JP2002011709A - コンクリートの製造方法 - Google Patents
コンクリートの製造方法Info
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Abstract
を向上させると共に、仕上がりを良好なものとする。 【解決手段】セメント、骨材及び氷を混練して硬練りコ
ンクリートを調整し、該コンクリートに振動を加えて締
め固める。
Description
方法に係り、特に硬練りコンクリートを用いてコンクリ
ート製品を製造するときの生産性および表面美観を改善
することができるコンクリートの製造方法に関するもの
である。
製造に際しては、製造されたコンクリート製品(以下製
品等という)が所定の検査に合格しなければならない。
これらの検査には外観検査即ち製品等の外観の平滑性が
含まれている。
るには、まず、振動機を備えた機台に型枠をセットし、
この型枠内に硬練りのコンクリートを投入しつつ振動を
加えて粘性を帯びた状態とする。
を加えて締め固めた後、この加圧盤によりコンクリート
の表面を平滑にならしてから、このコンクリートが充填
された型枠を機台からはずして直ちに脱型する。
ランプ2cm以下、あるいは締め固め成形直後に自立す
るコンクリートがその一例である。また、本発明は、硬
練りコンクリートを使用するコンクリートの使用分野と
してコンクリートの即時脱型コンクリート製品(バイコ
ン製品、ブロック製品)の他、RCD用コンクリート
(コンクリートダムの施工に用いる転圧コンクリート。
以下RCDという。)、RCCP用コンクリート(コン
クリート舗装の施工に用いる転圧コンクリート。以下R
CCPという。)をも対象とするものである。これらの
分野においても硬練りコンクリートは使用されており、
以下に述べるような同様の問題が発生する。
途に使用される硬練りコンクリートは、スランプ値が小
さく自立性を要求され、また、RCD、RCCPでは所
定の強度を確保しつつ、セメント量、単位水量を少なく
し、硬化時の水和発熱、硬化後の乾燥収縮を抑えること
を要求される。そのためコンクリート中の水量が少な
く、その性状は水気がなくパサパサな状態となり、強力
な振動下においても充填不足を招くことがある。このよ
うな場合には、硬化後のコンクリート表面や内部に「角
欠け」や「豆板」、「す」等の空隙が生じる場合があ
る。
き上がった製品の表面が粗面となった場合には、現在の
外観・表面美観重視の検査基準に則してみると、強度、
寸法精度等の基準に合格するものであっても外観基準
(表面が滑面であること)で不合格となるため、表面を
補修する必要があり、製造効率を向上できないという問
題がある。
は、格別温度管理は行われていないのが実情であり、夏
期にはコンクリート温度が30℃以上になることがあ
る。
クリートのフレッシュ性状の評価にはRCD用としての
VC試験が用いられている。コンクリートの最適とされ
るVC値はコンクリート製品の大きさ、形状により異な
るが、即時脱型製品の場合、VC値は30〜90秒とさ
れている。
される。 突捧により、容器(小型容器:内径24cm、内高2
0cm)にコンクリートを大きな空隙が残らないように
詰める。 容器の縁より3cm程度下がった位置にコンクリート
層が達したら表面を均して円板(円板には放射状に6条
のスリットが開設されている)をおき、おもりを載せ
る。 振動台を運転し(振動数3000cpm、全振幅1.
0mm)、運転を継続するとモルタルが表面に浮かび上
がってきて円盤下面に接する。運転開始から円板に作っ
たスリットに生じたセメントペーストの浮かび上がり時
間により判定する。
値は大きくなり、そのままのコンクリートを用いて成型
した場合、成型時間が長くなるとともに、より製品表面
の空隙が多くなり、粗面となるなど製品の価値は著しく
低下することが判明している。
を得ようとした場合、20℃より高い温度においては単
位水量を増大する必要があるのである。
場合、セメント温度20℃と同等のVC値を得ようとす
ると水セメント比が大きくなり、コンクリート強度が低
下するという問題がある。
小さくすると、強度的に低下するほか、脱型時の寸法安
定性、自立性が良好ではなくなる。
も、充填が不充分なことによってコンクリート強度が適
正に発現しないおそれがある。
性に優れ、表面の仕上がりが良好となるコンクリートが
求められている。
トの製造方法を提供しようとするものである。本発明
は、振動加圧による成形時間を短縮し、生産性を向上さ
せると共に、仕上がりが良好なコンクリート製品を製造
することを目的とする。
い、セメント、骨材及び氷を混練して硬練りコンクリー
トを調整し、該コンクリートに振動を加えて締め固める
ことで上記課題を解決できることを見出した。
りコンリートの温度を低下させることができ、該温度が
低下したコンクリートは、流動性が向上し、VC値が小
さくなる。また、振動加圧により締め固められ即時に脱
型したコンクリートの表面が改善され、美観性に優れた
ものとなるほか強度が増す。
する。
して、従来使用していた水の代替として小氷塊を用いる
ことによりコンクリート温度を低下させ、フレッシュ性
状を改善するものである。
クリートは、流動性が向上し、VC値が小さくなる。ま
た、振動加圧締め固めし、即時に脱型したコンクリート
製品の表面が改善され、美観性並びに強度が優れたもの
となる。
とは、単位水量が90〜140kg/m3、スランプが
2cm以下のものをいうものとする。
りコンクリートの配合を限定するものではない。即ち、
硬練りコンクリートは、その使用される環境、条件によ
り上記条件と異なる場合において、単位水量やスランブ
値が異なっても差し支えない。また、硬練りコンクリー
トを用いた振動加圧成型品を製造する際に使用するもの
で、コンクリート製品や成型機を限定するものではな
い。
物のセメント類以外の材料、例えば、フライアッシュ、
高炉スラグ、シリカフューム、及び、膨張材、減水剤、
高性能減水剤、軽量骨材、無機質繊維、有機質繊維等を
含む組成物への使用も可能である。
例は、以下の条件で実施したものである。 気温:20および30℃ 材料温度:20および30℃ フレッシュ性状評価:VC試験(6個の穴のうち、1個
目、3個目、6個目からペーストが出てきた時間で評
価) 氷(小氷塊)の大きさ:10m以下 供試体の成形方法:直径10cm、高さ20cmの二つ
割れ型枠を用い、桜井建材産業社製バイコンテストピー
ス成形装置を用いて成形 振動数6200rpm、プレス圧0.29MPa 成形条件:振動させながら全量投入30秒間 おもりを載せ30秒 天面仕上げ加圧15秒 脱型:成形後直ちに型枠を上ヘスライドさせながら脱
型。 養生:20℃気中 強度:2週間後の圧縮強度を測定 実施結果を表1に示す。
る標準配合の単位水量はNo1に示すとおり105kg
/m3である。
合、No2に示すようにVC値は低下し、充填性が向上
するとともにコンクリート表面の仕上がり、及び強度が
向上した。
3としたままではVC値が大きくなり、充填性が悪化
し、製品成形に問題を来す。
に、30℃で単位水量を115kg/m3にすると、振
動により表面に軟らかいペーストが集まり、脱型直後の
表面仕上がりや寸法精度に問題が出てくる。
kg/m3として全水量分を小氷塊で置換した。この場
合VC値は115kg/m3の場合と同等となり、充填
性が向上するとともにコンクリート表面の仕上がりは良
好となり、強度も高くなった。
ートの製造方法によれば、硬練りコンクリートを使用す
るコンクリート製品の成型時間の短縮化を図ることがで
きるほか、コンクリート製品の表面仕上がり性、美観、
また、本発明は、硬練りコンクリートを使用するコンク
リートの使用分野としてコンクリートの即時脱型コンク
リート製品(バイコン製品、ブロック製品)の他、RC
D、RCCPをも対象とするものである。これらの分野
においても硬練りコンクリートは使用されており、同様
の問題を解決することができる。又、組織を緻密化する
ことができ、コンクリート製品の強度の向上が図れると
いう優れた効果を奏する。
Claims (1)
- 【請求項1】セメント、骨材及び氷を含む原材料を混練
して硬練りコンクリートを調整し、該コンクリートに振
動を加えて締め固めることを特徴とするコンクリートの
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000198380A JP4495835B2 (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | コンクリートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000198380A JP4495835B2 (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | コンクリートの製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2002011709A true JP2002011709A (ja) | 2002-01-15 |
JP4495835B2 JP4495835B2 (ja) | 2010-07-07 |
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Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016132578A (ja) * | 2015-01-16 | 2016-07-25 | Jfeスチール株式会社 | 水和固化体の製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS62158181A (ja) * | 1985-12-28 | 1987-07-14 | 鈴木 敏郎 | 重量コンクリ−トの調合方法 |
JPS6383308A (ja) * | 1986-09-25 | 1988-04-14 | Mitsui Constr Co Ltd | Rcd工法におけるコンクリ−トの混練打設方法 |
JPS63272508A (ja) * | 1988-02-12 | 1988-11-10 | Toshiro Suzuki | モルタル類の成形方法 |
-
2000
- 2000-06-30 JP JP2000198380A patent/JP4495835B2/ja not_active Expired - Fee Related
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