JP4135836B2 - 出没式筆記具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、本体の内部に筆記体を移動可能に配置した出没式筆記具に関し、特に押圧体の押圧操作によって筆記体の出没の係止・解除を行う機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一例として、特開平9−99691号公報がある。その公報の特許請求範囲には、「先端に筆記部を有するリフィールとそれを後方へ付勢するスプリング6とリフィールと連動可能に遊嵌されて軸筒1の後端より突出するノック部5を有し、ノック部5を押圧してリフィールを軸筒1の前部から突出させて突出状態を保持し、さらにノック部5を押圧することで係止が解除されてリフィールを収納する様な所謂ダブルノック機構を有するノック式筆記具に於いて、クリップ筒2の係止玉2−aと軸内部でノック部5と連動する係止リブ3−aとが係止することでリフィールの筆記部の突出状態を保持して係止玉2−aが持ち上げられるとリフィールが収納されるセーフテイー機構を構成し、突出させる場合のノック部5のノックカム5−aと回転子3のノック受けカム3−cによる回転方向と収納させる場合の回転子3のノック受けカム3−bとクリップ筒2のカム2−cによる回転方向のどちらも同一方向となして係子リブ3−aを一体に有する回転子3をノックの繰り返しによって、所定の角度で同一方向へ回転するよう構成したことを特徴とするノック式筆記具。」と記載されている。つまり、軸筒内に複数の部材よりなる一方向回転カム機構を配置しノック部の押圧を繰り返すことで、リフィールの出没の係止・解除を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような従来技術にあっては、押圧体の押圧操作によって筆記体の出没の係止・解除を行う機構になっているものの、出没の係止・解除のための機構が複雑で、部品点数も多く組立もやっかいでコスト高になるばかりでなく、その機構を軸筒内後部に組み込んでなるので、その分、軸筒長さを長くしなければならないという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、本体の内部に筆記体を摺動可能に配置し、その筆記体を本体に設けた押圧体(6)の押圧操作によって移動可能に配置した出没式筆記具であって、前記本体の軸筒(1)の外方にクリップ部(12)を配設し、このクリップ部(12)の縦方向に壁状玉部(13)を立設し、その壁状玉部(13)の一方の側面に凸状に形成された係止部(10)と案内部(11)とよりなるカム部を設け、前記係止部(10)は斜面(10a)と凹み(10b)とを備えてなると共に、案内部(11)は斜面(11a)と小斜面(11c)並びに、その小斜面(11c)の反対側に形成された斜面(11b)とを備えてなり、また、前記押圧体(6)の外周面の縦方向に外周壁(7a)を立設し、その外周壁(7a)の前記カム部(8)に向かい合う側面に前記カム部(8)と係合可能な凸状に形成された係合部(14)を設け、前記押圧体(6)を押圧した際に、係合部(14)が壁状玉部(13)を押圧体(6)の方向に変位せしめながら係止部(10)の斜面(10a)に沿って移動し、押圧を解除した際に、クリップ部(12)の弾性復元力によって係合部(14)が小斜面(11c)を乗り越えて係止部(10)の凹み(10b)に係合し、さらに押圧体(6)を押圧した際に、係合部(14)が小斜面(11c)の乗り越え反対側の斜面(11b)に沿ってカム部(8)から離脱するようなし、さらに、前記壁状玉部(13)の前後の端部と外周壁(7a)の前後の端部に傾斜面を設けたことを第1の要旨とし、本体の内部に筆記体を摺動可能に配置し、その筆記体を本体に設けた押圧体(6)の押圧操作によって移動可能に配置した出没式筆記具であって、前記本体の軸筒(1)の外方にクリップ部(12)を配設し、このクリップ部(12)の縦方向に壁状玉部(13)を立設し、その壁状玉部(13)の一方の側面に凸状に形成された係合部(14)を設け、また、前記押圧体(6)の外周面の縦方向に外周壁(7a)を立設し、その外周壁(7a)の前記係合部(14)に向かい合う側面に前記係合部(14)と係合可能な凸状に形成された係止部(10)と案内部(11)とよりなるカム部(8)を設け、前記係止部(10)は斜面(10a)と凹み(10b)とを備えてなると共に、案内部(11)は斜面(11a)と小斜面(11c)並びに、その小斜面(11c)の反対側に形成された斜面(11b)とを備えてなり、前記押圧体(6)を押圧した際に、係合部(14)が壁状玉部(13)を押圧体(6)の方向に変位せしめながら係止部(10)の斜面(10a)に沿って移動し、押圧を解除した際に、クリップ部(12)の弾性復元力によって係合部(14)が小斜面(11c)を乗り越えて係止部(10)の凹み(10b)に係合し、さらに押圧体(6)を押圧した際に、係合部(14)が小斜面(11c)の乗り越え反対側の斜面(11b)に沿ってカム部(8)から離脱するようなし、さらに、前記壁状玉部(13)の前後の端部と外周壁(7a)の前後の端部に傾斜面を設けたことを第2の要旨とするものである。
【0005】
【実施例】
図1乃至図5に第1例を示し説明する。軸筒1の前方には、前軸2が螺着などにより着脱自在に取り付けられている(以下、図中上方を後方といい、下方を前方という)。前記前軸2には軟質の樹脂やゴム材などよりなる把持部材3が固着されており、また、前記前軸2の内側にはコイルスプリングなどの弾撥部材4がその前端を前軸2の内孔に狭持されて取り付けられている。前記軸筒1の内側には、ボールペンや修正具などの筆記体のリフィール5が前記弾撥部材4によって後方に付勢され且つ前後動自在に配置されている。軸筒1の後端部には、クリップ12が圧入などにより固定されている。また、軸筒1の後方には、押圧体6が前後動自在に取り付けされている。軸筒1の後部には縦溝1aが形成され、前記押圧体6の筒部7の外周面には壁部7aが形成されており、この壁部7aが前記縦溝1aに前後動自在に、且つ、回り止めを施されて嵌入している。また、前記筒部7には軸筒1の内側に配置されたリフィール5が嵌入している。尚、押圧体6はその段部6aが前記クリップ12の内段部12aに当接して後方への抜けを阻止されている。
符号7bは前記筒部7の前方に形成した割溝であり、壁部7aを有する押圧体6を、筒部7のこの割溝7bの部分を変形縮小せしめて、軸筒1に後方より取り付けることができる。
【0006】
前記クリップ12の壁状玉部13には凸状カム部8が設けられている。図3に基づきそのカム部8について説明する。カム部8は、前記クリップ12に縦に立設された壁状玉部13とその壁状玉部13の側面(図示手前側)に凸状に形成された係止部10と案内部11とよりなり、前記係止部10の図中上部は左下方に傾斜した斜面10aとなっており、係止部10の下部には逆V字形の凹み10bが形成されている。また、前記案内部11の図中上部左側には右上方に向かう斜面11aと、上部右側には右下方に傾斜した斜面11bが形成されている。符号11cは壁状玉部13に形成された三角平面状の小斜面であり、また、その小斜面11cの図中右方終端に形成した壁面は前記案内部11の斜面11bに連接している。この小斜面11cの作用については後述する。
【0007】
前記押圧体6の筒部7の壁部7aの側面向こう側(図示奥側)には凸状に形成された係合部14を有している。尚、前記クリップ12は弾性を有し図中左右に弾撥可能であるが、常態は壁状玉部13の図中右端が軸筒1の外周面の位置になるよう配設されている。また、本例では、クリップ12の前端部が軸筒1に形成された縦溝1aを覆う位置にまで延びて形成されている。
【0008】
次に、動作を説明する。図3の状態より、押圧体6を押圧すると、前記筒部7の壁部7a側面向こう側(図示奥側)に凸状に形成された係合部14が前方(図中下方)に移動する。更に押圧すると、係合部14の図中下端が係止部10の斜面10aに当接する。押圧を続けると、係合部14の前方移動に伴いクリップ12の壁状玉部13が図中右方に変位せしめられるので、係止部10の図中左方に係合部14が位置するようになる。更に押圧を続けると、係合部14の下端が案内部11の斜面11aに当接するので、押圧体6はその前進を停止せしめられる。ここで押圧体6の押圧を解除すると、前記クリップ12が、常態は、壁状玉部13が軸筒1の外周面の位置になるよう配設されているので、弾性復元力により壁状玉部13が図中左方に復動し、この復動に伴い係合部14が斜面11aに沿って係止部10の方向(図中右上方)へ移動する。次いで、係合部14の上端が前記係止部10の凹み10bに当接して係合部14が係止部10に係止せしめられる。尚、前記押圧体6の筒部7にリフィール5が嵌入しているので、上記動作によってリフィール5が前軸2の先端より露出し、その状態で係止せしめられる(図5参照)。
【0009】
前記の係止の状態を解除するためには、押圧体6を再び押圧すると、係合部14が前記凹み10bを離脱する。この時、係合部14が係止部10の図中左方へ逆戻りしてしまわないよう、前述の小斜面11cが、その図中右方終端に形成した壁面で係合部14を戻り防止規制する。更に押圧すると、係合部14の下端が斜面11bに当接し、クリップ12の壁状玉部13が図中左方に変位せしめられて、係合部14は壁状玉部13の図中右端面に達する。ここで押圧体6の押圧を解除すると、係合部14はその左端の一部・図示奥側が、クリップ12の横方向の弾性復元力により図示手前側に復動した壁状玉部13の図中右端面に落着当接しているので、凹み10bに逆戻りすることなく、係止部10の右方を移動して初期状態に復帰せしめられるとともに、この係合部14の後退に伴い、リフィール5も前軸2内に没入する。
【0010】
また、本発明では、リフィール5が前軸2の先端より露出して係止状態のまま筆記具をポケット等に差し込もうとすれば、クリップ12が軸筒1外周面より持ち上げられる。この動作によって係合部14が係止部10より外れ、初期状態に復帰せしめられるとともに、リフィール5も前軸2内に没入する。万が一、係止を解除し忘れた時においても、リフィルを没入させることができる。
【0011】
図6乃至図9に第2例を示し説明する。前記例と同じ部分については説明を省略する。 本例では、押圧体6の筒部7の外周面に凸状カム部8が設けられている。図6に基づきそのカム部8について説明する。カム部8は、筒部7外周面に縦に立設された壁部7aとその壁部7aの側面(図示手前側)に凸状に形成された係止部10と案内部11とよりなり、前記係止部10の図中下部は左下方に傾斜した斜面10aとなっており、上部にはV字形の凹み10bが形成されている。また、前記案内部11の図中下部右側には左下方に向かう斜面11aと、下部左側には左上方に向かう斜面11bが形成されている。符号11cは壁部7aに形成された小斜面である。また、クリップ12の下部には壁状玉部13が縦に立設され、その壁状玉部13の側面向こう側(図示奥側)には凸状に形成された係合部14を有している。
【0012】
次に、動作を説明する。図6の状態より押圧体6を押圧すると、前記筒部7の壁部7a側面に形成された凸状カム部8が前方(図中下方)に移動する。更に押圧すると、係止部10の斜面10aが前記係合部14の上端に当接する。押圧を続けると、凸状カム部8の係止部10の前方移動に伴いクリップ12の係合部14が図中右方に変位せしめられるので、係止部10の図中右方に係合部14が位置するようになる。更に押圧を続けると、係合部14の上端に凸状カム部8の案内部11の斜面11aが当接するので、押圧体6はその前進を停止せしめられる。ここで押圧体6の押圧を解除すると、前記クリップ12が、常態は、壁状玉部13が軸筒1の外周面の位置になるよう配設されているので、弾性復元力により壁状玉部13が図中左方に復動する。これに伴って係止部10が復動し、係合部14の下端に前記係止部10の凹み10bが当接して係止せしめられる。尚、前記押圧体6の筒部7にリフィール5が嵌入しているので、上記動作によってリフィール5が前軸2の先端より露出し、その状態で係止せしめられる(図9参照)。
【0013】
前記の係止の状態を解除するためには、押圧体6を再び押圧すると、係合部14から前記凹み10bが離脱する。更に押圧すると、係止部10が係合部14の右方を移動して凸状カム部8が初期状態に復帰せしめられる。
尚、本例によれば、第1例と比較してクリップ12の壁状玉部13の形状をより小さくできる。
【0014】
【発明の効果】
本発明は、本体の内部に筆記体を摺動可能に配置し、その筆記体を本体に設けた押圧体(6)の押圧操作によって移動可能に配置した出没式筆記具であって、前記本体の軸筒(1)の外方にクリップ部(12)を配設し、このクリップ部(12)の縦方向に壁状玉部(13)を立設し、その壁状玉部(13)の一方の側面に凸状に形成された係止部(10)と案内部(11)とよりなるカム部を設け、前記係止部(10)は斜面(10a)と凹 み(10b)とを備えてなると共に、案内部(11)は斜面(11a)と小斜面(11c)並びに、その小斜面(11c)の反対側に形成された斜面(11b)とを備えてなり、また、前記押圧体(6)の外周面の縦方向に外周壁(7a)を立設し、その外周壁(7a)の前記カム部(8)に向かい合う側面に前記カム部(8)と係合可能な凸状に形成された係合部(14)を設け、前記押圧体(6)を押圧した際に、係合部(14)が壁状玉部(13)を押圧体(6)の方向に変位せしめながら係止部(10)の斜面(10a)に沿って移動し、押圧を解除した際に、クリップ部(12)の弾性復元力によって係合部(14)が小斜面(11c)を乗り越えて係止部(10)の凹み(10b)に係合し、さらに押圧体(6)を押圧した際に、係合部(14)が小斜面(11c)の乗り越え反対側の斜面(11b)に沿ってカム部(8)から離脱するようなし、さらに、前記壁状玉部(13)の前後の端部と外周壁(7a)の前後の端部に傾斜面を設けたことを第1の要旨とし、本体の内部に筆記体を摺動可能に配置し、その筆記体を本体に設けた押圧体(6)の押圧操作によって移動可能に配置した出没式筆記具であって、前記本体の軸筒(1)の外方にクリップ部(12)を配設し、このクリップ部(12)の縦方向に壁状玉部(13)を立設し、その壁状玉部(13)の一方の側面に凸状に形成された係合部(14)を設け、また、前記押圧体(6)の外周面の縦方向に外周壁(7a)を立設し、その外周壁(7a)の前記係合部(14)に向かい合う側面に前記係合部(14)と係合可能な凸状に形成された係止部(10)と案内部(11)とよりなるカム部(8)を設け、前記係止部(10)は斜面(10a)と凹み(10b)とを備えてなると共に、案内部(11)は斜面(11a)と小斜面(11c)並びに、その小斜面(11c)の反対側に形成された斜面(11b)とを備えてなり、前記押圧体(6)を押圧した際に、係合部(14)が壁状玉部(13)を押圧体(6)の方向に変位せしめながら係止部(10)の斜面(10a)に沿って移動し、押圧を解除した際に、クリップ部(12)の弾性復元力によって係合部(14)が小斜面(11c)を乗り越えて係止部(10)の凹み(10b)に係合し、さらに押圧体(6)を押圧した際に、係合部(14)が小斜面(11c)の乗り越え反対側の斜面(11b)に沿ってカム部(8)から離脱するようなし、さらに、前記壁状玉部(13)の前後の端部と外周壁(7a)の前後の端部に傾斜面を設けたことを第2の要旨としているので、出没の係止・解除のための機構が簡単で、部品点数も少なく組立も簡便で低コストになるばかりでなく、出没の係止・解除のための機構が軸筒内後部に組み込まれていない分だけ軸筒長さを短く出来るという利点をも有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を示す外観正面図。
【図2】 軸筒および押圧体を示す分解斜視図。
【図3】 図1の縦断面図。
【図4】 作動を説明する要部拡大図。
【図5】 係止状態を示す縦断面図。
【図6】 第2例を示す縦断面図。
【図7】 軸筒および押圧体を示す分解斜視図。
【図8】 作動を説明する要部拡大図。
【図9】 係止状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 軸筒
1a 縦溝
2 前軸
3 把持部材
4 弾撥部材
5 リフィール
6 押圧体
6a 段部
7 筒部
7a 壁部
7b 割溝
7c 割溝
8 凸状カム部
9 壁部
10 係止部
10a 斜面
10b 凹み
11 案内部
11a 斜面
11b 斜面
11c 小斜面
12 クリップ
12a 内段部
13 壁状玉部
14 係合部
Claims (2)
- 本体の内部に筆記体を摺動可能に配置し、その筆記体を本体に設けた押圧体(6)の押圧操作によって移動可能に配置した出没式筆記具であって、前記本体の軸筒(1)の外方にクリップ部(12)を配設し、このクリップ部(12)の縦方向に壁状玉部(13)を立設し、その壁状玉部(13)の一方の側面に凸状に形成された係止部(10)と案内部(11)とよりなるカム部を設け、前記係止部(10)は斜面(10a)と凹み(10b)とを備えてなると共に、案内部(11)は斜面(11a)と小斜面(11c)並びに、その小斜面(11c)の反対側に形成された斜面(11b)とを備えてなり、また、前記押圧体(6)の外周面の縦方向に外周壁(7a)を立設し、その外周壁(7a)の前記カム部(8)に向かい合う側面に前記カム部(8)と係合可能な凸状に形成された係合部(14)を設け、前記押圧体(6)を押圧した際に、係合部(14)が壁状玉部(13)を押圧体(6)の方向に変位せしめながら係止部(10)の斜面(10a)に沿って移動し、押圧を解除した際に、クリップ部(12)の弾性復元力によって係合部(14)が小斜面(11c)を乗り越えて係止部(10)の凹み(10b)に係合し、さらに押圧体(6)を押圧した際に、係合部(14)が小斜面(11c)の乗り越え反対側の斜面(11b)に沿ってカム部(8)から離脱するようなし、さらに、前記壁状玉部(13)の前後の端部と外周壁(7a)の前後の端部に傾斜面を設けたことを特徴とする出没式筆記具。
- 本体の内部に筆記体を摺動可能に配置し、その筆記体を本体に設けた押圧体(6)の押圧操作によって移動可能に配置した出没式筆記具であって、前記本体の軸筒(1)の外方にクリップ部(12)を配設し、このクリップ部(12)の縦方向に壁状玉部(13)を立設し、その壁状玉部(13)の一方の側面に凸状に形成された係合部(14)を設け、また、前記押圧体(6)の外周面の縦方向に外周壁(7a)を立設し、その外周壁(7a)の前記係合部(14)に向かい合う側面に前記係合部(14)と係合可能な凸状に形成された係止部(10)と案内部(11)とよりなるカム部(8)を設け、前記係止部(10)は斜面(10a)と凹み(10b)とを備えてなると共に、案内部(11)は斜面(11a)と小斜面(11c)並びに、その小斜面(11c)の反対側に形成された斜面(11b)とを備えてなり、前記押圧体(6)を押圧した際に、係合部(14)が壁状玉部(13)を押圧体(6)の方向に変位せしめながら係止部(10)の斜面(10a)に沿って移動し、押圧を解除した際に、クリップ部(12)の弾性復元力によって係合部(14)が小斜面(11c)を乗り越えて係止部(10)の凹み(10b)に係合し、さらに押圧体(6)を押圧した際に、係合部(14)が小斜面(11c)の乗り越え反対側の斜面(11b)に沿ってカム部(8)から離脱するようなし、さらに、前記壁状玉部(13)の前後の端部と外周壁(7a)の前後の端部に傾斜面を設けたことを特徴とする出没式筆記具。
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