JP2002011991A - シャープペンシル - Google Patents
シャープペンシルInfo
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- JP2002011991A JP2002011991A JP2000198411A JP2000198411A JP2002011991A JP 2002011991 A JP2002011991 A JP 2002011991A JP 2000198411 A JP2000198411 A JP 2000198411A JP 2000198411 A JP2000198411 A JP 2000198411A JP 2002011991 A JP2002011991 A JP 2002011991A
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- chuck
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- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 レフィールを外筒の先端から突出させるため
には、ノック部を少なくとも前記レフィールの突出量と
同量押圧しなければならず、通常においては、レフィー
ルの外軸に対する係止・解除動作を行うために、レフィ
ールの突出量以上にノック部を押圧しなければならず、
その押圧操作が面倒であり、また、レフィールを外軸に
収納した状態では、前記ノック部材は、レフィールの突
出量と同程度か、それ以上に前記外軸の後端から突出し
ており、決して、見栄えが良いものとは言えなかった。 【解決手段】 軸筒の先端に先部材を出没可能に配置し
たシャープペンシルであって、前記先部材を少なくとも
2部品より構成すると共に、その先部材を段階的に出没
させたシャープペンシル。
には、ノック部を少なくとも前記レフィールの突出量と
同量押圧しなければならず、通常においては、レフィー
ルの外軸に対する係止・解除動作を行うために、レフィ
ールの突出量以上にノック部を押圧しなければならず、
その押圧操作が面倒であり、また、レフィールを外軸に
収納した状態では、前記ノック部材は、レフィールの突
出量と同程度か、それ以上に前記外軸の後端から突出し
ており、決して、見栄えが良いものとは言えなかった。 【解決手段】 軸筒の先端に先部材を出没可能に配置し
たシャープペンシルであって、前記先部材を少なくとも
2部品より構成すると共に、その先部材を段階的に出没
させたシャープペンシル。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸筒の先端に先部
材を出没可能に配置したシャープペンシルに関する。
材を出没可能に配置したシャープペンシルに関する。
【0002】
【従来の技術】1例として、実用新案登録第25274
18号公報を挙げ説明する。該公報の実用新案登録請求
の範囲には、「外筒内に摺動可能に配置されたレフィー
ルと、該レフィールに嵌合して上記レフィールを摺動さ
せるノック部と、上記レフィールを後方へ付勢する弾性
体と、上記ノック部と可撓性の湾曲状連結部を介して一
体に形成された該湾曲状連結部を支点として回動する、
上記外筒外に設けられた、上記外筒側へ突出した係止突
起を有するクリップ部と、上記外筒の後方に形成され、
上記レフィールが筆記位置にくると上記係止突起と係止
し、上記レフィールを筆記位置に保持する係止部とを備
えたノック式筆記具。」と記載されている。即ち、ノッ
ク部を押圧することによってレフィールを前進せしめ、
外筒から突出させるものである。そして、レフィールを
外筒内に収納する場合には、クリップと外筒との係止を
解除し、弾性体の作用によって収納するものである。
18号公報を挙げ説明する。該公報の実用新案登録請求
の範囲には、「外筒内に摺動可能に配置されたレフィー
ルと、該レフィールに嵌合して上記レフィールを摺動さ
せるノック部と、上記レフィールを後方へ付勢する弾性
体と、上記ノック部と可撓性の湾曲状連結部を介して一
体に形成された該湾曲状連結部を支点として回動する、
上記外筒外に設けられた、上記外筒側へ突出した係止突
起を有するクリップ部と、上記外筒の後方に形成され、
上記レフィールが筆記位置にくると上記係止突起と係止
し、上記レフィールを筆記位置に保持する係止部とを備
えたノック式筆記具。」と記載されている。即ち、ノッ
ク部を押圧することによってレフィールを前進せしめ、
外筒から突出させるものである。そして、レフィールを
外筒内に収納する場合には、クリップと外筒との係止を
解除し、弾性体の作用によって収納するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術にあっては、レフィールを外筒の先端から突出させる
ためには、ノック部を少なくとも前記レフィールの突出
量と同量押圧しなければならず、通常においては、レフ
ィールの外軸に対する係止・解除動作を行うために、レ
フィールの突出量以上にノック部を押圧しなければなら
ず、その押圧操作が面倒であった。
術にあっては、レフィールを外筒の先端から突出させる
ためには、ノック部を少なくとも前記レフィールの突出
量と同量押圧しなければならず、通常においては、レフ
ィールの外軸に対する係止・解除動作を行うために、レ
フィールの突出量以上にノック部を押圧しなければなら
ず、その押圧操作が面倒であった。
【0004】また、レフィールを外軸に収納した状態で
は、前記ノック部材は、レフィールの突出量と同程度
か、それ以上に前記外軸の後端から突出しており、決し
て、見栄えが良いものとは言えなかった。
は、前記ノック部材は、レフィールの突出量と同程度
か、それ以上に前記外軸の後端から突出しており、決し
て、見栄えが良いものとは言えなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸筒の先端に
先部材を出没可能に配置したシャープペンシルであっ
て、前記先部材を少なくとも2部品より構成すると共
に、その先部材を段階的に出没させたことを第1の要旨
とし、また、軸筒に芯の繰り出し機構を有する中軸ユニ
ットを出没可能に配置したシャープペンシルであって、
前記中軸ユニットの後方に押圧部材を配置すると共に、
その押圧部材には、押圧操作によって開閉するチャック
部材を配置し、そのチャック部材によって前記中軸ユニ
ットを把持・解放したことを第2の要旨とする。
先部材を出没可能に配置したシャープペンシルであっ
て、前記先部材を少なくとも2部品より構成すると共
に、その先部材を段階的に出没させたことを第1の要旨
とし、また、軸筒に芯の繰り出し機構を有する中軸ユニ
ットを出没可能に配置したシャープペンシルであって、
前記中軸ユニットの後方に押圧部材を配置すると共に、
その押圧部材には、押圧操作によって開閉するチャック
部材を配置し、そのチャック部材によって前記中軸ユニ
ットを把持・解放したことを第2の要旨とする。
【0006】
【作用】押圧操作以上に、先部材や中軸ユニットが軸筒
先端から突出する。
先端から突出する。
【0007】
【実施例】第1例を図1、図2に示し説明する。軸本体
1は外筒2と内筒3、並びに、その内筒3に螺着された
先具4より構成されているが、それらを1部材で構成し
ても良い。その軸本体1の内部には、芯タンクTが前後
動自在に配置されており、その芯タンクTの前端には中
継ぎ部材5を介して開閉可能なチャック体6が固定され
ている。そのチャック体6の前方部には、チャック体6
の開閉を行うチャックリング7が囲繞している。また、
前記チャック体6は、3分割されたチャック片から構成
されているが、そのチャック片の前端外周には、鍔部8
が形成されている。さらに、前記チャック体6の前方に
は、3つの筒体からなる先部材9が位置しており、前記
軸筒本体1から出没可能なものとなっている。
1は外筒2と内筒3、並びに、その内筒3に螺着された
先具4より構成されているが、それらを1部材で構成し
ても良い。その軸本体1の内部には、芯タンクTが前後
動自在に配置されており、その芯タンクTの前端には中
継ぎ部材5を介して開閉可能なチャック体6が固定され
ている。そのチャック体6の前方部には、チャック体6
の開閉を行うチャックリング7が囲繞している。また、
前記チャック体6は、3分割されたチャック片から構成
されているが、そのチャック片の前端外周には、鍔部8
が形成されている。さらに、前記チャック体6の前方に
は、3つの筒体からなる先部材9が位置しており、前記
軸筒本体1から出没可能なものとなっている。
【0008】ここで、その先部材9について詳述する。
先部材9は、外筒10や中間筒11並びに、内筒12か
ら構成されており、前記先具4も含め、順に、填り込め
るようになっている。即ち、外筒10は先具4に、ま
た、中間筒11は前記外筒10に、そして、内筒12は
中間筒11に填り込めるようになっている。そして、各
々の筒体の上部外周面には、Oリングなどの弾性部材1
3、14、15が圧入されており、収納時に、各々の内
面に形成された係合突部16、17、18に係合するよ
うになっている。つまり、収納時に於ける不慮の突出を
防止しているのである。また、互いの部材に対する前記
の係合力は、外方向に向かって順次大きくなっている。
即ち、内筒12の中間筒11に対する係合力よりも、中
間筒11の外筒10に対する係合力の方が大きく、ま
た、その中間筒11の外筒10に対する係合力よりも、
外筒10の先具4に対する係合力の方が大きく設定され
ている。さらに、前記先部材9は、内側に向かって長く
形成されている。即ち、内筒12が最も長く、次いで中
間筒11が長く、外筒10が一番短いものとなってい
る。尚、前記内筒12の内部には、繰り出される芯の後
退を阻止する芯戻り止め部材19が圧入されており、ま
た、先端には金属製の芯保護管20が圧入されている
が、これら、芯戻り止め部材や芯保護管は、前記内筒と
一体成形などしても良い。
先部材9は、外筒10や中間筒11並びに、内筒12か
ら構成されており、前記先具4も含め、順に、填り込め
るようになっている。即ち、外筒10は先具4に、ま
た、中間筒11は前記外筒10に、そして、内筒12は
中間筒11に填り込めるようになっている。そして、各
々の筒体の上部外周面には、Oリングなどの弾性部材1
3、14、15が圧入されており、収納時に、各々の内
面に形成された係合突部16、17、18に係合するよ
うになっている。つまり、収納時に於ける不慮の突出を
防止しているのである。また、互いの部材に対する前記
の係合力は、外方向に向かって順次大きくなっている。
即ち、内筒12の中間筒11に対する係合力よりも、中
間筒11の外筒10に対する係合力の方が大きく、ま
た、その中間筒11の外筒10に対する係合力よりも、
外筒10の先具4に対する係合力の方が大きく設定され
ている。さらに、前記先部材9は、内側に向かって長く
形成されている。即ち、内筒12が最も長く、次いで中
間筒11が長く、外筒10が一番短いものとなってい
る。尚、前記内筒12の内部には、繰り出される芯の後
退を阻止する芯戻り止め部材19が圧入されており、ま
た、先端には金属製の芯保護管20が圧入されている
が、これら、芯戻り止め部材や芯保護管は、前記内筒と
一体成形などしても良い。
【0009】符号21は、コイルスプリングなどの弾撥
部材であり、前記芯タンクTやチャック体6などを後方
に付勢している。前記芯タンクTの後端には、消しゴム
22が着脱自在に取り付けられており、また、その消し
ゴム22を覆うようにノックキャップ23も着脱自在に
取り付けられている。符号24は、軸本体1に固定され
たクリップである。
部材であり、前記芯タンクTやチャック体6などを後方
に付勢している。前記芯タンクTの後端には、消しゴム
22が着脱自在に取り付けられており、また、その消し
ゴム22を覆うようにノックキャップ23も着脱自在に
取り付けられている。符号24は、軸本体1に固定され
たクリップである。
【0010】次に、動作について説明する。ノックキャ
ップ23を押圧すると、芯タンクTが前進し、チャック
体6も前進する。そして、チャック体6が前進すると、
チャック体6の鍔部8が、内筒12の後端部に当接す
る。この時から、内筒12もチャック体6によって押圧
され前進するが、Oリング15と中間筒11の突部18
との係合が解除されると(図3参照)、その内筒12
は、自重でもって前進し、前記先具4の先端から一気に
突出する(図4参照)。さらにチャック体6が前進する
と、今度は、中間筒11の頂部に鍔部8が当接し、その
中間筒11を押圧前進させるが、中間筒11のOリング
14と外筒10の突部17との係合が解除されると(図
5参照)、その中間筒11は、自重でもって前進し、前
記先具4の先端から一気に突出する(図6参照)。さら
にチャック体6が前進すると、今度は、外筒10の頂部
に鍔部8が当接し、その外筒10を押圧前進させるが、
外筒10のOリング13と軸本体1の突部16との係合
が解除されると、その外筒10は、自重でもって前進
し、前記先具4の先端から一気に突出する(図7参
照)。ここで、3つの先部材9が先具4(軸本体1)よ
り全て突出する。
ップ23を押圧すると、芯タンクTが前進し、チャック
体6も前進する。そして、チャック体6が前進すると、
チャック体6の鍔部8が、内筒12の後端部に当接す
る。この時から、内筒12もチャック体6によって押圧
され前進するが、Oリング15と中間筒11の突部18
との係合が解除されると(図3参照)、その内筒12
は、自重でもって前進し、前記先具4の先端から一気に
突出する(図4参照)。さらにチャック体6が前進する
と、今度は、中間筒11の頂部に鍔部8が当接し、その
中間筒11を押圧前進させるが、中間筒11のOリング
14と外筒10の突部17との係合が解除されると(図
5参照)、その中間筒11は、自重でもって前進し、前
記先具4の先端から一気に突出する(図6参照)。さら
にチャック体6が前進すると、今度は、外筒10の頂部
に鍔部8が当接し、その外筒10を押圧前進させるが、
外筒10のOリング13と軸本体1の突部16との係合
が解除されると、その外筒10は、自重でもって前進
し、前記先具4の先端から一気に突出する(図7参
照)。ここで、3つの先部材9が先具4(軸本体1)よ
り全て突出する。
【0011】次に、先部材9を軸本体1に収納する動作
を説明する。図7に示す状態より、ノックキャップ23
を押圧し、チャック体6を拡開させながらシャープペン
シルの先端、つまり、内筒12の先端を紙面Pなどに押
し付けると、その内筒12が後退し、内筒12のOリン
グ15が中間筒11の突部18に軽く係合する(図8参
照)。さらにシャープペンシルを紙面Pに対して押し付
けると、今度は中間筒11が紙面Pに当接し後退する
が、やがては中間筒11のOリング14が外筒10の突
部17に軽く係合する(図9参照)。ここで、さらにシ
ャープペンシルを紙面Pに対して押し付けると、外筒1
0も同様に後退し、そのOリング13が先具4の突部1
6に軽く係合する(図10参照)。ここで、さらに紙面
Pに押しつけると、前述の係合力の差により、先ずは内
筒12が中間筒11内に完全に収納され、続いて中間筒
11が外筒10内に完全に収納され、最後に、外筒10
が先具4内に完全に収納される。このようにして、夫々
3つの先部材が順次、先具4内に収納され、図1に示し
た状態になる。尚、本例においては、3つの先部材をチ
ャック体の鍔部で順次押圧して突出させているが、内筒
を金属などで重く形成し、その内筒の慣性でもって、他
の2つの先部材を突出させても良い。
を説明する。図7に示す状態より、ノックキャップ23
を押圧し、チャック体6を拡開させながらシャープペン
シルの先端、つまり、内筒12の先端を紙面Pなどに押
し付けると、その内筒12が後退し、内筒12のOリン
グ15が中間筒11の突部18に軽く係合する(図8参
照)。さらにシャープペンシルを紙面Pに対して押し付
けると、今度は中間筒11が紙面Pに当接し後退する
が、やがては中間筒11のOリング14が外筒10の突
部17に軽く係合する(図9参照)。ここで、さらにシ
ャープペンシルを紙面Pに対して押し付けると、外筒1
0も同様に後退し、そのOリング13が先具4の突部1
6に軽く係合する(図10参照)。ここで、さらに紙面
Pに押しつけると、前述の係合力の差により、先ずは内
筒12が中間筒11内に完全に収納され、続いて中間筒
11が外筒10内に完全に収納され、最後に、外筒10
が先具4内に完全に収納される。このようにして、夫々
3つの先部材が順次、先具4内に収納され、図1に示し
た状態になる。尚、本例においては、3つの先部材をチ
ャック体の鍔部で順次押圧して突出させているが、内筒
を金属などで重く形成し、その内筒の慣性でもって、他
の2つの先部材を突出させても良い。
【0012】第2例を図11に示し説明する。先端に先
具25を螺着した軸筒26の内側には、中軸ユニット2
7が出没可能に配置されている。また、前記軸筒26と
中軸ユニット27との間には、金属材質などの弾性体か
らなるチャック爪28が配置されており、前記中軸ユニ
ット27の把持・解放を行っている。また、前記チャッ
ク爪28は、軸筒26の内面段部26aとチャック爪2
8の外面段部28aとの間に張設された弾撥部材29に
よって後方に付勢されている。尚、前記チャック爪28
は、常態においては、図12に示すように拡開する弾性
力を有しているが、前記軸筒26の中間部内面に形成さ
れた内面段部30によって閉鎖され、前記中軸ユニット
27を把持している。また、前記中軸ユニット27の外
周面には、チャック爪28の爪部31が係合するくさび
形の凹部32が、上下の2箇所に形成されている。尚、
前記チャック爪28の上部には、ノックキャップ33が
着脱自在に取り付けられており、その上方部が前記軸筒
26の上端部から突出している。符号34は、チャック
爪28に着脱自在に取り付けられた消しゴムである。
具25を螺着した軸筒26の内側には、中軸ユニット2
7が出没可能に配置されている。また、前記軸筒26と
中軸ユニット27との間には、金属材質などの弾性体か
らなるチャック爪28が配置されており、前記中軸ユニ
ット27の把持・解放を行っている。また、前記チャッ
ク爪28は、軸筒26の内面段部26aとチャック爪2
8の外面段部28aとの間に張設された弾撥部材29に
よって後方に付勢されている。尚、前記チャック爪28
は、常態においては、図12に示すように拡開する弾性
力を有しているが、前記軸筒26の中間部内面に形成さ
れた内面段部30によって閉鎖され、前記中軸ユニット
27を把持している。また、前記中軸ユニット27の外
周面には、チャック爪28の爪部31が係合するくさび
形の凹部32が、上下の2箇所に形成されている。尚、
前記チャック爪28の上部には、ノックキャップ33が
着脱自在に取り付けられており、その上方部が前記軸筒
26の上端部から突出している。符号34は、チャック
爪28に着脱自在に取り付けられた消しゴムである。
【0013】次に、前記中軸ユニット27について説明
する。前記中軸ユニット27は、一般的なシャープペン
シルユニットである。即ち、芯タンク35、その芯タン
ク35の前端固定されたチャック体36、並びにそのチ
ャック体36を開閉するチャックリング37などから構
成されている。符号38は、前記芯タンク35やチャッ
ク体36を後方に付勢するコイルスプリングなどの弾撥
部材であり、また、符号39は前記芯タンク35に中継
ぎ部材40を介して取り付けられた先部材である。次
に、動作について説明する。図11に示す状態より、ノ
ックキャップ33を押圧すると、チャック爪28が前進
し内面段部30から離隔する。ある程度離隔すると、チ
ャック爪28が拡開し、爪部31が中軸ユニット27を
解放する(図13参照)。この瞬間に、中軸ユニット2
7は、自重によって前進し、先具25から一気に突出す
る。尚、この時、中軸ユニット27の前方に形成した外
面段部41が、先具25の内面に形成した内面段部42
に当接し、前進移動が規制され、軸筒26からの脱落が
防止される。ここで、前記ノックキャップ33の押圧操
作を解除すると、前記チャック爪28は、弾撥部材29
の弾撥力によって後方に移動すると共に、チャック爪2
8が閉鎖し、再び中軸ユニット27の上方の凹部32を
把持する。この時、前記チャック爪28の外面突部28
aは、軸筒26の規制部(本例では、尾栓43の前端
部)に当接しているため、軸筒26からの脱落が防止さ
れている(図14参照)。ここで、前記ノックキャップ
33を多少前進させると、芯タンク35が前進すると共
に、チャック体36が前進し芯が繰り出される。次い
で、中軸セット27を収納する場合には、先ず、先具2
5を上方に向け、その状態で、前記ノックキャップ33
を大きく押圧する。その押圧に伴い、前記チャック爪2
8が前進すると共に拡開し、前記中軸ユニット27を解
放する。この瞬間に、その中軸ユニット27は、自重に
よって一気に軸筒26内に収納される。ここで、前記ノ
ックヤップ33の押圧操作を解除すれば、弾撥部材29
によってもとの位置に復帰すると共に閉鎖し、再び、前
記中軸ユニット27を把持する。即ち、図11に示す状
態になる。
する。前記中軸ユニット27は、一般的なシャープペン
シルユニットである。即ち、芯タンク35、その芯タン
ク35の前端固定されたチャック体36、並びにそのチ
ャック体36を開閉するチャックリング37などから構
成されている。符号38は、前記芯タンク35やチャッ
ク体36を後方に付勢するコイルスプリングなどの弾撥
部材であり、また、符号39は前記芯タンク35に中継
ぎ部材40を介して取り付けられた先部材である。次
に、動作について説明する。図11に示す状態より、ノ
ックキャップ33を押圧すると、チャック爪28が前進
し内面段部30から離隔する。ある程度離隔すると、チ
ャック爪28が拡開し、爪部31が中軸ユニット27を
解放する(図13参照)。この瞬間に、中軸ユニット2
7は、自重によって前進し、先具25から一気に突出す
る。尚、この時、中軸ユニット27の前方に形成した外
面段部41が、先具25の内面に形成した内面段部42
に当接し、前進移動が規制され、軸筒26からの脱落が
防止される。ここで、前記ノックキャップ33の押圧操
作を解除すると、前記チャック爪28は、弾撥部材29
の弾撥力によって後方に移動すると共に、チャック爪2
8が閉鎖し、再び中軸ユニット27の上方の凹部32を
把持する。この時、前記チャック爪28の外面突部28
aは、軸筒26の規制部(本例では、尾栓43の前端
部)に当接しているため、軸筒26からの脱落が防止さ
れている(図14参照)。ここで、前記ノックキャップ
33を多少前進させると、芯タンク35が前進すると共
に、チャック体36が前進し芯が繰り出される。次い
で、中軸セット27を収納する場合には、先ず、先具2
5を上方に向け、その状態で、前記ノックキャップ33
を大きく押圧する。その押圧に伴い、前記チャック爪2
8が前進すると共に拡開し、前記中軸ユニット27を解
放する。この瞬間に、その中軸ユニット27は、自重に
よって一気に軸筒26内に収納される。ここで、前記ノ
ックヤップ33の押圧操作を解除すれば、弾撥部材29
によってもとの位置に復帰すると共に閉鎖し、再び、前
記中軸ユニット27を把持する。即ち、図11に示す状
態になる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、軸筒の先端に先部材を出没可
能に配置したシャープペンシルであって、前記先部材を
少なくとも2部品より構成すると共に、その先部材を段
階的に出没させたことを第1の要旨とし、軸筒に芯の繰
り出し機構を有する中軸ユニットを出没可能に配置した
シャープペンシルであって、前記中軸ユニットの後方に
押圧部材を配置すると共に、その押圧部材には、押圧操
作によって開閉するチャック部材を配置し、そのチャッ
ク部材によって前記中軸ユニットを把持・解放したこと
を第2の要旨としているので、押圧操作感の良好な、し
かも、見栄えの良いシャープペンシルを提供することが
できる。
能に配置したシャープペンシルであって、前記先部材を
少なくとも2部品より構成すると共に、その先部材を段
階的に出没させたことを第1の要旨とし、軸筒に芯の繰
り出し機構を有する中軸ユニットを出没可能に配置した
シャープペンシルであって、前記中軸ユニットの後方に
押圧部材を配置すると共に、その押圧部材には、押圧操
作によって開閉するチャック部材を配置し、そのチャッ
ク部材によって前記中軸ユニットを把持・解放したこと
を第2の要旨としているので、押圧操作感の良好な、し
かも、見栄えの良いシャープペンシルを提供することが
できる。
【図1】第1例を示す縦断面図。
【図2】図1の要部拡大斜視図。
【図3】図1の要部拡大縦断面図。
【図4】先部材の突出動作を示す要部縦断面図。
【図5】先部材の突出動作を示す要部縦断面図。
【図6】先部材の突出動作を示す要部縦断面図。
【図7】先部材の突出動作を示す要部縦断面図。
【図8】先部材の収納動作を示す要部縦断面図。
【図9】先部材の収納動作を示す要部縦断面図。
【図10】先部材の収納動作を示す要部縦断面図。
【図11】第2例を示す縦断面図。
【図12】チャック爪を示す斜視図。
【図13】動作を示す縦断面図。
【図14】動作を示す縦断面図。
1 軸本体 2 外筒 3 内筒 4 先具 T 芯タンク 5 中継ぎ部材 6 チャック体 7 チャックリング 8 鍔部 9 先部材 10 外筒 11 中間筒 12 内筒 13 弾性部材 14 弾性部材 15 弾性部材 16 突部 17 突部 18 突部 19 芯戻り止め部材 20 芯保護管 21 弾撥部材 22 消しゴム 23 ノックキャップ 24 クリップ 25 先具 26 軸筒 27 中軸ユニット 28 チャック爪 29 弾撥部材 30 内面段部 31 爪部 32 凹部 33 ノックキャップ 34 消しゴム 35 芯タンク 36 チャック体 37 チャックリング 38 弾撥部材 39 先部材 40 中継ぎ部材 41 外面段部 42 内面段部 43 尾栓
Claims (4)
- 【請求項1】 軸筒の先端に先部材を出没可能に配置し
たシャープペンシルであって、前記先部材を少なくとも
2部品より構成すると共に、その先部材を段階的に出没
させたことを特徴とするシャープペンシル。 - 【請求項2】 軸筒に芯の繰り出し機構を有する中軸ユ
ニットを出没可能に配置したシャープペンシルであっ
て、前記中軸ユニットの後方に押圧部材を配置すると共
に、その押圧部材には、押圧操作によって開閉するチャ
ック部材を配置し、そのチャック部材によって前記中軸
ユニットを把持・解放したことを特徴とするシャープペ
ンシル。 - 【請求項3】 前記請求項1記載のシャープペンシルで
あって、前記先部材を自重で突出させたことを特徴とす
るシャープペンシル。 - 【請求項4】 前記請求項2記載のシャープペンシルで
あって、前記中軸ユニットを自重で突出させたことを特
徴とするシャープペンシル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000198411A JP2002011991A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | シャープペンシル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000198411A JP2002011991A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | シャープペンシル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002011991A true JP2002011991A (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=18696578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000198411A Pending JP2002011991A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | シャープペンシル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002011991A (ja) |
-
2000
- 2000-06-30 JP JP2000198411A patent/JP2002011991A/ja active Pending
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