JP2002011532A - パンチプレス及びパンチ金型並びに金型カバー - Google Patents
パンチプレス及びパンチ金型並びに金型カバーInfo
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Abstract
止することのできるパンチプレス及びパンチ金型並びに
その金型カバーを提供する。 【解決手段】 上型ホルダ7に上下動自在に支持された
パンチ金型5と、上記上型ホルダ7の下側に設けた下型
ホルダ11に前記パンチ金型5に対向して支持されたダ
イ金型9と、前記パンチ金型5を打圧自在の上下動自在
のストライカ17を備え、かつ前記パンチ金型5の頭部
に開口して形成した接続口53と接続可能の流体供給口
33を前記ストライカ17に形成したパンチプレス1に
おいて、前記ストライカ17に形成した前記流体供給口
33の周囲に、周囲の空気を吸引するための吸引口35
を設けた構成である。パンチ金型は、ストリッパースプ
リング51を囲繞して設けた金型カバー57の上端部を
上下に伸縮自在に設けた構成である。
Description
ンチプレス等のごときパンチプレス及びパンチプレスに
使用されるパンチ金型並びにパンチ金型に使用する金型
カバーに係り、さらに詳細には、パンチプレスにおいて
パンチ金型を打圧する上下動自在のストライカに、オイ
ルミスト等をパンチ金型へ供給する流体供給口を備えた
形式のパンチプレス及びオイルミスト等の通路を備えた
パンチ金型並びにそのパンチ金型に使用する金型カバー
に関する。
ごときパンチプレスにおいて、パンチ金型を打圧する上
下動自在のストライカに、例えばオイルミスト等の流体
をパンチ金型へ供給する流体供給口を形成したパンチプ
レスがあり、このパンチプレスに使用されるパンチ金型
には上記流体供給口と接続自在の接続口を頭部に形成し
た構成である。
ストライカに設けた流体供給口とパンチ金型の頭部に設
けた接続口が接続し、ストライカからパンチ金型に対し
てオイルミスト等の供給が行われて、パンチボディの摺
動面の潤滑やパンチ刃部の冷却が行われ、またパンチ金
型から下方向へ噴射することにより打抜き加工片の上り
を防止することが行われている。
成においては、パンチ金型の摺動部の潤滑やパンチ刃部
の冷却等が行われるのでパンチ金型の寿命向上を図るこ
とができ、またカス上り防止を行うことができるもの
の、ストライカとパンチ金型との当接部からオイルミス
トが周囲に漏れて周囲環境を汚染することがあるという
問題がある。
来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明
は、上型ホルダに上下動自在に支持されたパンチ金型
と、上記上型ホルダの下側に設けた下型ホルダに前記パ
ンチ金型に対向して支持されたダイ金型と、前記パンチ
金型を打圧自在の上下動自在のストライカを備え、かつ
前記パンチ金型の頭部に開口して形成した接続口と接続
可能の流体供給口を前記ストライカに形成したパンチプ
レスにおいて、前記ストライカに形成した前記流体供給
口の周囲に、周囲の空気を吸引するための吸引口を設け
た構成である。
パンチプレスにおいて、上型ホルダと下型ホルダとの間
に、ストライカによって打圧されるパンチ金型の下端部
方向へエアーを噴出するエアー噴出ノズルを設けると共
に前記エアー噴出ノズルと対向して吸引ノズルを設けた
構成である。
記載のパンチプレスにおいて、ストライカの流体供給口
から流体を噴出するタイミングよりも吸引口の吸引作用
開始のタイミングを早く制御すると共に上記流体供給口
からの流体噴出停止タイミングよりも前記吸引口の吸引
作用停止のタイミングを遅く制御する制御部を備えた構
成である。
ド内に、下端部にパンチ刃部を備えたパンチボディを上
下動自在に挿入して設け、このパンチボディの上端部に
設けたパンチヘッドと前記パンチガイドとの間にストリ
ッパースプリングを弾装して設け、上記パンチボディに
形成した流体通路と連通した接続口をパンチボディの上
端部に形成したパンチ金型において、前記ストリッパー
スプリングを囲繞した筒状の金型カバーを上下に伸縮自
在に設け、この金型カバーの上端部を前記パンチヘッド
の高さにほぼ等しく設けた構成である。
可能の金型カバーであって、当該パンチ金型に備えたス
トリッパースプリング及びパンチヘッドを囲繞する長さ
の筒状であり、パンチ金型に対する取付部を下端部に備
え、かつ長手方向に伸縮自在の構成である。
の形態に係るパンチプレス1の概略的な全体構成は、一
般的なパンチプレス同様にフレーム3には、パンチ金型
5を上下動自在に支持する上型ホルダ7の1例としての
上部タレットが回転割出し自在に支持されていると共
に、前記パンチ金型5と協動してワークWの加工を行う
ダイ金型9を支持した下型ホルダ11の1例としての下
部タレットが前記上部タレットの下側に回転割出し自在
に設けられている。また、前記フレーム3には、パンチ
金型5とダイ金型9とによってパンチング加工される前
記ワークWをクランプするワーククランプ13をX,Y
軸方向(前後方向)へ移動位置決め自在のワーク移動位
置決め装置15が設けられていると共に、加工ステーシ
ョンに割出し位置決めされたパンチ金型5を打圧自在の
ストライカ17が上下動自在に設けられている。
NC装置19によって全自動的に制御されるものであ
り、全体的構成は公知であるから、より詳細な構成及び
作用の説明は省略する。
は、フレーム3に支持されたクランク軸や流体圧シリン
ダ等のラム駆動機構(図示省略)によって上下動される
ラム21の下部に取付けた支持ブロック23を備えた構
成であって、この支持ブロック23に形成した凹部には
リング部材25及びシャープレート27が収容されてお
り、このシャープレート27にストライカ本体29がボ
ルトによって一体的に取付けてある。
持ブロック23の下面から下方向に突出してあると共
に、ストライカ本体29には、例えばオイルミスト等の
流体を供給する流体供給口(図示省略)に接続した流体
供給路31が形成してあり、この流体供給路31は、ス
トライカ本体29の下面中央部に形成した流体供給口3
3に連通してある。そして、上記流体供給口33の周囲
には、周囲の空気と共に上記流体供給口33から漏れ出
た流体を吸引するための吸引口35が設けてある。
本体29の下端部を囲繞した筒状の吸引口部材37をボ
ルト等の取付具39によって支持ブロック23の下面に
取付けることにより、前記流体供給口33の周囲に環状
の吸引口35が形成してある。そして、上記吸引口35
は、例えばブロワ等のごとき適宜の吸引作用装置の吸引
側に適宜に接続して設けた吸引通路39に接続してあ
る。なお、前記吸引口部材37の下端部の高さは前記ス
トライカ本体29の下面とほぼ等しい高さに設定してあ
る。
例においてはストライカ本体29とは別体の吸引口部材
37を設けることによってストライカ本体29の周囲に
吸引口35を環状に形成したが、ストライカ本体29の
下端部を大径に形成し、この大径部の下面に環状の溝を
形成する構成でも良く、また、ストライカ本体29に設
けた流体供給口33の周囲に複数の吸引孔を設けても良
く、さらには、環状のパイプ材をストライカ本体29に
取付け、このパイプ材の下部に多数の吸引孔を設けた構
成でも良い。またさらに、上型ホルダ7にパンチ金型5
を囲繞する筒状のカバーを立設し、このカバーを上下方
向に伸縮自在かつ上端部をストライカの下面と当接自在
に構成し、このカバーに吸引口を設けることも可能であ
って、種々の構成を採用することができるものである。
うに、複数のリフタースプリング41を介して前記上型
ホルダ7に上下動自在に支持された筒状のパンチガイド
43を備えており、このパンチガイド43内には、ダイ
金型9と協働してワークWにパンチング加工を行うパン
チ刃部45Bを下端部に備えたパンチボディ45が上下
動自在に挿入してあり、このパンチボディ45の上端部
に上下位置調節可能に取付けたパンチヘッド47と前記
パンチガイド43の上端部にOりング48を介して着脱
可能に取付けたリテーナカラー49との間にはストリッ
パースプリング51が弾装してある。
は、前記ストライカ17に設けた前記流体供給口33と
接続自在の接続口53が形成してあり、この接続口53
はパンチボディ45に適宜に形成した流体通路55と適
宜に連通してある。上記流体通路55の1部は、パンチ
ガイド43の内周面とパンチボディ45の外周面との潤
滑を行うように外周面に連通してあり、またパンチ刃部
45Bの潤滑、冷却を行うべく先端部に連通してある。
脱可能に取付けてある。より詳細には、上記金型カバー
57は前記ストリッパースプリング51及びパンチヘッ
ド47を囲繞する長さの筒状であって、下端部にはパン
チガイド43の上部又はリテーナカラー49に対する取
付部59を備えており、この取付部59は、本例におい
ては、例えば固定ネジ,締付バンドなどのごとき適宜の
取付具61によってリテーナカラー49に着脱可能に取
付けてある。
樹脂等のごとき適宜の弾性部材により長手方向(上下方
向)に伸縮自在に構成してあり、その上端部57Uは前
記パンチヘッド47の上面と常にほぼ同一高さであっ
て、ストライカ17が上記パンチヘッド47を打圧する
ときにはストライカ17と当接自在に設けてある。
ように、本例においては、金型カバー57の上部に薄肉
部57Tが形成してある。したがって、ストライカ17
によって上端部57Uが下降されると上記薄肉部57T
が容易に変形し伸縮するものである。なお、上型カバー
57が長手方向へ伸縮自在な構成としては、例えば金型
カバー57の長手方向の中央部が太くなるように、ビヤ
樽状に撓み自在の構成としても良く、また、内筒,外筒
を備えた二重構造となし、一方を上下動自在の構成とす
るなど、種々の構成を採用可能である。
7の下方位置で上型ホルダ7と下型ホルダ11との間に
は、ストライカ17の下方位置の加工位置へ割出し位置
決めされたパンチ金型5の下端部方向へエアーを噴出す
るエアー噴出ノズル63が設けられていると共に、パン
チ金型5を間にするようにして上記エアー噴出ノズル6
3と対向して吸引ノズル65が配置されている。このエ
アー噴出ノズル63及び吸引ノズル65は、例えばブロ
ワのごとき送風装置の吐出側と吸引側に適宜に接続して
あるものである。
65は扁平なパイプ状に形成してあって前記フレーム3
の上部から垂下して設けてあって、エアー噴出ノズル6
3は本例においてはパンチ金型5の前側(前記ワークク
ランプ13の側)に配置してあり、吸引ノズル65の吸
引部は、図3に示すように、ストライカ17の下方位置
に割出し位置決めされた加工位置のパンチ金型5と干渉
しないように、加工位置のパンチ金型5を回避するよう
に迂回して加工位置の後側へ回り込んだ態様に設けてあ
る。なお、エアー噴出ノズル63及び吸引ノズル65の
位置的関係は前後逆になっても良いものである。
19の制御の下に、上型ホルダ7としての上部タレット
及び下型ホルダ11としての下部タレットを適宜に同期
回転し、必要なパンチ金型5及びダイ金型9をストライ
カ17の下方位置に割出し位置決めする。この際、パン
チ金型5はリフタースプリング41の作用によって持ち
上げられた状態にあるので、パンチ金型5の下端部がエ
アー噴出ノズル63や吸引ノズル65と干渉するような
ことはないものである。
金型9の割出し位置決めを行った後、ワーク移動位置決
め装置15によってワークWの加工位置の位置決めを行
い、その後に、ストライカ17を下降せしめてパンチ金
型5のパンチヘッド47を打圧することにより、パンチ
金型5とダイ金型9によってワークWにパンチング加工
が行われる。
カ本体29の下面とパンチヘッド47の上面とが当接
し、ストライカ本体29に備えた流体供給口33とパン
チボディ45の上面に備えた接続口53とが接続した瞬
間に上記流体供給口33からオイルミスト等の流体を噴
出するように制御することが理想的であるが、上述のよ
うに流体供給口33と接続口53とが接続した瞬間に流
体供給口33から流体を噴出するように制御すること
は、流体の粘性や管路抵抗,温度変化など種々の問題に
より極めて難しいものである。また、加工終了時にパン
チヘッド47からストライカ本体29を離反するとき、
前記流体供給口33からの流体の噴出を停止しているに
も拘らず、内部の残圧によって流体が噴出することがあ
る。
イカ17がパンチ金型5のパンチヘッド47を打圧する
ことを高速で繰り返すような場合には、流体供給口33
から流体を連続して噴出しているものであるから、オイ
ルミスト等を周囲に飛散することになる。
制御により、ストライカ17の流体供給口33からの流
体の噴出開始のタイミングよりも吸引口35の吸引作用
開始のタイミングが早くなるように制御し、かつ加工終
了時など前記流体供給口33からの流体の噴出を停止す
るタイミングよりも前記吸引口35が吸引作用を停止す
るタイミングを遅くなるように制御しているものであ
る。
33から流体の噴出が開始されるときには、既に吸引口
35の吸引作用が行われており、上記流体供給口33か
ら噴出される流体がストライカ17とパンチヘッド47
との間から漏れた場合には、周囲の空気と共に吸引口3
5に吸引されるものであって、周囲への飛散が防止され
るものである。
パンチヘッド47を打圧するとき、ストライカ本体29
がパンチヘッド47の上面に当接するとほぼ同時にスト
ライカの下面(本例においては吸引口部材37の下端
部)が金型カバー57の上端部57Uに当接し、吸引口
35の周囲を密封する態様となるので、オイルミストな
どの周囲の飛散がより効果的に防止されると共に、吸引
口35による吸引がより効果的に行われるものである。
本体29の周囲が密封態様となること、及び吸引口35
から周囲の空気を吸引していることにより、パンチヘッ
ド47に対する当接時の騒音を抑制する効果をも奏し得
るものである。さらに金型カバー57の存在により安全
性がより向上するものである。
とき、エアー噴出ノズル63からパンチ金型5の下端部
方向へエアーを噴出し、かつ対向した吸引ノズル65に
よって加工位置付近のエアーを吸引しているものである
から、パンチ金型5からオイルミスト等が漏れて周囲に
飛散したり、ワークWの上面に油等が溜る傾向にある場
合であっても、飛散したり溜まることなく吸引除去され
るものである。この際、パンチング加工時に生じた微細
な切粉等も同時に吸引除去されるものであり、金型寿命
の向上が図れると共に製品表面の損傷を防止できるもの
である。
きには、前記流体供給口33からの流体の噴出は停止さ
れるものであり、この流体供給口33からの流体噴出停
止後に吸引口35による吸引作用が停止するのである
が、パンチヘッド47からストライカ17が離れた瞬間
に、流体供給路31内の残圧によって流体が僅かに噴出
することが有るので、前記吸引口35の吸引作用の停止
はストライカ本体29がパンチヘッド47から離れた後
に設定してあることが望ましい。
に、本発明によれば、オイルミスト等の周囲への飛散を
効果的に防止することができ、前述したごとき従来の問
題を解消し得るものである。
レスの全体的構成を概略的に示した説明図である。
る。
を示した平面説明図である。
を示した側面説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 上型ホルダに上下動自在に支持されたパ
ンチ金型と、上記上型ホルダの下側に設けた下型ホルダ
に前記パンチ金型に対向して支持されたダイ金型と、前
記パンチ金型を打圧自在の上下動自在のストライカを備
え、かつ前記パンチ金型の頭部に開口して形成した接続
口と接続可能の流体供給口を前記ストライカに形成した
パンチプレスにおいて、前記ストライカに形成した前記
流体供給口の周囲に、周囲の空気を吸引するための吸引
口を設けたことを特微とするパンチプレス。 - 【請求項2】 請求項1記載のパンチプレスにおいて、
上型ホルダと下型ホルダとの間に、ストライカによって
打圧されるパンチ金型の下端部方向へエアーを噴出する
エアー噴出ノズルを設けると共に前記エアー噴出ノズル
と対向して吸引ノズルを設けたことを特微とするパンチ
プレス。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のパンチプレスに
おいて、ストライカの流体供給口から流体を噴出するタ
イミングよりも吸引口の吸引作用開始のタイミングを早
く制御すると共に上記流体供給口からの流体噴出停止タ
イミングよりも前記吸引口の吸引作用停止のタイミング
を遅く制御する制御部を備えたことを特微とするパンチ
プレス。 - 【請求項4】 筒状のパンチガイド内に、下端部にパン
チ刃部を備えたパンチボディを上下動自在に挿入して設
け、このパンチボディの上端部に設けたパンチヘッドと
前記パンチガイドとの間にストリッパースプリングを弾
装して設け、上記パンチボディに形成した流体通路と連
通した接続口をパンチボディの上端部に形成したパンチ
金型において、前記ストリッパースプリングを囲繞した
筒状の金型カバーを上下に伸縮自在に設け、この金型カ
バーの上端部を前記パンチヘッドの高さにほぼ等しく設
けたことを特微とするパンチ金型。 - 【請求項5】 パンチ金型に着脱可能の金型カバーであ
って、当該パンチ金型に備えたストリッパースプリング
及びパンチヘッドを囲繞する長さの筒状であり、パンチ
金型に対する取付部を下端部に備え、かつ長手方向に伸
縮自在であることを特微とする金型カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000195081A JP4799723B2 (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | パンチ金型 |
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