JP2561591Y2 - シャープペンシル - Google Patents
シャープペンシルInfo
- Publication number
- JP2561591Y2 JP2561591Y2 JP1925592U JP1925592U JP2561591Y2 JP 2561591 Y2 JP2561591 Y2 JP 2561591Y2 JP 1925592 U JP1925592 U JP 1925592U JP 1925592 U JP1925592 U JP 1925592U JP 2561591 Y2 JP2561591 Y2 JP 2561591Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding member
- barrel
- knob
- mechanical pencil
- chuck
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、重量体の慣性力により
チャックを前進させて芯を繰り出し、かつ携帯時にはノ
ブを回転することにより摺動部材を軸筒に係止させてチ
ャックを拡開状態に維持し不必要な芯繰り出しを防止す
るシャープペンシルにおいて、摺動部材の係止状態を目
視により確認できるようにしたシャープペンシルに関す
る。
チャックを前進させて芯を繰り出し、かつ携帯時にはノ
ブを回転することにより摺動部材を軸筒に係止させてチ
ャックを拡開状態に維持し不必要な芯繰り出しを防止す
るシャープペンシルにおいて、摺動部材の係止状態を目
視により確認できるようにしたシャープペンシルに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、携帯時の芯繰り出しを防止するシ
ャープペンシルとしては、軸筒の係止溝より突出した操
作部材を操作することにより、操作部材を軸筒に固定し
たり固定を解除し、操作部材を軸筒に固定した時チャッ
クの前進を阻止するものが知られている。
ャープペンシルとしては、軸筒の係止溝より突出した操
作部材を操作することにより、操作部材を軸筒に固定し
たり固定を解除し、操作部材を軸筒に固定した時チャッ
クの前進を阻止するものが知られている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記したもの
は摺動部材が軸筒に係止された携帯状態にあるのかある
いは芯繰り出しが可能な筆記状態にあるのか目視で確認
できないという問題を有していた。本考案は、上記課題
を解消するシャープペンシルを提供することを目的とす
るものである。
は摺動部材が軸筒に係止された携帯状態にあるのかある
いは芯繰り出しが可能な筆記状態にあるのか目視で確認
できないという問題を有していた。本考案は、上記課題
を解消するシャープペンシルを提供することを目的とす
るものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、軸筒を振るこ
とにより生じる重量体の慣性力によりチャックを前進さ
せて芯を繰り出し、かつ摺動部材を軸筒に回転係止する
ことにより携帯時の芯出を防止するシャープペンシルに
おいて、摺動部材を軸筒に係止した時、摺動部材に取り
付けられるノブに形成された表示と、軸筒に設けられた
表示を長手方向に一致させて係止状態を確認可能に構成
したことを特徴とするシャープペンシル。
とにより生じる重量体の慣性力によりチャックを前進さ
せて芯を繰り出し、かつ摺動部材を軸筒に回転係止する
ことにより携帯時の芯出を防止するシャープペンシルに
おいて、摺動部材を軸筒に係止した時、摺動部材に取り
付けられるノブに形成された表示と、軸筒に設けられた
表示を長手方向に一致させて係止状態を確認可能に構成
したことを特徴とするシャープペンシル。
【０００５】
【実施例】図１、図２及び図３は本考案の実施例を示し
たもので、口金１に軸筒２を連結し、該口金１の内段１
Ａと軸筒２の前端との間にワッシャー３を挾持する。ワ
ッシャー３と、チャック４に連結された芯タンク５の外
段５Ａとの間にはスプリング６が張架され、チャック４
を長手方向後方に付勢している。従ってチャック４の頭
部４Ａが締リング７に押し付けられて閉じられ、締リン
グ７は前記ワッシャー３に当接される。芯タンク５の円
筒部５Ｂには摺動可能に重量体８が嵌挿され、かつ芯タ
ンク５内には予備の芯９が収納されている。軸筒２の後
部には長手方向に伸びて摺動溝２Ａが形成され、更に摺
動溝２Ａの前端より周方向後方に傾斜した係止溝２Ｂが
形成される。該摺動溝２Ａには摺動部材１０の係止突起
１０Ａが移動可能に嵌め込まれ、係止突起１０Ａは弾性
片１０Ｂにより摺動部材１０に連結されているので、内
方に撓み可能に構成されている。しかし通常の筆記状態
では、軸筒２の後部内段２Ｃと摺動部材１０の外段１０
Ｃとの間にリターンスプリング１１が張架され、係止突
起１０Ａは摺動溝２Ａ後端に偏倚されている。従って、
摺動部材１０の内鍔１０Ｄは芯タンク５の後端より適宜
離間する。更に摺動部材１０の後部内側に消しゴム１２
を設け、かつ摺動部材１０の後部外側に長手方向に伸び
た突起部１０Ｅを軸筒２の後端より適宜露出させて形成
し、かつ該突起部１０Ｅより円周方向に凹溝１０Ｆを形
成する。又、消しゴム１２を覆うためのノブ１３に、前
端縁より切り欠かれた切溝１３Ａを形成し、かつノブ１
３の内側に突部１３Ｂを形成する。このノブ１３の切溝
１３Ａを摺動部材１０の突起部１０Ｅに嵌合し、ノブ１
３の突部１３Ｂを摺動部材１０の凹溝１０Ｆに嵌め込む
ことにより、摺動部材１０にノブ１３を回動不能に取り
付ける。
たもので、口金１に軸筒２を連結し、該口金１の内段１
Ａと軸筒２の前端との間にワッシャー３を挾持する。ワ
ッシャー３と、チャック４に連結された芯タンク５の外
段５Ａとの間にはスプリング６が張架され、チャック４
を長手方向後方に付勢している。従ってチャック４の頭
部４Ａが締リング７に押し付けられて閉じられ、締リン
グ７は前記ワッシャー３に当接される。芯タンク５の円
筒部５Ｂには摺動可能に重量体８が嵌挿され、かつ芯タ
ンク５内には予備の芯９が収納されている。軸筒２の後
部には長手方向に伸びて摺動溝２Ａが形成され、更に摺
動溝２Ａの前端より周方向後方に傾斜した係止溝２Ｂが
形成される。該摺動溝２Ａには摺動部材１０の係止突起
１０Ａが移動可能に嵌め込まれ、係止突起１０Ａは弾性
片１０Ｂにより摺動部材１０に連結されているので、内
方に撓み可能に構成されている。しかし通常の筆記状態
では、軸筒２の後部内段２Ｃと摺動部材１０の外段１０
Ｃとの間にリターンスプリング１１が張架され、係止突
起１０Ａは摺動溝２Ａ後端に偏倚されている。従って、
摺動部材１０の内鍔１０Ｄは芯タンク５の後端より適宜
離間する。更に摺動部材１０の後部内側に消しゴム１２
を設け、かつ摺動部材１０の後部外側に長手方向に伸び
た突起部１０Ｅを軸筒２の後端より適宜露出させて形成
し、かつ該突起部１０Ｅより円周方向に凹溝１０Ｆを形
成する。又、消しゴム１２を覆うためのノブ１３に、前
端縁より切り欠かれた切溝１３Ａを形成し、かつノブ１
３の内側に突部１３Ｂを形成する。このノブ１３の切溝
１３Ａを摺動部材１０の突起部１０Ｅに嵌合し、ノブ１
３の突部１３Ｂを摺動部材１０の凹溝１０Ｆに嵌め込む
ことにより、摺動部材１０にノブ１３を回動不能に取り
付ける。
【０００６】従って、通常の筆記状態では、軸筒２を振
ることにより生じる重量体８の慣性力により芯タンク５
及びチャック４を前進させて芯９を繰り出すことができ
る。そして１本の芯９が終了し、次の芯９を追従させる
ためには、ノブ１３をノックすることにより摺動部材１
０を前進させる。この時係止突起１０Ａは摺動溝２Ａに
沿って前進する。従って摺動部材１０の内鍔１０Ｄが芯
タンク５の後端に当接し、芯タンク５及びチャック４も
前進して従来のシャープペンシル同様に芯９が追従され
る。
ることにより生じる重量体８の慣性力により芯タンク５
及びチャック４を前進させて芯９を繰り出すことができ
る。そして１本の芯９が終了し、次の芯９を追従させる
ためには、ノブ１３をノックすることにより摺動部材１
０を前進させる。この時係止突起１０Ａは摺動溝２Ａに
沿って前進する。従って摺動部材１０の内鍔１０Ｄが芯
タンク５の後端に当接し、芯タンク５及びチャック４も
前進して従来のシャープペンシル同様に芯９が追従され
る。
【０００７】又、携帯する場合には、ノブ１３を押圧し
て前進させ、チャック４を拡開した後ノブ１３を回転さ
せれば、ノブ１３とともに摺動部材１０が回転して係止
突起１０Ａが軸筒２の係止溝２Ｂに嵌め込まれる。この
時、軸筒２の後部に長手方向に伸びた隆起部２Ｄの表示
とノブ１３に形成された隆起部１３Ｃの表示を長手方向
に一致させ図４、図５及び図６に示した状態にする。
尚、軸筒とノブに形成する表示は隆起部に限定されるも
のではなく、印刷や刻印等で任意の表示を形成してもよ
い。従って携帯状態では、重量体８が摺動してもチャッ
ク４が拡開しているために芯９の繰り出しは行われな
い。しかも、摺動部材１０の係止状態を、軸筒２の隆起
部２Ｄとノブ１３の隆起部１３Ｃが一致していることに
より目視で簡単に確認できる。そして、筆記状態に戻す
ためには、単にノブ１３を押圧すれば、係止突起１０Ａ
が係止溝２Ｂに沿って前進し、係止溝２Ｂより外れて摺
動溝２Ａ内に位置され図１、図２及び図３に示した状態
に復帰する。
て前進させ、チャック４を拡開した後ノブ１３を回転さ
せれば、ノブ１３とともに摺動部材１０が回転して係止
突起１０Ａが軸筒２の係止溝２Ｂに嵌め込まれる。この
時、軸筒２の後部に長手方向に伸びた隆起部２Ｄの表示
とノブ１３に形成された隆起部１３Ｃの表示を長手方向
に一致させ図４、図５及び図６に示した状態にする。
尚、軸筒とノブに形成する表示は隆起部に限定されるも
のではなく、印刷や刻印等で任意の表示を形成してもよ
い。従って携帯状態では、重量体８が摺動してもチャッ
ク４が拡開しているために芯９の繰り出しは行われな
い。しかも、摺動部材１０の係止状態を、軸筒２の隆起
部２Ｄとノブ１３の隆起部１３Ｃが一致していることに
より目視で簡単に確認できる。そして、筆記状態に戻す
ためには、単にノブ１３を押圧すれば、係止突起１０Ａ
が係止溝２Ｂに沿って前進し、係止溝２Ｂより外れて摺
動溝２Ａ内に位置され図１、図２及び図３に示した状態
に復帰する。
【０００８】図７は摺動部材とノブの取付構造における
他の実施例を示したもので、摺動部材１１０の円筒状の
後部外側に、長手方向に伸びた平坦部１１０Ｇを軸筒２
の後端より適宜露出させて形成し、かつ該平坦部１１０
Ｇより円周方向に凹溝を形成する。又、ノブ１１３の内
側に長手方向に伸びる突起部１１３Ｄと円周方向に伸び
る突部を形成する。このノブ１１３の突起部１１３Ｄを
摺動部材１１０の平坦部１１０Ｇに嵌合し、ノブ１１３
の突部を摺動部材１１０の凹溝に嵌め込むことにより、
摺動部材１１０にノブ１１３を回動不能に取り付ける。
他の実施例を示したもので、摺動部材１１０の円筒状の
後部外側に、長手方向に伸びた平坦部１１０Ｇを軸筒２
の後端より適宜露出させて形成し、かつ該平坦部１１０
Ｇより円周方向に凹溝を形成する。又、ノブ１１３の内
側に長手方向に伸びる突起部１１３Ｄと円周方向に伸び
る突部を形成する。このノブ１１３の突起部１１３Ｄを
摺動部材１１０の平坦部１１０Ｇに嵌合し、ノブ１１３
の突部を摺動部材１１０の凹溝に嵌め込むことにより、
摺動部材１１０にノブ１１３を回動不能に取り付ける。
【０００９】尚、本考案における摺動部材と軸筒の係止
構造は上記実施例のみに限定されるものではなく、摺動
部材を軸筒に回転係止できるものであれば種々の構造の
ものを用いることができるものである。
構造は上記実施例のみに限定されるものではなく、摺動
部材を軸筒に回転係止できるものであれば種々の構造の
ものを用いることができるものである。
【００１０】
【考案の効果】以上説明した本考案のシャープペンシル
は、摺動部材を軸筒に係止した時、摺動部材に取り付け
られるノブに形成された表示と、軸筒に設けられた表示
を長手方向に一致させて構成することにより、摺動部材
の係止状態を目視により簡単に確認できるものである。
は、摺動部材を軸筒に係止した時、摺動部材に取り付け
られるノブに形成された表示と、軸筒に設けられた表示
を長手方向に一致させて構成することにより、摺動部材
の係止状態を目視により簡単に確認できるものである。
【図１】本考案のシャープペンシルの筆記状態を示す平
面図である。
面図である。
【図２】図１のシャープペンシルを示す断面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ線を示す断面図である。
【図４】本考案のシャープペンシルの携帯状態を示す平
面図である。
面図である。
【図５】図４の断面図である。
【図６】図５のＡ−Ａ線を示す断面図である。
【図７】本考案の他の実施例を示す断面図である。
２ 軸筒 ４ チャック ８ 重量体 ９ 芯 １０ 摺動部材 １３ ノブ １１０ 摺動部材 １１３ ノブ
Claims (1)
- 【請求項１】 軸筒を振ることにより生じる重量体の慣
性力によりチャックを前進させて芯を繰り出し、かつ摺
動部材を軸筒に回転係止することにより携帯時の芯出を
防止するシャープペンシルにおいて、摺動部材を軸筒に
係止した時摺動部材に取り付けられるノブに形成された
表示と、軸筒に設けられた表示を長手方向に一致させて
係止状態を確認可能に構成したことを特徴とするシャー
プペンシル。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1925592U JP2561591Y2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | シャープペンシル |
| TR00515/92A TR27008A (tr) | 1991-05-21 | 1992-05-20 | Ileri dogru silkelemek suretiyle calistirilabilen kursun besleme tertibatli mekanik kursun kalem. |
| US07/885,814 US5171097A (en) | 1991-05-21 | 1992-05-20 | Mechanical pencil with lead-feeding device operable by forward shake |
| GB9210871A GB2256619B (en) | 1991-05-21 | 1992-05-21 | Mechanical pencil with lead-feeding device |
| MYPI92001782A MY110131A (en) | 1992-02-07 | 1992-10-02 | Mechanical pencil with lead-feeding device operable by forward shake. |
| KR92019850U KR940007207Y1 (ko) | 1992-02-07 | 1992-10-15 | 샤프펜슬 |
| HK111195A HK111195A (en) | 1991-05-21 | 1995-07-06 | Mechanical pencil with lead-feeding device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1925592U JP2561591Y2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | シャープペンシル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0570979U JPH0570979U (ja) | 1993-09-24 |
| JP2561591Y2 true JP2561591Y2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=11994325
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1925592U Expired - Lifetime JP2561591Y2 (ja) | 1991-05-21 | 1992-02-28 | シャープペンシル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2561591Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5434072B2 (ja) * | 2008-12-25 | 2014-03-05 | ぺんてる株式会社 | ノック式シャープペンシル |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP1925592U patent/JP2561591Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0570979U (ja) | 1993-09-24 |
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