JP2007269591A - コンクリート製品の製造方法およびコンクリート製品 - Google Patents
コンクリート製品の製造方法およびコンクリート製品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007269591A JP2007269591A JP2006098925A JP2006098925A JP2007269591A JP 2007269591 A JP2007269591 A JP 2007269591A JP 2006098925 A JP2006098925 A JP 2006098925A JP 2006098925 A JP2006098925 A JP 2006098925A JP 2007269591 A JP2007269591 A JP 2007269591A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- silica fume
- concrete product
- producing
- mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Abstract
【手段】 二酸化ケイ素を主成分とし且つ酸化ジルコニウムを含有するシリカフュームと、膨張材とを添加して水/結合材比が30%以下のコンクリートを調製し、該コンクリートを型枠内に打設し、該型枠を静置させたまま該コンクリートを成形することを特徴とするコンクリート製品の製造方法による。
【選択図】 なし
Description
しかしながら、成形後の型崩れや変形、ダレ等を起こさないようにセメントペースト量を少なくし、また、水セメント比の小さい固練りのコンクリートを使用しているため、強力な振動下においても充填不足を招きやすく、その結果として該振圧成形によって得られるコンクリート管の表面には、角欠けや豆板等の空隙が生じやすいという問題を有している。
また、本発明に係るコンクリート製品は、表面美観に優れるとともに、製造コストの安価なものとなる。
また、該シリカフュームは、JIS A 6207「コンクリート用シリカフューム」に規定された品質を満足する必要はない。
従来、セメント用混和材として一般的に使用されているシリカフュームは、比表面積が15m2/g以上のものであるのに対し、本発明で用いるシリカフュームは、上記のような比較的小さい比表面積を有するものである。
尚、シリカフュームのpHは、JIS Z 8802−1986「pH測定法」に基づいて測定されるものである。
斯かる範囲の水/結合材比とすることにより、型枠への充填時においては優れた自己充填性を維持しつつ、充填した後には短時間での脱型が可能となり、しかも製造されたコンクリート製品は圧縮強度及び外圧強度の高いものとなる。
特に、水/結合材比を10〜20%として高強度のコンクリート管を製造することにより、製造されたコンクリート管は、推進管工法を採用して地中に敷設することが可能なものとなる。
また、本発明に係るコンクリート製品の製造方法によれば、成形時に大きな騒音が発生しないために作業環境が良好となり、スラッジも発生しないためにその処理費用が必要となることもない。
さらに、遠心成形装置や振動成形装置のような大型の装置を必要としないため、設備投資に要する費用が従来よりも安価になるという利点もある。
前記調製例1によって得られたコンクリートを、モデル管(外径200mm、管厚40mm、有効長300mm)を成形するための型枠内に打設した。打設に際しては、前記型枠を有効長方向が鉛直となるように載置し、該型枠の上方からコンクリートを100mm/secの速度で流し込む方法により行った。次いで、打設後24時間で脱型し、材齢14日となるまで標準養生(20℃、水中)を行うことにより、実施例1のコンクリート管を作製した。
前記調製例2および3によって得られたコンクリート、即ち、シリカフュームや膨張材を用いず、高性能AE減水剤の量を増やすことによって自己充填可能としたコンクリートを使用することを除き、他は実施例1と同様にして、比較例1および比較例2のコンクリート管を作製した。
従来の遠心形成による製造を行うべく、前記調製例4によって得られたコンクリートを実施例1と同じ形状の型枠内に充填し、該コンクリートを遠心成形し、蒸気養生を行った後に脱型し、更に、前記と同様の標準養生を行うことにより比較例3のコンクリート管を作製した。尚、前記遠心成形の条件は、低速回転(4G)を4分維持した後、高速回転(37G)を6分維持するものとした。また、前記蒸気養生の条件は、標準状態において120分放置した後、15℃/時間の昇温速度で65℃まで昇温し、65℃で3時間保持し、その後、自然放冷するものとした。
調製例1〜4のコンクリートに関し、該コンクリートを調製した際のフレッシュ性状として、JIS A 1150「コンクリートのスランプフロー試験方法」に規定されたスランプフロー、およびJIS A 1101「コンクリートのスランプ試験方法」に規定されたスランプを測定した。試験結果を表3に示す。
実施例及び比較例において作製したコンクリート管を耐圧試験機に横置きで載置し、該コンクリート管の径方向に応力が加わるようにして載荷試験を行い、外圧強度を測定した。測定結果を下記表4に示す。
JIS A 1136「遠心力締固めコンクリートの圧縮強度試験方法」に規定された試験方法に基づき、実施例及び比較例のコンクリート管について管体圧縮強度を測定した。測定結果を下記表4に示す。
実施例および比較例により得られたコンクリート管を目視により観察し、表面美観の評価を行った。評価結果を下記表4に示す。
これに対し、比較例1で用いた調製例2のコンクリートは、スランプフローが小さく型枠内への自己充填性に劣るものであった。また、比較例3で用いた調整例4のコンクリートは、スランプが比較例1よりも悪い結果となっており、自己充填性を全く有していないものであることが確認された。
これに対し、比較例1により作製されたコンクリート管は、実施例1と比較して、外圧強度および管体圧縮強度が何れも低く、表面に豆板を有するものであった。
また、比較例2により作製されたコンクリート管も、実施例1と比較して、外圧強度および管体圧縮強度が何れも低く、表面に気泡を有するものであった。
さらに、従来の遠心成形法である比較例3により作製されたコンクリート管は、表面美観は良好であるものの、実施例1と比較して特に管体圧縮強度が低いものであった。
Claims (5)
- 二酸化ケイ素を主成分とし且つ酸化ジルコニウムを含有するシリカフュームと、膨張材とを添加して水/結合材比が30%以下のコンクリートを調製し、該コンクリートを型枠内に打設し、該型枠を静置させたまま該コンクリートを成形することを特徴とするコンクリート製品の製造方法。
- 前記シリカフュームと該膨張材の合計量に対し、シリカフュームが60〜70重量%、膨張材が30〜40重量%とすることを特徴とする請求項1記載のコンクリート製品の製造方法。
- 前記シリカフュームが、比表面積10m2/g以下であり、且つ平均粒径0.5μm〜1.5μmであることを特徴とする請求項1又は2記載のコンクリート製品の製造方法。
- 前記シリカフュームのpHが2.5〜6.5であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のコンクリート製品の製造方法。
- 請求項1〜4の何れかに記載のコンクリート製品の製造方法により製造されたことを特徴とするコンクリート製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006098925A JP2007269591A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | コンクリート製品の製造方法およびコンクリート製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006098925A JP2007269591A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | コンクリート製品の製造方法およびコンクリート製品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007269591A true JP2007269591A (ja) | 2007-10-18 |
Family
ID=38672768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006098925A Pending JP2007269591A (ja) | 2006-03-31 | 2006-03-31 | コンクリート製品の製造方法およびコンクリート製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007269591A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008024573A (ja) * | 2006-07-25 | 2008-02-07 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | コンクリート製品の製造方法およびコンクリート製品 |
KR101420277B1 (ko) * | 2012-12-11 | 2014-07-17 | 주식회사 케미콘 | 무원심 및 무진동 방식으로 성형할 수 있는 흄관 제조용 조성물 및 이를 이용한 흄관의 제조방법 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003335565A (ja) * | 2002-05-15 | 2003-11-25 | Taiheiyo Cement Corp | 高性能コンクリート |
JP2004203733A (ja) * | 2002-12-11 | 2004-07-22 | Ohbayashi Corp | モルタル・コンクリートの製造方法、及びモルタル・コンクリートの製造に用いられるセメント |
JP2004284873A (ja) * | 2003-03-20 | 2004-10-14 | Fujita Corp | 水硬性複合材料 |
JP2004315240A (ja) * | 2003-04-10 | 2004-11-11 | Taiheiyo Material Kk | 水硬性組成物及び高強度コンクリート |
JP2005263614A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-29 | Denki Kagaku Kogyo Kk | モルタル組成物、モルタル、及びそれを用いたモルタル硬化体 |
-
2006
- 2006-03-31 JP JP2006098925A patent/JP2007269591A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003335565A (ja) * | 2002-05-15 | 2003-11-25 | Taiheiyo Cement Corp | 高性能コンクリート |
JP2004203733A (ja) * | 2002-12-11 | 2004-07-22 | Ohbayashi Corp | モルタル・コンクリートの製造方法、及びモルタル・コンクリートの製造に用いられるセメント |
JP2004284873A (ja) * | 2003-03-20 | 2004-10-14 | Fujita Corp | 水硬性複合材料 |
JP2004315240A (ja) * | 2003-04-10 | 2004-11-11 | Taiheiyo Material Kk | 水硬性組成物及び高強度コンクリート |
JP2005263614A (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-29 | Denki Kagaku Kogyo Kk | モルタル組成物、モルタル、及びそれを用いたモルタル硬化体 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008024573A (ja) * | 2006-07-25 | 2008-02-07 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | コンクリート製品の製造方法およびコンクリート製品 |
KR101420277B1 (ko) * | 2012-12-11 | 2014-07-17 | 주식회사 케미콘 | 무원심 및 무진동 방식으로 성형할 수 있는 흄관 제조용 조성물 및 이를 이용한 흄관의 제조방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5649780B2 (ja) | コンクリート組成物の製造方法及びコンクリート成形体 | |
JPH05238789A (ja) | 乾燥鋳型成形可能なコンクリート組成物ならびにその製造方法および乾燥鋳型成形方法 | |
JP2004203733A (ja) | モルタル・コンクリートの製造方法、及びモルタル・コンクリートの製造に用いられるセメント | |
JP6924646B2 (ja) | 即時脱型方式用のセメント組成物、及び、それを用いたプレキャストコンクリート成型品の製造方法 | |
JP4775058B2 (ja) | 遠心力成形用コンクリート組成物及びその製造方法 | |
JP2007269591A (ja) | コンクリート製品の製造方法およびコンクリート製品 | |
JP5190187B2 (ja) | コンクリート管の製造方法およびコンクリート管 | |
JP5724188B2 (ja) | コンクリートの製造方法 | |
JP4458639B2 (ja) | 即時脱型方式用コンクリート組成物 | |
JP2004284873A (ja) | 水硬性複合材料 | |
JP4295343B1 (ja) | 重量コンクリート | |
JP2008194881A (ja) | コンクリート製品の製造方法およびコンクリート製品 | |
JP4889549B2 (ja) | 遠心成形コンクリート製品 | |
JP4932348B2 (ja) | 遠心成形硬化体用水硬性組成物 | |
JP4342701B2 (ja) | セメント硬化体及びその製造方法 | |
JP5268612B2 (ja) | セメント系薄板の製造方法 | |
JP2001240455A (ja) | コンクリート硬化物 | |
JP3290171B2 (ja) | ポーラスコンクリートの製造方法 | |
JP5974534B2 (ja) | 軽量即時脱型ブロック及びその製造方法 | |
JP6868079B2 (ja) | セメント質硬化体の製造方法 | |
JP5807824B2 (ja) | 高強度遠心成形コンクリート管の製造方法 | |
JP2008194882A (ja) | コンクリート製品の製造方法およびコンクリート製品 | |
JP3169300B2 (ja) | コンクリート二次製品の製造方法 | |
JP6245977B2 (ja) | モルタルまたはコンクリートの製造方法 | |
JP4286619B2 (ja) | ポーラスコンクリートの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20080625 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080729 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101015 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110225 |