスバーのいずれかもしくは両方に分散して帰還する。たとえば、この電流ノイズがある瞬間に出力線バスバーUと出力線バスバーVとの間で流れたとすると、併走領域Aにおいて出力線バスバーU、Vに隣接する正電位線バスバーP、負電位線バスバーNには渦電流が誘起され、結果的に前記スパイク状電流に起因する電磁波の空間中への発散は抑制され、電流中の前記スパイク状電流も抑制される。このような構成にすれば、従来出力配線に取り付けられていたノイズフィルタは必要なくなるか、大幅に規模を低減できる。
【0017】
また、上述のようにこの3本の出力線バスバーU、V、Wを挟む正電位線バスバーP、負電位線バスバーNには大電流は流れないので、この部分の正電位線バスバーP、負電位線バスバーNの厚さは出力線バスバーU、V、Wのノイズが表皮効果によって十分遮蔽される厚さが確保されていれば、他の大電流が流れる部分より薄くてよい。その方が全体の重量を軽減できる。また、これは前記請求項2に対応するものであるが、少なくとも正電位線バスバーP、負電位線バスバーNの併走領域Aにある部分のみ、導電性のある高透磁率材料か、前記薄いバスバーに積層した高透磁率材料で構成しておくことも有効で、この場合、さらに高いフィルタリング効果が期待できる。
【0018】
次に図2は、本発明第二の実施の形態を具体化したバスバー配線構造の一例を上から見た図であり、前記請求項4に対応するものである。これは図3のような、直流モータを駆動するHブリッジ回路を構成したもので、図中の記号は前記図1と同じである。すなわち、直流モータLを駆動するHブリッジ型回路の出力端子と、直流モータLの端子とを接続すべく、2本の出力線バスバーU、Vを有し、出力線バスバーU、Vは端子部以外の至る所で、Hブリッジ型回路の入力端子に接続される正電位線バスバーPと負電位線バスバーNとに挟まれ積層状態をなし、2本の出力線バスバーU、Vが併走する併走領域Aを有し、併走領域Aでは正電位線バスバーPならびに負電位線バスバーNは、それぞれの出力線バスバーU、Vに付随し積層構造をなす部分ばかりでなく、それぞれ一体化して出力線バスバーU、Vの全数を挟んでいる構成となっている。このような構成でも併走領域Aはノイズが外部空間へ出るのを抑制する効果をもつ。
【0019】
次に図4は前記請求項5に対応するもので、図1同様、三相PWMインバータ装置からの3本の出力線バスバーU、V、Wが併走する構成図だが、併走領域Aの幅を節約するために図のように出力線バスバーWを幅広くし、出力線バスバーUと出力線バスバーVとは図のように隣接させ、出力線バスバーU、Vを負電位線バスバー(電源線バスバー)Nと出力線バスバーWとで積層構造にしている。図4中、線分K−Kに沿ったバスバー構造の断面を矢印方向から眺めた様子を図5に示す。すなわち、併走領域Aにおいて、それぞれの出力線バスバーU、V、Wの中を流れる電流の、出力線バスバー3本に関するベクトル和は、それぞれの電流の大きさによらず常にゼロであり、併走領域Aにおいて出力線バスバーUは、出力線バスバーWと負電位線バスバーNとに挟まれた積層構造をなし、併走領域Aにおいて出力線バスバーVは、出力線バスバーWと負電位線バスバーNとに挟まれた積層構造をなし、併走領域A以外では、出力線バスバーU、V、Wはそれぞれ端子領域を除き至る所で、負電位線バスバーNと正電位線バスバー(電源線バスバー)Pとに挟まれた積層構造をなしている。このようにすることにより、出力線バスバーUと出力線バスバーWとの間に流れる電流ノイズ、出力線バスバーVと出力線バスバーWとの間に流れる電流ノイズは直接キャンセルされ、出力線バスバーUと出力線バスバーVとの間に流れる電流ノイズは前述の渦電流によってキャンセルされ、図1の実施の形態とほぼ同じ効果をもつ。なお、図4中、正電位線バスバーPは併走領域Aに延在していても、していなくてもよく、また併走領域Aで2つの出力線バスバーU、Vと負電位線バスバーNとを隣接させたが、2つの出力線バスバーU、Vと正電位線バスバーPとを隣接させた構造でもよい。
【0020】
次に図6は前記請求項6に対応するもので、図4と同様に併走領域Aの幅を節約できるバスバーの構成図だが、出力線バスバーUと出力線バスバーVとの配置関係が異なり、出力線バスバーU、Vは図のように出力線バスバーWのそれぞれ別の主面に隣接して配置されている。図6中、線分K−Kに沿ったバスバー構造の断面を矢印方向から眺めた様子を図7に示す。すなわち、併走領域Aにおいて、それぞれの出力線バスバーU、V、Wの中を流れる電流の、出力線バスバー3本に関するベクトル和は、それぞれの電流の大きさによらず常にゼロであり、併走領域Aにおいて出力線バスバーUは、出力線バスバーWと正電位線バスバー(電源線バスバー)Pとに挟まれた積層構造をなし、同じく併走領域Aにおいて電源線バスバーVは、出力線バスバーWと負電位線バスバー(電源線バスバー)Nとに挟まれた積層構造をなし、併走領域A以外では、出力線バスバーU、V、Wはそれぞれ端子領域を除き至る所で、正電位線バスバーPと負電位線バスバーNとに挟まれた積層構造をなしている。効果は図4の実施の形態とほぼ同様であるが、このような構成にすることにより、出力線バスバーU、Vは3つの導体に渦電流を誘起することができ、高周波ノイズの抑制効果がさらに期待できる。この構成では正電位線バスバーPと負電位線バスバーNとはどちらも併走領域Aに延在している。
【0021】
なお、ここではU相、V相、W相のためのトランジスタモジュールが個別モジュールから構成される場合を例にとったが、もちろん、6in1構造のトランジスタモジュールの内部バスバーの構造であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を説明する構成図である。
【図2】本発明の第二の実施の形態を説明するバスバー配線の構成図である。
【図3】図2のバスバー配線の使われるHブリッジ回路の等価回路図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態を説明するバスバー配線の別の構成図である。
【図5】図4中の線分K−Kに沿った断面を、図4中の矢印方向から見た断面図である。
【図6】本発明の第一の実施の形態を説明するバスバー配線の別の構成図である。
【図7】図6中の線分K−Kに沿った断面を、図6中の矢印方向から見た断面図である。
【図8】三相交流モータを回転数制御しつつ直流電源によって駆動するためのPWMインバータ回路(図1、図4、図6のバスバー配線の使われるPWMインバータ回路)の等価回路図である。
【図9】従来例を示すバスバー配線の構成図である。
【符号の説明】
P…正電位線バスバー
N…負電位線バスバー
u、v、w…トランジスタモジュール
U、V、W…出力線バスバー
A…併走領域

Claims (6)

  1. 端子部以外の至る所で正電位線バスバーと負電位線バスバーとに挟まれ積層状態をなす出力線バスバーを複数本を有し、前記出力線バスバー全数が併走する併走領域を有し、前記併走領域において、それぞれの前記出力線バスバーの中を流れる電流の、前記出力線バスバー全数に関するベクトル和は、それぞれの前記電流の大きさによらず常にゼロであり、前記出力線バスバーはそれぞれ、相補的に開閉する2つのスイッチを介して前記正電位線バスバーならびに前記負電位線バスバーと接続していて、前記併走領域では前記正電位線バスバーならびに前記負電位線バスバーは、前記それぞれの出力線バスバーに付随し積層構造をなす部分ばかりでなく、それぞれ一体化して前記出力線バスバー全数を挟んでいる、ことを特徴とする配線構造。
  2. 前記正電位線バスバーならびに前記負電位線バスバーは少なくとも前記併走領域において高透磁率材料よりなる、ことを特徴とする前記請求項1に記載の配線構造。
  3. 三相PWMインバータ装置の出力端子に接続されるべく、3本の出力線バスバーを有し、前記それぞれの出力線バスバーは端子部以外の至る所で、前記三相PWMインバータ装置の入力端子に接続される正電位線バスバーと負電位線バスバーとに挟まれ積層状態をなし、前記出力線バスバー3本が併走する併走領域を有し、前記併走領域では前記正電位線バスバーならびに前記負電位線バスバーは、前記それぞれの出力線バスバーに付随し積層構造をなす部分ばかりでなく、それぞれ一体化して前記出力線バスバー全数を挟んでいる、ことを特徴とする配線構造。
  4. 直流モータを駆動するHブリッジ型回路の出力端子と、前記直流モータの端子とを接続すべく、2本の出力線バスバーを有し、前記出力線バスバーは端子部以外の至る所で、前記Hブリッジ型回路の入力端子に接続される正電位線バスバーと負電位線バスバーとに挟まれ積層状態をなし、前記2本の出力線バスバーが併走する併走領域を有し、前記併走領域では前記正電位線バスバーならびに前記負電位線バスバーは、前記それぞれの出力線バスバーに付随し積層構造をなす部分ばかりでなく、それぞれ一体化して前記出力線バスバー全数を挟んでいる、ことを特徴とする配線構造。
  5. 第一と第二と第三の出力線バスバーはそれぞれ、相補的に開閉する2つのスイッチを介して、直流電源につながる第一の電源線バスバーならびに第二の電源線バスバーと接続していて、前記出力線バスバー3本が併走する併走領域を有し、前記併走領域において、それぞれの前記出力線バスバーの中を流れる電流の、前記出力線バスバー3本に関するベクトル和は、それぞれの前記電流の大きさによらず常にゼロであり、前記併走領域において前記第一の出力線バスバーは、前記第三の出力線バスバーと前記第一の電源線バスバーとに挟まれた積層構造をなし、前記併走領域において前記第二の出力線バスバーは、前記第三の出力線バスバーと前記第一の電源線バスバーとに挟まれた積層構造をなし、前記併走領域以外では、前記第一と第二と第三の出力線バスバーはそれぞれ端子領域を除き至る所で、前記第一の電源線バスバーと前記第二の電源線バスバーとに挟まれた積層構造をなす、ことを特徴とする配線構造。
  6. 第一と第二と第三の出力線バスバーはそれぞれ、相補的に開閉する2つのスイッチを介して、直流電源につながる第一の電源線バスバーならびに第二の電源線バスバーと接続していて、前記出力線バスバー3本が併走する併走領域を有し、前記併走領域において、それぞれの前記出力線バスバーの中を流れる電流の、前記出力線バスバー3本に関するベクトル和は、それぞれの前記電流の大きさによらず常にゼロであり、前記併走領域において前記第一の出力線バスバーは、前記第三の出力線バスバーと前記第一の電源線バスバーとに挟まれた積層構造をなし、前記併走領域において前記第二の出力線バスバーは、前記第三の出力線バスバーと前記第二の電源線バスバーとに挟まれた積層構造をなし、前記併走領域以外では、前記第一と第二と第三の出力線バスバーはそれぞれ端子領域を除き至る所で、前記第一の電源線バスバーと前記第二の電源線バスバーとに挟まれた積層構造をなす、ことを特徴とする配線構造。
JP2000197607A 2000-06-30 2000-06-30 配線構造 Expired - Fee Related JP3637846B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000197607A JP3637846B2 (ja) 2000-06-30 2000-06-30 配線構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000197607A JP3637846B2 (ja) 2000-06-30 2000-06-30 配線構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002017092A JP2002017092A (ja) 2002-01-18
JP3637846B2 true JP3637846B2 (ja) 2005-04-13

Family

ID=18695910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000197607A Expired - Fee Related JP3637846B2 (ja) 2000-06-30 2000-06-30 配線構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3637846B2 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3724345B2 (ja) * 2000-07-13 2005-12-07 日産自動車株式会社 配線の接続部構造
JP4496896B2 (ja) * 2004-09-02 2010-07-07 トヨタ自動車株式会社 電力変換装置
JP4720756B2 (ja) 2007-02-22 2011-07-13 トヨタ自動車株式会社 半導体電力変換装置およびその製造方法
JP5192181B2 (ja) * 2007-05-24 2013-05-08 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力変換装置
JP4452952B2 (ja) 2007-06-20 2010-04-21 日立オートモティブシステムズ株式会社 電力変換装置
JP5557441B2 (ja) 2008-10-31 2014-07-23 日立オートモティブシステムズ株式会社 電力変換装置および電動車両
JP4977165B2 (ja) * 2009-04-01 2012-07-18 トヨタ自動車株式会社 3相ブラシレスモータのノイズ低減構造
JP5338803B2 (ja) * 2010-01-22 2013-11-13 株式会社デンソー 電力変換装置
EP2555406A1 (en) * 2010-03-29 2013-02-06 Honda Motor Co., Ltd. Motor drive circuit module
JP5097791B2 (ja) * 2010-04-05 2012-12-12 株式会社日立産機システム 電力変換装置
JP5999677B2 (ja) * 2011-09-20 2016-09-28 ローム株式会社 電子回路
JP5993562B2 (ja) * 2011-10-13 2016-09-14 株式会社日立製作所 電力変換装置及びその製造方法
JP5924163B2 (ja) * 2012-07-05 2016-05-25 株式会社豊田自動織機 インバータ装置
JP6041583B2 (ja) * 2012-08-31 2016-12-14 富士電機株式会社 電力変換装置
JP5991137B2 (ja) * 2012-10-19 2016-09-14 日産自動車株式会社 電力変換装置
JP5991136B2 (ja) * 2012-10-19 2016-09-14 日産自動車株式会社 電力変換装置
JP5811072B2 (ja) * 2012-11-02 2015-11-11 トヨタ自動車株式会社 パワーモジュール
JP6269296B2 (ja) * 2014-04-25 2018-01-31 株式会社デンソー 半導体モジュール
JP5941944B2 (ja) * 2014-05-30 2016-06-29 日立オートモティブシステムズ株式会社 電力変換装置の製造方法
JP2018011400A (ja) * 2016-07-12 2018-01-18 富士電機株式会社 単相インバータユニット
CN113571975A (zh) * 2021-07-22 2021-10-29 阳光电源股份有限公司 铜排组件和电子设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002017092A (ja) 2002-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3637846B2 (ja) 配線構造
JP3724345B2 (ja) 配線の接続部構造
US6028779A (en) Power inverter device
JP3633432B2 (ja) 半導体装置及び電力変換装置
JP6382097B2 (ja) 半導体パワーモジュールおよびそれを用いた電力変換装置
JP4936466B2 (ja) パワー半導体ユニット
JP6288769B2 (ja) 半導体パワーモジュール、電力変換装置、およびこれを用いた移動体
WO2018110071A1 (ja) バスバ構造およびそれを用いた電力変換装置
JP2015139270A (ja) 電力変換装置
JP2014116995A (ja) 3レベル電力変換装置
JP2015035862A (ja) 電力変換装置
JP4977165B2 (ja) 3相ブラシレスモータのノイズ低減構造
JP2019103380A (ja) 電力変換装置
JP7088112B2 (ja) 電力変換装置
JP5835167B2 (ja) パワーモジュール構造
JPH11136960A (ja) 三相インバータ回路モジュール
JP2005176555A (ja) 電力変換装置
JP4803928B2 (ja) 電力変換装置
JP5347565B2 (ja) 電力変換ユニット
WO2021152888A1 (ja) ノイズフィルタ、ノイズフィルタ装置、および電力変換装置
JP5906313B2 (ja) 電力変換装置
JP4496896B2 (ja) 電力変換装置
US20150165929A1 (en) Electric drivetrain using a configurable power converter
JP4051825B2 (ja) パワーモジュール及びモータモジュール
JP6658915B2 (ja) 電力変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050103

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080121

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090121

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110121

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120121

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130121

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees