JP2002014192A - 放射線遮蔽体 - Google Patents
放射線遮蔽体Info
- Publication number
- JP2002014192A JP2002014192A JP2000196767A JP2000196767A JP2002014192A JP 2002014192 A JP2002014192 A JP 2002014192A JP 2000196767 A JP2000196767 A JP 2000196767A JP 2000196767 A JP2000196767 A JP 2000196767A JP 2002014192 A JP2002014192 A JP 2002014192A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- shield
- closing lid
- closing
- radiation shield
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
業員の多大な被曝を未然に防止する。 【解決手段】原子炉内の放射線環境下で作業を行う場
合、放射線を遮蔽可能な遮蔽体単体10を複数並設する
放射線遮蔽体において、遮蔽体単体10に炉内構造物挿
入用の開口部10aを形成し、この開口部10aを遠隔
操作にて開閉可能な開閉蓋31を設けた。
Description
射線環境下において作業員が作業するために設置する放
射線遮蔽体に関する。
所で作業する場合、放射線遮蔽体を設置して放射線の雰
囲気線量を十分低いレベルに低下する方法が採られてい
る。例えば、炉内構造物の取替工事などを行う場合は、
放射化した原子炉圧力容器からの線量を抑えるために放
射線遮蔽体を原子炉圧力容器の内壁面に取り付けて作業
を行っている。
際し、炉内に作業員がアクセスするために設置する放射
線遮蔽体は、図10(A),(B)に示すように原子炉
圧力容器1とジェットポンプ2との間の狭隘部に複数の
遮蔽体単体3を設置していた。これらの遮蔽体単体3
は、図10(C)に示すように天井クレーン4の吊具5
に掛止されたワイヤ6により原子炉圧力容器1のフラン
ジ1aから吊り下げられている。
に取り替える作業では、原子炉圧力容器1の内壁面にラ
イザブレース2aを直接溶接するため、このライザブレ
ース2aの遮蔽体単体3の該当部に開口部3aを形成す
るとともに、図11(A),(B)に示すように、この
開口部3aを覆うために取外し可能なシールド板7を予
め取り付けておき、ライザブレース2aの溶接時には、
このシールド板7を取り外して作業を行っている。ま
た、ライザブレース2aの溶接完了後には、同じ形状お
よび大きさの蓋は取り付けられないので、別の蓋を作業
員が取り付けて放射線の漏れを防止していた。
放射線遮蔽体では、図11(A),(B)に示すように
シールド板7は複数のボルト8で取り付けられており、
これを作業員が取り外した後、ライザブレース2aを自
動溶接し、その後開口部3aを塞ぐため別の蓋をライザ
ブレース2aに干渉しないよう取り付けていた。このシ
ールド板7を取り外した場合、開口部3a付近の雰囲気
放射線量当量率は10mSv/h以上となるため、この
位置での作業員の作業時間は10〜20分程度が限界で
あり、しかも被曝量も大きいため相当の人数の作業員に
て作業を行っていた。なお、国内法規上は、放射線作業
従事者一作業員当たりの年間累積被曝線量の許容値は5
0mSv以下である。
放射線遮蔽体では、放射線のシールド板7の取り外し
や、ライザブレース2a取付後の別の蓋の取付けは作業
員が行うため、このとき原子炉圧力容器1から発生する
放射線によって、多大な被曝を受けることになる。
プラントでは、燃料との距離が近いため、原子炉圧力容
器1の放射化量が従来プラントの約4倍程度になってお
り、作業員が近づいて作業を行う従来の方法は、上記作
業時間の観点から非常に困難であるという問題があっ
た。
れたものであり、遠隔操作によって開閉蓋を開閉するこ
とで、作業員の多大な被曝を未然に防止する放射線遮蔽
体を提供することを目的とする。
め、請求項1記載の発明では、原子炉内の放射線環境下
で作業を行う場合、放射線を遮蔽可能な遮蔽体単体を複
数並設する放射線遮蔽体において、前記遮蔽体単体に炉
内構造物挿入用の開口部を形成し、この開口部を遠隔操
作にて開閉可能な開閉蓋を設けたことを特徴とする。
の開口部を遠隔操作にて開閉可能な開閉蓋を設けたこと
により、遮蔽体単体の開口部を開閉蓋により作業員が直
接閉止することがなくなるので、作業員の多大な被曝を
未然に防止することができる。
放射線遮蔽体において、遮蔽体単体は、原子炉圧力容器
と炉内構造物であるジェットポンプとの隙間に設置さ
れ、このジェットポンプのライザブレースを前記原子炉
圧力容器に取り付けた際、開閉蓋は前記ジェットポンプ
を回避して開閉移動可能に構成したことを特徴とする。
ンプのライザブレースを原子炉圧力容器に取り付けた
際、開閉蓋はジェットポンプを回避して開閉移動するの
で、原子炉圧力容器とジェットポンプとの間の狭隘部を
開閉移動可能となる。
放射線遮蔽体において、遮蔽体単体に開閉蓋を開閉する
ための駆動手段を取り付けたことを特徴とする。
に開閉蓋を開閉するための駆動手段を取り付けたことに
より、遠隔操作により開閉蓋を開閉することが容易にな
る。
放射線遮蔽体において、開閉蓋の中央部分が開いて取外
し可能な部分開閉蓋を有し、この部分開閉蓋をライザブ
レースの取付後に取り外し、前記開閉蓋を閉止可能とし
たことを特徴とする。
をライザブレースの取付後に取り外し、開閉蓋を閉止可
能としたことにより、ジェットポンプの据付後でも、開
閉蓋を閉止させることができる。
3記載の放射線遮蔽体において、遮蔽体単体にガイド溝
を形成する一方、このガイド溝に沿って移動する案内軸
を開閉蓋に設け、この開閉蓋が所定の軌跡で開閉移動す
ることを特徴とする。
にガイド溝を形成し、このガイド溝に沿って移動する案
内軸を開閉蓋に設けたことにより、開閉蓋が所定の軌跡
で確実に開閉移動することとなる。
4のいずれか1項記載の放射線遮蔽体において、遮蔽体
単体に取り付けられた開閉蓋は、水密構造であることを
特徴とする。
密構造としたことにより、炉内構造物の取外し後に水中
遠隔操作で遮蔽体単体と共に据付け、ジェットポンプ据
付後に水中遠隔操作で炉内から取外し可能となる。
放射線遮蔽体において、駆動手段に開閉蓋の開閉速度を
変更するスピードコントローラを設けたことを特徴とす
る。
スピードコントローラを設けたことにより、開閉蓋の開
閉速度を高精度に制御することができる。
放射線遮蔽体において、開閉蓋を任意の位置に移動させ
るスカラ機構を設けたことを特徴とする。
意の位置に移動させるスカラ機構を設けたことにより、
ジェットポンプのライザ管と干渉せずに開閉蓋を開閉さ
せることができる。
基づいて説明する。
線遮蔽体の第1実施形態を示す正面図である。なお、従
来の構成と同一の部分には、図10および図11と同一
の符号を用いて説明する。また、図1では2枚の遮蔽体
単体を水平方向に連結した状態を示している。
0,10は、それぞれ長尺(長さ約7m)で円弧状かつ
短冊状(幅約30cm〜50cm)に形成されるととも
に、上端部近傍および下端に取り付けられた連結部11
により互いに連結して一体化されている。
上部および中央部近傍には、原子炉圧力容器1に設置さ
れたブラケットなどの突起物(図示せず)との干渉を回
避するための切欠部12が穿設され、その中央部にはジ
ェットポンプ2を固定するライザブレース2aを原子炉
圧力容器1の内壁面に取り付ける際、ライザブレース2
aを挿入するために部分的に開閉可能な開口部10aが
形成され、さらにその下部には原子炉圧力容器1のノズ
ルにジェットポンプ2のライザ管を挿入するために開閉
可能なライザ管挿入口14が形成されている。したがっ
て、これら切欠部12、開口部10aおよびライザ管挿
入口14は炉内構造物の干渉を回避する開口部を形成し
ている。
射化した炉心部分に相当する上部から下部近傍まで二点
鎖線のハッチングで示すタングステン合金部15を有
し、このタングステン合金部15はそのタングステンが
比重17以上で、本実施形態では比重18の合金が使用
されている。
合金部15の上部に白抜きで示すステンレス鋼部17が
連設されるとともに、その下部にクロスハッチングで示
す鉛部18が連設されている。そして、ステンレス鋼部
17の上部には、吊耳19およびワイヤ取付部20が配
設される一方、鉛部18の底部には、複数の遮蔽体単体
10を組み付ける際、互いに隣接する遮蔽体単体10同
士を連結する連結具21が固定されている。
施形態における原子炉の炉内構造物の取替方法について
説明する。
ンプ2およびシュラウド25などの炉内構造物は、原子
炉圧力容器1内において水中遠隔操作で複数に切断撤去
された後、図2(B)に示すように原子炉圧力容器1内
の放射化されたクラッドを取り除くために化学除染ない
し機械除染が行われる。
の放射化された原子炉圧力容器1からの放射線が強いた
め、炉内に作業員が入ることはできない。そこで図2
(C)に示すように炉心部近傍に相当する範囲の原子炉
圧力容器1内面に複数の遮蔽体単体1を水中遠隔操作で
設置する。
により原子炉圧力容器1のフランジから吊り下げられ、
鉛部18の底部に固定された連結具21により互いに隣
接する遮蔽体単体10同士を連結すると同時に、互いに
接合する各遮蔽体単体10の側面に設けたテーパ部また
は係合部を係合させることにより、複数の遮蔽体単体1
0を組み付けて位置決めする。これにより、放射化した
原子炉圧力容器1からの放射線を遮って作業員が炉内に
入ってクラッド除去作業などを行うことができるように
なる。
シュラウド25など、新規な炉内構造物を気中で据え付
けて復旧した後、図2(D)に示すように再び水位を上
げ原子炉圧力容器1とジェットポンプ2との間の狭隘部
から遮蔽体単体10を遠隔操作で取り外す。なお、図2
において、符号26は上部格子板、27は炉心支持板で
ある。
力容器1の内壁と炉内構造物であるジェットポンプ2と
の隙間に設置されるものの、ジェットポンプ2を取り付
ける際には、原子炉圧力容器1の壁面にライザブレース
2aを溶接する必要があるため、図1に示すように遮蔽
体本体10の開口部10aを開閉可能なシールド機構3
0を取り付けておき、ライザブレース2aの溶接時に
は、このシールド機構30を開いて作業を行っている。
トポンプ2の据付後に干渉せずに取り外すことができる
ように、ライザブレース2aの取付中心位置に対し、炉
内から向かって左右対称に取り付けられている。
3〜図7に基づいて説明する。
図4は図3の部分開閉蓋を示す構成図、図5および図6
は図3のシールド板の開閉状態を示す斜視図,平面図、
図7は図3のシールド板の開閉移動軌跡を示す説明図で
ある。
ライザブレース2aを挿入するために部分的に開口する
開口部10aが形成され、この開口部10aに対して開
閉蓋としてのシールド板31,31が左右対称に取り付
けられ、ライザブレース2aの取付時、シールド板31
が開いて開口する。
31は、左右両者共同様の構成であるので、片側のシー
ルド板31の構成についてのみを説明する。
同様にタングステン合金または鉛などにより正面コ字状
に形成され、シールド板31の幅方向中央には、上下に
それぞれ回転軸32を介して開閉アーム33a,33b
の各一端が回転可能に取り付けられており、この上部の
開閉アーム33aの他端は、回転軸34を介して遮蔽体
単体10内壁面に固定された固定板35に回転可能に取
り付けられている。
回転軸34と、この回転軸34に一端が固着された自在
継手36と、この自在継手36の他端が固着され、かつ
遠隔操作により駆動する駆動手段としての回転駆動部3
7とを介して遮蔽体単体10内壁面に固定された固定板
35に取り付けられている。
るエアモータ、油圧にて駆動する油圧モータまたは電動
モータなどの駆動源から選択され、本実施形態では空気
圧にて回転するエアモータが使用されている。この場
合、回転駆動部37に圧縮空気を供給する駆動ホース
(図示せず)は、遮蔽体単体10に沿って上方に引き回
され、原子炉外のオペレーションフロアに設置された制
御装置に導かれている。なお、油圧にて駆動する油圧モ
ータを使用する場合には、回転駆動部37に駆動ホース
が接続される一方、電動モータを使用する場合には、回
転駆動部37にケーブルが接続される。
ピードコントローラが取り付けられ、このスピードコン
トローラにより回転駆動部37の駆動軸の回転速度を制
御することで、シールド板31の開閉速度が変更可能と
なる。
連結部には、図示しないベアリングが介挿され、このベ
アリングを介挿したことによりシールド板31が容易に
回転可能となる。
分開口部38が切欠き形成され、この部分開口部38は
部分開閉蓋40により閉止可能である。この部分開閉蓋
40は、図4に示すように底部に複数のピン41が下方
に突出するように植設される一方、このピン41が嵌合
する嵌合溝42が開閉アーム43の一端に穿設されてい
る。したがって、部分開閉蓋40のピン41が開閉アー
ム43の嵌合溝42に嵌合することにより、開閉アーム
43に部分開閉蓋40が固定される。
が固着され、この回転軸44が固定ブロツク45に回転
可能に軸支され、この固定ブロツク45は図示しない固
定手段によりシールド板31に固定され、内部に回転軸
44が固着された傘歯車46と、この傘歯車46と噛み
合う傘歯車47とが取り付けられ、この傘歯車47は、
回転駆動部48の駆動軸に固着されている。この回転駆
動部48は、シールド板31に設置された回転駆動部3
7と同様に、空気圧にて回転駆動するエアモータが使用
される。
供給して回転駆動部48を遠隔操作により駆動し、その
駆動軸を回転させることで、傘歯車47および傘歯車4
6を介して回転軸44を回転させ、これにより開閉アー
ム43および部分開閉蓋40が開閉することになる。
図6および図7に示すようにフック49が起立可能に設
置され、このフック49は通常時、部分開閉蓋40から
上方に突出しないように倒れているものの、部分開閉蓋
40の取外し時には、このフック49をポールの先端に
フックを取り付けた冶具(図示せず)のフックで引っ掛
けて上方に引っ張り、部分開閉蓋40のピン41を開閉
アーム43の嵌合溝42から引き抜くことで、部分開閉
蓋40を開閉アーム43から取り外せるようにしてあ
る。
40およびその機構は、遮蔽体単体10に予め取り付け
られており、これらのシールド機構30および部分開閉
蓋40は、遮蔽体単体10の取付け、取外しを水中で行
うため、水密構造または水中仕様となっている。
示すようにカムフォロア付の案内軸50が下方に突出す
るように取り付けられており、この案内軸50がこの遮
蔽体単体10の開口部10aの下縁に予め形成されたガ
イド溝51に嵌め込まれている。このため、開閉アーム
33a,33bを回動させて遮蔽体単体10からシール
ド板31を引き出そうとすると、案内軸50が取り付け
られたシールド板31の端部は、このガイド溝51に沿
って移動することになる。
用を説明する。
駆動部37に駆動ホース(図示せず)から圧縮空気を供
給すると、その駆動軸が回転し、この回転駆動力を自在
継手36、回転軸34を介して開閉アーム33bに伝達
することで、開閉アーム33bは開閉アーム33aとと
もに、回転軸34を中心として回動し、シールド板31
を回動させる。
a,33bの回動機構で遮蔽体単体10から引き出そう
とすると、案内軸50が取り付けられたシールド板31
の端部は、遮蔽体単体10のガイド溝51に沿って移動
する。これにより、シールド板31は開閉アーム33
a,33bの回転軸32を中心として回動しながら引き
出されることになる。このようにして、開閉アーム33
a,33bが所定の角度回動したとき、シールド板31
はガイド溝51に沿って完全に引き出されることにな
る。
跡を図6および図7に示す。因みに、シールド板31が
このような軌跡をとる必要があるのは、ジェットポンプ
2のライザ管2bを取り付けた後にシールド板31を開
ける必要があり、この際ライザ管2bと干渉しないよう
にするためである。
の溶接状態を示す説明図である。図8に示すように、溶
接機53によってライザブレース2aの溶接後、シール
ド板31を閉めるときはシールド板31の中央部分が、
溶接により取り付けられたライザブレース2aと干渉す
る。そのため、本実施形態では、シールド板31が全開
位置に達した後、このシールド板31の中央部分に閉止
された部分開閉蓋40を開閉アーム43によって回転し
て開き、この部分開閉蓋40の上部に設置されたフック
49をポールの先端にフックを取り付けた冶具(図示せ
ず)のフックで引っ掛けて上方に引っ張り、部分開閉蓋
40のピン41を開閉アーム43の嵌合溝42から引き
抜くことで、部分開閉蓋40を開閉アーム43から取り
外せるようにしてある。
転駆動部48を遠隔操作により駆動し、その駆動軸を回
転させることで、傘歯車47および傘歯車46を介して
回転軸44を回転させ、これにより開閉アーム43およ
び部分開閉蓋40を回動させる。
には、図3に示すように六角ボルト52が固定され、放
射線遮蔽体2の開閉機構の駆動部が故障した場合、この
六角ボルト52に操作ポール先端に取り付けた六角溝付
きの回転冶具(図示せず)を燃料交換機上などから作業
員が挿入し、シールド板31の開閉を遠隔手動操作で行
うことができる。
体10の開口部10aを遠隔操作にて開閉可能なシール
ド板31を設けたことにより、遮蔽体単体10の開口部
10aをシールド板31により作業員が直接閉止するこ
とがなくなるので、作業員の多大な被曝を未然に防止す
ることができる。
2aを原子炉圧力容器1に取り付けた際、シールド板3
1はジェットポンプ2を回避して開閉移動するので、原
子炉圧力容器1とジェットポンプ2との間の狭隘部を開
閉移動可能となる。
を開閉するための回転駆動部37を取り付けたことによ
り、遠隔操作によりシールド板31を開閉することが容
易になる。
40をライザブレース2aの取付後に取り外し、シール
ド板31を閉止可能としたことにより、ジェットポンプ
2の据付後でも、シールド板31を閉止させることがで
きる。
ガイド溝51を形成し、このガイド溝51に沿って移動
する案内軸50をシールド板31に設けたことにより、
シールド板31が所定の軌跡で確実に開閉移動すること
となる。
ことにより、炉内構造物の取外し後に水中遠隔操作で遮
蔽体単体10と共に据付け、ジェットポンプ2の据付後
に水中遠隔操作で炉内から取外しが可能となる。
の開閉速度を変更するスピードコントローラを設けたこ
とにより、開閉速度を高精度に制御することができる。
発明に係る放射線遮蔽体の第2実施形態のシールド板開
閉装置を示す斜視図である。なお、前記第1実施形態と
同一または対応する部分には同一の符号を付して説明す
る。また、シールド板31の構成は、前記第1実施形態
と同一であるのでその説明を省略する。
ド板開閉装置55が予め取り付けられておらず、複数の
遮蔽体単体10およびライザ管2bを取り付けた後、図
9(A)に示すようにシールド板31上部に設置した開
閉軸受39にシールド板開閉装置55の開閉軸56を挿
入して取り付ける(図9(B))。このシールド板開閉
装置55の上部にはスカラ機構57が取り付けられてい
る。
む3本の軸が回転モータ軸受58に内包されるハーモニ
ック同軸電動モータ(図示せず)により、3軸の回転動
作を行うことにより、任意の位置に物体(この場合、シ
ールド板31)を移動させることができる機構である。
ば、第1実施形態の図6および図7に示した軌跡)をコ
ンピュータに記憶させて制御することにより、シールド
板31を移動させることができる。
施形態と同様にライザ管2bと干渉せずにシールド板3
1を開き、部分開閉蓋40を取り外してライザブレース
2aを溶接後、シールド板31を閉じることができる
(図9(C))。
板31を任意の位置に移動させるスカラ機構57を設け
たことにより、ジェットポンプ2のライザ管2bと干渉
せずにシールド板31を開閉させることができる。
線遮蔽体によれば、放射化した原子炉圧力容器などにラ
イザーブレースなどの炉内構造物を取り付けるために遮
蔽体単体の開閉蓋を開ける際、その開閉蓋の開閉を自動
遠隔操作で行うことにより、作業員が多大な被曝をする
ことなく作業が行え、高放射化プラントにおける作業に
おいても有効な放射線遮蔽環境を得ることができる。
す正面図。
物の取替方法の手順を示す説明図。
図。
を示す説明図。
第2実施形態のシールド板開閉装置を示す斜視図。
す斜視図、(B)は(A)のA方向矢視図、(C)は全
体の取付状態を示す斜視図。
断面図、(B)は(A)の正面図。
Claims (8)
- 【請求項1】 原子炉内の放射線環境下で作業を行う場
合、放射線を遮蔽可能な遮蔽体単体を複数並設する放射
線遮蔽体において、前記遮蔽体単体に炉内構造物挿入用
の開口部を形成し、この開口部を遠隔操作にて開閉可能
な開閉蓋を設けたことを特徴とする放射線遮蔽体。 - 【請求項2】 請求項1記載の放射線遮蔽体において、
遮蔽体単体は、原子炉圧力容器と炉内構造物であるジェ
ットポンプとの隙間に設置され、このジェットポンプの
ライザブレースを前記原子炉圧力容器に取り付けた際、
開閉蓋は前記ジェットポンプを回避して開閉移動可能に
構成したことを特徴とする放射線遮蔽体。 - 【請求項3】 請求項2記載の放射線遮蔽体において、
遮蔽体単体に開閉蓋を開閉するための駆動手段を取り付
けたことを特徴とする放射線遮蔽体。 - 【請求項4】 請求項2記載の放射線遮蔽体において、
開閉蓋の中央部分が開いて取外し可能な部分開閉蓋を有
し、この部分開閉蓋をライザブレースの取付後に取り外
し、前記開閉蓋を閉止可能としたことを特徴とする放射
線遮蔽体。 - 【請求項5】 請求項2または3記載の放射線遮蔽体に
おいて、遮蔽体単体にガイド溝を形成する一方、このガ
イド溝に沿って移動する案内軸を開閉蓋に設け、この開
閉蓋が所定の軌跡で開閉移動することを特徴とする放射
線遮蔽体。 - 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれか1項記載の
放射線遮蔽体において、遮蔽体単体に取り付けられた開
閉蓋は、水密構造であることを特徴とする放射線遮蔽
体。 - 【請求項7】 請求項3記載の放射線遮蔽体において、
駆動手段に開閉蓋の開閉速度を変更するスピードコント
ローラを設けたことを特徴とする放射線遮蔽体。 - 【請求項8】 請求項2記載の放射線遮蔽体において、
開閉蓋を任意の位置に移動させるスカラ機構を設けたこ
とを特徴とする放射線遮蔽体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000196767A JP4634579B2 (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | 放射線遮蔽体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000196767A JP4634579B2 (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | 放射線遮蔽体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002014192A true JP2002014192A (ja) | 2002-01-18 |
JP4634579B2 JP4634579B2 (ja) | 2011-02-16 |
Family
ID=18695206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000196767A Expired - Fee Related JP4634579B2 (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | 放射線遮蔽体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4634579B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011004547A1 (ja) * | 2009-07-10 | 2011-01-13 | 三菱重工業株式会社 | 原子炉容器の作業架台に開口するアクセス部の開閉装置 |
US10998465B2 (en) | 2017-01-09 | 2021-05-04 | Glo Ab | Light emitting diodes with integrated reflector for a direct view display and method of making thereof |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5464295A (en) * | 1977-10-31 | 1979-05-23 | Toshiba Corp | Inside inspecting and repairing device for nuclear reactor |
JPS63126897U (ja) * | 1987-02-12 | 1988-08-18 | ||
JPH0868889A (ja) * | 1994-08-31 | 1996-03-12 | Hitachi Ltd | 原子炉内部構造物の取替工法 |
-
2000
- 2000-06-29 JP JP2000196767A patent/JP4634579B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5464295A (en) * | 1977-10-31 | 1979-05-23 | Toshiba Corp | Inside inspecting and repairing device for nuclear reactor |
JPS63126897U (ja) * | 1987-02-12 | 1988-08-18 | ||
JPH0868889A (ja) * | 1994-08-31 | 1996-03-12 | Hitachi Ltd | 原子炉内部構造物の取替工法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011004547A1 (ja) * | 2009-07-10 | 2011-01-13 | 三菱重工業株式会社 | 原子炉容器の作業架台に開口するアクセス部の開閉装置 |
JP2011017671A (ja) * | 2009-07-10 | 2011-01-27 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 原子炉容器アクセス部の開閉装置 |
US9601221B2 (en) | 2009-07-10 | 2017-03-21 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Opening and closing device for access port that opens to working platform of reactor vessel |
US10998465B2 (en) | 2017-01-09 | 2021-05-04 | Glo Ab | Light emitting diodes with integrated reflector for a direct view display and method of making thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4634579B2 (ja) | 2011-02-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6240155B1 (en) | Preventive maintenance apparatus for structural members in a nuclear pressure vessel | |
US5787137A (en) | Methods and apparatus for performing repairs and inspections in a reactor pressure vessel of a nuclear reactor | |
US4984627A (en) | Intervention device, particularly for checking, inspecting and maintaining heat exchangers | |
JP2002014192A (ja) | 放射線遮蔽体 | |
JP2011052966A (ja) | 原子炉圧力容器の炉内機器管理方法及びその装置 | |
JPH10197679A (ja) | 容器ノズル内面の補修方法及びその装置 | |
JP4178027B2 (ja) | 原子炉炉内構造物の保全方法 | |
JPH1026692A (ja) | 原子炉圧力容器内の補修溶接方法及びそれに用いる補修溶接装置 | |
CN213497330U (zh) | 一种焊接机器人用清枪站 | |
JPH11311693A (ja) | 原子炉圧力容器の搬出方法及び搬出用開閉装置 | |
CN211496402U (zh) | 一种漆包线绕线机的防护装置 | |
JP4045635B2 (ja) | 原子炉圧力容器内配管の接合方法及びその方法に用いる開先合わせ治具 | |
JP2796468B2 (ja) | 保守作業用装置 | |
JP2677643B2 (ja) | 原子炉機器の補修装置 | |
JP2006125847A (ja) | 放射性物質収納容器排出注入装置および同排出注入方法 | |
GB2565887A (en) | Moving method of shroud head, upper guide rod, and suspension tool | |
CN211739435U (zh) | 一种空调风道闭合装置 | |
KR102643938B1 (ko) | 핵연료 집합체 해체시스템 및 해체방법 | |
CN216227683U (zh) | 一种焊丝放线装置 | |
JP5768275B2 (ja) | 残留ナトリウムの機械的除去装置 | |
JPH08189992A (ja) | 原子炉内構造物補修装置 | |
JP2017116488A (ja) | 燃料回収方法 | |
JPS61225694A (ja) | 炉内作業補助具のパ−ツ交換装置 | |
JPS5917280B2 (ja) | 5ノズル用ジエツトポンププラグ | |
JPH03235092A (ja) | ガス冷却型原子炉 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050825 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080305 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080812 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091110 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100108 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101026 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101119 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |