JP2002011698A - セラミック基板の分割具および分割方法 - Google Patents

セラミック基板の分割具および分割方法

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JP2002011698A
JP2002011698A JP2000191180A JP2000191180A JP2002011698A JP 2002011698 A JP2002011698 A JP 2002011698A JP 2000191180 A JP2000191180 A JP 2000191180A JP 2000191180 A JP2000191180 A JP 2000191180A JP 2002011698 A JP2002011698 A JP 2002011698A
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JP
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ceramic substrate
substrate
hinge
dividing
groove
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JP2000191180A
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Tadashi Kubota
忠志 久保田
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N KE KK
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N KE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラミック基板を簡便な方法で、かつ、精度
良く分割し得る分割具および分割方法を提供する。 【解決手段】 折り割るべき位置に予め溝Bdを刻設し
たセラミック基板Bの分割具に関する。本分割具は、ヒ
ンジ30を中心に互いに屈曲する第1および第2挟持体
10,20を備え、前記第1および第2挟持体10,2
0は、それぞれ、前記セラミック基板Bを挿入する第1
および第2スリット13,23を備え、挿入口14から
第1および第2スリット13,23に基板Bを挿入する
と、前記基板Bの溝Bdが前記ヒンジ30の中心線Cに
概ね一致するように設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミック基板の
分割具および分割方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、セラミック基板を分割する方
法としては、セラミック基板に予め溝を刻設しておき、
当該基板を折り曲げるようにして曲げ応力を加え、前記
溝の位置で基板を折り割る方法が知られている(たとえ
ば、特開昭60−242012号、同55−15335
0号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる方法で
は、曲げ応力の発生する位置にバラツキが生じ、そのた
め、分割された基板の大きさや端面が不揃いになるなど
の不都合が生じる。
【0004】したがって、本発明はセラミック基板を簡
便な方法で、かつ、精度良く分割し得る分割具および分
割方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本分割具は、折り割るべき位置に予め溝を刻設した
セラミック基板の分割具であって、ヒンジを中心に互い
に屈曲する第1および第2挟持体を備え、前記第1およ
び第2挟持体は、それぞれ、前記セラミック基板を挿入
する第1および第2スリットを備え、前記第1挟持体の
第1スリットは基板を挿入する挿入口と、挿入したセラ
ミック基板が前記ヒンジの回転中心の近傍において突出
する開口とを備え、前記第2挟持体の第2スリットは前
記開口から突出したセラミック基板の折割端部が挿入さ
れる挿入部を有し、前記挿入口から第1および第2スリ
ットに基板を挿入すると、前記基板の溝が前記ヒンジの
前記回転中心に概ね一致するように設定されている。
【0006】一方、本分割方法は、請求項1もしくは2
の分割具を用いたセラミック基板の分割方法であって、
セラミック基板を前記挿入口から第1および第2スリッ
トに挿入した後、前記第1挟持体と前記第2挟持体とを
前記ヒンジにおいて相対的に屈曲させ、これにより、前
記セラミック基板の溝において当該セラミック基板を折
り割る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
にしたがって説明する。 セラミック基板:まず、本分割具によって分割されるセ
ラミック基板について説明する。図1(a)に示すよう
に、セラミック基板Bには、たとえば、ICチップTな
どの半導体素子が多数実装されており、該ICチップT
の周囲の所定の位置に溝Bdが予め刻設されている。該
溝Bdに沿って基板Bを折り割ることで、基板Bが多数
のチップ片に分割される。該分割は、たとえば、基板B
の下端から最初の溝Bdまでの折割端部B1を順次折り
割った後、当該折割端部B1を前記チップ片ごとに折り
割ることによりなされる。
【0008】つぎに、分割具について説明する。本分割
具は、主に製造ライン等において自動化されて用いられ
るが、本実施形態では、説明の簡略化のために手動で用
いる場合について説明する。 分割具の構成:まず、本分割具の構成について説明す
る。図1(b)に示すように、分割具は、前記セラミッ
ク基板Bを挟持する第1挟持体10および第2挟持体2
0を有している。第2挟持体20は固定部5に固定され
ており、第1挟持体10には折割レバー42が固定され
ている。
【0009】図2に示す前記両挟持体10,20はヒン
ジ30の回転中心Cを中心に互いに屈曲自在に設けられ
ており、図3の側面断面図に示すように、図3(a)の
起立状態と、図3(b)の屈曲状態とに設定可能であ
る。
【0010】図1(b)に示す前記第1挟持体10は、
第1固定部11と第1押付け部(第1可動部)12とを
有している。一方、前記第2挟持体20は、第2固定部
21と第2押付け部(第2可動部)22とを有してい
る。図3に示す両押付け部12,22は、各固定部1
1,21に対し、基板Bの厚み方向(前後方向)Xに移
動自在に設けられている。押付け部12,22の後方に
は、ロッド16,26が設けられている。該ロッド1
6,26は、固定部11,21内を摺動自在に設けられ
ている。図4に示すように、固定部11,21から後方
に突出したロッド16,26の端部には、第1および第
2当接板17,27が固定されている。該当接板17,
27と固定部11,21との間において、ロッド16,
26にはバネ部材16S,26Sが巻回されており、該
バネ部材16S,26Sのバネ力によって押付け部1
2,22が固定部11,21に押し付けられている。
【0011】図1(b)に示す各固定部11,21は、
基板Bが挿入される第1および第2スリット13,23
をそれぞれ備えている。図3に示すように、前記第1ス
リット13および第1押付け部12は、基板Bを挿入す
る挿入口14と、挿入した該基板Bが前記ヒンジ30の
回転中心Cの近傍において突出する開口15とを構成し
ている。一方、前記第2スリット23および第2押付け
部22は、前記開口15から突出した基板Bの前記折割
端部B1が挿入される挿入部24と、後述するように前
記折割端部B1が排出される排出部25とを構成してい
る。なお、図1(b)に示すスリット13,23には、
折割端部B1が縦方向に挿入される凹部13b,23b
が上下方向にわたって設けられている。
【0012】前記第2押付け部22は、前後方向Xに着
脱自在に設けられたストッパー22aを有している。図
2および図3に示すように、該ストッパー22aには基
板Bの下端が当接する一対の当接ピン19が突設されて
おり、該当接ピン19は、第2押付け部22および第2
固定部21に設けられた貫通孔に差し込まれている。該
当接ピン19の位置は、図3(a)に示すように、基板
Bの前記溝Bdが、ヒンジ30の回転中心Cに概ね一致
するように設定されている。なお、当接ピン19は複数
対(図示せず)設けられており、折割端部B1の大きさ
に応じて選択して差し込まれる。
【0013】図1(b)に示す各固定部11,21の側
方には、それぞれ、第1および第2供給レバー40,5
0が延設されている。前記両供給レバー40,50は、
各固定部11,21に設けられた回転軸31,32(図
2)を中心として、ほぼ前後方向Xに回転自在に設けら
れている。図4および図5に示すように、前記両供給レ
バー40,50の一端には、前記当接板17,27に当
接する第1および第2ローラ41,51がそれぞれ設け
られている。図1(b)に示すように、第2供給レバー
50の他端には、第1供給レバー40に当接する屹立部
53が設けられており、該屹立部53には取手52が固
定されている。
【0014】前記取手52を後方に向って押すと、第2
ローラ51が第2当接板27に当接し、前記ロッド26
を介して第2押付け部22が前方に押し出されて開状態
に設定される。続いて、取手52を押し続けると、前記
屹立部53が第1供給レバー40に当接し、第1ローラ
41が第1当接板17に当接すると共に、前記ロッド1
6を介して第1押付け部12が前方に押し出され、開状
態に設定される。
【0015】分割方法:つぎに、本分割具を用いた分割
方法について説明する。まず、図1(b)に示す取手5
2を後方に押して両押付け部12,22を開状態に設定
した後、基板Bを挿入口14から挿入し基板Bの下端を
前記当接ピン19(図2)に当接させる。つぎに、取手
52を放すと、図3(a)に示す前記バネ部材16S,
26Sのバネ力により両押付け部12,22が各固定部
11,21に押し付けられて基板Bが挟持されると共
に、基板Bの溝Bdがヒンジ30の回転中心Cに概ね一
致するようにセットされる。その後、折割レバー42を
後方に倒して第1挟持体10を屈曲させ、図3(b)に
示すように、基板Bを折り割る。
【0016】このように、第1および第2挟持体10,
20で基板Bを挟持すると共に、基板Bの溝Bdとヒン
ジ30の回転中心Cの回転中心とが一致するので、基板
Bが溝Bdの位置で折れ曲がるから、基板Bが溝Bdの
位置で精度良く割れる。
【0017】前記折り割り後、折割レバー42を戻して
第1挟持体10を起立状態にセットした後、取手52を
後方に押すと、図6(a)に示すように、第2押付け部
22が前方に押し出される。該押出後、図6(b)に示
すように、ストッパー22aを掴んで前方に引き出す
と、当接ピン19と第2固定部21との係合が解除され
て、分割された折割端部B1が前記排出部25から排出
される。該排出後、ストッパー22aを戻して前記取手
52を更に後方に押すと、図6(c)に示すように、第
1押付け部12が開き、基板Bが落下して、該基板Bの
下端が当接ピン19に当接する。その後、取手52を放
して次の折割端部B1の折り割りを行う。
【0018】前記基板Bの折り割りを繰り返した後、折
割端部B1を第1スリット13の前記凹部13b,23
bに挿入して、当該折割端部B1を前記チップ片ごとに
折り割る。
【0019】なお、前記スリット13,23の凹部13
b,23bは、必ずしも設ける必要はない。また、当接
ピン19を板状に形成し、多数の折割端部B1を一括し
て折り割るようにしてもよい。
【0020】以上のとおり、図面を参照しながら好適な
実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見
て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定す
るであろう。たとえば、基板の供給機構および分割後の
折割端部の排出機構は、当該供給・排出可能な機構であ
れば、前述の実施形態以外の方法であってもよい。した
がって、そのような変更および修正は、請求の範囲から
定まる本発明の範囲内のものと解釈される。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1および第2挟持体でセラミック基板を挟持すると共
に、基板の溝と、ヒンジの回転中心の回転中心が一致す
るので、基板が溝の位置で折れ曲がるから、基板が溝の
位置で精度良く割れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセラミック基板および分割具を示す斜
視図である。
【図2】同分割具の正面図である。
【図3】セラミック基板の分割方法を示す断面図であ
る。
【図4】分割具の平面図である。
【図5】分割具の側面図である。
【図6】セラミック基板の供給排出方法を示す断面であ
る。
【符号の説明】
10:第1挟持体 11:第1固定部 12:第1押付け部(可動部) 13:第1スリット 14:挿入口 15:開口 16S,26S:バネ部材 20:第2挟持体 21:第2固定部 22:第2押付け部(可動部) 23:第2スリット 24:挿入部 30:ヒンジ B:セラミック基板 B1:折割端部 Bd:溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り割るべき位置に予め溝を刻設したセ
    ラミック基板の分割具であって、 ヒンジを中心に互いに屈曲する第1および第2挟持体を
    備え、前記第1および第2挟持体は、それぞれ、前記セ
    ラミック基板を挿入する第1および第2スリットを備
    え、 前記第1挟持体の第1スリットは基板を挿入する挿入口
    と、挿入したセラミック基板が前記ヒンジの回転中心の
    近傍において突出する開口とを備え、 前記第2挟持体の第2スリットは前記開口から突出した
    セラミック基板の折割端部が挿入される挿入部を有し、 前記挿入口から第1および第2スリットに基板を挿入す
    ると、前記基板の溝が前記ヒンジの前記回転中心に概ね
    一致するように設定されているセラミック基板の分割
    具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記各挟持体は、固定部と、該固定部に対し基板の厚さ
    方向に移動自在で、かつ固定部との間で基板を挟み付け
    る可動部と、 前記可動部を前記固定部に向って押し付けるバネ部材と
    を備えてなるセラミック基板の分割具。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは2の分割具を用いたセ
    ラミック基板の分割方法であって、 セラミック基板を前記挿入口から第1および第2スリッ
    トに挿入した後、前記第1挟持体と前記第2挟持体とを
    前記ヒンジにおいて相対的に屈曲させ、これにより、前
    記セラミック基板の溝において当該セラミック基板を折
    り割るセラミック基板の分割方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013216102A (ja) * 2013-06-14 2013-10-24 Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd ブレイク装置及びブレイク方法
CN104249412A (zh) * 2013-06-28 2014-12-31 三星钻石工业股份有限公司 脆性材料基板的切断工具及脆性材料基板的支承夹具
JP2015009331A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 三星ダイヤモンド工業株式会社 脆性材料基板のブレイク工具
EP3410473A1 (de) * 2017-05-30 2018-12-05 Infineon Technologies AG Anordnung und verfahren zum vereinzeln von substraten

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